「相鉄ローゼン」の版間の差分
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2015年1月9日 (金) 19:40時点における版
相鉄ローゼン(そうてつローゼン、英:SOTETSU ROSEN)は相模鉄道沿線および神奈川県内の小田急電鉄沿線を中心に店舗展開する、相模鉄道系列(相鉄グループ)のスーパーマーケット。また店舗の表記としては相鉄の部分に漢字でなく平仮名を用い、「そうてつローゼン」と表記されることも多い[1]。
ローゼンはドイツ語でバラを意味し、株式会社相高(相高ストアを運営)に出資していた高島屋のシンボルであるバラにちなんでいる。1982年9月に株式会社相高を吸収合併し、相鉄興業株式会社から現在の商号に変更。資本関係が解消された後も横浜高島屋と縁が深く、お中元・お歳暮を配達扱いにすると高島屋の包装紙を使用できたり、双方の商品券を相互利用できる関係にある。またかつては第2位株主が高島屋であったり、高島屋出身の役員がいた。
運営会社である相鉄ローゼン株式会社のロゴマークとは別に店舗用のシンボルマーク[1]を制定している[注 1]。なお、店の看板ではこのシンボルマークの他に会社のロゴマークを掲げている店舗もある[注 2]。
歴史
- 1962年(昭和37年)8月10日 - 相鉄興業株式会社設立。
- 1962年(昭和37年)9月1日 - 営業開始(相鉄不動産株式会社[注 3]から物品販売業・映画館業・飲食店業・広告業等を引継ぐ)。
- 1963年(昭和38年)11月 - 1号店(旧・相鉄ストア三ツ境店)を出店。
- 1964年(昭和39年)12月 - レディースファッション専門店の1号店「リリオ」を横浜駅地下街ザ・ダイヤモンドに出店。
- 1971年(昭和46年)3月5日 - 映画館 相鉄ムービル開館。
- 1982年(昭和57年)9月1日 - 株式会社相高(相模鉄道と高島屋との合弁企業)を吸収合併、相鉄ローゼン株式会社に商号変更。
- 1983年(昭和58年)2月 - 新たに店舗用のシンボルマークを制定。
- 1986年(昭和61年)12月8日 - 東証二部に上場。
- 1988年(昭和63年)
- 2003年(平成15年)8月 - 高島屋が所有していた持分全株を相鉄グループに譲渡。
- 2006年(平成18年)5月31日 - 相鉄ムービルの事業を東急レクリエーションに事業譲渡。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 4月2日 - 親会社の持ち株会社化への移行準備に伴い、東証一部上場廃止。
- 4月8日 - 株式交換により、相模鉄道(現・相鉄ホールディングス)の完全子会社となる。
- 2011年(平成23年)
- 3月1日 - (旧)相鉄ローゼン株式会社が、小売事業について会社分割を行い、相鉄トランスポート株式会社が承継。同時に、相鉄トランスポート株式会社は(新)相鉄ローゼン株式会社に商号変更。不動産賃貸業だけが残った(旧)相鉄ローゼン株式会社を、相鉄アーバンクリエイツ株式会社が吸収合併。
- 2012年(平成24年)1月 - 丸紅と資本提携し、(新)相鉄ローゼン株式会社の全株式を保有していた相鉄ホールディングスが、保有株式の20%を丸紅に譲渡。
店舗概要
各店舗の詳細は公式サイト「チラシ・店舗検索」を参照。
- 店舗数
- スーパーマーケット52店舗(2013年3月31日現在)
- レディースファッション専門店10店舗(2009年2月28日現在)
- 中核店舗 三ツ境店(三ツ境ライフ内、瀬谷区、1986年10月〜)、港南台店(港南区、1974年9月〜)、成瀬店(東京都町田市)、大和店(大和市、1991年11月〜)
スーパーマーケットでは通常の店舗の他に、「そうてつローゼンミニ さちが丘店」を相鉄バス二俣川営業所跡地に2012年11月出店[3]。レディースファッション専門店は、横浜駅地下街ザ・ダイヤモンドなどに出店[4]。
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希望が丘店(正面にシンボルマークを掲げる)
- Sotetsu Rosen Kibogaoka 001.jpg
希望が丘店(日没後のシンボルマーク点灯)
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南まきが原店(ハックドラッグが隣接)
- Sotetsu Rosen Kawaramachi 001.jpg
河原町店(会社ロゴのみの旧看板の店舗)
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三ツ境店の食料品フロア(青果売り場)
- SOTETSU ROSEN MINI (Sachigaoka).jpg
そうてつローゼンミニ さちが丘店
撤退した店舗
- 荻野店(厚木市)→イーズ→つるかめランド→マックスバリュ
- 南林間店(大和市)→イーズ→つるかめランド→ツルハドラッグ
- 宮下店(相模原市)→フラワーランド
- 岡崎店(平塚市)→クリエイトエス・ディー
- 四之宮店(平塚市)→しまむらストアー→セイムス
- 高村店(平塚市)
- ひばりが丘店(座間市)→キュウズマート
- 六会店(藤沢市)→トップ→イーズ→つるかめランド
- ドリームランド店(横浜市戸塚区)
- 富岡店(横浜市金沢区)1階は生鮮市場イーズを経て、フィットケア・デポ。2階は100円ショップmeetsを経て、「服のタカハシ」。
- 南瀬谷店(横浜市瀬谷区)→クリエイトエス・ディー
- 和田町店(横浜市保土ケ谷区)→タイムズ(コインパーキング)
- 八王子別所店(東京都八王子市)→ギガマート→トライアル
- 羽鳥店(藤沢市)→トライアル
- 川崎パレール店(川崎市)
- 用田店(藤沢市)
- 瀬谷店(横浜市瀬谷区)→相鉄線瀬谷駅1番線ホーム
- 長津田店(横浜市緑区)→スリーエフ
- 愛甲石田店(伊勢原市)
関連会社
- 株式会社相鉄リテールサービス - 2009年8月1日に以下の3社が合併。
- 株式会社葉山ボンジュール - ベーカリー。店舗名はボンジュール、グランジュール。
- 相栄フーズ株式会社 - 相鉄ローゼンの精肉・総菜・鮮魚部門を受託。
- 相鉄ドラッグ株式会社 - 薬局。2005年に完全撤退し、会社清算。
テーマソング
相鉄ローゼンのテーマソングがあり、店舗のBGMとしても流れることがある。タイトルは『今日も歩くこの道』(歌:チェリッシュ/作詞:伊藤アキラ、作曲:櫻井順)で、この曲のショートバージョンが「伊藤アキラ CMソング傑作選」に収録されている。
備考
- 2008年より「ローゼンがんばる農家応援団」というプライベートブランドを立ち上げ、野菜や果物などを販売している。
- 1か月に一度「ザ・半額」というセールを実施している。
- かつては相鉄ローゼン独自にポイントでキャシュバックする「シーガルカード」を発行していたが、発行を中止した経緯がある。その後、2005年よりクレジットカード機能のない「welcome card」というポイントカードを発行した。なお、2007年より親会社である相模鉄道が「PASMO」を発行するのにあわせ、相鉄グループでの利用状況によるポイント付与など優待機能を付加したクレジットカード「相鉄カード」を発行しているが、「welcome card」も継続して使用可能である。
- 2011年3月の会社分割による事業再編の際に、「酒類販売業免許」における組織変更の届け出を怠り酒類販売業免許が失効していたことが、同年6月13日に判明。このため(新)相鉄ローゼン株式会社が運営する店舗では、翌日の6月14日より酒類全般が販売中止となった[5]。免許を新規取得し、同年8月後半より順次販売を再開(書類上は「販売開始」)。
脚注
注釈
- ↑ 会社のロゴマークは公式ウェブサイトの右下に表示されているほか、公式ニュースリリースなどでも会社のロゴマークと店舗用シンボルマークの使い分けがされている[2]。
- ↑ シンボルマークが制定(1983年)される以前は、どの店舗の看板でも会社のロゴマークのみが掲げられていた。
- ↑ 有価証券報告書では「形式上は相模鉄道株式会社より授受」と付記されている。
出典
- ↑ 1.0 1.1 そうてつローゼンとは(相鉄ローゼン公式サイト)
- ↑ 例:「そうてつローゼン柿生店」 4月1日(月)10時オープンのお知らせPDF (相鉄ローゼン株式会社 2013年3月28日付)
- ↑ 相鉄グループ 2012〜2013ダイジェスト(平成24年4月1日〜平成25年3月31日)PDF (相鉄グループ:相鉄グループ要覧 2013)
- ↑ 流通業 - 相模鉄道PDF (相鉄グループ)
- ↑ (2011-06-22) 相鉄ローゼン全店舗で酒類販売停止、再編時に免許更新を怠る/神奈川 カナロコ 神奈川新聞社 [ arch. ] 2011-08-31