「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」の版間の差分
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2008年8月5日 (火) 20:58時点における版
バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ Resident Evil: The Umbrella Chronicles | |
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ゲームジャンル | ガンシューティング |
対応機種 | Wii |
開発メーカー | カプコン キャビア |
運営メーカー | |
発売メーカー | カプコン |
バージョン | |
プレイ人数 | 1~2人 |
ソフト媒体 | Wii用12cm光ディスク |
稼動時期 | |
運営開始日 | |
発売日 | 2007年11月13日 2007年11月15日 テンプレート:EU 2007年11月30日 2007年12月13日 2008年6月20日 |
販売価格 | 通常版:7,340円(税込) エキスパートパッケージ版:8,610円(税込) |
利用料金 | |
使用ブロック数 | |
対象年齢 | CERO: C(15歳以上対象) ESRB: M(Mature) PEGI: 18+ OFLC: MA15+(Mature Audiences) |
コンテンツアイコン | |
使用可能デバイス | ヌンチャク対応 Wiiザッパー対応 |
必要環境 | |
使用ゲームエンジン | |
使用基板 | |
販売本数 | 約24万本(2008年1月現在) 約100万本(出荷本数、2008年3月現在) |
その他の情報 |
バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ(Resident Evil: The Umbrella Chronicles)は、カプコン・キャビア開発、カプコン発売のWii専用ゲームソフト。
目次
概要
2006年のE3で開発を発表、名称は同年9月14日に発表された。日本では2007年11月15日発売。
ストーリーは黄道特急から始まる。 本作は、過去に発売された『バイオハザード0』(本作で事件名が「黄道特急事件」であると判明)『バイオハザード』『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のまとめ(1ではジルとクリスが離れ離れになっていたが、今作では共に戦うなど内容は少し変わる)と今までの作品において語られたストーリーの裏側を明かすという位置づけになっている。また『バイオハザード3』と『バイオハザード4』の間に起こったとされるアンブレラ社崩壊の過程も明らかになる。
Wiiのライトユーザー向けとしてオート移動のガンシューティングゲームになっているが、歴代の名シーンを再現しているので、今までのファンも楽しめる作品になっている。
本作品にはクリスやジルなど、歴代の主人公たちが多数登場するが、今回はこれまでプレイヤー側の敵役が主だったアルバート・ウェスカーもプレイヤーキャラクターとして登場する。
バイオハザード4 Wiiエディションには、特典映像としてトレーラーが収録されている。
本作品は、ソフトのみの通常版(¥7,340)に加え、特別パッケージ、「Wiiザッパー」、ウェスカーについてや事件の概要を記した冊子・『ウェスカーズ エクストラレポート』(フルカラーで全28ページ)、オリジナルステッカーといった特典が付いた『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ』(¥8,610)も同時発売された。このエキスパートパッケージは限定生産となっている。
2008年3月4日、カプコンは本作品の全世界累計出荷数が100万本を突破していることを発表した[1]。
ゲームシステム
- ワイド表示対応、プログレッシブ出力対応。
- 当初は、『バイオハザード4』のゲームシステムと噂が流れたが、2007年4月6日発売のファミ通4/20号で、一人称視点のガンシューティングであることが明かされた。ガンサバイバーと似通った感じである。
- 『バイオハザード0』の「黄道特急事件」、『バイオハザード』の「洋館事件」、『バイオハザード3』の「ラクーン市壊滅事件」、そして本作オリジナルの「アンブレラ終焉」と四つのシナリオがあり、それぞれ三つのメインチャプターといくつかの隠しチャプターで構成されている。尚、シナリオによって操作できるキャラクターが異なる。
- 基本システムは、一人称視点のガンシューティング(移動は自動式)である。ヌンチャクでカメラ操作が可能。リモコンを使ってエイミングを行い、主に射撃によって敵を倒しながら進めていく。銃器のリロードは、リモコンを振ることで行う。また、シリーズおなじみのナイフ攻撃や、特定の条件下で『バイオハザード4』にあるような体術を繰り出すこともできる。
- ステージ内に置かれているアイテムは、照準を合わせてアクションボタンを押せば取得することができる。種類は武器の弾薬、手榴弾、アンブレラマーク(ストーリーやキャラクターに関する情報ファイル)、ハーブ(体力ゲージが一定量回復する)、救急スプレー(取るとストックされ、体力ゲージが0になった時点で自動的に最大値まで回復する)など。家具や備品などのオブジェクトに隠されていて、それらを破壊することで出現するものもある。
- ステージ(チャプター)をクリアすると、クリアタイム、敵撃破数、クリティカルヒットの回数、破壊したオブジェクトの数、情報ファイルの取得数などの項目がランク付けされ、総合ランクが算出される。そのランクに応じてリザルトアイテムやポイントが獲得できる。獲得ポイントによって、新たな武器を入手したり、武器をカスタマイズすることができるようになる。
- 難易度設定はイージー、ノーマル、ハードの三種類。情報ファイルは全難易度共通だが、リザルトアイテムは難易度によっては取得できないものもある。
- 二人同時プレイが可能である。その際、体力ゲージは二人で一つを共有する。
- Wiiリモコン用ガンアクセサリ「Wiiザッパー」に対応する。
登場人物
- アルバート・ウェスカー (Albert Wesker)
- 本作の真の主人公。『バイオハザード』、『バイオハザード0』、『バイオハザード CODE:Veronica』、及び『バイオハザード4』の登場人物。S.T.A.R.S.アルファチームの隊長でもある。シリーズを通して、繰り広げられてきた様々な事件の背後にいる男。トレードマークのサングラスの裏には大きな野望を秘めている。
- クリス・レッドフィールド (Chris Redfield)
- 『バイオハザード』、『バイオハザード CODE:Veronica』、及び『バイオハザード5』の主人公。S.T.A.R.S. アルファチーム所属。洋館事件では、オリジナル版と異なり、ジルと行動を共にする。そしてオリジナルシナリオでは、再びジルと共にロシアの基地へと突入する。
- ジル・バレンタイン (Jill Valentine)
- 『バイオハザード』及び『バイオハザード3』の主人公。S.T.A.R.S. アルファチーム所属。洋館事件ではクリスと行動し、ラクーンシティ壊滅事件では、カルロスと共にネメシス(追跡者)の手から逃れつつ、街からの脱出を目指す。そしてその後、クリスと共に私設対バイオハザード部隊に入隊。ロシアの基地へ突入する。
- レベッカ・チェンバース (Rebecca Chambers)
- 『バイオハザード0』の主人公、及び『バイオハザード』の準主人公。S.T.A.R.S. ブラヴォーチーム所属。黄道特急事件ではビリーと、隠しシナリオではリチャードと共に行動する。
- ビリー・コーエン (Billy Coen)
- 『バイオハザード0』の主人公。元海兵隊少尉。アフリカで村人を23人殺害した罪で、死刑判決を受けた。黄道特急事件でレベッカと出会い、行動を共にする。
- カルロス・オリヴェイラ (Carlos Oliveira)
- 『バイオハザード3』の準主人公。U.B.C.S.(アンブレラ バイオハザード対策部隊)所属。ジルと共に街からの脱出を目指す青年。ラクーン市壊滅事件に登場する。
- リチャード・エイケン (Richard Aiken)
- 『バイオハザード』の登場人物。S.T.A.R.S. ブラヴォーチーム所属。洋館事件で非業の死を遂げるが、本作ではレベッカの隠しシナリオで、パートナーとして行動を共にする。
- エイダ・ウォン (Ada Wong)
- 『バイオハザード2』、及び『バイオハザード4』の準主人公。全てが謎に包まれた女性であり、エイダ・ウォンという名も偽名である。本作は『2』で行方不明になってからラクーンシティを脱出するまでの様子が描かれる。重傷を負っており、包帯を体中に巻いている。ラクーン市壊滅事件の「瀕死」にて出現。本作でもフックショットを多用する。
- レオン・S・ケネディ( Leon Scot Kennedy )
- 『バイオハザード2』、及び『バイオハザード4』の主人公。ゲーム中ではエイダの回想シーンのみの登場であるが、小説版では、エイダがアネット・バーキンに撃たれるまで行動を共にする。
- ハンク (Hunk)
- 『バイオハザード2』のミニゲーム「The 4th Surviver」の主人公、及び『バイオハザード4』のミニゲーム「THE MERCENARIES」のプレイヤーキャラクターの一人。U.S.S.(アンブレラ特殊工作部隊)所属。『4』での特殊技「処刑」は今作も健在。本編で、Gウィルスのカプセルに反射して素顔が見える。
- セルゲイ・ウラジミール大佐 (Colonel Sergei Vladimir)
- 新登場のキャラクター。元ソ連軍の大佐で、現在はアンブレラの親衛隊長。軍時代の人脈が豊富で、UBCSの設立にも深く関わっており、オズウェル・E・スペンサーには並ならぬ忠誠を誓っている。また、マーカス所長には個人的な恩義を感じているらしい。アンブレラの重鎮として最後までウェスカーの前に立ちはだかるが、最期は自らウィルスの力を解き放ち、ウェスカーに倒される。
- ブロンソン
- アンブレラ社崩壊シナリオで登場する特殊部隊員の1人。他の隊員と共にアンブレラ施設に降り立ったが、クリスとジルに遺体で発見される。
主な登場クリーチャー
過去のシリーズ作品に対応したシナリオでは、ゾンビを始め、登場するクリーチャーもほぼそれに準じたものとなっているが、オリジナルシナリオや隠しチャプターでは本作が初出のクリーチャーも登場する。詳しくは、バイオハザードシリーズを参照のこと。
- スティンガー
- T-ウィルスの影響により、巨大化したサソリ。ハサミや尻尾を使った攻撃を行う。
- インフェクティッドバット
- T-ウィルスに感染したコウモリが、さらに進化した変異体。通常のコウモリよりも遥かに大きく、筋力が異常に発達している。
- 女王ヒル
- マーカス博士の死体に吸血ヒルが取り付き、10年もの年月をかけ変異したもの。第一形態と第二形態がある。
- ヨーン
- T-ウイルスの二次感染により、異常に巨大化した毒ヘビ。ヘビ特有の凶暴性や俊敏性を兼ね備え、あらゆる方向から攻撃してくる。
- プラント42
- 研究員が好奇心で植物にT-ウイルスを注入したところ、異常に巨大化した食肉型植物。花粉を噴出させたり、酸を吐き出すなど、多様な攻撃を仕掛けてくる。
- タイラント
- アンブレラ社が開発するB.O.W.(Bio Organic Weaponの略。“有機生命体兵器”の意)の完成形の一つ。ゾンビなどと異なり、コンピューターによってインプットされた命令に従い行動するという特徴を持つ。
- グレイブディガー
- アンブレラ社が断続的に行ってきた地下施設におけるウィルス実験により、土壌が汚染され、偶発的に誕生した巨大な節足動物。空中からの体当たりなど、節足動物とは思えない動きで攻撃してくる。
- ネメシス
- 「追跡者」の異名をもつB.O.W.。寄生生物「ネメシス」をタイラントに移植したことで、知能が大幅に向上している。ゆえに言語を発したり、武器を使うことができる。本編では「S.T.A.R.S.(スターズ)」という言葉を発する。「S.T.A.R.Sの抹殺」という司令をインプットされているため、ジル達を執拗に追跡してくる。第一形態と第二形態がある。
- イワン ( Ivan )
- アンブレラがT-ウイルスを用いて生み出したB.O.W.「タイラント」シリーズの一種。セルゲイ大佐が護身用にカスタマイズした。衝撃吸収コートを着用している。設定では他のタイラントと同じように、リミッターが外れるとスーパータイラントと化すのだが、今作では変化しない。
- テイロス( T-A.L.O.S/Tyrant - Armored Lethal Organic System )
- オリジナルシナリオのボスキャラクター。アンブレラ社が生み出したタイラントシリーズの最終形。第2形態まで変形する。従来のタイラントよりも巨大な体躯をしており、全身を対爆撃使用の装甲で覆っている。セルゲイの台詞からして、洋館事件の現場にこのクリーチャーの素体があったと思われる。洋館でレベッカとリチャードがセルゲイと素体を担いだイワンが森に入っていくのを目撃している。
- セルゲイモンスター
- 前述したセルゲイ・ウラジミール大佐と同一人物。「ラクーンシティ壊滅事件」では、素体を同市消滅直前に持ち出すことに成功。(そのチャプターでは登場しない。)「闇を継ぐ者」でウェスカーの前に立ちはだかる。自らに投与したウイルスを活性化させることでセルゲイモンスターとなる。両腕は、1本の触手となり、球根を放出することができ、背中からは無数の触手が生えている。なお、変化後でも知能は残されており会話は可能である。(作中では、一方的に喋る)。小説版では、ウェスカーの左腕を切断するなど、ウェスカーを窮地に追い込む。
シリーズとの主な変更点
シナリオの短縮に伴いストーリーはある程度変更されているが、プレイ中に入手できる旧作のダイジェストの内容はオリジナルのプロットに準じたものになっている。ちなみにマップの違いについてはここでは省く。
各武器に関して
- ハンドガンは、基本的に各キャラクターが原作で使用したものだが連射能力やリロード時間などの性能は基本的に同じ(オリジナルシナリオのウェスカーのハンドガンは発射音が静かで、さらにほかのハンドガンよりも若干弾発射時の待ち時間が短い。)。ただし、エイダのバーストハンドガンのみ、三点バースト(三連射)ができる・装弾数が他の倍、と性能が異なる。また、すべてのハンドガンは最初から所持弾数が無限である。
- 登場武器の全てが過去の作品に登場したもの。(例として、ショットガンSAは『4』に登場したセミオートショットガンである。)
- 武器は全部で21種類ある。(隠し武器、ハンドガン含め)
大きく分けると、ハンドガン(6種類)・ショットガン・サブマシンガン・マグナム・グレネードランチャー・ロケットランチャー(各3種類)である。
- 各種武器(ハンドガンを除く)は最初はLv4までしか改造できない。(ある条件を満たすとLv5の弾数無限に改造する事ができる)
バイオハザード0
- レベッカがビリーに遭遇するのは0では乗客の死体を調べていたときだが、本作ではゾンビに襲われている最中となっている。
- 0ではマーカスは青年の姿で2人の前に登場するが、本作では死亡時と同じ姿で現れる。また、0では女王ヒルの暴走が原因のように怪物になったが、本作では自ら暴走しヒルを身にまとい変貌している。
- センチュリオン(大きなムカデのモンスター)が登場しない。
- 0ではビリーはMP殺害による逃亡を肯定も否定もしていなかったが、本作では自分から殺害を否定している。
バイオハザード
- ジルとクリスが別れない
- バリーが登場しない
- 通常シナリオでフォレスト・スパイヤー (Forest Speyer) のゾンビが登場する
バイオハザード3
- カルロスがいきなり冒頭に現れてジルと共に行動する。
- カルロス以外のU.B.C.S隊員が登場しない。
- ステージは『バイオハザード アウトブレイク』及び『バイオハザード アウトブレイク FILE2』のものを利用している。そのためグレイブティガーとは高架下で戦い、最後は廃工場ではなく警察署屋上から脱出する。
- 追跡者が第二形態までしかない
- 追跡者の使用する武器がガトリングガンとロケットランチャー(小説版より。映画へのオマージュと考えられる)
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
関連商品
- CD
- バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ オリジナルサウンドトラック (セルピュータ CPCA-10191) 2007年12月19日発売予定
- ガイドブック
- バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ オフィシャルガイドブック (カプコン刊 ISBN 978-4-86233-161-8)
- バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ 公式ガイドブック (エンターブレイン刊 ISBN 978-4-7577-3954-3) 2007年12月22日刊行予定
- 小説
- バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ SIDE A (角川ホラー文庫 ISBN 978-4-04-352211-8) 2007年12月22日刊行予定
- バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ SIDE B 2008年1月刊行予定
出典・脚注
外部リンク
バイオハザードシリーズ(カテゴリ) | |
本編 | BH 1 - BH 2 - BH 3 - CODE:Veronica - BH 0 - BH 4 - BH 5 |
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外伝 | GAIDEN - アウトブレイク - ガンサバイバー - アンブレラ・クロニクルズ - 携帯アプリ |
映画版 | バイオハザード - バイオハザードII - バイオハザードIII - バイオハザードIV - ディジェネレーション |
小説 | バイオハザード - バイオハザードII - バイオハザードIII - アンブレラの陰謀 - 悪夢の洞窟 - 死者の街 - 地下世界 - 追跡者ネメシス - CODE:Veronica - 北海の妖獣 - to the Liberty - ローズ・ブランク |
パチスロ | パチスロバイオハザード |
登場人物 | クリス・レッドフィールド - ジル・バレンタイン - アルバート・ウェスカー - オズウェル・E・スペンサー - リサ・トレヴァー |
用語 | T-ウィルス - ラクーンシティ - プラーガ - 黄道特急 |
制作者 | カプコン - 三上真司 |
fr:Resident Evil: Umbrella Chronicles it:Resident Evil: The Umbrella Chronicles ko:바이오하자드 엄브렐러 크로니클즈 ru:Resident Evil: Umbrella Chronicles zh:生化危機:安佈雷拉編年史