「ほんとにあった怖い話」の版間の差分
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2015年2月13日 (金) 12:38時点における版
この項目では、朝日ソノラマ、朝日新聞出版の出版物、並びにそれに基づいて制作されたフジテレビの番組「ほんとにあった怖い話」について説明しています。テレビ朝日のドラマについては「本当にあった怖い話」をご覧ください。 |
- 『ほんとにあった怖い話』(ほんとにあったこわいはなし)は、学校の怪談など、本当に起こった(とされている)怖い話を集めたホラー小説。朝日ソノラマ刊。
- 『ほんとにあった怖い話』は、かつて朝日新聞出版が発行していた隔月刊ホラー漫画雑誌。
- 『ほんとにあった怖い話』は、1.を基にしたフジテレビのテレビドラマ。通称「ほん怖」。下に記述。
目次
概要
- この番組は『真夏の恐怖ミステリー ほんとにあった怖い話』として『金曜エンタテイメント』枠で1999年夏に放送されたのが最初だった。これはフジテレビ後藤博幸プロデューサーがオリジナルビデオ版『ほんとにあった怖い話』(下記参照)を高く評価して企画・監督・脚本の鶴田法男に連絡を取ったことが発端だった。二人は当初、深夜の低予算番組として企画していたが、フジテレビ・ドラマ部の当時の部長だった亀山千広がゴールデンタイムの企画にするよう英断をくだしたことで『金曜エンタテイメント』枠での放映となった。(出典:鶴田法男WEBSITE/『ほん怖』10周年・回想録)
- その後2004年1月に3 - 5話程度のオムニバスショートドラマを放送、小学生中心の6名「ほん怖クラブ」らが館で話の内容を分析するという内容になり、毎週のレギュラー放送(1月 - 3月のみ)となった。また、心霊写真を鑑定するコーナーもある。現在の「ほん怖クラブ」では、オムニバスドラマを放送する面では、以前の2時間時代と同じだが、要所要所に司会の稲垣吾郎(SMAP)と子供達によるバラエティ的な要素や感動的なストーリーがあり、怖さを若干軽減させている。また子供でも見ることのできるように、通常のホラー番組より多少バラエティに近い演出がある。内容についても原作の実話を大胆にアレンジしたものが多い。「第9回アジア・テレビジョン・アワード」のドキュメンタリー・ドラマ部門最優秀賞を受賞。また、毎年夏のイベントのお台場冒険王でもアトラクションを出展している。なお、かつてテレビ朝日系列で放送された「夏の不思議ミステリー 本当にあった怖い話」、ブロードウェイが制作・販売しているオリジナルビデオシリーズ「ほんとうにあった怖い話」とは関係ない。
ほん怖五字切り
これは、「怖い」と思う弱い心を吹き飛ばすおまじないである。オープニングより。
稲垣「イワコデジマ イワコデジマ ほん怖 五字切り!」
ほん怖クラブメンバーが1人ずつ
- 「皆(かい)!」「祷(とう)!」「怖(ほー)!」「無(ぶ)!」
- 稲垣「弱気退散!」
- 鈴を2回鳴らす。
- 全員で「喝!」
密教真言の一、「退魔の早九字」(正式には「九字護身法」)を真似た物。なお「イワコデジマ イワコデジマ」は「マジで怖い マジで怖い」の逆読みである。
放送日時
- スペシャル1:1999年8月27日 - 金曜エンタテイメント枠で放送(夏の恐怖ミステリー第2弾として放送)
- スペシャル2:2000年8月25日 - 金曜エンタテイメント枠で放送
- 春の恐怖ミステリー:2003年4月8日
- スペシャル3:2003年9月5日
- 第1シリーズ
- 2004年1月10日 - 2004年3月
- 毎週土曜日19:00 - 19:57(JST)
- 特別編:2004年4月3日
- スペシャル4:2004年9月7日 - カスペ!枠で放送
- 第2シリーズ
- 2004年10月11日 - 2005年3月7日
- 毎週月曜日19:00 - 19:54(JST)
- スペシャル5:2004年11月29日 19:00 - 20:54(JST)
- スペシャル6:2005年8月23日 - カスペ!枠で放送
- スペシャル7:2006年8月22日 - カスペ!枠で放送
- 夏の特別編2007:2007年8月28日 - カスペ!枠で放送 ※ストーリーテラーの稲垣は「カスペ!」の後に放送されたドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』にも続けて出演。
- 夏の特別編2008:2008年8月26日 - カスペ!枠で放送
- 冬の特別編2009:2009年2月3日 - カスペ!枠で放送
- 10周年記念:2009年8月25日 - カスペ!枠で放送
- 夏の特別編2010:2010年8月24日 - カスペ!枠で放送
- 夏の特別編2011:2011年9月3日 - 土曜プレミアム枠で放送
- 夏の特別編2012:2012年8月18日 - 土曜プレミアム枠で放送
- 夏の特別編2013:2013年8月17日 - 土曜プレミアム枠で放送
- 15周年スペシャル:2014年8月16日 - 土曜プレミアム枠で放送
出演者
- ストーリーテラー
- ほん怖クラブ
- 竹田侑美
- 大津綾香
- 第1シリーズ(2004年1月 - 3月)
- #2004年1月10日:桑原匠吾、倉口颯斗、菅大輝、佐藤珠里、高田彩香、大多和莉里亜
- #2004年1月17日:井上滉稀、清田陽平、山倉憲二、下田奈奈、碇由貴子
- #2004年1月24日:倉口颯斗、桑原匠吾、菅大輝
- #2004年1月31日:大塚翼、鎌田篤、知念侑李(当時ジャニーズJr.、現Hey! Say! JUMP)
- #2004年2月7日:倉口颯斗、岡田祥世、菅大輝、佐藤珠里、高田彩香、中谷さくら
- #2004年2月14日:鎌田篤、清田陽平、桑原匠吾、神元恵莉、水黒遥日、高橋香波
- #2004年2月21日:佐藤珠里、高橋香波、中谷さくら。碇由貴子が再現ドラマ
- #2004年2月28日:高田彩香、神元恵莉、林清羅
- #2004年3月6日:佐藤珠里、大野真緒、大多和莉里亜
- #2004年3月13日:岡田尚太郎、高橋香波、神元恵莉、水黒遥日
- スペシャル5:神元恵莉 ほか
- 第2シリーズ
- #2004年10月11日:清田陽平、川瀬裕斗、菅大輝、佐藤珠里、水黒遥日、渡部遥
- #2004年10月18日:菅大輝、神元恵莉、神元結莉、高橋香波、高田彩香、中村理央
- #2004年10月25日:星野悠月、佐藤珠里、水黒遥日
- #2004年11月1日:神元恵莉、高橋香波、斉藤楓
- #2004年11月15日:一木有海、高橋香波、中谷さくら
- #2004年11月22日:倉口颯斗、佐藤珠里、片岡涼乃、渡部遥
- スペシャル6(2004/11/29)前半が飯盛水月、佐藤珠里、一木有海、渡部遥、後半が倉口颯斗、水黒遥日、高橋香波、神元恵莉。
- #2005年1月17日:佐藤珠里、一木有海、斉藤楓(サブ:神元恵莉、神元結莉)
- #2005年1月24日:加藤将太、渡部遙、高橋香波、水黒遙日(サブ:星野悠月)
- #2005年2月7日:川瀬裕斗、中川原慶嘉、和田瞳、斉藤楓 他
- #2005年2月21日:神元恵莉、渡部遥
- #2005年2月28日:一木有海、佐藤珠里、高橋香波
- #2005年3月7日:倉口颯斗、一木有海、高橋香波、水黒遥日(サブ:浦岡あお)
- 心霊研究者:※1
- 心霊写真鑑定士:※1
- 心霊鑑定教授:池田辰雄(第2シリーズ)
ナレーター
ドラマ部分
スペシャル1 - 3
- スペシャル1(1999年8月27日)
- 序章(出演:池脇千鶴、雅子)
- 深夜病棟(出演:黒木瞳、竹中直人(特別出演))
- 社内怪報(出演:杉本哲太、大路恵美、鷲尾真知子)
- 白昼のベル(出演:稲垣吾郎、佐藤仁美、渡辺慶)
- 夏の訪問者(出演:中山美穂、窪塚洋介、吉行和子)
- スペシャル2(2000年8月25日)
- オープニング(出演:黒澤優)
- 真夜中の病室(出演:浅野温子、山崎一、森康子)
- もうひとりの私(出演:窪塚洋介、石田ゆり子、田山涼成)
- 十二日間の悪夢(出演:仲村トオル、須藤理彩、村松克己、浅井江理名)
- 遠い夏(出演:酒井法子、片瀬那奈、岡田奈々、羽場裕一、木村多江、芳賀優里亜)
- 春の恐怖ミステリー(2003年4月8日)
- オープニング〜婆、去れ(出演:内山理名、森本ゆうこ)
- 闇からの電話(出演:えなりかずき、綾瀬はるか、庄司智春(品川庄司)、大島蓉子)
- 父の想い(出演:井川遥、八嶋智人、石橋けい、志田未来、草村礼子、地井武男)
- スペシャル3(2003年9月5日)
- 病棟奇譚(出演:仲間由紀恵、山本道子)
- 憑かれた家(出演:ユースケ・サンタマリア、三浦理恵子、大倉孝二)
- 死者のプロポーズ(出演:優香、斉藤慶太、矢沢心)
- 真夜中の徘徊者(出演:阿部寛、石橋けい、塚地武雅(ドランクドラゴン)、田中哲司)
- 染み(出演:財前直見、高橋克実、猫背椿)
恐怖幽便
2005年1月17日放送から、芸能人が「ほん怖クラブ」に訪れ自身の体験を基にした「恐怖幽便」を読む、という形式も取っている。
- 01
- 2004年1月10日放送
- 02
- 2004年1月17日放送
- 03
- 2004年1月24日放送
- 04
- 2004年1月31日放送
- 05
- 06
- 2004年2月14日放送
- 07
- 2004年2月21日放送
- 08
- 2004年2月28日放送
- 09
- 2004年3月6日放送
- 10
- 2004年3月13日放送
- 11
- 2004年3月20日放送
- 12
- 13
- スペシャル4(2004年9月7日放送)
- 14
- 2004年10月11日放送
- 15
- 2004年10月18日放送
- 16
- 2004年10月25日放送
- 17
- 2004年11月1日放送
- 18
- 19
- 2004年11月22日放送
- 20
- 2004年11月29日放送
- 21
- 2004年12月6日放送
- 22
- 2004年12月13日放送
- 23
- 24
- 2005年1月24日放送
- 25
- 2005年1月31日放送
- 26
- 2005年2月7日放送
- 27
- 2005年2月21日放送
- 28
- 2005年2月28日放送
- 29
- 2005年3月7日放送
- 30
- スペシャル6 京都ミステリーツアーSP(2005年8月23日放送)
- 31
- スペシャル7 鎌倉ミステリーツアーSP(2006年8月22日放送、視聴率15.3%)
- 32
- 夏の特別編2007(2007年8月28日放送、視聴率16.5%)
- 33
- 夏の特別編2008 心とカラダのミステリーツアーSP(2008年8月26日放送、視聴率16.3%)
- 34
- 冬の特別編2009 芸能界緊急除霊スペシャル(2009年2月3日放送、視聴率12.0%)
- 35
- 10周年記念 京都パワースポットツアーSP(2009年8月25日放送、視聴率15.6%)
- 36
- 夏の特別編2010 AKB48 まるごと浄霊スペシャル(2010年8月24日放送、視聴率12.5%)
- 37
- 夏の特別編2011(2011年9月3日放送、視聴率14.5%)
- 38
- 夏の特別編2012(2012年8月18日放送、視聴率16.0%)
- 39
- 夏の特別編2013(2013年8月17日放送、視聴率13.0%)
- 40
- 15周年スペシャル (2014年8月16日放送、視聴率14.6%)
スタッフ
オリジナルビデオ版
- フジテレビ版『ほんとにあった怖い話』は1991年から1992年にオリジナルビデオとして製作・公開された『ほんとにあった怖い話』が基になっている。
- このオリジナルビデオ版は鶴田法男監督が原作の映像化権をおさえて脚本まで書いてビデオ・メーカーのジャパン・ホーム・ビデオに企画を持ち込んだ事から立ち上がった。企画にGOサインが出てから脚本家の小中千昭が参加して製作された。本作がJホラーの原点と言われることもある。中でも「夏の体育館」におけるゆらゆらと蠢く不気味な人影は黒沢清監督『回路』に明確に応用されている。また、『新・ほんとにあった怖い話 幽幻界』の『踊り場の友だち』での踊り場に突如現れる幽霊の演出は清水崇監督の『THE JUON/呪怨』で模倣されている。これは清水崇監督が鶴田法男に許諾を求めて実現した。また「霊のうごめく家」におけるあり得ない(想定外)の場所に現れる人影は、その後のJホラーを特徴付けるエポック・メイキングな演出方法として名高い。なお、ナレーションは第1作・第2作では玄田哲章、第3作では相見陽子が担当した。
- 「ほんとにあった怖い話」(1991年)
- 「ほんとにあった怖い話 第二夜」(1991年)
- 「新・ほんとにあった怖い話 幽幻界」(1992年)
パロディ
- ほんとにあった細(こま)い話(放送局は本番組と同じフジテレビ系列のバラエティ番組、SMAP×SMAP)
- 稲垣吾郎が「七三ほん細(こま)クラブ」のメンバーとともに、世の中の鬱陶しいほど細(こま)い体験話を再現 VTR にして楽しんでしまおうというコーナー。セットは本家のものを使用しており、ほん細クラブの「ハイ、吾郎さん!」というかけ声も同じ。
- ほんとにあった噛み合わない話(同じくフジテレビ系列のバラエティ番組、はねるのトびら)
- 番組内で行ったコント。話がとにかく噛み合わないといった内容の物。
関連番組
世にも奇妙な物語。
外部リンク
- フジテレビ ほんとにあった怖い話
- 台湾 "videoland"
- 鶴田法男監督公式サイト
- 下ヨシ子オフィシャルサイト