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'''Google'''(グーグル)は、[[アメリカ合衆国]]の[[ソフトウェア]]会社、あるいは、同社の運営するインターネット上での[[検索エンジン]]である。
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{{otheruses|'''Googleの企業面'''|Googleが提供するサービス、アプリケーション|Googleのサービス}}
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{{基礎情報 会社
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|社名=Google Inc.
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|英文社名=
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|ロゴ=[[画像:Google wordmark.svg|150px]]
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|種類=[[公開会社]]
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|市場情報={{上場情報 | NASDAQ | GOOG}}
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|略称=Google
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|郵便番号=
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|本社所在地=[[アメリカ合衆国]] [[カリフォルニア州]] [[マウンテンビュー]]アンフィシアター パークウェイ 1600番
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|電話番号=
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|設立=[[1998年]][[9月7日]]
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|業種= 情報・通信業
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|事業内容=[[インターネット]]関連事業、[[ソフトウェア]]の研究・開発・販売
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|代表者=[[最高経営責任者|CEO]] [[エリック・シュミット]]
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|資本金=
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|売上高=106億ドル(約1兆2720億円)(2006年)
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|総資産=
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|従業員数=13,748名(2007年6月)|決算期=
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|主要株主=
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|主要子会社=
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|関係する人物=[[ラリー・ページ]]・[[セルゲイ・ブリン]]
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|外部リンク=[http://www.google.com/ http://www.google.com/]
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|特記事項=
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}}
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[[画像:640px-Googleplex Welcome Sign.jpg|thumb|220px|Google本社にある標識(Welcome sign)]]
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'''Google'''(グーグル)は、[[アメリカ合衆国]]の[[ソフトウェア]]会社、あるいは、同社の運営する[[インターネット]]上での[[検索エンジン]]である。
  
独自開発したプログラムが、世界中の[[ウェブサイト]]を巡回して情報を集め、検索用の索引を作り続けている。約30万台の[[コンピュータ]]が稼動中といわれる。検索結果の表示画面や提携したウェブサイト上に広告を載せることで、収益の大部分をあげている。
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米国グーグルは人類が使う全ての情報を集め整理すると言う壮大な目的をもって設立された。独自開発した[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]が、世界中の[[ウェブサイト]]を巡回して情報を集め、検索用の索引を作り続けている。約30万台の[[コンピュータ]]が稼動中といわれる。検索結果の表示画面や提携したウェブサイト上に[[広告]]を載せることで、収益の大部分をあげている。
  
検索エンジンとしては、[[2002年]]には世界で最も人気のあるものになり、[[AOL]]などの[[クライアント]]を通じてインターネット検索のトップを占めるまでになっている。日本では、[[Yahoo! JAPAN]]に次いでシェア2位である。
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検索エンジンとしては、[[2002年]]には世界で最も人気のあるものになり、[[AOL]]などの[[クライアント]]を通じてインターネット検索のトップを占めるまでになっている。[[日本]]では、[[Yahoo! JAPAN]]に次いでシェア2位である。
  
 
== 会社 ==
 
== 会社 ==
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* [[1999年]] - 3月[[パロアルト]]に移転。6月[[マウンテンビュー]]に移転。
 
* [[1999年]] - 3月[[パロアルト]]に移転。6月[[マウンテンビュー]]に移転。
 
* 1999年[[6月7日]] - [[クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ|KPCB]]、[[セコイア・キャピタル]]から2500万ドルの資金を調達。
 
* 1999年[[6月7日]] - [[クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ|KPCB]]、[[セコイア・キャピタル]]から2500万ドルの資金を調達。
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* [[2000年]]6月26日 - [[Yahoo!]]のサーチエンジンに採用される。
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* [[2000年]]10月 -[[Overture]]の[[課金型リスティング広告]]を参考に[[アドワーズ]]を開始。
 
* [[2001年]]8月 - 日本法人のグーグル株式会社を設立。
 
* [[2001年]]8月 - 日本法人のグーグル株式会社を設立。
* [[2003年]]2月 - Pyra Networksを買収し、[[Blogger]]を獲得。
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* [[2003年]]2月 - Pyro Networksを買収し、[[Blogger]]を獲得。
* 2003年10月 - [[goo]]と検索エンジンについて提携。
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<!--* 2003年10月 - [[goo]]と検索エンジンについて提携。-->
* [[2004年]]7月 - 画像管理ソフトを開発している[[#Picasa|Picasa]]を買収。
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* [[2004年]]2月18日 - Yahoo!のサーチエンジンの契約終了。
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* [[2004年]]7月 - 画像管理ソフトを開発している[[Picasa]]を買収。
 
* 2004年[[8月19日]] - [[NASDAQ]]で[[株式公開]]。[[ティッカーシンボル]]は「GOOG」。
 
* 2004年[[8月19日]] - [[NASDAQ]]で[[株式公開]]。[[ティッカーシンボル]]は「GOOG」。
 
* 2004年[[10月27日]] - [[人工衛星]]や航空撮影の画像をデータベース化したソフトを販売しているKeyholeを買収。その後、Keyholeの技術を使った[[Google マップ]]、[[Google Earth]]が公開される。
 
* 2004年[[10月27日]] - [[人工衛星]]や航空撮影の画像をデータベース化したソフトを販売しているKeyholeを買収。その後、Keyholeの技術を使った[[Google マップ]]、[[Google Earth]]が公開される。
* [[2005年]]3月 - Urchinを買収。その後、[[#Google Analytics|Google Analytics]]を開始。
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* [[2005年]]3月 - [[Urchin]]を買収。その後、[[Googleのサービス#Google Analytics|Google Analytics]]を開始。
 
* [[2006年]]3月 - Upstartleの「[[Google Docs and Spreadsheets|Writely]]」の開発チームを買収。
 
* [[2006年]]3月 - Upstartleの「[[Google Docs and Spreadsheets|Writely]]」の開発チームを買収。
* 2006年[[10月9日]] - Googleが[[YouTube]]を16億5000万ドル(約1950億円)で買収すると発表。また、YouTubeを買収した後も「[[#Google Video|Google Video]]」、「YouTube」の名称を変えないことも発表。{{N|米グーグル、動画投稿サイトのYouTubeを16億5000万ドルで買収|GoogleによるYouTube買収}}
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* 2006年5月 - [[au (携帯電話)|au]]([[KDDI]])と提携<ref>[http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0518/index.html  KDDIとGoogleの業務提携について] KDDI会社情報 [[2006年]][[5月18日]]</ref>。
* 2006年[[11月1日]] - 企業向け[[ウィキ]]システム、[[JotSpot]]を買収する。
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* 2006年[[10月9日]] - Googleが[[YouTube]]を16億5000万ドル(約1950億円)で買収すると発表。また、YouTubeを買収した後も「[[Googleのサービス#Google Video|Google Video]]」、「YouTube」の名称を変えないことも発表。{{N|米グーグル、動画投稿サイトのYouTubeを16億5000万ドルで買収|GoogleによるYouTube買収}}
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* 2006年[[11月1日]] - 企業向け[[ウィキ]]システム、[[JotSpot]]を買収する<ref>{{cite web|title=We’re Googlers now|url=http://blog.jot.com/archives/2006/10/31/were-googlers-now/|author=Ken Norton|date=2006-10-31|work=JotBlog|language=英語|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref>。
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* [[2007年]][[4月13日]]、広告会社の[[ダブルクリック (企業)|ダブルクリック]]を31億ドルで買収<ref>{{cite web|title=Official Google Blog: The next step in Google advertising|url=http://googleblog.blogspot.com/2007/04/next-step-in-google-advertising.html|author=Susan Wojcicki, Vice President, Product Management|date=2007-04-13|language=英語|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref><ref>{{cite web|title=GOOGLE TO ACQUIRE DOUBLECLICK|url=http://www.doubleclick.com/us/about_doubleclick/press_releases/default.asp?p=572|author=DoubleClick|date=2007-04-13|language=英語|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref><ref>{{cite web|title=Google to buy DoubleClick for $3.1 billion|url=http://www.news.com/8301-10784_3-6176010-7.html|author=Elinor Mills|date=2007-04-13|work=CNET News.com|language=英語|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref>。
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* 2007年中に、オハイオ州で巨大データーセンターが作動予定。
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* [[2008年]][[1月24日]] - [[NTTドコモ]]と提携<ref>[http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0801/24/news066.html ドコモとGoogleが提携──各種サービスのiモード対応などを推進] ITmedia +D モバイル 2008年1月24日</ref>。
  
 
=== 社風 ===
 
=== 社風 ===
Googleの本社社屋は "Googleplex" の愛称で親しまれている。この言葉は、googolplex([[グーゴル#グーゴルプレックス|グーゴルプレックス]])の[[言葉遊び]]であり、Googleとcomplexとの[[かばん語]]でもある。料理人が各国の料理を提供する無料ランチ、フィットネスジムや[[サウナ風呂|サウナ]]を完備したキャンパス、定期的に開催される[[ローラーホッケー]]のイベントなど充実した福利厚生サービス、オフィス内でも猫以外のペットを持ち込むのも可能で社員デスクにはおもちゃなど遊び道具を持ち込めたり、[[ラバライト]]やゴムボールがあちらこちらに置かれた独特な企業文化で知られる<ref>[http://ascii24.com/news/i/topi/article/2006/10/11/665066-000.html 世界中の技術者が憧れる、Google本社の豪華ランチを食べてみた!!], ASCII24, 2006年10月11日</ref>。また、ナスダック市場に公開するに先立ち、無料ランチを継続して提供することを宣言した。博士号を持つ者も多く、人材採用の面で学歴を非常に重視することでも知られている。
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[[画像:Google toilet control.jpg|thumb|right|150px|Google本社にあるトイレのコントロールパネル]]
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Googleの本社社屋は "Googleplex" の愛称で親しまれている。この言葉は、googolplex([[グーゴル#グーゴルプレックス|グーゴルプレックス]])の[[言葉遊び]]であり、Googleとcomplexとの[[かばん語]]でもある。
  
また、Googleでは、勤務時間の20%を個人のプロジェクトに割かなければならない「20 percent time」というルールがあり、そこから[[Orkut]][[Gmail]]などの実験的サービスが生まれている。
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社内移動用の電動キックボードや[[セグウェイ]]、料理人が各国の料理を提供する無料食堂、フィットネスジムや[[サウナ風呂|サウナ]]を完備したキャンパス、定期的に開催される[[ローラーホッケー]]のイベントなど充実した福利厚生サービス、猫以外のペットを持ち込み可能なオフィスやおもちゃなど遊び道具を持ち込める仕事部屋、[[ラバライト]]やゴムボールがあちらこちらに置かれた独特な企業文化で知られる<ref>{{cite web|url=http://ascii24.com/news/i/topi/article/2006/10/11/665066-000.html|title=世界中の技術者が憧れる、Google本社の豪華ランチを食べてみた!!|author= ASCII24|date= 2006-10-11|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref>。また、NASDAQ市場に公開するに先立ち、無料ランチを継続して提供することを宣言した。自由な企業文化と肯定的にとらえる見方がある一方、子供っぽいと見られることもある(ただし、この場合の子供っぽいという表現は必ずしも否定的な意味を伴うものではない)<ref>{{cite web|url=http://www.aaronsw.com/weblog/googlife|title=The Goog Life: how Google keeps employees by treating them like kids|author=[[:en:Aaron Swartz|Aaron Swartz]]|date=2006-12-13|work=Raw Thought|language=英語|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}([http://www.yamdas.org/column/technique/googlifej.html 日本語訳])</ref>。
  
グーグルの社風については、自由な企業文化と肯定的にとらえる見方がある一方、子供っぽいと見られることもある。(ただし、この場合の子供っぽいという表現は必ずしも否定的な意味を伴うものではない。)
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また[[3M]]の15%ルールの様に、勤務時間の20%を自分の気に入ったプロジェクトに割くよう義務付ける「20 percent time」という規則があり、そこから[[Orkut]]や[[Gmail]]などの実験的サービスが生まれている。
  
 
=== 社外での活動 ===
 
=== 社外での活動 ===
Googleは社内で多くの[[オープンソース]][[ソフトウェア]]を使っているため、オープンソースの開発者を雇ったりするなど、オープンソースの支援を積極的に行っている。
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Googleは社内で多くの[[オープンソース]][[ソフトウェア]]を使っているため、オープンソースの開発者を雇うなど、オープンソースの支援を積極的に行っている。
  
[[2005年]]には、「Google Summer of Code」というオープンソースの開発に資金を提供するプロジェクトを行った。これは、Googleが、指定したプロジェクトに参加する学生に開発費用を提供するというもので、一定期間の補助を受けて開発を行う。また、これを受けて、日本でも「夏休みコード道場」というプロジェクトが、[[FSIJ]]([[フリーソフトウェアイニシアティブ]])の主催の元、Google日本法人の協力で開始された。
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[[2005年]]には、「Google Summer of Code」というオープンソースの開発に資金を提供するプロジェクトを行った。これは、Googleが、指定したプロジェクトに参加する学生に開発費用を提供するというもので、一定期間の補助を受けて開発を行う。また、これを受けて、日本でも「夏休みコード道場」というプロジェクトが、[[フリーソフトウェアイニシアティブ]] (FSIJ) の主催の元、Google日本法人の協力で開始された。
  
 
現在は、[[ウィキペディア]]に対しても資金提供をするなど、オープンな文化に対する積極的な支援を行う企業としても名前をあげつつある。
 
現在は、[[ウィキペディア]]に対しても資金提供をするなど、オープンな文化に対する積極的な支援を行う企業としても名前をあげつつある。
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また、2005年[[9月28日]]には、[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]と提携し、大規模コンピューティングの活用や、データマイニング、ナノ、バイオテクノロジーでの協力などを行うことを発表している。
 
また、2005年[[9月28日]]には、[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]と提携し、大規模コンピューティングの活用や、データマイニング、ナノ、バイオテクノロジーでの協力などを行うことを発表している。
  
[[2007年]][[1月21日]]に放送された[[NHKスペシャル]]では、Google初となるテレビ局の長期取材に答え『グーグル革命の衝撃 ~あなたの人生を“検索”が変える~』が放送された。
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[[2007年]][[1月21日]][[NHKスペシャル]]では、Googleが初めてテレビ局の長期取材に応えた『グーグル革命の衝撃 ~あなたの人生を“検索”が変える~』が放送された。
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地元マウンテンビューでは無料のネットワークが張り巡らされている。2007年、サンフランシスコでも無線インターネット接続が発表された。
  
 
== 名前の由来 ==
 
== 名前の由来 ==
Googleという言葉は、googol([[グーゴル]])という言葉の綴りまちがいに由来する( o という文字が抜けて e が入っている)。1997年に[[ラリー・ページ]]たちが新しい検索エンジンの名前を考えてドメイン名として登録した際、googol.comをgoogle.comと綴りまちがえたのがその起源と言われる<ref>Koller, David. "[http://graphics.stanford.edu/~dk/google_name_origin.html Origin of the name, "Google."] ''[[スタンフォード大学]].'' January, 2004.</ref>。
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Googleという言葉は、googol([[グーゴル]])という言葉の綴りまちがいに由来する。1997年に[[ラリー・ページ]]たちが新しい検索エンジンの名前を考えてドメイン名として登録した際、googol.comをgoogle.comと綴りまちがえたのがその起源と言われる<ref>{{cite web|url=http://graphics.stanford.edu/~dk/google_name_origin.html|title=Origin of the name, "Google."|author=David Koller|publisher=[[スタンフォード大学]]|date= January, 2004|language=英語|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref>。
 
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グーゴルという言葉は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の数学者[[エドワード・カスナー]]の甥のミルトン・シロッタによって作られたもので、1グーゴルは10<sup>100</sup>(1のあとに0が100個続く数・10の100乗(じょう)と読む)である。この言葉に'''似た'''言葉を社名に用いていることは、[[World Wide Web|WWW]]上の膨大な情報の組織化がGoogleの使命であることを意図している。
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グーゴルという言葉は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の数学者[[エドワード・カスナー]]の甥のミルトン・シロッタによって作られたもので、1グーゴルは10<sup>100</sup>(1のあとに0が100個続く数・10の100乗と読む)である。この言葉に'''似た'''言葉を社名に用いていることは、[[World Wide Web|WWW]]上の膨大な情報の組織化がGoogleの使命であることを意図している。
 
<!--なお、それとは別の理由もある。会社設立時にドメインを検索したところ、googol.com という名称はすでに登録済みだったから使えなかった。しかし造語である google.com ならば使えた。「googol そのものではなく、googol に基づいた造語である」と理解してよい<ref>デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著『Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター』田村理香訳、イースト・プレス、2006年、ISBN 4-8725-7644-6</ref>。-->
 
<!--なお、それとは別の理由もある。会社設立時にドメインを検索したところ、googol.com という名称はすでに登録済みだったから使えなかった。しかし造語である google.com ならば使えた。「googol そのものではなく、googol に基づいた造語である」と理解してよい<ref>デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著『Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター』田村理香訳、イースト・プレス、2006年、ISBN 4-8725-7644-6</ref>。-->
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== Googleに対する批判 ==
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=== 検閲 ===
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[[谷歌|中国版Google]]では[[中国のネット検閲|検閲]]を行っており、「[[六四天安門事件|天安門事件]]」や「[[台湾]]」などの単語を検索しても政権に不都合なものは表示されない。また、「[[ダライ・ラマ14世]]」も禁止ワードに指定されており、[[チベット人]]の反感を買っている。米国版Googleでは表示されるが、中国国内から中国版Google以外のGoogleにアクセスすることは出来なくなっている。
  
== Googleを悪用したサイト ==
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Googleは反サイエントロジーサイトの削除を行っていたことも判明している。宗教団体[[サイエントロジー]]が同団体に批判的なサイトの削除を[[デジタルミレニアム著作権法|デジタル・ミレニアム著作権法]] (DMCA) を根拠に求めたところGoogleは削除に応じた。その後Googleの姿勢を批判する市民グループが訴訟の動きを見せたことから元に戻したが、一時的にでも削除を行ったことはGoogleの社会的影響力の大きさから批判をする向きも多い。
2000年から2001年にドメインが登録されたというGoogleを装った[[タイポスクワッティング]]サイト「Googkle.com」が、2005年4月頃に現れた。現在は閉鎖している。2007年には「goggle.com」というタイポスクワッティングサイトが現れた。こちらは、今現在もまだ閉鎖されていないので閲覧には注意のこと。
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Googleにアクセスする際、アドレスバーにgoogle.comと入力するはずが、キーの押し間違いで上記のURLを入力して接続してしまうとGoogleとは全く関係ないサイトに接続され、[[コンピュータウイルス]]や[[スパイウェア]]などの[[マルウェア]]を送りこまれて[[コンピュータ]]の破壊活動をされてしまう。
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グーグルによる検閲は、一般的には検索国の法律に従って行われるが、Googleは[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の企業であるため、アメリカ国内の法律によって違法と判断されたサイトについては、全世界で表示されない。例えば、DMCAに抵触すると判断されたサイトについては、日本人向けのコンテンツであっても日本国内から検索出来ないし、アメリカ以外の国経由で検索しても同様である。
  
有名検索エンジンを詐称した同様の事件は[[Yahoo! JAPAN]]でも起きており、利用者はアドレスのタイプミスなどに注意を求められる。
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2002年10月22日、およそ113のインターネット上のサイトがGoogleのドイツ語版とフランス語版から除去されているとの調査が報告された<ref>{{cite web|author=Zittrain, Jonathan|coauthors=Edelman, Benjamin|url=http://cyber.law.harvard.edu/filtering/google|title=Localized Google search result exclusions: Statement of issues and call for data|publisher=Harvard Law School: Berkman Center for Internet & Society|date=2002-10-22|language=英語|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref>。この検閲は主としてWhite Nationalistic、[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチ]]、[[反ユダヤ主義]]、[[イスラーム過激派]]のサイトに影響を与えた。[[フランス]]と[[ドイツ]]の法の下では、[[ヘイトスピーチ]]と[[ホロコースト]]の否定は違法である。グーグルはこれらの法を遵守して、そのような題材を含むサイトを検索結果に含めないようにした。検索がこのような形で影響を受けているかどうか直接確認するすべは無い。
  
なお、gooogle.comなど一部のタイプミスのドメインは、google.comに転送されるようになっている。
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個人名の検索結果の表示で名誉毀損に該当するか微妙なものについては、原則放置する方針をとっている。但し、グーグル社員の個人名で検索した結果については、不都合な検索結果を表示しなかったり表示順位を下位に下げるなど、表示順位や検索結果表示について操作していると思われる例が散見される。
  
== Googleに対する批判 ==
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=== CNET出入り禁止事件 ===
=== 検閲 ===
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2005年7月、[[CNET]]のエリノア・ミルズ記者が執筆したGoogle絡みのプライバシー問題についての記事中、説明の一環として、CEOの[[エリック・シュミット]]についてGoogleで検索した結果を公表した。そこには、シュミットのおおよその資産や自宅住所、シュミットがGoogle株の売却を行ったことなどが掲載されていた<ref>{{cite web|url=http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20085554,00.htm|title=グーグルの抱えるプライバシーのジレンマ|work=CNET Japan|date= 2005-07-20|author=Elinor Mills|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref>。Google広報部は、この行為はプライバシー侵害に当たるとして、CNETの全サイトを検索結果から外した。さらに、CNETの記者全員からの取材を1年間拒否するとの声明を出した。その2か月後に両者は和解しCNETのサイトは再び検索結果に表示されるようになった。
[[谷歌|中国版Google]]では[[中国のネット検閲|検閲]]を行っており、「[[六四天安門事件|天安門事件]]」や「[[台湾]]」などの単語を検索しても政権に不都合なものは表示されない。また、「[[ダライ・ラマ14世]]」も禁止ワードに指定されており、チベット人の反感を買っている。米国版Googleでは表示されるが、中国国内から中国版Google以外にアクセスすることは出来なくなっている。
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Googleは反サイエントロジーサイトの削除を行っていたことも判明している。宗教団体[[サイエントロジー]]が同団体に批判的なサイトの削除を[[デジタルミレニアム著作権法|デジタル・ミレニアム著作権法]](DMCA)を根拠に求めたところGoogleは削除に応じた。その後Googleの姿勢を批判する市民グループが訴訟の動きを見せたことから元に戻したが、一時的にでも削除を行ったことはGoogleの社会的影響力の大きさから批判をする向きも多い。
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=== グーグル八分===
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{{Main|グーグル八分}}
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検索の際、[[検索エンジンスパム]]などの検索妨害行為があるサイトや、各国の法律に照らし合わせてGoogleが違法と判断したサイトを、意図的に検索結果から除き、ユーザーが該当サイトのURLを検索できないようにすること、およびその対象となったサイトのこと。しかし、最近は上記のような問題がないと思われるサイトも意図的に検索結果から除外されることがあり、企業などでは検索結果が収益に大きく影響するため、死活問題となっているケースも多い。しかもグーグルは検索結果からの排除に関する基準を明確に示しておらず、不透明な手続にて行われているため、検索結果の社会的影響力に応じた責任を果たしていないというユーザーからの不満も多い。実際に検索結果から除外された企業が名誉毀損などでグーグルを訴えており、今後の裁判の行方に関心が集まっている。
  
===CNET出入り禁止事件===
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なお、'''グーグル自身がスパムあるいは不適切として判断したものについては削除した旨を表示することなく非表示とする反面、ユーザーが名誉毀損等で非表示を求めた場合は削除した旨を表示することとなっている'''。
2005年7月、[[CNET]]のエリノア・ミルズ記者が執筆したGoogle絡みのプライバシー問題についての記事中、説明の一環として、CEOの[[エリック・シュミット]]についてGoogleで検索した結果を公表した。そこには、シュミットのおおよその資産や自宅住所、シュミットがGoogle株の売却を行ったことなどが掲載されていた。Google広報部は、この行為はプライバシー侵害に当たるとして、CNETの全サイトを検索結果から外した。さらに、CNETの記者全員からの取材を1年間拒否するとの声明を出した。その2ヶ月後に両者は和解しCNETのサイトは再び検索結果に表示されるようになったが、圧倒的影響力を背景に言論の封殺を目論んだGoogleの行為を危険視する声がある。
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=== グーグル八分(Google八分) ===
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検索の際、[[検索エンジンスパム]]などの検索妨害行為があるサイトや、各国の法律に照らし合わせてGoogleが違法と判断したサイトを、意図的に検索結果から除き、ユーザーが該当サイトのURLを検索できないようにすること、およびその対象となったサイトのこと。しかし、最近は上記のような問題がないと思われるサイトも意図的に検索結果から除外されることがあり、企業などでは検索結果が収益に大きく影響するため、死活問題となっているケースも多い。しかもグーグルは検索結果からの排除に関する基準を明確に示しておらず、不透明な手続にて行われているため、検索結果の社会的影響力に応じた責任を果たしていないというユーザーからの不満も多い。実際に検索結果から除外された企業が名誉毀損などでグーグルを訴えており、今後の裁判の行方に関心が集まっている。
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{{Main|グーグル八分}}
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== 派生語 ==
 
== 派生語 ==
=== ググる ===
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=== google・ググる(動詞) ===
Googleが語源。元々は、Googleを利用してウェブページを検索するという意味である。このことは、Googleがメジャーな検索エンジンであることを表しているが、単に語呂がよかったという面もある。
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英語圏では、「google」が「(広義ではYahoo!などを含めたすべての)検索エンジンで検索する」という意味の[[動詞]]として使われることが多くなっている。動詞としての「google」は[[英語版ウィキペディア]]にも収録されている([[:en:Google (verb)]])。2006年7月6日にMerriam-Websterが発表した辞書の最新版では、「google」という動詞が「WWWの情報を得るためにGoogleの検索エンジンを利用する」という意味で掲載された。なお、Googleは[[商標の普通名称化]]を招くとしてこの用法に抗議している<ref>{{cite web|url=http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20203307,00.htm|title=グーグル、「ググる」の使用に難色|author=Will Sturgeon|work=CNET Japan|date=2006-08-17|accessdate=10月20日|accessyear=2007年}}</ref>。
 
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インターネット掲示板「[[2ちゃんねる]]」などでは調べもしないで質問をする人(クレクレ君)に対し、「'''それくらいググれ'''」という使い方をする。「ググって来る」など多種多様な活用語が存在する。
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さらに、検索サイトで検索する行為一般、インターネットとも関係なく単に探す行為をググると言うことある(例: [[Yahoo!]]でググれ・歩いてお店をググる…など)が、この使い方はGoogleで検索することと混同して混乱を招く可能性がある。
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=== google(動詞) ===
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[[日本語]]でも検索するという意味で「ググる」が用いられている。
英語圏では、「google」が「(広義ではYahoo!などを含めたすべての)検索エンジンで検索する」という意味の[[動詞]]として使われることが多くなっている。[[日本語]]の「ググる」と同義である。
+
[[英語版ウィキペディア]]にも収録されている([[:en:Google (verb)]])。なお、Googleは[[商標の普通名称化]]を招くとしてこの用法に抗議している<ref>[http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20203307,00.htm グーグル、「ググる」の使用に難色], CNET Japan, 2006年8月17日</ref>。
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2006年7月6日にMerriam-Websterが発表した辞書の最新版では、「google」という動詞が「WWWの情報を得るためにGoogleの検索エンジンを利用する」という意味で掲載された。
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=== googling(名詞) ===
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googlingとして名詞化された言葉は、もともとの「検索する」という意味合いから派生し、特に「他人の氏名で検索する」場合を指すことが多くなった<ref>{{cite web|url=http://searchwebservices.techtarget.com/sDefinition/0,,sid26_gci799367,00.html |author= Paul Gillin|title=What is Googling? - SearchWebServices.com Definitions|work=Whatis.com|date=2002-05-09|accessdate=11月2日|accessyear=2007年}}</ref>。
  
== 関連書籍 ==
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== 脚注 ==
* Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか ISBN 4839916071 2004年12月
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* ザ・サーチ グーグルが世界を変えた ISBN 4822244873 2005年11月
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<div class="references-small">
* Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター ISBN 4872576446 2006年5月
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* グーグル Google 既存のビジネスを破壊する(著:[[佐々木俊尚]]、[[文春新書]]) ISBN 4166605011 2006年4月20日 第1刷発行
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* グーグルのすごい考え方(著:[[二村高史]]、[[知的生きかた文庫]]) ISBN 4837975836 2006年9月10日 第1刷発行
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* Google 最強のブランド戦略 邪悪にならないこと ISBN 4797330031 2006年9月
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==関連項目==
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== 関連項目 ==
*[[Sitemaps]]
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* [[elgooG]] - [[中国のネット検閲|中国のインターネット検閲]]を回避する[[ミラーサイト]]
*[[elgooG]] - [[中国のネット検閲|中国のインターネット検閲]]を回避する[[ミラーサイト]]
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* [[Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/ググレカス]]
  
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== 参考文献 ==
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* Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか ISBN 4839916071 2004年12月
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* ザ・サーチ グーグルが世界を変えた ISBN 4822244873 2005年11月
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* Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター ISBN 4872576446 2006年6月1日 第1刷発行
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* グーグル Google 既存のビジネスを破壊する(著:[[佐々木俊尚]]、[[文春新書]]) ISBN 4166605011 2006年4月20日 第1刷発行
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* グーグルのすごい考え方(著:[[二村高史]]、[[知的生きかた文庫]]) ISBN 4837975836 2006年9月10日 第1刷発行
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* Google 最強のブランド戦略 邪悪にならないこと ISBN 4797330031 2006年9月
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
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{{Commons|Google}}
  
* [http://www.google.co.jp/ Google(日本語)]
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* [http://www.google.co.jp/ Google] {{ja icon}}
* [http://www.google.com/ Google(英語)]
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* [http://www.google.com/ Google] {{en icon}}
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* [http://blog.livedoor.jp/baikaru/archives/424780.html Google革命の衝撃]
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* [http://www.searchdesk.com/survey/index.htm Search Desk - 検索エンジンの評価データ]
 
* [http://www.google.co.jp/language_tools Googleの多言語対応]
 
* [http://www.google.co.jp/language_tools Googleの多言語対応]
* [http://ja.wikipedia.org/wiki/Google 引用元 Wikipedia Google]
 
  
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[[Category:Wikipedia出典元の記事]]
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2008年8月5日 (火) 21:15時点における版

Google Inc.
150px
種類 公開会社
市場情報 NASDAQ GOOG
~上場中
略称 Google
本社所在地  
アメリカ合衆国 カリフォルニア州 マウンテンビューアンフィシアター パークウェイ 1600番
電話番号
設立 1998年9月7日
業種 情報・通信業
事業内容 インターネット関連事業、ソフトウェアの研究・開発・販売
代表者 CEO エリック・シュミット
資本金
売上高 106億ドル(約1兆2720億円)(2006年)
総資産
従業員数 13,748名(2007年6月)
決算期
主要株主
主要子会社
関係する人物 ラリー・ページセルゲイ・ブリン
外部リンク http://www.google.com/
特記事項:
Google本社にある標識(Welcome sign)

Google(グーグル)は、アメリカ合衆国ソフトウェア会社、あるいは、同社の運営するインターネット上での検索エンジンである。

米国グーグルは人類が使う全ての情報を集め整理すると言う壮大な目的をもって設立された。独自開発したプログラムが、世界中のウェブサイトを巡回して情報を集め、検索用の索引を作り続けている。約30万台のコンピュータが稼動中といわれる。検索結果の表示画面や提携したウェブサイト上に広告を載せることで、収益の大部分をあげている。

検索エンジンとしては、2002年には世界で最も人気のあるものになり、AOLなどのクライアントを通じてインターネット検索のトップを占めるまでになっている。日本では、Yahoo! JAPANに次いでシェア2位である。

会社

米Google本社のCEOエリック・シュミット。日本法人のグーグル株式会社のCEOは村上憲郎

沿革

社風

Google本社にあるトイレのコントロールパネル

Googleの本社社屋は "Googleplex" の愛称で親しまれている。この言葉は、googolplex(グーゴルプレックス)の言葉遊びであり、Googleとcomplexとのかばん語でもある。

社内移動用の電動キックボードやセグウェイ、料理人が各国の料理を提供する無料食堂、フィットネスジムやサウナを完備したキャンパス、定期的に開催されるローラーホッケーのイベントなど充実した福利厚生サービス、猫以外のペットを持ち込み可能なオフィスやおもちゃなど遊び道具を持ち込める仕事部屋、ラバライトやゴムボールがあちらこちらに置かれた独特な企業文化で知られる[7]。また、NASDAQ市場に公開するに先立ち、無料ランチを継続して提供することを宣言した。自由な企業文化と肯定的にとらえる見方がある一方、子供っぽいと見られることもある(ただし、この場合の子供っぽいという表現は必ずしも否定的な意味を伴うものではない)[8]

また3Mの15%ルールの様に、勤務時間の20%を自分の気に入ったプロジェクトに割くよう義務付ける「20 percent time」という規則があり、そこからOrkutGmailなどの実験的サービスが生まれている。

社外での活動

Googleは社内で多くのオープンソースソフトウェアを使っているため、オープンソースの開発者を雇うなど、オープンソースの支援を積極的に行っている。

2005年には、「Google Summer of Code」というオープンソースの開発に資金を提供するプロジェクトを行った。これは、Googleが、指定したプロジェクトに参加する学生に開発費用を提供するというもので、一定期間の補助を受けて開発を行う。また、これを受けて、日本でも「夏休みコード道場」というプロジェクトが、フリーソフトウェアイニシアティブ (FSIJ) の主催の元、Google日本法人の協力で開始された。

現在は、ウィキペディアに対しても資金提供をするなど、オープンな文化に対する積極的な支援を行う企業としても名前をあげつつある。

また、2005年9月28日には、NASAと提携し、大規模コンピューティングの活用や、データマイニング、ナノ、バイオテクノロジーでの協力などを行うことを発表している。

2007年1月21日NHKスペシャルでは、Googleが初めてテレビ局の長期取材に応えた『グーグル革命の衝撃 ~あなたの人生を“検索”が変える~』が放送された。

地元マウンテンビューでは無料のネットワークが張り巡らされている。2007年、サンフランシスコでも無線インターネット接続が発表された。

名前の由来

Googleという言葉は、googol(グーゴル)という言葉の綴りまちがいに由来する。1997年にラリー・ページたちが新しい検索エンジンの名前を考えてドメイン名として登録した際、googol.comをgoogle.comと綴りまちがえたのがその起源と言われる[9]

グーゴルという言葉は、アメリカの数学者エドワード・カスナーの甥のミルトン・シロッタによって作られたもので、1グーゴルは10100(1のあとに0が100個続く数・10の100乗と読む)である。この言葉に似た言葉を社名に用いていることは、WWW上の膨大な情報の組織化がGoogleの使命であることを意図している。

Googleに対する批判

検閲

中国版Googleでは検閲を行っており、「天安門事件」や「台湾」などの単語を検索しても政権に不都合なものは表示されない。また、「ダライ・ラマ14世」も禁止ワードに指定されており、チベット人の反感を買っている。米国版Googleでは表示されるが、中国国内から中国版Google以外のGoogleにアクセスすることは出来なくなっている。

Googleは反サイエントロジーサイトの削除を行っていたことも判明している。宗教団体サイエントロジーが同団体に批判的なサイトの削除をデジタル・ミレニアム著作権法 (DMCA) を根拠に求めたところGoogleは削除に応じた。その後Googleの姿勢を批判する市民グループが訴訟の動きを見せたことから元に戻したが、一時的にでも削除を行ったことはGoogleの社会的影響力の大きさから批判をする向きも多い。

グーグルによる検閲は、一般的には検索国の法律に従って行われるが、Googleはアメリカの企業であるため、アメリカ国内の法律によって違法と判断されたサイトについては、全世界で表示されない。例えば、DMCAに抵触すると判断されたサイトについては、日本人向けのコンテンツであっても日本国内から検索出来ないし、アメリカ以外の国経由で検索しても同様である。

2002年10月22日、およそ113のインターネット上のサイトがGoogleのドイツ語版とフランス語版から除去されているとの調査が報告された[10]。この検閲は主としてWhite Nationalistic、ナチ反ユダヤ主義イスラーム過激派のサイトに影響を与えた。フランスドイツの法の下では、ヘイトスピーチホロコーストの否定は違法である。グーグルはこれらの法を遵守して、そのような題材を含むサイトを検索結果に含めないようにした。検索がこのような形で影響を受けているかどうか直接確認するすべは無い。

個人名の検索結果の表示で名誉毀損に該当するか微妙なものについては、原則放置する方針をとっている。但し、グーグル社員の個人名で検索した結果については、不都合な検索結果を表示しなかったり表示順位を下位に下げるなど、表示順位や検索結果表示について操作していると思われる例が散見される。

CNET出入り禁止事件

2005年7月、CNETのエリノア・ミルズ記者が執筆したGoogle絡みのプライバシー問題についての記事中、説明の一環として、CEOのエリック・シュミットについてGoogleで検索した結果を公表した。そこには、シュミットのおおよその資産や自宅住所、シュミットがGoogle株の売却を行ったことなどが掲載されていた[11]。Google広報部は、この行為はプライバシー侵害に当たるとして、CNETの全サイトを検索結果から外した。さらに、CNETの記者全員からの取材を1年間拒否するとの声明を出した。その2か月後に両者は和解しCNETのサイトは再び検索結果に表示されるようになった。

グーグル八分

詳細は グーグル八分 を参照

検索の際、検索エンジンスパムなどの検索妨害行為があるサイトや、各国の法律に照らし合わせてGoogleが違法と判断したサイトを、意図的に検索結果から除き、ユーザーが該当サイトのURLを検索できないようにすること、およびその対象となったサイトのこと。しかし、最近は上記のような問題がないと思われるサイトも意図的に検索結果から除外されることがあり、企業などでは検索結果が収益に大きく影響するため、死活問題となっているケースも多い。しかもグーグルは検索結果からの排除に関する基準を明確に示しておらず、不透明な手続にて行われているため、検索結果の社会的影響力に応じた責任を果たしていないというユーザーからの不満も多い。実際に検索結果から除外された企業が名誉毀損などでグーグルを訴えており、今後の裁判の行方に関心が集まっている。

なお、グーグル自身がスパムあるいは不適切として判断したものについては削除した旨を表示することなく非表示とする反面、ユーザーが名誉毀損等で非表示を求めた場合は削除した旨を表示することとなっている

派生語

google・ググる(動詞)

英語圏では、「google」が「(広義ではYahoo!などを含めたすべての)検索エンジンで検索する」という意味の動詞として使われることが多くなっている。動詞としての「google」は英語版ウィキペディアにも収録されている(en:Google (verb))。2006年7月6日にMerriam-Websterが発表した辞書の最新版では、「google」という動詞が「WWWの情報を得るためにGoogleの検索エンジンを利用する」という意味で掲載された。なお、Googleは商標の普通名称化を招くとしてこの用法に抗議している[12]

日本語でも検索するという意味で「ググる」が用いられている。

googling(名詞)

googlingとして名詞化された言葉は、もともとの「検索する」という意味合いから派生し、特に「他人の氏名で検索する」場合を指すことが多くなった[13]

脚注

  1. KDDIとGoogleの業務提携について KDDI会社情報 2006年5月18日
  2. Ken Norton (2006-10-31) Ken Norton We’re Googlers now 英語 JotBlog 2006-10-31 [ arch. ] 10月20日
  3. Susan Wojcicki, Vice President, Product Management (2007-04-13) Susan Wojcicki, Vice President, Product Management Official Google Blog: The next step in Google advertising 英語 2007-04-13 [ arch. ] 10月20日
  4. DoubleClick (2007-04-13) DoubleClick GOOGLE TO ACQUIRE DOUBLECLICK 英語 2007-04-13 [ arch. ] 10月20日
  5. Elinor Mills (2007-04-13) Elinor Mills Google to buy DoubleClick for $3.1 billion 英語 CNET News.com 2007-04-13 [ arch. ] 10月20日
  6. ドコモとGoogleが提携──各種サービスのiモード対応などを推進 ITmedia +D モバイル 2008年1月24日
  7. ASCII24 (2006-10-11) ASCII24 世界中の技術者が憧れる、Google本社の豪華ランチを食べてみた!! 2006-10-11 [ arch. ] 10月20日
  8. Aaron Swartz (2006-12-13) Aaron Swartz The Goog Life: how Google keeps employees by treating them like kids 英語 Raw Thought 2006-12-13 [ arch. ] 10月20日 日本語訳
  9. David Koller (January, 2004) David Koller Origin of the name, "Google." 英語 スタンフォード大学 January, 2004 [ arch. ] 10月20日
  10. Zittrain, Jonathan (2002-10-22) Zittrain, Jonathan Edelman, Benjamin Localized Google search result exclusions: Statement of issues and call for data 英語 Harvard Law School: Berkman Center for Internet & Society 2002-10-22 [ arch. ] 10月20日
  11. Elinor Mills (2005-07-20) Elinor Mills グーグルの抱えるプライバシーのジレンマ CNET Japan 2005-07-20 [ arch. ] 10月20日
  12. Will Sturgeon (2006-08-17) Will Sturgeon グーグル、「ググる」の使用に難色 CNET Japan 2006-08-17 [ arch. ] 10月20日
  13. Paul Gillin (2002-05-09) Paul Gillin What is Googling? - SearchWebServices.com Definitions Whatis.com 2002-05-09 [ arch. ] 11月2日

関連項目

参考文献

外部リンク

テンプレート:Google Inc.

テンプレート:IT giants