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2016年3月28日 (月) 15:48時点における最新版
この項目では、日本のギタリストについて説明しています。その他のケンの事例については「ケン」をご覧ください。 |
ken(ケン、1968年11月28日 - )は日本のギタリスト、シンガーソングライター。
L'Arc〜en〜Cielのギタリスト、SONS OF ALL PUSSYSのヴォーカリスト・ギタリストとして活動している。
また、P'UNK〜EN〜CIELではKEN P'UNKとしてドラムを担当。
なお、SONS OF ALL PUSSYS・ソロではKen名義を用いて活動している。
滋賀県立彦根東高等学校、名古屋工業大学工学部建築学科卒業。
AB型。身長178cm体重60kg。なぜかkenの身長はウィキペディアに記入できる。
愛称は「犬ちゃん」。タバコをくわえながらの演奏が特徴(後述)。
来歴[編集]
kenがギターを手にしたのは中学生の頃で、本人は「姉のフォークギターが落ちていたので弾いてみたら音色に惹かれた」と語っている。その後エレキギターに持ち替え幼なじみのtetsuらと共に楽器を手に遊ぶようになる。初めてのステージは中学校の文化祭でオジー・オズボーンのコピーバンドだったという。kenはこのときヴォーカルとして所属していた。
高校に入学してもギターは弾いていたものの特定のバンドに所属することはなかった。しかし高校3年の時にtetsuに誘われギタリストの脱退したByston-Wellに参加する。
大学受験のため、Byston-Wellには僅かな期間しか在籍しなかった。tetsu曰く「kenちゃんは当時からいい曲を書いていた」という。その後、大学へ進学。 1992年、大学4年次の時にtetsuからL'Arc〜en〜Cielに加入するよう依頼を受ける。就職先が決まりかけていたkenはどちらを選ぶか1週間考えた後、L'Arc〜en〜Cielが当時活動場所としていた大阪行きを決定する。この時、大学は退学せず休学としていて、大学はその後、1997年に卒業している。(これは、元ドラマーのsakuraの逮捕で活動休止になってしまったため、この合間に休学していた大学に通っていた。)
sakuraが脱退した頃から、タバコをライヴ中にも吸うようになる。ラルク活動開始当初はtetsuと共にタバコを吸わないメンバーであったが、大ブレイクのタイミングで喫煙を始めたために、「ken=タバコ」というイメージが出来上がっている。ギター、ドラムを問わず喫煙しながら演奏するほどのヘビースモーカーで、『Pieces』や『READY STEADY GO』などのプロモーションビデオ内では喫煙を、『自由への招待』でのジャケットのP'UNK〜EN〜CIELメンバー紹介ではタバコをくわえている姿が見て取れる。また、東京ドームでは場内禁煙・火気禁止になっているものの、彼の場合は演出として許可されているとテレビ番組で語っていた(煙草状の小道具をくわえているという説もある)。ただし、NHK紅白歌合戦出場の際には喫煙演奏を自粛している。タバコの銘柄はマールボロ・ライト(金マル)。ヘビースモーカーであるが酒は苦手としている。
2003年からはL'Arc〜en〜Cielの元ドラマーsakuraなどとSONS OF ALL PUSSYSを結成。ライヴハウスでのライヴなどで活動している。また、2006年8月にソロアーティストとしてもデビュー、Speedをリリース。
影響を受けたギタリストとして、ゲイリー・ムーア、マイケル・シェンカー、イングヴェイ・マルムスティーンなどのハードロックギタリストをよく挙げている。
L'Arc〜en〜Ciel内ではギター以外にコーラスも担当している。tetsuはヴォーカルのhydeと共に歌ってコーラスをする合唱タイプなのに対し、彼のコーラスはヴォーカルラインから独立し、自分のコーラスパートを1人で、特に英語の歌詞を歌うことが多い。『花葬』では、英語の部分の作詞を行い、そのパートを朗読している。(CD音源ではhydeが朗読をしている。)
エピソード[編集]
- 初めて買ったレコードはアントニオ猪木のテーマ(『炎のファイター』)であると雑誌やテレビなどで発言している。
- 名古屋工業大学建築学科卒業という経歴から建築物に関して深い造詣を持ち、特にダムに関しては「ダムマニア」を自称するほど詳しい。オフのときはよくダム観光の旅に出かけるほどである。
- 中学時代は、生徒会長を務めていた。
- 大学時代は頻繁に教授に質問をすることで有名で、そこからも彼の勉学への熱意が感じられる。1995年にテレビ番組の企画でkenが母校の大学を訪れ教授と再会した際、教授はkenに大学院へ入るよう何度も勧めたことをしみじみと語っている。
- 1995年頃に「エリザベス」という名前の猫を飼っていた。その猫はライヴビデオ『heavenly 〜films〜』のオープニングに出演している。kenモデルのギターの12フレット目にはその猫のインレイがある。猫が描かれたインレイが入ったギターは『READY STEADY GO』のPVでも確認できる。トカゲや、L'Arc〜en〜Cielのロゴのインレイが入ったギターも存在する。そして現在は”Ken”と筆記体で記されたインレイのギターをライヴで使用中。
- 飽きっぽい性格であると音楽番組でhydeに言われた事がある。BMXを買ったがギア変速がついていない為に一度しか使用しなかったり、一時期写真を趣味としていたが、「現像に行った時に名前等を書くのが恥ずかしい」という理由で撮らなくなったり、など。
バンド遍歴[編集]
- DOBERMAN
- Byston-Well
- THE CLARE
- L'Arc〜en〜Ciel
- SONS OF ALL PUSSYS
使用機材[編集]
- 主にライヴではフェルナンデスが製造している自身のシグネイチャーモデルを使用している。
- 2007年現在では、自身のモデルからLD(LOVE DRIVER)シリーズ(ストラトタイプ・21フレット)をメインギターとして使用しており、その他にLAシリーズ(24フレット)・LVシリーズ(フライングVタイプ)などが存在、現在までにカラーやスペックの異なる様々なバリエーションの物が製作されている。
- 近年、ライヴでは多くの楽曲が上記のストラトタイプのモデルで演奏されるようになり、ギター交換時の感覚的な違和感を回避する為、本来24フレット仕様のLAシリーズから新たに21フレット仕様のモデルが開発された。
- フェルナンデスのミュージシャンモデルシリーズから、自身のモデルギターが各種発売されている。
- 2007年現在、アンプは主にロッカフォルテ(Levant Series Hi-Gain 100)と、豹柄にカスタムされたマーシャルスピーカー(1960BX)の組み合わせを使用しており、この組み合わせはライヴでもメインの機材として用いられている。
作品[編集]
シングル[編集]
ライヴ[編集]
交友関係[編集]
- SKKIN USAのデザイナー、ジェブラン・ジャウニと深い交流関係にある。
- 清春とはバンド同士での付き合いも古く、また彼のファーストソロアルバムである『poetry』にはゲストミュージシャンとしてギターで参加している。
- タモリとはKenが出演した笑っていいとも!で、お互いがダム愛好者であることを認知し意気投合。タモリ倶楽部のダムに関するクイズコーナーや紙飛行機選手権、鉄道麻雀のコーナーなど、年に1回程度でタモリ倶楽部に出演していたが、2005年以降は一切出ていない。
- 事務所の後輩バンドにあたるムックのシングル「アゲハ」をプロデュースしている。
書籍[編集]
関連書籍[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
参考文献[編集]
- L’Arc~en~Ciel ken GUITAR WORKS (宝島社、1999年1月8日)ISBN 4-7966-1447-8
- 月間ギグス 2007年12月号 (シンコーミュージック・エンタテイメント、2007年12月1日)