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当駅は、[[児島地域|児島旧市街地]]沖の野﨑浜と呼ばれた[[塩田]]跡に建設され、駅周辺は新たな市街地として整備された。この街開きのイベントでもあったのが[[瀬戸大橋架橋記念博覧会]](瀬戸大橋博'88・岡山)であり、その会場(現在の児島駅前一丁目・四丁目の大部分)でもあった。現在は多くの店舗が進出し商業地区となっている。 | 当駅は、[[児島地域|児島旧市街地]]沖の野﨑浜と呼ばれた[[塩田]]跡に建設され、駅周辺は新たな市街地として整備された。この街開きのイベントでもあったのが[[瀬戸大橋架橋記念博覧会]](瀬戸大橋博'88・岡山)であり、その会場(現在の児島駅前一丁目・四丁目の大部分)でもあった。現在は多くの店舗が進出し商業地区となっている。 | ||
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2014年9月7日 (日) 21:35時点における最新版
児島駅(こじまえき)は、岡山県倉敷市児島駅前一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・四国旅客鉄道(JR四国)本四備讃線(瀬戸大橋線)の駅である。
概要[編集]
倉敷市の南東部に位置する児島地域の中心駅である。本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の本州側の起点であり、全旅客列車が停車する。また、1990年末に下津井電鉄線が廃止された後は岡山県では最南端の駅である。JR西日本が管轄する直営駅であり、管理駅として宇野線の早島駅 - 宇野駅間各駅と本四備讃線の植松駅・木見駅・上の町駅を管轄している。
JR西日本とJR四国の会社境界駅となっており、会社境界標は宇多津駅方の場内信号機付近にある[1]。2013年時点では、旅客列車の乗務員はすべて当駅で交代する。
- なお、かつてはJR西日本の乗務員がJR四国の多度津駅まで乗務するほか、JR四国の乗務員がJR西日本の岡山駅まで乗務していた時期もあった(徳島駅からの「うずしお」)。これは当時、本州に直通する特急列車に運用されていたキハ181系における瀬戸大橋上での騒音が問題となり、気動車特急列車を65km/hに減速して運転する代わりに当駅通過となったことによる。その後、本州に直通する気動車特急列車はすべて騒音が少ない2000系に置き換えられ、当駅に停車するようになった。
四国方面発着の普通列車はすべて当駅で快速「マリンライナー」と特急を待避するほか、四国に入らずに当駅で折り返す普通列車は当駅にて四国方面行きの「マリンライナー」へ接続する。
当駅は乗車カード「ICOCA」岡山地区のサービスエリアに含まれている。同カードはJR西日本が発行しているものであり、当駅以南(JR四国の路線)はサービスエリアに含まれていなかったが、2014年3月より「香川エリア」(高松 - 多度津間)が設定され供用が開始されたことにより、同方面への利用も可能になった[2]。
歴史[編集]
- 1988年(昭和63年)
- 3月20日:本四備讃線の茶屋町駅から当駅間の営業開始に伴い、開業する(瀬戸大橋の開通を記念した「瀬戸大橋博'88・岡山」が同日より開催されており、観客輸送のための先行開業であった)。
- 4月10日:瀬戸大橋が開通し本四備讃線全線の営業開始に伴い、途中駅となる。
- 2007年(平成19年)
駅構造[編集]
島式ホーム2面4線を有する高架駅で、列車有効長が通常より長く取られている。これは、この先の瀬戸大橋が強風などで運転見合わせになって、四国へ渡る列車が進めなくなった時、できるだけ多くの列車を停車させられるようにしているためである。また、定期客車列車の運転が廃止されたことにより、2006年9月までにホームのかさ上げ工事が施工された。茶屋町方のみに両渡り線がある。
高架ホームの4番下り待避線外側に1線分のレールが敷設できるスペースが取られているが、2009年時点ではレール等の設置はされていない。
エレベーターが各ホームに設置されている。ホーム上の列車接近メロディは2012年3月から暫くの間はJR西日本標準のメロディのみに変更されていたが、その後再変更され、『瀬戸の花嫁』が流れ終わった後に続いてJR西日本標準メロディが流れる要出典。
駅構内には、みどりの窓口およびみどりの券売機が設置されている。
上下線ホーム上に乗務員詰所がある。上り線のホーム突端(岡山方)の詰所は2009年夏に建て替え工事が行われた要出典。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■瀬戸大橋線 | 上り | 茶屋町・岡山方面 | 普通列車(一部4番のりば) |
2 | ■瀬戸大橋線 | 上り | 茶屋町・岡山方面 | 快速・特急 |
3 | ■瀬戸大橋線 | 下り | 四国(高松・松山・高知)方面 | 快速・特急 |
4 | ■瀬戸大橋線 | 下り | 四国(観音寺・琴平)方面 | 普通列車 |
内側2線(2番・3番のりば)が本線、外側2線(1番・4番のりば)が待避線であるが、待避の有無に関係なく種別ごとにホームを使い分けている。なお、当駅始発の岡山方面行き普通列車は基本的に1番のりばから発車するが、一部の時間帯には4番のりばからの始発列車もある。
利用状況[編集]
1日の平均乗車人員は以下の通りである[3]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 4,657 |
2000 | 4,551 |
2001 | 4,593 |
2002 | 4,521 |
2003 | 4,417 |
2004 | 4,266 |
2005 | 4,283 |
2006 | 4,286 |
2007 | 4,298 |
2008 | 4,251 |
2009 | 4,017 |
2010 | 4,027 |
2011 | 4,066 |
2012 | 4,067 |
駅周辺[編集]
当駅は、児島旧市街地沖の野﨑浜と呼ばれた塩田跡に建設され、駅周辺は新たな市街地として整備された。この街開きのイベントでもあったのが瀬戸大橋架橋記念博覧会(瀬戸大橋博'88・岡山)であり、その会場(現在の児島駅前一丁目・四丁目の大部分)でもあった。現在は多くの店舗が進出し商業地区となっている。
2008年2月より、西口のバス乗り場を含む駅前ロータリー等の改修工事を実施し、同年12月末に完成する予定であったが、工事の進捗の遅れから工期が延び、2009年3月27日に完成した。なお、駅正面にあったペデストリアンデッキは当該工事に伴い撤去されるとともに、横断歩道および信号機が同じ場所に新設された。
見所として、北西の旧市街地に江戸時代に塩田開発を進め、野﨑浜の由来となった塩田王・野﨑武左衛門が建てた野﨑家旧宅がある。南方には児島競艇場があり、レース開催時には競艇場への観客で駅が賑わう。また、児島半島の南端にある鷲羽山には、絶叫マシンやバンジージャンプがある遊園地鷲羽山ハイランドもある。
四国新幹線予定地[編集]
駅の開業以来、市街地(西)側の「表口」にある広場が駐車場やバス待機場として使用されているのは、四国新幹線が新線で建設された場合の予定地とされているためである。ただし、JR西日本では軌間の異なる新幹線から在来線への直通運転を可能とするフリーゲージトレインの開発に参加しているほか、四国4県も宇野線岡山 - 茶屋町間の複線化を推進している状況で、新幹線建設の具体化の動きはない。
下津井電鉄の駅跡[編集]
かつては当駅から西に約700m離れた場所に下津井電鉄下津井電鉄線の児島駅があったが、モータリゼーションの進行による乗客の減少のため、1991年1月1日に下津井電鉄線とともに廃止された。廃止後も、駅舎は下津井電鉄の旅行センターとして活用され残っている。
主な施設など[編集]
- 倉敷市役所児島支所
- 児島市民交流センター(旧 倉敷市瀬戸大橋架橋記念館)
- 岡山県警児島警察署
- 倉敷市立児島市民病院
- 倉敷ファッションセンター
- 児島マリンプール
- 平成レンタカー児島駅前営業所(本社) - 当駅付近にある唯一のレンタカー店舗である。
- 児島郵便局
- 中国銀行 児島支店
- トマト銀行 児島支店
- 広島銀行 児島支店
- 百十四銀行 児島支店
- 天満屋ハピータウン 児島店
- 山陽マルナカ 児島店
- エディオン 児島店(旧 ニノミヤ→デオデオ 児島店)
- ヤマダ電機 テックランド児島店
- ナンバホームセンター 児島店
- 国道430号
- 岡山県道21号岡山児島線
- ジーンズミュージアム
バス[編集]
当駅前を発着する全ての路線バスの運行は、下津井電鉄(および同社と共同運行を行う各社)により運行され、東京方面への夜行高速バスや岡山空港への路線および一班路線のほか、児島競艇場への送迎バスも発着している。
- 高速バス
- ルミナス号(下津井電鉄・小田急シティバス) : ハイアットリージェンシー東京前・新宿駅西口 行き
- 岡山空港リムジンバス 倉敷線
- 一般路線バス
- 特定輸送(児島競艇場無料送迎バス)
隣の駅[編集]
※両社管轄区間を跨いで運転される特急「しおかぜ」・「南風」・「うずしお」、寝台特急「サンライズ瀬戸」については各列車記事を参照のこと。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ■瀬戸大橋線(本四備讃線)
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■瀬戸大橋線(本四備讃線)
- 予讃線坂出駅方面への直通列車のうち、快速「マリンライナー」は宇多津駅構内の短絡線を通過するが、特急「うずしお」は宇多津駅に停車してスイッチバックする。
脚注[編集]
- ↑ この場内信号機以北がJR西日本、以南がJR四国の管轄である。
- ↑ JR四国でのICOCAサービス開始日が決定!(プレスリリース) - JR四国・JR西日本(2014年1月27日付、同年3月6日閲覧)
- ↑ 岡山県統計年報による。