「あまちゃんロス症候群」の版間の差分
(ページの作成:「'''あまちゃんロス症候群'''(あまちゃんロスしょうこうぐん)は、2013年4月-9月に放送された、NHK総合テレビジョン...」) |
細 (Mario Yonezawa (トーク) による版 363111 を取り消し) |
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示) | |
(相違点なし)
|
2019年2月5日 (火) 00:33時点における最新版
あまちゃんロス症候群(あまちゃんロスしょうこうぐん)は、2013年4月-9月に放送された、NHK総合テレビジョンの連続テレビ小説『あまちゃん』の視聴者が、放送終了後に「ペットロス症候群」に似た症状が続出するのではないかとインターネット上で盛んに議論されている精神病である。あまロスとも略される。
ペットロス(飼っていた動物が死別、あるいは行方不明になり、情緒不安定や無気力などのうつ病に陥る症状)に似たものとされるが、山野美容芸術短期大学准教授・岡田奈緒子は「映画では「男はつらいよ」、テレビドラマでは「渡る世間は鬼ばかり」などのように、ある家族のドキュメンタリーのように感じてしまう作品があります。登場人物が親しみやすいため、自らもその一員になったように錯覚する“疑似家族”状態といえるでしょう。「あまちゃん」は毎日放送されており生活の一部でしたから、その傾向は強いと思います。独居の方が"大切な家族を失った"と感じ、ひどく落ち込むケースも考えられます」[1]と分析している。
また別名としてPTSDをもじり、「あまちゃん後ストレス障害」(PASD、Aは「Amachan」)と呼ばれる場合もある。これは町山智浩の夫人が付けた造語とされている。町山はアメリカでNHKワールドTVを通して放送されている同作品を見て、13歳になる娘がこれにはまりすぎていることから「カミさんから、“あなた、(あまちゃんの)放送が終わったらどうするの!?ポストあまちゃん症候群になるんじゃないの”と心配したんです」と話している[2]。
さらに「あま鬱」と呼ばれる場合もあり、「あまちゃん」が終了したらいったい何をいいのか?と喪失感に襲われ鬱になる人が急増しているとのことである[3]。
しかし、同じ週刊ポストのインタビューに答えた精神科医の樺沢紫苑によると、「PASDは病気ではありません。放送が終わって落ち込んだり、やる気が出なくなったりするのは普通の心因反応であって、殆どは時間とともに治ります。これは娘を嫁に出す心理に似ています。娘が嫁ぐ前には心配したり、落ち込むことはあっても、送り出せば父は意外とちゃんとやっていけるものです」と分析している[2]
出典[編集]
- ↑ 深刻な「あまちゃんロス症候群」懸念…“疑似家族”失い視聴者の心に穴 夕刊フジ2013年9月28日
- ↑ 2.0 2.1 あまちゃん後ストレス障害「PASD」発生に対する精神科医見解 夕刊フジ2013年9月18日
- ↑ 「あまちゃん」最終回であま鬱な人たちが急増中 週刊プレイボーイ2013年9月27日
外部リンク[編集]
- 「あまちゃんロス症候群」が怖い 鈴木美潮のdonna - 読売新聞
- 「あまちゃん」の枠組み 今を読む - 読売新聞(文化部次長 片山一弘)
- NHK連続テレビ小説「あまちゃん」 あぁ、終わっちゃった…「あまロス」広がる 「また見たい」DVD予約10倍 - 毎日jp(毎日新聞)