「OBC」の版間の差分
(Takumi3親衛隊長 (トーク) による版 362540 を取り消し) |
|
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示) | |
(相違点なし)
|
2019年1月12日 (土) 02:49時点における最新版
OBCとは、株式会社オービックビジネスコンサルタントのこと。企業向けコンピュータ会計ソフトウェアの専門メーカーで、正真正銘のブラック企業である。
2012年2月に退職社員によるルポが2ちゃんねるに投稿され、そのブラックぶりに話題となった。
本社は東京都新宿区にある。東証第1部に上場している(証券コード:4733)。英文名称は、Obic Business Consultants Co.,Ltd.。
沿革[編集]
- 1980年12月 - 会社設立、当時の社名はビッグ・システムコンサルタント・グループであった。
- 1981年5月 - 社名を株式会社オービック・ビジネス・コンサルタントに改称。
- 1995年12月 - 社名を現在の株式会社オービックビジネスコンサルタントに改称。
- 1999年10月 - 株式を店頭登録。
- 2004年3月 - 東証1部に上場。
企業概要[編集]
- 中小企業向けの会計業務パッケージソフトウェア「勘定奉行」シリーズを主力商品とする。
- オービックが筆頭株主だが、経営は独自路線にある。ちなみに会計業務パッケージソフトウェアはオービックからも発売されている(OBiC7)。
社内実態[編集]
2012年2月26日、2ちゃんねるにて元社員による社内実態のスレが立つ。
スレ主[編集]
新卒入社で現在27歳。3年間サポート職で下積みしたのち、営業に配属。営業配属後、新規営業専属として活動を始める。2011年9月ごろに精神崩壊。ちなみに会社の制度として退職金自体がなかった。
システムとセキュリティ、ネットワーク関連の営業をしていた。
退職までの社内状況[編集]
平成23年4月になってそれまでの支社長が更迭。そして今の支社長が来てから
支 社 崩 壊 の 序 曲 が 始 ま っ た
当初は新たな支社長を迎えて心機一転。明るい支社長だったし、営業時代はかなりの成績をおさめてた人だったから 営業メンバーもサポートメンバーもみんな頑張ろうと一気に盛り上がった。
しかしその支社長、俺は全く知らなかったのだが、以前からいくつかの支社を経験し、さらに何人もの人を退職へと追いやった人だった。
人柄としては非常に明るく、頭の回転もすごく早い。そもそも営業時代はすごかったらしいから、もちろんトークも上手かった。しかし、性格が最低だった。
あれほど怖いものはなかった。普段すげー明るく接してくるのに、営業の話になると豹変。ベテランの営業ですら無言になってしまうほど問い詰めて罵倒する。
管理職たるもの、数字の管理をするのはもちろんではあるが、人材の管理までは出来なかったようだ。毎週月曜日は案件会議というものが開催され、そこには営業職全員とサポートのグループ長が参加していた。
その案件会議では当月を含めた三か月間の案件を営業職が全て提示し、それぞれの案件の進捗確認と、それに対する支社長からの指示を仰ぐものだったんだが、指示どころか「お前、バカか?」という言葉がよく飛び交っていた。
案件会議ではそんなかんじで全営業がボロクソまで追い込まれ、朝一でブルーな気分になる。主に聞かれた内容は以下のとおり
- どうやって案件発掘したか、新規かどうか。
- 案件として提示した理由
- 案件の内容説明
- 受注時期
- 今後の動き(ここで主に罵声が飛び交う)
- 翌月以降の案件の場合、前倒しできないか確認される
もちろん営業だから毎月予算が設定されていたし、それに満たない場合は終始罵倒されるだけの会議だった。その会議だけで全てが済めばいいのだが、貴重な昼休みでさえも突然向かいの席に座り、急に案件の進捗確認をしてくる。そのときの支社長は、それはもう満面の笑みで、一つ一つ丁寧に訊いてくる。記憶だけでは把握しきれないところまで。
手帳やPCで情報確認しようとすれば、「お前はそんなことも頭に入れてねーから案件進捗しねーんだ。お前はバカか?」「もし何も言えないならそれは自分をバカだと認めたようなものだ。そんなやつ会社にはいらねーよ?」と軽々しく口にする。
会計システムの営業の規模は個人事業から結構大きいのまであるが、大体200万から数千万くらいの案件。頻度としては月に3~4件くらいでおさまるが、内容的に時間がかかるものばかり。1人につき数千万/月取ってくる月もあれば、坊主の月もある。
貴重な時間をそれで奪われたうえに、外回りしてても急に電話で進捗確認が入る。それも同様、答えられなければまたも罵倒される。支社に戻ると、そのまま会議室に連れて行かれ、電話の続きの話を数時間かけてみっちりヒアリングしてくる。
俺は新規営業専属だったから、案件発掘として飛込み営業と電話営業。飛込み営業してるヤツだとわかるかもしれんが 片っ端から回るからクルマがあると邪魔。なのでほとんど徒歩で一日30件前後飛込みしてた。電話は一日100件くらいか。勿論簡単に案件発掘なんて出来るわけもなく、何も成果のない日なんてザラ。そんな日は支社長と顔を合わせると決まって愛の説教部屋行き。
愛の説教部屋ではタイマンでみっちりしごかれる。少しでも納得しないと机をバンバン叩きながら問い詰めてくる。 頭の回転が良すぎて矢継ぎ早に次々と質問攻め。内容に納得すると、最後はかならずこう言う。
「わかった、その案件俺に任せろ。おまえより早く数字取ってくる」
そう言ったら最後、その案件には関わってはいけない。いくら商談相手と人間関係が出来ていようと、全ての方針は支社長に任せることになる。営業経験あるやつならわかると思うが、営業はまず人間関係づくりが大変なんだよな。 そこに時間かけてようやく商談ってときに上司が奪っていくってカンジだわ。
その上司が進めていく案件は、もちろん支社長主導で進めていくわけだが、人間関係がある手前、担当営業は無言で座ってるだけでも連れて行かれる。そしてヒアリングを支社長が実施し、その内容に沿って提案書、デモ準備、導入時期スケジュール作成。それらを作成してお客さんに提示。勿論支社長は俺が作りましたってドヤ顔で言う。
それでスムーズに受注までいけば、名目上は営業担当に数字がつくわけだが、ダメだった場合っていうかダメなことのほうが多い。
「俺に任せろ」と言ったくせに営業担当のせいにされる。
まぁそんなかんじのやりとりが毎日あったわけだが、俺は新規営業だからなかなか数字が作れない月もあったりで、それこそこってりと絞られた。新規なんて簡単に案件自体を発掘するなんて無理。
それで案件が出ない月があれば、案件を出すまで帰るなと言われ、案件を提出する為に情報精査したりで残業すると、おまえの案件は残業するほど情報が揃ってるのか?確実に数字になるのか?ならないならおまえが今してる情報精査は何のためだ?残業してまでする価値があるのか?確実に数字にならないなら残業するな。そんなヤツのために残業代払うほどうちの会社に余裕ねーんだよ。 とか言ってくる。
わけがわからないよ。
営業はそんな感じで毎日絞られてた。直属の上司は自身のことや部下のおれらのことでも散々言われ、遂には不眠症になり、会社でぶっ倒れて救急車で搬送された。そのときが去年の6月くらいかな。それからこの支社はまずくなると思った。
それまでは支社長のやりかたさえ身につけていけば、営業成績を上げることが出来るんじゃないかって盲信してた。 こってり絞られても、それは俺の詰めが甘すぎたんだと諦めてた。
支社長がウチにくるまでは社員同士すげー仲良く、和気あいあいとした職場だったんだ。若い戦力も育って、いい雰囲気だったんだ。
でも上司がぶっ倒れてからというもの、一気に空気が凍り付いた。次は俺の番じゃないのかって、誰もが思ってたんだろうな。
上司がぶっ倒れ、一週間入院。それから支社長のはけ口が上司から次のターゲットへと移って行った。支社を支えてた営業、Aとでもしておくか。Aさんに一気に攻撃が移り、Aさん困惑ストレスでろれつが回らなくなる、激太り。
Aさんの隣には一緒に頑張ってた営業さん、Bさんとでもしよう。Bさんは既婚者なんだが、5月ごろに子供が生まれた。 それをネタに支社長からAさんついでにBさんへも攻撃が始まる。おまえ娘が生まれたんだろ?じゃあもっと必死に働けよ。おまえにはもう守るモンがあるんだからさ?こんな数字じゃおまえみてーな家族手当つくようなヤツ雇ってらんねーよ。
Bさん汗だく。
Bさんが支社長に攻められ、続けるところを向かいの席の俺は毎日のように観ることになった。その隣のAさんも激しく攻められてるから、それすらも毎日目の当たりにした。
いつからか、視界がぼやけてきた
視界がぼやけてからというもの、何故か自分の席の周りが別の世界のように見えるようになってきた。そして外回り営業をしてる最中に脚に力が入らなくなったこともあった。精密検査を受けるも、異常なし。地味に笑えない状態になってきた。
原因不明の症状に見舞われるも、当時俺は精神崩壊の予兆だなんて思いもしなかった。むしろそんなこと考える余裕すらなかった。寝ても覚めても考えることは数字のこと案件のこと。
しかし、遂に限界がきたようだ。いつも通り仕事してたら急に涙が流れ始めた。そして自分のデスクが自分のデスクじゃないような錯覚に陥った。震えが止まらなくなった。
気分転換にタバコでも吸いに行こうと思い、廊下を歩いてると他の営業さんが居たので雑談しながら一緒に喫煙所に向かってた。すると、立ちくらみのように一気に倒れた。そのときは何もなかったように過ごしたが、本当に限界なんだろうと思った。
翌日には、俺の隣の後輩が仕事中にいきなり耳が聞こえないとか言い出した。そいつはさらに翌日、更衣室で高熱を出し、ぶっ倒れた。もちろん救急車で搬送された。
救急車で後輩が搬送されて、翌日にはその後輩が出社してきた。話を聞くと風邪やらではなく、急に熱も下がって問題ないとか言ってた。さすがにその日は帰らされてたけどなwwwwww
そいつの話を聞いて、もしかしたら精神崩壊じゃね?って思った。そして俺も精神崩壊なんじゃね?って思い、翌日歯医者いくからwwwwwwwって言って精神病院いった。俺の精神終わってた。
医者から診断書を貰い、翌日出社した際にぶっ倒れた上司に相談。その上司も同じく精神ぶっ壊れてたみたい。一緒に支社長へ報告に行った。すると、愛の説教部屋へ通された。いい思い出がない場所。手の汗が止まらなかった。
説教部屋で診断書の提出をして、しばらく休職したい旨伝えた。ぶっ倒れた上司は休職ではなく、そのまま退職願を出してた。支社長は診断書を読み、急に笑顔になった。その笑顔は冷たかった。
「休職してもいいが、次出社するときには仕事を楽しいって思うような状況じゃないとクビだからな」
「とりあえずそんな状況じゃ今日も仕事出来ないだろうから、今日からもう休め。手続きは全てやっておく」
「ぶったおれた上司、おまえはこれから別途面談をする。APがなければそのまま待機しとけ」
そう言って仕事があるからと自分の席へ戻っていき、俺は会社を去った。
それが去年9月の話。今思えば結構我慢したもんだな俺。ぶっ倒れた上司は課長職ということもあって、執行役員に引き止められたり本社まで面談しにいってた。
そこで上司は「私と>>1は支社長にパワハラされ、こんな状況になってしまいました。」と言ったそうだ。上司はそのまま退職が受理され、2週間後から有休消化となった。
上司が2週間働いてる間に、俺と上司でやってた案件のお客さんのとこに行ったらしい。お客さんが心配してくれてたこと。お客さんが俺じゃないと契約しない。あんな上辺だけの支社長は信用出来ない。そういわれたとのこと。俺は嫌われてたから契約もらえなかったんじゃないかって思ってたので、予想外の一言で涙が溢れた。そのとき本当に営業をしててよかったと思った。ただ俺は休職の身。俺が契約取るために出社することは許されないとのことなので、完全に放置するしかなかった。
本社には復職せずに、退職すると伝えた。そこで発覚した。
「休職手当?ありませんよ。だってあなた今の状況知ってますか?有休がすべて消化されたので今は無断欠勤扱いなんですよ?」
ふwwwwwwざwwwwwwwwけwwwwwwwwwwwwwwwwwwんwwwwwwwwwwwwなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
結局支社長は何の手続きもせずに放置してたらしい。んでそれはおかしいだろって本社に言ったが、退職する予定の人に今更支払う必要もありませんよね?とか言われてキレた。この会社は本社も腐ってた。
んでもってさらに会社は給料0なのに加えて、源泉徴収の部分がマイナスになってるからカネ振り込めとか言ってきた。 はやく縁切りたかったからバイク売って支払ったわwwwwwwwwwwwww
数日後、転職先への入社スケジュールも決まり、勤務地も決まったので会社に荷物取に最後の出社をした。そこで目の当たりにしたものは、愛の説教部屋ではなく、皆が居る場で咆え続ける支社長だった。俺が居た頃よりもエスカレートしていて、年上の老害どもまで説教されてた。
とりあえず俺はデスクの整理を済ませ、時期を見計らって支社長にあいさつ。今までお世話になりましたと手当のことなど話すこともなく、アッサリと終わらせた。んでもって執行役員にも挨拶済ませたが、これもアッサリ。これが11月中旬のことだ。
2月になって仲の良かった奴に電話すると、事細かに現状について教えてくれた。
俺が休職した後、それまでより咆えるようになった。容赦なく全営業を一人ずつ呼び出しては説教の毎日。いつしか営業は信用出来んと言われるようになり、今まで俺以外はルート営業がメインだったが、サポート職はお客さんの手助けとかをしてる手前、信頼関係も営業以上だろうということで、ルート営業は全てサポート職が受け持つことに。
そして今までの営業職は全て新規開拓に駆り出された。Aさんは1月に会社を辞め、転職。老害どもは即戦力外通告出され、営業から外されて社内事務の肩書。毎日電話営業してるらしい。一緒に営業頑張ってたBも精神的にヤバイことになってきて戦力外通告。つまり社内営業。
隣の席だった後輩は急に仕事に対しての責任感が薄れ、仕事中にサボるように。事務職からサポート職になった子が居たんだけど、ルート営業をサポート職が受け持つようになってからはサポート職まで罵倒されるようになり、その子までも退職内定。
俺の教育担当だったサポートのグループ長は本社からも認められるエリートコースに入っていたが、社内の変貌ぶりに危機を感じ、今期一杯で退職内定。俺が休職中に入社した二人の中途の人は既に戦力外通告済み。外出はさせない方針らしい。
電話相手の仲のいいヤツは1月に退職願出すも、退職者続出だったので引き止められたそうな。ちなみに今期だけで俺の前に2人辞めてるから結構ヤバかったらしい。営業職は今1人だけで頑張ってるらしいが、さすがに人員不足なので新卒入社を即営業に配属させるとの話。
そして最後に言われたのが
「おまえ、あのタイミングで退職してよかったな、声も明るいぞw」「きっと今のほうが仕事合ってんだろうし、頑張れよwwwwww」
俺も今の仕事のほうが性に合ってると思う。なのでこれからは今の会社で精いっぱいやるつもりだ。好きだった営業職を離れたのは口惜しいが、それ以上にトラウマで営業出来る気がしないし。
それにしても俺が居なくなってからというもの、支社崩壊しすぎてわろたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あの支社長の来期はどうなるのかと思うとwktkがとまんねえwwwwwwwwwwwwwww
あと大学時代に某プリンターメーカーのインターンで営業見てきたが、そこも体育会系だったな。営業は総じて体育系なんじゃね?ちなみに俺はJDLではないが、あそこの内部もなかなかひどいらしい。数字あげれねえからって営業全員解雇にして支店長一人で営業してるとか。
本筋とは関係ないが、この業界はもうオワコン。
ここまで大手が台頭できたのも、会計のOA化と自計化が黎明期、繁栄期で80年代から90年代まで一気に普及してどんな営業でもモノが売れた。だってシステムがないと業務効率悪いしな。
どこの事業所もシステムを欲しがってた時期があり、その頃は本当に言い値でモノが売れたと聞いた。だが今となっては大手はリプレースと言う名の資金集めとお互いのシェアの食い合い。さらに先には税理士事務所も登録数が減って税理士法人が増加傾向になる。税理士登録件数も先細りで営業先自体が減少。
そうなると絶対的な顧客が減るワケだし、技術もgoogleのワークフローみてーに無料で利用できるものもあるし、PCについてもタブレットやらスマホの普及でいろんな使い方が出来るようになった。こうなるとこの業界、早めに見限って正解だったかもな。
スレ主退職後のOBC支社の状況[編集]
- 2011年11月…古株の営業(直属の上司)と俺が退職
- 2011年12月…「期待の新人」と言われる中途社員が営業職で入社
- 2012年1月
- 支社を支えてた営業が退職。営業の老害どもが戦力外通告を受けて営業から外される。期待の新人、数字上がらず早速戦力外通告、営業から外される。同じグループで頑張ってた営業さんも営業から外される。営業ではないサポート職のメンバーに営業をするように支社の方針が変更。今まで支社長からキツく言われなかったサポート職までもキツく言われはじめ、病むやつ続出。サポート職の同期のヤツが退職願出すも、退職者大量で却下される。
- 2012年2月…サポート職の中でも本社からも認められ、幹部コース入りした先輩も病んでしまい、退職内定。
- 現状営業職は1人だけになったそうだ・・・1人+支社長で全てが回るワケがない・・・
関連項目[編集]
- パワハラ
- 鬱病
- 労働基準法
- 日本の企業一覧 (情報・通信)
- 大阪放送(ラジオ大阪) - OBCの略称を使用している。インターネットドメインはobc1314.co.jpとなっている。