「新潟県中越沖地震」の版間の差分
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*関越自動車道の湯沢インターチェンジから長岡インターチェンジの区間と北陸自動車道で通行止め、国道8号の一部区間で陥没のため通行止めになっている。 | *関越自動車道の湯沢インターチェンジから長岡インターチェンジの区間と北陸自動車道で通行止め、国道8号の一部区間で陥没のため通行止めになっている。 | ||
*また、前日および前々日の台風4号に伴う大雨のために地盤が緩んでおり、各地で土砂災害が発生し、JR東日本信越本線青海川駅に隣接する崖崩れにより、信越本線が不通となった。 | *また、前日および前々日の台風4号に伴う大雨のために地盤が緩んでおり、各地で土砂災害が発生し、JR東日本信越本線青海川駅に隣接する崖崩れにより、信越本線が不通となった。 | ||
*柏崎駅に停車中だった越後線普通列車の2両編成のうち1両目が、地震の揺れで脱線したものの、けが人は無かった。 | *柏崎駅に停車中だった越後線普通列車の2両編成のうち1両目が、地震の揺れで脱線したものの、けが人は無かった。 | ||
*柏崎市内の信越本線第一米山トンネルを走行していた貨物列車(17両編成)の先頭の電気機関車が脱線したとされていた(運転士からの報告)が、17日に航空・鉄道事故調査委員会が調査したところ、脱線はおろか損傷もしていなかったことが判明した。 | *柏崎市内の信越本線第一米山トンネルを走行していた貨物列車(17両編成)の先頭の電気機関車が脱線したとされていた(運転士からの報告)が、17日に航空・鉄道事故調査委員会が調査したところ、脱線はおろか損傷もしていなかったことが判明した。 | ||
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+ | *[[国道8号]]は長岡市大積地内で発生した土砂崩れによる路盤崩壊のため7月23日朝まで全面通行止となった(応急復旧工事により、同日より通行可能に)。 | ||
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− | *発生直後は暫定値と断った上で、震源の深さ10km・マグニチュード6.6と発表されたが、後に上記の数値に変更された。 | + | *[[上越新幹線]]は一部の[[トンネル]]内で[[コンクリート]]が剥がれ落ちるなどの影響で一時全線運休となったが、午後2時頃には東京~越後湯沢間で運転再開、午後8時過ぎには全線で運転を再開した。 |
+ | *また、前日および前々日の[[台風4号]]に伴う大雨のために地盤が緩んでおり、各地で土砂災害が発生。柏崎市内の[[信越本線]]・[[青海川駅]]付近で土砂崩れが発生し、同線が不通となった。 | ||
+ | *同線の[[米山駅]]と[[笠島駅]]の間にある第一米山トンネルを走行していた[[貨物列車]](17両編成)の先頭の[[電気機関車]]が[[脱線]]したとされていた(運転士からの報告)が、17日に[[航空・鉄道事故調査委員会]]が現場入りして調査したところ、脱線はしておらず、連結された貨物車両にも損傷はなかったことが確認された。運転士は「地震の揺れが非常に激しく、車両が脱線したと思った」と証言している。 | ||
+ | *[[柏崎駅]]の0番線で発車を待っていた[[越後線]]の普通列車(新潟行き、2両編成)のうち先頭の1両目が地震の揺れで脱線、車体が斜めに傾くなどしたものの、乗員・乗客に負傷者は無かった。 | ||
+ | *信越本線、越後線の線路・路盤が柏崎市内などで湾曲していることが確認された。これは[[液状化現象]]の影響が大きいといわれている。 | ||
+ | *この影響により被災地周辺を経由するJR線のうち、信越本線の[[柿崎駅]]から[[宮内駅]]の間、越後線の柏崎駅から[[吉田駅]]の間は全面運休。[[犀潟駅]]から[[柿崎駅]]の間は復旧し、臨時ダイヤにて運転が始まった。代行バスは信越本線の直江津駅から柏崎駅の間、同駅から長岡駅の2系統、越後線の柏崎駅から[[出雲崎駅]]の間、同駅から吉田駅の2系統で運行されている(いずれも途中駅での接続は保証されていないが、列車によっては降車専用の接続バスが運行される場合がある)。その他の線区でも、一部区間で徐行運行を行う場合がある。また[[上野駅]]、[[大阪駅]]などから信越本線を経由して運行される[[夜行列車]](北陸、能登、日本海、[[トワイライトエクスプレス]]、きたぐに)と、[[新潟駅]]から信越本線を経由して運行される特急北越、快速くびき野、その他臨時列車等も8月10日までの運休が決定しており、再開見込みは立っていない。 | ||
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+ | *新潟県内を発着する[[高速バス]]は県内線・県外線とも地震発生直後から運行を見合わせ、一部を除き運休したが、北陸自動車道が復旧したため、全便平常通りの運行となっている。但し同道の被災地周辺区間では1車線規制が行われているため慢性的に渋滞しており、到着時刻が予定より遅延する事がある。 | ||
+ | *[[越後交通]]と同社の地域子会社越後[[柏崎観光バス]]が運行する[[路線バス]]は地震発生から2日間、ほぼ全便が運休していたが、18日から順次運行を再開した。但し、一部路線は迂回ルートでの運行となっている | ||
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+ | *福岡県西方沖地震や[[能登半島地震]]と同様に、[[日曜日|日]]・[[祝日]]の午前に起きたため、自宅にいる人が少なかったりしたことで、(他の条件に比べて)被害は少なくなったとの見方もある。 | ||
+ | *[[リケン]]柏崎工場の被災により、[[ダイハツ工業]]、[[トヨタ自動車]]が国内全ての工場で操業を停止。[[スズキ (自動車メーカー)|スズキ]]、[[日産自動車]]、[[富士重工業]]、[[三菱自動車工業]]も生産が一部停止した。 | ||
+ | *柏崎市橋場にある可燃ごみ処理施設「クリーンセンターかしわざき」では、高さ約59mの鉄筋コンクリート製の煙突に大きな亀裂が入るなど被害を受けたため、焼却炉が稼動不能となり、同市と刈羽村から出された可燃ごみの焼却処理ができなくなったことから、両市村は県内の他の市町村に協力を要請している。 | ||
+ | *柏崎市のコミュニティFM放送「[[柏崎コミュニティ放送]]」は地震発生から1分後より24時間体制で災害関連情報の放送を開始。スタジオや事務所をはじめとしてダメージは大きいものの、放送を継続している。現在も通常放送への移行の目処は立っていないが、地元住民をはじめとして末端の情報が手に入る数少ないメディアとして重宝されている。 | ||
+ | *[[mixi]]や[[ブログ]]などで、「ガスコンロと粉ミルクを宅配便で送ろう」という[[チェーンメール|チェーン記事]]が一部で流行っているが、ガスコンロのうちボンベは宅配便業者の危険物リストに入っているため送れないことや、個人の口座に義援金を振り込むよう指示するなど不可解な点が多い。また、先の中越地震の際にも同様のチェーンメールが大量発生し、小千谷市に「援助物資」として届けられるも過剰在庫となり、かえって混乱が発生したこともあり、またネチケットの観点からも望ましい行為とはいえない。(mixiなどではチェーンメールやそれに準ずる行為を禁じている)。 | ||
+ | *現在、被災地では食物アレルギーやアトピー性皮膚炎と言ったアレルギー患者が地震後の混乱のために充分な設備や食料が整えられないために、確実に原因物質を取り除いた食料でなければ食事ができないなどの問題に直面している。これらは2004年の中越地震時や2007年の能登半島地震でも問題にされており、こういった症状の無いものは「贅沢は出来ない」としても、特定の食事以外のものが取れない人々や数時間ごとに投薬を必要とするような患者にとっては切実な問題である。 | ||
+ | *また、元モーニング娘。の小川麻琴(柏崎市出身)の実家も被災していることが、一部スポーツ紙及び日本テレビのテレビ番組「ラジかるッ」などで報じられた。 | ||
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+ | *発生直後は暫定値と断った上で、震源の深さ10km・マグニチュード6.6と発表されたが、後に上記の数値に変更された。 | ||
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*野党各党もそれぞれ調査団を現地へ派遣し、対応に当たらせた。 | *野党各党もそれぞれ調査団を現地へ派遣し、対応に当たらせた。 | ||
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*^ JR信越線トンネルの貨物列車「脱線・損傷なし」と判明 YOMIURI ONLINE 2007年7月17日の記事 | *^ JR信越線トンネルの貨物列車「脱線・損傷なし」と判明 YOMIURI ONLINE 2007年7月17日の記事 | ||
*^ a b 新潟県庁:新潟県災害対策本部の開催状況等について。新潟県庁、2007年7月17日閲覧。 | *^ a b 新潟県庁:新潟県災害対策本部の開催状況等について。新潟県庁、2007年7月17日閲覧。 | ||
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新潟県中越沖地震(にいがたけんちゅうえつおきじしん)とは、2007年7月に、日本の甲信越地方を襲った大地震である。最大震度は6強(猛烈な揺れ)で、規模はM6.8。3年前の10月には、最大震度7(超猛烈な揺れ)の 新潟県中越地震 が、今回の地震と近くの新潟県で発生しており、この地震も、新潟県中越沖地震と同じ、M6.8であった。
目次
震源の位置(USGSによる)[編集]
- 本震
- 発生時刻 2007年7月16日 10:13(JST)
- 震央 日本 新潟県 中越地方
- 北緯37度17分18秒
- 東経138度52分12秒(地図)
- 震源の深さ 17km
- 規模 █ M6.8
- 最大震度 █ 震度6強:新潟県柏崎市・長岡市・刈羽村、長野県飯綱町
- 津波 数cm程度
- 地震の種類 逆断層型地震
- 余震
- 回数 86回(7月17日10:00現在)
- 最大余震 M5.8(暫定値) 最大震度6弱
(2007年7月16日 15:37発生)
- 被害
- 死傷者数 死者9名
- 負傷者900名超
- 行方不明者1名
- 被害総額 推定1.5兆円
- 被害地域 新潟県中越地方・長野県北部
- 特に注記が無い場合は気象庁の調べによる。
概要[編集]
テーマ[編集]
新潟県中越沖地震(にいがたけんちゅうえつえおきじしん)は、2007年7月16日10時13分頃(JST)に発生した新潟県上中越沖を震源とする地震である。気象庁命名の正式名称は平成19年(2007年)新潟県中越沖地震(英語名称:The Niigataken Chuetsu-oki Earthquake in 2007)である。地震の規模を示すマグニチュードは6.8。中越地方では2004年の新潟県中越地震以来のマグニチュード6以上および震度5弱以上を観測した地震となった。
以降の記述で書かれている時刻は全てJST(日本標準時)のものである。
本震[編集]
- 発震 : 2007年7月16日 月曜日 10時13分
- 震源 : 新潟県上中越沖(新潟市の南西約60km)
- 震源の深さ : 約17km
- 地震の規模 : マグニチュード6.8(暫定値)
- 最大震度 : 新潟県長岡市(小国町)・柏崎市(西山町)・刈羽村、長野県飯綱町(三水村):震度6強
余震(震度5弱以上)[編集]
2007年7月16日 15:37/M(マグニチュード)5.8/最大震度 : 新潟県長岡市・出雲崎町 6弱
津波[編集]
- 本震の発生直後、10時14分に佐渡島を含む新潟県全域の沿岸に津波注意報が出され、佐渡市鷲崎で微弱な津波が観測された。
- これ以外に津波の観測は無く、本震の1時間ほど後の11時20分に津波注意報は解除された。
発生要因[編集]
台風4号の影響と思われます。
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
被害[編集]
- 16日10時25分頃、東京電力柏崎刈羽原子力発電所3号機変圧器から火災発生した。12時10分頃に鎮火し、これに伴う放射能漏れは確認されなかった。
- 16日14時段階で、柏崎市で約4万2600戸が断水になるなど、新潟、長野両県で計5万戸以上が断水。
- 柏崎市、上越市、刈羽村、長岡市、三条市、燕市、加茂市、新潟市などで地震発生時に3万5344戸が停電。さらに、長野市北部などで地震直後の10時14分に約2万1200戸が停電。
- 17日12時00分段階の集計で、全壊342棟、半壊99棟、一部破損465棟の住家被害。
- 長野県飯綱町では、町内の三水庁舎付近で道路が隆起し、水道管が破裂した。
- 柏崎刈羽原子力発電所6号機の非管理区域で、微量の放射性物質を含む水が漏れ出し、一部が放水口を通じて海に放出されていたことが確認された。
交通機関[編集]
高速道路[編集]
- 関越自動車道の湯沢インターチェンジから長岡インターチェンジの区間と北陸自動車道で通行止め、国道8号の一部区間で陥没のため通行止めになっている。
- また、前日および前々日の台風4号に伴う大雨のために地盤が緩んでおり、各地で土砂災害が発生し、JR東日本信越本線青海川駅に隣接する崖崩れにより、信越本線が不通となった。
- 柏崎駅に停車中だった越後線普通列車の2両編成のうち1両目が、地震の揺れで脱線したものの、けが人は無かった。
- 柏崎市内の信越本線第一米山トンネルを走行していた貨物列車(17両編成)の先頭の電気機関車が脱線したとされていた(運転士からの報告)が、17日に航空・鉄道事故調査委員会が調査したところ、脱線はおろか損傷もしていなかったことが判明した。
- 柏崎市内の信越線の線路が歪んでいることが確認された。
一般道路[編集]
- 国道8号は長岡市大積地内で発生した土砂崩れによる路盤崩壊のため7月23日朝まで全面通行止となった(応急復旧工事により、同日より通行可能に)。
- 国道352号も刈羽村から柏崎市西山町にかけての区間で土砂崩れや陥没のため通行止になっている。
- その他の国道・県道・市町村道の各一部区間が陥没や路盤崩壊により通行止や通行規制などの措置が執られている。これに伴って、北陸自動車道の能生インターチェンジから長岡インターチェンジの間で流入・流出する場合に限り、通行料金を無料とする措置が執られている(NEXCO東日本)。
鉄道[編集]
- 上越新幹線は一部のトンネル内でコンクリートが剥がれ落ちるなどの影響で一時全線運休となったが、午後2時頃には東京~越後湯沢間で運転再開、午後8時過ぎには全線で運転を再開した。
- また、前日および前々日の台風4号に伴う大雨のために地盤が緩んでおり、各地で土砂災害が発生。柏崎市内の信越本線・青海川駅付近で土砂崩れが発生し、同線が不通となった。
- 同線の米山駅と笠島駅の間にある第一米山トンネルを走行していた貨物列車(17両編成)の先頭の電気機関車が脱線したとされていた(運転士からの報告)が、17日に航空・鉄道事故調査委員会が現場入りして調査したところ、脱線はしておらず、連結された貨物車両にも損傷はなかったことが確認された。運転士は「地震の揺れが非常に激しく、車両が脱線したと思った」と証言している。
- 柏崎駅の0番線で発車を待っていた越後線の普通列車(新潟行き、2両編成)のうち先頭の1両目が地震の揺れで脱線、車体が斜めに傾くなどしたものの、乗員・乗客に負傷者は無かった。
- 信越本線、越後線の線路・路盤が柏崎市内などで湾曲していることが確認された。これは液状化現象の影響が大きいといわれている。
- この影響により被災地周辺を経由するJR線のうち、信越本線の柿崎駅から宮内駅の間、越後線の柏崎駅から吉田駅の間は全面運休。犀潟駅から柿崎駅の間は復旧し、臨時ダイヤにて運転が始まった。代行バスは信越本線の直江津駅から柏崎駅の間、同駅から長岡駅の2系統、越後線の柏崎駅から出雲崎駅の間、同駅から吉田駅の2系統で運行されている(いずれも途中駅での接続は保証されていないが、列車によっては降車専用の接続バスが運行される場合がある)。その他の線区でも、一部区間で徐行運行を行う場合がある。また上野駅、大阪駅などから信越本線を経由して運行される夜行列車(北陸、能登、日本海、トワイライトエクスプレス、きたぐに)と、新潟駅から信越本線を経由して運行される特急北越、快速くびき野、その他臨時列車等も8月10日までの運休が決定しており、再開見込みは立っていない。
バス[編集]
- 新潟県内を発着する高速バスは県内線・県外線とも地震発生直後から運行を見合わせ、一部を除き運休したが、北陸自動車道が復旧したため、全便平常通りの運行となっている。但し同道の被災地周辺区間では1車線規制が行われているため慢性的に渋滞しており、到着時刻が予定より遅延する事がある。
- 越後交通と同社の地域子会社越後柏崎観光バスが運行する路線バスは地震発生から2日間、ほぼ全便が運休していたが、18日から順次運行を再開した。但し、一部路線は迂回ルートでの運行となっている
地震の各地に与えた影響[編集]
- 福岡県西方沖地震や能登半島地震と同様に、日・祝日の午前に起きたため、自宅にいる人が少なかったりしたことで、(他の条件に比べて)被害は少なくなったとの見方もある。
- リケン柏崎工場の被災により、ダイハツ工業、トヨタ自動車が国内全ての工場で操業を停止。スズキ、日産自動車、富士重工業、三菱自動車工業も生産が一部停止した。
- 柏崎市橋場にある可燃ごみ処理施設「クリーンセンターかしわざき」では、高さ約59mの鉄筋コンクリート製の煙突に大きな亀裂が入るなど被害を受けたため、焼却炉が稼動不能となり、同市と刈羽村から出された可燃ごみの焼却処理ができなくなったことから、両市村は県内の他の市町村に協力を要請している。
- 柏崎市のコミュニティFM放送「柏崎コミュニティ放送」は地震発生から1分後より24時間体制で災害関連情報の放送を開始。スタジオや事務所をはじめとしてダメージは大きいものの、放送を継続している。現在も通常放送への移行の目処は立っていないが、地元住民をはじめとして末端の情報が手に入る数少ないメディアとして重宝されている。
- mixiやブログなどで、「ガスコンロと粉ミルクを宅配便で送ろう」というチェーン記事が一部で流行っているが、ガスコンロのうちボンベは宅配便業者の危険物リストに入っているため送れないことや、個人の口座に義援金を振り込むよう指示するなど不可解な点が多い。また、先の中越地震の際にも同様のチェーンメールが大量発生し、小千谷市に「援助物資」として届けられるも過剰在庫となり、かえって混乱が発生したこともあり、またネチケットの観点からも望ましい行為とはいえない。(mixiなどではチェーンメールやそれに準ずる行為を禁じている)。
- 現在、被災地では食物アレルギーやアトピー性皮膚炎と言ったアレルギー患者が地震後の混乱のために充分な設備や食料が整えられないために、確実に原因物質を取り除いた食料でなければ食事ができないなどの問題に直面している。これらは2004年の中越地震時や2007年の能登半島地震でも問題にされており、こういった症状の無いものは「贅沢は出来ない」としても、特定の食事以外のものが取れない人々や数時間ごとに投薬を必要とするような患者にとっては切実な問題である。
- また、元モーニング娘。の小川麻琴(柏崎市出身)の実家も被災していることが、一部スポーツ紙及び日本テレビのテレビ番組「ラジかるッ」などで報じられた。
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
その他[編集]
- 発生直後は暫定値と断った上で、震源の深さ10km・マグニチュード6.6と発表されたが、後に上記の数値に変更された。
- また、これをきっかけに2007年に対する不信感が強まり、ほんの一部の人からは「2007年は世界一臭くて腐敗した年。誰も相手に出来ない」などのレッテルを貼られていた。
- 月曜日に発生したため、月曜日は世界一の嫌われ者となっているのが、実常だ。
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政府・自治体対応[編集]
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首相官邸・内閣府[編集]
- 10時15分に塩崎恭久内閣官房長官が入り、危機管理対策センターに対策室立ち上げ。
- 安倍晋三内閣総理大臣は第21回参議院議員通常選挙の遊説を沖縄で行う予定で長崎県に滞在していたが、急遽取り止め東京都の首相官邸へ戻り、ヘリコプターで同日16時34分、現地柏崎市に到着。避難所などを視察。
- 溝手顕正特命担当大臣(防災担当)は第21回参議院議員通常選挙の立候補者であり、広島県で自らの選挙活動を行っていたが、急遽取り止め政府調査団の団長として新潟県の被災地の現地視察を行った。
- 野党各党もそれぞれ調査団を現地へ派遣し、対応に当たらせた。
防衛省[編集]
- 10時49分、第12旅団長が新潟県知事からの災害派遣要請を受理し、現地に隊員と航空機を派遣。
新潟県[編集]
- 10時13分、県庁内に災害対策本部を設置。
- 10時40分、緊急消防援助隊に出動要請し、順次、消防庁長官から仙台市・東京都・富山県・福島県・横浜市・栃木県・埼玉県・石川県に対して、出動要請が行われた。
- 10時49分に泉田裕彦知事は陸上自衛隊に対し、災害派遣要請を行った。
- 13時30分、海上自衛隊舞鶴地方隊総監に対し知事が、災害派遣要請を行った。
参照(外部リンクではありません)[編集]
これらについては、ここを参照せよ。
- ^ 2007年7月16日10時13分ころ新潟県上中越沖で発生した地震について。気象庁、2007年7月16日12時00分。
- ^ 「平成19 年(2007 年)新潟県中越沖地震」について(第3報)。気象庁、2007年7月16日16時00分。
- ^ 「平成19 年(2007 年)新潟県中越沖地震」について(第4報)。気象庁、2007年7月17日11時00分。
- ^ 2007年7月16日10時13分ころ新潟県上中越沖で発生した地震について(第2報)。気象庁、2007年7月16日。
- ^ TEPCO : プレスリリース | 新潟県上中越沖で発生した地震の影響について(午後1時現在)。東京電力、2007年7月16日。
- ^ a b c d e f g 首相官邸 - 平成19年新潟県上中越沖地震について(平成19年7月16日 17時現在)。首相官邸対策室、2007年7月16日17時。
- ^ 新潟県における地震発生による影響について(11時現在) | 東北電力。東北電力、2007年7月16日。
- ^ 中部電力 | 緊急情報 地震発生による影響について-2007年07月16日13時30分。中部電力、2007年7月16日閲覧。
- ^ 総務省消防庁 - 平成19年(2007年)新潟県中越沖地震(第15報)。総務省消防庁、2007年7月17日12時00分。
- ^ TEPCO : プレスリリース | 柏崎刈羽原子力発電所6号機の放射性物質の漏えいについて。東京電力、2007年7月16日。
- ^ a b 交通機関が各地で寸断 YOMIURI ONLINE 2007年7月16日の記事
- ^ JR信越線トンネルの貨物列車「脱線・損傷なし」と判明 YOMIURI ONLINE 2007年7月17日の記事
- ^ a b 新潟県庁:新潟県災害対策本部の開催状況等について。新潟県庁、2007年7月17日閲覧。
新潟県に被害を出した他の地震[編集]
外部リンク[編集]
- 気象庁
- 新潟県
- Website信州(長野県)
- 柏崎市
- 国土地理院からの情報
- 防災科学技術研究所
- 東京大学地震研究所
- 産業技術総合研究所
- USGS アメリカ地質調査所
- 中越沖地震新潟大学調査団
- 東京電力
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