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{{ウィキペディア}}
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[[Image:浅田真央1.jpg|350px|thumb|浅田 真央]]
<!--{{Notice|この記事を編集される方は、編集を行う前に[[ノート:浅田真央|このページのノート]]をご覧ください。また、[[Wikipedia:同じ記事への連続投稿を減らす]]をご覧ください。}}-->
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[[Image:浅田真央2.jpg|350px|thumb|浅田 真央]]
<!--汎用メダリストテンプレートはオリンピックだけにしてください。-->
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[[Image:浅田真央3.jpg|350px|thumb|浅田 真央]]
{{MedalTop}}
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'''浅田 真央'''(あさだ まお、[[ラテン文字]]:Mao Asada、[[1990年]][[9月25日]] - )は、[[日本]]の[[フィギュアスケート]]選手(女子[[シングルスケーティング|シングル]])。[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|2010年バンクーバーオリンピック]]銀メダリスト。[[2008年世界フィギュアスケート選手権|2008年世界選手権]]優勝、[[四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]優勝2回、[[ISUグランプリファイナル|GPファイナル]]優勝2回。姉は同じくフィギュアスケート選手の[[浅田舞]]。
{{MedalSport|[[フィギュアスケート]]}}
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{{MedalSilver|[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|2010]]|女子シングル}}
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{{MedalBottom}}
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{{Infobox フィギュアスケート選手
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<!-- 基本情報 -->
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| 名前        = 浅田 真央
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| ラテン文字  = Mao ASADA
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| 画像        = [[ファイル:Mao Asada 2008 World Championships.jpg|270px]]
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| キャプション = 2008年[[2008年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]での浅田真央
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| 代表国      = {{JPN}}
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| 生年月日    = {{生年月日と年齢|1990|9|25}}
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| 出生地      = [[愛知県]][[名古屋市]]
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| 身長        = 164 cm
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| 体重        =
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| コーチ      = [[タチアナ・タラソワ]] (2008-)
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| 元コーチ    = [[ラファエル・アルトゥニアン]] (2006-2008)<br />[[山田満知子]] (2000-2006)<br />樋口美穂子<br />伊藤朋子<ref>『日本女子フィギュアスケート オフィシャル応援ブック』実業之日本社、2004年11月、p.79</ref><br />門奈裕子<ref name="fanbook09p8">『フィギュアスケート日本女子ファンブック2009』扶桑社、2008年12月、p.8</ref>
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| 振付師      = [[ローリー・ニコル]]<br />[[タチアナ・タラソワ]]
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| 元振付師    = リー=アン・ミラー<br />樋口美穂子
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| 所属        = [[中京大学]]
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| 引退        =
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<!-- ISUパーソナルベストスコア -->
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| 合計 スコア  = 205.50
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| 合計 年      = [[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|2010 バンクーバー五輪]]
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| SP スコア    = 75.84
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| SP 年        = [[2009年世界フィギュアスケート国別対抗戦|2009 国別対抗戦]]
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| FS スコア    = 133.13
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| FS 年        = [[2007年世界フィギュアスケート選手権|2007 世界選手権]]
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}}
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{{commonscat|Mao Asada}}
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'''浅田 真央'''(あさだ まお、[[ラテン文字]]:Mao Asada、[[1990年]][[9月25日]]<ref name="meikan">『フィギュアスケート選手名鑑 2006』新書館、2005年12月、p.20</ref> - )は、[[日本]]の[[フィギュアスケート]]選手(女子[[シングルスケーティング|シングル]])。[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|2010年バンクーバーオリンピック]]銀メダリスト。[[2008年世界フィギュアスケート選手権|2008年世界選手権]]優勝、[[四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]優勝2回、[[ISUグランプリファイナル|GPファイナル]]優勝2回。姉は同じくフィギュアスケート選手の[[浅田舞]]。
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== 人物 ==
 
== 人物 ==
[[愛知県]][[名古屋市]]生まれ。名古屋市立高針小学校、名古屋市立高針台中学校、[[中京大学附属中京高等学校]]卒業。[[中京大学]][[体育学部]]に在学中<ref>『ワールド・フィギュアスケート 36』新書館、2009年2月、p.19</ref>。名前の'''真央'''は、父親が女優の[[大地真央]]のファンであったことに由来する<ref name="ouen06p91">『日本女子フィギュアスケート オフィシャル応援ブック2006』実業之日本社、2005年10月、p.91</ref>。
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[[Image:浅田真央4.jpg|350px|thumb|浅田 真央]]
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[[愛知県]][[名古屋市]]生まれ。名古屋市立高針小学校、名古屋市立高針台中学校、[[中京大学附属中京高等学校]]卒業。[[中京大学]][[体育学部]]に在学中。名前の'''真央'''は、父親が女優の[[大地真央]]のファンであったことに由来する。
  
尊敬しているフィギュアスケート選手は[[伊藤みどり]]。かつては伊藤の衣装を着用して競技に臨んだこともあり、「みどりさんの衣装を着るといつも調子がいい」と語っていた<ref>[[八木沼純子]]著『日本フィギュアスケート 氷上のアーティストたち』日本経済新聞社、2005年11月、p.163</ref>。[[長野オリンピックにおけるフィギュアスケート競技|長野オリンピック]]金メダリストの[[タラ・リピンスキー]]にも憧れの言葉を寄せており<ref>[[宇都宮直子]]著『浅田真央、15歳』文藝春秋、2006年4月、p.92</ref>、リピンスキーの演技を見て自身もオリンピックに出たいと思うようになったという<ref>『浅田真央、15歳』p.120</ref>。趣味は[[ジグソーパズル]]と[[レゴ]]制作<ref name="official">公式サイトのプロフィール</ref>。
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尊敬しているフィギュアスケート選手は[[伊藤みどり]]。かつては伊藤の衣装を着用して競技に臨んだこともあり、「みどりさんの衣装を着るといつも調子がいい」と語っていた。[[長野オリンピックにおけるフィギュアスケート競技|長野オリンピック]]金メダリストの[[タラ・リピンスキー]]にも憧れの言葉を寄せており、リピンスキーの演技を見て自身もオリンピックに出たいと思うようになったという。趣味は[[ジグソーパズル]]と[[レゴ]]制作。
  
 
=== 技術・演技 ===
 
=== 技術・演技 ===
 
[[アクセルジャンプ|アクセル]]を含む6種類の3回転ジャンプを競技会で用いている。
 
[[アクセルジャンプ|アクセル]]を含む6種類の3回転ジャンプを競技会で用いている。
  
3回転アクセルは小学生のうちから挑んでおり<ref>[[松岡修造]]著『Stay Gold フィギュアスケート編』ナナ・コーポレート・コミュニケーション、2003年4月、p.201</ref>、2003年の中部ブロック大会(ノービスA)では3回転アクセル-2回転トウループのコンビネーションに成功した<ref name="wingsp118">『little wings 新世代の女子フィギュアスケーター8人の素顔』双葉社、2003年12月、p.118</ref>。2008年の[[2008/2009 ISUグランプリファイナル|グランプリファイナル]]では、[[フリースケーティング]](フリー)で女子選手として初めて3回転アクセルを2度成功させた<ref>『WFS36』p.4</ref>。[[ショートプログラム]]でも3回転アクセルに成功したことがある<ref>[http://www.isufs.org/results/wjc2006/WJC06_Ladies_SP_Scores.pdf 2006年世界ジュニア選手権SPジャッジスコア]</ref><ref name="wtt09SP">[http://www.isuresults.com/results/wtt2009/wtt09_Ladies_SP_Scores.pdf 2009年国別対抗戦SPジャッジスコア]</ref>。3回転-3回転のコンビネーションジャンプも得意としている。[[2007/2008 ISUグランプリファイナル|2007年グランプリファイナル]]のフリーでは、2種類の3-3回転に成功した(3回転[[フリップジャンプ|フリップ]]-3回転[[ループジャンプ|ループ]]、3回転フリップ-3回転[[トウループジャンプ|トウループ]])。2010年の[[バンクーバーオリンピック]]では、女子選手としては初めて、オリンピックのショートプログラムでトリプルアクセルを成功させている<ref>トリプルアクセルをオリンピックの大会で成功させたのは、伊藤みどりと浅田の2人だけである。他の国際大会を含めると、この2人のほかに[[トーニャ・ハーディング]]、[[リュドミラ・ネリディナ]]、[[中野友加里]]の3人を加えた5人しかいない。</ref>。また女子選手として初めて、SP・FS合わせて3度のトリプルアクセルを成功させた。
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3回転アクセルは小学生のうちから挑んでおり、2003年の中部ブロック大会(ノービスA)では3回転アクセル-2回転トウループのコンビネーションに成功した。2008年の[[2008/2009 ISUグランプリファイナル|グランプリファイナル]]では、[[フリースケーティング]](フリー)で女子選手として初めて3回転アクセルを2度成功させた。[[ショートプログラム]]でも3回転アクセルに成功したことがある。3回転-3回転のコンビネーションジャンプも得意としている。[[2007/2008 ISUグランプリファイナル|2007年グランプリファイナル]]のフリーでは、2種類の3-3回転に成功した(3回転[[フリップジャンプ|フリップ]]-3回転[[ループジャンプ|ループ]]、3回転フリップ-3回転[[トウループジャンプ|トウループ]])。2010年の[[バンクーバーオリンピック]]では、女子選手としては初めて、オリンピックのショートプログラムでトリプルアクセルを成功させている。また女子選手として初めて、SP・FS合わせて3度のトリプルアクセルを成功させた。
  
一方で、あまり難易度が高くないとされている3回転[[サルコウジャンプ|サルコウ]]を苦手とし、2008-2009シーズンまで長い間プログラムに取り入れていなかった<ref name="yomiuri">「まるごと安藤美姫」『読売新聞』夕刊、第4版、2009年2月23日、第4面</ref>が、NHK杯で成功させた。また、アウトサイドエッジで踏み切らなければいけない[[ルッツジャンプ|ルッツ]]はインサイドエッジからの踏み切る癖があり、2007-2008シーズンより厳格化されたルールによりエラーエッジ判定を受けていた。同シーズン終了後に矯正に取り組み<ref>『フィギュアスケートDays Plus 2008-2009女子シングル読本』ダイエックス出版出版、2008年9月、p.9</ref><ref>『ファンブック2009』pp.5-6</ref>、2008-2009シーズンの[[NHK杯国際フィギュアスケート競技大会|NHK杯]]など、エラーエッジと判定されない3回転ルッツも見られるようになったが、まだまだ練習中である。
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一方で、あまり難易度が高くないとされている3回転[[サルコウジャンプ|サルコウ]]を苦手とし、2008-2009シーズンまで長い間プログラムに取り入れていなかったが、NHK杯で成功させた。また、アウトサイドエッジで踏み切らなければいけない[[ルッツジャンプ|ルッツ]]はインサイドエッジからの踏み切る癖があり、2007-2008シーズンより厳格化されたルールによりエラーエッジ判定を受けていた。同シーズン終了後に矯正に取り組み、2008-2009シーズンの[[NHK杯国際フィギュアスケート競技大会|NHK杯]]など、エラーエッジと判定されない3回転ルッツも見られるようになったが、まだまだ練習中である。
  
これから挑戦してみたい技として4回転ジャンプを掲げている<ref name="official"/>。2006年世界ジュニア選手権では直前まで4回転ループを取り入れることを検討していたが<ref>『浅田真央、15歳』p.29</ref>、結局見送っている。一時は4回転サルコウも跳んでいたという<ref name="wingsp118"/><ref>『氷上のアーティストたち』p.165</ref>。
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これから挑戦してみたい技として4回転ジャンプを掲げている。2006年世界ジュニア選手権では直前まで4回転ループを取り入れることを検討していたが、結局見送っている。一時は4回転サルコウも跳んでいたという。
  
柔軟性が高く、[[スピン (フィギュアスケート)|スピン]]や[[スパイラル (フィギュアスケート)|スパイラルシークエンス]]のポジションが多彩である。スピンは軸の安定性にも定評がある。片手[[デニス・ビールマン#ビールマン・スピン|ビールマンスピン]]を得意としているが<ref name="meikan"/>、レベル認定を受けにくいことなどを理由に[[2007年世界フィギュアスケート選手権|2007年世界選手権]]-2008シーズンは取り入れなかった。しかし2009年[[エリック・ボンパール杯|エリック・ボンパール杯]]以降は再び取り入れている。
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柔軟性が高く、[[スピン (フィギュアスケート)|スピン]]や[[スパイラル (フィギュアスケート)|スパイラルシークエンス]]のポジションが多彩である。スピンは軸の安定性にも定評がある。片手[[デニス・ビールマン#ビールマン・スピン|ビールマンスピン]]を得意としているが、レベル認定を受けにくいことなどを理由に[[2007年世界フィギュアスケート選手権|2007年世界選手権]]-2008シーズンは取り入れなかった。しかし2009年[[エリック・ボンパール杯|エリック・ボンパール杯]]以降は再び取り入れている。
  
[[2009年世界フィギュアスケート国別対抗戦]]のSPにおいて、サーキュラーステップシークエンスでレベル4を獲得した<ref name="wtt09SP"/>。
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[[2009年世界フィギュアスケート国別対抗戦]]のSPにおいて、サーキュラーステップシークエンスでレベル4を獲得した。
  
 
=== 愛犬 ===
 
=== 愛犬 ===
愛犬は、2005年世界ジュニア選手権で優勝した際に買ってもらった[[プードル|トイ・プードル]]の「エアロ」。名前は[[ネスレ日本|ネスレ]]の菓子ブランド名[[エアロ (チョコレート)|AERO(エアロ)]]に由来し、同製品のイメージキャラにも選ばれた<ref>[http://www.nestle.co.jp/NR/rdonlyres/3F28A35B-919B-4A96-A8BF-FBD5D3DF4351/0/060924_0101_KITKAT.pdf ネスレプレスリリース]</ref>。2007年の[[Japan Super Challenge|ジャパンスーパーチャレンジ]]ではエアロを抱いて滑った<ref>斎藤貴子編『フィギュアスケート07』毎日新聞社、2007年4月、p.30</ref>。大の犬好きでありながら犬アレルギーでもある<ref>2005年3月に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]で放送された世界ジュニアフィギュアスケート選手権の総集編では、ペットショップで犬を見て「目がかゆい」と言っている映像が流された。しかし、トイプードルは毛が抜けにくく匂いも少ないため犬アレルギーの人でも反応が出ない事も多い。</ref>。2007年にはエアロが「ティアラ」「小町」を出産した<ref>[http://www.maomaiasada.com/message/mao4.html]</ref>。前者は浅田が、後者は姉の[[浅田舞|舞]]が命名した<ref>2008年4月4日放送、[[TBSテレビ]]「はなまるカフェ」出演時の発言より。ちなみに「ティアラ」達と同時に産まれた雄犬は、近親交配の危険性を考慮して生まれてすぐに東京のブリーダーに預けられており、後に飼い主によって「アクセル」と名付けられている</ref>。
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愛犬は、2005年世界ジュニア選手権で優勝した際に買ってもらった[[プードル|トイ・プードル]]の「エアロ」。名前は[[ネスレ日本|ネスレ]]の菓子ブランド名[[エアロ (チョコレート)|AERO(エアロ)]]に由来し、同製品のイメージキャラにも選ばれた。2007年の[[Japan Super Challenge|ジャパンスーパーチャレンジ]]ではエアロを抱いて滑った。大の犬好きでありながら犬アレルギーでもある。2007年にはエアロが「ティアラ」「小町」を出産した。前者は浅田が、後者は姉の[[浅田舞|舞]]が命名した。
  
 
== 経歴 ==
 
== 経歴 ==
 
=== 生い立ち~ジュニア時代 ===
 
=== 生い立ち~ジュニア時代 ===
5歳の時、姉の[[浅田舞|舞]]と共にスケートリンクに遊びに行き、スケートと出会う。舞と共に門奈裕子コーチが教える名東フィギュアスケートクラブに入会。当時、同クラブには[[安藤美姫]]も所属していた。3歳から12歳までは[[越智久美子]]による[[バレエ]]のレッスンを受けていた<ref>『浅田真央、15歳』p.36, p.120</ref><ref>[[1億人の大質問!?笑ってコラえて!]]」([[日本テレビ系]]) 2009年5月13日放映分にて</ref>。
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5歳の時、姉の[[浅田舞|舞]]と共にスケートリンクに遊びに行き、スケートと出会う。舞と共に門奈裕子コーチが教える名東フィギュアスケートクラブに入会。当時、同クラブには[[安藤美姫]]も所属していた。3歳から12歳までは[[越智久美子]]による[[バレエ]]のレッスンを受けていた。
  
2000-2001シーズンからグランプリ東海クラブに所属し、[[山田満知子]]・[[樋口美穂子]]両コーチに師事<ref name="fanbook09p8"/>。小学6年生の時に特例で出場した[[第71回全日本フィギュアスケート選手権|全日本選手権]]で不完全ながら3回転-3回転-3回転のコンビネーションジャンプ(3回転[[フリップジャンプ|フリップ]]-3回転[[ループジャンプ|ループ]]-3回転[[トウループジャンプ|トウループ]])を跳び<ref>『little wings』p.118</ref><ref name="fanbook09p8"/>、「天才少女」と呼ばれた。
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2000-2001シーズンからグランプリ東海クラブに所属し、[[山田満知子]]・[[樋口美穂子]]両コーチに師事。小学6年生の時に特例で出場した[[第71回全日本フィギュアスケート選手権|全日本選手権]]で不完全ながら3回転-3回転-3回転のコンビネーションジャンプ(3回転[[フリップジャンプ|フリップ]]-3回転[[ループジャンプ|ループ]]-3回転[[トウループジャンプ|トウループ]])を跳び、「天才少女」と呼ばれた。
  
 
全日本ノービス選手権では、2000-2001シーズンから2001-2002シーズンまでBクラスで、2002-2003シーズンから2003-2004シーズンまでAクラスで、それぞれ2連覇を達成した。
 
全日本ノービス選手権では、2000-2001シーズンから2001-2002シーズンまでBクラスで、2002-2003シーズンから2003-2004シーズンまでAクラスで、それぞれ2連覇を達成した。
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=== 現在 ===
 
=== 現在 ===
2008年6月、タチアナ・タラソワに師事することを発表した。7月からスポンサー企業である[[ウイダーinゼリー|ウィダー]]のサポートにより専属の[[トレーナー]]と[[管理栄養士]]がつくことになった<ref>浅田真央「栄養・トレーニング」サポートプロジェクト[http://morinaga-blog.morinaga.co.jp/supportproject/]</ref>。2008-2009シーズンの初戦、エリック・ボンパール杯は2位。NHK杯ではフリーで2度の3回転アクセルに挑戦。2度目が回転不足と判定されたものの、他の出場選手に大差をつけて優勝した。[[韓国]]で開催された[[2008/2009 ISUグランプリファイナル|グランプリファイナル]]では完全アウェーの中<ref name="kane"></ref>、国際大会では女子史上初となる2度の3回転アクセルに成功、3季ぶり2度目の優勝を果たした。[[第77回全日本フィギュアスケート選手権|全日本選手権]]は3連覇を達成。[[2009年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]では、SPで3回転フリップ-3回転ループが認定される一方、3回転ルッツが2回転になって出遅れた。フリーは再び2度の3回転アクセルに挑んだが、転倒や小さなミスが重なり、総合4位でシニア国際大会では初めて表彰台落ちを経験した。[[世界フィギュアスケート国別対抗戦2009]]ではショートプログラムで3回転アクセルのコンビネーションに成功し、フリーとの合計得点が201.87点<ref>[http://isu.sportcentric.net/db/files/serve.php?id=1431 ISU World Team Trophy 2009 Day Three] International Skating Union Press Releases 18/04/2009 (PDF) </ref>を記録し、国際大会で自身初の200点超えを達成し、女子シングル1位となった。このシーズンはジャンプの回転不足が厳しく判定される傾向にあったため、3回転-3回転が成功と見なされないことが多く苦心した<ref name="yomiuri"/>。また、グランプリファイナルの優勝後に「[[金妍兒|金]]のミスに助けられた」という日本のマスコミの評価<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/3945651/ 浅田真央とキム・ヨナの比較報道に誤り、「とくダネ!」が謝罪。]2008年12月18日14時29分 ナリナリドットコム
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2008年6月、タチアナ・タラソワに師事することを発表した。7月からスポンサー企業である[[ウイダーinゼリー|ウィダー]]のサポートにより専属の[[トレーナー]]と[[管理栄養士]]がつくことになった。2008-2009シーズンの初戦、エリック・ボンパール杯は2位。NHK杯ではフリーで2度の3回転アクセルに挑戦。2度目が回転不足と判定されたものの、他の出場選手に大差をつけて優勝した。
</ref>がある事を聞いて落ち込み、一時期は練習の意欲を失った。世界選手権では連覇の重圧も加わった。メンタル管理の難しさも浮き彫りになったシーズンとなった<ref name="kane">[http://www.yomiuri.co.jp/sports/feature/figure/fi20091014_01.htm 真央19歳、「金」の鐘鳴らせ…GPシリーズ開幕へ]2009年10月14日  読売新聞</ref>。
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2009-2010シーズン、グランプリシリーズでは、3回転アクセルが6回中1回しか成功せず、エリック・ボンパール杯は2位、[[ロステレコム杯]]はシニアワーストの5位に沈み、[[2009/2010 ISUグランプリファイナル|グランプリファイナル]]進出を逃した。[[第78回全日本フィギュアスケート選手権|全日本選手権]]では、4連覇達成とともに[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|バンクーバーオリンピック]]の日本代表選手に決定した。韓国で開催された[[2010年四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]では、競技前に妨害予告を受けたり<ref>[http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20100126-OHT1T00244.htm 真央に嫌がらせ予告!それでも魅せた3回転半ジャンプ…フィギュア]「スポーツ報知」2010年1月27日 韓国のネット上で「(真央の)演技直前に奇声を発してやろう」「みんなでサイン攻めにしろ」など、真央の試合の邪魔を呼びかけるような書き込みが相次ぎ、SPが警護につく事態となった</ref>[[盗撮]]の被害にあったりしたが<ref>[http://sankei.jp.msn.com/sports/other/100129/oth1001290641000-n1.htm 【フィギュア】浅田真央“盗撮騒動” 韓国側が謝罪]「産経スポーツ」2010年1月29日</ref>、フリーで2度の3回転アクセルを成功させ優勝<ref>[http://www.isuresults.com/results/fc2010/fc10_Ladies_FS_Scores.pdf フリーのプロトコル]セカンドの2Tは回転不足と判定された</ref>。
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[[韓国]]で開催された[[2008/2009 ISUグランプリファイナル|グランプリファイナル]]では完全アウェーの中、国際大会では女子史上初となる2度の3回転アクセルに成功、3季ぶり2度目の優勝を果たした。[[第77回全日本フィギュアスケート選手権|全日本選手権]]は3連覇を達成。[[2009年世界フィギュアスケート選手権|世界選手権]]では、SPで3回転フリップ-3回転ループが認定される一方、3回転ルッツが2回転になって出遅れた。フリーは再び2度の3回転アクセルに挑んだが、転倒や小さなミスが重なり、総合4位でシニア国際大会では初めて表彰台落ちを経験した。[[世界フィギュアスケート国別対抗戦2009]]ではショートプログラムで3回転アクセルのコンビネーションに成功し、フリーとの合計得点が201.87点を記録し、国際大会で自身初の200点超えを達成し、女子シングル1位となった。このシーズンはジャンプの回転不足が厳しく判定される傾向にあったため、3回転-3回転が成功と見なされないことが多く苦心した。
  
[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|バンクーバーオリンピック]]では、女子シングル史上初となる3度のトリプルアクセルに成功。総合205.50点を獲得し2位(銀メダル)となり、2大会連続で日本人選手がメダルを獲得する。フリーの演技ではジャンプ前にエッジが氷につっかかるというアクシデントがあり、インタビューでは、自分の演技が完璧でなかった点を悔しいと語っている。
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また、グランプリファイナルの優勝後に「[[金妍兒|]]のミスに助けられた」という日本のマスコミの評価がある事を聞いて落ち込み、一時期は練習の意欲を失った。世界選手権では連覇の重圧も加わった。メンタル管理の難しさも浮き彫りになったシーズンとなった。
  
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2009-2010シーズン、グランプリシリーズでは、3回転アクセルが6回中1回しか成功せず、エリック・ボンパール杯は2位、[[ロステレコム杯]]はシニアワーストの5位に沈み、[[2009/2010 ISUグランプリファイナル|グランプリファイナル]]進出を逃した。[[第78回全日本フィギュアスケート選手権|全日本選手権]]では、4連覇達成とともに[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|バンクーバーオリンピック]]の日本代表選手に決定した。韓国で開催された[[2010年四大陸フィギュアスケート選手権|四大陸選手権]]では、競技前に妨害予告を受けたり[[盗撮]]の被害にあったりしたが、フリーで2度の3回転アクセルを成功させ優勝。
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[[バンクーバーオリンピックにおけるフィギュアスケート競技|バンクーバーオリンピック]]では、女子シングル史上初となる3度のトリプルアクセルに成功。総合205.50点を獲得し2位(銀メダル)となり、2大会連続で日本人選手がメダルを獲得する。フリーの演技ではジャンプ前にエッジが氷につっかかるというアクシデントがあり、インタビューでは、自分の演技が完璧でなかった点を悔しいと語っている。
 
== 主な戦績 ==
 
== 主な戦績 ==
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
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! EX
 
! EX
 
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! 2009-2010<br /><ref><!-- 坂上武司「真央、来季は『仮面舞踏会』と『鐘』」『朝日新聞』夕刊、2009年6月26日、第4版、第15面。宮崎薫「今季の真央 華とパワー」『読売新聞』夕刊、2009年6月26日、第4版、第2面。 -->坂上武司「真央『すんなり入れる』 『仮面舞踏会』今季SPで 苦手克服へ慣れた曲」『朝日新聞』、2009年6月27日、第14版、第18面。宮崎薫「モスクワ発バンクーバー行き 真央 本格始動」『読売新聞』、2009年6月27日、第14版、第19面。</ref>
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! 2009-2010<br />
 
| [[仮面舞踏会 (ハチャトゥリアン)|仮面舞踏会]]<br /><small>作曲:[[アラム・ハチャトゥリアン]]</small><br /><small>振付:[[タチアナ・タラソワ]]</small>
 
| [[仮面舞踏会 (ハチャトゥリアン)|仮面舞踏会]]<br /><small>作曲:[[アラム・ハチャトゥリアン]]</small><br /><small>振付:[[タチアナ・タラソワ]]</small>
 
| [[前奏曲嬰ハ短調 (ラフマニノフ)|前奏曲「鐘」]]<br /><small>作曲:[[セルゲイ・ラフマニノフ]]</small><br /><small>振付:タチアナ・タラソワ</small>
 
| [[前奏曲嬰ハ短調 (ラフマニノフ)|前奏曲「鐘」]]<br /><small>作曲:[[セルゲイ・ラフマニノフ]]</small><br /><small>振付:タチアナ・タラソワ</small>
611行目: 584行目:
 
| [[ポル・ウナ・カベサ (タンゴ)|ポル・ウナ・カベサ]]<br /><small>作曲:[[カルロス・ガルデル]]<br /></small>パジャドーラ<br /><small>作曲:フリアン・プラサ</small><br /><small>振付:タチアナ・タラソワ</small><hr>[[シング・シング・シング]]<br /><small>作曲:[[ルイ・プリマ]]</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| [[ポル・ウナ・カベサ (タンゴ)|ポル・ウナ・カベサ]]<br /><small>作曲:[[カルロス・ガルデル]]<br /></small>パジャドーラ<br /><small>作曲:フリアン・プラサ</small><br /><small>振付:タチアナ・タラソワ</small><hr>[[シング・シング・シング]]<br /><small>作曲:[[ルイ・プリマ]]</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
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|-
! 2007-2008<br /><ref name="0809tokuhon">『2008-2009女子シングル読本』p.11</ref>
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! 2007-2008<br />
 
| ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア 映画『[[ラヴェンダーの咲く庭で]]』より<br /><small>作曲:[[ナイジェル・ヘス]]、演奏:[[ジョシュア・ベル]]</small><br /><small>振付:タチアナ・タラソワ</small>
 
| ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア 映画『[[ラヴェンダーの咲く庭で]]』より<br /><small>作曲:[[ナイジェル・ヘス]]、演奏:[[ジョシュア・ベル]]</small><br /><small>振付:タチアナ・タラソワ</small>
 
| [[幻想即興曲]]<br /><small>作曲:[[フレデリック・ショパン]]</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| [[幻想即興曲]]<br /><small>作曲:[[フレデリック・ショパン]]</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| ソー・ディープ・イズ・ザ・ナイト<br /><small>ボーカル:レスリー・ギャレット</small>
 
| ソー・ディープ・イズ・ザ・ナイト<br /><small>ボーカル:レスリー・ギャレット</small>
 
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! 2006-2007<br /><ref name="0809tokuhon"/>
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! 2006-2007<br />
 
| [[夜想曲第2番 (ショパン)|ノクターン 第2番変ホ長調 作品9の2]]<br /><small>作曲:フレデリック・ショパン</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| [[夜想曲第2番 (ショパン)|ノクターン 第2番変ホ長調 作品9の2]]<br /><small>作曲:フレデリック・ショパン</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| [[チャールダーシュ (モンティ)|チャルダッシュ]]<br /><small>作曲:[[ヴィットーリオ・モンティ]]<br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| [[チャールダーシュ (モンティ)|チャルダッシュ]]<br /><small>作曲:[[ヴィットーリオ・モンティ]]<br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| [[ハバネラ (アリア)|ハバネラ]] 歌劇『[[カルメン (オペラ)|カルメン]]』より<small><br />作曲:[[ジョルジュ・ビゼー]]<br />ボーカル:[[フィリッパ・ジョルダーノ]]</small><br /><hr>[[虹の彼方に]] 映画『[[オズの魔法使い]]』より<br /><small>ボーカル:エヴァ・キャシディ</small>
 
| [[ハバネラ (アリア)|ハバネラ]] 歌劇『[[カルメン (オペラ)|カルメン]]』より<small><br />作曲:[[ジョルジュ・ビゼー]]<br />ボーカル:[[フィリッパ・ジョルダーノ]]</small><br /><hr>[[虹の彼方に]] 映画『[[オズの魔法使い]]』より<br /><small>ボーカル:エヴァ・キャシディ</small>
 
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! 2005-2006<br /><ref name="ouen06p91"/><ref name="meikan"/><ref name="0809tokuhon"/><ref>[http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2005/05/2005_71cc.html 「2005プリンスアイスワールド横浜公演レポート(2)浅田真央 はじめてのPIW 」]@nifty:フィギュアスケート特集、2005年5月22日更新、2009年3月5日閲覧</ref>
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! 2005-2006<br />
| 歌劇『カルメン』より<br /><small>作曲:ジョルジュ・ビゼー</small><br /><small>振付:[[山田満知子]]、樋口美穂子</small><hr>スノーダンス<ref>野辺山合宿後に変更したため、競技会では滑っていない。</ref><br /><small>振付:リー=アン・ミラー</small>
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| 歌劇『カルメン』より<br /><small>作曲:ジョルジュ・ビゼー</small><br /><small>振付:[[山田満知子]]、樋口美穂子</small><hr>スノーダンス<br /><small>振付:リー=アン・ミラー</small>
 
| [[くるみ割り人形]]<br /><small>作曲:[[ピョートル・チャイコフスキー]]</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| [[くるみ割り人形]]<br /><small>作曲:[[ピョートル・チャイコフスキー]]</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| 虹の彼方に 映画『オズの魔法使い』より<br /><small>ボーカル:エヴァ・キャシディ</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
| 虹の彼方に 映画『オズの魔法使い』より<br /><small>ボーカル:エヴァ・キャシディ</small><br /><small>振付:ローリー・ニコル</small>
 
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! 2004-2005<br /><ref name="ouen06p91"/><ref name="0809tokuhon"/>
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! 2004-2005<br />
 
| 虹の彼方に 映画『オズの魔法使い』より<br /><small>作曲:ジョン・ウィリアムス</small><br /><small>振付:[[リー=アン・ミラー]]</small>
 
| 虹の彼方に 映画『オズの魔法使い』より<br /><small>作曲:ジョン・ウィリアムス</small><br /><small>振付:[[リー=アン・ミラー]]</small>
 
| 風変わりな店<br /><small>作曲:[[ジョアキーノ・ロッシーニ]]<br />[[オットリーノ・レスピーギ]]</small><br /><small>振付:リー=アン・ミラー</small>
 
| 風変わりな店<br /><small>作曲:[[ジョアキーノ・ロッシーニ]]<br />[[オットリーノ・レスピーギ]]</small><br /><small>振付:リー=アン・ミラー</small>
 
| ピック・ユアセルフ・アップ 映画『スイング・タイム』より<br /><small>作曲:[[ジェローム・カーン]]、ボーカル:[[ナタリー・コール]]</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| ピック・ユアセルフ・アップ 映画『スイング・タイム』より<br /><small>作曲:[[ジェローム・カーン]]、ボーカル:[[ナタリー・コール]]</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
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! 2003-2004<br /><ref name="wings">『little wings』p.135</ref>
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! 2003-2004<br />
 
| オーケストラ組曲「マイ・ガール2」<br /><small>作曲:[[クリフ・エイデルマン]]</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| オーケストラ組曲「マイ・ガール2」<br /><small>作曲:[[クリフ・エイデルマン]]</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| ワルツ・スケルツォ ハ長調Op. 34<br /><small>作曲:ピョートル・チャイコフスキー</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| ワルツ・スケルツォ ハ長調Op. 34<br /><small>作曲:ピョートル・チャイコフスキー</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| ハバネラ 歌劇『カルメン』より<br /><small>作曲:ジョルジュ・ビゼー</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| ハバネラ 歌劇『カルメン』より<br /><small>作曲:ジョルジュ・ビゼー</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
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! 2002-2003<br /><ref name="wings"/>
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! 2002-2003<br />
 
| セイ・ヘイ・キッズ<br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| セイ・ヘイ・キッズ<br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| インカダンス&アンデス<br /><small>by クスコ</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| インカダンス&アンデス<br /><small>by クスコ</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
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! 2001-2002<br /><ref name="wings"/>
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! 2001-2002<br />
 
| セイ・ヘイ・キッズ<br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| セイ・ヘイ・キッズ<br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| インカダンス&アンデス<br /><small>by クスコ</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
 
| インカダンス&アンデス<br /><small>by クスコ</small><br /><small>振付:山田満知子、樋口美穂子</small>
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*[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系『[[24時間テレビ「愛は地球を救う」|24時間テレビ]]』2008年8月30日放送(アイスショー「THE ICE」で義手のヴァイオリン少女が演奏する「[[虹の彼方に]]」に乗せて演技する模様が放送された)
 
*[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系『[[24時間テレビ「愛は地球を救う」|24時間テレビ]]』2008年8月30日放送(アイスショー「THE ICE」で義手のヴァイオリン少女が演奏する「[[虹の彼方に]]」に乗せて演技する模様が放送された)
 
*[[テレビ朝日]]系『[[ドラえもん (1979年のテレビアニメ)|ドラえもん]]秋の1時間スペシャル』2008年10月24日放送(本人役でアフレコ出演)
 
*[[テレビ朝日]]系『[[ドラえもん (1979年のテレビアニメ)|ドラえもん]]秋の1時間スペシャル』2008年10月24日放送(本人役でアフレコ出演)
*TBS『[[浅田真央 ドリーム・ラボ]]』
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*2014年3月14日の音楽駅で出演シーンが放送された
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TBS『[[浅田真央 ドリーム・ラボ]]』
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2014年2月13日のワイドショー
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チョコレートもらった話題放送
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2014年2月20日から23日のニュース番組
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オリンピック結果放送
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サンデー。(2014年3月30日。フジテレビ)
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超報道(2014年5月19日。8月5日。フジテレビ)
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同日及び翌日のワイドショー。休養発表放送
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目覚まし(2014年5月20日。フジテレビ)
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ZIP(2014年5月21日。日本テレビ)
 +
朝ちゃんと(2014年5月21日。TBS)
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スッキリ(2014年5月21日。日本テレビ)
 +
ブランチ(2014年7月5日。TBS。VTR出演)
 +
不思議発見(同上)
 +
2014年7月21日のワイドショー
 +
PON(2014年8月27日。VTR。日本テレビ)10月6日はドリカムライブ放送
 +
2014年12月19日のワイドショー
 +
2015年1月12日のワイドショー
 +
ニューススター。(2016年7月20日。TBS。)
  
 
=== CM ===
 
=== CM ===
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* [[花王]]「[[アジエンス]]」
 
* [[花王]]「[[アジエンス]]」
 
* [[日本生命保険|NISSAY]]
 
* [[日本生命保険|NISSAY]]
 
=== その他 ===
 
2006年3月31日、[[ナゴヤドーム]]で行われた[[中日ドラゴンズ]]対[[広島東洋カープ]]の開幕戦で舞とともに始球式を務めた。「[[くるみ割り人形]]」の曲をバックに特注のコスチュームで登場し、[[谷繁元信]]捕手に投球。野球観戦は初めてだったそうで再登板を希望していた。
 
 
2007年4月6日、姉の舞と日本とカナダの観光での交流を推進する「日加観光親善大使」に任命され、[[冬柴鉄三]]国土交通相とジョセフ・キャロン駐日カナダ大使と共に記者会見を開いた。
 
  
 
== 出版物 ==
 
== 出版物 ==
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.maomaiasada.com/ Brilliance On Ice - 浅田真央・舞公式サイト]
 
* [http://www.maomaiasada.com/ Brilliance On Ice - 浅田真央・舞公式サイト]
 +
* {{Isu name | id=00006588}}
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{{フィギュアスケート 世界チャンピオン - 女子シングル}}
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<!--ここでは濁点をつけないでください。-->
 
 
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{{DEFAULTSORT:あさた まお}}
 
[[Category:オリンピックフィギュアスケート日本代表選手]]
 
[[Category:オリンピックフィギュアスケート日本代表選手]]
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[[Category:名古屋市出身の人物]]
 
[[Category:名古屋市出身の人物]]
 
[[Category:1990年生]]
 
[[Category:1990年生]]
[[Category:存命人物]]
 
[[Category:カッコ良すぎる姐]]
 
 
[[en:Mao Asada]]
 

2024年4月12日 (金) 17:19時点における最新版

浅田 真央
浅田 真央
浅田 真央

浅田 真央(あさだ まお、ラテン文字:Mao Asada、1990年9月25日 - )は、日本フィギュアスケート選手(女子シングル)。2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。2008年世界選手権優勝、四大陸選手権優勝2回、GPファイナル優勝2回。姉は同じくフィギュアスケート選手の浅田舞

人物[編集]

浅田 真央

愛知県名古屋市生まれ。名古屋市立高針小学校、名古屋市立高針台中学校、中京大学附属中京高等学校卒業。中京大学体育学部に在学中。名前の真央は、父親が女優の大地真央のファンであったことに由来する。

尊敬しているフィギュアスケート選手は伊藤みどり。かつては伊藤の衣装を着用して競技に臨んだこともあり、「みどりさんの衣装を着るといつも調子がいい」と語っていた。長野オリンピック金メダリストのタラ・リピンスキーにも憧れの言葉を寄せており、リピンスキーの演技を見て自身もオリンピックに出たいと思うようになったという。趣味はジグソーパズルレゴ制作。

技術・演技[編集]

アクセルを含む6種類の3回転ジャンプを競技会で用いている。

3回転アクセルは小学生のうちから挑んでおり、2003年の中部ブロック大会(ノービスA)では3回転アクセル-2回転トウループのコンビネーションに成功した。2008年のグランプリファイナルでは、フリースケーティング(フリー)で女子選手として初めて3回転アクセルを2度成功させた。ショートプログラムでも3回転アクセルに成功したことがある。3回転-3回転のコンビネーションジャンプも得意としている。2007年グランプリファイナルのフリーでは、2種類の3-3回転に成功した(3回転フリップ-3回転ループ、3回転フリップ-3回転トウループ)。2010年のバンクーバーオリンピックでは、女子選手としては初めて、オリンピックのショートプログラムでトリプルアクセルを成功させている。また女子選手として初めて、SP・FS合わせて3度のトリプルアクセルを成功させた。

一方で、あまり難易度が高くないとされている3回転サルコウを苦手とし、2008-2009シーズンまで長い間プログラムに取り入れていなかったが、NHK杯で成功させた。また、アウトサイドエッジで踏み切らなければいけないルッツはインサイドエッジからの踏み切る癖があり、2007-2008シーズンより厳格化されたルールによりエラーエッジ判定を受けていた。同シーズン終了後に矯正に取り組み、2008-2009シーズンのNHK杯など、エラーエッジと判定されない3回転ルッツも見られるようになったが、まだまだ練習中である。

これから挑戦してみたい技として4回転ジャンプを掲げている。2006年世界ジュニア選手権では直前まで4回転ループを取り入れることを検討していたが、結局見送っている。一時は4回転サルコウも跳んでいたという。

柔軟性が高く、スピンスパイラルシークエンスのポジションが多彩である。スピンは軸の安定性にも定評がある。片手ビールマンスピンを得意としているが、レベル認定を受けにくいことなどを理由に2007年世界選手権-2008シーズンは取り入れなかった。しかし2009年エリック・ボンパール杯以降は再び取り入れている。

2009年世界フィギュアスケート国別対抗戦のSPにおいて、サーキュラーステップシークエンスでレベル4を獲得した。

愛犬[編集]

愛犬は、2005年世界ジュニア選手権で優勝した際に買ってもらったトイ・プードルの「エアロ」。名前はネスレの菓子ブランド名AERO(エアロ)に由来し、同製品のイメージキャラにも選ばれた。2007年のジャパンスーパーチャレンジではエアロを抱いて滑った。大の犬好きでありながら犬アレルギーでもある。2007年にはエアロが「ティアラ」「小町」を出産した。前者は浅田が、後者は姉のが命名した。

経歴[編集]

生い立ち~ジュニア時代[編集]

5歳の時、姉のと共にスケートリンクに遊びに行き、スケートと出会う。舞と共に門奈裕子コーチが教える名東フィギュアスケートクラブに入会。当時、同クラブには安藤美姫も所属していた。3歳から12歳までは越智久美子によるバレエのレッスンを受けていた。

2000-2001シーズンからグランプリ東海クラブに所属し、山田満知子樋口美穂子両コーチに師事。小学6年生の時に特例で出場した全日本選手権で不完全ながら3回転-3回転-3回転のコンビネーションジャンプ(3回転フリップ-3回転ループ-3回転トウループ)を跳び、「天才少女」と呼ばれた。

全日本ノービス選手権では、2000-2001シーズンから2001-2002シーズンまでBクラスで、2002-2003シーズンから2003-2004シーズンまでAクラスで、それぞれ2連覇を達成した。

2004-2005シーズン、ジュニアグランプリ (JGP)で出場した3戦すべてで優勝し、ジュニアデビューを飾る。JGPファイナルでは女子ジュニア史上初の3回転アクセルに成功。国内では全日本ジュニア選手権で初優勝し、シニアクラスの全日本選手権でも2位となった。世界ジュニア選手権でも初出場初優勝を果たしてシーズンを締めくくった。

シニア移行~世界選手権優勝[編集]

2005-2006シーズン、グランプリシリーズ中国杯で2位で自身のシニア国際大会デビューを飾る。2戦目のエリック・ボンパール杯でグランプリシリーズ初優勝。グランプリファイナルでは日本代表選手として村主章枝以来2人目の優勝を果たした。全日本選手権では女子シングル史上初となる2度の3回転アクセルに成功(ISU非公認)したが、他のジャンプにミスがあり2位となった。連覇が期待された世界ジュニア選手権でもジャンプのミスが響き2位に終わった。トリノオリンピック出場を期待する声もあったが、ISUの定めた年齢制限に87日足りず、代表資格を得られなかった。

2006-2007シーズン、舞と共に拠点を米国ロサンゼルスに移し、ラファエル・アルトゥニアンに師事する。NHK杯で総合得点199.52点のISU歴代最高得点を叩き出して優勝。グランプリファイナルは、フリーのジャンプで2度転倒して2位に終わった。地元名古屋開催の全日本選手権では右手小指を骨折しながらも初優勝。東京開催の2007年世界選手権ショートプログラム (SP)で出遅れたが、フリーで当時のISU歴代最高得点を出して銀メダルを獲得した。同大会のフリーでは、演技構成点の5つの要素のうち「スケート技術」「演技力」「曲の解釈」の3つの項目で8点台を得るなど、表現面でも高い評価を受けた。

2007年夏にロシアに渡り、タチアナ・タラソワの下でのバレエなどに取り組みを通じて表現力や芸術性の強化に力を注いだ。2007-2008シーズンのグランプリシリーズは2戦とも優勝し、3季連続出場のグランプリファイナルではSP6位から巻き返して2位となった。全日本選手権のSPで、同シーズンにミスが続いていた3回転フリップ-3回転ループを成功させる。フリーでは冒頭の3回転アクセルが1回転半になったが、2連覇を達成した。

同年12月、慣れない海外生活での心労[1]や、5月に中京大学のフィギュア専用リンクが完成し、国内で練習に専念できる環境が整ったことを理由に、練習拠点を米国から愛知に戻す。アルトゥニアンは定期的に来日することになっていたが、四大陸選手権の直前に電話で「責任を持てない」と伝えられたため、師弟関係を解消した[1]2008年四大陸選手権で初出場初優勝。2008年世界選手権では、フリー冒頭の3回転アクセルに入ろうとした所で大きく転倒したものの、その後は落ち着いて演技をまとめ[2]て逆転優勝。日本人選手5人目の世界女王となった。

現在[編集]

2008年6月、タチアナ・タラソワに師事することを発表した。7月からスポンサー企業であるウィダーのサポートにより専属のトレーナー管理栄養士がつくことになった。2008-2009シーズンの初戦、エリック・ボンパール杯は2位。NHK杯ではフリーで2度の3回転アクセルに挑戦。2度目が回転不足と判定されたものの、他の出場選手に大差をつけて優勝した。

韓国で開催されたグランプリファイナルでは完全アウェーの中、国際大会では女子史上初となる2度の3回転アクセルに成功、3季ぶり2度目の優勝を果たした。全日本選手権は3連覇を達成。世界選手権では、SPで3回転フリップ-3回転ループが認定される一方、3回転ルッツが2回転になって出遅れた。フリーは再び2度の3回転アクセルに挑んだが、転倒や小さなミスが重なり、総合4位でシニア国際大会では初めて表彰台落ちを経験した。世界フィギュアスケート国別対抗戦2009ではショートプログラムで3回転アクセルのコンビネーションに成功し、フリーとの合計得点が201.87点を記録し、国際大会で自身初の200点超えを達成し、女子シングル1位となった。このシーズンはジャンプの回転不足が厳しく判定される傾向にあったため、3回転-3回転が成功と見なされないことが多く苦心した。

また、グランプリファイナルの優勝後に「のミスに助けられた」という日本のマスコミの評価がある事を聞いて落ち込み、一時期は練習の意欲を失った。世界選手権では連覇の重圧も加わった。メンタル管理の難しさも浮き彫りになったシーズンとなった。

2009-2010シーズン、グランプリシリーズでは、3回転アクセルが6回中1回しか成功せず、エリック・ボンパール杯は2位、ロステレコム杯はシニアワーストの5位に沈み、グランプリファイナル進出を逃した。全日本選手権では、4連覇達成とともにバンクーバーオリンピックの日本代表選手に決定した。韓国で開催された四大陸選手権では、競技前に妨害予告を受けたり盗撮の被害にあったりしたが、フリーで2度の3回転アクセルを成功させ優勝。

バンクーバーオリンピックでは、女子シングル史上初となる3度のトリプルアクセルに成功。総合205.50点を獲得し2位(銀メダル)となり、2大会連続で日本人選手がメダルを獲得する。フリーの演技ではジャンプ前にエッジが氷につっかかるというアクシデントがあり、インタビューでは、自分の演技が完璧でなかった点を悔しいと語っている。

主な戦績[編集]

大会/年 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10
オリンピック 2
世界選手権 2 1 4
四大陸選手権 1 3 1
世界国別対抗戦 3
全日本選手権 7 8 2 2 1 1 1 1
GPファイナル 1 2 2 1
GPNHK杯 1 1
GPロシア杯 5
GPエリック杯 1 1 2 2
GPスケートカナダ 1
GPスケートアメリカ 3
GP中国杯 2
世界Jr.選手権 1 2
全日本Jr.選手権 4 4 1
JGPファイナル 1
JGPウクライナ記念 1
JGPスケートロングビーチ 1

詳細[編集]

2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年2月14日-27日 バンクーバー五輪(バンクーバー) 2
73.78
2
131.72
2
205.50
2010年1月27日-30日 2010年四大陸フィギュアスケート選手権(全州) 3
57.22
1
126.74
1
183.96
2009年12月25日-27日 第78回全日本フィギュアスケート選手権(大阪) 1
69.12
1
135.50
1
204.62
2009年10月22日-25日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) 6
51.94
5
98.34
5
150.28
2009年10月15日-18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) 3
58.96
2
115.03
2
173.99

2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年4月16日-18日 2009年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 1
75.84
1
126.03
1
201.87
2009年3月23日-29日 2009年世界フィギュアスケート選手権(ロサンゼルス) 3
66.06
4
122.03
4
188.09
2009年2月2日-8日 2009年四大陸フィギュアスケート選手権(バンクーバー) 6
57.86
1
118.66
3
176.52
2008年12月25日-27日 第77回全日本フィギュアスケート選手権(長野) 2
65.30
2
117.15
1
182.45
2008年12月10日-14日 2008/2009 ISUグランプリファイナル(高陽) 2
65.38
1
123.17
1
188.55
2008年11月27日-30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) 1
64.64
1
126.49
1
191.13
2008年11月13日-16日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) 2
58.12
2
109.47
2
167.59

2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年3月17日-23日 2008年世界フィギュアスケート選手権(ヨーテボリ) 2
64.10
2
121.46
1
185.56
2008年2月11日-17日 2008年四大陸フィギュアスケート選手権(高陽) 1
60.94
1
132.31
1
193.25
2007年12月26日-28日 第76回全日本フィギュアスケート選手権(大阪) 1
72.92
2
132.41
1
205.33
2007年12月13日-16日 2007/2008 ISUグランプリファイナル(トリノ) 6
59.04
1
132.55
2
191.59
2007年11月15日-18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) 1
56.90
1
122.90
1
179.80
2007年10月25日-28日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケベックシティ) 3
58.08
1
119.58
1
177.66

2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年3月19日-25日 2007年世界フィギュアスケート選手権(東京) 5
61.32
1
133.13
2
194.45
2006年12月27日-29日 第75回全日本フィギュアスケート選手権(名古屋) 1
71.14
1
140.62
1
211.76
2006年12月14日-17日 2006/2007 ISUグランプリファイナル(サンクトペテルブルク) 1
69.34
4
103.18
2
172.52
2006年11月30日-12月3日 ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) 1
69.50
1
130.02
1
199.52
2006年10月26日-29日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ハートフォード) 1
68.84
4
102.39
3
171.23

2005-2006 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2006年3月6日-12日 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(リュブリャナ) 1
113.58
2
56.10 
2
97.25
2
153.35 
2005年12月23日-25日 第74回全日本フィギュアスケート選手権(東京) - 3
66.64
3
121.46
2
188.10
2005年12月16日-18日 2005/2006 ISUグランプリファイナル(東京) - 1
64.38
1
125.24
1
189.62
2005年11月17日-20日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) - 1
63.96
1
118.46
1
182.42
2005年11月3日-6日 ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) - 2
62.92
3
113.68
2
176.60

2004-2005 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2005年2月26日-3月3日 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(キッチナー) 1
112.32
1
60.11
1
119.13
1
179.24
2004年12月24日-26日 第73回全日本フィギュアスケート選手権(新横浜) - 4
60.46
2
106.36
2
166.82
2004年12月2日-5日 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナル(ヘルシンキ) - 1
57.91
1
114.92
1
172.83
2004年11月20日-21日 第73回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(大阪) - 1
54.56
1
117.57
1
172.13
2004年9月30日-10月3日 ISUジュニアグランプリ ウクライナ記念(キエフ) - 1
56.24
1
86.75
1
142.99
2004年9月9日-12日 ISUジュニアグランプリ スケートロングビーチ(ロングビーチ) - 1
50.14
1
87.88
1
138.02

2000-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年12月25日-26日 第72回全日本フィギュアスケート選手権(長野) 6 8 8
2003年11月22日-23日 第72回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(京都) 4 4 4
2002年12月20日-22日 第71回全日本フィギュアスケート選手権(京都) 9 7 7
2002年11月23日-24日 第71回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋) 3 4 4
2001年11月23日-24日 第70回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(東京) 8 6 6

プログラム[編集]

シーズン SP FS EX
2009-2010
仮面舞踏会
作曲:アラム・ハチャトゥリアン
振付:タチアナ・タラソワ
前奏曲「鐘」
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
振付:タチアナ・タラソワ
カプリース
作曲:ニコロ・パガニーニ
振付:タチアナ・タラソワ
2008-2009
[3][4][5]
月の光
作曲:クロード・ドビュッシー
振付:ローリー・ニコル
仮面舞踏会
作曲:アラム・ハチャトゥリアン
振付:タチアナ・タラソワ
ポル・ウナ・カベサ
作曲:カルロス・ガルデル
パジャドーラ
作曲:フリアン・プラサ
振付:タチアナ・タラソワ
シング・シング・シング
作曲:ルイ・プリマ
振付:ローリー・ニコル
2007-2008
ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア 映画『ラヴェンダーの咲く庭で』より
作曲:ナイジェル・ヘス、演奏:ジョシュア・ベル
振付:タチアナ・タラソワ
幻想即興曲
作曲:フレデリック・ショパン
振付:ローリー・ニコル
ソー・ディープ・イズ・ザ・ナイト
ボーカル:レスリー・ギャレット
2006-2007
ノクターン 第2番変ホ長調 作品9の2
作曲:フレデリック・ショパン
振付:ローリー・ニコル
チャルダッシュ
作曲:ヴィットーリオ・モンティ
振付:ローリー・ニコル
ハバネラ 歌劇『カルメン』より
作曲:ジョルジュ・ビゼー
ボーカル:フィリッパ・ジョルダーノ


虹の彼方に 映画『オズの魔法使い』より
ボーカル:エヴァ・キャシディ
2005-2006
歌劇『カルメン』より
作曲:ジョルジュ・ビゼー
振付:山田満知子、樋口美穂子
スノーダンス
振付:リー=アン・ミラー
くるみ割り人形
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ローリー・ニコル
虹の彼方に 映画『オズの魔法使い』より
ボーカル:エヴァ・キャシディ
振付:ローリー・ニコル
2004-2005
虹の彼方に 映画『オズの魔法使い』より
作曲:ジョン・ウィリアムス
振付:リー=アン・ミラー
風変わりな店
作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ
オットリーノ・レスピーギ

振付:リー=アン・ミラー
ピック・ユアセルフ・アップ 映画『スイング・タイム』より
作曲:ジェローム・カーン、ボーカル:ナタリー・コール
振付:山田満知子、樋口美穂子
2003-2004
オーケストラ組曲「マイ・ガール2」
作曲:クリフ・エイデルマン
振付:山田満知子、樋口美穂子
ワルツ・スケルツォ ハ長調Op. 34
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
振付:山田満知子、樋口美穂子
ハバネラ 歌劇『カルメン』より
作曲:ジョルジュ・ビゼー
振付:山田満知子、樋口美穂子
2002-2003
セイ・ヘイ・キッズ
振付:山田満知子、樋口美穂子
インカダンス&アンデス
by クスコ
振付:山田満知子、樋口美穂子
-
2001-2002
セイ・ヘイ・キッズ
振付:山田満知子、樋口美穂子
インカダンス&アンデス
by クスコ
振付:山田満知子、樋口美穂子
-

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メディア出演等[編集]

テレビ[編集]

TBS『浅田真央 ドリーム・ラボ』 2014年2月13日のワイドショー チョコレートもらった話題放送 2014年2月20日から23日のニュース番組 オリンピック結果放送 サンデー。(2014年3月30日。フジテレビ) 超報道(2014年5月19日。8月5日。フジテレビ) 同日及び翌日のワイドショー。休養発表放送 目覚まし(2014年5月20日。フジテレビ) ZIP(2014年5月21日。日本テレビ) 朝ちゃんと(2014年5月21日。TBS) スッキリ(2014年5月21日。日本テレビ) ブランチ(2014年7月5日。TBS。VTR出演) 不思議発見(同上) 2014年7月21日のワイドショー PON(2014年8月27日。VTR。日本テレビ)10月6日はドリカムライブ放送 2014年12月19日のワイドショー 2015年1月12日のワイドショー ニューススター。(2016年7月20日。TBS。)

CM[編集]

出版物[編集]

関連書籍[編集]

関連CD[編集]

  • 浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック(EMI Music Japan)
  • 浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2008-09(EMI Music Japan)
  • 浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2009-10(EMI Music Japan)

受賞[編集]

日本オリンピック委員会[編集]

その他[編集]

  • 名古屋市スポーツ功労賞
  • 愛知県スポーツ功労賞
  • 2005年国際競技大会優秀者表彰(文部科学省
  • 2005年度第20回中日体育賞(中日新聞
  • 2005年度第40回ビッグスポーツ賞(テレビ朝日
  • 2005年度日本スポーツ賞 奨励賞(読売新聞
  • 2007年国際競技大会優秀者表彰(文部科学省)
  • 2008年国際競技大会スポーツ功労者顕彰(文部科学省)
  • 2008年度朝日スポーツ賞(朝日新聞

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 『日本女子フィギュアスケートキャラクターブック 2008-2009』マガジンハウス、2008年10月、p.6
  2. 『キャラクターブック 2008-2009』pp.5-6
  3. 『キャラクターブック 2008-2009』pp.7-8
  4. 『2008-2009女子シングル読本』pp.7-11
  5. 『ファンブック2009』p.88

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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