「逆転イッパツマン」の版間の差分
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2020年1月12日 (日) 20:07時点における最新版
テレビアニメ:タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン | |
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原作 | タツノコプロ企画室 |
総監督 | |
監督 | 笹川ひろし(総監督) |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | 九里一平、岡正 |
シリーズ構成 | 小山高生 |
脚本 | 小山高生ほか |
キャラクターデザイン | 天野喜孝 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | |
アニメーション制作 | |
製作 | フジテレビ、タツノコプロ |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送期間 | 1982年2月13日 - 1983年3月26日 |
話数 | 58話 |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
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『逆転イッパツマン』(ぎゃくてんイッパツマン、英語表記:Ippatsuman)は、『タイムボカンシリーズ』第6作目としてフジテレビ系列で1982年2月13日から1983年3月26日まで毎週土曜夜6時30分~7時00分に全58話が放映された、タツノコプロで制作されたテレビアニメである。
目次
概要[編集]
前作「ヤットデタマン」に続いて、スポンサーの要請で巨大ヒーローロボが活躍。主人公がこれまでの少年少女から青年となり、ドラマもシリアス味[1]が増した作品となった。主人公イッパツマンの正体が視聴者にも謎であったりと、視聴者の興味をひこうといくつかの謎をちりばめてシリーズのマンネリを打破しようと工夫がこらされた。ついには「シリーズ初・悪が勝つ!?」という後まで語り草となるエピソードを生んでいる。
主人公の声優には、長年シリーズでナレーターを務めていた富山敬が満を持しての登板。時に20%を越える視聴率を記録し、好評につき放送回数は6回[2]の延長。歴代シリーズとしては「ヤッターマン」以来の放送回数の延長であり、マンネリの声も上がりはじめていたタイムボカンシリーズの人気に息を吹き返した作品であった。土曜18時30分の時間帯も本作で最後になるなど、シリーズの転機(ターニングポイント)となった作品。シリーズの中では「ヤッターマン」と並んで再放送の機会が多かった[3]。
富山に代わってのナレーションには鈴置洋孝を起用。鈴置独特の絶妙な語り口が物語を盛り上げている。本作からCM後にアイキャッチが挿入されるようになった。
アニメオープニング終了直前の、三悪の頭脳担当キャラ(本作ではコスイネン)の暴言は、第1話~第31話までは「いつか逆転してやるからな~っ!!」と言った直後、逆転王の持つ正義刀で縦に真っ二つにされるうえ、刀がムンムンをかすめ彼女の胸が露出する[4]。また第32話~最終回までは「こういう方もおられるんですよ。[5]イケズ~!!」となっている。
ストーリー[編集]
舞台は1990年(劇中では西暦と呼ばれていないため、どの時代なのかは不明。おそらく現在から見て、未来の時代(世界)と言えるかもしれない)、オストアンデル市(由来は「押すと餡(あん)出る[6]」から)にある常に業界トップの業績を誇るタイムリース社。この会社は依頼があれば時空を越えて、過去でも未来でも現代でも世界各地に荷物を届ける。一方業界第2位の大手・シャレコーベリース社だが、タイムリース社本社のすぐそばにあるオストアンデル北部支社は業績絶不調。会長であるコン・コルドーは、ムンムンを始めとして、社員にライバル会社であるタイムリース社の営業妨害を命じた。ムンムンたちは「クリーン悪トリオ」となり、営業妨害を続ける。ハル坊がピンチ通信を出すと必ずイッパツマンが助けにやってくるのであった。
登場人物[編集]
タイムリース社[編集]
- 豪 速九/イッパツマン(ごう・そっきゅう)
- 声 - 富山敬
- タイムリース社に勤務する青年で社員たちからは「豪さん」と呼ばれている。ランの憧れの男性。往年のタツノコヒーローをほうふつとさせる謎のヒーロー・イッパツマンの正体……と思われていたが当初はそうではなかった。[7]しかし第31話以降からは、自らイッパツマンとなって戦う。とはいうものの、豪自身が変身して以後には、今度はまったく違う謎が終盤まで解かれずに残ることとなる。名前の由来は「豪速球」。20歳。物語の中盤で星ハルカと出会い第54話で結婚する[8]。
- イッパツマンの主な武器は、レインボール[9]、逆転バット[10]。マシンガンの弾をも跳ね返す硬質フォームラバースーツ[11]に身を包み、背中のマントを広げて滑空する。
- イッパツマン登場時の口上は「待ちに待ってた出番が来たぜ! ここはおまかせ 逆転イッパツマン!」。毎回弾丸ヘッド号[12]のコクピットからガッチャマンばりに飛んで現れ、等身大のままクリーン悪トリオと戦闘に突入。自らのピンチになると額のVマーク(発信器)が輝き、トッキュウザウルス/マンモスを逆転王/三冠王へと変形させる。
- 放夢ラン(ほうむ・らん)
- 声 - 原えりこ
- タイムリース社に勤務する少女。時間航行輸送メカ「トッキュウザウルス」「トッキュウマンモス」のメインパイロット。豪に思いを寄せており、彼からは「ランちゃん」、ヒゲノ部長からは「ラン君」、ハル坊からは「ラン姉ちゃん」と呼ばれている。名前の由来は「ホームラン」。18歳。ハルカには嫉妬心と対抗心があったが、最終回では豪とランらをかばいコルドーの洗脳が解けたもののその後遺症によりハルカが消息を絶ったときに、自分がハルカを追いつめてしまった責任を感じて豪=イッパツマンに泣きついた。食塩と砂糖を間違えるなど、料理の腕はイマイチである。
- 本作は原のデビュー作でもある。
- ハル坊(はるぼう)
- 声 - つかせのりこ
- タイムリース社に勤務する少年。両親はタイムリース社社員で19世紀のオーストラリアに駐在している。ランとは、いとこ同士で弟分である。また、ランと豪の恋を応援する。一人称は主に「オイラ」[13]で名前の由来は「ファウルボール」。緊急時にイッパツマンを呼ぶためのピンチ通信機を持っている。顔つきは前作「ヤットデタマン」の登場人物であるコマロ王子の素顔に近い。
- 2-3(ツー・スリー)
- 声 - 山本正之
- タイムリース社に勤務するロボット。三河弁でしゃべり歌が得意で気の利く性格(ロボットなので良いプログラム?)をしているが、お調子者で少々口軽なところもある。一人称は主に「ワタイ」[14]。胸にテープデッキが内蔵されており、データを読み取ったり音楽を再生することができる。
- 名前の由来は「ツーストライク・スリーボール」(つまりフルカウント)。また、デザインからわかるとおり「スターウォーズ」シリーズのC3PO、R2-D2のもじりでもある。ちなみにムンムンから「ヤカンのできそこない」、コスイネンから「ヤカン人形」とおちょくられている。
- 星ハルカ(ほし・はるか)
- 声 - 幸田直子
- 第31話よりヒゲノ部長の秘書および豪たちの助手として登場した女性。超能力者で、新イッパツマンのサポートを行う。名前の由来は「巨人の星」から(同作で伴宙太を演じていたコスイネン役の八奈見乗児に「星!」と言わせるため。シリーズ構成の小山高男のお遊びである)。なお第46話では豪に代わって彼女自身がイッパツマンとなって参戦したこともあった。ランとは対照的な大人の女性として描かれ、豪との息の合ったコンビでランをきりきり舞いさせる[15]。そして豪と結婚をし、新婚旅行に旅立っている[16]。物語佳境に進むに従ってその過去が明らかになっていくが、最後の最後で彼女にまつわる大どんでん返しが描かれた。そして、最終回で豪とラン達をかばってコルドーの洗脳から解けたもののその後遺症で消息を絶つ。24歳。
- ヒゲノ濃造(ひげの・こいぞう)
- 声 - 長堀芳夫=現・郷里大輔
- 通称ヒゲノ部長。タイムリース社における豪の上司であり、よき相談相手。実はサイキックロボットの責任者でもあり、物語後半では実質のイッパツマンチームの指揮官として活躍。重要な枠柄だが三悪同様、なにかと格好つけようとするがいちいち決まらないギャグ要員でもある。佳境ではハルカとの過去がしだいに明らかになっていくが……。最終回では豪とラン達をかばって消息を絶ったハルカを探しに長期捜索に出る。名前の由来はもちろん「ヒゲが濃い」である。
シャレコーベリース社[編集]
創業わずか8年でタイムリース社に次ぐ業界第2位の規模と実績を誇る巨大企業に成長したリース会社。本社はヒネルトジャー[17]市所在。会長はコン・コルドー。
第2話の全支社長会議の描写では相当な数の支社長が出席していたため、規模的に大きなグループ企業であることが分かる。最終回直前、コルドー会長は突如悪トリオと球四郎に解雇を言い渡した直後、計画倒産した。ちなみに球四郎には5,000万円が彼の口座に振り込まれ、ムンムンにはコンピューターお見合いの案内状が、コスイネンにはアルバイト情報誌が、キョカンチンにはあんマンが退職金(?)として支給された。
業績万年最下位のオストアンデル北部支社の三役は「クリーン悪トリオ」。支社長のムンムンの下、タイムリース社への営業妨害・信用失墜のため毎回悪事を働くが、いつも失敗する。ちなみに球四郎ら業績上位の支社ビルは巨大な殿堂であるが、オストアンデル北部支社は……外から見るとたいそう立派で、タイムリース社の社屋に負けないくらい未来的なのだが、一歩門をくぐると、その外見はハリボテで、門の中にある実際の社屋は今にも崩れそうなオンボロビルなのである。
そして各話の最後、トリオはビル近隣に出る屋台「うえだや」で酩酊しくだを巻きながら「人間やめて何になる!?」と人間以外の生き方を想像するが、結局は「今の状態がまだマシ」に落ち着く。
- ムンムン
- 声 - 小原乃梨子
- 本名は頓紋々(とん・もんもん)。チャイナドレスを着こなすスタイル抜群の美女で、シャレコーベリース社オストアンデル北部支社の支社長。実はそれなりに有能なのだが、ろくな仕事も与えられず最低を記録し続ける支社の業績をなんとか挽回(ばんかい)しようと、会長の裏稼業に手を貸し悪戦苦闘している。第4話で通勤中助けてくれた謎の男性、ミスターXに会うのが夢[18]。物語終盤においては話の構成上、三悪は本筋から外れてしまい、最終回では3人そろって幸福行きの列車に乗って新たな人生へと旅立っていった(?)。26歳。チャイナドレスだけでなく着物に白雪姫にハイジの衣装[19]などさまざまなコスプレも魅力だった。
- コスイネン
- 声 - 八奈見乗児
- 本名は小杉念(こすぎ・ねん)。シャレコーベリース社オストアンデル北部支社の部長。歴代八奈見担当(歴代三悪の頭脳系キャラ)キャラの中で唯一の妻帯者の設定で初登場でネタにしている。現在単身赴任中。いつも会社に遅刻寸前の日々である。ちなみに、奥さんの名は東北アンナといい、声はぜんぜん違うが、ムンムンと同じ顔である。そば作りが得意であるため、「月見(そば)のコスイネン」の異名を持つ[20]。
- 余談ではあるが、ボヤッキーにそば作りを教えたのはこのコスイネンである[21]。
- 歴代の八奈見が担当したキャラには珍しく、自らサンパツマンに変身し白兵戦を挑んだこともある。また合体を阻止しようと磁力光線を開発したり、硬化剤で逆転王の動きを取れなくするなど、対イッパツマン兵器の研究開発はかなり的を射たものが多かったが、名前のとおりずるい性格の持ち主である点は同じである。一人称は「アタシ」や「俺」が基本だがごくまれに「ワタシ」や「ボクちゃん」になることもある。ボタンを押すときは「コスっとな」(または「コスっと!」)と言う。ドタ靴のような赤い長鼻がトレードマーク[22]。また彼が怒った感情をあらわにした際、ときどき額に赤い×印が浮かび上がることがある。30歳。名前の元ネタはソ連(当時)のアレクセイ・コスイギン首相と思われる。なお、このコスイネンの顔つきは次回作の『イタダキマン』のダサイネンにほぼ引き継がれることになる。
- キョカンチン
- 声 - たてかべ和也
- 本名は基幹珍(きかん・ちん)。シャレコーベリース社オストアンデル北部支社の課長。怪力担当。30歳。上司に逆らえず、セリフも常に「~であります」と丁寧な報告口調[23]であるがために、他のたてかべキャラと比べやや気弱な印象を受ける。一人称は「自分」または「俺」[24]である。
- コスイネンがほぼ『オタスケマン』以前のデザインに戻された[25]のに対し、キョカンチンはカミソリ負けの肌が戻ったものの、目は前作のアラン・スカドン同様黒点のままにされた。さらに顔が丸くやや小さくなったおかげでいかつさが削がれ、印象が若干変わっている。名前の由来は「巨漢」からとったと思われる。
- 隠球四郎(かくれ・たましろう)
- 声 - 小滝進=現・大滝進矢
- 第2話より登場したシャレコーベリース社のエリート社員。若くしてオストアンデル西部支社長を任されており、業績は全支社中常にトップ。キザでニヒルな性格で、ことあるごとに悪トリオに嫌味を言う。冷静で狂いのない行動力によって幾度となくイッパツマンを追い詰め、一度はダイヤモンド弾丸で初代イッパツマンを完全に倒すなど、真の好敵手と言える実力を発揮した、シリーズ中でも屈指の異色キャラクター。大学時代からのエリートであったが、展開が進むに従って自分も知らない自身の意外な正体に驚愕し半狂乱になり打倒イッパツマンに誇りを賭ける。さらに第57話でコン・コルドーに反旗を翻すが、コルドーの正体を知った代償としてタイム空間へ飛ばされそこをさまようことになる。ごくまれにギャグ要員に回ることもあった。名前の由来は「隠し球」と「四死球」から。26歳。
- スパイ000(すぱい ぜろぜろぜろ)
- 声 - 鈴置洋孝
- 球四郎が放った、超能力を持った産業スパイ。実はコルドーの忠実な刺客であり密偵でもあった。最終回ではある人物に洗脳されたハルカと共闘してイッパツマンを追い詰めるが……。
- コン・コルドー
- 声 - 肝付兼太
- シャレコーベリース社会長で、本作における悪トリオの親玉(というより黒幕)。外観からはほとんど想像つかないが、女性である。「いないいないバババ~」と現れては三悪にタイムリース社の営業妨害を行うよう指令を下し、「~と言いつつ私は闇の中へ消えて行く…」というセリフを残して去ってゆく。名前の由来は当時話題となった超音速旅客機コンコルドから。本作では『ドラえもん』の3人組[26]が揃ったことになる[27]。
- 自分の意に添わない社員に対しては排除を行い、また社員の離反に対しては容赦なく徹底的に処罰する。第57話で隠球四郎に反旗をひるがえされ、さらに自分の正体を暴かれた代償として球四郎をタイム空間へ消し去るなど会社の経営者としての冷酷な一面を見せている。
- 最終回で正体を現し、タイムボカンシリーズ史上初の大ボス(ラスボス)が前線に参戦した。歴代の大ボスで唯一明確な死亡の描写があるのはコルドーのみである。
- ミンミン
- 声 - 土井美加
- コン・コルドーの孫娘。16話よりオストアンデル北部支社に押しかけクリーン悪トリオに同行するようになった。傍若無人で世間知らずで天真爛漫な女の子。人目を気にせず下着や裸を見せるなど羞恥心をほとんど気にしない。職責として悪トリオと一緒にいるわけではないのでかなり気ままな行動をとるほか、会長の一族だけあって金には困らず、金欠のコスイネンとキョカンチンに昼食をおごるなど面倒見がいい。しかし終盤にかけて不審な行動が目立つようになり、最終回でその正体が明らかになる。名前の由来は、スタッフがアフレコ終了後に通っていた中華料理店から。
- 今市(いまいち)
- 声 - 千葉繁
- 第32話より登場。本名は今井市郎(いまい・いちろう)。コスイネンには市っつぁんと呼ばれている。シャレコーベリース社下請けの巨大メカ工房マシンフレンド尼崎第三工場長。巨大メカ製造を担当しており初期の「メカレスラー」と呼ばれる戦闘メカと後期のスポーツメカを開発し、コスイネンの要請に応じて戦いの現場へ送っていた。だが腕前はイマイチ(もちろん「イマイチだなぁ・・・」が口癖)のようで、荷物は発送する際にバラバラと部品を落とすことがほとんどでたびたび敗北の原因を作っている。奥方のモモエ(声優:つかせのりこ)に頭が上がらない。他にトメ(声優:稲葉実)という助手がいる。最終回では三悪トリオに「とあるモノ」を入れたつづらを届けるなど意味深な行動を取っていたので、彼の背景について一部ファンの間で憶測が飛んだ。『佐武と市捕物控』の市がモデル[28]。語尾に「~でヤス」とつけて話すことが多い。好物は酒。
- 千波(ちなみ)
- 声 - 二又一成
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。「ちなみに」が口癖。なんの因果か第40話で同僚のセーコと社内結婚した。
- ピーコ(ぴーこ)
- 声 - 横尾まり
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。コスイネンは彼女のパンティを毎日見ることが生き甲斐だと言う。いわゆるセクハラ要員である。
- セーコ(せーこ)
- 声 - 青木和代
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。太めのOLで顔も態度もでかい。第40話で同僚の千波くんと社内結婚した、意外なカップルである。
- OLさん(オーエル - )
- 声 - 勝生真沙子
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。仕事もせずいつも鏡の前で化粧に勤しんでいるOL、本名不明。
- 熟年さん(じゅくねんさん)
- 声 - 千葉繁→広瀬正志
- シャレコーベリース社オストアンデル北部支社社員。本名不明。勤務中いつも競馬新聞片手に競馬予想に勤しんでいる。この会社を象徴するような人。
- ヤング(声優:千葉繁)
- 窓際さん(まどぎわさん)
- 声 - 広瀬正志→龍田直樹
- オトシマさん
- 声 - 勝生真沙子→鈴木れい子
- 東北アンナ(とうほくあんな)
- 声 - 小宮和枝
- コスイネンの妻。東北弁訛りが強い。40話のみ登場。金髪で声は全然違うがムンムンと同じ顔である。極度の浪費癖がありコスイネンはそのローン払いのやりくりに苦労している。コスイネンいわく、「結婚した理由はムンムンと顔が同じだったからだ」。名前の由来は1955年(昭和30年)にヒットした大津美子の楽曲「東京アンナ」から。
- ソーリャ
- コスイネンとアンナの双子の長男。父親似で生まれた時から赤いドタ靴のような長鼻をしている。40話のみ登場。
- コーリャ
- コスイネンとアンナの双子の長女。父親似で生まれた時から赤いドタ靴のような長鼻をしている。40話のみ登場。それ故にソーリャとコーリャの二人はムンムンからは「薄汚い子供たち」とおちょくられていた。
- ナレーター
- 声 - 鈴置洋孝
- 次回予告のシメは「絶対見逃せないぞ、な」と言う。前任の富山敬に劣らぬナレーションは評価が高かった。また、ごくまれに悪トリオにツッコミを入れることも。サブタイトルの読み上げおよびCM後のアイキャッチコールも担当。
ゲストキャラクター[編集]
本作が初登場となる声優を列記する(初登場順)。
登場メカ[編集]
タイムリース社[編集]
- トッキュウザウルス/逆転王(ぎゃくてんおう)
- ランたちがタイムワープに使うタイヤの付いた恐竜型メカ。しっぽに繋いだカーゴユニット(トッキュウトレーラー)に積まれた卵形のコンテナにリース品を積み込む。緊急時には腕・胴体部が分離、イッパツマンが乗ってくる戦闘機・弾丸ヘッド号と合体して逆転王となる[29]。胸部のダイヤモンドで空気中のイオンを合成し武器を召還(または成形)するが、レスラーメカへのとどめはバックブリーカーなどのプロレス技で刺すことが多い。第30話で敵に撃破され、更に変形システムを破壊されるなどの被害を受け、戦線離脱。第32話では、戦闘機・弾丸ヘッド号が大修理されていることや最終回のラストシーンで復活しているのが確認されている。合体完了時の名乗りは「逆転王、見参!!」
逆転王の武装は以下の通り。
- 魔伸棒(ましんぼう)
- 最もよく用いられる武器。両端に槍がついた棒状の武器だがたくさんの関節で構成されていてしなり、伸縮みするので、打撃武器として用いるほかに先端部で突き刺しそのままぶん投げるなど、さまざまな応用ができる。
- 正義刀(せいぎとう)
- 魔伸棒同様召喚される中国刀のような剣。重さがあり、さらに切れ味もあるため、切断能力は高い。
- 逆転シールド(ぎゃくてんシールド)
- どことなくキャッチャーマスク風の装飾が施された盾。
- 大逆転光線(だいぎゃくてんこうせん)
- 一度だけ使用した。胸部のダイヤモンドより発射される最強の破壊光線。ただし、あまりにも破壊力が高いため、クリーン悪トリオを殺す訳にはいかない為敵メカへの攻撃には使用されず、敵メカが発射した大型爆弾を空中で消滅させるのに使用された。
- トッキュウマンモス/三冠王(さんかんおう
- 声 - 稲葉実
- 使用不能となったトッキュウザウルスに代わって第31話から最終回まで登場したマンモス型メカ。リース品は背中のカーゴスペースに積みこむ。車輪駆動だったトッキュウザウルスと異なり4足歩行で進行するが、「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ「ドム」の様にホバリングによる走行が可能で、アフターバーナーを全開にすることで短時間だが空を飛ぶことも可能になっている。緊急時には本体下部と銃座が分離、豪の変身した新(二代目)イッパツマンの搭乗する戦闘機・弾丸ブースター号と合体して三冠王となる。なお、トッキュウマンモスの残った部分は変形してリリーフカーとなり、2-3が操縦して三冠王のサポートを行う[30]。白兵(近距離)戦タイプの逆転王と異なり大小の銃火器をメインにした武装で尚且つ空中戦にも対応し、外観も全盛期を迎えつつあったリアルロボットアニメのメカニックにより近くなった。逆転王とは違い胸にダイヤモンド状の合成装置はないものの、武器の召還は逆転王同様イオンから形成されるようだ[31]。超AIを内蔵しているため、イッパツマンが乗っていなくても行動が可能。合体完了時の名乗りも三冠王自身が上げる。「三冠王飛来、ここに参上!!」[32]
三冠王の武装は以下の通り。
- 三冠ミサイル砲 (さんかんミサイルほう)
- 左右の胸に合体した連装銃座から射撃を浴びせる。名前はミサイル砲だが実際には機関砲で、「対ミサイル用砲座」という程度の意味であろうが、その性能をいかんなく発揮して飛び道具を撃墜するなど、豪と三冠王のピンチをたびたび救っている。ランとハル坊が搭乗している。
- 三冠シールド (さんかんシールド)
- マンモスの顔の骨のような形をした盾。
- 三冠トマホーク(さんかんトマホーク)
- 大型の斧。ブーメランとして投げつけることも可能。
- 三冠アームガン(さんかんアームガン)
- 必殺の威力を誇るビームライフル。最も劇中では多く使用されており後期オープニングのフィニッシュの場面ではコスイネンにぶちかましている。
- 三冠炎熱ブースター(さんかんえんねつブースター)
- 背部にある三日月型のウイング[33]を炎熱エネルギーで飛ばして敵メカを一刀両断にする。物語後半で主に使用された。
- ホームベーサー
- タイムリース社地下[34]に接続されている、イッパツマンとそれに関連する全ての保守点検・研究開発が行われている秘密基地。弾丸ヘッド号や弾丸ブースター号を高速で目的地に送り出すための二門の大砲を備えている。一門は時間移動を伴わない移動用、もう一門は時空移動用の次元砲である。底部には緊急避難のためのキャタピラが備えられており、部外者がタイムリース社社屋から侵入しようとした場合や、直接攻撃を受けた場合などに社屋から分離する。
シャレコーベリース社[編集]
- シャレコーベバギー(第1話~第30話まで、ただし、第12話と第28話は除く)
- クリーン悪トリオの専用マシンである3輪バギー[35]。武装はマシンガンくらいしかなく、トッキュウザウルス一行を妨害するには十分だが、イッパツマンが出てくると抵抗できない。破壊されたり、ピンチに陥るとコクピット部が分離、今市が送ってくる巨大メカと合体する[36]。ただし自力でタイムワープすることができず、タイム落とし穴を使ってタイムワープする。
- シャレコーベダチョウ(第31話~第57話まで)
- イッパツマン撃破のご褒美として与えられたシャレコーベバギーに代わるクリーン悪トリオの新専用マシン。やはりコクピット部が分離し巨大メカと合体する。ダチョウと名乗っているが空を飛ぶ[37]。自力でタイムワープ可能など、バギーに比べてかなりパワーアップしている。トッキュウマンモス一行を妨害するには十分だが、シャレコーベバギー同様イッパツマンが出てくるとやはり対抗できない。またこのメカは第40話のみ球四郎が一時的に使用した。武装は頭部に内蔵された小型のビーム砲および尻部に内蔵された卵形ボムなど。
- レスラーメカ(第30話を除く第1話~第31話まで)
- クリーン悪トリオが逆転王[38]と戦うための大型ロボット。小包状に梱包された状態でタイム落とし穴に放り込まれて送られてくる。到着後、シャレコーベバギー[39]のコクピットが合体、梱包が燃え上がってその姿を現す。
- スポーツメカ(第32話~第57話まで)
- 三冠王登場に伴いパワーアップした、クリーン悪トリオのロボット。シャレコーベダチョウのコクピット[40]と合体する。さまざまなスポーツをモチーフにしている。しかし『イッパツマン』後半はタイムボカンシリーズとは思えないほどドラマ部分に尺が割かれている回が多く、活躍場面は物語がクライマックスに近づくにつれてどんどん短くなっていった[41]。もっとも三悪メカは、終盤爆発して3人組(を含む乗員)が黒焦げになり、爆発時にドクロ雲が上がればタイムボカンシリーズとして成立することから、このメカの出番が減ってもそれが即シリーズとしてのイメージの統一観が損なわれるものではなかった。最後の「少林寺拳法メカ」は予算の都合で右手首だけの登場であり、球四郎が使用した。少林寺拳法メカは手首だけとはいえ、その大きさは三冠王を握り潰せるだけの大きさがあり、もしも完全体であれば巨大メカであったと想像出来る。
ワンポイントキャラ / コクピットメカ[編集]
- イケマスイタチ
- 声 - 二又一成
- クリーン悪トリオ攻勢時、メカ戦優勢時など調子のいいときに、そろばんを弾きながら登場する、関西商人(あきんど)風のイタチ型メカ。フレーズは「えー、願いましてーは~…こらぁいけまっせぇ!」。しかし「…こらぁあきまへんわ!」と冷やかす場合もある。
- 女子高生(じょしこうせい)メカ
- 声 - 横尾まり、青木和代
- 主にイッパツマン側のメカが登場した際に出る三体の女子高生型メカ。フレーズは「(メカA)ウッソォ~!(メカB)ホントォ~?(メカC)カッワイイ~ツ!」。1982年~83年放送当時、当時の女子高生に実際に多用されていた句をそのまま劇中に取り込んだもの。また第52話に限りメカでない人間の女子高生トリオが登場した。
- おばさんメカ
- 主にクリーン悪トリオに対しての冷やかしを担当する三体の中高年のおばさん型メカ。前述の女子高生メカと比較すると出番が少ない。
- びっくり主水(もんど)
- 声 - 千葉繁
- 物語中登場キャラが驚いたときに登場するキャラクター。口上は「エ~ッ、びっくらたまげた門左衛門!!」。容姿は頭の上に栗(びっクリ)が載った下駄(たまゲタ)のダジャレである。本編に登場するワンポイントキャラ中、登場する頻度が高い。
- くちびるメカ
- 声 - 千葉繁
- 前述のびっくりもんど同様登場キャラが驚いたときに登場するキャラクター。大きな口にパッチリ開いた目と短い手足がついた姿をしている。開いた口の中には必ず「あ」[42]もしくは「え」(エッと驚いたとき)の文字が入る。モデルは製作スタッフの内のある人物だと言われている。
- 子々竹破多子(ここだけはだし)
- 声 - 秋山るな=現・あきやまるな
- 五本指が家族の顔になっている足のキャラクター。名前とデザインは「はなし→裸足」にひっかけたダジャレ。物語中で視聴者に説明が必要な場合に登場し、親指(お母さん)が「ここだけの話ですが…」と、他の指(家族)や視聴者にだけわかるように解説し、他の指は「うん、うん。」と相づちをうつ。
- 暗い天使(暗いホタル)
- 声 - 小原乃梨子
- 物語中、「暗い、暗いなー」というセリフとともに、暗い背景をバックにズボン(パンツ)を下ろしてお尻を光らせる。クリーン悪トリオの貧乏に満ちた暗い哀愁を表現する。蛍風の天使型キャラ。びっくり主水同様、登場する頻度が高い。その後『イタダキマン』の4話にも登場している。
- オロカブ
- 声 - 横尾まり
- クリーン悪トリオが進退きわまり、あとはやられるだけ、あるいはやられた直後、メカが爆発する寸前に登場する、着物を着たカブ(野菜)型のメカ。怠惰な口調で「オロカ……ブ。」と言い放つ。前作「ヤットデタマン」からの引き継ぎ登板。本作では主に座って肘掛けに肩肘を着き、扇子を掲げるなどさらに退廃的なキャラクターになった。オープニングで着物が脱げたり、メカ爆発時にパラシュートで降りてきたり、恐竜の卵の中から出てきたり、はては入浴中やレオタード姿のバージョンもあり。その後『イタダキマン』の18話やOVA『タイムボカン王道復古』、TVシリーズとしての最新作『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』にも登場(ただし「王道復古」では声優は矢野陽子が担当し、「怪盗きらめきマン」では声優は小桜エツ子が担当)している。
- ブタ
- 声 - 富山敬
- おだてブタから発展した雄ブタ型のメカでバリエーションは「信じるブタは救われない」「慌てるブタは貰いが少ない」「恵比寿ブタ」「憎まれブタっ子、世に憚る」「二ブタを追う者一ブタも得ず」「ブタは死ななきゃ直らない」など、おおむねことわざがネタ。主にクリーン悪トリオの冷やかし担当。また、「スーパーマン」風の格好をした「スーバートンブタ」のバリエーション[43]も。
- そりゃソーダ
- 声 - 肝付兼太
- 「そうでしょ?」と問いかけると現れ、ソーダを飲み干して顔をソーダ色に染め「そりゃソーダ、ん、ん。」と言って頷く、水夫のキャラクター。
- ヤカン
- 声 - 長堀芳夫
- やかんに目がついたメカ。主にピンチの時に出現し、「あかん、やかん、あかんがな~」などと叫ぶ。
- 救われないドジョウ
- ドジョウすくいをやっているドジョウ。「スクわれない」というダジャレで、やはり悪トリオがつまづくことを暗示する冷やかしキャラクター。「信じるブタは救われない」の神父ブタとコンビで登場することも。
- 結ばれないタコ
- 声 - 秋山るな
- 「結ばれない」と言いつつ複数の紐を結ぼうとしているタコ。ミスターX(豪)に横恋慕しているムンムンが恋愛に対しつまづくことを暗示する冷やかしキャラクター。第41話のみ登場。
- ヤンバルクイナ
- 声 - 土井美加
- 放送当時に新種として発見された[44]沖縄固有の飛べない鳥。劇中では「ヤンバルクイナ、ヤンバルクイナ」と鳴く[45]。なにかと格好つけたがるクリーン悪トリオだが、全然決まらない情けなさを表現する冷やかし系キャラクター。主にギャグが決まらずシビビンに失敗したとき[46]に登場。「飛べない」にひっかけたダジャレである。
放映リスト[編集]
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放映当時のネット局[編集]
同時ネット[編集]
時差ネット[編集]
☆=放送当時フジテレビ系(FNS)非加盟局
シリーズ初・悪が勝つ!?[編集]
タイムボカンシリーズで唯一(とされている)、悪玉トリオが勝つ回がある。第30話。
自分達の活動を妨害するイッパツマンをまず排除すべきと考えたコスイネンは、同僚を使ってニセの依頼をタイムリース社に出し、イッパツマンを誘い出すことにする。ニセの依頼によって出動したトッキュウザウルスの情報をもたらすべく、現れたコン・コルドーの前でコスイネンはその行き先を言い当て、コルドーやムンムン、キョカンチンらを驚愕させた。一方、同じくイッパツマン排除を画策していた隠球四郎は、イッパツマン狙撃用にダイヤモンド弾頭のライフル弾を用意していた。その矢先に、クリーン悪トリオが動き出し、球四郎はそれを追う。誘い出されたイッパツマンは、コスイネンの硬化剤によって逆転王もろとも身動きを取れなくされてしまう。逆転王から脱出してきたイッパツマンを、球四郎のライフルが狙っていた……!!
なお、ここで倒された初代イッパツマンは、超能力者である豪がコントロールしていたサイキックロボットであった。そして豪自身が変身した新(二代目)イッパツマン登場後は二度と勝つことはできなかった。[47]。
以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
モチーフは野球[編集]
サラリーマン生活をモチーフとして、当初は「サラリーマン」というタイトル案も出ていた。「逆転サヨナラマン」という案もあったが、シリーズが終わるようで縁起が悪いということで、野球ファンでもある読売広告社の大野実の発案で「逆転イッパツマン」に決定。タイトルに沿って、キャラクター名も野球にちなんだものとなった。主人公の「豪速九」は豪速球、「クリーン悪トリオ」はクリーンアップトリオにちなんでいる。なお、「星ハルカ」も野球アニメ『巨人の星』の星飛雄馬からとられたスタッフのお遊びである。後には、1994年にプロ野球入りしたオリックス・バファローズの北川博敏内野手が、打席に入る際の登場曲として逆転イッパツマンの主題歌を使用している。 [48]
ちなみに、野球をモチーフにしたのは、巨人の中畑の愛称が「ヤッターマン」になったり、スランプでヒットが出なかったバッターがようやく打ったら「ヤットデタマン」がスポーツ新聞の見出しになるなど、プロ野球関係でタイムボカンシリーズのタイトルがよく使われていたことから、それなら最初から野球ネタで行こうと決められた。ところが、狙いすぎたためか「逆転イッパツマン」は本放送中、スポーツ新聞の見出しを飾ることはなかった。
スタッフ[編集]
- 製作:吉田健二
- 原作:タツノコプロ企画室
- 企画:九里一平(タツノコプロ)、岡正(フジテレビ)
- 音楽:神保正明(現:神保雅彰)、山本正之
- 担当ディレクター:植田秀仁
- シリーズ構成:小山高男
- メインキャラクター:天野嘉孝
- メカニックデザイン:大河原邦男
- 美術デザイン:岡田和夫
- メインタイトル:杉爽
- オープニングアニメーション:スタジオドオタク
- 総監督:笹川ひろし
- プロデューサー:井上明(タツノコプロ)、岩田弘(アニメフレンド)、内間稔(読売広告社)
- 脚本:小山高男、海老沼三郎、三宅直子、久保田圭司、高山鬼一、山本優、佐藤和男、中弘子
- 作画監督:鈴木英二、鄭雨英、沢井裕滋、鈴木満、和泉絹子、井口忠一、二宮常雄
- 動画作監:塚本あつし、波戸根良昭、小室詩香、安西慶江、西堀ひろみ、金子美津江、橋本とよ子、沢田早苗、岩瀬久代
- サブキャラクター:上北実邪、上北希沙
- サブメカニック:さくまのぶかず
- 特殊効果:朝沼清良、山本公、斉藤史丈、村上正博、原島寿美江
- 色指定:沢田クミコ、村上和子、伊藤恵美、卯坂りょう子
- トレス:平井静子、大沢コーイ、高橋恵子
- 美術担当:坂本信人、宮川佳子、沢井裕滋、長谷川正史、山元健生、市谷政夫、多田喜久子
- 背景:スタジオビッグ、スタープロ
- 撮影監督:橋本和典
- 撮影:アニメフレンド、緒方プロダクション、スタジオウッド
- 編集:谷川幸男、村上豊、山谷善彦、田岡克美、厨川治彦
- 制作進行:大倉宏俊、中村正雄、佐藤直人、板垣博之、田中茂昭、石坂透、広嶋秀樹、児玉和重
- 録音制作:ザックプロモーション
- 録音ディレクター:水本完、清水勝則
- 効果:加藤昭二
- 録音:金子芳博
- 現像:東京現像所
- 制作担当:山田良一、佐藤直人、中村正雄(アニメフレンド)、大野実(読売広告社)
- 制作デスク:佐藤直人
- 演出:うえだひでひと、藤原幸大、鴫野彰、古川順康、石山貴明、石川康夫、小島正幸、神井裕行、田代文夫、石田昌久、香川豊、津田義三
- 制作:フジテレビ、タツノコプロ
主題歌[編集]
- 「逆転イッパツマン」
- 作詞・作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ
- オープニングとして使用された。山本正之によれば、「歌舞伎」のイメージで作曲したとのこと。イッパツマンの変身後の容姿や、「球四郎」などのりりしい名前が多いことから連想。
- オリックスブルーウェーブとオリックスバファローズ(ブルーウェーブが大阪近鉄バファローズと合併して誕生)のチャンステーマとしても使われている。
- 「シビビーン・ラプソディ」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 神保正明/歌 - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギー
- エンディングとして使用された。なお「シビビーン」とは関根勤のギャグの一つである。またクリーン悪トリオがずっこけたときに、画面中を縦横無尽に飛び回るリアクションと共に使われている。
- 挿入歌
- 「嗚呼!逆転(三冠)王」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲:神保正明/歌 - やまもとまさゆき
- ※ 三冠王の合体時に劇中で使用された曲。本来は逆転王のテーマとして制作されたものであったが、逆転王の時にはイントロ部分(第29話のみボーカル入りのオリジナルバージョンが途中まで挿入された)だけで済まされていたがストーリーの後半以降から再びイントロ部分のみ(ただし例外あり)に回帰。レコード化(当時)にあたっては、スケジュールの関係から30話放映前の発売に間に合わせるため、アフレコスタジオでレコーディングが行われたという。三冠王の登場で、歌詞の「逆転王」を「三冠王」に置き換えて歌われた。これは山本正之がアフレコスタジオで即興で歌ったもので、2006年7月にキングレコードからリリースされたサウンドトラックにおいてもME素材からの収録となっている。
- 「トッキューザウルスの歌」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 神保正明/歌 - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ
- 挿入歌として使用された。トッキュウマンモス登場以降は第52話を除きイントロのみ。
- 「タイムボカンの歌」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - 山本正之、ロイヤルナイツ、サカモト児童合唱団
- 挿入歌として使用された。もともとは「タイムボカン」より。ストーリー前半でたまに挿入されることも。
- 「チュク・チュク・チャン」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
- 挿入歌として使用された。もともとは「タイムボカン」より。ストーリー前半で稀に挿入されることも。
脚注[編集]
- ↑ 特に中盤以降が顕著。
- ↑ うち3回はストーリー本編とは関係のない楽屋オチ要素の濃い番外編的なストーリーが含まれていた。
- ↑ ただし絶対的な人気では「ヤッターマン」には及ばなかった。
- ↑ ただし第31話に限りムンムンの「イヤ~ン」というセリフが挿入される。
- ↑ 上から三冠王の持つ三冠アームガンの銃口をかぶされ、そして撃たれて黒こげになる。
- ↑ 平賀源内がまんじゅうを外来語っぽく、こう紹介した。
- ↑ そもそも毎回オープニング冒頭は、豪が変身する部屋に入るシーンから始まるので、当時ほとんどの視聴者はそう思っていた。
- ↑ 実はこの結婚には裏があり、敵の目を欺くため新婚旅行と偽り、極秘でサイキックウェーブの波長変更訓練を行う目的があった。
- ↑ アイキャッチにも使われている野球ボール型の武器。投げた後サイキックパワーで誘導することも可能。ストーリー中盤以降はほとんど使用されなくなった。
- ↑ 敵の飛び道具を打ち返したり、攻撃を受け止めるのに用いる。ただし絵面が悪いので人を殴るのに使うことはない。
- ↑ 新イッパツマンはダイヤモンド弾丸にも耐える超硬質フォームラバースーツにバージョンアップされている。
- ↑ 第31話以降は弾丸ブースター号のコックピットから現れる。
- ↑ ごくまれに一人称が「俺」になることがあり、ハルカに対しては一人称が「僕」になることがある。
- ↑ たまに「僕」や「俺(おり)」の場合もある。
- ↑ 当然ラン自身はハルカに対して嫉妬の炎を燃やしていた。
- ↑ 当然これは敵を目を欺くために仕掛けた演技だったが、新婚旅行に旅立つ二人は幸せそうだった。
- ↑ 「オストアンデル」と同じように蛇口を外来語っぽく呼んだ言い方。
- ↑ 実はミスターXは豪。
- ↑ ほかにお遊び的な要素としては、第33話では「銀河鉄道999」のメーテル風のコスプレをし、第41話では一瞬だけ「ヤッターマン」のドロンジョのコスプレをしゲストキャラのオタスケマンの二人(ヒカル、ナナ)が登場したときに「お前たち間違えるな!! これはヤッターマンだ」とボケをかました。同話ではコスイネンも一瞬だけ「タイムパトロール隊オタスケマン」のセコビッチのコスプレをしており、こちらも「格好つけるなオタスケマン!! オイラが相手だ」とボケをかましている。
- ↑ 第14話で明かされた。
- ↑ OVA「タイムボカン王道復古」を参照。
- ↑ ただし幼少期は赤くて大きい団子形の鼻でどちらかと言えば完全ではないが『ヤットデタマン』のジュリー・コケマツの顔に近い。なお現在のドタ靴形の赤い長鼻になったのは青年期になってから。
- ↑ あるいは軍人口調ととらえることも。ごくまれにセリフが関西弁になることもある。
- ↑ ごくまれに「私」も。
- ↑ 『ヤットデタマン』は三悪のうち男性2人のデザインが大きく異なった。
- ↑ 小原=のび太、たてかべ=ジャイアン、肝付=スネ夫。
- ↑ 肝付はそれまでのシリーズでもゲストキャラとしてたびたび登場しており、老婆や魔女を演じた実績もある。
- ↑ ただし元ネタと違い、目はちゃんと見える。
- ↑ トッキュウザウルスの残った部分は変形してリリーフドンとなる。
- ↑ カーゴハッチを開けて三冠王を上に乗せて移動したり、ロボ戦から引き離されたイッパツマンを乗せて三冠王のもとに運ぶなど、活躍の場は多い。
- ↑ 形成装置が本体に内蔵されていると思われる。
- ↑ ごくまれに「~ここに参上!!」が「~只今参上!!」になることもある。
- ↑ 弾丸ブースター号の主翼にあたる部分。
- ↑ タイムリース社社屋は海に面している。
- ↑ ただし例外として第12話では4輪のフォーミュラカーに似たマシン「シャレコーベフォーミュラ」が登場しており、また第28話ではトッキュウザウルスのバチモノでシャレコーベバギーをベースに大幅に改造したメカ「ドンコウシャレコーベ」が登場している。コスイネン扮するサンパツマンの専用の戦闘機「弾丸シャレコーベ号(仮称)」と合体してレスラーメカ「大逆転王」になる。ちなみに大逆転王の武装はアコギ刀など。
- ↑ 合体プロセスは白熱球をその白熱灯のソケットに取りつけるというイメージか?
- ↑ ただし空中を高速で飛行することができない。
- ↑ 第31話のみ三冠王と死闘を繰り広げた。
- ↑ 第31話のみシャレコーベダチョウのコクピットと合体。
- ↑ 第57話に登場した「少林寺拳法メカ」に限り球四郎専用のマシンと合体。
- ↑ しかも終盤は予算が足りなくなったために未完成のメカで出撃することが目立つようになった。
- ↑ アッと驚いたときに現れる。ごくまれに「い」や「お」の場合もある。
- ↑ OP、EDに登場。
- ↑ 実際は前作「ヤットデタマン」が当時オンエアされていた1981年に発見されている。
- ↑ 本物は当然こんな鳴き方はしない。
- ↑ 「飛べない飛べない」などとクリーン悪トリオが自嘲する。
- ↑ 『ゼンダマン』にもアクダマンが勝ったと言える回があった(第51話)が、このときは勝利とされていない。また、『ヤッターマン』第45話でも相打ちではあるがドロンボーはヤッターワンを葬っている。ただし勝ったわけではなく引き分け扱いなので、当然ドクロベーのお仕置きはあった。
- ↑ かつてはオリックス・ブルーウェーブ所属の高橋智外野手の応援歌でその後オリックスのチャンステーマとして使用されていた。
テレビ版 | タイムボカン - ヤッターマン(第1作) - ゼンダマン- オタスケマン - ヤットデタマン - イッパツマン - イタダキマン - タイムボカン2000 怪盗きらめきマン - ヤッターマン(第2作) | ||
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OVA | タイムボカン王道復古 | ||
ゲーム | ボカンと一発ドロンボー - ボカンですよ - ボカン伝説 - ボカンGOGOGO | ||
パチスロ | ドロンジョにおまかせ - ヤッターマン只今参上 | ||
主要スタッフ | 吉田竜夫 - 吉田健二 - 九里一平 - 鳥海尽三 - 小山高生 - 笹川ひろし - 天野喜孝 - 大河原邦男 - 山本正之 | ||
常連声優 | 小原乃梨子 - 八奈見乗児 - たてかべ和也 - 滝口順平 - 富山敬 | ||
用語 | ポチっとな - 三悪 | ||
フジテレビ系 土曜18時台後半 | ||
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前番組 | タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン | 次番組 |
タイムボカンシリーズ ヤットデタマン | 未来警察ウラシマン (日曜18:00枠から移動) | |