「レイシストをしばき隊」の版間の差分
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逮捕容疑は18日午後3時すぎ、港区六本木の路上でデモの隊列に自転車で突っ込み、先頭付近にいた在特会員の男性(21)に体当たりするなどの暴行を加えた疑い。 | 逮捕容疑は18日午後3時すぎ、港区六本木の路上でデモの隊列に自転車で突っ込み、先頭付近にいた在特会員の男性(21)に体当たりするなどの暴行を加えた疑い。 | ||
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+ | == ○○人という前に、みんな一人の人間だ!ヘイトスピーチには笑顔で対抗だ!日中韓の若い世代が「HAPPY」を踊ってみた == | ||
+ | [[Image:冨田すみれ子1.jpg|300px|thumb|冨田 すみれ子]] | ||
+ | [[大阪市]]在住の立命館大学4回生、冨田すみれ子さん(22)は、自宅に近い在日コリアンの集まる街・[[鶴橋]]や、大学への通学で通る[[梅田駅]]前などで、人種差別や外国人排斥を叫ぶ人々が出てきていることに胸を痛めていた。 | ||
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+ | 東アジアの国家間では昔から様々な問題が外交的な摩擦を生んでいたが、それが一般市民の感情に発展し始めたことに「何か自分にできることはないか」と思っていた。 | ||
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+ | そんな2014年の5月末、[[ファレル・ウィリアムズ]]の"Happy"に出会った。内戦で[[イスラエル]]軍の砲撃に遭う[[パレスチナ自治区]]の[[ガザ]]や、福島第一原発事故の放射能汚染のもとで暮らす福島など、この曲に合わせてたくさんの人が踊る動画が広がり、困難な状況でも明るく生きる姿を世界にアピールしていた。 | ||
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+ | そうだ、日中韓の若い世代で"Happy"を踊ろう。ヘイトスピーチには笑顔で対抗しよう。冨田さんは仲間を募った。自分たちの世代は、今よりよい日中韓の関係が築けるはずだ。未来を担う世代から「大人たち」に伝えようと思った。 | ||
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+ | 立命館大学に通う日本人や[[在日コリアン]]、[[中国人]]、[[韓国人]]の留学生に頼んで撮影したほか、高校の頃に参加していた日韓交流プログラムや、自身のアメリカ留学中に知り合った韓国人、中国人の学生が快く協力してくれ、メールで動画を送ってもらった。参加者は総勢約100人になった。 | ||
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+ | 日中韓で"Happy"をつくる作業は思いの外、センシティブな壁もあった。「ビジュアル的に映えるから」と日中韓の国旗を使おうとも思ったが「年配層には不快感を覚える人もいる」との指摘を受けて断念した。 | ||
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+ | でも「仲良くしようぜ!」というシンプルなメッセージがセンシティブであってはいけない、と冨田さんは思っている。笑顔で楽しく踊るのは人種に関係ない、人類共通のHAPPYだ。「人は○○人であるという前に、みんな一人の人間だ」という若い世代からのメッセージが、東アジアに伝わってほしいと願う。「簡単な問題ではないけど、みんな同じひとりの人間と考えたら、日中韓も少しは仲良く出来るかな」 | ||
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+ | 撮影を機会に知り合った日中韓の学生たちと、勉強会や討論会をしようというアイデアも出た。楽しく踊って終わりにはしたくない。高校の頃から日韓関係などに興味を持ち、歴史問題なども勉強してきたが、動画を見て興味を抱いた人たちも巻き込んで、新しい関係作りに動き始めている。 | ||
== 新大久保“ヘイト落書き”は自演か == | == 新大久保“ヘイト落書き”は自演か == |
2014年8月23日 (土) 16:47時点における版
レイシストをしばき隊とは、嫌韓活動の妨害をするため結成された左翼過激派団体である。中心人物は野間易通と有田芳生。
目次
概要
その名のとおり、「嫌韓」をレイシスト(過激な差別・排外主義者)であると位置づけて、しばくことを目的としている。
公式サイトでは「しばき隊という名前ですが、しばきたいだけです。実際にはあくまで非暴力でお願いします。」と、暴力的な行為には否定的な立場を取っており、あくまでネット右翼系の政治団体の行き過ぎた行為(周囲への暴言、暴行等)を阻止することを目指している非暴力団体であった。
そして2013年2月23日、見事に在日特権を許さない市民の会の桜井誠に暴行を加え、しばくという実績を残すことに成功した。
更に同年3月17日に大久保で行われた在特会のデモに向かおうとした参加者を急襲。怪我を負わせたことで警察が被害届を受理している。
その他にも逮捕者こそ出ていないが「デモ終了後の参加者が1人になったところを襲撃・拉致し、強制的にお説教と称して長時間拘束」した事を堂々と認めているが、警察権も持たない人間が一般人の自由を不当に長時間奪っているわけで、どう考えても逮捕・監禁罪に抵触する。
当初こそ形だけでも非暴力を掲げていたが、現在では「あらゆる手段を使ってレイシズムをくい止めます」と手段を問わない形になっている。と、言うより完全に「自分達が”レイシスト”と認定した者を弾圧するためならば、罵詈雑言を吐くことや必要なら実力行使も正義」という過激派集団の方向にシフトしている。
男組若頭の山口祐二郎「在日韓国・朝鮮人へ嫌韓デモの在特会に対しては暴力をふるっていく」
2014年1月19日、日曜日の昼下がりのJR西川口駅周辺は喧噪に包まれていた。日の丸を掲げ「不良外国人は一人残らず叩き出せー!」と叫ぶデモ隊。そして、並行して歩きながらデモ隊を「人間のクズ!」と罵倒し、「差別主義者は恥を知れ」というプラカードや中指を突き立てる集団。
デモを主催したのは「外国人犯罪撲滅協議会」という団体。「在日特権を許さない市民の会」(在特会)に代表される、外国人排斥など差別発言を街頭で叫ぶ「ヘイトスピーチ」が社会問題になっている集団の一つだ。インターネットを通じてデモや演説の動画を拡散し「ネット右翼」を集めていると言われる。
デモ隊を罵倒していたのは、「カウンター」と呼ばれる、ヘイトスピーチのデモに対抗するグループで、「レイシストをしばき隊」や「プラカード隊」などの団体が集まったもの。
「帰れ!帰れ!日本の恥!」
山口祐二郎氏(28)は拡声機を肩に担ぎ、デモ隊に向かって叫びながら中指を突き立てていた。カウンターの中でも「男組」という、威圧的な外見と行動で知られるグループの「関東若頭」を名乗る。平日はフリーライターやフリースクールのカウンセラーなどをしているが、新右翼団体「統一戦線義勇軍」元メンバーで、2007年7月には防衛省に火炎瓶を投げ込んだ容疑で現行犯逮捕されたこともある。
―差別発言を大声でわめくデモには嫌悪感を覚えますけど、「しばき隊」も正直、柄が悪いというか…
(山口)レイシストへの圧力です。見た目もあえて柄悪くやってるんです。行儀よく反差別を訴えるプラカードの部隊とは別に、役割として僕らみたいなのがいてもいい。街に迷惑かけてるけど、ヘイトデモに反対の人もいるってことを示さなきゃいけない。
――正直、どっちもどっちではないかと…
(山口)下品な言葉遣いの中心にいると自覚してますけど、彼らは外国人というだけで「出て行け」と叫ぶ。全然違うと思っています。
――「しばき隊」の暴力性については?
(山口)安易な暴力はよくないですが、武力を使うのも時には必要なこと。目の前にののしっている人がいて、手を出しちゃったら、そのくらいは許容範囲内。ちょっと怖さを見せないと、威圧効果を出せないというのが、リアルな側面としてある。
-街の喧噪を加速させている面もあるのでは?
(山口)過激に相手を挑発して、何のデモだか分からなくさせてるんです。今日のデモだって、外国人より、ほとんど僕らカウンターへの罵倒になってたでしょ?僕が罵倒されるのは全然構わないので、身代わりになるのも一つの目的です。いじめられている人がいたら傍観しないで、体を張って止めないといけない。
- 一般の人々の支持を得られますか?
(山口)得ようと思ってません。「男組」には入れ墨を見せて威嚇するメンバーもいますし、逮捕者も出た。一般の人への反差別の周知は、プラカードの部隊がやってくれる。とことん悪党になってもカウンターします。
――なぜ新右翼の団体に入ったのか?
(山口)最初は右翼思想とか持ってなかったですね。アルバイトも不器用で根性もなくて、コンビニ、牛丼店とか、怒られてすぐ辞めた。
(山口)ヤクザか右翼ならお金になるんじゃないか、右翼ならヤクザより危険も低そうだ、という動機で、21歳のとき、新宿のアルタ前で、一水会や統一戦線義勇軍といった新右翼の合同演説会を聞きに行ったんです。その中で統一戦線義勇軍の議長がかっこよくて、この人の下でやりたい、と思って、何をしているのかも知らずに入りました。入ったら交通費とか出て行くばっかりで、全然お金になりませんでしたけど。
サッカー日韓戦で自ら旭日旗を振る(2013年7月)
7月29日、蚕室(チャムシル)オリンピック主競技場で開かれた韓日戦サッカーの試合で、旭日旗で応援した日本側サポーターがツイッターで真相を語った。
- 試合前に韓国レッドデビルとしばき隊が合コン
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- 韓国側はFIFA規約で問題視される弾幕を、日本側は韓国人が嫌悪を示す旗を出すことは事前に双方とも知っていた
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- 試合開始前 レッドデビルはまだ弾幕を出さない
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- しなり王子はホイッスル直前に旭日旗を振る
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- それに呼応してレッドデビル弾幕を出す
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- 旭日旗が撤去される
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- 試合後 暴行されたような記述
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- しばき隊に関わったことを反省
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- しばき隊の手のひら返しを批判
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- 旭日旗は問題ない今後も出して応援していくことを公言
在特会デモに突入=暴行容疑で東大生逮捕(2014年1月)
東京・六本木で行われていた「在日特権を許さない市民の会(在特会)」のデモに反発し、自転車で参加者に体当たりするなどしたとして、警視庁麻布署は18日、暴行容疑で東京大生の手塚空(22)=東京都文京区白山=を現行犯逮捕した。容疑を否認しているという。
逮捕容疑は18日午後3時すぎ、港区六本木の路上でデモの隊列に自転車で突っ込み、先頭付近にいた在特会員の男性(21)に体当たりするなどの暴行を加えた疑い。
○○人という前に、みんな一人の人間だ!ヘイトスピーチには笑顔で対抗だ!日中韓の若い世代が「HAPPY」を踊ってみた
大阪市在住の立命館大学4回生、冨田すみれ子さん(22)は、自宅に近い在日コリアンの集まる街・鶴橋や、大学への通学で通る梅田駅前などで、人種差別や外国人排斥を叫ぶ人々が出てきていることに胸を痛めていた。
東アジアの国家間では昔から様々な問題が外交的な摩擦を生んでいたが、それが一般市民の感情に発展し始めたことに「何か自分にできることはないか」と思っていた。
そんな2014年の5月末、ファレル・ウィリアムズの"Happy"に出会った。内戦でイスラエル軍の砲撃に遭うパレスチナ自治区のガザや、福島第一原発事故の放射能汚染のもとで暮らす福島など、この曲に合わせてたくさんの人が踊る動画が広がり、困難な状況でも明るく生きる姿を世界にアピールしていた。
そうだ、日中韓の若い世代で"Happy"を踊ろう。ヘイトスピーチには笑顔で対抗しよう。冨田さんは仲間を募った。自分たちの世代は、今よりよい日中韓の関係が築けるはずだ。未来を担う世代から「大人たち」に伝えようと思った。
立命館大学に通う日本人や在日コリアン、中国人、韓国人の留学生に頼んで撮影したほか、高校の頃に参加していた日韓交流プログラムや、自身のアメリカ留学中に知り合った韓国人、中国人の学生が快く協力してくれ、メールで動画を送ってもらった。参加者は総勢約100人になった。
日中韓で"Happy"をつくる作業は思いの外、センシティブな壁もあった。「ビジュアル的に映えるから」と日中韓の国旗を使おうとも思ったが「年配層には不快感を覚える人もいる」との指摘を受けて断念した。
でも「仲良くしようぜ!」というシンプルなメッセージがセンシティブであってはいけない、と冨田さんは思っている。笑顔で楽しく踊るのは人種に関係ない、人類共通のHAPPYだ。「人は○○人であるという前に、みんな一人の人間だ」という若い世代からのメッセージが、東アジアに伝わってほしいと願う。「簡単な問題ではないけど、みんな同じひとりの人間と考えたら、日中韓も少しは仲良く出来るかな」
撮影を機会に知り合った日中韓の学生たちと、勉強会や討論会をしようというアイデアも出た。楽しく踊って終わりにはしたくない。高校の頃から日韓関係などに興味を持ち、歴史問題なども勉強してきたが、動画を見て興味を抱いた人たちも巻き込んで、新しい関係作りに動き始めている。