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+ | 相澤会長は、俳優で現・[[千葉県知事]]の[[森田健作]]を第1号タレントして、サンミュージックを設立。その後、[[桜田淳子]]をはじめ、[[松田聖子]]、[[早見優]]、故・[[岡田有希子]]、それに[[酒井法子]]といった女性アイドルを育て上げて、一時、“女性アイドルの宝庫”といわれる時代があった。 | ||
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+ | 相澤会長は、そんなタレントたちをデビュー前から自宅に下宿させ、家族同然に育てるというのが方針だった。しかし、親の心子知らずで、彼女たちに裏切られることが多かった。 | ||
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+ | 1986年には、スターの座をつかんだ岡田有希子が、事務所のビルの屋上から飛び降り自殺。3年後には、松田聖子に早朝、自宅に呼び出されて、一方的に独立を宣言されたという。聖子の男性スキャンダルを体を張ってガードしてきた相澤会長にとって、これほど屈辱的なことはなかっただろう。 | ||
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+ | その後、桜田淳子が、[[統一教会]]の“合同結婚式”に事務所の反対を押し切って出席。マスコミからバッシングを浴びたこともあり、相澤会長は断腸の思いで、桜田を追放した。 | ||
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+ | 相次ぐ裏切りに嫌気が差したのか、その後、女性アイドルのマネジメントを手掛けることがなくなった相澤会長。代わって、息子の相澤正久社長はお笑いのマネジメントに積極的に取り組んで、芸人を次々に売り出した。相澤会長が筆者に「うちはお笑いばかりで、サンミュージックではなく、サンバラエティになった」と、うれしそうに語っていた。 | ||
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+ | 2009年には本社を、故・岡田さんの自殺現場として有名になった四谷4丁目のビルから四谷3丁目のビルに移転。直後に、酒井法子が覚せい剤取締法違反で逮捕された。 | ||
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+ | 実は逮捕される約7カ月前、相澤会長に、酒井がクスリをやっているという、ある人物から聞いた情報を伝えた。会長は酒井を呼び出して問いただしたが、彼女は頑強に否定したという。ところが、情報は当たっていたのだ。 | ||
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+ | 酒井に裏切られた相澤会長は、今年に入って、久しぶりに手がける女性アイドルグループ「さんみゅ~」を売り出すのを楽しみにしていた。その思いもかなわぬまま、他界。さぞ、無念だっただろう。 | ||
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2013年12月29日 (日) 12:20時点における版
サンミュージックグループとは、日本の芸能事務所グループである。
「龍美プロ」として設立、長らく新宿区四谷に本社を置いていたが、2009年8月に同区左門町へ移転。
目次
サンミュージックプロダクション
森田健作・久保恵子・松本梨香・安達祐実・ベッキーなどが所属する。
サンミュージック企画
ダンディ坂野・カンニング竹山・小島よしお・鳥居みゆきなどお笑いタレントが所属する。
その他
JYONGRIが所属するサンミュージック出版、サンミュージックブレーン、クリエーティブハウス・サンで構成される。
過去に所属していたアーティスト
- 小林幸子
- 水前寺清子
- 松島アキラ
- 中嶋ミチヨ
- 片山沙有里
- 中谷果夏
- 大塚愛
- 岡谷章子
- 北岡夢子
- 桜田淳子
- 松田聖子
- 岡田有希子(在籍中の1986年に急逝)
- 原田美枝子
- 水谷麻里
- 田村英里子
- 桜井幸子
- 早見優
- 香坂みゆき
- 浜崎あゆみ
- 酒井法子
- KaNNa
- 峠恵子
- 橋本美加子
- 桑田靖子
- 山川恵里佳
- 渡辺杏
- リンリン・ランラン
- ポップコーン
- 竹本孝之
- 水越けいこ
- 渋谷哲平
- 石井ゆき
- 都はるみ(2009年にふたたびサンミュージックに復帰)
- 川中美幸
- 安達哲朗
- 杉田愛子
- 上良早紀
- 福留佑子
- 宍戸留美
- 野川明美(都はるみの実妹)
- こやまきみこ
- 寺田はるひ
- 牧野由依
- 秋元彩香(古谷玲香)
- 春原由紀
- 古谷芳香
- 岸祐二
- 来栖あつこ
- ダーンス4
- 神保美喜
- 朝田のぼる
- 浦部雅美
- 清水美砂
- 滝里美
- 木下結子
- 諸岡ケンジ
- 高木豊
- 安田美香
- 北原佐和子
- 中島忠幸(在籍中の2006年に急逝)
- 目黒ゆかこ
- 有沢妃呂子
- 百瀬実咲
- 大谷允保
- 若林しほ
- 水野晴郎
- 久保恵子
- 泉里香
“裏切り”相次いでも……サンミュージック故・相澤秀禎会長のアイドルたちへの思い
「僕は生涯現役マネジャーだよ」と言っていたサンミュージックプロダクションの相澤秀禎会長が5月23日、すい臓がんのために他界。享年83歳だった。
相澤会長は人柄もよく温厚で、業界関係者からは“相さん”と呼ばれて愛されたが、その寛容な人柄が仇になったのか、自ら育てた女性タレントに裏切られることが多かった。
相澤会長は、俳優で現・千葉県知事の森田健作を第1号タレントして、サンミュージックを設立。その後、桜田淳子をはじめ、松田聖子、早見優、故・岡田有希子、それに酒井法子といった女性アイドルを育て上げて、一時、“女性アイドルの宝庫”といわれる時代があった。
相澤会長は、そんなタレントたちをデビュー前から自宅に下宿させ、家族同然に育てるというのが方針だった。しかし、親の心子知らずで、彼女たちに裏切られることが多かった。
1986年には、スターの座をつかんだ岡田有希子が、事務所のビルの屋上から飛び降り自殺。3年後には、松田聖子に早朝、自宅に呼び出されて、一方的に独立を宣言されたという。聖子の男性スキャンダルを体を張ってガードしてきた相澤会長にとって、これほど屈辱的なことはなかっただろう。
その後、桜田淳子が、統一教会の“合同結婚式”に事務所の反対を押し切って出席。マスコミからバッシングを浴びたこともあり、相澤会長は断腸の思いで、桜田を追放した。
相次ぐ裏切りに嫌気が差したのか、その後、女性アイドルのマネジメントを手掛けることがなくなった相澤会長。代わって、息子の相澤正久社長はお笑いのマネジメントに積極的に取り組んで、芸人を次々に売り出した。相澤会長が筆者に「うちはお笑いばかりで、サンミュージックではなく、サンバラエティになった」と、うれしそうに語っていた。
2009年には本社を、故・岡田さんの自殺現場として有名になった四谷4丁目のビルから四谷3丁目のビルに移転。直後に、酒井法子が覚せい剤取締法違反で逮捕された。
実は逮捕される約7カ月前、相澤会長に、酒井がクスリをやっているという、ある人物から聞いた情報を伝えた。会長は酒井を呼び出して問いただしたが、彼女は頑強に否定したという。ところが、情報は当たっていたのだ。
酒井に裏切られた相澤会長は、今年に入って、久しぶりに手がける女性アイドルグループ「さんみゅ~」を売り出すのを楽しみにしていた。その思いもかなわぬまま、他界。さぞ、無念だっただろう。