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グーゴルという言葉は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の数学者[[エドワード・カスナー]]の甥のミルトン・シロッタによって作られたもので、1グーゴルは10<sup>100</sup>(1のあとに0が100個続く数・10の100乗と読む)である。この言葉に'''似た'''言葉を社名に用いていることは、[[World Wide Web|WWW]]上の膨大な情報の組織化がGoogleの使命であることを意図している。 | グーゴルという言葉は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の数学者[[エドワード・カスナー]]の甥のミルトン・シロッタによって作られたもので、1グーゴルは10<sup>100</sup>(1のあとに0が100個続く数・10の100乗と読む)である。この言葉に'''似た'''言葉を社名に用いていることは、[[World Wide Web|WWW]]上の膨大な情報の組織化がGoogleの使命であることを意図している。 | ||
<!--なお、それとは別の理由もある。会社設立時にドメインを検索したところ、googol.com という名称はすでに登録済みだったから使えなかった。しかし造語である google.com ならば使えた。「googol そのものではなく、googol に基づいた造語である」と理解してよい<ref>デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著『Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター』田村理香訳、イースト・プレス、2006年、ISBN 4-8725-7644-6</ref>。--> | <!--なお、それとは別の理由もある。会社設立時にドメインを検索したところ、googol.com という名称はすでに登録済みだったから使えなかった。しかし造語である google.com ならば使えた。「googol そのものではなく、googol に基づいた造語である」と理解してよい<ref>デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著『Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター』田村理香訳、イースト・プレス、2006年、ISBN 4-8725-7644-6</ref>。--> | ||
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2012年8月29日 (水) 06:16時点における版
この項目では、Googleの企業面について説明しています。Googleが提供するサービス、アプリケーションについては「Googleのサービス」をご覧ください。 |
Google Inc. | |
150px | |
種類 | 公開会社 |
---|---|
市場情報 | NASDAQ GOOG ~上場中 |
略称 | |
本社所在地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 マウンテンビューアンフィシアター パークウェイ 1600番 |
電話番号 | |
設立 | 1998年9月7日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | インターネット関連事業、ソフトウェアの研究・開発・販売 |
代表者 | CEO エリック・シュミット |
資本金 | |
売上高 | 106億ドル(約1兆2720億円)(2006年) |
総資産 | |
従業員数 | 13,748名(2007年6月) |
決算期 | |
主要株主 | |
主要子会社 | |
関係する人物 | ラリー・ページ・セルゲイ・ブリン |
外部リンク | http://www.google.com/ |
特記事項: |
Google(グーグル)は、アメリカ合衆国のソフトウェア会社、あるいは、同社の運営するインターネット上での検索エンジンである。
米国グーグルは人類が使う全ての情報を集め整理すると言う壮大な目的をもって設立された。独自開発したプログラムが、世界中のウェブサイトを巡回して情報を集め、検索用の索引を作り続けている。約30万台のコンピュータが稼動中といわれる。検索結果の表示画面や提携したウェブサイト上に広告を載せることで、収益の大部分をあげている。
検索エンジンとしては、2002年には世界で最も人気のあるものになり、AOLなどのクライアントを通じてインターネット検索のトップを占めるまでになっている。日本では、Yahoo! JAPANに次いでシェア2位である。
目次
会社
米Google本社のCEOはエリック・シュミット。日本法人のグーグル株式会社のCEOは村上憲郎。
沿革
- 1996年1月 - Googleの原型となる、バックリンクを分析する検索エンジンBackRub(バックラブ)が、スタンフォード大学で博士課程に在籍していたラリー・ページとセルゲイ・ブリンによって開発される。もともとは研究プロジェクトとして始められたものだった。
- 1998年9月7日 - アンディ・ベクトルシャイムからの10万ドルの資金援助を受け、カリフォルニア州メンロパークにある友人のアパートで創業。
- 1999年 - 3月パロアルトに移転。6月マウンテンビューに移転。
- 1999年6月7日 - KPCB、セコイア・キャピタルから2500万ドルの資金を調達。
- 2000年6月26日 - Yahoo!のサーチエンジンに採用される。
- 2000年10月 -Overtureの課金型リスティング広告を参考にアドワーズを開始。
- 2001年8月 - 日本法人のグーグル株式会社を設立。
- 2003年2月 - Pyro Networksを買収し、Bloggerを獲得。
- 2004年2月18日 - Yahoo!のサーチエンジンの契約終了。
- 2004年7月 - 画像管理ソフトを開発しているPicasaを買収。
- 2004年8月19日 - NASDAQで株式公開。ティッカーシンボルは「GOOG」。
- 2004年10月27日 - 人工衛星や航空撮影の画像をデータベース化したソフトを販売しているKeyholeを買収。その後、Keyholeの技術を使ったGoogle マップ、Google Earthが公開される。
- 2005年3月 - Urchinを買収。その後、Google Analyticsを開始。
- 2006年3月 - Upstartleの「Writely」の開発チームを買収。
- 2006年5月 - au(KDDI)と提携[1]。
- 2006年10月9日 - GoogleがYouTubeを16億5000万ドル(約1950億円)で買収すると発表。また、YouTubeを買収した後も「Google Video」、「YouTube」の名称を変えないことも発表。テンプレート:N
- 2006年11月1日 - 企業向けウィキシステム、JotSpotを買収する[2]。
- 2007年4月13日、広告会社のダブルクリックを31億ドルで買収[3][4][5]。
- 2007年中に、オハイオ州で巨大データーセンターが作動予定。
- 2008年1月24日 - NTTドコモと提携[6]。
社風
Googleの本社社屋は "Googleplex" の愛称で親しまれている。この言葉は、googolplex(グーゴルプレックス)の言葉遊びであり、Googleとcomplexとのかばん語でもある。
社内移動用の電動キックボードやセグウェイ、料理人が各国の料理を提供する無料食堂、フィットネスジムやサウナを完備したキャンパス、定期的に開催されるローラーホッケーのイベントなど充実した福利厚生サービス、猫以外のペットを持ち込み可能なオフィスやおもちゃなど遊び道具を持ち込める仕事部屋、ラバライトやゴムボールがあちらこちらに置かれた独特な企業文化で知られる[7]。また、NASDAQ市場に公開するに先立ち、無料ランチを継続して提供することを宣言した。自由な企業文化と肯定的にとらえる見方がある一方、子供っぽいと見られることもある(ただし、この場合の子供っぽいという表現は必ずしも否定的な意味を伴うものではない)[8]。
また3Mの15%ルールの様に、勤務時間の20%を自分の気に入ったプロジェクトに割くよう義務付ける「20 percent time」という規則があり、そこからOrkutやGmailなどの実験的サービスが生まれている。
社外での活動
Googleは社内で多くのオープンソースソフトウェアを使っているため、オープンソースの開発者を雇うなど、オープンソースの支援を積極的に行っている。
2005年には、「Google Summer of Code」というオープンソースの開発に資金を提供するプロジェクトを行った。これは、Googleが、指定したプロジェクトに参加する学生に開発費用を提供するというもので、一定期間の補助を受けて開発を行う。また、これを受けて、日本でも「夏休みコード道場」というプロジェクトが、フリーソフトウェアイニシアティブ (FSIJ) の主催の元、Google日本法人の協力で開始された。
現在は、ウィキペディアに対しても資金提供をするなど、オープンな文化に対する積極的な支援を行う企業としても名前をあげつつある。
また、2005年9月28日には、NASAと提携し、大規模コンピューティングの活用や、データマイニング、ナノ、バイオテクノロジーでの協力などを行うことを発表している。
2007年1月21日のNHKスペシャルでは、Googleが初めてテレビ局の長期取材に応えた『グーグル革命の衝撃 ~あなたの人生を“検索”が変える~』が放送された。
地元マウンテンビューでは無料のネットワークが張り巡らされている。2007年、サンフランシスコでも無線インターネット接続が発表された。
名前の由来
Googleという言葉は、googol(グーゴル)という言葉の綴りまちがいに由来する。1997年にラリー・ページたちが新しい検索エンジンの名前を考えてドメイン名として登録した際、googol.comをgoogle.comと綴りまちがえたのがその起源と言われる[9]。
グーゴルという言葉は、アメリカの数学者エドワード・カスナーの甥のミルトン・シロッタによって作られたもので、1グーゴルは10100(1のあとに0が100個続く数・10の100乗と読む)である。この言葉に似た言葉を社名に用いていることは、WWW上の膨大な情報の組織化がGoogleの使命であることを意図している。 It's wonedfrul to have you on our side, haha!
派生語
google・ググる(動詞)
英語圏では、「google」が「(広義ではYahoo!などを含めたすべての)検索エンジンで検索する」という意味の動詞として使われることが多くなっている。動詞としての「google」は英語版ウィキペディアにも収録されている(en:Google (verb))。2006年7月6日にMerriam-Websterが発表した辞書の最新版では、「google」という動詞が「WWWの情報を得るためにGoogleの検索エンジンを利用する」という意味で掲載された。なお、Googleは商標の普通名称化を招くとしてこの用法に抗議している[10]。
日本語でも検索するという意味で「ググる」が用いられている。
googling(名詞)
googlingとして名詞化された言葉は、もともとの「検索する」という意味合いから派生し、特に「他人の氏名で検索する」場合を指すことが多くなった[11]。
脚注
- ↑ KDDIとGoogleの業務提携について KDDI会社情報 2006年5月18日
- ↑ Ken Norton (2006-10-31) Ken Norton We’re Googlers now 英語 JotBlog 2006-10-31 [ arch. ] 10月20日
- ↑ Susan Wojcicki, Vice President, Product Management (2007-04-13) Susan Wojcicki, Vice President, Product Management Official Google Blog: The next step in Google advertising 英語 2007-04-13 [ arch. ] 10月20日
- ↑ DoubleClick (2007-04-13) DoubleClick GOOGLE TO ACQUIRE DOUBLECLICK 英語 2007-04-13 [ arch. ] 10月20日
- ↑ Elinor Mills (2007-04-13) Elinor Mills Google to buy DoubleClick for $3.1 billion 英語 CNET News.com 2007-04-13 [ arch. ] 10月20日
- ↑ ドコモとGoogleが提携──各種サービスのiモード対応などを推進 ITmedia +D モバイル 2008年1月24日
- ↑ ASCII24 (2006-10-11) ASCII24 世界中の技術者が憧れる、Google本社の豪華ランチを食べてみた!! 2006-10-11 [ arch. ] 10月20日
- ↑ Aaron Swartz (2006-12-13) Aaron Swartz The Goog Life: how Google keeps employees by treating them like kids 英語 Raw Thought 2006-12-13 [ arch. ] 10月20日 (日本語訳)
- ↑ David Koller (January, 2004) David Koller Origin of the name, "Google." 英語 スタンフォード大学 January, 2004 [ arch. ] 10月20日
- ↑ Will Sturgeon (2006-08-17) Will Sturgeon グーグル、「ググる」の使用に難色 CNET Japan 2006-08-17 [ arch. ] 10月20日
- ↑ Paul Gillin (2002-05-09) Paul Gillin What is Googling? - SearchWebServices.com Definitions Whatis.com 2002-05-09 [ arch. ] 11月2日
関連項目
参考文献
- Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか ISBN 4839916071 2004年12月
- ザ・サーチ グーグルが世界を変えた ISBN 4822244873 2005年11月
- Google誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター ISBN 4872576446 2006年6月1日 第1刷発行
- グーグル Google 既存のビジネスを破壊する(著:佐々木俊尚、文春新書) ISBN 4166605011 2006年4月20日 第1刷発行
- グーグルのすごい考え方(著:二村高史、知的生きかた文庫) ISBN 4837975836 2006年9月10日 第1刷発行
- Google 最強のブランド戦略 邪悪にならないこと ISBN 4797330031 2006年9月