バンギラス
バンギラス | |
---|---|
全国 | 248 |
ジョウト | 246 |
ホウエン | |
シンオウ | |
英語名 | Tyranitar |
進化 | |
進化体系 | 2進化ポケモン |
進化前 | サナギラス |
進化後 | なし |
世代 | 第2世代 |
ポケモン学 | |
分類 | よろいポケモン |
タイプ | いわ あく
|
高さ/重さ | 2.0m/ 202.0kg |
特性 | すなおこし |
バンギラスは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
特徴[編集]
ゴジラをはじめとする巨大怪獣のような見た目とそれに違わぬ強さ、そしてタイプがあく・いわということから、ゲーム、アニメ共に悪役の切り札として使われることが多い。
好戦的な性格で、山1つ粉砕するほどのパワーを持ち、たとえ山が崩れても気にせずに強い相手を求めて山を彷徨っている。山が崩れると川が埋まるため、地図を書き変えなければならなくなる。また、どんな攻撃にもびくともしない頑丈なボディを持っている。ちなみに、「~ギラス」と言う名前は「ウルトラマンレオ」に登場した双子怪獣の「レッドギラス」と「ブラックギラス」から取っている。
ゲームでのバンギラス[編集]
サナギラスをレベル55まで育てて進化させることで手に入れられる大器晩成のポケモン。そのため、イベント等でゲームを使ってのバトル公式大会でレベル制限が設けられた場合、使用できなくなることも多い。サナギラスまではいわ・じめんタイプだったが、進化によりじめんタイプがなくなり、あくタイプが追加された。クラス的には最強の部類に入る。特に苦手とするかくとうタイプを含め、弱点タイプが6つと多いものの自身が操れるタイプも多く、すばやさ以外の全ての能力が高い水準にある。特にこうげきは全ポケモン中屈指で、あくタイプの中では最高、いわタイプでもナンバー3である。ちなみに攻撃種族値はカイリューと同等の134である。
『ダイヤモンド・パール』からは「ほのおのキバ」「かみなりのキバ」「こおりのキバ」が習得可能になった上、これまで特殊攻撃扱いだったタイプ一致技の「かみくだく」が物理攻撃化したため、攻撃の幅が広がった。ただし、依然かくとうタイプに非常に弱い(4倍ダメージ)ので、「きあいだま」や「インファイト」などかくとうタイプの更なる充実により、多少苦しい位置に立たされている。それでもステータスの優秀さは事実で、『ダイヤモンド・パール』からは「すなあらし」状態では特殊防御力が上昇するというメリットが追加されたため、特性の「すなおこし」の有用性が高まった。
『ファイアレッド・リーフグリーン』では強化されたポケモンリーグでチャンピオンのライバルが使用してくる。
『プラチナ』では「しょうぶどころ」でのヒョウタが切り札として使用。彼曰く父親のトウガンのボスゴドラより強いらしい。
『ポケモンレンジャー』ではゴーゴー4兄弟の長兄、ヤライが使用。ヨーギラスやサナギラスと同時に出現し、「じしん」で全体攻撃をしてくる。
『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』では救助隊「FLB」の一員。大人しくて優しい性格となっている。
アニメでのバンギラス[編集]
金銀編で行動を共にしたヨーギラスの母親として登場。3人組の密猟者に攻撃され、胸に傷を負った。他にもポケモンハンター・リョウの切り札としても登場した。
ポケモンカードでのバンギラス[編集]
ポケモンカードゲームでは、バンギラスは悪タイプ若しくは闘タイプの、サナギラスから進化する二進化ポケモンとして扱われている。弱点は闘タイプ若しくは草タイプで、抵抗力は超タイプ若しくは雷タイプ。
初登場はポケモンカードneo拡張パック第二弾「遺跡を越えて...」で、悪タイプとして収録された。その際のレアリティは★で、ホログラム入りのレアカードだった。HPが100ある強力なポケモンだったが、「なぎたおす」は自分のベンチポケモンにまでダメージを与える可能性があったので、なかなか使用に踏み切ることができない上級者向けのポケモンだった。
ポケモンカードneo拡張パック第四弾「闇、そして光へ...」では、闘タイプとして収録された。その際のレアリティは★で、ホログラム入りのレアカードだった。相手のデッキ枚数を減らす「やまくだき」や、控えポケモンにもダメージを与える「ぶんなげる」などの使いやすいワザを覚えており、前回とは打って変わって使いやすいポケモンとなっていた。唯一のネックは、「わるいサナギラス」からしか進化できないというものであった。
ポケモンカード★VS第一弾「リーダーズポケモン 水炎ハーフデッキ」では、悪タイプ、たねポケモン、「カリンのバンギラス」として収録された。その際のレアリティは★で、コレクションナンバーは090、ホログラム入りのレアカードだった。HPは減ったものの、凶悪なバンギラスがたねポケモンになったことで使いやすさがかなり増し、さらにはダメージを与えた後にベンチに送り返すワザ、「なげとばす」ともあいまって、凶悪な力を発揮した。
ポケモンカードe第三弾拡張パック「海からの風」では、あくタイプとして収録された。ホログラム入りのレアカードヴァージョンとノーマルカードヴァージョンの二タイプが収録されており、レアリティはどちらも★、コレクションナンバーはそれぞれ071と070だった。エネルギーリムーブの代用となる相手のエネルギーカードをはがすことが可能なワザ、「はかいのいぶき」を覚えていた。
ADVではポケモンカードトレーナーズVol.20の付録として、バンギラスexが登場。発売日の関係から初のポケモンexとなった。
現在公式大会で使用可能なのは6枚(内1枚は同一絵柄のホログラム入りのため実質5枚)。PCG拡張第4弾『金の空、銀の海』で収録されているのは4つのワザを持っている。
映画でのバンギラス[編集]
映画第4作、『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』に登場。元々は地元のハンターのポケモンであったが、ロケット団最高幹部・ビシャスにより本来はありえない二重捕獲をされ、以降彼のモンスターとしてサトシたちの前に立ちはだかる。このバンギラスは捕獲後巨大化し、身長は10メートル程度になる。「はかいこうせん」などで圧倒的な破壊力を見せ付けるも、スイクンから苦手の水攻撃「バブルこうせん」を被弾、さらにタケシのイワークの「たいあたり」で湖に落下、イワークとは相打ちとなる。ラストシーンでは湖を泳いで潜り、姿を消した。
その他におけるバンギラス[編集]
- ポケモンカードゲーム公式ホームページ上で行われたポケモンカード第17回スペシャルランキングで、「雷震!バンギラスex」に収録されたバンギラスexδ種が一位を獲得した。
- 「ポケットモンスターSPECIAL」では金・銀編でシルバーの6体目として一度使用された。このバンギラスはドラゴン使いのワタルから借りた物であり、レベルが非常に高いため一度暴れ出すとシルバーでも手をつけられなくなる。通常「金・銀」のバンギラスは特性を持たないが、モンスターボールから出た瞬間、砂嵐を吹き荒らし、あたかも特性「すなおこし」が発動したかのような演出が成された。