関西テレビ放送
関西テレビ放送株式会社(かんさいテレビほうそう)は、近畿広域圏を放送対象地域とする特定地上基幹放送事業者で、フジテレビジョンをキー局とするFNN、FNSの準キー局である。通称は関西テレビ、略称は関テレ、KTV、愛称はカンテーレ。
フジ・メディア・ホールディングスと阪急阪神ホールディングスの持分法適用会社であり、阪急阪神東宝グループの一員である。なお、フジサンケイグループには属していない。
目次
概説
アナログ放送のコールサインはJODX-TVで、チャンネル番号はキー局のフジテレビと同じ8ch。地上波デジタル放送のコールサインはJODX-DTVで、リモコンキーIDはこれまたフジテレビと同じ「8」である。
近畿2府4県に於ける地上放送を行っているが、親局送信所のある生駒山から大阪湾・紀伊水道を超えて徳島県へも電波が届いており、フジテレビ系列局の無い徳島県でも視聴者が多い。また、東海テレビ放送エリアの三重県の伊賀地方[1]・東紀州地方南部、岡山放送エリアの香川県東かがわ市・小豆島町、岡山県備前市、高知さんさんテレビエリアの高知県東洋町・室戸市東部でも視聴者が多い。このほか、福井テレビエリアの福井県嶺南(若狭・敦賀)地方、山陰中央テレビエリアの鳥取県東部沿岸部にもごくわずかな直接受信波の視聴エリアもある。更に、東海テレビ放送エリアの、三重県の伊賀地方や東紀州地方(熊野市など)ではケーブルテレビを通じて視聴されている(一部を除く)。
会社設立ならびに開局準備にあたっては、産業経済新聞社(産経新聞)が免許申請した「関西テレビジョン」と京都新聞社、神戸新聞社、京都放送(KBS京都)、神戸放送(現・ラジオ関西)などが免許申請した「近畿テレビ放送」の2社が統合し、京阪神急行電鉄(現・阪急阪神ホールディングス)が資本に加わって「大関西テレビ放送株式会社」(だいかんさいテレビほうそう)として設立された。開局前に「大」の字を取って「関西テレビ放送」と商号を変更した。
毎年1月に開催される『大阪国際女子マラソン』は同局がキー局となり全国へと放送(1995年(平成7年)だけは大会前に阪神大震災があったため中止)。1996年(平成8年)からはインターネットによるライブ中継も実施している(国際的なマラソン大会でインターネットによるライブ中継を初めて取り入れたのがこの大会だった)。
イメージキャラクターについては、1995年(平成7年)から、「ハチエモン」というキャラを採用している。また近年導入したフルハイビジョン対応大型中継車(三菱ふそう・スーパーグレート)及び中型中継車(いすゞ・フォワード)、マラソン移動中継対応多目的車(三菱ふそう・ファイター)、音声中継車(三菱ふそう・スーパーグレート)などにはハチエモンのイラストが描かれている。
2007年(平成19年)4月19日に情報番組『発掘!あるある大事典II』における捏造事件で日本民間放送連盟(民放連)から除名処分を受けていたが、2008年(平成20年)4月17日に会員活動停止の制限付きで会員復帰し、同年10月27日に完全復帰を果たした。
同局でCMを放送している学校法人西沢学園経営の関西テレビ電気専門学校や、BS11などで放送されている『演歌百撰』を制作する番組制作会社の関西放送制作との関係は無い。関西テレビの設立母体の一社で、神戸市に本社を置くラジオ関西(CRK)は新聞のテレビラジオ欄に共に「関西」と略して書かれるが、現在は関係が薄い。
在阪局の中で唯一、ロゴ制定後一度も変更していないテレビ局である。
会員制サービス「クラブカンテーレ」を展開している。かつては「フジテレビクラブ」と同様の有料会員制だったが、2008年(平成20年)4月から無料化に移行した。
夕方の報道番組「スーパーニュースアンカー」で、報道局記者が匿名インタビューをした際、映像を他の人物に差し替えて放送していたことが2013年(平成25年)3月12日に発覚した。同局をめぐっては2007年(平成19年)に情報番組の捏造問題が発覚し、当時の社長が引責辞任するなど社会問題化。
会社の概要
本社等の所在地
- 本社
- 大阪府大阪市北区扇町2丁目1番7号
- アクセス:JR西日本大阪環状線天満駅から徒歩2分、大阪市営地下鉄堺筋線扇町駅2番出口からすぐ
- 本社正面玄関には2010年(平成22年)12月まで火曜10時枠連続ドラマの大型ポスターが掲示されていたが、2011年(平成23年)1月1日に番組宣伝の街頭ビジョンが設置された。
- 局専用の郵便番号は〒530-8408であるが、大阪北郵便局と新大阪郵便局に私書箱を設けており、そこにも番組別の郵便番号が使われているので、この番号を使うことは局全般の問い合わせや受信報告書を出す場合などを除いてあまりない[2]。なお、火10ドラマなど一部番組は東京支社宛てになることがある。
- 東京支社
- 東京都中央区銀座5丁目15番8号 時事通信ビル12階
- 名古屋支局
- 愛知県名古屋市東区東桜1丁目14番25号 テレピア13階
この他、公式サイトには掲載されていないが、京都府京都市と兵庫県神戸市、徳島県徳島市に報道支局を置いている。京都・神戸ではかつては広告営業も行っていたが、現在は広告営業は本社に集約して報道事業のみの業務となっている。この他奈良県奈良市と和歌山県和歌山市に報道分室を置いている。また過去には岡山県岡山市、広島県広島市、福岡県福岡市にも支局を置いていた。
主な役員
主要株主
特記のない限り、2008年(平成20年)10月1日現在の主要株主(括弧内は持株比率)を示す。
- 株式会社フジ・メディア・ホールディングス (20.35%) 2012年6月1日現在。
- 阪急阪神ホールディングス株式会社 (19.10%)
- 大和証券キャピタル・マーケッツ株式会社 (6.80%)
- 株式会社三井住友銀行 (4.51%)
- 株式会社文化放送 (4.00%)
- 株式会社三菱東京UFJ銀行 (3.32%)
- 株式会社産業経済新聞社 (3.10%)
- 株式会社りそな銀行 (2.40%)
- 株式会社大和証券グループ本社 (2.40%)
- 関西テレビ社員持株会 (2.10%)
現在筆頭株主のフジ・メディア・ホールディングス(20.35%)と 第2位の阪急阪神ホールディングス (19.10%) の持分法適用会社であるが、一般的には阪急阪神東宝グループの一員として認識されている。ただし、文化放送が第5位、産業経済新聞社が第7位の大株主であり、フジサンケイグループの影響も弱くはない。なお、阪急阪神東宝グループの東宝は、フジ・メディア・ホールディングスの筆頭株主 (7.86%) であり、関西テレビ自身もフジ・メディア・ホールディングスの2.60%(第6位株主)を所有している。2012年にはフジ・メディア・ホールディングスが株式を追加取得し、持分法適用会社化した。
沿革
- 1958年(昭和33年)2月1日 京阪神急行電鉄(現:阪急阪神ホールディングス)や産業経済新聞社、京都新聞社、京都放送、神戸新聞社、神戸放送(現:ラジオ関西)などが出資し、大関西テレビ放送を設立
- 1958年(昭和33年)7月5日 関西テレビ放送に社名変更
- 1958年(昭和33年)8月 免許獲得(8ch、コールサイン:JODX-TV)
- 1958年(昭和33年)11月22日 本放送が開始(大阪第3局)(16:30-21:55。最初の番組は、関西テレビの社内の裏側を紹介する特別番組『これがコマーシャルだ』〔作・演出:三木鶏郎〕を放送。開局当日の最後の番組は21:45-21:55の『KTVニュース』であった)。
- 1959年(昭和34年)3月1日 東京のフジテレビが開局し、同局をキー局とする。また、フジテレビと名古屋の東海テレビ、福岡の九州朝日放送との間で番組交換協定を結ぶ。
- 1964年(昭和39年)8月 現在まで使われている社章・社旗(8マーク)を制定(社章はキー局のフジテレビと同じくチャンネルナンバー“8”を図案化したものだが、フジテレビのものは丸みを帯びているのに対し、同局の社章は角張っている)。
- 1964年(昭和39年)9月7日 カラーテレビ放送開始(大阪地区では3番目)。
- 1964年(昭和39年)10月1日 福岡地区が九州朝日放送からテレビ西日本にネット変更、ネット協定を結ぶ。
- 1966年(昭和41年)8月 ニュースネットワーク組織FNNが成立。
- 1966年(昭和41年)12月3日 ワイドショー番組『ハイ!土曜日です』が番組開始。初代司会者は南都雄二。
- 1969年(昭和44年)4月 ネットワーク組織FNS発足。21社。
- 1970年(昭和45年)4月 フジネットワーク(FNS)確立。27社。
- 1971年(昭和46年)12月24日 公開番組『わいわいワイド』の会場(大阪SABホール)で雑踏事故が発生。
- 1973年(昭和48年)10月2日 西郷輝彦主演のテレビドラマ『どてらい男』が番組開始。
- 1973年(昭和48年)10月7日 桂三枝(現・六代桂文枝)・西川きよし司会のお見合いバラエティ番組『パンチDEデート』が番組開始。
- 1975年(昭和50年)1月 トークバラエティ番組『ノックは無用!』が番組開始。司会は横山ノックと上岡龍太郎。
- 1978年(昭和53年)10月 夕方のローカルワイドニュース番組『アタック630』が番組開始、音声多重放送が開始。
- 1979年(昭和54年)3月14日 開局20周年記念事業の一環としてジェラルド・R・フォード元アメリカ大統領を招聘。
- 1985年(昭和60年)4月8日 明石家さんま司会のトーク番組『さんまのまんま』が番組開始。
- 1986年(昭和61年)11月 文字多重放送(JODX-TCM)が放送開始。
- 1987年(昭和62年)1月17日 当社初製作の劇場用長編映画『首都消失』が封切。
- 1992年(平成4年)3月 東京都世田谷区砧5丁目にレモンスタジオ開設。
- 1993年(平成5年)10月4日 ローカルワイドショー『痛快!エブリデイ』(司会:桂南光)が番組開始。
- 1995年(平成7年)1月17日 この日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災で1月19日までの3日間、通常番組を全面休止し、CMなしの長時間による報道特別番組を放送。
- 1997年(平成9年)10月1日 本社を大阪市北区西天満6丁目から同区扇町2丁目の扇町キッズパークへ移転。これにより、北区に移転したテレビ局の中では、毎日放送に続く、2番目となる。<朝日放送は福島区に移転により除く>旧社屋は関連会社が入居したうえで、デジタルエイトビルとして残されるようになるが2011年に老朽化のため閉鎖された。
- 1999年(平成11年)11月1日 CSテレビ放送の京都チャンネル(後の関西テレビ☆京都チャンネル)が本放送を開始。
- 2003年(平成15年)12月1日 午前11時 地上波デジタル放送(JODX-DTV)が開始
- 2006年(平成18年)4月1日 地上波デジタル放送のワンセグが開始
- 2007年(平成19年)4月19日 日本民間放送連盟から除名。(『発掘!あるある大事典II』における捏造事件を参照)
- 2008年(平成20年)4月17日 民放連に再入会(ただし、暫くの間は会員活動停止の扱いを受けていたが、2008年(平成20年)10月27日に活動停止の措置が解除された)。
- 2008年(平成20年)9月1日 扇町キッズパークの土地・建物を大阪市から譲り受ける。
- 2008年(平成20年)11月22日 開局50周年。
- 2009年(平成21年)4月30日 関西テレビ☆京都チャンネルが放送終了し、衛星放送事業から撤退。
- 2009年(平成21年)7月14日 アナログ・デジタル統合マスターが運用開始(同時に、長年マスターシステム自体として使われたこれまでのパナソニック製からフジ系列の大半が使用する東芝製に変更された)。
- 2010年(平成22年)7月5日 NHKと日本民間放送連盟の申し合わせにより、地上デジタル放送への完全移行を前提として地上アナログ放送の全番組をレターボックス放送に統一(画角4:3サイズで制作されたCMは除く)。
- 2011年(平成23年)7月24日 この日正午をもって地上アナログ放送の通常放送が終了し、23時59分59秒に完全停波。地上デジタル放送に完全移行。
- 2012年(平成24年)6月6日 フジ・メディア・ホールディングスが株式を追加取得して同社の持分法適用関連会社に。
ネットワークの移り変わり
- 1958年(昭和33年)11月22日 近畿地方で3局目の民放テレビ局として開局。キー局を持たずに開局したため自社制作番組を中心とした編成であったが、大阪テレビ放送(現・朝日放送)の番組編成から漏れたラジオ東京(現・TBSテレビ)のテレビ番組も一部ネットされていた。なお、ニュースは共同テレビジョンニュース社制作のものを購入していたため、開局前のフジテレビから送り出し(事実上裏送り)を受けて放送していた。
- 1959年(昭和34年)3月1日 キー局のフジテレビが開局。同局の番組を中心とした番組編成になる。フジテレビ・東海テレビ・九州朝日放送の3社と共に「番組交流に関する協定書」を締結する。しかし、一部のフジテレビ制作番組は毎日放送(MBS)にネットされ、毎日放送制作の番組もまた一部フジテレビに逆ネットされるなど、複雑なネットワークになっていた。
- 1960年(昭和35年)2月1日 JNN基幹五社の「五社協定」が発足したことに伴い、ラジオ東京のテレビ番組は朝日放送(ABC)に移行(当時ABCはJNNに加盟)、MBSにネットされていたフジテレビの番組が移行し、以降一貫して番組全般はフジテレビとなる。
- 1964年(昭和39年)10月1日 福岡地区のネット局が九州朝日放送からテレビ西日本に変更。フジテレビ・東海テレビ・テレビ西日本と共に「ネットワークに関する業務協定」(4社業務提携)を締結する。
- 1966年(昭和41年)8月 FNN発足と同時に加盟。
- 1969年(昭和44年)4月 FNS発足と同時に加盟。
- 2007年(平成19年)4月19日 『発掘!あるある大事典II』における捏造事件で日本民間放送連盟から除名される。一方、会員資格停止については、「全国放送番組で起こった事件であり、先に受けた総務省からの警告処分を放送した全局で受けたものと認識して再生・信頼回復に努めるべき」との判断から見送られた。
- なお、1982年(昭和57年)3月にテレビ大阪が開局するまでの間、東京12チャンネル(現・テレビ東京)の番組の一部が番組販売扱いで放送されていた。
キャッチコピー
- チャンネルそのまま8チャンネル(1975年(昭和50年)4月 - 1994年(平成6年)。MBSとABCのネットチェンジにより、関西テレビは今まで通りのネットワークであることをPRした。)
- Dash(1994年(平成6年))
- ピーチクパークステーション(1995年(平成7年)10月 - 1997年(平成9年)9月)
- カンテーレ(1997年(平成9年)4月 - )
- デジタルで伝えたい関西がある(2003年(平成15年)12月 - 。地上デジタル放送の開始により、デジタル放送のみのオープニング・クロージングのID映像でこのコピーを使用。2010年(平成22年)7月5日からはアナログでも使用開始)
社史・記念誌
関西テレビでは、以下の4冊を発行している(2010年(平成22年)4月時点)。
- 関西テレビ放送10年史(関西テレビ放送株式会社総務局社史編集室 編集) 1968年12月1日発行、772ページ。
- 関西テレビ放送30年史(関西テレビ放送 編) 1989年3月発行、214ページ。
- 関西テレビ放送50年史(関西テレビ放送 編) 2009年3月発行、271ページ。
- 関西テレビ放送50年 資料編(関西テレビ放送 編) 2009年3月発行、106ページ。
番組編成の特色
全国ネット番組
FNSの準キー局として、全国ネット向けに「火曜22時枠の連続ドラマ」、火曜23時枠の『有吉弘行のダレトク!?』、土曜午前8時半からの『にじいろジーン』を制作。
2007年1月まで日曜21時枠にも全国ネットの枠を持っていたが、放送していた『発掘!あるある大事典II』における捏造事件が発覚し、番組が打ち切られた。このため同年4月からはフジテレビに制作枠を明け渡している。
関西テレビ制作・全国ネットの単発バラエティ番組については、日曜16時台に放送されることが殆どで、改編期中に自社が担当している火曜22時枠、日曜22時枠に放送されるケースもある。
火曜22時枠ドラマ
このドラマ枠は1965年(昭和40年)10月に設けられた。主なヒット作は『GTO』、『僕の生きる道』、『僕と彼女と彼女の生きる道』、『アットホーム・ダッド』、『鬼嫁日記』、『結婚できない男』、『チーム・バチスタの栄光』などがある。連続ドラマは東京支社制作部が企画し、外部の制作プロダクション(フジテレビを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスの子会社である共同テレビや、MMJ、ホリプロが制作する作品が大半を占めている)に委託して制作されているが、2005年(平成17年)夏季の『がんばっていきまっしょい』は監督・スタッフなどを関西テレビの従業員のみで構成し、26年ぶりに完全自社制作によって制作された。在阪準キー局ではテレビ大阪を除く各局で過去にプライムタイム枠で全国ネットの連続ドラマ枠があったが、現在は関西テレビだけである。
ローカル編成
月曜と金曜の19時台にはそれぞれ『快傑えみちゃんねる』などのローカルバラエティを編成しているが、これらはいずれも10%台前半の視聴率を取っている。そのため、『ネプリーグ』や『ペケ×ポン』のスペシャル版などの2時間番組(主に改編期の特番)は20時台から1時間編集版の放送(生放送の場合は途中飛び乗り)となることが多い(一部例外あり)。ただし、スポーツ中継が組まれる時はネットワークセールスとなるため、ローカルバラエティを休止してスポーツ中継の特番を優先している。
その他
京都放送(KBS京都)との資本関係が強化されて以後、KTVアナウンサーがKBSテレビの番組に出向出演する機会が増えた。しかし、KBSラジオへの出演、更にKBS京都からKTVへのアナウンサー出向出演はほとんどない。また同じく資本関係にあるフジテレビのアナウンサーとの交流(相互出向など)も同様にほとんどない。
なお、京都放送(近畿放送)がテレビ放送を開局する以前の1969年(昭和44年)まで、同社と報道協定を結ぶ京都新聞のテレビ番組表で、他の在阪局よりも関西テレビの番組表を大きめに取っていた。これは関西テレビ開局に際し、京都放送と京都新聞から資本の提供があったためである。
放送技術概要、送信所・中継局等一覧
送信所
- 呼出符号(コールサイン)
- JODX-DTV
- 物理17ch(リモコンキーID「8」、チャンネル番号081、082。083も使用可能だが現在は使わず。東海テレビ(「1」)・サガテレビ(「3」)を除くFNS系列フルネット24局で共通。[3]。
- 空中線電力3kW・実効輻射電力29kW(送信アンテナ移設前は30kW)(放送区域内世帯数 約580万世帯)
- UHF送信アンテナはデジタル放送開始当初、仙台放送の大年寺山親局(デジタル)、放送大学の東京タワー親局(アナログ)、四国放送の眉山親局(デジタル)などと同じく、鉄塔から張り出す形でスキューアンテナを採用していたが、2012年にアナログ放送終了に伴って撤去されたVHF送信アンテナがあった場所に事実上移設する形でUHF送信アンテナが鉄塔部分の増築とともに設置された。
中継局
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
- 神戸 17ch
- 姫路 17ch
- 北淡垂水 17ch (垂直偏波)
- 三木 17ch (垂直偏波)
- 神戸兵庫 17ch
- 西宮山口 17ch
- 香住 17ch
- 城崎 17ch
- 竜野 17ch
- 福崎 17ch
- 西脇 17ch
- 猪名川 40ch
- 市島 34ch
- 姫路西 17ch (垂直偏波)
- 篠山 17ch
- 氷上 17ch
- 和田山 17ch (垂直偏波)
- 八鹿 29ch (垂直偏波)
- 日高 29ch
- 山崎 29ch
- 一宮安積 34ch
- 神戸妙法寺 39ch (垂直偏波)
- 赤穂 17ch (垂直偏波)
- 相生 17ch
- 川西けやき坂 17ch
- 中町 32ch
- 浜坂 42ch
- 長田 39ch
- 神崎 44ch
- 相生若狭野 17ch
- 佐用 34ch
- 青垣 34ch
- 南淡 17ch
奈良県
和歌山県
- 和歌山 17ch
- 紀ノ川 17ch (垂直偏波)
- 海南 17ch
- 御坊 17ch
- 吉備 17ch
- 有田 17ch
- 橋本 44ch (垂直偏波)
- 田辺北 48ch
- 田辺 17ch
- 南部川 48ch
- 下津 17ch
- 新宮 17ch
- 串本 17ch
- 由良 48ch
- 印南切目 41ch
アナログ放送概要
- JODX-TV
- 映像10kW、音声2.5kW
- 生駒山送信所 8ch
中継局
大阪府
滋賀県
京都府
兵庫県
- 神戸 43ch
- 神戸灘 58ch
- 神戸妙法寺 58ch(垂直偏波)
- 神戸兵庫 60ch
- 神戸長田 42ch
- 北淡垂水 59ch(垂直偏波)
- 西宮山口 59ch
- 日高 59ch
- 猪名川 39ch
- 三木 40ch (垂直偏波)
- 龍野 40ch
- 姫路 60ch
- 姫路西 37ch(垂直偏波)
- 赤穂 60ch(垂直偏波)
- 西脇 60ch
- 和田山 60ch(垂直偏波)
- 城崎 60ch
- 香住 37ch
- 篠山 37ch
- 氷上 37ch
- 相生 37ch
- 相生若狭野 57ch
- 山崎 37ch
- 福崎 37ch
- 八鹿 38ch(垂直偏波)
- 佐用 39ch
奈良県
和歌山県
- 和歌山 46ch
- 紀ノ川 59ch(垂直偏波)
- 御坊 59ch
- 下津 59ch
- 由良 60ch
- 吉備 60ch
- 海南 60ch
- 田辺 60ch
- 橋本 29ch(垂直偏波)
- 有田 39ch
- 串本 59ch
- 新宮 40ch
時刻出し
時刻出しについて
- 平日は定時放送開始時間(通常4:51) - 9:49(『すてき彩事記』、バラエティ番組の再放送枠、『めざましテレビ』、『とくダネ!』内)
- 土曜日は定時放送開始時(通常4:50) - 9:53
- 日曜日は定時放送開始時(通常4:50) - 9:57
フォント
- 2009年(平成21年)7月14日に東芝製のアナログ・デジタル統合マスターに更新し、フォントが「平成角ゴシック」に変更された。ただし、アナログのみ若干デザインが異なるフォントを使用していた。
- マスター更新以前はアナログ・デジタルで別々のマスター(どちらもパナソニック製)を使用していたため、それぞれ別々のフォントを使用していた(アナログは「興和フォント」、デジタルは「後期丸フォント」)。
- 数字の切り替わりは、アナログが「クロスカット」、デジタルが「せり上がり」(マスター更新以前は「縦回転」)。
- デジタル放送での表示位置はHD(16:9)位置。
備考
- 『めざましテレビ』(5:25 - 8:00)、『めざましどようび』(6:00 - 8:30)内はフジテレビ送出のカスタム(大きな赤字)で表示(ローカルパート中、CM中、提供テロップ表示中は除く これらの時間帯は標準フォントで表示)。
- 天気テロップは原則として平日は『すてき彩事記』終了後から8:00、週末は『Music&Weather おはよ!』終了後から土曜日は8:30、日曜日は7:00までのコマーシャル・番組宣伝を除いた時間帯に表示される。カスタム表示を実施する時間帯は時刻の右隣、通常表示の場合は時刻の下側にそれぞれ天気、降水確率、最高気温℃を表示(ただし、以上の時間でも一時的に天気テロップが消えるときがある。
- 放送休止日(日曜日深夜から月曜日早朝にかけての場合が多い)には、クロージング後、カラーバーと同時に時刻出しを開始していることもある。
ケーブルテレビ再送信局
以下のケーブルテレビでは区域外再放送されている(近畿2府4県と三重県の3社および、民放が1局しかない特例地域となっている徳島県(岡山放送が再送信される三好地域を除く)以外は再送信されていない)。
三重県
- アドバンスコープ
- 伊賀上野ケーブルテレビ(ICT)
- ZTV(東紀州(紀南)地域のみ)
徳島県
- 阿波市ケーブルネットワーク
- 石井町有線放送農業協同組合(IHK 石井CATV)
- エーアイテレビ
- 上板町有線テレビ(KCI)
- ケーブルテレビあなん
- ケーブルネットおえ
- ケーブルテレビ徳島(テレビトクシマ)
- 国府町CATV(KBC)
- テレビ阿波(デジタル放送のみ)
- テレビ鳴門
- 徳島県南メディアネットワーク(MTC)
- 徳島中央テレビ(JCTV)
- 那賀町ケーブルテレビ(WHK)
- 東阿波ケーブルテレビ(e-あわネット)
- ひのき(CUEtv)
関西テレビ番組一覧
詳細は関西テレビ番組一覧を参照。
- ニュース番組:『KTVニュース』『FNNスーパーニュースアンカー』などは報道局・報道部が制作。
- 情報番組:『よ〜いドン!』や『にじいろジーン』『ハピくるっ!』などは制作局・制作部が制作。
- スポーツ番組:『プロ野球中継』『KEIBA BEAT』『うまンchu』『Jリーグ中継』(スカパー!・日本プロサッカーリーグからの委託でセレッソ大阪主催試合の中継担当)などをスポーツ部が制作。
- バラエティ番組(全国ネット版):東京支社・制作部が制作。主に『さんまのまんま』『SMAP×SMAP』など。
- バラエティ番組(ローカル版):制作局・制作部が制作。主に『快傑えみちゃんねる』『たかじん胸いっぱい』『口出しゴメン!セキララ☆小町』など。
- ドラマ:東京支社・制作部が制作。主に『火10ドラマ』など。
オープニング・クロージング
1980年代後半以降は頻繁に内容が変更されている。殊に動物や植物の映像が多い傾向にある。代によってそれぞれ映像内に局名やコールサインが表示されたりされなかったりとまちまちであまり一貫性がない。
- 初代(開局 - 1978年3月)
- オープニングは関西テレビ旧社屋(西天満)と大阪城がオーバーラップするもの(曲は朝の清清しい雰囲気に合わせて、オーケストラによるフルートとバイオリンを用いた演奏)。
- クロージングは夜の波止場(曲は夜らしく、ピアノとバイオリンによる演奏)。中継局の読み上げがあった。
- 2代目(1978年4月 - 1986年度前期)
- ダイヤモンドのような映像を背景に、左右から紫色の「8」を作成するテロップが集まり、黄緑色に変わると右上から左に「KTV」のカラーテロップが集まる。下に「関西テレビ放送」のロゴが奥から集まる。この3つのテロップが消えると背景の青色の「8」が黄色に変わり、花束の映像に拡大する。そして「おはようございます」のテロップが右から流れる(この時に「♪チャンネルエイト」のコーラスが入る)。そして中継局の表示になるが、前期は主要中継局のチャンネルがランダムに中央に大きく表示された後、画面の周囲に移動し、固定する。順番は60(福知山・彦根・城崎・和田山・姫路・赤穂・西脇・田辺・由良・吉備・海南の各中継局表示:上)→39(中舞鶴・猪名川・有田の各中継局表示:右下)→58(柏原・神戸灘・神戸妙法寺の各中継局表示:左)→37(宮津・香住・山崎・相生・氷上・栃原の各中継局表示:右上)→42(長田中継局表示:左下)→40(大津・龍野・三木・新宮の各中継局表示:下)→59(舞鶴・日高・北淡垂水・御坊・下津・串本の各中継局表示:左上)→38(峰山・野田川・八鹿・吉野の各中継局表示:右)。後期は主要中継局のチャンネルがロールテロップで表示されていた。(←このパターンは、フジテレビのパターンとやや似ている)
- クロージングは、暗いバックにカラフルの物を背景に右上と左下から「KTV」のロゴがカラフルに現れ中央に集まり、ピンクと黄緑の輪っかが右に集まると黄色い8が回転しながら現れる(同時に「KTV」と「関西テレビ放送」のロゴも登場する)。スパンコールで作られた「8」が上に吸い取られるように縮小すると「8」が完成し下に「おやすみなさい」のテロップを表示(この時に「♪チャンネルエイト」のコーラスが入る)。そしてOPと同様の中継局が表示される(1期は前述のカラーテロップ、2期はロールテロップ〔白文字〕で3期は黒縁が付いたテロップになり、4期は8マークと「関西テレビ放送」ロゴは白から黄色に変わる。5期は8マークと「関西テレビ放送」ロゴが四角に囲まれた状態で右下に表示される)。
- 3代目(1986年度後期)
- オープニングは2代目と同一のもの(中継局のテロップは随時差し替えられていた)。
- クロージングは、気球に乗った猫のシーンが流れた後、猫の寝顔にズームインし、猫の夢、寝ている猫をバックに主要中継局のチャンネルをスクロールで紹介したのち、8マークと「関西テレビ」ロゴが四角に囲まれた状態で右下に表示される。その後、ホワイトバックに[Good Night]と表示してブラックアウト。その後黒い画面の右上に「関西テレビ」のロゴが数十秒間表示される。
- 4代目 -(1987年度)
- オープニングは新田恵利の『サーカス・ロマンス』をBGMに同局制作の映画『ラッコ物語』の映像の一部を編集したもの。映像の最後に「おはようございます」→「JODX-TV 関西テレビ放送」と表示された。初期の頃は中継局がスクロール表示されていたが,途中からは表示されなくなった。映画公開中は同局で放送されていた『土曜大好き!830』のオープニングのタイトルバックでも映画の映像の一部が使用された。
- クロージングは3代目と同一。
- 5代目 -(1988年度末期まで)
- オープニングは猿が温泉に浸かっている映像。
- クロージングは松居慶子の『The Morning Moon』をBGMに川田満成による街や家族の人々をイメージした人形の映像。最後に「アンタもか!私もそうだす!関西テレビ」→「JODX-TV 関西テレビ放送」と表示される。
- 6代目 -(1988年度末期)
- 7代目 -(1989年度末期まで)
- オープニングは子供から老人まであらゆる街の人々が朝の挨拶をする映像。最後は局のロゴではなく,「関西テレビ」とピンク色の角ゴシック体で画面下半分に大きく表示される。
- クロージングはオルゴールのBGMに夜空を背景にイメージサーカスによる大道芸の映像。最後は夜空を背景に「おやすみなさい」→「JODX-TV 関西テレビ放送」と表示される。
- 8代目 -(1989年度末期)
- オープニング・クロージング共にナレーションは関純子アナウンサー。
- オープニングは時報のような鐘が鳴り響き、万華鏡をのぞく幼児(ここまで白黒)→フラッシュバックし、万華鏡の模様を背景に幼児がのた打ち回る。音楽はINOYAMA-LANDの『SUNLIGHT2』の一部と『SUNLIGHT3』が使用されている。
- クロージングでは柏手が響き、閉じた瞼が開きそこから万華鏡の模様を背景にバレリーナのシルエットが踊る映像。
- 9代目 -(1990年4月~9月)。共にナレーションなし。
- オープニングは水滴と花と滝の映像。
- クロージングは花博をイメージした映像。音楽はYANNIの『Someday』 。
- 10代目 -(1990年度後期)
- オープニングは動物の写真が現れる映像。
- クロージングは青いアイスクリスタルを基調としてガラスとボールが動く映像。
- 11代目 -(1991年度)
- オープニングは犬や猫が遊ぶ映像。
- クロージングはThe Shadowsの『Bombay Duck』をBGMに漫画キャラクター(作者名失念)が静止画で登場する映像。「飛行士を夢見る少年」といった設定でストーリー性のある映像となっている。
- 12代目 -(1992年度)
- オープニングは軽快なBGMに合わせて犬が走り回ったり歩いたりする映像
- クロージングは自然の映像
- 13代目 -(1993年度)
- オープニング・クロージング共に音楽は谷村新司の『Four Seasons』が使用されている。ナレーションは関純子アナウンサー。
- オープニングは朝のジャングルで動物や生き物が次々と登場する合成映像。
- クロージングでは月夜のジャングルで動物や生き物が次々と登場する合成映像。
- 14代目 -(1994年度)
- オープニングは海の中を泳ぐ魚の映像
- クロージングは犬のアルバム映像
- 引き続き、関純子アナウンサーがナレーションを担当。
- 15代目 -(1995年度~1997年9月)
- オープニングは様々な動物の親子の映像。音楽はCelebrity Symphony Orchestraの『Mechanical Movement』[Alternate Version]が使用されている。
- クロージングは近畿各地の灯台の映像。
- 1997年(平成9年)9月30日未明の西天満旧社屋からの放送最後のクロージングは、ハチエモンのくちばしがアップで映され「カンテーーーレッ!!引越し!!」と男性の声で歌った後、「扇町で逢いましょう」のテロップが表記された後本題(灯台バージョン)が放送され、お天気カメラからの映像で西天満旧社屋(8マークのネオン)が映しだされるという内容となっていた。約5分後にそのネオンが消灯して停波。午前3時すぎに「扇町から」のテロップとともに、扇町予備送信所からの試験電波(カラーバー)送出。その後停波の後、通常の試験電波(カラーバー)を放送。午前4時半頃、BGMとともに扇町周辺の空撮映像と新社屋内部の紹介VTRが流れ、終了後は再びカラーバー、そして扇町新局舎からの放送開始となった。
- 16代目 -(1997年10月1日~1999年度)
- オープニングは「今日もいいことカンテーレ」と書かれたダンボールから子犬が出てきて、扇町社屋へと向かう。BGMは松田昌「おはよう」。
- クロージングは夕方に子犬が扇町社屋の周辺を歩いて「明日もいいことカンテーレ」と書かれたダンボールへ入る。BGMは松田昌「おやすみ」。
- 2000年代
- 2010年(平成22年)7月4日深夜(7月5日未明)までのオープニング・クロージング共通で視聴者が街の各地で手のひらを見せるというシーンが放送されている。最後に「JODX-TV 関西テレビ放送です」(同局アナウンサーの杉本なつみによるナレーション)の一言で終了。その中で「クラブ・カンテーレ」(ファンクラブ)や「関西テレビ☆京都チャンネル」(関西テレビ直営のCSテレビ放送)の案内テロップが流されていたが、京都チャンネルが2009年(平成21年)4月30日に放送が終了したため、地上アナログ放送終了の告知テロップに差し替えになった。BGMはサラ・ブライトマンの『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』。(初期では、ロケ地は、もちろん京都市内に限る。)
- 地上デジタル放送は、オープニング・クロージング共通で、関西の名所や四季の風景を映し出し(若干毎日放送とイメージが似ている)、「デジタルで伝えたい関西がある。」というキャッチコピーが示される。最後は局舎を映し「JODX-DTV 関西テレビ、デジタルテレビジョン放送です」と言って終わる。なお、2010年(平成22年)7月5日の放送開始からはアナログ放送全番組のレターボックス放送化に伴い、アナログ放送のオープニング・クロージングもデジタルと同じバージョンに変更され、デジタル/アナログ共BGMは「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」に統一された(映像はデジタルバージョンの関西の名所・風景をアナログでも使用し、BGMのみアナログバージョンのものを継承)。なお、BGMは途中でフェードアウトして後に「JODX-(D)TV 関西テレビ放送(関西テレビ デジタルテレビジョン放送)です」と言って終わる。
- 2010年代
- オープニングは2011年(平成23年)1月1日から、ハチエモンに手と足が生えたロックバンド「ハチエモンガールズバンド」のオリジナルソングによる楽曲「カンテーレ関西ジーン」のバージョンに変更された。アニメと実写の合成映像。千日前、梅田の映像と子供の写真が出てきて、最後に関西テレビの本社社屋で締めるバージョンと、大阪城、中之島の映像と子供の写真と、ハチエモンをデザインした弁当やケーキの映像が出てきて、ハチエモンのマグカップが回転する映像で締めるバージョンがある。同年7月の地上デジタル放送完全移行に向けての変更という形で、デジタルでも「JODX-DTV、関西テレビ放送です」の一言で終了する。
- 2011年(平成23年)10月から子供の写真にアニメを合成しスライドショーのように表示されるものに変更された。子供の写真は毎月のように変わっている(2011年(平成23年)12月現在)BGMと後半は前バージョンと同じR&B仕込みである。
- 2013年(平成25年)3月30日からは再びオープニングが一新され、アナウンサー総出演(制作した当時に在籍している)による開局55周年記念バージョンに変更された。BGMは、「開局55周年記念マーチ Go!Go!カンテーレ」(歌・木村充揮)。ハチエモンの声主が、ようやく現れた。
- クロージングは前バージョンと同じだが、2011年1月からはBGMが変更された。なお、2012年7月からその日の深夜放送終了後から翌日の放送開始前まではフィラーとして関西テレビ製作のDVDソフトからの映像(週末の場合は定時番組が編成される場合があり、フィラー扱いの時間が取れない場合がある。また2013年10月以降は、3-4時台に通信販売の番組が定時放送扱いで行われ、フィラー扱いとならない日が増えている)を放送するため、放送休止は不定期のメンテナンス実施日のみとなった。また、2013年(平成25年)3月30日からはオープニングが変更されたが、クロージングは変更されていない。
- 2014年(平成26年)3月31日からのオープニングは、ハチエモンがいろいろな動物に扮して行進していくものである。そして「遅れるで〜」の声に、9月まではハチエモンが食パンを口にくわえて走りだしたり、10月以降は新聞を読みながら用を足していたハチエモンが水を流したりしていた。
- 2015年(平成27年)3月30日から、局の呼称が「カンテレ」に統一されたことに伴い、オープニングを一新。槇原敬之の楽曲で同年4月から放送されている『ゆうがたLIVE ワンダー→みんなのニュース ワンダー』のテーマソングである「超えろ。」が流れるプロモーション映像が流れた後、ホワイトバックに「8 カンテレ」のロゴが映し出される。なお、この映像のナレーションは同局所属のアナウンサー、川島壮雄・高橋真理恵が担当している。[4]最後に扇町社屋の写真をバックに「JODX-DTV」のテロップが映し出されて男女の掛け声で「JODX-DTV、関西テレビ放送です」で締める。
- 「宇チュー大作戦[5]」「この作品は、製造工程から実験準備そして本番へと続く一大ドキュメンタリー仕込みとなっている.」
- ハチエモン誕生20周年を祝うため、気象観測用の気球に小型カメラを搭載し3万メートル上空へ飛ばして、ハチエモンが地球のみんなにチューするシーンを撮影するドキュメントになっている。バックには「超えろ。」が流れていてハチエモンがチューした後に子どもの声で「超えろ。カンテレ」→男女の掛け声で「JODX-DTV、関西テレビ放送です」で締める。
地上アナログ放送終了特別バージョン
2011年(平成23年)7月24日の正午に地上アナログ放送が終了。その後はブルーバックのお知らせ画面を23時58分まで流し続け、23時58分00秒からの1分間で、情報カメラによる関西各地の映像を生中継で伝えた後、梅田にある阪急グランドビル屋上カメラで扇町にある関西テレビ本社の塔屋を映し出した状態からズームアウトし、「関西テレビ放送 JODX-TV」のテロップが出て23時59分00秒に終了。アナウンスとコールサイン読みは林弘典アナウンサーが生放送で担当した。
映像の流れとアナウンスについては下記の通りである。
# | 都市 | 情報カメラ | アナウンス |
---|---|---|---|
1 | 京都市 | 京阪三条駅前(向きがゆっくりしっかりと三条大橋へ視野が変わる) | ご覧の映像は、今現在の京都市内の夜景です。 関西テレビは、昭和33年11月22日に開局。 以来長きに渡りご覧いただきましたアナログ放送は、本日午後11時59分をもちまして終了いたします。 |
2 | 神戸市 | 三宮(JR神戸線三ノ宮駅-元町駅間~神戸市営地下鉄海岸線三宮・花時計前駅)三ノ宮駅~メリケンパークへ向ける。 | アナログ放送最後の映像は、関西を代表する3都市のライブ映像でお別れいたします。 16年前の震災から復興を遂げた神戸。 被災した東北の街が、一日も早く復興することを願っています。 |
3 | 大阪市 | 関西テレビ屋上(本社・演奏所の天気カメラから見たキタ界隈) ↓(向きを本社・演奏所の上にある送出塔の英数字作り旧ロゴへ) 阪急グランドビル屋上(北西向きへズームアウト) |
関西テレビの本社屋がある大阪。 これからは、デジタル放送を通じて、皆様の生活を豊かにするテレビ番組をお届けしてまいります。 長らく、アナログ放送をご覧いただき、ありがとうございました。 JODX-TV |
4 | 画面下部に「関西テレビ放送 JODX-TV」と表示したまま停波。暗転も間髪も容れずに砂嵐が掛かり関西テレビの地上アナログ放送は完全に終了した。 |
上記の映像とアナウンスにより、52年8か月に及んだアナログ放送の歴史に幕を閉じた。なお、このアナログ終了クロージングはデジタル放送完全移行から1週間経った7月31日放送の『月刊カンテレ批評』でも紹介された。
その後2012年3月31日に、その被災した東北の街である宮城県の系列局仙台放送もアナログ停波の際に情報カメラクロージングでアナログ放送を看取った。
ロゴマーク
1964年より、同局のアナログ放送のチャンネル番号である「8」を図式化したロゴマーク(早川良雄の作)を使用。局の社章および社旗などに使用されている。
ちなみに、関テレのキー局であるフジテレビは、現在の目玉マーク登場(1986年)以前に「8」をモチーフとしたマーク(通称・8マーク。亀倉雄策の作)をシンボルマークとして社章・社旗などに使用していた。また、同じFNS系列で沖縄県の沖縄テレビ(OTV)でも、同じく8をモチーフとしたマークが使用されている。
ただし違いとしては、フジは曲線基調、関テレは直線基調、OTVは直線ベースながら曲線も取り入れたデザインと、各局差別化がなされている。
情報カメラ設置ポイント
- 大阪府:扇町本社、梅田(阪急グランドビル)、関西国際空港(第1滑走路・第2滑走路)、大阪国際空港(伊丹空港)
- 兵庫県:神戸(三宮センタービル・神戸報道分室)、神戸空港、明石海峡大橋
- 京都府:京都、舞鶴
- 奈良県:奈良(近鉄高天ビル・奈良報道分室)
- 和歌山県:和歌山(経済センタービル・和歌山報道分室)、白浜、串本
- 徳島県
梅田の情報カメラは、カメラアングルにより毎日放送本社が写る。FNNスピーク放送時、全国ニュースが終わり関西ローカルのニュースが始まる前に映るときがある。
スタジオ
扇町本社内
- なんでもアリーナスタジオ(HD、200坪):『たかじん胸いっぱい』『ウラマヨ』
- 第1スタジオ(HD/SD切替方式、155坪):『快傑えみちゃんねる』『よ〜いドン!』『月刊カンテレ批評』
- 第2スタジオ(HD、155坪):『マルコポロリ!』『にじいろジーン』『モモコのOH!ソレ!み〜よ!』
- 報道スタジオ(HD、60坪):『KTVニュース』『FNNスーパーニュースアンカー』
西天満旧社屋
- 大阪府大阪市北区西天満6丁目5番17号
- 現社屋への移転後改装され、「デジタルエイトビル」(屋上の鉄塔には以前の名残として「8」マークが残されていたが後に撤去)と称して、旧社屋内の4つのテレビスタジオのうち第1、第2スタジオのみを貸しスタジオ(エイトスタジオ)として継続使用していた。しかし、建物自体の老朽化などを理由として2011年に閉鎖の後に解体されている。
- なお、エイトスタジオとしての最後の稼働は2011年12月23日深夜に生放送された『きらきらアフロ』(テレビ大阪)のスペシャル番組「祝! 還暦鶴瓶 & 四十路松嶋 100歳大パーティ きらきらアフロ終了!? 一旦撤収スペシャル」である。
レモンスタジオ
- 東京都世田谷区砧5丁目7番1号、東京メディアシティ(TMC)内
- L1スタジオ(250坪):『SMAP×SMAP』などバラエティ、ドラマなど。フジテレビの番組収録も行う。
- L2スタジオ(150坪):『さんまのまんま』など。フジテレビの番組収録も行う。
アナウンサー
現在のアナウンス部長は報道出身で書家でもある笹川秀夫。
現職
入社年順に表記
- 1986年 石巻ゆうすけ
- 1987年 大橋雄介
- 1988年 関純子
- 1991年 山田恭弘
- 1992年 豊田康雄
- 1995年 若田部克彦
- 1997年 岡安譲、杉本なつみ
- 2000年 藤本景子
- 2001年 林弘典
- 2003年 村西利恵
- 2005年 吉原功兼
- 2006年 山本悠美子、堀田篤
- 2007年 川島壮雄
- 2008年 坂元龍斗
- 2009年 高橋真理恵
- 2010年 中島めぐみ
- 2012年 新実彰平
元アナウンサー
※はアナウンス部長経験者。
男性
- 鈴木紘夫(1962 - ?、一時テレビ宮崎へ移籍した後に、関西テレビへ復帰)
- 熱田敏弘(1959 - ?、フリーアナウンサー、大阪芸術大学で教鞭を執っていた事もある)
- 鈴木敏郎※(1964 - ?)
- 鈴木正勝(1964 - ?)
- 松本暢章※(1958 - 1991)
- 杉本清(1961 - 1997、フリーアナウンサー、競馬関連が多い)
- 杉山一雄※(1969 - 2006、フリーアナウンサー、定年後も2011年7月まで専属パーソナリティーとして番組に出演)
- 桑原征平(1969 - 2004、開局以降では唯一の中途採用アナウンサー、定年後は専属契約を経てフリーアナウンサー・大阪芸術大学教授)
- 塩田利幸(1962 - 1999、フリーアナウンサー)
- 梅田淳(1983 - 2004、フリーアナウンサー)
- 出野徹之(大阪センチュリー交響楽団事務局長。一時期、FNNの海外特派員を歴任)
- 岡林豊明(スポーツ局スポーツ部長)
- 馬場鉄志(1974 - 2010、フリーアナウンサー〔関西テレビとの出演者契約〕)
- 毛利八郎※(1978 - 2011、スポーツ局長)
- 岡本栄(1974 - 2011、三重県伊賀市長、定年後も、2012年秋に同市長選挙へ出馬するまで嘱託扱いで子会社に在籍)
- 山本浩之(1985 - 2013、フリーアナウンサー、フリー転向前から2013年9月まで『FNNスーパーニュースアンカー』のアンカーマンを担当)
女性
- 佐野真由美(九州朝日放送から移籍、その後東京12チャンネル(現・テレビ東京)に移籍)
- 尾崎美樹(フリーアナウンサーから高知放送アナウンサーを経て、現在は再びフリーアナウンサー)
- 藤岡由佳(1993 - 1998、フリーアナウンサー)
- 吉岡美賀子(1993 - 1997、母校神戸松蔭女子学院大学の非常勤講師)
- 片山三喜子(1987 - 2005、広報部副部長)
- 中島優子(1988 - 2006、総務局人事部)
関西テレビが主催するイベント
- キンダーフェスティバル
- 3000人の吹奏楽
- アマチュアトップコンサート
- 大阪国際女子マラソン
- ダイヤモンドカップゴルフ
- MAGMA30(開局30周年記念イベント/1989年)
- アスメディア88祭り(開局35周年記念イベント/1993年)
関西テレビの冠が付くイベント
関西テレビの不祥事
放送倫理・番組向上機構における人権侵害紛争
関西テレビの番組である『たかじん胸いっぱい』の2005年(平成17年)6月25日の放送で杉田かおるがゲスト出演し、結婚生活や離婚騒動について赤裸々に語った。このことに関し、元夫の鮎川純太が、人権侵害を受けたとして訂正放送や謝罪を要求。関西テレビは「取消し・謝罪放送を行う必要は無い」として鮎川の要求を拒否。鮎川はこれに対し、放送倫理・番組向上機構の人権委員会に人権救済の申立てを行った。
委員会は検討の結果、2006年(平成18年)3月に、関西テレビが鮎川の名誉とプライバシーを侵害した事を認定し、再発防止に向けて放送事業者としての制作体制の整備を行うよう、勧告する処分を下した。「勧告処分」は人権委員会決定の中で最も重いもので、重大な人権侵害事件が発生する時にのみ下される。
関西テレビは、この勧告処分を受け、「重大な人権侵害を行った放送事業者」として放送倫理・番組向上機構から認定されてしまったこととなり、今後の番組制作体制の立て直しを放送事業者としていかに行うかが注目されている[6]。
なお、バラエティ番組において人権侵害の認定を受けたのは関西テレビが日本の放送局で初のケースとなった。
『発掘!あるある大事典II』における捏造事件
2007年(平成19年)1月20日 - 同年1月7日に放送された情報番組『発掘!あるある大事典II』において実験データの捏造や効果の誇張等番組制作上「やらせ」があったと記者会見を行った。
- 同放送回では「納豆」を特集し「納豆にダイエット効果がある。」と放送した。
- 放送直後から全国各地のスーパー等食料品店において一時全国的に「納豆」が品薄となる現象が相次ぎ「新聞記事」になる程の反響を引き起こした。
- ライブドアのPJニュースは放送前に内容が大手スーパーに通知されていたことを報道した。
- 大きな反響の中で『週刊朝日』に疑問の記事が掲載される等、マスコミ他社からの指摘を受ける形での社内調査によって事件は発覚した。
- 放送内容における問題点として「血液検査の捏造(実際は行っていない検査を捏造し、虚偽データを公表)」や「外国人研究者の発言とは異なる日本語訳のコメント付与」「痩身の比較写真の捏造(実験前後で別人物の写真を使用)」等が挙がっている。
- 制作を委託していた制作会社は東京の日本テレワーク。この会社は、以前にも、テレビ東京の番組で捏造問題が発覚しており、番組中止、1年間のテレビ東京への出入り禁止処分を受けている。又、今回の騒動の結果、全日本テレビ番組製作社連盟を退会することにまでなった。
- 関西テレビは調査委員会を立ち上げて原因究明にあたると発表。又翌日1月21日に通常通り放送予定だった同番組を放送休止、『スタ☆メン』を1時間繰り上げて21時からの2部構成の放送(21:00 - 21:54, 22:00 - 23:15)とし、冒頭の5分間、同局の毛利八郎アナウンサーが番組内での制作の経緯などを説明した。
- このことを受けて、1月22日、『花王名人劇場』(1979年(昭和54年)10月7日開始)以来27年3ヶ月2週間に渡って一社提供を続けてきた花王石鹸→花王が一社提供から降板することが決まった(ヒッチハイクのスポンサーも降板)。翌1月23日には同番組の打ち切りが決定し、同時に制作局長の解職、千草宗一郎社長の役員報酬カットなどの処分も発表された。しかし、この処分については「甘すぎる」という批判が各方面から出てきている。また、総務省の調査結果次第では千草の引責辞任、関西テレビの筆頭株主であるフジ・メディア・ホールディングスからの役員などの多人数の送り込みも考えられ、予断を許さない情勢になってきていたという。
- この事件以降ダイエットなど健康に関することを取り上げる際はキー局でも地方局でも紹介する前に「これはきちんとした結果を基に放送します」等といった捏造では無いことを促す説明をアナウンサー独自で行っている。ただし、同じような内容を扱っている『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)ではこのような注意説明を2007年(平成19年)9月の番組終了まで行っていなかった。
- 1月30日、データ捏造問題を検証するために同局が設置した調査委員会の第1回会合が開かれた。会合後、委員で作家の吉岡忍は「外部のワーキンググループをつくり、過去のものまでできるだけ深く、独自に調査する」とコメントした。
- 2月2日、フジネットワーク(FNS)加盟27社の東京支社の支社長で構成する「FNS東京支社長会」で、関西テレビ東京支社長が「視聴者やスポンサーの信頼を裏切り、放送界全体にも迷惑をかけた。深く反省し、けじめとして、長年、制作とセールスの責任を担ってきた枠を系列ネットワークに返上する」と申し出て、日曜21時枠のフジテレビへの返上が正式に了承された。
- 日本民間放送連盟(民放連)は2月15日の理事会で、番組捏造を起こした関西テレビの民放連の会員活動を当分の間停止する処分を発表した。番組の捏造及び準キー局による放送局の民放連会員停止の処分は史上初めてである。民放連の会員停止及び除名処分になった放送局は、1997年(平成9年)に福岡放送(日本テレビ系)と北陸放送(TBS系)がそれぞれCM未放送(間引き)問題で1年間会員停止処分になったのと、1999年(平成11年)3月に静岡第一テレビ(日本テレビ系)がCM未放送問題で除名処分(2000年(平成12年)8月1日再加盟が認められる)になった例がある。
- 2007年(平成19年)3月27日、民放連は関西テレビを除名する方針を固め、4月19日の民放連総会で正式に除名処分にした。民放連の除名は静岡第一テレビに次いで2例目で、準キー局では初めてとなる。除名により、関西テレビは民放連行事には一切参加できない、特に民放連加盟社とNHKで構成される「ジャパンコンソーシアムからも外れた事になるため、オリンピックやFIFAワールドカップの放送が一切できない(放送権がない)」など、経済的に大きな損失を伴うこととなった。関西テレビの民放連復帰には、関西テレビが再発防止を実行しているか、他の在阪民放局(毎日放送など)の判断によって決めるということとなった。フジテレビ制作の北京オリンピック中継をほかの在阪準キー局や独立テレビ放送局にて振替放送することも検討したが、番組編成などの理由で関西の地上独立テレビ放送局を含む他の関西地区の放送局がフジテレビ制作の北京オリンピック中継を振替放送するのは難しいことから、関西の民放連加盟全18局は関西テレビの民放連一時復帰を提案し、捏造事件が発覚してから約1年後の2008年(平成20年)4月17日、民放連は緊急理事会で関西テレビの条件付き再入会を認める事を決定し、関西地方でのフジテレビ制作の北京オリンピック中継が見られなくなる事態が回避された。そして、2008年10月9日に行われた近畿地方の民放19社で構成する「近畿民放社長会」の会合で関西テレビの会員活動停止措置の解除を求めることを提案、同年10月27日に行われた民放連の理事会で会員活動停止措置の解除が正式に決定し、関西テレビは1年8ヶ月振りに民放連に完全復帰した。なお放送倫理・番組向上機構も同時に除名されたが、2007年(平成19年)6月22日に再加盟を認められている。
- 総務省は3月30日、放送法に違反したとして総務大臣名で関西テレビに対して、行政指導としては最も重い「警告」を行なった。菅義偉総務大臣(当時)は、今後も放送法違反が見られたら電波停止もありうることも示唆した。なお、「あるある - 」を同時ネットしたフジテレビと系列26局(時差ネットで放送されていたテレビ大分も含む)に対する行政指導は見送った。同日、フジテレビの村上光一社長(当時)は定例会見で、全国放送番組での捏造だった経緯から、関西テレビが総務省から受けた警告処分をネット局全局で受けたものと認識させるため、「関西テレビの再生を系列局あげて支援すべき」方針を発表し、同時にFNSの関西テレビへの会員活動停止などの処分を見送る方針を明らかにした。
- 2007年(平成19年)4月3日、関西テレビは臨時の取締役会を開き、千草宗一郎社長は正式に社長職を辞任し、取締役に降格した。後任の社長には関西テレビ常務取締役の片岡正志の就任が発表された。同日夜22:00 - 23:09に検証番組「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典」が毛利八郎・関純子アナの司会によりFNS27局ネット(番組をネットしていなかったテレビ宮崎は除く)で放映された。
- 2007年(平成19年)5月23日、同月30日の取締役会をもって千草宗一郎前社長他に一部の取締役が退任(千草は相談役に退く見込み)、また執行役員制度を導入し役員数を削減するとの報道があった。
関西テレビ『スーパーニュースアンカー』「インタビュー映像偽装」
関西テレビの夕方のローカル番組『スーパーニュースアンカー』が2012年11月30日に放送した「大阪市職員 兼業の実態」という特集企画で、兼業について証言した情報提供者のモザイク映像が、取材スタッフを使って偽装した映像であったうえ、新聞報道で発覚するまで3か月余りも視聴者に説明していなかった事案。
委員会は、社内でのチェックが機能せず問題のインタビュー映像を放送してしまったこと、問題発覚後これを視聴者に伝えない決定をしたことの2点について、放送倫理に違反すると判断した。そのうえで、今回の問題の本質は、関西テレビがいう「不適切な映像表現」ではなく、テレビを信じてモザイク映像の放送を容認している視聴者の信頼を裏切るような「許されない映像」が放送されたことにあると指摘した。
その他
- 2004年(平成16年)11月12日 - 新潟県中越地震で、関西テレビの記者が、被災した小千谷市塩谷地区の住民の一時帰宅に際し、ボランティアを装って取材していた。小千谷市災害対策本部は事前に取材自粛を申し入れていた。市の抗議を受けた関西テレビは謝罪し、撮影したテープを放送しないと約束した。
- 2013年(平成25年)7月5日、同局のバラエティ番組「SHINPUU3 奇跡の確率」(同年7月26日未明放送)の収録が大阪市内の格闘技道場において行われ、この際、目隠しをされた状態でプロレスラーなどからビンタを受け、ビンタをしたのが誰かを当てる企画を実施したが、出演者のうち、GAG少年楽団の福井俊太郎と坂本純一、コマンダンテの安田邦祐の計3人が、脳震盪や鼓膜損傷などの怪我を負った。同局は、同番組のうち当該企画について、放送を取り止めることとした。
放送事故
- 2006年(平成18年)11月15日23時放送予定の『グータンヌーボ』が番組開始から23時02分34秒まで放送されず、関西テレビでは画面がカラーバー状態50秒間その後「しばらくそのままでお待ち下さい。」というお詫び画面が表示されていた。番組のメインスポンサーである帝人のCM30秒分と提供クレジットに表示されていない花王のCM30秒に加えて本田技研工業のCM20秒分を含む2分34秒間放送されていなかった。原因は20時15分頃に北海道の千島海峡付近震源の地震で発令された津波警報・津波注意報によるテレビ放送中継業務回線の混乱。なお、同番組中は他局で字幕インポーズで表示していた津波警報・津波注意報の表示もされていなかった(テレビ西日本は表示)。
- 関西テレビ送出の番組のため、その時間に同様の放送事故が各地のフジテレビ系列局でも起きていた。
エリア放送
地上一般放送局の免許を受けワンセグエリア放送を実施している。
免許人 | 局名 | 識別信号 | 物理チャンネル | 周波数 | 空中線電力 | ERP |
---|---|---|---|---|---|---|
関西テレビ放送株式会社 | KTV扇町エリア放送 | JOXZ7AB-AREA | 29ch | 569.142857MHz | 10mW | 4.5mW |
- フルセグ放送可能な帯域幅で免許されている。
- 免許年月日 平成25年12月4日
- 免許の有効期限 平成30年12月3日
関連企業
関連子会社等
- 関西テレビライフ
- メディアプルポ
- 関西テレビハッズ
- 関西テレビソフトウェア[1]
- レモンスタジオ
- ウエストワン
- 公益財団法人関西テレビ青少年育成事業団[2] - 日本の民間放送局で唯一の青少年育成事業団体。1978年(昭和53年)発足。平日の『FNNスピーク』直前の11時29分30秒頃にCMを放送している。
- (事業清算)メディアワークス - 角川書店グループの企業「メディアワークス」(現 アスキー・メディアワークス)と同じ社名だが関連は無い。
その他のグループ企業・関係放送事業者
その他のグループ企業については「阪急阪神東宝グループ」の項目を参照。また、関係放送事業者については「FNN」又は「フジネットワーク」の項目を参照。
- 阪急阪神東宝グループ
- フジサンケイグループ
- 京都新聞 (設立母体。現在は関係が薄い)
- 京都放送(設立母体。経営危機で会社更生法を申請した際、割り当て増資による出資を引き受け、関係強化する)
- 神戸新聞 (設立母体。現在は関係が薄い)
- ラジオ関西 (設立母体。現在は関係が薄い)
関連項目
- 関西テレビ☆京都チャンネル(メディア事業局運営 2009年(平成21年)4月30日で放送終了)
- 関西テレビの日
脚注・出典
- ↑ 伊賀市・名張市においても近鉄大阪線利用で大阪市内への通勤客も多い事から、在名局より在阪局を選んで視聴する世帯も少なくない。伊賀地区在住の同局従業員もいる。
- ↑ 新大阪郵便局宛の郵便番号は一貫して「539-8691」、私書箱は番組によって4 - 8号。
- ↑ 系列外では地上独立テレビ局の岐阜放送(ぎふチャン)も「8」を使う)なお、アナログ親局8chの高知放送はキー局の日本テレビと同じ「4」が使われる(エリア内で8を使っている局は高知さんさんテレビである。)。
- ↑ 超えろ。関西テレビ特設サイト
- ↑ (2016-04-12) 宇チュー大作戦 2016-04-12 [ arch. ] 2017-03-31
- ↑ しかし、当該番組については、現在も過激な番組のスタイルが変わっていないとの指摘もある。
外部リンク
テンプレート:FNN・FNS テンプレート:キー局 テンプレート:Tv-kansai テンプレート:阪急阪神東宝グループ