サンテレビジョン
株式会社サンテレビジョン Sun Television Co.
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | SUN サンテレビ SUN-TV[1] |
本社所在地 | 日本 兵庫県神戸市中央区港島中町 6丁目9番1号 神戸国際交流会館10・11階 |
電話番号 | |
設立 | 1968年3月8日 (兵庫テレビ放送株式会社として設立) |
業種 | 5250 |
事業内容 | 一般放送事業など |
代表者 | 横山修二(代表取締役社長) |
資本金 | 9億7,000万円(2009年4月1日時点) |
売上高 | 63億5,716万円(2009年3月期) |
総資産 | 82億9,399万円(2009年3月31日時点) |
従業員数 | 145人(2009年4月1日時点) |
決算期 | 3月 |
主要株主 | 神戸新聞社 45.9% (同社の連結子会社) 神戸市 18.5% 兵庫県 17.3% 三井住友銀行 など (2012年7月31日現在) |
主要子会社 | サン神戸映画社 神戸新聞アドエージェンシー |
関係する人物 | |
外部リンク | http://www.sun-tv.co.jp/ |
特記事項:1968年4月1日に株式会社サンテレビジョンへ商号変更 |
株式会社サンテレビジョンは、兵庫県を放送対象地域とする放送局。通称はサンテレビ、略称はSUN(サン)。
目次
概要
サンテレビジョン | |
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英名 | Sun Television Co. |
放送対象地域 | 兵庫県 |
キー局 | - |
ニュース系列 | - |
番組供給系列 | 全国独立放送協議会 |
略称 | SUN |
愛称 | サンテレビ SUN-TV[1] サン |
呼出符号 | JOUH |
呼出名称 | サンデジタルテレビジョン |
開局日 | 1969年5月1日 |
本社 | 〒650-8536 兵庫県 神戸市中央区港島中町6丁目9番1号 神戸国際交流会館10・11階 |
演奏所 | 本社と同じ |
アナログ親局 | 神戸 36ch |
ガイドチャンネル | 36ch |
リモコンキーID | 3 |
デジタル親局 | 神戸 26 |
主なアナログ中継局 | こちらを参照 |
主なデジタル中継局 | 北阪神局・姫路局・北淡垂水局・神戸兵庫局・西宮山口局・香住局・城崎局・龍野局・福崎局・篠山局・氷上局・和田山局・赤穂局・相生局・淡路三原局 |
公式サイト | http://www.sun-tv.co.jp/ |
特記事項:テレビ大阪が開局するまでは、テレビ東京の番組の大半が、マイクロネットで放送されていた。 なお、佐賀県のサガテレビ(FNN・FNS系列)とは開局年・アナログ親局(ガイドチャンネルも含む)・リモコンキーIDが共通している。 | |
兵庫県や大阪府[2][3]を中心に、京都府(福知山市・京都市伏見区の一部・山城地区の北部や高台)・奈良県・和歌山県・徳島県・香川県・岡山県・鳥取県・島根県松江市・広島県福山市・三重県伊賀のそれぞれ一部地域、合わせて683万世帯・1635万人で視聴可能[4]。
神戸新聞社の連結子会社で、系列新聞は神戸新聞とデイリースポーツ。日本で最初に「プロ野球の完全生中継」を開始した局としても有名である。本社を兵庫県神戸市に構えている独立局だが、関西以外の地域では「サンテレビは大阪府の放送局」と勘違いする人も少なくない[2]。
古くから、同じ独立局で近隣の京都府にあるKBS京都との関係が深く、2002年には相互に三都ネットを形成し、2007年に発足した東名阪ネット6にも共に参加している。
自社制作の番組が全体の40%以上(他の在阪局並み)にもおよび、数々の番組が全国に番組販売されて放送されている[5]。特に、開局当初から続くプロ野球中継を初めとしたスポーツ番組や、釣りやゴルフといったアウトドア分野の番組をいくつも手掛けている。また、毎年元日に放送される『新春!!漫才大爆ショー』は長寿番組であり、年始の定番でもある。
その一方で慢性的な人員不足などにより、報道番組や情報番組はあまり多くないが、1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した折には、開局以来最大規模の報道体制が執られた(詳しくは後述する)。
2004年12月1日より地上デジタル放送を開始し、画面解像度1920×1080ピクセルのフルハイビジョン放送を実施している[6]。
また、2005年12月1日より新キャラクターとして「おっ!サン」が、新キャッチコピーとして「おっ!サンテレビ」が登場した(備考)。
本社・支局
- 本社 - 〒650-8536 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目9番1号
- 姫路支社 - 兵庫県姫路市豊沢町78番地
- 但馬総局 - 兵庫県豊岡市寿町7-23
- 丹波総局 - 兵庫県丹波市柏原町小南48-1
- 淡路総局 - 兵庫県洲本市栄町2丁目2-8
- 大阪支社 - 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目10番8号
- 東京支社 - 東京都中央区銀座6丁目7番18号
- 名古屋支局 - 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目17番25号
- 岡山支局 - 岡山県倉敷市児島赤崎1丁目19-43-206
- 九州支局 - 福岡県福岡市中央区大名2丁目2-41-207
沿革
- 1968年3月8日 - 「兵庫テレビ放送」として会社設立。
- 1969年
- 1971年
- 1975年3月31日 -
- 1979年5月3日 - 開局10周年。これを記念した特別番組『15時間県下5元生中継「翔んで!跳んで!飛んで行こう!!きのう・きょう・あした」』を放送した。
- 1981年
- 1982年3月1日 - テレビ大阪の開局に伴い、一部の例外を除き、テレビ東京とのネットを解消。再び独立局となる。
- 1985年
- 朝日放送(ABC)と業務提携を締結する。これに伴い、同社との報道協定も締結され、素材交換を開始した他、同社のプロ野球中継や高校野球中継のリレー中継を開始。
- 8月・9月 - ユニバーシアード神戸大会の模様を連日生中継。多くの独立局に配信する[7]。
- 10月4日 - 自社のニュースワイド番組『ニュースEyeランド』がスタートする。
- 10月(期日不明) - 阪神タイガースのセ・リーグ優勝特番を放送。
- 10月29日 - 独立局では初の「プロ野球日本シリーズ」の放送を、阪神甲子園球場からの同第3戦「阪神対西武」戦にて行う(翌々日の第5戦も、同球場から放送)。
- 1992年3月14日 - 音声多重放送開始。関西の独立局では、KBS京都、びわ湖放送に続いて3局目。この年から、『サンテレビボックス席』の一部や、当時番組購入により放送していたステレオ放送の番組(フジテレビ制作の『北野ファンクラブ』など)でステレオ放送を開始する。
- 1995年1月17日 - 阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)発生。1週間にわたり、CMなしの放送を行う(詳しくは後述)。
- 1999年5月1日・5月2日 - 開局30周年。1979年の開局10周年以来の、終日にわたる特別編成が組まれた[8]。
- 2001年9月 - KBS京都と業務提携し、三都ネットを確立。
- 2003年9月15日 - 『サンテレビボックス席』の阪神甲子園球場からの「阪神対広島」戦にて、リーグ優勝を果たした阪神の胴上げの模様を初めて生中継する。
- 2004年12月1日 - 地上デジタル放送(JOUH-DTV)の本放送を開始。
- 2005年12月1日 - 局の新イメージキャンペーン「おっ!サンテレビ」がスタート。これに伴い、新キャラクター「おっ!サン」がデビューする。
- 2006年
- 2006年10月1日 - ワンセグ放送を開始。
- 2007年 - 東名阪ネット6に参加。
- 2008年 - ニュース用のL2スタジオに、ハイビジョン対応のリモコンカメラを投入。『ニュース・シグナル』や『SUN-TVニュース』といったニュース番組がハイビジョン化され、同時に一部の購入番組などもハイビジョン化される。
- 2009年5月1日 - 開局40周年。これを記念して、同年4月からの一年間に限り、自社制作番組の著作権表記を「40th おっ!サンテレビ」(「0」の部分には「おっ!サン」が重なっている)とした。2010年4月以降も、「40th」を外したものを引き続き使用している。
- 2010年1月 - L1スタジオで自社制作される各番組がハイビジョン化される。
- 2011年7月24日 - 12時をもってアナログ放送を終了。17時に完全停波された。
- 2012年1月9日 - この日から、平日にマルチチャンネルの定時放送を開始[9]。独立局では、TOKYO MXと三重テレビに次いで3局目。
ネットワークの変遷
- 1969年5月1日 - 独立局として開局。NHKのニュース番組と、日本テレビ・フジテレビ・NETテレビ(現・テレビ朝日)の準キー局未ネット分で番組を編成。
- 1971年5月17日 - NHKのニュース番組の放送を打ち切る(NHK神戸放送局が総合テレビの放送を開始した為)。
- 1975年3月31日 - 毎日放送(MBS)から東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の番組を引き継いで準キー局となる。
- 1982年3月1日 - 大阪府にテレビ東京系列新局となるテレビ大阪が開局したことに伴い、テレビ東京との関係を絶ち、独立局に戻る。この年からテレビ神奈川(tvk)・千葉テレビ・テレビ埼玉と相互関係を結ぶ。
- 1985年 - 朝日放送(ABC)と業務提携を結ぶ。
- 2002年4月 - 京都放送(KBS京都)と三都ネットを結成。
- 2007年4月1日 - テレビ埼玉・テレビ神奈川・千葉テレビ・三重テレビ・KBS京都と東名阪ネット6を結成する。
チャンネル
リモコンキーID
デジタル放送
JOUH-DTV サンデジタルテレビジョン
- 神戸本局 - 摩耶山(摩耶ロープウェー星の駅付近)
- チャンネル - 26
- 周波数 - 551.142857MHz
- 空中線電力 - 1kW
- ERP - 5.89kW
- 放送区域内(強・中電界地域)世帯数 - 約161万世帯
- 摩耶山は、在阪各局が送信所を構えている生駒山よりも標高が高いため、空中線電力・ERPの割に広範囲に電波が飛んでいる。
- 大阪府では全域で受信可能。京都府・奈良県・和歌山県・徳島県・香川県・岡山県・鳥取県の各一部地域でも、大型のUHFアンテナを設置することによって受信可能である。
- なお、ワンセグについては、東は京都府宇治市の近鉄京都線小倉駅付近や京滋バイパス宇治東インターチェンジ付近、木津川市の岩船寺付近で受信出来ることが確認されている。南は和歌山県海南市の下津町塩津地区付近、徳島県阿南市宝田町付近で受信できる。また標高が高いことも手伝ってか、青山高原の山頂小屋(三重県伊賀市)でも、アナログ波も含めて受信可能。
- 奈良県では、かつてNHK奈良放送局の栃原中継局が同じ26chを使っていた関係で受信状態が厳しく、一部地域で混信が発生していた。2012年1月31日深夜、同局は放送終了後に栃原中継局のチャンネルを変更したため、混信は解消されている。
- 中継局
特記しない局は、いずれも親局と同じ26chが物理チャンネルに割り当てられている。
- 北阪神局 - 3W(垂直偏波、2005年12月1日開局)
- 姫路局 - 10W(2006年3月1日開局)
- 北淡垂水局 - 10W(垂直偏波、2006年3月1日開局)
- 神戸兵庫局 - 1W(2007年3月1日開局)
- 西宮山口局 - 3W(2007年3月1日開局)
- 香住局 - 10W(2007年11月1日開局)
- 城崎局 - 10W(2007年11月1日開局)
- 龍野局 - 3W(2008年3月1日開局)
- 福崎局 - 3W(2008年3月1日開局)
- 西脇局 - 1W(2008年3月1日開局)
- 川西北局 - 1W(2008年3月1日開局)
- 市島局 - 29ch、1W(2008年4月10日開局)
- 姫路西局 - 1W(垂直偏波、2008年6月1日開局)
- 篠山局 - 3W(2008年9月1日開局)
- 氷上局 - 3W(2008年9月1日開局)
- 和田山局 - 3W(垂直偏波、2008年11月5日開局)
- 八鹿局 - 18ch、1W(垂直偏波、2008年11月5日開局)
- 日高局 - 18ch、1W(2008年11月5日開局)
- 山崎局 - 18ch、1W(2009年3月1日開局)
- 一宮安積局 - 48ch、0.3W(2009年3月1日開局)
- 神戸妙法寺局 - 0.1W(2009年3月1日開局)
- 赤穂局 - 1W(垂直偏波、2009年3月1日開局)
- 相生局 - 1W(2009年3月1日開局)
- 神戸生田局 - 1W(2009年3月1日開局)
- 山芦屋局 - 38ch、1W(2009年3月1日開局)
- 淡路三原局 - 3W(垂直偏波、2009年3月30日開局)
- 川西けやき坂局 - 0.1W(2009年4月1日開局)
- 宝塚局 - 31ch、1W(2009年6月1日開局)
- 中町局 - 21ch、1W(2009年11月1日開局)
- 浜坂局 - 34ch、0.3W(2009年11月1日開局)
- 神戸長田局 - 0.3W(2009年11月1日開局)
- 神崎局 - 46ch、1W(2009年11月1日開局)
- 相生若狭野局 - 25ch、0.1W(2010年2月1日開局)
- 佐用局 - 18ch、1W(2010年2月1日開局)
- 青垣局 - 18ch、1W(2010年3月1日開局)
- 南淡局 - 1W(2010年3月31日開局)
- 津名局 - 1W(2010年3月31日開局)
- 三木局 - 30W(垂直偏波、2010年11月24日開局)[13]
- 川西南局 - 0.1W(2010年11月24日開局)[13]
- この中には、経営努力をしても開局させることが難しい「自力建設困難」な中継局も存在している[14]。
アナログ放送
※2011年7月24日に終了
- JOUH-TV
- 香住39ch 100W
- 城崎56ch 100W
- 姫路56ch 100W
- 北淡垂水55ch 100W(垂直偏波)
- 神戸灘62ch 30W
- 北阪神42ch 30W(垂直偏波)
- 西宮山口53ch 30W
- 三原53ch、30W(垂直偏波)
- 和田山56ch 30W(垂直偏波)
- 龍野36ch 30W
- 福崎39ch 30W
- 篠山41ch 30W
- 南淡48ch、10W(垂直偏波)
- 神戸生田41ch 10W
- 神戸兵庫35ch 10W
- 山芦屋48ch 10W(垂直偏波)
- 宝塚40ch 10W
- 川西33ch 10W
- 姫路西39ch 10W(垂直偏波)
- 赤穂56ch 10W(垂直偏波)
- 相生39ch 10W
- 上郡38ch 10W
- 佐用53ch 10W
- 神崎55ch 10W
- 山崎39ch 10W
- 西脇56ch 10W
- 青垣59ch 10W
- 市島42ch 10W
- 八鹿40ch 10W
- 日高55ch 10W
- 氷上39ch 3W
- 神戸長田34ch 3W
- 神戸鉢伏69ch 12W(SHF波での送信)
- 明石海峡大橋74ch 12W(同上)
- その他、ミニサテライト局が県内に多く存在した。
主な放送番組
アナウンサー
- 男性
- 女性
- 影谷かおり(NHK京都放送局契約キャスターから移籍)
- 榎木麻衣(宮崎放送契約アナウンサーから移籍)
- 久保亜希子(元・金沢ケーブルテレビネットアナウンサー、契約アナウンサーとして2012年4月から『SUN-TVニュース』金曜日・『SUN-TV日曜夕刊』・『キラリ☆けいざい』のキャスターを担当)
- 元アナウンサー
- 林英夫(現・神戸市議会議員。『ニュースデスク』・『ニュースEyeランド』・『ニュースEyeランドf(フォルテ)』初代キャスター)
- 藤村徹(現在、経営部門に在籍)
- 大里いずみ(現在、報道部に在籍)
- 南里和代(現在、事業部販促に在籍。稀に番組のナレーションなどを現在も担当。アナウンス部在席時は、NEWSデスク・NEWS Eyeランド担当)
- 本岡典子(現在はフリージャーナリスト。在籍時は『播州トピックス』などを担当)
- 村上和子(現在は神戸を中心に様々なイベントなどをプロデュース。在籍時はアナウンサーからプロデューサーになり、その後役員待遇)
- 高僧裕伸(局アナ。退職後の詳細不明)
- 藤沢礼子(オフィスキイワード所属の契約アナウンサー)
- 南あずさ(オフィスキイワード所属の契約アナウンサー)
- 大矢浩子(大阪テレビタレントビューロー所属の契約アナウンサー)
- 大塩朱美(昭和プロダクション所属の契約アナウンサー)
- 東真由美(オフィスキイワード所属の契約アナウンサー、2012年3月まで『ニュース・シグナル』月~水曜サブキャスターや『SUN-TVニュース』を担当。契約期間中に小濱と結婚した)
阪神・淡路大震災当時の放送体制
1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災では本局の本社も被災し、またほぼ全ての社員が被災者となった事から、震災の発生から数ヵ月間は特別な放送体制を取ることを強いられた。
地震が発生した5時46分の時点ではまだ放送開始前で、5時41分にテストパターン映像による試験電波を発射し始めて5分経った所だった。
マスターは無事だった為、テープの確認作業を経て6時30分からの天気予報、6時56分からのオープニング、7時からの『BBCワールドニュース』のサイマル放送と、自動送出で通常通りの放送を行ったが、本社ではスタッフがなかなか揃わない上に震動によって多くの物品が散乱し、スプリンクラーも作動して水浸しになる等、すぐには震災に関する放送を行う事が出来なかった。
スタッフの多くが交通網の寸断によってポートアイランド内の本社になかなか辿り着けない中、最低限のスタッフが揃った所で8時14分頃にCMを中断して震災関連のニュース番組を放送。これをきっかけに通常の番組を全て休止し、午後からはCMもカットしてひたすら震災関連のニュースに専念した。
初めのうちは画面に字幕を挿入する装置が作動せず[16]、画用紙に手書きした文章を映して伝えるという有様であった。初日は、何とか本社に辿り着いた社員に道中の模様をリポートさせるという形で現状を伝えた。翌日からは、電気・水道・ガスといったライフラインや情報通信・交通などの生活に関する情報を始め、学校から生徒に向けた連絡、被災者の諸手続について、更には公衆浴場の復旧に関する情報まで、被災者からのあらゆる要望に応じた情報の提供が主となった。
22日までの間も番組やCMを一切休止し、早朝から夜間の一定の間隔を設けてスタジオからの震災関連情報を、アナウンサー等ほぼ全ての社員・スタッフが交代で放送した。スタジオ放送が休止されている時間帯は、お天気カメラや市街地からの中継映像をフィラー映像として放送する事で、切れ目なく電波を出し続けた。
震災から1週間が経過した23日からはほぼ通常の編成に戻ったが、休止した番組の代替編成を始めとしてニュースの時間帯等で震災関連の文字情報を提供する等、3月末までは変則的な編成で放送した。
2月17日にはテレビ朝日系列のニュース番組『ニュースステーション』を、本局のスタジオから生放送した。これは、前述のように在阪局における同系列局で本局と提携している朝日放送(ABC)の協力により実現したものである。番組の放送中は、ABCと本局で並行して同内容のものが放送されたことになり、これは極めて異例である(番組内でも並行放送している旨が紹介された)。番組内では前述した震災当日の動きが伝えられ、さらに当時の本局の放送開始時のオープニング映像のごく一部も放送された。また、通常はローカルニュースを放送する時間に編成されたことから、通常の『SUN-TVニュース』にあたるニュースや天気予報も全国放送された。なおスタッフロールでは、淡路島からの中継を担当した瀬戸内海放送と並んで「制作協力」と扱われた。
それ以後、毎年1月17日には震災関連の特別番組を早朝から長時間に渡って放送している(特に震災翌年の1996年には、ほぼ1日を通して特番に充てた)。
こういった地震発生からの動きは、本局のホームページ内にある「震災報道の記録」にも詳しく掲載されているので、そちらも参照のこと。
東日本大震災当時
2011年3月11日の東日本大震災発生時にも、通常番組の一部を休止し、震災関連特別番組を編成。コマーシャルも公共広告や自社・及び関連の神戸新聞社・デイリースポーツに関連するイベント等に縮小。
またこの日から3月24日頃まで、コマーシャルの時間を含む全ての放送時間帯(途中からコマーシャル中の表示は停止)に、震災の救援物資情報、義援金募集情報のL字型画面ロールテロップを放送した。
テレビ東京との関係
開局当初はテレビ東京(旧・東京12チャンネル)との連携を強め、『こんにちは!奥さん2時です』などの共同制作番組も手掛けていた。
しかし、テレビ東京が「メガTONネットワーク」(現在のTXN)と称した全国放送網を構築すべく、その本格展開第1号となった1982年3月1日のテレビ大阪の開局により、大阪府内でも広範囲で視聴できる本局との競合を避けるため、テレビ東京系列の番組配信が中止された[17]。これにより、テレビ大阪が受信できない兵庫県内の内陸部[18]では、BSジャパンを受信しない限りはテレビ東京の番組を全く視聴できない状況となっている[19][20]。
よって、現在のサンテレビとテレビ東京は番組編成面でほぼ無縁の状態に等しい。ただし、例外的にテレビ東京からネット受けを行なったケースは過去にあり、1989年1月の昭和天皇崩御時の特番や、神戸市の宝くじ番組、2000年代のプロ野球の日本シリーズの中継が挙げられる[21]。
また、番組販売を通じて過去にテレビ東京で放送された番組の取引は現在も限定的ながら行なわれている(『ポケモンゲット☆TV』など[22][23])[24]。
この他、KBS京都からネット受けしている『うまDOKI』においても、関西以外の地方でのメインレースはテレビ東京や系列各局からの中継を受けている[25]。これは、テレビ大阪の開局前から同番組を放送している関係によるもので、同局(2012年4月以降はテレビ愛知も)では中央競馬中継を一切実施していない。
こうした中、テレビ東京の菅谷定彦社長(現・会長)は2007年5月31日の定例記者会見で、アナログ放送が終了する2011年からを目途に、現在大阪府に放送エリアが限定されているテレビ大阪について、兵庫県や京都府へもエリアを拡大する構想を発表したが、2014年2月現在は特に新たな動きはない。
サンテレビにおけるテレビアニメ放映事情
サンテレビでは毎週10作品以上のアニメ番組を継続的に放送しており、特に深夜帯の作品群(いわゆるUHFアニメ・深夜アニメ)においては関西における主要なネット局として重要な位置付けにある[26]。
平日の朝7時台には帯番組として、長年にわたって番組販売により購入した旧作を再放送している[27]。ただし、2007年4月以降は金曜日が他ジャンルの番組に変更され(一時期を除く)、2013年3月21日(木曜日)からは7時からの前半枠が『Kids劇場』と題した特撮番組枠となるなど、やや規模を縮小している。まれに、この枠で新作を放送することがある[28]。
朝以外の作品は、大多数が深夜帯に放送されている[29]。2005年7月に水・木曜日の26時台にアニメ番組枠が新設されたのを契機に、作品数の増加に比例して枠は拡大。時期によっては、平日(月 - 金曜日)の26時台が全てアニメ番組枠となる[30]ほか、2011年4月以降は日曜日にも番組枠が常設されている。
一方で、土曜日には長年にわたりアニメ番組が組まれることはなかった(MBSが長年にわたり『アニメシャワー』枠で複数の作品を放送しており、それとの競合を避けるためなどの理由が考えられる)。しかし、2013年7月からは22時台にTOKYO MXとの同時放送を行う番組枠(送出は各局別)が新設されたほか、2014年2月からは1月より22時台に放送されていた『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』が同日26時からの放送となったため、同局では初となる「土曜日深夜のアニメ番組」が誕生した(放送時間変更の経緯については、同作の記事を参照のこと)[29][31]。
2000年代以降は、キー局が制作に関与している作品を放送する場合がある。特に、TBSや同系列局のCBCが関与している作品でその事例が多く、本局と同様にアニメ番組を多数編成しているMBSで放送しきれない作品を代わりにネットするというケースが多い。
なお、平日26時台を中心に他局(府県域局のテレビ大阪やKBS京都を含む)のアニメ番組と競合するケースも珍しくない。ただし、プロ野球中継が組まれる日に中継時間が延長された場合は、競合の有無が変化することがある。
時間帯を問わず、番組の冒頭では視聴時の注意喚起のテロップが表示される。以前は必ず本編の冒頭で画面上端または下端に表示されていたが、現在はオープニング主題歌の冒頭で表示される場合もある[32]。また、深夜枠では野球中継で時間が繰り下がった場合、その旨もあわせて表記される(他ジャンルの番組でも同様。編成によっては、最大4回表示されることもある)。
地上デジタル放送への完全移行までは、ハイビジョン制作の作品はデジタル放送において画角比16:9のフルサイズで放送していた[33]。しかし、同じ16:9サイズでも標準画質のマスターで制作されているものは額縁放送となっていた(2008年9月30日に放送マスターを更新してからも継続)。
ケーブルテレビ再放送局
以下の県外のケーブルテレビ局では、区域外再放送が行われている(斜字の局はアナログ放送のみ)。なお、大阪府については全てのケーブルテレビ局で再送信を行っているため、省略している[34]。
近畿地方や岡山県・香川県では、原則としてリモコンキーIDも「3」としている[35]。かつては難視聴対策の共聴アンテナを設置している地域でも、同様に「3」とする地域が多かった。
和歌山県では、アナログ放送の頃から地元のテレビ和歌山から同意が得られないため(共同アンテナを除く)、また広島県(井原放送の福山市神辺町エリアを含む)では地理的に遠いことや地元の民放各局の同意が得られないため、要出典区域外再放送が行われていない。また、かつては高知県の高知ケーブルテレビでもアナログ放送のみ再送信を行なっていたが、2011年7月24日のアナログ放送停波と共に終了した。
- 三重県
- 滋賀県
- 滋賀ケーブルネットワーク(SCN、一部地域を除く)
- 奈良県
- 近鉄ケーブルネットワーク(KCN eo光テレビを除く[36])
- こまどりケーブル(一部地域を除く)
- 京都府
- 鳥取県
- 中海テレビ放送(デジタル放送は2011年4月1日より)
- 鳥取中央有線放送(TCC、同上)
- 鳥取テレトピア(いなばぴょんぴょんネット、デジタル放送は2010年12月1日より)
- 日本海ケーブルネットワーク(NCN、同上)
- 島根県
- 山陰ケーブルビジョン (マーブル、デジタル放送は、松江市エリアでは2011年7月11日より、安来市エリアでは2012年11月1日より)
- ひらたCATV(雲州わがとこテレビ、デジタル放送は2011年7月4日より)
- 岡山県
- 井原放送(井原市エリア)
- 岡山ネットワーク(oniビジョン、デジタル放送は2009年2月中旬より[37])
- 笠岡放送(ゆめネット)
- 吉備ケーブルテレビ
- 倉敷ケーブルテレビ(KCT)
- 玉島テレビ放送(たまテレ)
- テレビ津山(ごんごネット)
- 高梁市成羽有線テレビジョン(NCT、なりわビジョン)
- 日生有線テレビ(ひなビジョン)
- 矢掛放送(YCT)
- 鏡野町有線テレビ
- ケーブルネットワーク金光
- 美作市ケーブルテレビ
- あわくら光ネット
- 真庭ひかりネットワーク
- 徳島県
- 阿波市ケーブルネットワーク
- 池田ケーブルネットワーク(阿波池田ネット)
- 石井町有線放送農業協同組合(IHK、石井CATV)
- エーアイテレビ
- 上板町有線テレビ
- ケーブルテレビあなん
- ケーブルテレビ徳島(テレビトクシマ、徳島市内のみ)
- ケーブルネットおえ
- 国府町CATV
- テレビ鳴門
- 徳島県南メディアネットワーク
- 徳島中央テレビ(JCTV)
- 東阿波ケーブルテレビ
- ひのき(CUEtv)
- 香川県
- 香川テレビ放送網(KBN、デジタル放送は2009年3月5日より)
- ケーブルメディア四国(高松ケーブルテレビ、デジタル放送は2009年4月1日より[38])
- さぬき市ケーブルネットワーク(SCN、デジタル放送は2009年10月29日より)
- 中讃ケーブルビジョン
- 石清尾テレビ共同受信施設組合
備考
箇条書きは本文に組み入れてほしいと言っていた人がいたようです。 |
- 古くから、個性の強いローカルCMを多く放送してきたことでも知られている[39]。
- 天気予報の番組名が統一されていない。これは、映像素材の制作された時期が違うためである(スポンサーがつくことで新たに制作される)。一般的な『天気予報』の他にも、MBSと同じ『お天気のお知らせ』(過去にはABCもこの番組名だった)や『あすのお天気』などがある。
- 阪神タイガースを徹底的に追いかけているが、本局と阪神タイガース、その親会社である阪急阪神ホールディングス及び阪神電気鉄道との間に資本関係はない。ちなみに、アナウンサー入社試験では阪神タイガースの試合映像に実況を付けるというテストが行われている。
- かつてはダイエーが出資していたため、バレーボール・Vリーグの女子チーム・ダイエーオレンジアタッカーズ(現・久光製薬スプリングス)と、プロ野球・福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)のゲームを放送していたが、2002年にダイエー保有のサンテレビ株式が神戸新聞社に売却されたため放送がなくなった。また、バレーボールは兵庫県内で行われる久光の「ホームタウンゲーム」は中継しないものの、イベントの後援を行っている。
- 字幕放送は自社制作番組では一切行なっておらず、高校サッカー(全国大会決勝)やオリンピック中継など、キー局制作の一部の字幕放送実施番組をネットする場合に限られる。このため、兵庫県や一部の自治体が企画した行政番組では、現在も番組内に直接字幕スーパーを入れるもの(一部は手話も併用)がある。
オープニング・クロージング
現在のオープニング・クロージングは、2004年12月1日に地上デジタル放送が開始された際、23年振りに一新された三代目である。
兵庫県出身のイラストレーター・太田朋によるペンで描かれたアニメーションで、BGMは神戸を中心に活動するアコースティックグループ「あ・うん」が担当。曲はオープニングが『アトリエ』、クロージングが『あおい空に』である。
いずれも最後にコールサインを表示するが、先代で行われていた中継局の紹介クレジットは廃止されている。アナログ放送を行なっていた期間は、アナログ・デジタル両方のコールサインを記載していた。
また、2008年7月24日からデジタル放送完全移行までの間は、クロージングの直後に「アナログ放送の終了告知画面」を流していた。画面は水色に近いブルーバックの静止画で、案内文はアナログ放送のみで表示された(デジタル放送ではブルーバックのみ)。
先代のオープニングおよびクロージングの内容は、以下の通りである。
- 初代
- 長田区の旧本社時代に使用され、オープニングは穏やかな朝らしい音楽、クロージングは落ち着いた夜らしいBGMが流れていた。
- クロージングは最終番組の終了直後、CMを挟まずに開始。初めに三日月が昇った山奥の小屋の夜景をイメージした絵のフリップが表示(画面下に「おやすみなさい Sun-TV(ロゴ)」と表記)。
- 続いて、ハープ演奏をバックに神戸市内の各所の夜景が映し出され、途中に「夜もふけてまいりました。お楽しみいただきましたサンテレビジョンの放送も、只今の番組を持って全て終了いたしました。明日は(開始時間)から放送を開始いたします。明日も、サンテレビジョンの放送で、お楽しみください。それでは、どちら様も火の元、戸締りを今一度お確かめの上、ごゆっくりお休みくださいませ。」とアナウンスが入る。
- 最後にブルーバックの字幕でまず神戸本局の技術情報、次に各地中継局のチャンネル表記となり、冒頭の場面で「ジェー、オー、ユー、エイチ、ティーヴィー(JOUH-TV)。サンテレビジョンの放送は、神戸36チャンネルを親局に、ご覧の中継局を結んでお送りいたしました。」とアナウンスされていた。BGMはゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル『オルガン協奏曲第6番』。
- 二代目
- 現社屋に移転した1981年から、2004年11月30日まで使用された。アナウンスは、当時の大里いずみアナウンサーが担当した。
- オープニングは夜明けを迎える神戸の映像に始まり、スタジオや副調整室のシルエット映像、そして局舎の映像の順で映した後に兵庫県の地図に切り替わり、県内各地の中継局とチャンネル番号を紹介した(中継局がないがほぼ全域で受信できる、大阪府も地図に含まれていた)。BGMには、夜明けの場面が喜多郎の『新たなる旅路』のイントロ部分、続く部分にはアール・クルーの『Amazon』が使用された。
- クロージングは姫路城・氷ノ山・鳴門海峡など県内各地の名所をCGによるイラストで表現したもの(旧式のコンピュータを使用しているため、切り絵的なタッチに見える)をバックに、摂津国→播磨国→但馬国→丹波国→淡路国の順で各中継局のチャンネル(周波局数)をロールテロップで紹介する(最後には「おやすみなさい SUN‐TV」と表示)。音楽はスウィート・ピープルの『Nuits Blanches(白夜)』。5分30秒間にわたる、クロージングとしては異例の長いものであった(BGMの原曲は3分23秒だが、2回に渡って曲をクロスフェードした上で延長している)。
放送時間について
以下は特記しない限り、2014年2月現在の通常編成時のデータである。
放送開始
平日は5時30分[40]、土曜日と日曜日は5時15分に放送を開始する。古くから第一番組は天気予報で、その終了後すぐに局名告知を行なってから、その日の通常番組に入る。
開局から1980年代中盤までの、番組のソフトが少なかった頃は、8時30分から9時台前半より放送を開始していた[41]。その後、1980年代後半からの7時00分、6時30分[42]と順次繰り上げられ、2005年2月には5時15分にまで早まっていた[43]。
放送終了
終夜放送は開局以来行なっておらず、土曜日は27時00分[44]、その他の曜日は26時00分から26時30分頃には全番組の放送を終える。
これは、試合終了まで放送するプロ野球中継の放送時間延長に対応するためで、延長される時間によっては3時台から4時台にかけても放送が続くことがある。
さらに、阪神タイガースがリーグ優勝を決めた場合は、祝勝会等の様子を生中継する特別番組を組む場合があり、このような日は事実上の終夜放送となる[45]。
放送休止中は4時半頃まで停波することが多いが、日によっては試験放送としてカラーバーを流す日もある。ただし、台風の接近時などは天気予報(早朝の第一番組と同様の体裁)を流すことがある。
時刻出し・ウォーターマーク
- 2008年9月30日以降、現在は平成角ゴシックを使用している[46]。数字の切り替わりは「せり上がり」式で、当初は約7秒かけてゆっくりと切り替わっていたが、2011年8月頃からは約2秒に速くなっている。
- 地上デジタル放送では、かつて一切時刻出しを行なっていなかった。また、かつてのアナログ放送では長年にわたり黒縁の興和フォントを使用していたが、デジタル放送での時刻出し開始と同日にデジタルと同一の仕様に更新された。
- 表示される時間は、5:00(テストパターン中、時間が早まる場合もある) - 5:29、7:00 - 10:00、12:00 - 12:55である(いずれも、CM中は消去。かつてはCM中も表示していた)。
- ただし、2005年2月以降の土曜・日曜は7:00からの表示なく、かつて日曜には12:30まで表示をしていたことがあった。
- なお、月曜は週によって放送開始が6:00や6:30からとなる場合があり、テストパターンの映像送出自体が遅れることもある[47]。
- 時刻表示は、画面比16:9対応の左上(2011年2月7日から)。アナログ放送では、レターボックス内の16:9対応位置に表示。
- 以前は早朝の天気予報で画面をL字型にして、左側に県内各地のポイント予報、下にニュースを表示していたが、2005年2月1日からの放送開始繰り上げに伴い廃止された。
- デジタル放送の開始当初はウォーターマークを一切表示していなかったが、2008年10月1日からは『SUN』と表示している(局ロゴの一部の流用)。当初は非透過の灰色(後に白色に変更)であったために目立つ場合があったが、同年10月27日から透過した灰色のロゴを使用している。なお、アナログ放送でレターボックスを付加して放送している番組でも、CM中を除いて表示されていることがある。
地上デジタル放送について
- 2004年12月1日より、NHK神戸放送局と同日に開始した。独立局では、テレビ神奈川に次いで全国で2番目である。
- 当初は簡易マスターを使用していたため、自社制作のハイビジョン番組はNHKと共同制作の開始記念特番(NHKの技術協力を受けたため)を除いてしばらく存在しなかったが、2005年4月より早朝の天気予報がハイビジョン化され(気象情報システムの更新に伴うもの)、2006年4月より野球中継もハイビジョン化された[48]。さらに同じく2006年からは、ABC制作の高校野球のリレー中継も、独立局で初めてハイビジョンで放送された(5.1chサラウンドステレオにも対応。本局ではこれが初の事例)。
- 2007年以降は、高校野球や高校サッカーの県大会、神戸まつりなどの生中継特番がハイビジョンで放送されるようになった。また自社制作ではないが、ジャパネットたかたのテレビショッピングも、この頃から生放送スペシャルに限ってハイビジョンで放送されるようになった。また、2008年にはニュース番組もハイビジョン化され(取材映像は前年から対応済み)、同年4月からは自社制作のその他の番組でも一部でハイビジョン化された。
- ハイビジョン制作の他局制作の番組やCMも、当初は4:3サイズにダウンコンバートされるか額縁放送となっていたが、2006年の中頃から順次ハイビジョン化され、現在は一部を除いてハイビジョン化されている。
- 2008年9月30日に東芝製のアナログ・デジタル統合マスターに更新され、デジタル放送でも時刻表示がされるようになった。同時にCMバンクがHD化され、一部のCMがハイビジョンで放送されるようになる一方、画角比4:3の標準画質制作のCMに制御信号が付加され、4:3のテレビでの額縁放送が解消された(番組本編はこれまで通り)。また同年10月2日からはウォーターマークの表示も始まった(マスター更新当日にも試験的に表示)。
- EPGにおける番組のジャンル分けの間違いが多く、特に開始当初は数多くあった[49]。その後も1日あたり1 - 2番組程度は間違ったジャンル分けがされていたが、マスターが更新された後はほとんどなくなっている。
- 番組連動データ放送は基本的に野球中継のみで行われている(当初はワンセグのみで実施)。ただし、先述のジャパネットたかたのテレビショッピングでも行われることがある(本局のみの単独放送時に行われることが多い)。
- ちなみに、2006年4月に就役したハイビジョン対応新型中継車のナンバーも、サンテレビにちなんで「3」である。
- 2012年4月より、マルチチャンネル編成を平日朝のアニメ番組枠で行なっている。その後、同年10月からは土曜14時台のドラマ番組枠でも現代劇と時代劇をマルチ編成で放送していたが、こちらは半年間で廃止されている。マルチ編成が実施される場合、その対象番組の開始前と終了後にその説明がなされていた。
アナログ放送終了について
- 2010年7月5日より、NHKを含む日本全国のテレビ放送局が地上デジタル放送への完全移行を啓蒙するため、アナログ放送の全番組にレターボックスを付加して放送していた。しかしサンテレビでは、2011年2月6日までこのような措置を執らずに従来通りの放送を続けた[50]。
- 2011年2月7日以降は、レターボックス付加番組では常時完全移行のメッセージの表示を行ない、「アナログ」のウォーターマークも画面右上に表示されるようになった。また、旧来の画面比4:3サイズの番組でもレターボックスが付加された[51]。
- 2011年7月24日正午をもって、地上アナログ放送は終了した。終了時は、一旦5秒ほど通常のCM(無音)が途中まで放送され、ブルーバックに「ご覧のアナログ放送はまもなく終了します。長らくのご愛顧ありがとうございました。JOUH-TV サンテレビジョン」と書かれた告知画面が55秒間にわたって放送された。正午を過ぎると、同様にブルーバックで「ご覧のアナログ放送の番組は本日正午に終了しました。今後はデジタル放送をお楽しみください。」というメッセージと、総務省地デジコールセンターやサンテレビの問い合わせ番号を表示した告知画面に切り替わった。
サンテレビ・ガールズ
開局当時から設けられている、自社制作の番組や主催・後援のイベントでアシスタントを務めるユニット。メンバー紹介を兼ねたスポットCMも放送されている。
任期は毎年4月からの1年間で、現在のメンバーは5名。毎年12月 - 翌年2月にかけて、兵庫県内に住む女性を対象に一般公募を行なっている。新メンバーは、毎年3月下旬から4月上旬にかけての自社制作の番組でお披露目されることが慣例となっている。
主なOGは、あいはら友子・赤江珠緒(元ABCアナウンサー、現在はフリー)・遠藤奈美(KBS京都アナウンサー)・塚本麻里衣(ABCアナウンサー)。2011年度選出の武田訓佳は、任期終了後から関西地方でタレント・気象キャスターとしての活動を展開するとともに、2013年度から『熱血!タイガース党』で「秘書」(アシスタント)を務めている。
その他の兵庫県の放送局
- NHK神戸放送局(UHF アナログ28ch / デジタル物理22ch・リモコンキーID1ch、FM 86.5MHz)
- ラジオ関西(AM 558KHz)
- 兵庫エフエム放送(Kiss-FM KOBE、FM 89.9MHz)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 英字表記は、主に報道番組内で使用。ただし2003年の一時期のみ、その他のジャンルの一部の自社制作番組では、著作権表記をカタカナの「サンテレビジョン」としていた。
- ↑ 2.0 2.1 実際に大阪府下では、全てのケーブルテレビ局で区域外再放送を行っている。
- ↑ 大阪府の広範囲でも視聴できる関係から、大阪府議会のダイジェスト番組を不定期で放送している。
- ↑ この他、福井県や石川県でも福井テレビ(FNN・FNS系列)が停波中に限り、香住中継局39chを受信できる地域もある。
- ↑ スポーツ関係の番組はsky A・sports+・GAORA・J SPORTS、その他の番組は各地の民放やBSデジタル局でも放送されている。
- ↑ 同局の他には、放送大学やKBS京都のみが実施している。
- ↑ NHKも中継していたが、同局では独立局より5分ほど遅れて放送された。
- ↑ 主な番組 - 『開局30周年記念特別番組ありがとう30年』『ニュース映像30年あの日、あの時』『上方落語大全集・特選名人会』『のりノリ天国プラス1Hスペシャル!!』『伝説巨神イデオン 接触篇・発動篇』『世界へフィッシング』『京唄子の何でも言うてスペシャル』。5月1日の『伝説巨神イデオン 接触篇・発動篇』は、当時の通常の放送終了時刻を超えて、深夜2時30分から翌朝の5時55分まで放送した。
- ↑ 午前7時30分から8時までの30分間。031チャンネルではアニメ番組、032では通販番組を放送。
- ↑ 独立局で最も多く使用されている番号で、他にびわ湖放送・テレビ神奈川・テレビ埼玉・チバテレ・とちぎテレビ・群馬テレビが使用している。
- ↑ 2010年12月21日と27日に、テレビショッピングで初めて実施。
- ↑ 全国的にNHK総合テレビが多く使用している「1」は、鳥取県(および島根県)ではNNN・NNS系列の日本海テレビ(NKT)、徳島県ではNNN・NNS系列の四国放送(JRT)にそれぞれ割り当てられている。
- ↑ 13.0 13.1 トップページの新着情報-11.24「デジタル放送三木局・川西南局開局」 UP
- ↑ NHKと準キー局4局には、「自力建設困難」の中継局は1箇所もない。
- ↑ 親局に36chを使う日本のテレビ局は、他にもテレビユー山形(JNN系列)、サガテレビ(FNN・FNS系列)、テレビ大分(NNN・NNS/FNN・FNS系列)がある。
- ↑ 具体的には「オペーク装置」を用いたテロップ表示の事。震災発生当時のサンテレビでは、まだテロップの電子化は行われておらず、写真植字(写植)によって作成された紙焼きテロップを撮影装置(オペーク)にセットし、放送に載せるという送出方法が取られていた。その為写植機を操作するオペレーターや、テロップカード(先述の「紙焼きテロップ」)を作成するスタッフ等が本社に到着出来ずにテロップの作成が出来なかったというのが、実際には正しい表現と言える。
- ↑ ただし、1984年までの間は報道体制が脆弱だったことからニュース番組については同時ネットが認められ、その他の番組もテレビ大阪で放送後3か月以上経過したものを放送していたが、同年9月をもって全て打ち切られている。
- ↑ 但馬・丹波地区のほとんどと、播磨地区、神戸市の六甲山地の北側、淡路島の紀伊水道沿岸部が該当。
- ↑ ただし、一部の地域では隣接する県にある系列局での同時ネットや系列外局での遅れネットで視聴することができる場合がある。但馬の一部地域では山陰両県の民放各局(日本海テレビ、山陰放送、山陰中央テレビ)、播磨地区(神戸市西区・垂水区を含む)・淡路島西部(淡路市(旧北淡町・旧一宮町)・洲本市五色町)などでは、岡山県と香川県をエリアとする系列局・テレビせとうちを受信して視聴できることがある。
- ↑ 例として、『ポケットモンスター』は日本全国で兵庫県だけが放送地域から漏れている。
- ↑ 日本シリーズ中継は、2003年・TVQ九州放送制作の第7戦、2005年の第2戦、2006年・テレビ北海道制作の第4戦、2007年の第2戦・第5戦が該当。このうち、2003年と2005年についてはリーグ優勝した阪神タイガースからの要請によるもので、放映権を与える条件としてテレビ東京にサンテレビとKBS京都への同時ネットが命じられたためである。
- ↑ 2010年7月4日からのネット開始当時は『ポケモン☆サンデー』。テレビシリーズは放送したことがないが、同番組のネット開始以降、一部の劇場版作品を特別番組として放送したり、劇場版新作のプロモーション協力に参加し、試写会を主催したりしている。
- ↑ 他に、一部のアニメ番組や『木曜洋画劇場』・『午後のロードショー』で放送された洋画作品が該当する(洋画では、吹替のクレジットは削除されている。この他にも、KBS京都が介在する形でテレビ大阪と共同制作した番組もあった。
- ↑ テレビ東京の番組販売を担うテレビ東京メディアネットの公式ホームページ内・「国内事業部」に以前掲載されていた取引放送局一覧には、本局とKBS京都も含まれていた(ホームページリニューアルに伴い、現在は掲載されていない)。
- ↑ テレビ東京、テレビ愛知、テレビ北海道の3局。2004年までは、TVQ九州放送も該当した。新潟・福島の裏開催時を除く。
- ↑ 現在は、テレビ東京系列局のテレビ大阪よりも数が多い。他方、MBS(TBS系列局)も深夜帯のアニメ番組の放送に熱心であるため、時期によってはMBSよりも総数が少ないことがある。また、KBS京都とも放送される作品に差が生じたケースもある(『アニメスピリッツ』枠の各作品など)。ごくまれに、本局を含む関西で未放送となった作品も存在する(『てーきゅう』第1期・第2期、『君が主で執事が俺で』など)。
- ↑ 2008年以降は、プロ野球のオフシーズンとなる10月から翌年3月にかけてのみ、平日夕方にも再放送枠が編成されている(2013年を除く)。当初は、テレビ東京がアニメ番組を編成しなくなった18時30分から放送していたが、2012年は17時15分から放送している。なお、TOKYO MXでも同様の編成を採っている。
- ↑ 『アベノ橋魔法☆商店街』、『魔法遊戯 飛び出す!!ハナマル大冒険』、『プリンセスチュチュ 卵の章』、『動画大陸』(第1期のみ)、『まもって!ロリポップ』、『はぴはぴクローバー』、『ちびアニ劇場』が該当。その他のネット局でも、朝や夕方に放送されたものが多い。
- ↑ 29.0 29.1 本局において、深夜帯向けの作品をプライムタイムに編成した事例は過去にもある(2003年1月から3月、月曜日と火曜日の18時から放送された『らいむいろ戦奇譚』と『ストラトス・フォー』。同番組枠は両作品を放送したのみで消滅した。その経緯については、『らいむいろ戦奇譚』の当該項目を参照のこと。
- ↑ なお、26時台の番組枠は改編期において放送スケジュールに空きが生じた場合、番組の穴埋めを行わずに放送終了時刻を繰り上げている。
- ↑ なお、他局ではテレビ大阪が断続的に番組枠を設けており、かつては関西テレビも編成していた時期がある。
- ↑ かつてのアナログ放送において、レターボックスサイズで放送される作品では、黒帯の部分に表示されていた。
- ↑ 初めてハイビジョン放送を行ったのは、2007年4月期の『ロミオ×ジュリエット』(CBC製作)である。
- ↑ ただし、四條畷市田原地区のケイ・キャットや近鉄ケーブルネットワークと提携しているeo光テレビはアナログ放送のみ。
- ↑ ただし、大阪府岸和田市のテレビ岸和田だけはアナログ放送のみ長年に渡って11チャンネルで配信している(デジタル放送では「3」)。徳島県ではNHK総合テレビ(徳島局)が同じ「3」を使うため、直接受信と同様に「9」に、鳥取県のCATV局では島根県と同様に空いている「4」または「9」に割り当てられる。
- ↑ デジタル放送は、2011年7月4日より2016年6月末までの5年間限定で、トランスモジュレーション方式限定で再送信。
- ↑ デジタル放送への移行に伴い、2006年8月よりアナログ放送はC21からC41チャンネルに移動(アナログコース加入者用ホームターミナルでは、従来からの13チャンネル。そのため、デジタルコース加入でC36チャンネルまでしか見られないテレビ等では、アナログ放送が視聴不可能になった。
- ↑ デジタル放送への移行に伴い、2006年7月より新規加入者へのアナログ再送信を廃止。それ以前の加入者へのアナログ再送信は引き続き行なわれている。
- ↑ 2009年11月26日に放送された『ケンドーコバヤシのテメオコ』において、ケンドーコバヤシが本局で放送されている摩耶堂製薬の『金蛇精』などのCMの内容について言及した。
- ↑ 月曜日未明には放送機器のメンテナンスを行う週があり、実施日は6時台から放送を始めることがある。かつて、1970年代から1990年代までは地方民放局でもこのパターンが多かった。
- ↑ この頃は夕方の17時より放送を始めていた独立局が多い(群馬テレビ、三重テレビ放送、岐阜放送、びわ湖放送、テレビ和歌山、奈良テレビ放送)ため、独立局の中では早い部類に入る。
- ↑ この頃まで、オープニング前に放送されていた天気予報はフィラー扱い(新聞等の番組表に非掲載)だった。
- ↑ 平日の6時00分から6時30分には、経済専門チャンネル『ブルームバーグテレビジョン』の同時放送を行なっていた(2009年3月末の日本向け放送の配信終了と共に打ち切り)。
- ↑ 2013年までは最終番組として映画が編成されていたため、週により終了時刻が異なっていた。
- ↑ 2005年9月29日などに事例あり。この日は22時から優勝特番を放送し、以降の番組を全て繰り下げた。このため約3時間の遅れが生じ、当時最終番組として放送されていたアニメ『ぺとぺとさん』が3時間遅れの5時05分から放送された。この時は5時35分で放送終了となり、10分間の放送休止を挟んで、第一番組の天気予報を30分繰り下げて5時45分から放送した。また、当時5時30分から予定されていた通販番組を休止とし、クロージング後に1分間の静止画を流して対応した。
- ↑ 2009年7月14日からは、関西テレビでも同じものを使用している。
- ↑ 放送休止中は、停波するかカラーバーを流す。後述のように、1995年の阪神・淡路大震災発生後しばらくの間は停波せずにお天気カメラの映像を流し続けていたことがある。
- ↑ ハイビジョン対応の新中継車投入に伴うもの。当初は甲子園球場と京セラドーム大阪の阪神戦のみだったが、2007年よりビジターゲーム・オリックス戦を含むほぼ全中継試合がハイビジョン化された。また、2006年7月からは朝日放送(ABC)とのリレー中継もハイビジョン化された(両局間のデジタル回線開通に伴うもの。それまでABCの阪神戦中継は、巨人戦のみハイビジョン放送)。
- ↑ 『ニュース・シグナル』の場合は、本来「ニュース・報道」の「ローカル・地域」または「定時・総合」になるべきところが、「音楽」の「その他」にジャンル分けされていたことがある。
- ↑ レターボックスを付加して放送する番組に限り、番組の冒頭で黒帯の部分に数秒間、完全移行を知らせるメッセージを表示していた。
- ↑ 外部プロダクション制作の番組や通販番組では、CMが挿入されても番組の一部として扱われるため、CM中も超額縁放送やメッセージが表示されたままとなるケースがあった(現在も、ウォーターマークの表示において同様のケースが生じている)。
関連項目
- サン神戸映画社
- サンテレビアニメ番組放送一覧
- UHFアニメ
- 京都放送(KBS京都) - 三都ネットを形成している。
- 東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX) - 一部の番組を同時放送するなど、番組編成面で関係を深めている。
外部リンク
- サンテレビ 公式ホームページ (日本語)
- おっ!サンテレビ 公式YouTubeチャンネル(Adobe Flash video)
- サンテレビ(@suntv3)- Twitter
- サンテレビ - Facebook
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