「北日本放送」の版間の差分

提供: Yourpedia
移動: 案内検索
(北日本放送が(広域圏を除く)地方局で、1番最初に開始したもの)
(補足)
 
355行目: 355行目:
 
== 補足 ==
 
== 補足 ==
 
=== 「史上初」の試み ===
 
=== 「史上初」の試み ===
北日本放送は、地方局ながら史上初が多いのが特徴となっている。
+
北日本放送は、[[山陽放送]]同様、地方局ながら史上初が多いことが特徴となっている。
*新川局(新川超短波放送局)は県内でも夜間、[[大韓民国|韓国]][[放送局]]との混信が激しく、聴きづらい地域があるということで、その難聴取対策として[[1991年]]に開設された[[FM放送|FM]]の中継所である。
+
 
*それ以前にも、[[1988年]]から全国で初めてテレビの音声多重放送(副音声)を利用してラジオ放送の同時中継を行っていた。ただし、[[コマーシャルメッセージ|コマーシャル]][[映画]][[音楽]]など音声多重放送(ステレオ)を利用した番組があるときにはラジオとの同時放送ができないなどのデメリットもあった(当時の電波はアナログ波しかなかったため技術的に不可能だった。現代のデジタル波では技術的に常時、ラジオとの同時放送は可能になっているが、実施されている放送局は存在しない)。[[1991年]]の新川FM中継局(黒部市宇奈月町栃屋)開局時に終了。
+
* テレビ副音声を利用した同時放送
*[[1991年]]2月に「[[字幕放送]]のみを行う[[文字多重放送|文字多重放送局]]」開局。 当時、耳の不自由な人などを対象とした字幕放送の普及が欧米に比べ立ち遅れていることから、郵政省はその普及のため省令を改正、字幕放送のみを行う文字多重放送局を認めた。それに伴い、北日本放送がその免許を最初に取得した。ちなみに省令改正へ向けてKNBが積極的に関係省庁に働き掛けてきた経緯がある。これが後に1998年までに全国の民放局(一部の独立UHF局を除く)で実施される[[契機]]となった。
+
: [[1987年]]から、全国で初めてテレビの音声多重放送(副音声)を利用して、ラジオ放送の同時中継を行っていた。ただし、[[コマーシャルメッセージ|CM]]や映画・音楽番組など、ステレオ放送の番組の放送中には副音声が使えず、同時中継が中断するなどのデメリットもあった。これは当時の電波はアナログ波しかなく、技術的に不可能だったためである。[[1991年]]の新川中継局開局時に終了した。ちなみに、地上デジタル放送では、テレビとラジオとの同時放送そのものは技術的に常時可能になっているものの、実施予定の放送局はない。
*[[2004年]]10月に[[地上デジタルテレビジョン放送|地上デジタル放送]]を開始。急遽、[[NHK富山放送局]]も同時に開始することになった。東・名・阪の三大広域圏以外のローカル民放で最初の放送開始である。開始当初は出力10Wで県内の85%をカバーしていたが、本放送開始直後の増力試験でアナログ放送に対する混信の影響がないことから同年12月に出力を1kWのフルパワーに増強し、県内92%の世帯で視聴可能となった。その後、2007年には福光・宇奈月のデジタル中継局開設に伴い、県内97%の世帯で視聴可能となる。また、富山県内で100%インフラ整備が完了している各ケーブルテレビ局でも、パススルー・トラモジ両方式で再送信を行っており、これにより地上デジタル放送実質県内100%カバーとなっている。
+
* FM放送を利用した中継局
*[[2005年]][[3月18日]]には、地上デジタル放送の電波を利用しGPSデータのズレを補正する高精度GPS実験を放送機器メーカーLSIジャパンと共同実施した。この試みは世界初でもある。
+
: [[1991年]]に開設された新川局(新川超短波放送局/黒部市宇奈月町栃屋)は、民放AMラジオ局として初めて開局した[[FM補完中継局|FM放送を利用した中継局]]である<ref>新川局開局以降、沖縄県の[[琉球放送|RBCiラジオ]]とROK[[ラジオ沖縄]]の2局が共同で同様の中継局を21世紀に入ってから<!--2001年4月1日から順次-->開局し、今後他のAM局<!--南日本放送、南海放送、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送など(各局とも予備免許交付済み)-->で開局の予定がある。</ref>。これは、県内でも夜間、韓国の放送局との混信が激しく、聴き辛い地域があるためで、難聴取対策を兼ねて、AMと同時にFMでも放送している。なお、災害対策用FM補完中継局は全国で最初に開局した。これは[[南海放送]]と同時で、在京局より早い。
*何かと「ローカル放送局で初めて」とされる事柄(音声多重放送など)が多いが、[[AMステレオ放送]]は今日に至るまで実施されていない。
+
:2014年からは、旧アナログテレビ放送用の1-3ch(90-108MHz)に割り当てられていた周波数帯のうち、90-95MHzを対象とした「[[FM補完中継局]]」が解禁されたため、KNBでも富山市とその周辺地域をカバーする「KNB富山FM」90.2MHzが開局、また[[砺波市]]にも新川と同じ80.1MHzによる外国局混信対策用中継局が開設された。これに伴い、同期中継を実施していた[[高岡市]]の中継局は2016年2月28日深夜(2月29日午前0:15)の放送終了を以て廃止となった。それ以降KNBの中波は本局の広田送信所しか発射していない。
 +
: ちなみにFM放送の開設免許は、民放で申請したのはKNB同様史上初が多い山陽放送が最初。
 +
* 字幕放送のみを行う文字多重放送局
 +
: [[1991年]]2月に「[[文字多重放送|字幕放送]]のみを行う[[文字多重放送]]局」を開局。 当時、耳の不自由な人などを対象とした字幕放送の普及が欧米に比べ立ち遅れていたことから、郵政省(当時)はその普及のため省令を改正、字幕放送のみを行う文字多重放送局を認めた。それに伴い、KNBがその免許を最初に取得した。KNB側も省令改正へ向けて積極的に関係省庁に働き掛けてきた経緯がある。これが後に1998年までに全国の民放局(一部の独立UHF局を除く)で実施される契機となった。
 +
* 地方都市初の地デジテレビ放送
 +
: [[2004年]]10月に[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタル放送]]を開始。急遽、[[NHK富山放送局]]も同時に開始することになった。東・名・阪の三大広域圏以外のローカル民放で最初の放送開始であった。開始当初は出力10Wで県内の85%をカバーしていたが、本放送開始直後の増力試験でアナログ放送に対する混信の影響がないことから同年12月に出力を1kWのフルパワーに増強し、県内92%の世帯で視聴可能となった。
 +
: その後、2007年には福光・宇奈月のデジタル中継局開設で県内97%の世帯で、2008年には高岡二上・細入・大山小見のデジタル中継局開設に伴い県内98.4%の世帯で、そして2009年には氷見・氷見論田・細入猪谷・宇奈月大原のデジタル中継局開設で県内98.9%の世帯で視聴可能となり、同時に全国に先駆けて富山県内におけるNHK・民放各局のすべての中継局でデジタル化整備を完了した。また、富山県内で100%インフラ整備が完了している各ケーブルテレビ局でも、パススルー・トラモジ両方式で再送信を行っており、これにより地上デジタル放送実質県内100%カバーとなっている。
 +
: [[2005年]][[3月18日]]には、地上デジタル放送の電波を利用してGPSデータのズレを補正する、高精度GPS実験を放送機器メーカーLSIジャパンと共同実施した。この試みは世界初でもある。
 +
 
 +
=== 北陸放送(MRO)との関係 ===
 +
民間放送第1期開設の際、北陸文化放送(現:[[北陸放送]])が、富山県もカバーする構想だった。それに対して県内財界が反発し、急遽設立された放送局が北日本放送である<ref>『富山県民ともに 北日本新聞100年史』(1984年10月15日、北日本新聞社発行)271 - 272ページ</ref>。
 +
 
 +
かつては、隣県石川県の[[北陸放送]]と棲み分けがはっきりしており、ラジオは[[全国ラジオネットワーク|NRN]]の単独ネット局であった。テレビもMROがJNN系だったため、石川県内でも[[テレビ金沢]]開局以前は富山へ向けたVHFアンテナを増設してKNBを受信する世帯が多く、アナログ放送終了まで石川県内の過半数の地域で直接受信は可能だった。また、高利得UHFアンテナ使用でKNBを含めた富山県内の放送局のデジタル放送が直接受信が可能となる場合もある。『[[ズームイン!!朝!]]』でもKNBのアナウンサーが石川県内からの中継を行っていた。その後もMROとの友好関係は続いており、ラジオ番組を共同制作することがある(以前はテレビでも共同制作をしたことがあった)。
  
=== 北陸放送(MRO)との関係 ===
+
また、[[読売ジャイアンツ]]の北陸シリーズ遠征では[[富山県営球場]]・[[富山市民球場アルペンスタジアム]]の開催分だけでなく、[[石川県立野球場]]で行われた試合についてもKNB協力で中継されていた。
*民間放送第1期開設の際、北陸文化放送(後の[[北陸放送]])が、富山県もカバーする構想だった。それに対して県内財界が反発し、急遽設立されたのが北日本放送である。
+
 
*かつては、隣県石川県の[[北陸放送]]と棲み分けがはっきりしており、ラジオは[[全国ラジオネットワーク|NRN]]の単独ネット局であった。テレビもMROがJNN系だったため、石川県内でも[[テレビ金沢]]開局以前は富山へ向けたVHFアンテナを増設してKNBを受信する世帯が多く(現在でも石川県内の過半数の地域で直接受信は可能。また、高利得UHFアンテナ使用でKNBを含めた富山県内の放送局のデジタル放送が直接受信が可能な場合もある)、[[ズームイン!!朝!]]でもKNBのアナウンサーが石川県内からの中継を行っていた。現在でもMROとの関係は特に深く、現在でもテレビやラジオの番組を共同制作をすることがある。また、[[読売ジャイアンツ]]が一時期行っていた北陸シリーズ遠征では[[富山県営球場]]・[[富山市民球場アルペンスタジアム]]の開催分だけでなく、[[石川県立野球場]]で行われた試合についてもKNB協力で中継されていた。
+
昭和40年代初頭には北陸放送と共同で富山・石川相互乗り入れの申請を行っている。北陸放送が富山・呉羽山に、北日本放送が金沢市・観音堂町にUHF中継局を置くといったかなり具体的な内容であった。富山・石川のかなりの部分で両局の視聴が可能であったためであるが、この構想は実現しなかった。なお、昭和50年代にも岡山・香川に続く形でのエリア統合が検討されたが、[[1986年]]に富山・石川別々に第3波のチャンネル(後の[[チューリップテレビ]]および[[テレビ金沢]]が使用しているチャンネル)が割り当てられたため幻に終わった。
*昭和40年代初頭には北陸放送と共同で富山・石川相互乗り入れの申請を行っている。北陸放送が富山・呉羽山に、北日本放送が金沢市・観音堂町にUHF中継局を置くといったかなり具体的な内容であった。又これは、UHF大量免許に伴う新規開局を防ぐ目的もあったらしい。富山・石川のかなりの部分で両局の視聴が可能であったため、新規開局されるより自らUHF免許を取得し、既得権益を守りたい意向もあったようで、もしこれが成功していれば、鳥取・島根の相互乗り入れに先駆けたケースになり、当局は、現[[石川テレビ放送]]の割り当て分(金沢37ch他)、北陸放送は現[[富山テレビ放送]]の割り当て分(富山34ch他)が割り当てられていたものと思われる。なお、昭和50年代にも岡山・香川に続くかたちでのエリア統合が検討されたが、[[テレビ金沢]]が石川単県エリアで開局することになったため幻に終わった。
+
 
 
+
現在、ラジオでは[[福井放送]]も加えたAM3局共同制作番組『[[北陸ネット3県ポン]]』が月曜日朝に放送されている。
=== 地上デジタル放送に関する補足 ===
+
 
*[[中部地方]]のNNN系列フルネット局の中では唯一、[[リモコンキーID]]に「4」を使用しない(東日本・北日本地域でも当局と青森[[青森放送|RAB]](ID:1)と北海道[[札幌テレビ放送|STV]](ID:5)のみ)。ちなみに、中部地方のNNN系列局では、福井[[福井放送|FBC]]もリモコンキーIDに「4」を使用しない。
+
=== 時報アニメーションについて ===
 +
月曜日〜金曜日(祝日を含む)においては、2009年4月放送開始の『サプライズ(後のSUPER SURPRISE)』より地元企業提供による時報アニメを放送している。サプライズ時代は放送開始1分前(原則月、水〜金)に放送していたが、2010年4月(新レーベル『[[1900 (日本テレビ)|1900]]』)以降は放送開始30秒前に変更されるとともに、月〜金すべての曜日に放送されている。
  
 
== 富山県の放送局 ==
 
== 富山県の放送局 ==

2018年8月8日 (水) 13:37時点における最新版

北日本放送(きたにほんほうそう)株式会社は、富山県放送対象地域とする放送局である。略称はKNB

概要[編集]

  • テレビNNN-NNS(日本テレビ)系列だが、富山県には今のところANN系列(いわゆるテレビ朝日系列)の放送局が無いため、非マストバイ局となっている(それゆえにテレビ朝日系の番組も一部同時ネットで放送。富山県内でも地域によっては、新潟テレビ21または北陸朝日放送が受信できる場合もある)。また、TXN系の番組も一部放送されている。富山テレビ放送チューリップテレビが開局するまでは、TBS系やフジテレビ系の番組も一部放送していた。ラジオJRNNRNクロスネット
  • 系列新聞北日本新聞。テレビ・ラジオともにニュースタイトルは「KNBニュース」。
  • なお、日本テレビ系列ではあるものの日本テレビ読売新聞の資本は一切入っていない。ただし、一時期かなりの期間ラジオでは読売新聞ニュースが放送されていたこともある(なお、読売新聞はTBS系列局チューリップテレビと資本関係にある)。
  • 日本テレビ系(NNN)に入った理由は諸説あるが、開局当時、既に隣の石川県に開局していた北陸放送(MRO)がラジオ東京(現在のTBSテレビ)の系列に入っていた。呉西地区では当時MROがかなりの範囲で受信可能で、KNBの競合局と見なされていたため日本テレビ系列に入ったという説が有力である。なお、これとは別に当時のマイクロ回線事情から日本テレビ系列に入ったという説、日テレの番組の方がラジオ東京番組よりも営業成績が良かったので日本テレビ系列入りした説もある。また、テレビ放送開始時に富山2区選出の衆議院議員であった正力松太郎初代日本テレビ社長(旧大門町出身)の影響もあったといわれている。
  • 局のキャラクターは"ゆっちゅ"と"めっぴ"と"エチュー"("エチュー"は、平日の夕方の「いっちゃん!KNB」や土曜日の夕方の「ラブぽけ」などに着ぐるみで登場している)。
  • 現行の略称ロゴマークは、2002年の開局50周年を機に、「ゆっちゅとめっぴ」と共に制定されたもの。それまで(1997年2001年)は羽根の付いた卵形の円(青を基調とした)に『KNB』と書かれていたものを使用していた(ただし正式なロゴは開局時から使用されているKNBをかたどった多角形のロゴであった)。
  • ちなみに、同じKNBを名乗っているアメリカの特撮製作プロダクション・KNB EFXとの資本・人的関係は全くない。
  • 現社屋は約30年使用されているが、壁面の文字は二度変更されている。初代はKNBの正式なロゴで、二代目はゴシック体で「KNB 北日本放送」、三代目は南面ではゆっちゅの下に、KNBの現ロゴ、東面に社名ロゴが貼り付けられている。
  • テレビ・ラジオ欄は「KNBテレビ」および「KNBラジオ」と表記するところが多いが、かつては、「北日本テレビ」および「北日本ラジオ」と表記される事が多かった。尚、石川県北國新聞富山新聞含む)は一時期「KNBラジオ」ではなく「KNB放送」と表記していた(現在は「KNBラジオ」と表記)。

沿革[編集]

ラジオ[編集]

ラジオでは2006年4月の改編で文化放送(NRN系列)の「走れ!歌謡曲」の土曜日分が終了し、TBSラジオ(JRN系列)の番組に変わった(27時からはMIXUP、28時からはあなたへモーニングコールを放送)。徐々にではあるがJRN系列の番組が増える傾向にある。

ラジオの深夜放送は当初は午前5時開始・翌朝3時終了が続いていたが、走れ!歌謡曲がネットされるようになってからは24時間放送になった。

ネットワークの移り変わり[編集]

ラジオ周波数[編集]

  • 富山本局(送信所:富山市新屋)
    • コールサイン:JOLR
    • 周波数:738kHz
    • 空中線電力:5kW
    • 技術情報
      • 送信空中線:110m円管柱、頂冠6m(施工電気興業
      • 送信機:MBT-8037(NEC)×2
      • STL:送受信装置(NEC)出力50mW、2m鏡面(プレート)パラボラアンテナ
      • 送信局舎:鉄筋コンクリート
      • 非常用電源:ディーゼル自家発電装置50kVA(いすず)
      • 備考:90年代中頃の送信機はMBT-8037(NEC)とRM-45(東芝)
  • 高岡局(送信所:高岡市伏木矢田)
    • 周波数:738kHz
    • 空中線電力:1kW
    • 技術情報
      • 送信空中線:72m円管柱、基部接地型副導線式空中線
      • 送信機:MBT-8030(NEC)
      • STL:送信出力1W、2m鏡面(プレート)パラボラアンテナ
      • 送信局舎:鉄筋コンクリート1階3m×9m
      • 非常用電源:自家発電装置10kVA
      • 備考:1988年12月正式運用
  • 新川局(送信所:黒部市宇奈月町栃屋)
    • 周波数:80.1MHz
    • 空中線電力:50W(実効放射電力:42W)
    • 技術情報
      • 送信柱:14m支柱式鉄柱
      • 送信空中線:3素子八木宇田アンテナ1段4面、海抜高366m
      • 送信機:FMT-0502A(三菱)
      • 放送伝送回線 送信出力3W、2m鏡面(プレート)パラボラアンテナ
      • 送信局舎:N式収容箱
      • 非常用電源:バッテリーフロート400AH
      • 備考:1990年9月正式運用
備考
  • サービス区域は富山県全域と石川県岐阜県飛騨地方の大半、長野新潟両県の一部に及ぶ。日中は主に日本海沿岸平野部で北は北海道函館市付近までクリアに受信可能(相本アナが実際に函館で確認済み)。西は兵庫県香美町付近でも受信可能。
  • 石川県珠洲市ではMROラジオの聴取が困難であることから、KNBラジオを聴取する住民が多い。佐渡島でも普通に聴かれている。
  • 夜間は、大陸の電波との混信が激しいためエリア外での聴取は困難であり、沖縄県では同一周波数のRBC-i、名古屋市周辺では近い周波数のNHK名古屋放送局(729kHz)との混信で聴取困難。
  • 新川局は、大陸の電波との混信が激しいためFMにて中継。主に新川地区を対象とするがほぼ全県で受信可能。AMより音質がわずかだが良く、こちらを好んで受信しているリスナーもいる。

現在放送中の番組[編集]

  • 放送時間:月曜日未明1時~5時の休止時間を除いて5時基点の24時間放送
  • 放送時間は2024年10月時点のもの
平日
土曜日
日曜日

過去に放送した番組[編集]

  • GOO(月~金11:55~12:00)
  • ラジオでチャチャチャ!ビタミンワイド→数家直樹朝市ラジオ
  • KNBデイリーウェイヴ (月~金16:30~18:25)
  • ブドウの木の下で会いましょう(日13:30~14:00)
  • 738Iam
  • ハローとやま
  • 栗田貫一のわくわくサタデー
  • AMラジオ土ようだチャ
  • さわやかワイドKNB
  • ほのぼのワイドKNB
  • 羽場光明の「オレ流談話室」
  • ら・じ・お空間わたしのアトリエ

テレビ[編集]

NNS系列のためほとんどの日本テレビ系の番組が放送されているが、いわゆるマストバイ局ではない。そのため日本テレビ系ネットワークセールス番組(スポンサー付きの番組)が放送されていない番組もある。

また、平日の朝8時の番組は日本テレビ系の情報番組(隣県の石川新潟岐阜では放送されている。)ではなく、系列局のないテレビ朝日系のスーパーモーニング(8:00~9:55)がスポンサー付きでネットされている。また、FIFAワールドカップ等、テレビ朝日で放送されるスポーツ中継をネットする場合もある(ただし、野球中継は日本テレビ製作のものしかネットしない)。

特に土曜日・日曜日のローカルセールスは富山県に系列局がないテレビ朝日・テレビ東京の番組が多く放送されているため、日本テレビ系の番組がほとんど放送されていない。日曜、金曜を除き深夜放送はニュースおよびスポーツ番組(スポンサード)が終わり次第、ネット終了となっている。そのため日本テレビ系で放送されている深夜番組は未放送か数週遅れで放送されている。代わりにKNBでは系列外の番組が放送されている。

しかし、2006年4月の改編で夕方のNEWSリアルタイムを5時台からの同時ネットにしたり(2007年4月から、同時ネット枠が縮小)、ytv制作のたかじんのそこまで言って委員会を同時ネットする(ただし、編成の都合上遅れネットになることも多い。2007年11月11日放送分ではKNBでの視聴率が26.3%とネット局として過去最高の記録を出している。)などネット枠が増え、柔軟な編成が行われるようになってきつつある。

KNBではフィラーとして一部系列局が放送している日テレNEWS24は放送されていない。ただし、2007年7月29日深夜は、第21回参議院議員通常選挙が行われた関係で異例のネットとなり、終夜放送となった。また、過去に「ニュース朝いち430」(現「Oha!4 NEWS LIVE」)では大雪関連の報道として富山市内のお天気カメラによる裏送り中継が行われたことがある。

系列外局の番組(テレビ朝日テレビ東京)を多く放送しているが、直接受信や富山県内のケーブルテレビでテレビ朝日系の北陸朝日放送を受信している世帯が存在している。

他の民放局と違い、テレビ東京系列のアニメは、ほとんど放送されない傾向にある(ただし、バラエティ番組に関してはある程度放送されている)。

ニュースネットワークの移り変わり[編集]

テレビチャンネル(アナログ)[編集]

親局
  • 富山(呉羽山) 1ch JOLR-TV
中継局
  • 南砺利賀 6ch
  • 宇奈月 36ch
  • 細入猪谷 39ch
  • 氷見輪田 41ch
  • 小矢部 43ch
  • 大沢野 45ch
  • 南砺上平 45ch
  • 高岡万葉 50ch
  • 高岡二上 52ch
  • 細入 55ch
  • 大山小見 55ch
  • 南砺平 55ch
  • 南砺 56ch
  • 八尾小長谷 57ch
  • 高岡矢田 57ch
  • 宇奈月大原 58ch
  • 南砺赤尾 58ch
  • 氷見 59ch(垂直偏波)
サービス区域は富山県全域と石川県の大半、岐阜県飛騨地方・長野・新潟各県の一部に及ぶ。
石川県鳳珠郡能登町のケーブルテレビ局、柳田ふれあいNetでは区域外再送信を実施。

テレビチャンネル(デジタル)[編集]

2004年10月1日三大都市圏以外のローカル局としては初めて放送開始。(他に茨城もこの時放送開始)

親局
  • 富山(呉羽山):28ch 1kW リモコンキーID・1 JOLR-DTV
    • 施設・鉄塔は既存のアナログ送信所をそのまま使用。
中継局
  • 宇奈月:46ch 1W
  • 福光:29ch 10W

※以上が2007年10月1日に開局。試験電波は福光局は8月1日、宇奈月局は8月9日より発射。

現在放送中の番組[編集]

※自社制作番組でのハイビジョン制作を示すテロップは、他の系列局のような「HV ハイビジョン(制作)番組」ではなく、「KNBハイビジョン」という独自の表示を使用している(使用開始は2005年2月)。日本テレビ系列・テレビ朝日系列・テレビ東京系列の時差ネット番組での自社送出表示は不明。同時ネット番組は制作局送出のものをそのまま流している。

過去に放送した番組[編集]

オープニング・クロージング[編集]

アナログTV[編集]

  • アナログテレビ開局〜不明[1]
    • フィルム映像(内容は不明)。テロップはにスクロール、識別符号・北日本放送の和文ロゴ→中継局→最後に再びKNB 北日本放送(和文ロゴ)の順に表示される。男性アナウンサーによるナレーションで、呼出名称「きたにほんほうそうテレビジョン」、映像/音声周波数、映像/音声出力の順にアナウンス。
  • 不明[1]〜1982年3月
    • 先述の初代のオープニング・クロージングをカラーで撮り直したもの。このためアナウンスは初代とほぼ同じ。フィルム映像は室堂周辺の雪景色。テロップも黄色で表示されるようになった。
  • 1982年4月〜198?
    • クロージング 「火のもと、戸じまりの点検をもう一度…… おやすみなさい。 KNB」という文に2本の木が描かれた緑のパターン→万華鏡の中を覗いたような映像をバックに、識別符号・北日本放送の和文ロゴ→中継局が縦にスクロール→最後に再びKNB 北日本放送(和文ロゴ)。女性アナウンサーによるナレーションで、呼出名称「きたにほんほうそうテレビジョン」、映像/音声周波数、映像/音声出力、富山局・宇奈月局・福光局の各チャンネル番号の順にアナウンス。BGMは電子楽器を用いたと思しき、単音の寂しげな音。
  • 198?〜2000年
    • オープニング ・クロージング共に同じ。 スクロール表示の内容は先代と同じだが、フォントは数回変更されている。ナレーションは相本芳彦アナウンサー等、何度か変更されている。呼出名称「きたにほんほうそう」で、先代とは逆に、局情報→火の元・戸締り点検呼びかけの順番にアナウンス。何度かBGM、映像が変更されている(宮崎・境海岸見附島の日の入りなど)。BGMは一時期シンセサイザーらしきものを使用していた。先代よりも豪華だが、幻想的な雰囲気を引き続き打ち出している。一時期、オープニング直後に風見鶏のアニメーションと「おはようございます KNB」のテロップが表示される15秒CMが放送された事がある(BGMはミニー・リパートンの『Lovin' you』)。また、1987年頃には、このクロージング映像をはさんで、後述の「音声多重放送を利用したラジオ同時放送」の案内と実用化試験が実施されていた。
  • 2000年頃〜2004年6月30日
    • オープニング・クロージング共同じ映像 穂高岳の空撮。スクロールテロップのフォントを再び変更。ナレーションは渡辺一宏元アナウンサー。アナウンスの順番は前タイプと変わらないものの、チャンネルは富山局のみの読み上げに。このときは、呼出名称の読み上げが省略された。
  • 2004年7月1日〜2011年7月24日
    • オープニング・クロージング共通 富山湾から立山連峰方面に見る日の出→呉羽山送信所付近の空撮→有峰湖弥陀ヶ原の夏と冬→出漁する漁船→夕暮れの富山湾と呉羽山。ナレーションは陸田陽子アナウンサー。呼出名称「きたにほんほうそうテレビジョン」が復活。
    • 一部デジタル版と共通の映像シーンがある。
    • アナログ放送最終日の完全停波前(23:58頃)のクロージングはナレーションが平島亜由美アナウンサーとなり、冒頭は「長い間、北日本放送のアナログ放送をご覧いただき、ありがとうございました。1959年に開始しましたアナログ放送は、本日で終了いたします。今後はデジタル放送1chで、北日本放送のテレビ放送をお楽しみ下さい」となっており、コールサイン、映像周波数、音声周波数、映像出力、音声出力、富山局の読み上げを行った後、アナログ放送を視聴していただいた世代に感謝を込めて「ありがとうございました」と挨拶をして終了した。これにより、52年と3か月の長きに渡って放送されてきたアナログ放送の歴史に終止符が打たれた。

デジタルTV[編集]

  • 2004年7月1日〜
    • オープニング・クロージング共同じ映像/BGM。富山湾から立山連峰方面にみる日の出→砺波チューリップ公園→松川?→弥陀ヶ原?の夏と冬→雄山山頂の空撮→呉羽山山頂から望む富山市街全景。識別符号、局キャラクターのゆっちゅ、北日本放送のロゴが終始表示される(後にBGMがOPEDと別々になる)。
    • ナレーションは、実用化試験放送時は木下一哉アナ、本放送開始後は当初は相本芳彦アナが担当していたが、相本アナ辞職後再び木下アナの担当に。呼出名称「きたにほんほうそうデジタルテレビジョン」。
    • クロージング後は黒画面(PN信号)になりしばらくすると停波するが、放送開始の約1時間前から再びPN信号に入る。カラーバー等の表示はされないので放送開始直前まで黒画面となる。

時刻出し[編集]

(月~金)放送開始~スーパーモーニング終了まで、おもいっきりイイテレビの途中まで、いっちゃんKNB放送中に表示。
(土)放送開始~ウェークアップ!ぷらす終了までおよびラブぽけ放送中に表示。
(日)放送開始~Theサンデー終了まで。
  • 切り替え方はアナログ:クロスカット、デジタル:横回転
  • 天気ループは朝のみ、CM中、天気予報中、一部番組(買物番組など)を除く全ての時間に表示。
  • カスタムフォント表示は行っていない。
  • 地上デジタル試験放送開始以前は、興和フォントを使用していた。

アナウンサー[編集]

男性
女性

異動したアナウンサー[編集]

男性
女性

退社したアナウンサー[編集]

男性
女性

主要株主[編集]

北日本放送が(広域圏を除く)地方局で、最初に開始したもの[編集]

補足[編集]

「史上初」の試み[編集]

北日本放送は、山陽放送同様、地方局ながら史上初が多いことが特徴となっている。

  • テレビ副音声を利用した同時放送
1987年から、全国で初めてテレビの音声多重放送(副音声)を利用して、ラジオ放送の同時中継を行っていた。ただし、CMや映画・音楽番組など、ステレオ放送の番組の放送中には副音声が使えず、同時中継が中断するなどのデメリットもあった。これは当時の電波はアナログ波しかなく、技術的に不可能だったためである。1991年の新川中継局開局時に終了した。ちなみに、地上デジタル放送では、テレビとラジオとの同時放送そのものは技術的に常時可能になっているものの、実施予定の放送局はない。
  • FM放送を利用した中継局
1991年に開設された新川局(新川超短波放送局/黒部市宇奈月町栃屋)は、民放AMラジオ局として初めて開局したFM放送を利用した中継局である[2]。これは、県内でも夜間、韓国の放送局との混信が激しく、聴き辛い地域があるためで、難聴取対策を兼ねて、AMと同時にFMでも放送している。なお、災害対策用FM補完中継局は全国で最初に開局した。これは南海放送と同時で、在京局より早い。
2014年からは、旧アナログテレビ放送用の1-3ch(90-108MHz)に割り当てられていた周波数帯のうち、90-95MHzを対象とした「FM補完中継局」が解禁されたため、KNBでも富山市とその周辺地域をカバーする「KNB富山FM」90.2MHzが開局、また砺波市にも新川と同じ80.1MHzによる外国局混信対策用中継局が開設された。これに伴い、同期中継を実施していた高岡市の中継局は2016年2月28日深夜(2月29日午前0:15)の放送終了を以て廃止となった。それ以降KNBの中波は本局の広田送信所しか発射していない。
ちなみにFM放送の開設免許は、民放で申請したのはKNB同様史上初が多い山陽放送が最初。
  • 字幕放送のみを行う文字多重放送局
1991年2月に「字幕放送のみを行う文字多重放送局」を開局。 当時、耳の不自由な人などを対象とした字幕放送の普及が欧米に比べ立ち遅れていたことから、郵政省(当時)はその普及のため省令を改正、字幕放送のみを行う文字多重放送局を認めた。それに伴い、KNBがその免許を最初に取得した。KNB側も省令改正へ向けて積極的に関係省庁に働き掛けてきた経緯がある。これが後に1998年までに全国の民放局(一部の独立UHF局を除く)で実施される契機となった。
  • 地方都市初の地デジテレビ放送
2004年10月に地上デジタル放送を開始。急遽、NHK富山放送局も同時に開始することになった。東・名・阪の三大広域圏以外のローカル民放で最初の放送開始であった。開始当初は出力10Wで県内の85%をカバーしていたが、本放送開始直後の増力試験でアナログ放送に対する混信の影響がないことから同年12月に出力を1kWのフルパワーに増強し、県内92%の世帯で視聴可能となった。
その後、2007年には福光・宇奈月のデジタル中継局開設で県内97%の世帯で、2008年には高岡二上・細入・大山小見のデジタル中継局開設に伴い県内98.4%の世帯で、そして2009年には氷見・氷見論田・細入猪谷・宇奈月大原のデジタル中継局開設で県内98.9%の世帯で視聴可能となり、同時に全国に先駆けて富山県内におけるNHK・民放各局のすべての中継局でデジタル化整備を完了した。また、富山県内で100%インフラ整備が完了している各ケーブルテレビ局でも、パススルー・トラモジ両方式で再送信を行っており、これにより地上デジタル放送実質県内100%カバーとなっている。
2005年3月18日には、地上デジタル放送の電波を利用してGPSデータのズレを補正する、高精度GPS実験を放送機器メーカーLSIジャパンと共同実施した。この試みは世界初でもある。

北陸放送(MRO)との関係[編集]

民間放送第1期開設の際、北陸文化放送(現:北陸放送)が、富山県もカバーする構想だった。それに対して県内財界が反発し、急遽設立された放送局が北日本放送である[3]

かつては、隣県石川県の北陸放送と棲み分けがはっきりしており、ラジオはNRNの単独ネット局であった。テレビもMROがJNN系だったため、石川県内でもテレビ金沢開局以前は富山へ向けたVHFアンテナを増設してKNBを受信する世帯が多く、アナログ放送終了まで石川県内の過半数の地域で直接受信は可能だった。また、高利得UHFアンテナ使用でKNBを含めた富山県内の放送局のデジタル放送が直接受信が可能となる場合もある。『ズームイン!!朝!』でもKNBのアナウンサーが石川県内からの中継を行っていた。その後もMROとの友好関係は続いており、ラジオ番組を共同制作することがある(以前はテレビでも共同制作をしたことがあった)。

また、読売ジャイアンツの北陸シリーズ遠征では富山県営球場富山市民球場アルペンスタジアムの開催分だけでなく、石川県立野球場で行われた試合についてもKNB協力で中継されていた。

昭和40年代初頭には北陸放送と共同で富山・石川相互乗り入れの申請を行っている。北陸放送が富山・呉羽山に、北日本放送が金沢市・観音堂町にUHF中継局を置くといったかなり具体的な内容であった。富山・石川のかなりの部分で両局の視聴が可能であったためであるが、この構想は実現しなかった。なお、昭和50年代にも岡山・香川に続く形でのエリア統合が検討されたが、1986年に富山・石川別々に第3波のチャンネル(後のチューリップテレビおよびテレビ金沢が使用しているチャンネル)が割り当てられたため幻に終わった。

現在、ラジオでは福井放送も加えたAM3局共同制作番組『北陸ネット3県ポン』が月曜日朝に放送されている。

時報アニメーションについて[編集]

月曜日〜金曜日(祝日を含む)においては、2009年4月放送開始の『サプライズ(後のSUPER SURPRISE)』より地元企業提供による時報アニメを放送している。サプライズ時代は放送開始1分前(原則月、水〜金)に放送していたが、2010年4月(新レーベル『1900』)以降は放送開始30秒前に変更されるとともに、月〜金すべての曜日に放送されている。

富山県の放送局[編集]

テレビ番組表収録の地方紙[編集]

外部リンク[編集]

このページは Wikipedia日本語版由来のコンテンツを利用しています。もとの記事は北日本放送にあります。執筆者のリストは履歴をご覧ください。 Yourpediaと同じく、WikipediaGFDLのライセンスで提供されています。 コンテンツを再利用する際には同じくGFDLのライセンスを採用してください。

  1. 1.0 1.1 2代目の映像に室堂駅が映っているため、変更されたのは室堂駅が完成した1971年以降になる。
  2. 新川局開局以降、沖縄県のRBCiラジオとROKラジオ沖縄の2局が共同で同様の中継局を21世紀に入ってから開局し、今後他のAM局で開局の予定がある。
  3. 『富山県民ともに 北日本新聞100年史』(1984年10月15日、北日本新聞社発行)271 - 272ページ