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2014年4月19日 (土) 21:54時点における版
大津市(おおつし)は、滋賀県の南西端に位置する市で、同県の県庁所在地である都市。中核市に指定されている。
目次
概要
天智天皇が近江大津宮に遷都して以来1300年以上の歴史を持つ古都であり、太平洋戦争時の戦災も少なかったことから、延暦寺(世界遺産)、園城寺(三井寺)、日吉大社、石山寺などの古社寺をはじめ多くの国宝、重要文化財建築物や史跡、旧町屋が所在する。また滋賀県随一の規模と歴史を持ち、第1回地域ブランドに認定されたおごと温泉も所在している。
市域は、琵琶湖の主要な港湾である大津港を擁し東海道の宿場でもあった大津を中心に、膳所藩の城下町だった膳所、比叡山の門前町や港湾として栄えた坂本、湖上交通の拠点だった堅田などからなる。滋賀県の県庁所在地かつ最大の人口を擁する都市ではあるが、県の南西端に位置し京都市に隣接することから、同市の衛星都市としても発展してきた。
湖畔エリア(文化施設が整備されたなぎさ公園周辺)は、比叡山と琵琶湖に囲まれ自然と都市が融合した良好な都市景観となっており、都市景観100選及び関西自然に親しむ風景100選に選ばれている。又、ラ・フォル・ジュルネ創始者のルネ・マルタンは、「水辺の風景としてウィーンやプラハに共通する美しさがある」と語った。
平成22年国勢調査によると、人口集中地区(DID)人口密度は約7,000人/km2となっている。市内では併用軌道路線(路面電車)と専用軌道を含む京阪電気鉄道(石坂線・京津線)が存在する。
地理
位置
大津市の市域は、琵琶湖の南西岸から南岸にかけて南北に細長く広がっている。その名の通り、琵琶湖の水上交通の要衝であった。西隣の京都市との境には比叡山が南北に走り、山を挟んで向かい合う同市との関係が深い。
なお、都道府県庁所在地同士が隣接している例は日本では両市のほか、仙台市と山形市、福岡市と佐賀市の計3例があるが、この中でも格段に近接しており、両市の中心部からの距離が約10kmしか離れていない(仙台市と山形市の中心部の距離は約62km、福岡市と佐賀市は約53km)。JR西日本の新快速では大津駅から京都駅までわずか10分、大阪駅まででも40分で到着する。
隣接する自治体・行政区
滋賀県
地形
気候
内陸性気候、それに併せて市南部は瀬戸内海式気候、市北部は日本海側気候を示す。豪雪地帯の旧堅田町は冬季雪が多い。
気象庁などの発表する滋賀県の天気予報は北部と南部の2つの一次細分区域に分けて発表されているが、当市はこの一次細分区域をまたいでいる。北部は伊香立支所、小野支所、葛川支所、木戸支所、小松支所及び和邇支所管内、南部は左記以外の管内である(このように一次細分区域をまたいでいる市区町村の例としては、今でこそ平成の大合併により他に仙台市や五條市などがあるが、平成の大合併以前にこのような状態であったという点では、大津市は全国でも珍しい例である)。
歴史
- 縄文時代以前 瀬田川西岸に石山貝塚が築かれる。
- 667年(天智天皇6年) 天智天皇が近江大津宮に都を定める。
- 672年(弘文天皇元年) 壬申の乱。瀬田川の橋(後の瀬田の唐橋)をめぐって戦闘が発生、大友皇子(明治3年(1870年)に弘文天皇の諡号を贈られる。)は自決し近江大津宮は廃絶。
- 奈良時代には瀬田に国府が置かれ、田上山など湖南の山々は平城京造営の木材を搬出する場となる。
- 747年(天平19年) 聖武天皇の発願により瀬田川沿いの石山に堂宇を建立、後に石山寺となる。
- 788年(延暦7年) 最澄が比叡山に堂宇を開き、後に延暦寺となる。山麓の坂本がその門前町として繁栄。
- 794年(延暦13年) 近江大津宮廃絶後、その跡地は「古津」と呼ばれていたが、平安京遷都を機に大津に復する詔が出される。
- 平安時代の大津は、平安京から東国・北国へと向かう人や物を扱う港となる。延暦寺と園城寺(三井寺)の抗争が激化し僧兵が登場する。石山寺は多くの平安文学の舞台となる。
- 1096年(嘉保3年) 永長東海地震。瀬田の橋が落ちるなど大きな被害。
- 1184年(寿永3年) 木曾義仲、今井兼平主従、源義経、源範頼らとの粟津の戦いに敗れる。
- 室町時代に入ると延暦寺の勢力はますます大きくなり、足利義教や細川政元ら権力者による焼き討ちが相次ぐ。大津や坂本、堅田などが物資の水上運送で繁栄、堅田水軍が活躍。
- 1571年(元亀2年) 織田信長、比叡山焼き討ち。明智光秀に坂本城を造らせ、琵琶湖の守りとする。
- 1586年(天正14年) 豊臣秀吉、坂本城を廃城にして現在の浜大津の場所に大津城を造らせる。
- 1600年(慶長5年) 関ヶ原の戦いと同じ頃、大津城の戦いが起こり大津城下は全焼する。
- 1601年(慶長6年) 徳川家康、大津城を廃城にして大津と瀬田の間に膳所城を造らせる。
- 江戸時代に大津は再興。琵琶湖を往来する船業者の組合・大津百艘船の本拠が置かれ琵琶湖水運の拠点となる。また東海道の宿場である大津宿(天領)は、物資運送と人々の往来で繁栄。大津絵、大津算盤などが名物となる。膳所城下は膳所藩のもと、しじみ採りや膳所焼が有名になるが藩財政は常に逼迫していた。
- 1662年(寛文元年) 琵琶湖西岸地震。琵琶湖沿岸から京都にかけて倒壊建物・死者多数。膳所城で建物の倒壊。
- 1698年(元禄11年) 堅田藩が立藩、1826年まで続く。
- 1868年(明治元年) 大津県が置かれる。
- 1869年(明治2年) 大津〜海津間に汽船航路が開通。
- 1870年(明治3年) 膳所城取り壊し、翌年膳所藩は膳所県になる。
- 1872年(明治5年) 滋賀県が成立して、大津は県庁所在地になる。
- 1880年(明治13年) 逢坂山トンネル開通、京都と鉄道が繋がる。
- 1889年(明治22年)7月1日 大津〜長浜間の連絡汽船に代わる鉄道が完成、東海道本線開通。
- 1890年(明治23年) 琵琶湖疏水完成。琵琶湖沿岸から京都への水運が通じる。
- 1891年(明治24年)5月11日 大津事件発生。司法の独立を維持し、三権分立の意識を広めた近代日本法学史上重要な事件とされる。
- 1905年(明治38年) 南郷洗堰(現在の瀬田川洗堰)完成。
- 1945年(昭和20年)大津空襲。
- 1958年(昭和33年)10月1日 市章を制定する。
- 1994年(平成6年) 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて、延暦寺が金閣寺、清水寺などと共に世界遺産に登録される。(12月登録)
- 2001年(平成13年)4月1日 特例市に指定される。
- 2003年(平成15年)10月10日 古都保存法に基づき、全国で10番目の古都に指定。
- 2008年(平成20年) 3月18日 源氏物語千年紀in湖都大津開催。
- 2008年(平成20年) 7月9日 中心市街地活性化法に基づき内閣総理大臣の認定を受ける。大津駅前・湖岸地域・旧町家商店街(大津百町)の再生プランが始まる。
- 2009年(平成21年)4月1日 中核市に指定される。
- 2011年(平成23年)大津市中2いじめ自殺事件発生。これをきっかけに「いじめ防止対策推進法」が成立、同時に教育委員会制度の改革議論が活発化した。
行政区域の変遷
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、滋賀郡大津町(大津元会所町・大津御蔵町・大津湊町・大津橋本町・大津坂本町・大津新町・大津白玉町・大津鍋屋町・大津南保町・大津上堅田町・大津下堅田町・大津上平蔵町・大津下平蔵町・大津甚七町・大津肥前町・大津中堀町・大津丸屋町・大津柳町・大津太間町・大津玉屋町・大津猟師町・大津伊勢屋町・大津材木町・大津九軒町・大津高見町・大津和泉町・大津了徳町・大津上京町・大津中京町・大津上小唐崎町・大津下小唐崎町・大津井筒町・大津八幡町・大津大工町・大津後在家町・大津蛭子町・大津葭原町・大津鍛冶屋町・大津境川町・大津笹屋町・大津上栄町・大津下栄町・大津上博労町・大津下博労町・大津松屋町・大津葛原町・大津布施屋町・大津金塚町・大津寺町・大津上百石町・大津下百石町・大津四宮町・大津北町・大津西町・大津南町・大津関寺町・大津清水町・大津上関寺町・大津下片原町・大津上片原町・大津大谷町・大津一里町・大津追分町・大津船頭町・大津鍵屋町・大津菱屋町・大津石川町・大津七軒町・大津石橋町・大津上馬場町・大津土橋町・大津下馬場町・大津小川町・大津上北国町・大津中北国町・大津桝屋町・大津蔵橋町・大津西山町・大津川口町・大津中保町・大津水揚町・大津東今颪町・大津西今颪町・大津今堀町・大津下北国町・大津鹿関町・大津上大門町・大津下大門町・大津北保町・大津観音寺町・大津尾花川町)・馬場町・松本村・東浦村・藤尾村・別所村・神出村の区域をもって大津町が発足。
- 1898年(明治31年)10月1日 - 滋賀郡大津町が市制施行して大津市となる。
- 1932年(昭和7年)5月10日 - 滋賀郡滋賀村を編入。
- 1933年(昭和8年)4月1日 - 大津市が滋賀郡膳所町・石山町と合併し、改めて大津市が発足。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 滋賀郡坂本村・雄琴村・下阪本村・栗太郡大石村・下田上村を編入。
- 1967年(昭和42年)4月1日 - 滋賀郡堅田町・栗太郡瀬田町を編入。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 滋賀郡志賀町を編入。
「謝罪しろ」担任教諭ら殴り、土下座させた容疑で女を逮捕(2013年10月)
子供が通う小学校の教諭2人を松葉づえで殴ってけがをさせたうえ土下座をさせたなどとして、滋賀県警大津北署は21日、傷害や強要などで大津市内の無職の女(41)を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は9月30日、子供が通う大津市内の小学校に電話で「子供がいじめられた。身内がナイフを持って『いじめた相手のところに行く』と言っている」と抗議。これを受けて説明に訪れた担任ら教諭2人に対し、持っていた松葉づえで胸や足などをたたいて軽傷を負わせ、さらに「お前らのやってきたことを土下座して謝罪しろ」と言い、2人に土下座をさせたとしている。
人口
平成22年(2010年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、4.30%増の337,629人であり、増減率は県下19市町村中で4番目、都道府県庁所在地の中では東京都区部、福岡市に次いで3番目に高い。
600px | |
大津市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大津市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 大津市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 }} |
大津市(に相当する地域)の人口の推移 テンプレート:人口統計/25 | |
総務省統計局 国勢調査より |
市政
行政機構については、大津市役所を参照。
議会
会派名 | 議員数 | 所属党派 |
---|---|---|
湖誠会 | 13 | 自由民主党系 |
市民ネット21 | 6 | 民主党系 |
日本共産党大津市会議員団 | 6 | 日本共産党 |
公明党議員団 | 5 | 公明党 |
大志会 | 3 | 自由民主党系 |
清正会 | 2 | 無所属 |
風 | 1 | 無所属 |
惻隠 | 1 | 無所属 |
みんなの党大津 | 1 | みんなの党 |
合計 | 38 |
※2012年5月現在。
市長
歴代 | 氏名 | 就任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|
初代 | 西村文四郎 | 1899年(明治32年)1月24日 | 大津町長から転身 |
2代 | 酒井岩造 | 1901年(明治34年)8月29日 | |
3代 | 村田虎次郎 | 1902年(明治35年)4月9日 | |
4代 | 西川太治郎 | 1908年(明治41年)4月9日 | |
5代 | 田村善七 | 1911年(明治44年)2月18日 | |
6代 | 小川静次郎 | 1913年(大正2年)1月16日 | |
7代 | 藤沢弥三郎 | 1915年(大正4年)11月1日 | |
8代 | 服部慶太郎 | 1917年(大正6年)7月25日 | |
9代 | 今屋友次郎 | 1918年(大正7年)9月11日 | |
10代 | 中井荘七 | 1922年(大正11年)10月7日 | |
11代 | 奥野英太郎 | 1926年(大正15年)11月6日 | |
12代 | 西田与三郎 | 1930年(昭和5年)11月22日 | |
13代 | 堀田義次郎 | 1933年(昭和8年)6月21日 | |
14代 | 早川清三 | 1942年(昭和17年)11月19日 | |
15代 | 森建一 | 1946年(昭和21年)12月14日 | |
16代 | 森田象一 | 1947年(昭和22年)4月7日 | |
17代 | 佐治誠吉 | 1949年(昭和24年)9月9日 | |
18代 | 上原茂次 | 1952年(昭和27年)10月14日 | |
19代 | 西田善一 | 1964年(昭和39年)10月6日 | |
20代 | 山田耕三郎 | 1972年(昭和47年)10月6日 | |
21代 | 山田豊三郎 | 1980年(昭和55年)6月15日 | |
22代 | 目片信 | 2004年(平成16年)1月25日 | |
23代 | 越直美 | 2012年(平成24年)1月25日 | 現職 |
経済
産業
伝統産業として、大津絵・大津算盤・松本瓦(桟瓦、簡略瓦)・膳所焼・湖南焼などがあるほか、以下の特筆すべき品目がある。
主な企業
商業
主な商業施設
金融機関
- 本店を置く金融機関
- 滋賀銀行
- 滋賀県信用農業協同組合連合会(JAバンク滋賀信連)
- 滋賀県民信用組合
- 営業拠点を置く主な金融機関
漁業
- 堅田港
- 瀬田漁港
地域
公共機関
警察
消防
医療
その他
教育
小学校
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中学校
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高等学校
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大学・短期大学
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その他の教育機関
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- 滋賀県立甲南高等養護学校(甲賀市甲南町)
交通
鉄道
路線バス
道路
高速自動車国道
- 名神高速道路
- 大津インターチェンジ (IC) / 大津サービスエリア (SA) ※SAは日本初のサービスエリアである。
- 瀬田西IC
- 瀬田東ジャンクション (JCT) / IC
- 新名神高速道路(大津連絡路)
一般国道
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主要地方道
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一般県道
港湾
大津港は滋賀県が、その他の港湾は大津市が管理している。
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マスメディア
- 新聞
- テレビ局
- ラジオ局
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
自然・公園
文化施設
- 滋賀県立琵琶湖文化館
- 滋賀県立近代美術館
- 大津市歴史博物館
- 三橋節子美術館
- 木下美術館
- 大津絵美術館
- 淡淡美術館
- 近江神宮時計博物館
- 膳所焼美術館
- 大津市科学館
- 水のめぐみ館アクア琵琶
- 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール - 西日本最大級のオペラ拠点。
- 田上郷土史料館
- 田上鉱物博物館
- 比叡山国宝殿
- 建部大社宝物殿
- 立木音楽堂
- 滋賀県立図書館
- 大津市立図書館
神社
- 建部大社 - 近江国一宮、名神大社。
- 日吉大社 - 西本宮と東本宮の本殿は国宝、重要文化財建造物14棟3基。名神大社。
- 近江神宮 - 天智天皇が日本で初めて水時計(漏刻)を設置した故事に因み、時計博物館を併設。
- 小野神社、小野篁神社、小野道風神社 - 名神大社。
- 小椋神社
- 春日神社 - 本殿は国の重要文化財。
- 萱野神社
- 神田神社
- 佐久奈度神社 - 祓戸大神を祀る名神大社
- 篠津神社 - 表門は膳所城から移築されたもので国の重要文化財。
- 樹下神社(木戸)
- 樹下神社(北小松)
- 関蝉丸神社 - 音曲諸芸道の神。謡曲蝉丸で有名。
- 高穴穂神社
- 近津尾神社 - 松尾芭蕉ゆかりの神社。
- 天孫神社 - 祭礼は大津祭と呼ばれ、湖国三大祭のひとつ。
- 長等神社
- 八所神社(伊香立)
- 八所神社(八屋戸)
- 三尾神社
- 還来神社
寺院
- 延暦寺 - 天台宗総本山。山号は比叡山。最澄開山。世界遺産。根本中堂などが国宝。
- 園城寺(三井寺) - 天台寺門宗総本山。山号は長等山。西国三十三所第14番札所。金堂などが国宝。
- 円満院 - 近畿三十六不動尊第25番。
- 石山寺 - 西国三十三所第13番札所。本堂、多宝塔などが国宝。
- 正法寺 - 西国三十三所第12番札所。
- 西教寺 - 伝聖徳太子創建。明智光秀の供養塔がある。
- 聖衆来迎寺
- 義仲寺 - 木曾義仲・松尾芭蕉の墓がある。
- 長安寺 - 恵心僧都源信縁の寺。
- 延暦寺坂本本坊庭園 - 以下の10箇所の庭園が国の名勝に指定。
- 満月寺の浮御堂
- 本福寺
- 崇福寺跡
- 葛川明王院
- 堅田教会
遺跡・城跡・景勝地など
- 唐臼山古墳 - 小野妹子墓とされ、小野妹子公園が整備される。
- 大津京跡
- 坂本城跡 - 明智光秀が築いた城。
- 大津城跡
- 膳所城跡 - 膳所藩本多氏の居城。
- 逢坂関跡
- 坂本 - 日吉大社の門前町。重要伝統的建造物群保存地区。
- 琵琶湖疏水 - 桜の名所。
- 音羽山 - 歴史的風土特別保存地区。
- 居初氏庭園 - 天然図画亭庭園、国の名勝。
レジャー
温泉
- 雄琴温泉 - 最澄を開祖とする温泉。大蛇伝説が残る。1929年(昭和4年)創業の老舗湯元館ほか約10件の旅館・ホテルからなる。
- びわ湖温泉 - かつてびわ湖パラダイス (紅葉パラダイス)で一世を風靡。現在、ホテル紅葉をリニューアルオープンした「旅亭 紅葉」(1993年(平成5年)10月開業)が営業している。
近江八景
1500年に選定された日本初の八景である。
- 石山秋月(いしやま の しゅうげつ) - 石山寺
- 勢多(瀬田)夕照(せた の せきしょう) - 瀬田の唐橋
- 粟津晴嵐(あわづ の せいらん) - 粟津原
- 三井晩鐘(みい の ばんしょう) - 三井寺 (園城寺)
- 唐崎夜雨(からさき の やう) - 唐崎神社
- 堅田落雁(かたた の らくがん) - 満月寺浮御堂
祭事・イベント
- 山王祭(中心神事:毎年4月12〜14日)
- 船幸祭(船上渡御:毎年8月17日)
- 大津祭(本祭:毎年10月体育の日の前日)- 湖国三大祭の一。滋賀県指定無形民俗文化財。
- びわ湖大津夏祭り
- びわ湖大花火大会(毎年8月8日)
- ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンびわ湖(毎年ゴールデンウィークの前半2~3日間)
- 滋賀B級グルメバトル(毎年8月上旬の2日間)
- 牛肉サミット(毎年8月下旬の2日間)
- 大津ジャズフェスティバル(毎年10月中旬の2日間)
スポーツ
主なスポーツクラブ・スポーツチーム
- 東レ・アローズ(バレーボール。女子プレミアリーグ)
- 滋賀レイクスターズ(プロバスケットボール。2008-09シーズンからbjリーグウエスタン・カンファレンス所属)
- TOJITSU滋賀FC(サッカー。関西サッカーリーグ1部)
競技会
出身有名人
- 歴史上の人物
- お登勢 - 幕末期の伏見寺田屋の女将。
- 小野妹子 - 遣隋使として隋に派遣される。 ※旧:志賀町出身
- 黒田麹慮(行次郎) - 膳所藩の儒学者。適塾で学ぶ。『ロビンソン漂流記』を和訳する。
- 最澄 - 天台宗開祖。
- 志賀清林 - 相撲の行司の始祖。四十八手を作る。
- 山田藤吉 - 坂本龍馬の家来。元力士、四股名は「雲井龍」。
- 岩倉槇子 - 岩倉具視の妻。
- 政治家・学者・文筆家など
- 高橋幸子 -エッセイスト、月刊はなかみ通信初代編集長
- 饗庭孝男 - 文芸評論家
- 安藤博 - 日本の十大発明家、日本のエレクトロニクスの開拓者。
- 佐藤茂樹 - 衆議院議員
- 杉浦重剛 - 思想家。明治天皇の教育係、昭和天皇の後進講役。
- 園祥子 - 明治天皇の側室。 ※母の故郷
- 高谷朝子 - 宮内庁元内掌典
- 種村直樹 - レイルウェイライター(フリーライター)
- 中山健男 - 憲法学者
- 花登筺 - 小説家・劇作家
- 久保公人 - 文部科学省スポーツ・青少年局長
- 八幡和郎 - 評論家、徳島文理大学教授。
- 芸術家など
- 小倉遊亀 - 日本画家
- 北村想 - 劇作家・演出家
- 長戸大幸 - 音楽プロデューサー、ビーインググループ創業者。
- 宮城貞子 - 箏曲家、宮城道雄夫人。
- 山元春挙 - 日本画家、四条派。
- 西村光人 - 日本画家。
- タレント・アーティストなど
- 岩田裕二 - ミュージシャン(「オックス」のドラムを担当)
- 大沢伸一 - ミュージシャン(MONDO GROSSO)
- 柏木貴代 - アイドル・タレント(美少女クラブ31)
- 中本哲也 - お笑いタレント(テツandトモ) ※旧:志賀町出身
- 加藤進 - 元アナウンサー(広島テレビ放送)
- 烏丸せつこ - (女優)
- 久野久 - ピアニスト、国産第1号のピアニスト。
- 桜井裕美 - モデル
- 三條正人 - 歌手(「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のメインボーカル)
- 高橋メアリージュン - ファッションモデル
- ダンシング義隆 - ミュージシャン(誰がカバやねんロックンロールショー)
- 林遣都 - 俳優
- 福井利男 - ミュージシャン(「オックス」のリーダー)
- 光井愛佳 - アイドル・歌手(モーニング娘。)
- 山本邦山 - 尺八奏者・作曲家、人間国宝。
- 雪野五月 - 声優
- 横山プリン - タレント・フリーライター・放送作家、元漫才師。
- 真太郎 - ミュージシャン(UVERworldのドラマー)
- スポーツ
- 中田浩二 - プロサッカー選手(シドニーオリンピック代表、2000年-2007年日本代表)(鹿島アントラーズ→オリンピック・マルセイユ(仏)→FCバーゼル(瑞)→鹿島アントラーズ)
- 矢島卓郎 - プロサッカー選手(清水エスパルス→川崎フロンターレ→横浜F・マリノス)
- 太田雄貴 - フェンシング選手(北京オリンピック銀メダリスト)
- 岡田優 - プロバスケットボール選手(高松ファイブアローズ)
- 岡田良菜 - スノーボードハーフパイプ選手
- 小野川喜三郎 - 大相撲第5代横綱(横綱免許を授けられた事実上最初の横綱)
- 中瀬卓也 - 体操競技選手(北京オリンピック銀メダリスト)
- 西崎幸広 - 元プロ野球選手
- 間柴茂有 - 元プロ野球選手(1981年、15勝0敗で戦後プロ野球初となる「勝率10割」を記録)
- 都裕次郎 - 元プロ野球選手
- 村田英次郎 - 元プロボクシング選手(東洋太平洋バンタム級チャンピオン)
- 中井昇吾 - 元プロサッカー選手(柏レイソル→水戸ホーリーホック)
- 遠藤宏美 - 柔道選手
その他
- 日本の音風景100選:三井の晩鐘
脚注
関連項目
- 日本の首都
- 近江八景
- 泉大津市(大阪府) - かつて泉北郡に属していた『大津町』が市制施行の際に、大津市との市名の重複を避けるため、旧和泉国の国名を冠した。
- 逢坂山トンネル - 日本で初めて日本人のみで掘削したトンネル。
- 大津事件 - 行政権の干渉を排除し、司法権の独立を護ったきっかけとなった。
- 大津市中2いじめ自殺事件
- アーネスト・フェノロサ - お雇い外国人、東洋美術史家
- ヨハニス・デ・レーケ - オランダ堰堤の設計者
外部リンク
- 行政
- 観光