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'''こちら葛飾区亀有公園前派出所'''は[[秋本治]]の漫画。警察官物語であり、コミックスは150巻を突破している。通称こち亀である。
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'''こちら葛飾区亀有公園前派出所'''』(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ)は、「[[週刊少年ジャンプ]]」で[[1976年]]42号から連載中の[[秋本治]]による[[漫画]]作品。主に「'''こち亀'''(こちかめ)」の愛称で親しまれている。[[単行本]][[2007年]][[10月]]現在157巻まで発刊中。
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== 概要 ==
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[[Image:Statue-of-Ryotsu-Kankichi.jpg|thumb|250px|制服姿の両津勘吉像(亀有駅北口)]]
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[[Image:Statue of Happi Coat of Ryotsu Kankichi.jpg|thumb|right|250px|法被姿の両津勘吉像(亀有駅南口)]]
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『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、[[警視庁]]新葛飾[[警察署]]の亀有公園前派出所に勤務する中年の[[警察官]]'''[[両津勘吉]]'''[[巡査長]]と、その同僚や周辺の人物が繰り広げる[[ギャグ漫画]]。
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[[1976年]](昭和51年)[[6月22日]]発売の[[週刊少年ジャンプ]]29号に、月例ヤングジャンプ賞入選作品(4月期)の読み切り「こちら葛飾区亀有公園前派出所」として掲載され、同年[[9月21日]]発売の同誌42号から連載を開始した。
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読者は「'''こち亀'''」(一般的)・「'''派出所'''」・「'''亀有'''」・「'''両津'''」などと略して呼び、一定の略称は長い間存在しなかったが、「下町奮戦記」([[1988年]])の頃に作者が「'''これからはこち亀と略してください'''」とコメントしたことをきっかけに略称の一定化が押し進められたと思われ{{要出典}}、「こち亀」が事実上の公式な略称として定着している。雑誌連載時の各話数は「第○○亀」という通し番号が使用されていたが、最近では「第○○話」とされていることが多い。
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連載当初の作者のペンネームは、当時の人気漫画『[[がきデカ]]』の作者[[山上たつひこ]]をもじった'''山止たつひこ'''(やまどめ たつひこ)名義だった。次の連載でペンネームを本名に変えようと考えていたものの、思いのほか人気が出て連載が続き、山上たつひこからクレームがついたこともあり、連載100回目を区切りにペンネームを止め、本名の「秋本治」名義に変えることになった。
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また、それを印象付けるために、レギュラー・キャラクターとして[[秋本・カトリーヌ・麗子]]を登場させた。
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[[2006年]]に連載30周年を迎え、[[週刊少年ジャンプ]]誌上で「[[こち亀30周年企画]]」として前代未聞の試みが行われ、[[2007年]]には連載通算1500回を迎えた。30年以上にわたる長期連載で週刊誌にもかかわらず、'''一度も休載していない'''ことでも知られ、「少年誌の最長連載記録」の[[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネス]]記録の保持、更新を続けている長寿コミックである。コミックスの売り上げは累計1億3000万部以上にものぼる。
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メディアミックスもさかんで[[1977年]]に初の実写映画化、[[1985年]]にジャンプのイベントでアニメ映画化(後述)された。[[フジテレビ]]ではアニメ化のために約10年にも渡ってラブコールを続けてきた。その一方で「中年の警察官を主役に据えたアニメが成功するわけがない」という声が大きかったが、[[1996年]]6月にテレビアニメ化され、多くの下馬評をひっくり返し、一定の成功を収めた。[[1999年]]と[[2003年]]にはテレビアニメ版をもとにアニメ映画が作られている。テレビアニメは[[2004年]]12月にレギュラー放送としては終了したものの、その後も特別番組としてしばしば復活している。
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放送終了原因は、グッズが売れなかった為、スポンサーが降りたとされている。
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[[1999年]]からは、テレビアニメで[[両津勘吉]]の声を務めた[[ラサール石井]]により舞台化され好評を博し、[[2006年]]までに4度の公演を行なっている。他にもテレビゲームやフィギュアセットなど、こち亀グッズは多岐にわたる。
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また、かなりの長期連載であるため、作品内でかなりの矛盾点がめだつ。
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例・「寮のおばさんの名前」「中川の金銭感覚」「両津の30代半ばという年齢設定と少年時代」「両津の性格」
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等が矛盾するため、いくつか時間軸があると考えてもよい。
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一般社会にも影響を与え、[[浅草神社]]には「生まれも育ちも浅草の両さん」にちなんで、本作単行本総発行部数1億3000万冊突破記念の石碑が建立されている。また、[[JR]][[亀有駅]]北口には地元の[[商店街]]により[[両津勘吉]]の銅像が建てられ、[[2006年]][[2月11日]]、作者の[[秋本治]]、テレビアニメで[[両津勘吉]]の声を務めた[[ラサール石井]]が出席して除幕式が行われた({{n|亀有駅前に両津勘吉像 除幕式には原作者も}})。のちに、南口にも[[両津勘吉]]の銅像が建てられ、[[2006年]][[11月18日]]に除幕式が行われた。[[2006年]][[3月3日]]には[[アリオ亀有]]内に[[こち亀ゲームぱ~く]]がオープンした。
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[[2001年]]に第30回[[日本漫画家協会賞]]大賞、[[2005年]]に第50回[[小学館漫画賞]]審査委員特別賞を受賞。
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=== 世界のこち亀 ===
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コミックスは中国語版や韓国語版が出ている。中国語でのタイトルは「烏龍派出所」。テレビアニメ版は[[ポルトガル]]や[[インド]]、[[スペイン]]、[[フランス]]、[[台湾]]などで放送されている。
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== 作品の舞台と設定の推移 ==
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[[Image:Kameari Park.jpg|thumb|200px|right|亀有公園]]
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[[Image:Kameariekimae-Kitaguchi Koban.jpg|thumb|200px|right|亀有公園前派出所のモデルとなった亀有駅北口交番]]
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主な舞台は亀有公園前派出所がある[[東京都]][[葛飾区]][[亀有]]地区、両津勘吉の実家がある東京都[[台東区]][[浅草]]を中心とした[[下町]]、[[特別区|東京23区]]東部。ただし、話の展開によっては、日本国内はもとより全世界、宇宙、天国、地獄、過去、未来などを縦横無尽に駆け巡る。
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===亀有公園前派出所===
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亀有公園は亀有駅北口からすぐの所に実在するが、'''[[亀有公園前派出所]]は実在しない。'''(実際大正時代には存在した。)一昔前には、こち亀へのファンレターをこの住所に送ると、そのファンレターが何故か作者[[秋本治]]のスタジオ「アトリエびーだま」に届くという現象があった(ジャンプコミックス第34巻の作者コメントに書かれている)。なお、派出所とは交番の旧称である(一部地域では警察官が常駐していない所謂空き交番を「'''警備派出所'''」という名称で残されているところもある)。
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===亀有警察署~葛飾警察署~新葛飾警察署===
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連載開始から10数年の間、亀有公園前派出所の所属する警察署は実在する「[[亀有警察署]]」だった。しかし、[[1992年]]頃の[[自主規制]]の際に、既刊コミックスも含め全て「[[葛飾警察署]]」に修正された。その後、10年近くの間「葛飾警察署」を名乗っていたが、[[2002年]][[12月10日]]に本田(ほんでん)警察署が葛飾警察署と改称し、「葛飾警察署」が実在する警察署になってしまったことから、「葛飾警察署」の庁舎改築、再改築というネタを経て、「新葛飾警察署」へと名称変更した。
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アニメ版では「かつしか署」と表記され、外観は実在の亀有警察署庁舎をモデルにしたものになっている。
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==登場人物==
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{{see|こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物}}
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== コミックス・関連書籍 ==
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===ジャンプコミックス===
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コミックスには主に[[週刊少年ジャンプ]]に連載した作品が収録されている。ただし、全て連載順に収録されているわけではなく、諸般の事情により収録順が差し替わるか、次巻に持ち越され、あるいは表現の問題から収録されない話が出ることがある。
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* 第1巻の第1話が「始末書の両さんの巻」となっているが、これは連載前の読み切り作品で、雑誌掲載時にはサブタイトルはなく、コミック収録の際に新しく付けられたものである。
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* 第4巻の第1話「派出所自慢の巻」が[[1992年]]頃の[[自主規制]]で削除され、差し替える形で『こちら葛飾区亀有公園前派出所 下町奮戦記』描き下ろし作品「野球狂の男の巻」が巻末に収録された。
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* 第1巻から第6巻までは、旧ペンネームの「山止たつひこ」名義で出版された版が存在し、これらの単行本の希少価値が高い。尚、ペンネームの変更に合わせて巻末の解説に使用されている「山止先生」「ミスターヤマドメ」などの言葉が「秋本先生」「ミスターアキモト」等に変更され、一部、文が変更されている。
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* 1巻~44巻の作者紹介は、初期は実際の写真だったが、45巻からはイラストに変わり、1~44巻の写真もイラスト(疑似[[モーフィング]]になっている)に差し替えられている。ちなみに写真は1巻~3?巻迄は白黒、3?巻~44巻はカラー写真が使用されている。尚、141巻はレトロにした装丁の為、現在唯一作者紹介に作者の写真が使用されている。これと同時にカバーのタイトル・巻数表示・裏表紙のバックの部分の色の濃さ等が変更されている巻がある。例(17巻):紫から青紫に変更
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== 関連人物 ==
 
== 関連人物 ==

2007年10月17日 (水) 20:53時点における版

。 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ)は、「週刊少年ジャンプ」で1976年42号から連載中の秋本治による漫画作品。主に「こち亀(こちかめ)」の愛称で親しまれている。単行本2007年10月現在157巻まで発刊中。

概要

ファイル:Statue-of-Ryotsu-Kankichi.jpg
制服姿の両津勘吉像(亀有駅北口)
ファイル:Statue of Happi Coat of Ryotsu Kankichi.jpg
法被姿の両津勘吉像(亀有駅南口)

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、警視庁新葛飾警察署の亀有公園前派出所に勤務する中年の警察官両津勘吉巡査長と、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画

1976年(昭和51年)6月22日発売の週刊少年ジャンプ29号に、月例ヤングジャンプ賞入選作品(4月期)の読み切り「こちら葛飾区亀有公園前派出所」として掲載され、同年9月21日発売の同誌42号から連載を開始した。

読者は「こち亀」(一般的)・「派出所」・「亀有」・「両津」などと略して呼び、一定の略称は長い間存在しなかったが、「下町奮戦記」(1988年)の頃に作者が「これからはこち亀と略してください」とコメントしたことをきっかけに略称の一定化が押し進められたと思われ要出典、「こち亀」が事実上の公式な略称として定着している。雑誌連載時の各話数は「第○○亀」という通し番号が使用されていたが、最近では「第○○話」とされていることが多い。

連載当初の作者のペンネームは、当時の人気漫画『がきデカ』の作者山上たつひこをもじった山止たつひこ(やまどめ たつひこ)名義だった。次の連載でペンネームを本名に変えようと考えていたものの、思いのほか人気が出て連載が続き、山上たつひこからクレームがついたこともあり、連載100回目を区切りにペンネームを止め、本名の「秋本治」名義に変えることになった。

また、それを印象付けるために、レギュラー・キャラクターとして秋本・カトリーヌ・麗子を登場させた。

2006年に連載30周年を迎え、週刊少年ジャンプ誌上で「こち亀30周年企画」として前代未聞の試みが行われ、2007年には連載通算1500回を迎えた。30年以上にわたる長期連載で週刊誌にもかかわらず、一度も休載していないことでも知られ、「少年誌の最長連載記録」のギネス記録の保持、更新を続けている長寿コミックである。コミックスの売り上げは累計1億3000万部以上にものぼる。

メディアミックスもさかんで1977年に初の実写映画化、1985年にジャンプのイベントでアニメ映画化(後述)された。フジテレビではアニメ化のために約10年にも渡ってラブコールを続けてきた。その一方で「中年の警察官を主役に据えたアニメが成功するわけがない」という声が大きかったが、1996年6月にテレビアニメ化され、多くの下馬評をひっくり返し、一定の成功を収めた。1999年2003年にはテレビアニメ版をもとにアニメ映画が作られている。テレビアニメは2004年12月にレギュラー放送としては終了したものの、その後も特別番組としてしばしば復活している。 放送終了原因は、グッズが売れなかった為、スポンサーが降りたとされている。

1999年からは、テレビアニメで両津勘吉の声を務めたラサール石井により舞台化され好評を博し、2006年までに4度の公演を行なっている。他にもテレビゲームやフィギュアセットなど、こち亀グッズは多岐にわたる。

また、かなりの長期連載であるため、作品内でかなりの矛盾点がめだつ。 例・「寮のおばさんの名前」「中川の金銭感覚」「両津の30代半ばという年齢設定と少年時代」「両津の性格」 等が矛盾するため、いくつか時間軸があると考えてもよい。

一般社会にも影響を与え、浅草神社には「生まれも育ちも浅草の両さん」にちなんで、本作単行本総発行部数1億3000万冊突破記念の石碑が建立されている。また、JR亀有駅北口には地元の商店街により両津勘吉の銅像が建てられ、2006年2月11日、作者の秋本治、テレビアニメで両津勘吉の声を務めたラサール石井が出席して除幕式が行われた(テンプレート:n)。のちに、南口にも両津勘吉の銅像が建てられ、2006年11月18日に除幕式が行われた。2006年3月3日にはアリオ亀有内にこち亀ゲームぱ~くがオープンした。

2001年に第30回日本漫画家協会賞大賞、2005年に第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。

世界のこち亀

コミックスは中国語版や韓国語版が出ている。中国語でのタイトルは「烏龍派出所」。テレビアニメ版はポルトガルインドスペインフランス台湾などで放送されている。

作品の舞台と設定の推移

ファイル:Kameariekimae-Kitaguchi Koban.jpg
亀有公園前派出所のモデルとなった亀有駅北口交番

主な舞台は亀有公園前派出所がある東京都葛飾区亀有地区、両津勘吉の実家がある東京都台東区浅草を中心とした下町東京23区東部。ただし、話の展開によっては、日本国内はもとより全世界、宇宙、天国、地獄、過去、未来などを縦横無尽に駆け巡る。

亀有公園前派出所

亀有公園は亀有駅北口からすぐの所に実在するが、亀有公園前派出所は実在しない。(実際大正時代には存在した。)一昔前には、こち亀へのファンレターをこの住所に送ると、そのファンレターが何故か作者秋本治のスタジオ「アトリエびーだま」に届くという現象があった(ジャンプコミックス第34巻の作者コメントに書かれている)。なお、派出所とは交番の旧称である(一部地域では警察官が常駐していない所謂空き交番を「警備派出所」という名称で残されているところもある)。

亀有警察署~葛飾警察署~新葛飾警察署

連載開始から10数年の間、亀有公園前派出所の所属する警察署は実在する「亀有警察署」だった。しかし、1992年頃の自主規制の際に、既刊コミックスも含め全て「葛飾警察署」に修正された。その後、10年近くの間「葛飾警察署」を名乗っていたが、2002年12月10日に本田(ほんでん)警察署が葛飾警察署と改称し、「葛飾警察署」が実在する警察署になってしまったことから、「葛飾警察署」の庁舎改築、再改築というネタを経て、「新葛飾警察署」へと名称変更した。

アニメ版では「かつしか署」と表記され、外観は実在の亀有警察署庁舎をモデルにしたものになっている。

登場人物

こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物 を参照

コミックス・関連書籍

ジャンプコミックス

コミックスには主に週刊少年ジャンプに連載した作品が収録されている。ただし、全て連載順に収録されているわけではなく、諸般の事情により収録順が差し替わるか、次巻に持ち越され、あるいは表現の問題から収録されない話が出ることがある。

  • 第1巻の第1話が「始末書の両さんの巻」となっているが、これは連載前の読み切り作品で、雑誌掲載時にはサブタイトルはなく、コミック収録の際に新しく付けられたものである。
  • 第4巻の第1話「派出所自慢の巻」が1992年頃の自主規制で削除され、差し替える形で『こちら葛飾区亀有公園前派出所 下町奮戦記』描き下ろし作品「野球狂の男の巻」が巻末に収録された。
  • 第1巻から第6巻までは、旧ペンネームの「山止たつひこ」名義で出版された版が存在し、これらの単行本の希少価値が高い。尚、ペンネームの変更に合わせて巻末の解説に使用されている「山止先生」「ミスターヤマドメ」などの言葉が「秋本先生」「ミスターアキモト」等に変更され、一部、文が変更されている。
  • 1巻~44巻の作者紹介は、初期は実際の写真だったが、45巻からはイラストに変わり、1~44巻の写真もイラスト(疑似モーフィングになっている)に差し替えられている。ちなみに写真は1巻~3?巻迄は白黒、3?巻~44巻はカラー写真が使用されている。尚、141巻はレトロにした装丁の為、現在唯一作者紹介に作者の写真が使用されている。これと同時にカバーのタイトル・巻数表示・裏表紙のバックの部分の色の濃さ等が変更されている巻がある。例(17巻):紫から青紫に変更


関連人物