「グランドナショナル」の版間の差分
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− | + | '''グランドナショナル'''(''Grand National'')とは毎年4月に[[イギリス]]の[[エイントリー競馬場]]で4[[マイル]]と4[[ハロン (単位)|ハロン]](約7242[[メートル]])の距離に30の障害があるコースで行われる[[障害レース]]であり、イギリスでは最も人気のある馬券の売れる[[競馬]]の[[競馬のレース|レース]]である。このレースは[[グランドナショナルミーティング]]のメインレースとして[[ハンデキャップレース|ハンデキャップ]]で行われ、グレード3である(イギリスの障害重賞はgroupでなくgradeで表記される)。 | |
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− | '''グランドナショナル'''(''Grand National'')とは毎年4月に[[イギリス]]の[[エイントリー競馬場]]で4[[マイル]]と4[[ハロン (単位)|ハロン]](約7242[[メートル]])の距離に30の障害があるコースで行われる[[ | + | |
− | + | ほぼ毎年出走可能頭数の限界の40頭の出走馬を集めるが、年によっては完走頭数は10頭を切ることも珍しくない。英愛の障害レースでは共通のことだがスタートはゲートではなく、スターティングバリヤーを用いる昔ながらのバリヤー式スタートで行われる。 | |
− | + | このレースに範を取った「グランドナショナル」という名のレースは世界各地で行われている。日本では伝統の障害重賞である[[中山大障害]]がこのレースに範を取ったものである。 | |
[[2005年]]からは[[ビール]]会社の[[ジョン・スミスズ]](John Smith's)がスポンサーとなっている。 | [[2005年]]からは[[ビール]]会社の[[ジョン・スミスズ]](John Smith's)がスポンサーとなっている。 | ||
== コース == | == コース == | ||
− | + | このレースではエイントリー競馬場のナショナルコースという特別なコースを2周する。このコースは毎年11月に行われるビーチャーチェイスにも使用され、グランドナショナルを目指す馬にとって貴重な試走の場となっている。 | |
コースはほぼ平坦であり16の障害が設けられ、ザチェアーと呼ばれる障害と水濠障害を除いて2度飛越することになる。6番目(22番目)及び7番目(23番目)、8番目(24番目)、9番目(25番目)、15番目の障害にはそれぞれ固有の名称が付いており、順にビーチャーズブルック(Becher's Brook)、フォイネイボン(Foinavon)、キャナルターン(Canal Turn)、バレンタインズブルック(Valentine's Brook)、そしてザチェアー(The Chair)である。 | コースはほぼ平坦であり16の障害が設けられ、ザチェアーと呼ばれる障害と水濠障害を除いて2度飛越することになる。6番目(22番目)及び7番目(23番目)、8番目(24番目)、9番目(25番目)、15番目の障害にはそれぞれ固有の名称が付いており、順にビーチャーズブルック(Becher's Brook)、フォイネイボン(Foinavon)、キャナルターン(Canal Turn)、バレンタインズブルック(Valentine's Brook)、そしてザチェアー(The Chair)である。 | ||
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== 歴史 == | == 歴史 == | ||
− | グランドナショナルは[[1839年]]から回数カウントを始めているがそれより3年前の[[1836年]] | + | グランドナショナルは[[1839年]]から回数カウントを始めているがそれより3年前の[[1836年]]から同等のレースが始まっており、グランドナショナルの歴史は1836年からとすることが多い。この1936年から[[1938年]]までの3レースは以前はエイントリー競馬場以外で行われたと考えられていたが、現在はこれらもエイントリー競馬場で行われたことが判明している。 |
1839年はコンラッドに騎乗したビーチャー大佐(Captain Becher)が1周目の小川で転落。その小川が「ビーチャーズブルック」と命名された。 | 1839年はコンラッドに騎乗したビーチャー大佐(Captain Becher)が1周目の小川で転落。その小川が「ビーチャーズブルック」と命名された。 | ||
− | [[1844年]] | + | [[1844年]]にハンデキャップレースに改められる。 |
[[1929年]]はグランドナショナル史上最多の66頭が出走した(完走は10頭)。 | [[1929年]]はグランドナショナル史上最多の66頭が出走した(完走は10頭)。 | ||
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[[1956年]]は競馬の歴史上でも最も不可解なレースの一つとして名高い。[[ディック・フランシス]]騎手が乗る[[エリザベス・バウエス=ライオン|クイーンマザー(エリザベス王太后)]]所有のデヴォンロックは最終障害を大差でクリアーして楽勝するかと思われたが、残り50メートルに満たない地点で突然四肢を投げ出して座り込んでしまった。特に故障などは何もなく、騎手が下馬すると何事もなかったように立ち上がったという。障害がないのに馬が障害があると勘違いした、馬が疲労困憊のあまり障害の幻影を見てしまった、軽い心臓麻痺を起こしたなど諸説あるが実際のところは定かではない。フランシス本人は大きな歓声に驚いてそのようになったと語っている。 | [[1956年]]は競馬の歴史上でも最も不可解なレースの一つとして名高い。[[ディック・フランシス]]騎手が乗る[[エリザベス・バウエス=ライオン|クイーンマザー(エリザベス王太后)]]所有のデヴォンロックは最終障害を大差でクリアーして楽勝するかと思われたが、残り50メートルに満たない地点で突然四肢を投げ出して座り込んでしまった。特に故障などは何もなく、騎手が下馬すると何事もなかったように立ち上がったという。障害がないのに馬が障害があると勘違いした、馬が疲労困憊のあまり障害の幻影を見てしまった、軽い心臓麻痺を起こしたなど諸説あるが実際のところは定かではない。フランシス本人は大きな歓声に驚いてそのようになったと語っている。 | ||
− | [[1964年]]はエイントリー競馬場の所有者のトッパム夫人が競馬場を売りに出すと宣言し、以来[[1973年]]にビル・デイビスが300万ポンドで購入するまで毎年が「最後のナショナル」と言われた。デイビスの所有時も経営はいま一つ安定せず[[1983年]] | + | [[1964年]]はエイントリー競馬場の所有者のトッパム夫人が競馬場を売りに出すと宣言し、以来[[1973年]]にビル・デイビスが300万ポンドで購入するまで毎年が「最後のナショナル」と言われた。デイビスの所有時も経営はいま一つ安定せず[[1983年]]にジョッキークラブが340万ポンドで購入、これによりイギリスの競馬が続く限りグランドナショナルは存続することになった。 |
[[1967年]]は馬群の先頭を走っていたカラ馬が23番目のフェンス直前で急にストップするというアクシデントで後続の20頭以上の馬が落馬、又は立往生してしまったなか先頭から50馬身近く離された位置にいたフォイネイボンがスムーズに追い越し、逆に後続に50馬身差の独走態勢となる。結局そのまま後続を振り切って1着でゴールイン、100倍の配当となった。なお、この23番目(1周目は7番目)のフェンスにはこの年の勝ち馬の名前である「フォイネイボン」の名がつけられている。 | [[1967年]]は馬群の先頭を走っていたカラ馬が23番目のフェンス直前で急にストップするというアクシデントで後続の20頭以上の馬が落馬、又は立往生してしまったなか先頭から50馬身近く離された位置にいたフォイネイボンがスムーズに追い越し、逆に後続に50馬身差の独走態勢となる。結局そのまま後続を振り切って1着でゴールイン、100倍の配当となった。なお、この23番目(1周目は7番目)のフェンスにはこの年の勝ち馬の名前である「フォイネイボン」の名がつけられている。 | ||
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[[1981年]]はレースの1年半前にガンで余命8か月の宣告を受けていたボブ・チャンピオンが治療を受けガンを克服し、オルダニーティでグランドナショナルを制覇した。なおオルダニーティ自身も1年前の障害レースで骨折し、1度は安楽死処分にされそうになった状況からの復活であった(このエピソードは後年「チャンピオンズ(Champions)」というタイトルで映画化されている)。 | [[1981年]]はレースの1年半前にガンで余命8か月の宣告を受けていたボブ・チャンピオンが治療を受けガンを克服し、オルダニーティでグランドナショナルを制覇した。なおオルダニーティ自身も1年前の障害レースで骨折し、1度は安楽死処分にされそうになった状況からの復活であった(このエピソードは後年「チャンピオンズ(Champions)」というタイトルで映画化されている)。 | ||
− | [[1993年]] | + | [[1993年]]はスターティングバリヤーの白いテープがうまく跳ね上がらず発走やり直し、2度目も馬や騎手がテープに絡まりスターターはフォルススタートを宣言したが合図の赤旗が誰にも目撃されることなく39頭中30頭がスタート。2周目のスタンド前で再び赤旗が振られたが反対派の抗議と解釈した多くの騎手はレースを続行し7頭が完走。J・ホワイト騎乗のエシャーネスが1位入線したがレース不成立により幻の優勝となった。これにより1993年のグランドナショナルは中止となり、翌[[1994年]]からはスターティングバリヤーが手動式から電動式に変わるなど多くの改善がなされた。 |
− | [[1997年]]はグランドナショナルの始まる1時間前に[[IRA暫定派]] | + | [[1997年]]はグランドナショナルの始まる1時間前に[[IRA暫定派]]を名乗る人物から競馬場に爆弾を仕掛けたと電話で通報があり、観客を競馬場から全員避難させレースは中止となった。その2日後に改めてレースが行われた。女性調教師ジェニー・ピットマンはこの事件に対し涙で抗議した。 |
[[1998年]]は1周目の名物障害の1つであるビーチャーズブルックの前の障害で計3頭が死亡し、動物愛護団体が抗議行動を行った。 | [[1998年]]は1周目の名物障害の1つであるビーチャーズブルックの前の障害で計3頭が死亡し、動物愛護団体が抗議行動を行った。 | ||
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グランドナショナルで最多勝利の競走馬は[[1973年]]、[[1974年]]、[[1977年]]にこのレースを制した[[レッドラム]]号の3勝([[1975年]]および[[1976年]]は2着)であり連覇した馬も同馬のみである。騎手の最多勝利数は[[1800年代]]のジョージ・スティーヴンス騎手の5勝。調教師の最多勝利数はフレッド・リメル師とジンジャー・マッケイン師の4勝。 | グランドナショナルで最多勝利の競走馬は[[1973年]]、[[1974年]]、[[1977年]]にこのレースを制した[[レッドラム]]号の3勝([[1975年]]および[[1976年]]は2着)であり連覇した馬も同馬のみである。騎手の最多勝利数は[[1800年代]]のジョージ・スティーヴンス騎手の5勝。調教師の最多勝利数はフレッド・リメル師とジンジャー・マッケイン師の4勝。 | ||
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+ | [[2020年]]は[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染拡大]]の影響で中止となった。 | ||
=== 歴代優勝馬 === | === 歴代優勝馬 === | ||
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
− | !施行日!!優勝馬!!性齢!! | + | !施行日!!優勝馬!!性齢!!タイム!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主 |
|- | |- | ||
|[[1836年]][[2月29日]]||The Duke||騸7||20:10||M.Becher||||W.Sirdefield | |[[1836年]][[2月29日]]||The Duke||騸7||20:10||M.Becher||||W.Sirdefield | ||
69行目: | 59行目: | ||
これより回数をカウント。 | これより回数をカウント。 | ||
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
− | !回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!! | + | !回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!タイム!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主 |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第1回||style="white-space:nowrap"|[[1839年]][[2月26日]]||Lottery||騸9||14:53||J.Mason||G.Dockeray||J.Elmore | |style="text-align:center"|第1回||style="white-space:nowrap"|[[1839年]][[2月26日]]||Lottery||騸9||14:53||J.Mason||G.Dockeray||J.Elmore | ||
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|style="text-align:center"|第6回||[[1844年]][[2月28日]]||Discount||牡6||13:58||H.Crickmere||||Quartermaine | |style="text-align:center"|第6回||[[1844年]][[2月28日]]||Discount||牡6||13:58||H.Crickmere||||Quartermaine | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第7回||[[1845年]]3月5日||Cure All||騸7||10:47||W.Loft||W.Loft||W | + | |style="text-align:center"|第7回||[[1845年]]3月5日||Cure All||騸7||10:47||W.Loft||W.Loft||W.Crawford |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第8回||[[1846年]]3月4日||Pioneer||騸6||||W.Taylor||||Adams | |style="text-align:center"|第8回||[[1846年]]3月4日||Pioneer||騸6||||W.Taylor||||Adams | ||
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|style="text-align:center"|第10回||[[1848年]]3月1日||Chandler||騸12||||J.Little||T.Eskrett||J.Little | |style="text-align:center"|第10回||[[1848年]]3月1日||Chandler||騸12||||J.Little||T.Eskrett||J.Little | ||
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− | |style="text-align:center"|第11回||[[1849年]]2月28日||Peter Simple||騸11||10:56||T.Cunningham||T.Cunningham||T | + | |style="text-align:center"|第11回||[[1849年]]2月28日||Peter Simple||騸11||10:56||T.Cunningham||T.Cunningham||T.Mason Jr. |
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|style="text-align:center"|第12回||[[1850年]][[2月27日]]||Abd-el-Kader||騸8||10:20||C.Green||J.Osborne||Wilson | |style="text-align:center"|第12回||[[1850年]][[2月27日]]||Abd-el-Kader||騸8||10:20||C.Green||J.Osborne||Wilson | ||
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|style="text-align:center"|第13回||[[1851年]]2月26日||Abd-el-Kader||騸9||9:59||T.Abbot||J.Osborne||J.Osborne | |style="text-align:center"|第13回||[[1851年]]2月26日||Abd-el-Kader||騸9||9:59||T.Abbot||J.Osborne||J.Osborne | ||
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− | |style="text-align:center"|第14回||[[1852年]]3月3日||Miss Mowbray||牝8||9:58.5||A.Goodman||G.Dockeray||T | + | |style="text-align:center"|第14回||[[1852年]]3月3日||Miss Mowbray||牝8||9:58.5||A.Goodman||G.Dockeray||T.Mason |
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|style="text-align:center"|第15回||[[1853年]]3月2日||Peter Simple||騸15||10:15||T.Oliver||T.Oliver||J.Little | |style="text-align:center"|第15回||[[1853年]]3月2日||Peter Simple||騸15||10:15||T.Oliver||T.Oliver||J.Little | ||
109行目: | 99行目: | ||
|style="text-align:center"|第19回||[[1857年]]3月4日||Emigrant||騸11||||C.Boyce||C.Boyce||G.Hodgman | |style="text-align:center"|第19回||[[1857年]]3月4日||Emigrant||騸11||||C.Boyce||C.Boyce||G.Hodgman | ||
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− | |style="text-align:center"|第20回||[[1858年]]3月6日||Little Charley||騸12||||W.Archer||W.Holman||C.Capel | + | |style="text-align:center"|第20回||[[1858年]][[3月6日]]||Little Charley||騸12||||W.Archer||W.Holman||C.Capel |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第21回||[[1859年]][[3月8日]]||Half Caste||牡6||||C.Green||C.Green||Willoughby | |style="text-align:center"|第21回||[[1859年]][[3月8日]]||Half Caste||牡6||||C.Green||C.Green||Willoughby | ||
147行目: | 137行目: | ||
|style="text-align:center"|第38回||[[1876年]][[3月24日]]||Regal||騸5||||J.Cannon||J.Jewitt||J.Machell | |style="text-align:center"|第38回||[[1876年]][[3月24日]]||Regal||騸5||||J.Cannon||J.Jewitt||J.Machell | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第39回||[[1877年]][[3月23日]]||Austerlitz||牡5||||F | + | |style="text-align:center"|第39回||[[1877年]][[3月23日]]||Austerlitz||牡5||||F.Hobson||R.l'Anson||F.Hobson |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第40回||[[1878年]][[3月29日]]||Shifnal||牡9||||J.Jones||J.Nightongall||J.Nightongall | |style="text-align:center"|第40回||[[1878年]][[3月29日]]||Shifnal||牡9||||J.Jones||J.Nightongall||J.Nightongall | ||
159行目: | 149行目: | ||
|style="text-align:center"|第44回||[[1882年]][[3月24日]]||Seaman||騸6||||Lord Manners||J.Machell||Lord Manners | |style="text-align:center"|第44回||[[1882年]][[3月24日]]||Seaman||騸6||||Lord Manners||J.Machell||Lord Manners | ||
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− | |style="text-align:center"|第45回||[[1883年]][[3月30日]]||Zoedone||牝6|||| | + | |style="text-align:center"|第45回||[[1883年]][[3月30日]]||Zoedone||牝6||||C.Kinsky||W.Jenkins||C.Kinsky |
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− | |style="text-align:center"|第46回||[[1884年]]3月28日||Voluptuary||騸6||||E | + | |style="text-align:center"|第46回||[[1884年]]3月28日||Voluptuary||騸6||||E.Wilson||W.Wilson||H.Boyd |
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− | |style="text-align:center"|第47回||[[1885年]] | + | |style="text-align:center"|第47回||[[1885年]]3月26日||Roquefort||騸6||||E.Wilson||A.Yates||A.Cooper |
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− | |style="text-align:center"|第48回||[[1886年]] | + | |style="text-align:center"|第48回||[[1886年]]3月26日||Old Joe||騸7||||T.Skelton||G.Mulcaster||A.Douglas |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第49回||[[1887年]] | + | |style="text-align:center"|第49回||[[1887年]]3月25日||Gamecock||騸8||||W.Daniels||J.Gordon||E.Jay |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第50回||[[1888年]]3月23日||Playfair||騸7||||G.Mawson||T.Cannon||E | + | |style="text-align:center"|第50回||[[1888年]]3月23日||Playfair||騸7||||G.Mawson||T.Cannon||E."Ned" Baird |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第51回||[[1889年]]3月29日||Frigate||牝11||||T.Beasley||M | + | |style="text-align:center"|第51回||[[1889年]]3月29日||Frigate||牝11||||T.Beasley||M.Maher||M.Maher |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第52回||[[1890年]]3月28日||Ilex||騸6||||A.Nightingall||J.Nightingall||G.Masterman | |style="text-align:center"|第52回||[[1890年]]3月28日||Ilex||騸6||||A.Nightingall||J.Nightingall||G.Masterman | ||
177行目: | 167行目: | ||
|style="text-align:center"|第53回||[[1891年]][[3月20日]]||Come Away||騸7||||H.Beasley||H.Beasley||W.Jameson | |style="text-align:center"|第53回||[[1891年]][[3月20日]]||Come Away||騸7||||H.Beasley||H.Beasley||W.Jameson | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第54回||[[1892年]]3月25日||Father O'Flynn||騸7||||E | + | |style="text-align:center"|第54回||[[1892年]]3月25日||Father O'Flynn||騸7||||E.Owen||G.Wilson||G.Wilson |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第55回||[[1893年]]3月24日||Cloister||騸9||||B.Dollery||A.Yates||C.Duff | |style="text-align:center"|第55回||[[1893年]]3月24日||Cloister||騸9||||B.Dollery||A.Yates||C.Duff | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第56回||[[1894年]]3月30日||Why Not||騸13||||A.Nightingall||W.Moore||C | + | |style="text-align:center"|第56回||[[1894年]]3月30日||Why Not||騸13||||A.Nightingall||W.Moore||C.Fenwick |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第57回||[[1895年]]3月29日||style="white-space:nowrap"|Wild Man From Borneo||騸7|||| | + | |style="text-align:center"|第57回||[[1895年]]3月29日||style="white-space:nowrap"|Wild Man From Borneo||騸7||||J.Widger||J.Gatland||John Widger |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第58回||[[1896年]]3月27日||The Soarer||騸7||||T.Kavanagh||W.McAuliffe||W.Hall-Walker | |style="text-align:center"|第58回||[[1896年]]3月27日||The Soarer||騸7||||T.Kavanagh||W.McAuliffe||W.Hall-Walker | ||
189行目: | 179行目: | ||
|style="text-align:center"|第59回||[[1897年]][[3月26日]]||[[マニフェスト (競走馬)|Manifesto]]||騸9||||T.Kavanagh||W.McAuliffe||H.Dyas | |style="text-align:center"|第59回||[[1897年]][[3月26日]]||[[マニフェスト (競走馬)|Manifesto]]||騸9||||T.Kavanagh||W.McAuliffe||H.Dyas | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第60回||[[1898年]]3月25日||Drogheda||騸6||||J.Gourley||R.Dawson||C | + | |style="text-align:center"|第60回||[[1898年]]3月25日||Drogheda||騸6||||J.Gourley||R.Dawson||C.Adams |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第61回||[[1899年]]3月24日||Manifesto||騸11||||G.Williamson||W.Moore||J | + | |style="text-align:center"|第61回||[[1899年]]3月24日||Manifesto||騸11||||G.Williamson||W.Moore||J.Bulteel |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第62回||[[1900年]] | + | |style="text-align:center"|第62回||[[1900年]]3月30日||Ambush II||騸6||||A.Anthony||A.Anthony||H R H Prince of Wales |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第63回||[[1901年]]3月29日||Grudon||牡11||||A.Nightingall||B.Bletsoe||B.Bletsoe | |style="text-align:center"|第63回||[[1901年]]3月29日||Grudon||牡11||||A.Nightingall||B.Bletsoe||B.Bletsoe | ||
199行目: | 189行目: | ||
|style="text-align:center"|第64回||[[1902年]]3月21日||Shannon Lass||牝7||||D.Read||J.Hackett||A.Gorham | |style="text-align:center"|第64回||[[1902年]]3月21日||Shannon Lass||牝7||||D.Read||J.Hackett||A.Gorham | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第65回||[[1903年]] | + | |style="text-align:center"|第65回||[[1903年]]3月27日||Drumcree||騸9||||P.Woodland||C.Nugent||J.Morrison |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第66回||[[1904年]]3月25日||Moifaa||騸8||||A.Birch||W.Hickey||S.Gollan | |style="text-align:center"|第66回||[[1904年]]3月25日||Moifaa||騸8||||A.Birch||W.Hickey||S.Gollan | ||
209行目: | 199行目: | ||
|style="text-align:center"|第69回||[[1907年]][[3月22日]]||Eremon||騸7||||A.Newey||T.Coulthwaite||S.Howard | |style="text-align:center"|第69回||[[1907年]][[3月22日]]||Eremon||騸7||||A.Newey||T.Coulthwaite||S.Howard | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第70回||[[1908年]]3月27日||Rubio||騸10||||H | + | |style="text-align:center"|第70回||[[1908年]]3月27日||Rubio||騸10||||H.Bletsoe||F.Withington||F.Douglas-Pennant |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第71回||[[1909年]]3月26日||Lutteur III||騸5||||G.Parfrement||H.Escott||J.Hennessy | |style="text-align:center"|第71回||[[1909年]]3月26日||Lutteur III||騸5||||G.Parfrement||H.Escott||J.Hennessy | ||
215行目: | 205行目: | ||
|style="text-align:center"|第72回||[[1910年]]3月18日||Jenkinstown||騸9||||R.Chadwick||T.Coulthwaite||S.Howard | |style="text-align:center"|第72回||[[1910年]]3月18日||Jenkinstown||騸9||||R.Chadwick||T.Coulthwaite||S.Howard | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第73回||[[1911年]]3月24日||Glenside||騸9||||J | + | |style="text-align:center"|第73回||[[1911年]]3月24日||Glenside||騸9||||J.Anthony||R.Collis||F.Bibby |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第74回||[[1912年]]3月29日||Jerry M||騸9||||E.Piggott||R.Gore|| | + | |style="text-align:center"|第74回||[[1912年]]3月29日||Jerry M||騸9||||E.Piggott||R.Gore||C.Assheton-Smith |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第75回||[[1913年]][[4月4日]]||Covertcoat||騸7||||P.Woodland||R.Gore|| | + | |style="text-align:center"|第75回||[[1913年]][[4月4日]]||Covertcoat||騸7||||P.Woodland||R.Gore||C.Assheton-Smith |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第76回||[[1914年]]3月27日||Sunloch||騸8||||B.Smith||T.Tyler||T.Tyler | |style="text-align:center"|第76回||[[1914年]]3月27日||Sunloch||騸8||||B.Smith||T.Tyler||T.Tyler | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第77回||[[1915年]]3月26日||Ally Sloper||騸6||||J | + | |style="text-align:center"|第77回||[[1915年]]3月26日||Ally Sloper||騸6||||J.Anthony||A.Hastings||M.Nelson |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第78回||[[1919年]]3月28日||Poethlyn||騸9||||E.Piggott||H.Escott||H.Peel | |style="text-align:center"|第78回||[[1919年]]3月28日||Poethlyn||騸9||||E.Piggott||H.Escott||H.Peel | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第79回||[[1920年]]3月26日||Shaun Spadah||騸7||||J | + | |style="text-align:center"|第79回||[[1920年]]3月26日||Shaun Spadah||騸7||||J.Anthony||A.Anthony||T.Gerrard |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第80回||[[1921年]]月日||Althorp||騸10||||F | + | |style="text-align:center"|第80回||[[1921年]]月日||Althorp||騸10||||F.Rees||G.Poole||M.McAlpine |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第81回||[[1922年]] | + | |style="text-align:center"|第81回||[[1922年]]3月24日||Music Hall||騸9||||L.Rees||O.Anthony||H.Kershaw |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第82回||[[1923年]]3月23日||Sergeant Murphy||騸13||||G | + | |style="text-align:center"|第82回||[[1923年]]3月23日||Sergeant Murphy||騸13||||G.Bennet||G.Blackwell||S.Sanford |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第83回||[[1924年]]3月28日||Master Robert||騸11||||R.Trudgill||A.Hastings||Earl of Airlie | |style="text-align:center"|第83回||[[1924年]]3月28日||Master Robert||騸11||||R.Trudgill||A.Hastings||Earl of Airlie | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第84回||[[1925年]]3月27日||Double Chance||騸9||||J | + | |style="text-align:center"|第84回||[[1925年]]3月27日||Double Chance||騸9||||J.Wilson||F.Archer||D.Goold<BR>F.Archer |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第85回||[[1926年]]3月26日||Jackhorner||騸9||||W.Watkinson||H.Leader||A | + | |style="text-align:center"|第85回||[[1926年]]3月26日||Jackhorner||騸9||||W.Watkinson||H.Leader||A.Schwartz |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第86回||[[1927年]]3月25日||Sprig||騸10||||Ted E.Leader||Tom Leader||M.Partridge | |style="text-align:center"|第86回||[[1927年]]3月25日||Sprig||騸10||||Ted E.Leader||Tom Leader||M.Partridge | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第87回||[[1928年]]3月20日||Tipperary Tim||騸10||||W | + | |style="text-align:center"|第87回||[[1928年]]3月20日||Tipperary Tim||騸10||||W.Dutton||J.Dodd||H.Kenyon |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第88回||[[1929年]]3月22日||Gregalach||騸7||||R.Everett|| | + | |style="text-align:center"|第88回||[[1929年]]3月22日||Gregalach||騸7||||R.Everett||T.Leader||M.Gemmell |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第89回||[[1930年]]3月28日||Shaun Gollin||騸10||||T.Cullinan||F.Hartigan||W | + | |style="text-align:center"|第89回||[[1930年]]3月28日||Shaun Gollin||騸10||||T.Cullinan||F.Hartigan||W.Midwood |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第90回||[[1931年]]3月27日||Grakle||騸9||||R.Lyall||T.Coulthwaite||C.Taylor | |style="text-align:center"|第90回||[[1931年]]3月27日||Grakle||騸9||||R.Lyall||T.Coulthwaite||C.Taylor | ||
261行目: | 251行目: | ||
|style="text-align:center"|第95回||[[1936年]]3月27日||Reynolds Town||騸9||||F.Walwyn||N.Furlong||N.Furlong | |style="text-align:center"|第95回||[[1936年]]3月27日||Reynolds Town||騸9||||F.Walwyn||N.Furlong||N.Furlong | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第96回||[[1937年]]3月19日||Royal Mail||騸8||||E.Williams||I.Anthony||H | + | |style="text-align:center"|第96回||[[1937年]]3月19日||Royal Mail||騸8||||E.Williams||I.Anthony||H.Thomas |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第97回||[[1938年]]3月25日||Battleship||牡9||||B.Hobbs||R.Hobbs||M.Scott | |style="text-align:center"|第97回||[[1938年]]3月25日||Battleship||牡9||||B.Hobbs||R.Hobbs||M.Scott | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第98回||[[1939年]]3月24日||Workman||騸9||||T.Hyde||J.Ruttle|| | + | |style="text-align:center"|第98回||[[1939年]]3月24日||Workman||騸9||||T.Hyde||J.Ruttle||A.Maguire |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第99回||[[1940年]][[4月5日]]||Bogskar||騸7||9:21 0/5||M | + | |style="text-align:center"|第99回||[[1940年]][[4月5日]]||Bogskar||騸7||9:21 0/5||M.Jones||Lord Stalbridge||Lord Stalbridge |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center; white-space:nowrap"|第100回||[[1946年]] | + | |style="text-align:center; white-space:nowrap"|第100回||[[1946年]]4月5日||Lovely Cottage||騸9||||B.Petre||T.Rayson||J.Morant |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第101回||[[1947年]]3月29日||Caughoo||騸8||||E.Dempsey||H.McDowell||J.McDowell | |style="text-align:center"|第101回||[[1947年]]3月29日||Caughoo||騸8||||E.Dempsey||H.McDowell||J.McDowell | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第102回||[[1948年]]3月20日||Sheila's Cottage||牝9||||style="white-space:nowrap"|A | + | |style="text-align:center"|第102回||[[1948年]]3月20日||Sheila's Cottage||牝9||||style="white-space:nowrap"|A.Thompson||N.Crump||J.Procter |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第103回||[[1949年]] | + | |style="text-align:center"|第103回||[[1949年]]3月26日||Russian Hero||騸9||||L.McMorrow||G.Owen||F.Williamson |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第104回||[[1950年]] | + | |style="text-align:center"|第104回||[[1950年]]3月25日||Freebooter||騸9||||J.Power||B.Renton||L.Brotherton |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第105回||[[1951年]][[4月7日]]||Nickel Coin||牝9||||J | + | |style="text-align:center"|第105回||[[1951年]][[4月7日]]||Nickel Coin||牝9||||J.Bullock||J.O'Donoghue||J.Royle |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第106回||[[1952年]][[4月5日]]||Teal||騸10||||A | + | |style="text-align:center"|第106回||[[1952年]][[4月5日]]||Teal||騸10||||A.Thompson||N.Crump||H.Lane |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第107回||[[1953年]]3月28日||Early Mist||騸8||||B.Marshall||[[ヴィンセント・オブライエン|M.V.O'Brien]]||J.Griffin | |style="text-align:center"|第107回||[[1953年]]3月28日||Early Mist||騸8||||B.Marshall||[[ヴィンセント・オブライエン|M.V.O'Brien]]||J.Griffin | ||
289行目: | 279行目: | ||
|style="text-align:center"|第109回||[[1955年]]3月26日||Quare Times||騸9||||P.Taaffe||M.V.O'Brien||W.Welman | |style="text-align:center"|第109回||[[1955年]]3月26日||Quare Times||騸9||||P.Taaffe||M.V.O'Brien||W.Welman | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第110回||[[1956年]]3月24日||E.S.B.||牡10||9:21 2/5||D | + | |style="text-align:center"|第110回||[[1956年]]3月24日||E.S.B.||牡10||9:21 2/5||D.Dick||F.Rimell||L.Carver |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第111回||[[1957年]]3月29日||Sundew||騸11||||F | + | |style="text-align:center"|第111回||[[1957年]]3月29日||Sundew||騸11||||F.Winter||F.Hudson||G.Kohn |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第112回||[[1958年]]3月29日||Mr What||騸8||||A.Freeman||T.Taaffe||D | + | |style="text-align:center"|第112回||[[1958年]]3月29日||Mr What||騸8||||A.Freeman||T.Taaffe||D.Coughlan |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第113回||[[1959年]]3月21日||Oxo||騸8||||M.Scudamore||W.Stephenson||J.Bigg | |style="text-align:center"|第113回||[[1959年]]3月21日||Oxo||騸8||||M.Scudamore||W.Stephenson||J.Bigg | ||
299行目: | 289行目: | ||
|style="text-align:center"|第114回||[[1960年]]月日||Merriman||牡9||9:27 0/5||G.Scott||N.Crump||W.Wallace | |style="text-align:center"|第114回||[[1960年]]月日||Merriman||牡9||9:27 0/5||G.Scott||N.Crump||W.Wallace | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第115回||[[1961年]]3月25日||Nicolaus Silver||騸9||9:22 0/5||H | + | |style="text-align:center"|第115回||[[1961年]]3月25日||Nicolaus Silver||騸9||9:22 0/5||H.Beasley||F.Rimell||C.Vaughan |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第116回||[[1962年]]月日||Kilmore||騸12||9:50 0/5||F | + | |style="text-align:center"|第116回||[[1962年]]月日||Kilmore||騸12||9:50 0/5||F.Winter||R.Price||N.Cohen |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第117回||[[1963年]]月日||Ayala||騸9||9:35 0/5||P.Buckley||K.Piggott||P.Raymond | |style="text-align:center"|第117回||[[1963年]]月日||Ayala||騸9||9:35 0/5||P.Buckley||K.Piggott||P.Raymond | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第118回||[[1964年]]3月21日||Team Spirit||騸12||9:46 0/5||G | + | |style="text-align:center"|第118回||[[1964年]]3月21日||Team Spirit||騸12||9:46 0/5||G.Robinson||F.Walwyn||J.Goodman |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第119回||[[1965年]]月日||Jay Trump||騸8||9:31 4/5||T | + | |style="text-align:center"|第119回||[[1965年]]月日||Jay Trump||騸8||9:31 4/5||T.Smith||F.Winter||M.Stephenson |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第120回||[[1966年]]3月26日||Anglo||騸8||9:53 0/5||T.Norman||F.Winter||S.Levy | |style="text-align:center"|第120回||[[1966年]]3月26日||Anglo||騸8||9:53 0/5||T.Norman||F.Winter||S.Levy | ||
315行目: | 305行目: | ||
|style="text-align:center"|第122回||[[1968年]]3月30日||Red Alligator||騸9||9:29 0/5||B.Fletcher||D.Smith||J.Manners | |style="text-align:center"|第122回||[[1968年]]3月30日||Red Alligator||騸9||9:29 0/5||B.Fletcher||D.Smith||J.Manners | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第123回||[[1969年]]3月29日||Highland Wedding||騸12||9:29 4/5||E | + | |style="text-align:center"|第123回||[[1969年]]3月29日||Highland Wedding||騸12||9:29 4/5||E.Harty||T.Balding||T.McKoy Jr. |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第124回||[[1970年]]4月4日||Gay Trip||騸8||9:38 0/5||P.Taaffe||F.Rimell||A | + | |style="text-align:center"|第124回||[[1970年]]4月4日||Gay Trip||騸8||9:38 0/5||P.Taaffe||F.Rimell||A.Chambers |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第125回||[[1971年]][[4月3日]]||Specify||騸9||9:34 1/5||J.Cook||J.Sutcliffe||F.Pontin | |style="text-align:center"|第125回||[[1971年]][[4月3日]]||Specify||騸9||9:34 1/5||J.Cook||J.Sutcliffe||F.Pontin | ||
327行目: | 317行目: | ||
|style="text-align:center"|第128回||[[1974年]]3月30日||Red Rum||騸9||9:20.2||B.Fletcher||G.McCain||Noel Le Mare | |style="text-align:center"|第128回||[[1974年]]3月30日||Red Rum||騸9||9:20.2||B.Fletcher||G.McCain||Noel Le Mare | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第129回||[[1975年]] | + | |style="text-align:center"|第129回||[[1975年]]4月5日||L'Escargot||騸12||9:31.0||T.Carberry||D.Moore||R.Guest |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第130回||[[1976年]]4月3日||Rag Trade||騸10||||J.Burke||F.Rimell||P.Raymond | |style="text-align:center"|第130回||[[1976年]]4月3日||Rag Trade||騸10||||J.Burke||F.Rimell||P.Raymond | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第131回||[[1977年]][[4月2日]]||Red Rum||騸12|| | + | |style="text-align:center"|第131回||[[1977年]][[4月2日]]||Red Rum||騸12||||T.Stack||G.McCain||Noel Le Mare |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第132回||[[1978年]][[4月1日]]||Lucius||騸9||9:33.9||B | + | |style="text-align:center"|第132回||[[1978年]][[4月1日]]||Lucius||騸9||9:33.9||B.Davies||[[ゴードン・リチャーズ|G.Richards]]||F.Whitaker |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第133回||[[1979年]]3月31日||Rubstic||騸10||9:52.9||M | + | |style="text-align:center"|第133回||[[1979年]]3月31日||Rubstic||騸10||9:52.9||M.Barnes||J.Leadbetter||J.Douglas |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第134回||[[1980年]]月日||Ben Nevis||騸12||10:17.4||C.Fenwick||T.Forster||R | + | |style="text-align:center"|第134回||[[1980年]]月日||Ben Nevis||騸12||10:17.4||C.Fenwick||T.Forster||R.Stewart Jr. |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第135回||[[1981年]]月日||Aldaniti||騸11||9.47.2||R.Champion||J.Gifford||N.Embiricos | |style="text-align:center"|第135回||[[1981年]]月日||Aldaniti||騸11||9.47.2||R.Champion||J.Gifford||N.Embiricos | ||
347行目: | 337行目: | ||
|style="text-align:center"|第138回||[[1984年]]3月31日||Hallo Dandy||騸10||9:21.4||N.Doughty||G.Richards||R.Shaw | |style="text-align:center"|第138回||[[1984年]]3月31日||Hallo Dandy||騸10||9:21.4||N.Doughty||G.Richards||R.Shaw | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第139回||[[1985年]]3月30日||Last Suspect||騸11||9:42.7||H.Davies||T.Forster||A. | + | |style="text-align:center"|第139回||[[1985年]]3月30日||Last Suspect||騸11||9:42.7||H.Davies||T.Forster||A.Duke of Westminster |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第140回||[[1986年]]4月5日||West Tip||騸9||9:33.0||R.Dunwoody||M.Oliver||P.Luff | |style="text-align:center"|第140回||[[1986年]]4月5日||West Tip||騸9||9:33.0||R.Dunwoody||M.Oliver||P.Luff | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第141回||[[1987年]] | + | |style="text-align:center"|第141回||[[1987年]]4月4日||Maori Venture||騸11||9:19.3||S.Knight||A.Turnell||J.Joel |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第142回||[[1988年]][[4月9日]]||Rhyme'n'Reason||騸9||9:53.5||B.Powell||D.Elsworth||J.Reed | |style="text-align:center"|第142回||[[1988年]][[4月9日]]||Rhyme'n'Reason||騸9||9:53.5||B.Powell||D.Elsworth||J.Reed | ||
365行目: | 355行目: | ||
|style="text-align:center"|第147回||[[1994年]]4月9日||[[ミネホーマ|Miinnehoma]]||騸11||10:18.8||R.Dunwoody||M.Pipe||F.Star | |style="text-align:center"|第147回||[[1994年]]4月9日||[[ミネホーマ|Miinnehoma]]||騸11||10:18.8||R.Dunwoody||M.Pipe||F.Star | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第148回||[[1995年]]4月8日||Royal Athlete||騸12||9:04.1||J | + | |style="text-align:center"|第148回||[[1995年]]4月8日||Royal Athlete||騸12||9:04.1||J.Titley||J.Pitman||Gary & Libby Johnson |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第149回||[[1996年]]3月30日||Rough Quest||騸10||9:00.8||M | + | |style="text-align:center"|第149回||[[1996年]]3月30日||Rough Quest||騸10||9:00.8||M.Fitzgerald||T.Casey||A.Wates |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第150回||[[1997年]]4月7日||Lord Gyllene||騸9||9:05.9||A.Dobbin||S.Brookshaw||S.Clarke | |style="text-align:center"|第150回||[[1997年]]4月7日||Lord Gyllene||騸9||9:05.9||A.Dobbin||S.Brookshaw||S.Clarke | ||
387行目: | 377行目: | ||
|style="text-align:center"|第158回||[[2005年]]4月9日||[[ヘッジハンター|Hedgehunter]]||騸9||9:20.8||R.Walsh||W.Mullins||T.Hemmings | |style="text-align:center"|第158回||[[2005年]]4月9日||[[ヘッジハンター|Hedgehunter]]||騸9||9:20.8||R.Walsh||W.Mullins||T.Hemmings | ||
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第159回||[[2006年]]4月8日||[[ナンバーシックスヴァルヴァーディ|Numbersixvalverde]]||騸10||9:41.0||N | + | |style="text-align:center"|第159回||[[2006年]]4月8日||[[ナンバーシックスヴァルヴァーディ|Numbersixvalverde]]||騸10||9:41.0||N.Madden||M.Brassil||O.Carroll |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第160回||[[2007年]][[4月14日]]||[[シルバーバーチ (競走馬)|Silver Birch]]||騸10||9:13.6||R | + | |style="text-align:center"|第160回||[[2007年]][[4月14日]]||[[シルバーバーチ (競走馬)|Silver Birch]]||騸10||9:13.6||R.Powerl||G.Elliott||B.Walsh |
|- | |- | ||
− | |style="text-align:center"|第161回||[[2008年]]4月5日||[[コンプライオアダイ|Comply or Die]]||騸9||9:16.6||T.Murphy||D.Pipe||D | + | |style="text-align:center"|第161回||[[2008年]]4月5日||[[コンプライオアダイ|Comply or Die]]||騸9||9:16.6||T.Murphy||D.Pipe||D.Johnson |
|- | |- | ||
|style="text-align:center"|第162回||[[2009年]]4月4日||[[モンモーム|Mon Mome]]||騸9||9:32.9||L.Treadwell||V.Williams||V.Bingham | |style="text-align:center"|第162回||[[2009年]]4月4日||[[モンモーム|Mon Mome]]||騸9||9:32.9||L.Treadwell||V.Williams||V.Bingham | ||
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|style="text-align:center"|第167回||[[2014年]]4月5日||Pineau de Re||騸11||9:09.9||L.Aspell||R.Newland||J.Proven | |style="text-align:center"|第167回||[[2014年]]4月5日||Pineau de Re||騸11||9:09.9||L.Aspell||R.Newland||J.Proven | ||
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+ | |style="text-align:center"|第168回||[[2015年]]4月11日||Many Clouds||騸8||8:56.8||L.Aspell||O.Sherwood||T.Hemmings | ||
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+ | |style="text-align:center"|第169回||[[2016年]]4月9日||Rule The World||騸9||9:29.0||D.Mullins||M.Morris||Gigginstown House Stud | ||
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+ | |style="text-align:center"|第170回||[[2017年]]4月8日||One For Arthur||騸8||9:03.5||D.Fox||L.Russell||Two Golf Widows | ||
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+ | |style="text-align:center"|第171回||[[2018年]]4月14日||Tiger Roll||騸8||9:40.1||D.Russell||G.Elliott||Gigginstown House Stud | ||
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+ | |style="text-align:center"|第172回||[[2019年]]4月6日||Tiger Roll||騸9||9:01.0||D.Russell||G.Elliott||Gigginstown House Stud | ||
+ | |- | ||
+ | |style="text-align:center"|第173回||[[2021年]]4月10日||Minella Times||騸8||9:15.42||[[レイチェル・ブラックモア|R.Blackmore]]||H.De Bromhead||J.McManus | ||
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+ | |style="text-align:center"|第174回||[[2022年]]4月9日||Noble Yeats||騸7||9:03.06||S.Waley-Cohen||E.Mullins||R.Waley-Cohen | ||
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+ | |style="text-align:center"|第175回||[[2023年]]4月9日||Corach Rambler||騸9||9:10.62||D.Fox||L.Russell||The Ramblers | ||
+ | |- | ||
+ | |style="text-align:center"|第176回||[[2024年]][[4月13日]]||I Am Maximus||騸8||9:27.68||P.Townend||W.Mullins||J.McManus | ||
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− | !施行日!!優勝馬!!性齢!! | + | !施行日!!優勝馬!!性齢!!タイム!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主 |
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− | |[[1916年]]月日||Vermouth||騸6||||J.Reardon||||P | + | |[[1916年]]月日||Vermouth||騸6||||J.Reardon||J.Bell||P.Heybourn |
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− | + | 1916〜1918年は[[第一次世界大戦]]の影響で施行場所をガトウィック競馬場に移していたが、回数にはカウントされていない。 | |
− | * | + | *レース名:1836年〜第4回 「The Grand Liverpool Steeplechase」、第5〜8回 「The Liverpool and National Steeplechase」 |
== 日本調教馬の参戦 == | == 日本調教馬の参戦 == | ||
− | + | 過去に1頭だけこのレースに参戦した競走馬がいる。日本の中山大障害を4勝もした[[フジノオー]]である([[1966年]])。 | |
− | 日本の障害チャンピオンホースとして参戦したフジノオーには、当時の規定により最重ハンデの76. | + | 日本の障害チャンピオンホースとして参戦したフジノオーには、当時の規定により最重ハンデの76.2kgのハンデキャップが与えられた。これは、チャンピオンホースにはハンデを軽くすることは失礼に値するという紳士的な考え方に基づくものである。なおフジノオーは15番目の障害で馬が飛越を拒否、レース中止となっている。 |
− | また日本人騎手として[[1995年]]には[[田中剛]]が[[アイルランド]] | + | また日本人騎手として[[1995年]]には[[田中剛]]が[[アイルランド]]のザコミッティに騎乗、こちらも残念ながらレース中止に終わった。 |
== 各国の「グランドナショナル」 == | == 各国の「グランドナショナル」 == | ||
− | + | このグランドナショナルに倣って、各国でグランドナショナルの名称のつく、あるいはそれに準じるレースが行われている。以下がその例である。 | |
* [[ウェールズ]] - [[ウェルシュナショナル]] | * [[ウェールズ]] - [[ウェルシュナショナル]] | ||
* [[スコットランド]] - [[スコティッシュグランドナショナル]] | * [[スコットランド]] - [[スコティッシュグランドナショナル]] | ||
* [[アイルランド]] - [[アイリッシュグランドナショナル]] | * [[アイルランド]] - [[アイリッシュグランドナショナル]] | ||
− | * [[フランス]] - [[パリ大障害]] | + | * [[フランス]] - [[パリ大障害]](創設時の名称はグランドナショナル・ド・フランス) |
* [[チェコ]] - [[ヴェルカパルドゥビツカ]] | * [[チェコ]] - [[ヴェルカパルドゥビツカ]] | ||
− | * [[アメリカ]] - [[ | + | * [[アメリカ]] - [[グランドナショナルハードル (アメリカ)|グランドナショナルハードル]] |
* [[オーストラリア]] - グランドナショナルハードル、グランドナショナルスティープルチェイス | * [[オーストラリア]] - グランドナショナルハードル、グランドナショナルスティープルチェイス | ||
* [[ニュージーランド]] - グランドナショナルハードル、グランドナショナルスティープルチェイス | * [[ニュージーランド]] - グランドナショナルハードル、グランドナショナルスティープルチェイス | ||
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== 外部リンク == | == 外部リンク == | ||
* [http://www.aintree.co.uk/ Aintree Racecourse] - エイントリー競馬場 | * [http://www.aintree.co.uk/ Aintree Racecourse] - エイントリー競馬場 | ||
− | * [http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/other_sports/horse_racing/grand_national_2005/ BBC SPORT] - | + | * [http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/other_sports/horse_racing/grand_national_2005/ BBC SPORT] - イギリスの放送局[[英国放送協会|BBC]]による2005年のグランドナショナル紹介ページ |
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2024年4月14日 (日) 22:34時点における最新版
グランドナショナル(Grand National)とは毎年4月にイギリスのエイントリー競馬場で4マイルと4ハロン(約7242メートル)の距離に30の障害があるコースで行われる障害レースであり、イギリスでは最も人気のある馬券の売れる競馬のレースである。このレースはグランドナショナルミーティングのメインレースとしてハンデキャップで行われ、グレード3である(イギリスの障害重賞はgroupでなくgradeで表記される)。
ほぼ毎年出走可能頭数の限界の40頭の出走馬を集めるが、年によっては完走頭数は10頭を切ることも珍しくない。英愛の障害レースでは共通のことだがスタートはゲートではなく、スターティングバリヤーを用いる昔ながらのバリヤー式スタートで行われる。
このレースに範を取った「グランドナショナル」という名のレースは世界各地で行われている。日本では伝統の障害重賞である中山大障害がこのレースに範を取ったものである。
2005年からはビール会社のジョン・スミスズ(John Smith's)がスポンサーとなっている。
コース[編集]
このレースではエイントリー競馬場のナショナルコースという特別なコースを2周する。このコースは毎年11月に行われるビーチャーチェイスにも使用され、グランドナショナルを目指す馬にとって貴重な試走の場となっている。
コースはほぼ平坦であり16の障害が設けられ、ザチェアーと呼ばれる障害と水濠障害を除いて2度飛越することになる。6番目(22番目)及び7番目(23番目)、8番目(24番目)、9番目(25番目)、15番目の障害にはそれぞれ固有の名称が付いており、順にビーチャーズブルック(Becher's Brook)、フォイネイボン(Foinavon)、キャナルターン(Canal Turn)、バレンタインズブルック(Valentine's Brook)、そしてザチェアー(The Chair)である。
最難関とされるのはビーチャーズブルックである。障害は踏み切り地点では高さ4フィート10インチ(約147cm)だが着地地点では6フィート9インチ(約206cm)と着地側が低くなっているため、バランスを取ることが難しく毎年複数の馬が落馬する。またザチェアーは踏み切り地点に6フート(約183cm)の乾壕及び全障害中最大の5フィート2インチ(約157cm)の高さをもつ。そしてキャナルターンとフォイネイボンについては、前者は着地後に直角に曲がるコーナーがあり後者もカーブの途中に設置されているため馬が内側に密集しやすく年によっては多重落馬が発生している。
グランドナショナルの障害は初期にあたる1844年に石壁障害が水濠障害に替わるなどの変更点があったがその後は20世紀中盤まで大きな変更はなかった。しかし1961年に危険すぎるとの批判を受け、障害に傾斜そして踏み切り板設けるなどの安全対策が行われた。その後も何度か障害の形状に変更が加えられ、1990年にはビーチャーズブルックの着地側のスロープ及び水濠が埋め立てられた。このため、ビーチャーズブルックをはじめ多くの障害がその難易度を大幅に低下させている。
歴史[編集]
グランドナショナルは1839年から回数カウントを始めているがそれより3年前の1836年から同等のレースが始まっており、グランドナショナルの歴史は1836年からとすることが多い。この1936年から1938年までの3レースは以前はエイントリー競馬場以外で行われたと考えられていたが、現在はこれらもエイントリー競馬場で行われたことが判明している。
1839年はコンラッドに騎乗したビーチャー大佐(Captain Becher)が1周目の小川で転落。その小川が「ビーチャーズブルック」と命名された。
1844年にハンデキャップレースに改められる。
1929年はグランドナショナル史上最多の66頭が出走した(完走は10頭)。
1938年にバトルシップに騎乗したブルース・ホッブズは史上最年少の17歳で優勝した。
1956年は競馬の歴史上でも最も不可解なレースの一つとして名高い。ディック・フランシス騎手が乗るクイーンマザー(エリザベス王太后)所有のデヴォンロックは最終障害を大差でクリアーして楽勝するかと思われたが、残り50メートルに満たない地点で突然四肢を投げ出して座り込んでしまった。特に故障などは何もなく、騎手が下馬すると何事もなかったように立ち上がったという。障害がないのに馬が障害があると勘違いした、馬が疲労困憊のあまり障害の幻影を見てしまった、軽い心臓麻痺を起こしたなど諸説あるが実際のところは定かではない。フランシス本人は大きな歓声に驚いてそのようになったと語っている。
1964年はエイントリー競馬場の所有者のトッパム夫人が競馬場を売りに出すと宣言し、以来1973年にビル・デイビスが300万ポンドで購入するまで毎年が「最後のナショナル」と言われた。デイビスの所有時も経営はいま一つ安定せず1983年にジョッキークラブが340万ポンドで購入、これによりイギリスの競馬が続く限りグランドナショナルは存続することになった。
1967年は馬群の先頭を走っていたカラ馬が23番目のフェンス直前で急にストップするというアクシデントで後続の20頭以上の馬が落馬、又は立往生してしまったなか先頭から50馬身近く離された位置にいたフォイネイボンがスムーズに追い越し、逆に後続に50馬身差の独走態勢となる。結局そのまま後続を振り切って1着でゴールイン、100倍の配当となった。なお、この23番目(1周目は7番目)のフェンスにはこの年の勝ち馬の名前である「フォイネイボン」の名がつけられている。
1981年はレースの1年半前にガンで余命8か月の宣告を受けていたボブ・チャンピオンが治療を受けガンを克服し、オルダニーティでグランドナショナルを制覇した。なおオルダニーティ自身も1年前の障害レースで骨折し、1度は安楽死処分にされそうになった状況からの復活であった(このエピソードは後年「チャンピオンズ(Champions)」というタイトルで映画化されている)。
1993年はスターティングバリヤーの白いテープがうまく跳ね上がらず発走やり直し、2度目も馬や騎手がテープに絡まりスターターはフォルススタートを宣言したが合図の赤旗が誰にも目撃されることなく39頭中30頭がスタート。2周目のスタンド前で再び赤旗が振られたが反対派の抗議と解釈した多くの騎手はレースを続行し7頭が完走。J・ホワイト騎乗のエシャーネスが1位入線したがレース不成立により幻の優勝となった。これにより1993年のグランドナショナルは中止となり、翌1994年からはスターティングバリヤーが手動式から電動式に変わるなど多くの改善がなされた。
1997年はグランドナショナルの始まる1時間前にIRA暫定派を名乗る人物から競馬場に爆弾を仕掛けたと電話で通報があり、観客を競馬場から全員避難させレースは中止となった。その2日後に改めてレースが行われた。女性調教師ジェニー・ピットマンはこの事件に対し涙で抗議した。
1998年は1周目の名物障害の1つであるビーチャーズブルックの前の障害で計3頭が死亡し、動物愛護団体が抗議行動を行った。
2005年は152頭が出走登録し、2024年11月現在最多である。
グランドナショナルで最多勝利の競走馬は1973年、1974年、1977年にこのレースを制したレッドラム号の3勝(1975年および1976年は2着)であり連覇した馬も同馬のみである。騎手の最多勝利数は1800年代のジョージ・スティーヴンス騎手の5勝。調教師の最多勝利数はフレッド・リメル師とジンジャー・マッケイン師の4勝。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。
歴代優勝馬[編集]
施行日 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|
1836年2月29日 | The Duke | 騸7 | 20:10 | M.Becher | W.Sirdefield | |
1837年3月4日 | The Duke | 騸8 | 14:00 | H.Potts | T.Chawner | |
1838年3月5日 | Sir William | 牡7 | A.McDonough | A.McDonough |
これより回数をカウント。
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 1839年2月26日 | Lottery | 騸9 | 14:53 | J.Mason | G.Dockeray | J.Elmore |
第2回 | 1840年3月5日 | Jerry | 騸10 | 12:30 | B.Bretherton | G.Dockeray | H.Villebois |
第3回 | 1841年3月3日 | Charity | 騸11 | 13:25 | A.Powell | W.Vevers | Lord Craven |
第4回 | 1842年3月2日 | Gay Lad | 騸8 | 13:30 | T.Olliver | G.Dockeray | J.Elmore |
第5回 | 1843年3月1日 | Vanguard | 騸8 | T.Olliver | Lord Chesterfield | ||
第6回 | 1844年2月28日 | Discount | 牡6 | 13:58 | H.Crickmere | Quartermaine | |
第7回 | 1845年3月5日 | Cure All | 騸7 | 10:47 | W.Loft | W.Loft | W.Crawford |
第8回 | 1846年3月4日 | Pioneer | 騸6 | W.Taylor | Adams | ||
第9回 | 1847年3月3日 | Matthew | 騸9 | D.Wynne | J.Murphy | J.Courtenay | |
第10回 | 1848年3月1日 | Chandler | 騸12 | J.Little | T.Eskrett | J.Little | |
第11回 | 1849年2月28日 | Peter Simple | 騸11 | 10:56 | T.Cunningham | T.Cunningham | T.Mason Jr. |
第12回 | 1850年2月27日 | Abd-el-Kader | 騸8 | 10:20 | C.Green | J.Osborne | Wilson |
第13回 | 1851年2月26日 | Abd-el-Kader | 騸9 | 9:59 | T.Abbot | J.Osborne | J.Osborne |
第14回 | 1852年3月3日 | Miss Mowbray | 牝8 | 9:58.5 | A.Goodman | G.Dockeray | T.Mason |
第15回 | 1853年3月2日 | Peter Simple | 騸15 | 10:15 | T.Oliver | T.Oliver | J.Little |
第16回 | 1854年3月1日 | Bourton | 騸11 | 9:59 | J.Tasker | H.Wadlow | W.Moseley |
第17回 | 1855年3月7日 | Wanderer | 牡10 | 10:25 | J.Hanlon | Dennis | |
第18回 | 1856年3月7日 | Freetrader | 牡7 | 10:00 | G.Stevens | W.Holman | W.Barnett |
第19回 | 1857年3月4日 | Emigrant | 騸11 | C.Boyce | C.Boyce | G.Hodgman | |
第20回 | 1858年3月6日 | Little Charley | 騸12 | W.Archer | W.Holman | C.Capel | |
第21回 | 1859年3月8日 | Half Caste | 牡6 | C.Green | C.Green | Willoughby | |
第22回 | 1860年3月7日 | Anatis | 牝10 | T.Pickernell | W.Holman | C.Capel | |
第23回 | 1861年3月13日 | Jealousy | 牝7 | J.Kendall | C.Balchin | J.Bennett | |
第24回 | 1862年3月12日 | Huntsman | 牡9 | H.Lamplugh | H.Lamplugh | Viscount de Namur | |
第25回 | 1863年3月11日 | Emblem | 牝7 | G.Stevens | E.Weever | Lord Coventry | |
第26回 | 1864年3月9日 | Emblematic | 牝6 | G.Stevens | E.Weever | Lord Coventry | |
第27回 | 1865年3月8日 | Alcibiade | 騸5 | H.Coventry | C.Cornell | B."Cherry" Angell | |
第28回 | 1866年3月7日 | Salamander | 騸7 | A.Goodman | J.Walters | E.Studd | |
第29回 | 1867年3月6日 | Cortolvin | 騸8 | J.Page | H.Lamplugh | Duke of Hamilton | |
第30回 | 1868年3月4日 | The Lamb | 牡6 | G.Edwards | B.Land | Lord Poulett | |
第31回 | 1869年3月3日 | The Colonel | 牡6 | G.Stevens | R.Roberts | J.Weyman | |
第32回 | 1870年3月9日 | The Colonel | 牡7 | G.Stevens | R.Roberts | M.Evans | |
第33回 | 1871年3月21日 | The Lamb | 牡9 | 9:35 | T.Pickernell | C.Green | Lord Poulett |
第34回 | 1872年月日 | Casse Tete | 牝7 | J.Page | A.Cowley | E.Brayley | |
第35回 | 1873年3月27日 | Disturbance | 牡6 | J.Richardson | J.Richardson | J.Machell | |
第36回 | 1874年3月26日 | Reugny | 牡6 | J.Richardson | J.Richardson | J.Machell | |
第37回 | 1875年3月18日 | Pathfinder | 騸8 | T.Pickernell | W.Reeves | H.Bird | |
第38回 | 1876年3月24日 | Regal | 騸5 | J.Cannon | J.Jewitt | J.Machell | |
第39回 | 1877年3月23日 | Austerlitz | 牡5 | F.Hobson | R.l'Anson | F.Hobson | |
第40回 | 1878年3月29日 | Shifnal | 牡9 | J.Jones | J.Nightongall | J.Nightongall | |
第41回 | 1879年3月28日 | The Liberator | 騸10 | G.Moore | J.Moore | G.Moore | |
第42回 | 1880年3月19日 | Empress | 牝5 | T.Beasley | H.Linde | P.Ducrot | |
第43回 | 1881年3月25日 | Woodbrook | 騸7 | T.Beasley | H.Linde | T.Kirkwood | |
第44回 | 1882年3月24日 | Seaman | 騸6 | Lord Manners | J.Machell | Lord Manners | |
第45回 | 1883年3月30日 | Zoedone | 牝6 | C.Kinsky | W.Jenkins | C.Kinsky | |
第46回 | 1884年3月28日 | Voluptuary | 騸6 | E.Wilson | W.Wilson | H.Boyd | |
第47回 | 1885年3月26日 | Roquefort | 騸6 | E.Wilson | A.Yates | A.Cooper | |
第48回 | 1886年3月26日 | Old Joe | 騸7 | T.Skelton | G.Mulcaster | A.Douglas | |
第49回 | 1887年3月25日 | Gamecock | 騸8 | W.Daniels | J.Gordon | E.Jay | |
第50回 | 1888年3月23日 | Playfair | 騸7 | G.Mawson | T.Cannon | E."Ned" Baird | |
第51回 | 1889年3月29日 | Frigate | 牝11 | T.Beasley | M.Maher | M.Maher | |
第52回 | 1890年3月28日 | Ilex | 騸6 | A.Nightingall | J.Nightingall | G.Masterman | |
第53回 | 1891年3月20日 | Come Away | 騸7 | H.Beasley | H.Beasley | W.Jameson | |
第54回 | 1892年3月25日 | Father O'Flynn | 騸7 | E.Owen | G.Wilson | G.Wilson | |
第55回 | 1893年3月24日 | Cloister | 騸9 | B.Dollery | A.Yates | C.Duff | |
第56回 | 1894年3月30日 | Why Not | 騸13 | A.Nightingall | W.Moore | C.Fenwick | |
第57回 | 1895年3月29日 | Wild Man From Borneo | 騸7 | J.Widger | J.Gatland | John Widger | |
第58回 | 1896年3月27日 | The Soarer | 騸7 | T.Kavanagh | W.McAuliffe | W.Hall-Walker | |
第59回 | 1897年3月26日 | Manifesto | 騸9 | T.Kavanagh | W.McAuliffe | H.Dyas | |
第60回 | 1898年3月25日 | Drogheda | 騸6 | J.Gourley | R.Dawson | C.Adams | |
第61回 | 1899年3月24日 | Manifesto | 騸11 | G.Williamson | W.Moore | J.Bulteel | |
第62回 | 1900年3月30日 | Ambush II | 騸6 | A.Anthony | A.Anthony | H R H Prince of Wales | |
第63回 | 1901年3月29日 | Grudon | 牡11 | A.Nightingall | B.Bletsoe | B.Bletsoe | |
第64回 | 1902年3月21日 | Shannon Lass | 牝7 | D.Read | J.Hackett | A.Gorham | |
第65回 | 1903年3月27日 | Drumcree | 騸9 | P.Woodland | C.Nugent | J.Morrison | |
第66回 | 1904年3月25日 | Moifaa | 騸8 | A.Birch | W.Hickey | S.Gollan | |
第67回 | 1905年月日 | Kirkland | 騸9 | F.Mason | E.Thomas | F.Bibby | |
第68回 | 1906年月日 | Ascetic's Silver | 牡9 | A.Hastings | A.Hastings | Prince F.Hatzfeldt | |
第69回 | 1907年3月22日 | Eremon | 騸7 | A.Newey | T.Coulthwaite | S.Howard | |
第70回 | 1908年3月27日 | Rubio | 騸10 | H.Bletsoe | F.Withington | F.Douglas-Pennant | |
第71回 | 1909年3月26日 | Lutteur III | 騸5 | G.Parfrement | H.Escott | J.Hennessy | |
第72回 | 1910年3月18日 | Jenkinstown | 騸9 | R.Chadwick | T.Coulthwaite | S.Howard | |
第73回 | 1911年3月24日 | Glenside | 騸9 | J.Anthony | R.Collis | F.Bibby | |
第74回 | 1912年3月29日 | Jerry M | 騸9 | E.Piggott | R.Gore | C.Assheton-Smith | |
第75回 | 1913年4月4日 | Covertcoat | 騸7 | P.Woodland | R.Gore | C.Assheton-Smith | |
第76回 | 1914年3月27日 | Sunloch | 騸8 | B.Smith | T.Tyler | T.Tyler | |
第77回 | 1915年3月26日 | Ally Sloper | 騸6 | J.Anthony | A.Hastings | M.Nelson | |
第78回 | 1919年3月28日 | Poethlyn | 騸9 | E.Piggott | H.Escott | H.Peel | |
第79回 | 1920年3月26日 | Shaun Spadah | 騸7 | J.Anthony | A.Anthony | T.Gerrard | |
第80回 | 1921年月日 | Althorp | 騸10 | F.Rees | G.Poole | M.McAlpine | |
第81回 | 1922年3月24日 | Music Hall | 騸9 | L.Rees | O.Anthony | H.Kershaw | |
第82回 | 1923年3月23日 | Sergeant Murphy | 騸13 | G.Bennet | G.Blackwell | S.Sanford | |
第83回 | 1924年3月28日 | Master Robert | 騸11 | R.Trudgill | A.Hastings | Earl of Airlie | |
第84回 | 1925年3月27日 | Double Chance | 騸9 | J.Wilson | F.Archer | D.Goold F.Archer | |
第85回 | 1926年3月26日 | Jackhorner | 騸9 | W.Watkinson | H.Leader | A.Schwartz | |
第86回 | 1927年3月25日 | Sprig | 騸10 | Ted E.Leader | Tom Leader | M.Partridge | |
第87回 | 1928年3月20日 | Tipperary Tim | 騸10 | W.Dutton | J.Dodd | H.Kenyon | |
第88回 | 1929年3月22日 | Gregalach | 騸7 | R.Everett | T.Leader | M.Gemmell | |
第89回 | 1930年3月28日 | Shaun Gollin | 騸10 | T.Cullinan | F.Hartigan | W.Midwood | |
第90回 | 1931年3月27日 | Grakle | 騸9 | R.Lyall | T.Coulthwaite | C.Taylor | |
第91回 | 1932年3月18日 | Forbra | 騸7 | T.Hamey | T.Rimell | W.Parsonage | |
第92回 | 1933年3月24日 | Kellsboro' Jack | 騸7 | D.Williams | I.Anthony | F.A.Clark | |
第93回 | 1934年月日 | Golden Miller | 騸7 | 9:20 2/5 | G.Wilson | B.Briscoe | D.Paget |
第94回 | 1935年3月29日 | Reynolds Town | 騸8 | F.Furlong | N.Furlong | N.Furlong | |
第95回 | 1936年3月27日 | Reynolds Town | 騸9 | F.Walwyn | N.Furlong | N.Furlong | |
第96回 | 1937年3月19日 | Royal Mail | 騸8 | E.Williams | I.Anthony | H.Thomas | |
第97回 | 1938年3月25日 | Battleship | 牡9 | B.Hobbs | R.Hobbs | M.Scott | |
第98回 | 1939年3月24日 | Workman | 騸9 | T.Hyde | J.Ruttle | A.Maguire | |
第99回 | 1940年4月5日 | Bogskar | 騸7 | 9:21 0/5 | M.Jones | Lord Stalbridge | Lord Stalbridge |
第100回 | 1946年4月5日 | Lovely Cottage | 騸9 | B.Petre | T.Rayson | J.Morant | |
第101回 | 1947年3月29日 | Caughoo | 騸8 | E.Dempsey | H.McDowell | J.McDowell | |
第102回 | 1948年3月20日 | Sheila's Cottage | 牝9 | A.Thompson | N.Crump | J.Procter | |
第103回 | 1949年3月26日 | Russian Hero | 騸9 | L.McMorrow | G.Owen | F.Williamson | |
第104回 | 1950年3月25日 | Freebooter | 騸9 | J.Power | B.Renton | L.Brotherton | |
第105回 | 1951年4月7日 | Nickel Coin | 牝9 | J.Bullock | J.O'Donoghue | J.Royle | |
第106回 | 1952年4月5日 | Teal | 騸10 | A.Thompson | N.Crump | H.Lane | |
第107回 | 1953年3月28日 | Early Mist | 騸8 | B.Marshall | M.V.O'Brien | J.Griffin | |
第108回 | 1954年3月27日 | Royal Tan | 騸10 | B.Marshall | M.V.O'Brien | J.Griffin | |
第109回 | 1955年3月26日 | Quare Times | 騸9 | P.Taaffe | M.V.O'Brien | W.Welman | |
第110回 | 1956年3月24日 | E.S.B. | 牡10 | 9:21 2/5 | D.Dick | F.Rimell | L.Carver |
第111回 | 1957年3月29日 | Sundew | 騸11 | F.Winter | F.Hudson | G.Kohn | |
第112回 | 1958年3月29日 | Mr What | 騸8 | A.Freeman | T.Taaffe | D.Coughlan | |
第113回 | 1959年3月21日 | Oxo | 騸8 | M.Scudamore | W.Stephenson | J.Bigg | |
第114回 | 1960年月日 | Merriman | 牡9 | 9:27 0/5 | G.Scott | N.Crump | W.Wallace |
第115回 | 1961年3月25日 | Nicolaus Silver | 騸9 | 9:22 0/5 | H.Beasley | F.Rimell | C.Vaughan |
第116回 | 1962年月日 | Kilmore | 騸12 | 9:50 0/5 | F.Winter | R.Price | N.Cohen |
第117回 | 1963年月日 | Ayala | 騸9 | 9:35 0/5 | P.Buckley | K.Piggott | P.Raymond |
第118回 | 1964年3月21日 | Team Spirit | 騸12 | 9:46 0/5 | G.Robinson | F.Walwyn | J.Goodman |
第119回 | 1965年月日 | Jay Trump | 騸8 | 9:31 4/5 | T.Smith | F.Winter | M.Stephenson |
第120回 | 1966年3月26日 | Anglo | 騸8 | 9:53 0/5 | T.Norman | F.Winter | S.Levy |
第121回 | 1967年4月8日 | Foinavon | 騸9 | 9:49 2/5 | J.Buckingham | J.Kempton | C.Watkins |
第122回 | 1968年3月30日 | Red Alligator | 騸9 | 9:29 0/5 | B.Fletcher | D.Smith | J.Manners |
第123回 | 1969年3月29日 | Highland Wedding | 騸12 | 9:29 4/5 | E.Harty | T.Balding | T.McKoy Jr. |
第124回 | 1970年4月4日 | Gay Trip | 騸8 | 9:38 0/5 | P.Taaffe | F.Rimell | A.Chambers |
第125回 | 1971年4月3日 | Specify | 騸9 | 9:34 1/5 | J.Cook | J.Sutcliffe | F.Pontin |
第126回 | 1972年4月8日 | Well To Do | 騸9 | 10:08 2/5 | G.Thorner | T.Forster | T.Forster |
第127回 | 1973年3月31日 | Red Rum | 騸8 | 9:01.9 | B.Fletcher | G.McCain | Noel Le Mare |
第128回 | 1974年3月30日 | Red Rum | 騸9 | 9:20.2 | B.Fletcher | G.McCain | Noel Le Mare |
第129回 | 1975年4月5日 | L'Escargot | 騸12 | 9:31.0 | T.Carberry | D.Moore | R.Guest |
第130回 | 1976年4月3日 | Rag Trade | 騸10 | J.Burke | F.Rimell | P.Raymond | |
第131回 | 1977年4月2日 | Red Rum | 騸12 | T.Stack | G.McCain | Noel Le Mare | |
第132回 | 1978年4月1日 | Lucius | 騸9 | 9:33.9 | B.Davies | G.Richards | F.Whitaker |
第133回 | 1979年3月31日 | Rubstic | 騸10 | 9:52.9 | M.Barnes | J.Leadbetter | J.Douglas |
第134回 | 1980年月日 | Ben Nevis | 騸12 | 10:17.4 | C.Fenwick | T.Forster | R.Stewart Jr. |
第135回 | 1981年月日 | Aldaniti | 騸11 | 9.47.2 | R.Champion | J.Gifford | N.Embiricos |
第136回 | 1982年月日 | Grittar | 騸9 | 9:12.6 | C.Saunders | F.Gilman | F.Gilman |
第137回 | 1983年月日 | Corbiere | 騸8 | 9:47.4 | B.de Haan | J.Pitman | B.Burrough |
第138回 | 1984年3月31日 | Hallo Dandy | 騸10 | 9:21.4 | N.Doughty | G.Richards | R.Shaw |
第139回 | 1985年3月30日 | Last Suspect | 騸11 | 9:42.7 | H.Davies | T.Forster | A.Duke of Westminster |
第140回 | 1986年4月5日 | West Tip | 騸9 | 9:33.0 | R.Dunwoody | M.Oliver | P.Luff |
第141回 | 1987年4月4日 | Maori Venture | 騸11 | 9:19.3 | S.Knight | A.Turnell | J.Joel |
第142回 | 1988年4月9日 | Rhyme'n'Reason | 騸9 | 9:53.5 | B.Powell | D.Elsworth | J.Reed |
第143回 | 1989年4月8日 | Little Polveir | 騸12 | 10:06.9 | J.Frost | T.Balding | E.Harvey |
第144回 | 1990年4月7日 | Mr Frisk | 騸11 | 8:47.8 | M.Armytage | K.Bailey | L.Duffey |
第145回 | 1991年4月6日 | Seagram | 騸11 | 9:29.9 | N.Hawke | D.Barons | Sir E.Parker |
第146回 | 1992年4月4日 | Party Politics | 騸8 | 9:06.4 | C.Llewellyn | N.Gaselee | P.Thompson |
第147回 | 1994年4月9日 | Miinnehoma | 騸11 | 10:18.8 | R.Dunwoody | M.Pipe | F.Star |
第148回 | 1995年4月8日 | Royal Athlete | 騸12 | 9:04.1 | J.Titley | J.Pitman | Gary & Libby Johnson |
第149回 | 1996年3月30日 | Rough Quest | 騸10 | 9:00.8 | M.Fitzgerald | T.Casey | A.Wates |
第150回 | 1997年4月7日 | Lord Gyllene | 騸9 | 9:05.9 | A.Dobbin | S.Brookshaw | S.Clarke |
第151回 | 1998年4月4日 | Earth Summit | 騸10 | 10:51.5 | C.Llewellyn | N.Twiston-Davies | The Summit Partnership |
第152回 | 1999年4月10日 | Bobbyjo | 騸9 | 9:14.1 | T.Carberry | T.Carberry | B.Burke |
第153回 | 2000年4月8日 | Papillon | 騸9 | 9:09.7 | R.Walsh | T.Walsh | B.Morgan |
第154回 | 2001年4月7日 | Red Marauder | 騸11 | 11:00.1 | R.Guest | N.Mason | N.Mason |
第155回 | 2002年4月6日 | Bindaree | 騸8 | 9:08.6 | J.Culloty | N.Twiston-Davies | R.Mould |
第156回 | 2003年4月5日 | Monty's Pass | 騸10 | 9:21.7 | B.Geraghty | J.Mangan | Dee Racing Syndicate |
第157回 | 2004年4月3日 | Amberleigh House | 騸12 | 9:20.3 | G.Lee | G.McCain | Halewood International |
第158回 | 2005年4月9日 | Hedgehunter | 騸9 | 9:20.8 | R.Walsh | W.Mullins | T.Hemmings |
第159回 | 2006年4月8日 | Numbersixvalverde | 騸10 | 9:41.0 | N.Madden | M.Brassil | O.Carroll |
第160回 | 2007年4月14日 | Silver Birch | 騸10 | 9:13.6 | R.Powerl | G.Elliott | B.Walsh |
第161回 | 2008年4月5日 | Comply or Die | 騸9 | 9:16.6 | T.Murphy | D.Pipe | D.Johnson |
第162回 | 2009年4月4日 | Mon Mome | 騸9 | 9:32.9 | L.Treadwell | V.Williams | V.Bingham |
第163回 | 2010年4月10日 | Don't Push It | 騸10 | 9:04.5 | A.McCoy | J.O'Neill | J.McManus |
第164回 | 2011年4月11日 | Ballabriggs | 騸10 | 9:01.2 | J.Maguire | D.McCain | T.Hemmings |
第165回 | 2012年4月14日 | Neptune Collonges | 騸11 | 9:05.1 | D.Jacob | P.Nicholls | J.Hales |
第166回 | 2013年4月6日 | Auroras Encore | 騸11 | 9:12.0 | R.Mania | S.Smith | D.Pryde, J.Beaumont, D.van Der Hoeven |
第167回 | 2014年4月5日 | Pineau de Re | 騸11 | 9:09.9 | L.Aspell | R.Newland | J.Proven |
第168回 | 2015年4月11日 | Many Clouds | 騸8 | 8:56.8 | L.Aspell | O.Sherwood | T.Hemmings |
第169回 | 2016年4月9日 | Rule The World | 騸9 | 9:29.0 | D.Mullins | M.Morris | Gigginstown House Stud |
第170回 | 2017年4月8日 | One For Arthur | 騸8 | 9:03.5 | D.Fox | L.Russell | Two Golf Widows |
第171回 | 2018年4月14日 | Tiger Roll | 騸8 | 9:40.1 | D.Russell | G.Elliott | Gigginstown House Stud |
第172回 | 2019年4月6日 | Tiger Roll | 騸9 | 9:01.0 | D.Russell | G.Elliott | Gigginstown House Stud |
第173回 | 2021年4月10日 | Minella Times | 騸8 | 9:15.42 | R.Blackmore | H.De Bromhead | J.McManus |
第174回 | 2022年4月9日 | Noble Yeats | 騸7 | 9:03.06 | S.Waley-Cohen | E.Mullins | R.Waley-Cohen |
第175回 | 2023年4月9日 | Corach Rambler | 騸9 | 9:10.62 | D.Fox | L.Russell | The Ramblers |
第176回 | 2024年4月13日 | I Am Maximus | 騸8 | 9:27.68 | P.Townend | W.Mullins | J.McManus |
施行日 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|
1916年月日 | Vermouth | 騸6 | J.Reardon | J.Bell | P.Heybourn | |
1917年月日 | Ballymacad | 騸10 | E.Driscoll | A.Hastings | Sir G.Bullough | |
1918年月日 | Poethlyn | 騸8 | E.Piggott | H.Escott | Mrs. H.Peel |
1916〜1918年は第一次世界大戦の影響で施行場所をガトウィック競馬場に移していたが、回数にはカウントされていない。
- レース名:1836年〜第4回 「The Grand Liverpool Steeplechase」、第5〜8回 「The Liverpool and National Steeplechase」
日本調教馬の参戦[編集]
過去に1頭だけこのレースに参戦した競走馬がいる。日本の中山大障害を4勝もしたフジノオーである(1966年)。
日本の障害チャンピオンホースとして参戦したフジノオーには、当時の規定により最重ハンデの76.2kgのハンデキャップが与えられた。これは、チャンピオンホースにはハンデを軽くすることは失礼に値するという紳士的な考え方に基づくものである。なおフジノオーは15番目の障害で馬が飛越を拒否、レース中止となっている。
また日本人騎手として1995年には田中剛がアイルランドのザコミッティに騎乗、こちらも残念ながらレース中止に終わった。
各国の「グランドナショナル」[編集]
このグランドナショナルに倣って、各国でグランドナショナルの名称のつく、あるいはそれに準じるレースが行われている。以下がその例である。
- ウェールズ - ウェルシュナショナル
- スコットランド - スコティッシュグランドナショナル
- アイルランド - アイリッシュグランドナショナル
- フランス - パリ大障害(創設時の名称はグランドナショナル・ド・フランス)
- チェコ - ヴェルカパルドゥビツカ
- アメリカ - グランドナショナルハードル
- オーストラリア - グランドナショナルハードル、グランドナショナルスティープルチェイス
- ニュージーランド - グランドナショナルハードル、グランドナショナルスティープルチェイス
- 日本 - 中山グランドジャンプ、中山大障害
外部リンク[編集]
- Aintree Racecourse - エイントリー競馬場
- BBC SPORT - イギリスの放送局BBCによる2005年のグランドナショナル紹介ページ
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