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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[1939年]]に[[イギリス]]の[[クラシック (競馬)|クラシック競走]]である[[1000ギニー]]を範として4歳(現3歳)牝馬限定の定量の重賞競走''' | + | [[1939年]]に[[イギリス]]の[[クラシック (競馬)|クラシック競走]]である[[1000ギニー]]を範として4歳(現3歳)牝馬限定の定量の重賞競走'''中山四歳牝馬特別'''として創設、第1回は現在とは違い[[中山競馬場]]の芝1800mで施行され[[東京優駿|東京優駿競走]]・[[優駿牝馬|阪神優駿牝馬]]・[[皐月賞|横浜農林省賞典四歳呼馬]]・[[菊花賞|京都農林省賞典四歳呼馬]]と並び[[国営競馬]]の五大競走(五大クラシック競走)の1競走とされた。 |
[[1944年]]は[[太平洋戦争]](戦時中)の影響により[[東京競馬場]]の芝1800mで[[能力検定競走]]として施行、[[1945年]]・[[1946年]]は太平洋戦争及び終戦における[[アメリカ合衆国|アメリカ]]進駐軍の[[競馬場]]の占領により開催中止、[[1947年]]からは施行場を[[京都競馬場]]の芝1600mに移し名称を現在の「桜花賞」に変更した。 | [[1944年]]は[[太平洋戦争]](戦時中)の影響により[[東京競馬場]]の芝1800mで[[能力検定競走]]として施行、[[1945年]]・[[1946年]]は太平洋戦争及び終戦における[[アメリカ合衆国|アメリカ]]進駐軍の[[競馬場]]の占領により開催中止、[[1947年]]からは施行場を[[京都競馬場]]の芝1600mに移し名称を現在の「桜花賞」に変更した。 | ||
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== 歴史 == | == 歴史 == | ||
− | *[[1939年]] - | + | *[[1939年]] - 中山競馬場の4歳(現3歳)牝馬限定の定量の芝1800mの重賞競走「中山四歳牝馬特別」として創設。 |
*[[1944年]] - 太平洋戦争の影響により能力検定競走として、東京競馬場の芝1800で施行。 | *[[1944年]] - 太平洋戦争の影響により能力検定競走として、東京競馬場の芝1800で施行。 | ||
*[[1945年]] - 太平洋戦争の影響で中止。 | *[[1945年]] - 太平洋戦争の影響で中止。 | ||
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**[[東日本大震災]]の影響により、第11競走として施行。 | **[[東日本大震災]]の影響により、第11競走として施行。 | ||
**安藤勝己が51歳と14日で優勝し、自身が保持するクラシックレースの最年長優勝記録を更新。 | **安藤勝己が51歳と14日で優勝し、自身が保持するクラシックレースの最年長優勝記録を更新。 | ||
+ | *[[2013年]] | ||
+ | **[[クリスチャン・デムーロ]](弟)<ref>本来は[[丸山元気]]が騎乗する予定であったが前日([[4月6日]])の[[福島競馬場|福島競馬]]で落馬負傷したため、乗り代わりによる騎乗。</ref>騎乗の[[アユサン]]が1着、[[ミルコ・デムーロ]](兄)騎乗の[[レッドオーヴァル]]が2着となり、外国人騎手による初制覇を達成するとともにGI競走に於ける日本競馬史上初となる外国人兄弟騎手によるワンツーフィニッシュとなった。 | ||
+ | *[[2014年]] | ||
+ | **[[ディープインパクト (競走馬)|ディープインパクト]]産駒が史上初めて4年連続で優勝<ref>従来の記録は[[ヒンドスタン]](1961~1962年)、[[テスコボーイ]](1978~1979年)、[[サンデーサイレンス]](2003~2004年)の2年連続。</ref>。 | ||
=== 歴代優勝馬 === | === 歴代優勝馬 === | ||
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|style="text-align:center"|第1回||[[1939年]][[4月9日]]||[[ソールレデイ]]||牝3||2:02 4/5||石毛彦次郎||田村仁三郎||豊島美王麿 | |style="text-align:center"|第1回||[[1939年]][[4月9日]]||[[ソールレデイ]]||牝3||2:02 4/5||石毛彦次郎||田村仁三郎||豊島美王麿 | ||
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*レースレコード - 1:33.5(第65回優勝馬ラインクラフト) | *レースレコード - 1:33.5(第65回優勝馬ラインクラフト) | ||
*2着との最大着差 - 大差(第35回優勝馬テスコガビー) | *2着との最大着差 - 大差(第35回優勝馬テスコガビー) | ||
− | *最高勝馬投票券売上げ - | + | *最高勝馬投票券売上げ - 355億4394万1300円(第58回) |
− | *当日の最高観客入場総数 - 98, | + | *当日の最高観客入場総数 - 98,756人(第55回) |
*最多優勝騎手 - 武豊 5勝(第49、53、54、58、64回) | *最多優勝騎手 - 武豊 5勝(第49、53、54、58、64回) | ||
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*[[福山桜花賞]]([[福山競馬場]]・[[アングロアラブ|アラブ系]]古馬) | *[[福山桜花賞]]([[福山競馬場]]・[[アングロアラブ|アラブ系]]古馬) | ||
*[[南国桜花賞]]([[高知競馬場]]・アラブ古馬) | *[[南国桜花賞]]([[高知競馬場]]・アラブ古馬) | ||
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2024年4月23日 (火) 14:12時点における最新版
桜花賞(おうかしょう)とは日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の芝1600mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。正賞は内閣総理大臣賞・日本馬主連合会会長賞。
目次
概要[編集]
1939年にイギリスのクラシック競走である1000ギニーを範として4歳(現3歳)牝馬限定の定量の重賞競走中山四歳牝馬特別として創設、第1回は現在とは違い中山競馬場の芝1800mで施行され東京優駿競走・阪神優駿牝馬・横浜農林省賞典四歳呼馬・京都農林省賞典四歳呼馬と並び国営競馬の五大競走(五大クラシック競走)の1競走とされた。
1944年は太平洋戦争(戦時中)の影響により東京競馬場の芝1800mで能力検定競走として施行、1945年・1946年は太平洋戦争及び終戦におけるアメリカ進駐軍の競馬場の占領により開催中止、1947年からは施行場を京都競馬場の芝1600mに移し名称を現在の「桜花賞」に変更した。
1950年からは現在の阪神競馬場に施行場を移し、現在に至るまで名称が桜花賞という事や桜が咲く季節に行われる事から(3歳(旧4歳)牝馬の)「桜の女王決定戦」と競馬ファンや関係者が呼ばれるように定着する事になる。
1967年は厩務員の労働組合によるストライキのため3週間遅れで京都競馬場の芝1600mで施行、1970年は阪神競馬場で施行されたが日本万国博覧会の混雑緩和の一環として第9競走で施行、通常より1時間早い14時40分(実際は14時43分)発走、1972年は前年暮れに関東を襲った流行性のインフルエンザの影響でクラシック競走の日程が繰り下げられ5月21日に施行、1984年からはグレード制施行に伴い最も格の高いGIに格付けされた。
1991年は阪神競馬場の改修工事により京都競馬場の芝1600mで施行、1995年からは指定競走に指定、トライアル競走で優先出走権を得た地方所属の競走馬が出走可能になったが阪神・淡路大震災の影響による阪神競馬場の復旧工事により京都競馬場の芝1600mで施行、2004年からは外国産馬の活躍による出走資格の見直しの一環により外国産馬が2頭が出走可能になり2006年からは5頭に拡大された。
2006年12月に阪神競馬場の外回りコースが新設されたため、2007年以降は向正面を出発地点とする外回りコースを舞台に繰り広げられる。騎手及び競走馬が安全に競走を行えるよう配慮される。従来の発走地点で、競馬ファンにも有名となった第1コーナーのポケットは廃止された。
中央競馬が誇る八大競走の1競走で優駿牝馬(オークス)・秋華賞とで中央競馬の牝馬三冠競走を構成し、更にはエリザベス女王杯を含め牝馬四冠競走と呼ぶ事もある。また皐月賞・優駿牝馬(オークス)・東京優駿(日本ダービー)のいずれかの2つのクラシック競走とNHKマイルカップを含めて変則三冠競走と呼ぶ者もいる。
施行コースが第1コーナーポケットからスタートする事もあり第2コーナーに入るまで熾烈な位置取り争いが行われる為、騎手にとっては難コースと言う者も少なくない。また勝馬投票券の単勝1番人気に支持された競走馬があまり勝てない事から、「魔の桜花賞ペース」(後述)に掛かったと競馬関係者が解説や敗弁をする場合がある。
出走資格はサラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の牝馬の競走馬(優先出走権取得した外国産馬5頭まで)及び地方所属の牝馬の競走馬(5頭まで)、出走枠は18頭まで。ただし桜花賞優先出走権取得馬(最大8頭)が優先で出走でき残りの枠(最低10枠)は総収得金額上位馬が出走できるが、残る1枠が複数の同収得金額馬だった場合は抽選で出走馬が決まる。
負担重量は定量で55キロである。
総額賞金は1億6,890万円で1着賞金8,900万円、2着賞金3,600万円、3着賞金2,200万円、4着賞金1,300万円、5着賞金890万円と定められている。
上位4着までに入賞した競走馬には優駿牝馬(オークス)の優先出走権が与えられる。また上位2着までに入賞した地方所属馬はNHKマイルカップの出走権(優先出走権ではない)が与えられる。
現在の優勝レイは桃色地に銀色文字で、地の部分にはレース名にちなんだ桜の花びら模様があしらわれている。
トライアル競走[編集]
桜花賞のトライアル競走として優先出走権の得られる競走は以下の通り。
競走名 | 格付 | 施行競馬場 | 施行距離 | 競走条件 |
---|---|---|---|---|
チューリップ賞 | GIII | 阪神競馬場 | 芝1600m | 混合競走・指定競走 |
アネモネステークス | OP | 中山競馬場 | 芝1600m | 指定競走 |
フィリーズレビュー | GII | 阪神競馬場 | 芝1400m | 混合競走・指定競走 |
フィリーズレビュー、チューリップ賞は上位3着までの競走馬(内国産馬、外国産馬問わず)、アネモネステークスは2着までの競走馬(外国産馬はアネモネステークスに出走ができない)に優先出走権が与えられる。
地方馬は上記の3競走で優先出走権を得た場合と阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークス(牝馬に限る)の1着馬に限り、桜花賞に出走できる。
コース[編集]
2006年までは阪神の名物地点と言われた第1コーナー・ポケット地点からの発走だったが2007年からは向こう正面に。これは阪神競馬場の芝コースが中山競馬場・京都競馬場・新潟競馬場に次ぐ史上4場目として芝コースが内と外に分けられるため。第3コーナーは新設された外回りが採用される。
歴史[編集]
- 1939年 - 中山競馬場の4歳(現3歳)牝馬限定の定量の芝1800mの重賞競走「中山四歳牝馬特別」として創設。
- 1944年 - 太平洋戦争の影響により能力検定競走として、東京競馬場の芝1800で施行。
- 1945年 - 太平洋戦争の影響で中止。
- 1946年 - アメリカ進駐軍の競馬場占領により中止。
- 1947年
- 名称を「桜花賞」に変更。
- 施行場を京都競馬場の芝1600mに変更。
- 1950年 - 施行場を阪神競馬場の芝1600mに変更。
- 1954年 - 尾形藤吉が調教師として史上初の連覇。
- 1960年 - 前年の9月1日から日本競馬の時計が変更になったのに伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
- 1967年 - ストライキの影響により京都競馬場の芝1600mで順延開催。皐月賞、NHK杯と同日開催となる。オークスは翌々週土曜の開催となった。
- 1970年 - 日本万国博覧会の混雑緩和対策として第9競走で施行。
- 1972年 - 流行性の馬インフルエンザの影響で順延開催。
- 1978年 - 福永洋一が騎手として史上初の連覇。
- 1984年 - グレード制施行によりGIに格付け。
- 1991年 - 阪神競馬場の改修工事により京都競馬場の芝1600mで施行。
- 1994年 - 武豊が騎手として2人目の連覇。
- 1995年
- 指定競走に指定。
- 阪神競馬場の阪神・淡路大震災による復旧工事により京都競馬場の芝1600mで施行。
- 1996年 - 田原成貴が騎手として3人目の連覇。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
- 2004年 - 外国産馬の出走枠を2枠設ける。
- 2006年 - 外国産馬の出走枠を5枠に拡大。
- 2007年
- 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
- 安藤勝己が騎手として4人目の連覇。
- 2008年
- 2009年
- 関西主場においての最終競走の発走時刻を16時40分(桜花賞当日は16時50分)に設定したことに伴い、当競走の競走番号が第11競走から第10競走に変更。
- 安藤勝己が49歳と16日で優勝し、クラシックレースの最年長優勝記録を69年ぶりに更新。
- 2010年 - 国際競走に指定され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIに戻す。
- 2011年
- 東日本大震災の影響により、第11競走として施行。
- 安藤勝己が51歳と14日で優勝し、自身が保持するクラシックレースの最年長優勝記録を更新。
- 2013年
- クリスチャン・デムーロ(弟)[1]騎乗のアユサンが1着、ミルコ・デムーロ(兄)騎乗のレッドオーヴァルが2着となり、外国人騎手による初制覇を達成するとともにGI競走に於ける日本競馬史上初となる外国人兄弟騎手によるワンツーフィニッシュとなった。
- 2014年
歴代優勝馬[編集]
回数 | 施行日 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 1939年4月9日 | ソールレデイ | 牝3 | 2:02 4/5 | 石毛彦次郎 | 田村仁三郎 | 豊島美王麿 |
第2回 | 1940年4月7日 | タイレイ | 牝3 | 1:56 4/5 | 保田隆芳 | 尾形景造 | 和田孝一郎 |
第3回 | 1941年4月20日 | ブランドソール | 牝3 | 1:54 2/5 | 阿部正太郎 | 田中和一郎 | 加藤雄策 |
第4回 | 1942年5月3日 | バンナーゴール | 牝3 | 1:55 4/5 | 宮沢今朝太郎 | 秋山辰治 | 白岩浅次郎 |
第5回 | 1943年5月9日 | ミスセフト | 牝3 | 1:55 1/5 | 佐藤勇 | 伊藤勝吉 | 小西松太郎 |
第6回 | 1944年6月4日 | ヤマイワイ | 牝3 | 1:55 0/5 | 前田長吉 | 尾形景造 | 山口勝蔵 |
第7回 | 1947年5月4日 | ブラウニー | 牝3 | 1:42 2/5 | 武田文吾 | 武輔彦 | 仙石襄 |
第8回 | 1948年5月9日 | ハマカゼ | 牝3 | 1:41 1/5 | 松本実 | 増本勇 | 相部藤次郎 |
第9回 | 1949年5月1日 | ヤシマドオター | 牝3 | 1:40 3/5 | 八木沢勝美 | 尾形藤吉 | 小林庄平 |
第10回 | 1950年5月3日 | トサミツル | 牝3 | 1:40 2/5 | 境勝太郎 | 星川泉士 | 斉藤健二郎 |
第11回 | 1951年4月22日 | ツキカワ | 牝3 | 1:39 1/5 | 清田十一 | 伊藤勝吉 | 仁木清七 |
第12回 | 1952年4月13日 | スウヰイスー | 牝3 | 1:38 3/5 | 保田隆芳 | 松山吉三郎 | 高峰三枝子 |
第13回 | 1953年4月19日 | カンセイ | 牝3 | 1:39 4/5 | 森安弘明 | 尾形藤吉 | 川端佳夫 |
第14回 | 1954年4月30日 | ヤマイチ | 牝3 | 1:40 2/5 | 八木沢勝美 | 尾形藤吉 | 永田雅一 |
第15回 | 1955年4月10日 | ヤシマベル | 牝3 | 1:38 3/5 | 清田十一 | 伊藤勝吉 | 小林庄平 |
第16回 | 1956年3月25日 | ミスリラ | 牝3 | 1:40 4/5 | 柴田不二男 | 諏訪佐市 | 浅野国次郎 |
第17回 | 1957年3月31日 | ミスオンワード | 牝3 | 1:38 4/5 | 栗田勝 | 武田文吾 | 樫山純三 |
第18回 | 1958年3月23日 | ホウシユウクイン | 牝3 | 1:38 3/5 | 上田三千夫 | 上田武司 | 上田清次郎 |
第19回 | 1959年3月29日 | キヨタケ | 牝3 | 1:39 3/5 | 蛯名武五郎 | 藤本冨良 | 六郎田雅喜 |
第20回 | 1960年3月27日 | トキノキロク | 牝3 | 1:40.5 | 杉村一馬 | 松田由太郎 | 桶谷辰造 |
第21回 | 1961年4月2日 | スギヒメ | 牝3 | 1:38.3 | 諏訪眞 | 諏訪佐市 | 小杉咲枝 |
第22回 | 1962年4月1日 | ケンホウ | 牝3 | 1:38.9 | 野平好男 | 藤本冨良 | 長山善建 |
第23回 | 1963年3月31日 | ミスマサコ | 牝3 | 1:40.1 | 瀬戸口勉 | 上田武司 | 上田清次郎 |
第24回 | 1964年4月5日 | カネケヤキ | 牝3 | 1:41.1 | 野平祐二 | 杉浦照 | 金指吉昭 |
第25回 | 1965年4月4日 | ハツユキ | 牝3 | 1:38.5 | 加賀武見 | 中村広 | 玉島章子 |
第26回 | 1966年4月10日 | ワカクモ | 牝3 | 1:39.5 | 杉村一馬 | 杉村政春 | 吉田一太郎 |
第27回 | 1967年4月30日 | シーエース | 牝3 | 1:38.8 | 高橋成忠 | 高橋直 | 藤田宗平 |
第28回 | 1968年4月14日 | コウユウ | 牝3 | 1:37.6 | 清水出美 | 星川泉士 | 高木茂 |
第29回 | 1969年4月13日 | ヒデコトブキ | 牝3 | 1:36.6 | 久保敏文 | 伊藤修司 | 伊藤英夫 |
第30回 | 1970年4月5日 | タマミ | 牝3 | 1:37.9 | 高橋成忠 | 坂本栄三郎 | 坂本栄蔵 |
第31回 | 1971年4月18日 | ナスノカオリ | 牝3 | 1:39.9 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 那須野牧場 |
第32回 | 1972年5月21日 | アチーブスター | 牝3 | 1:37.6 | 武邦彦 | 田之上勲 | 山本信行 |
第33回 | 1973年4月8日 | ニットウチドリ | 牝3 | 1:35.4 | 横山富雄 | 八木沢勝美 | 鎌田三郎 |
第34回 | 1974年4月7日 | タカエノカオリ | 牝3 | 1:37.0 | 武邦彦 | 佐々木猛 | 飛渡三代治 |
第35回 | 1975年4月6日 | テスコガビー | 牝3 | 1:34.9 | 菅原泰夫 | 仲住芳雄 | 長島忠雄 |
第36回 | 1976年4月11日 | テイタニヤ | 牝3 | 1:36.7 | 嶋田功 | 稲葉幸夫 | 原八衛 |
第37回 | 1977年4月10日 | インターグロリア | 牝3 | 1:37.5 | 福永洋一 | 柳田次男 | 松岡正雄 |
第38回 | 1978年4月9日 | オヤマテスコ | 牝3 | 1:36.9 | 福永洋一 | 山本正司 | 加藤泰章 |
第39回 | 1979年4月8日 | ホースメンテスコ | 牝3 | 1:41.0 | 佐々木晶三 | 中村武志 | 古橋貞臣 仲次衛 |
第40回 | 1980年4月6日 | ハギノトップレディ | 牝3 | 1:36.2 | 伊藤清章 | 伊藤修司 | 日隈広吉 |
第41回 | 1981年4月5日 | ブロケード | 牝3 | 1:41.3 | 柴田政人 | 高松邦男 | 伊達秀和 |
第42回 | 1982年4月11日 | リーゼングロス | 牝3 | 1:36.3 | 清水英次 | 新関力 | 三島武 |
第43回 | 1983年4月10日 | シャダイソフィア | 牝3 | 1:40.5 | 猿橋重利 | 渡辺栄 | 吉田善哉 |
第44回 | 1984年4月8日 | ダイアナソロン | 牝3 | 1:36.1 | 田原成貴 | 中村好夫 | 大島秀元 |
第45回 | 1985年4月7日 | エルプス | 牝3 | 1:36.9 | 木藤隆行 | 久恒久夫 | 小畑安雄 |
第46回 | 1986年4月6日 | メジロラモーヌ | 牝3 | 1:35.8 | 河内洋 | 奥平真治 | (有)メジロ牧場 |
第47回 | 1987年4月12日 | マックスビューティ | 牝3 | 1:35.1 | 田原成貴 | 伊藤雄二 | 田所祐 |
第48回 | 1988年4月10日 | アラホウトク | 牝3 | 1:34.8 | 河内洋 | 庄野穂積 | (有)アラキファーム |
第49回 | 1989年4月9日 | シャダイカグラ | 牝3 | 1:37.5 | 武豊 | 伊藤雄二 | 米田茂 |
第50回 | 1990年4月8日 | アグネスフローラ | 牝3 | 1:37.1 | 河内洋 | 長浜博之 | 渡辺孝男 |
第51回 | 1991年4月7日 | シスタートウショウ | 牝3 | 1:33.8 | 角田晃一 | 鶴留明雄 | トウショウ産業(株) |
第52回 | 1992年4月12日 | ニシノフラワー | 牝3 | 1:37.5 | 河内洋 | 松田正弘 | 西山正行 |
第53回 | 1993年4月11日 | ベガ | 牝3 | 1:37.2 | 武豊 | 松田博資 | 吉田和子 |
第54回 | 1994年4月10日 | オグリローマン | 牝3 | 1:36.4 | 武豊 | 瀬戸口勉 | 小栗孝一 |
第55回 | 1995年4月9日 | ワンダーパヒューム | 牝3 | 1:34.4 | 田原成貴 | 領家政蔵 | 山本信行 |
第56回 | 1996年4月7日 | ファイトガリバー | 牝3 | 1:34.4 | 田原成貴 | 中尾謙太郎 | 品川昇 |
第57回 | 1997年4月6日 | キョウエイマーチ | 牝3 | 1:36.9 | 松永幹夫 | 野村彰彦 | 松岡留枝 |
第58回 | 1998年4月12日 | ファレノプシス | 牝3 | 1:34.0 | 武豊 | 浜田光正 | (有)ノースヒルズマネジメント |
第59回 | 1999年4月11日 | プリモディーネ | 牝3 | 1:35.5 | 福永祐一 | 西橋豊治 | 伊達秀和 |
第60回 | 2000年4月9日 | チアズグレイス | 牝3 | 1:34.9 | 松永幹夫 | 山内研二 | 北村キヨ子 |
第61回 | 2001年4月8日 | テイエムオーシャン | 牝3 | 1:34.4 | 本田優 | 西浦勝一 | 竹園正繼 |
第62回 | 2002年4月7日 | アローキャリー | 牝3 | 1:34.3 | 池添謙一 | 山内研二 | 矢野秀春 |
第63回 | 2003年4月13日 | スティルインラブ | 牝3 | 1:33.9 | 幸英明 | 松元省一 | (有)ノースヒルズマネジメント |
第64回 | 2004年4月11日 | ダンスインザムード | 牝3 | 1:33.6 | 武豊 | 藤沢和雄 | (有)社台レースホース |
第65回 | 2005年4月10日 | ラインクラフト | 牝3 | 1:33.5 | 福永祐一 | 瀬戸口勉 | 大澤繁昌 |
第66回 | 2006年4月9日 | キストゥヘヴン | 牝3 | 1:34.6 | 安藤勝己 | 戸田博文 | 吉田和子 |
第67回 | 2007年4月8日 | ダイワスカーレット | 牝3 | 1:33.7 | 安藤勝己 | 松田国英 | 大城敬三 |
第68回 | 2008年4月13日 | レジネッタ | 牝3 | 1:34.4 | 小牧太 | 浅見秀一 | (有)社台レースホース |
第69回 | 2009年4月12日 | ブエナビスタ | 牝3 | 1:34.0 | 安藤勝己 | 松田博資 | (有)サンデーレーシング |
第70回 | 2010年4月11日 | アパパネ | 牝3 | 1:33.3 | 蛯名正義 | 国枝栄 | 金子真人ホールディングス(株) |
第71回 | 2011年4月10日 | マルセリーナ | 牝3 | 1:33.9 | 安藤勝己 | 松田博資 | (有)社台レースホース |
第72回 | 2012年4月8日 | ジェンティルドンナ | 牝3 | 1:34.6 | 岩田康誠 | 石坂正 | (有)サンデーレーシング |
第73回 | 2013年4月7日 | アユサン | 牝3 | 1:35.0 | C.デムーロ | 手塚貴久 | 星野壽市 |
第74回 | 2014年4月13日 | ハープスター | 牝3 | 1:33.3 | 川田将雅 | 松田博資 | (有)キャロットファーム |
第75回 | 2015年4月12日 | レッツゴードンキ | 牝3 | 1:36.0 | 岩田康誠 | 梅田智之 | 廣崎利洋 |
第76回 | 2016年4月10日 | ジュエラー | 牝3 | 1:33.4 | M.デムーロ | 藤岡健一 | 青山洋一 |
桜花賞の記録[編集]
- レースレコード - 1:33.5(第65回優勝馬ラインクラフト)
- 2着との最大着差 - 大差(第35回優勝馬テスコガビー)
- 最高勝馬投票券売上げ - 355億4394万1300円(第58回)
- 当日の最高観客入場総数 - 98,756人(第55回)
- 最多優勝騎手 - 武豊 5勝(第49、53、54、58、64回)
本競走からの優駿牝馬(オークス)の制覇[編集]
日本の牝馬二冠馬を参照。
桜花賞に関する記録[編集]
- 1986年にメジロラモーヌが制して以降、2004年にダンスインザムードが制するまで関東馬が17連敗した。関西で行われるレースである為地の利もあるが、中央競馬の現在における西高東低を象徴する戦績となっている。2006年に関東馬のキストゥヘヴンが制し、関東馬もやや盛り返しつつあるが依然として優勝候補に挙がるのは関西馬である。
- 1985年に関東所属の木藤隆行が制して以降、2010年に蛯名正義が制するまで長きにわたり関東所属の騎手が勝てなかった。この間に関東馬の優勝が3回あるが、競走馬は関東馬でも騎乗した騎手が関西所属だった。
- 外枠は旧阪神コースのマイル戦では圧倒的不利と言われていたが改修前の直近10年(1997-2006年)の結果を見てみると7、8枠から11頭が連対しており、実際には外枠が不利であるということは無かった。
魔の桜花賞ペース[編集]
魔の桜花賞ペースとは一般にこの時期の若い牝馬が精神的に幼いということもあって折り合いがつきにくく前半のペースが異常に速くなり、そういった影響で人気馬が着外に沈むことも珍しくなかったことから呼ばれている。しかし近年の傾向を見てみると前半をスローペースで進み直線勝負になるいわゆる「上がりの競馬」が多く、実際のレースとはそぐわない表現になりつつある。
また前述したように2006年までは1600mのスタート地点が1コーナーポケットにあったため、枠順の内・外での有利・不利が生じたこともこの「魔の桜花賞ペース」の一因と考えられていたとする説もある。この1600mコースは馬場拡大工事により2006年12月開催から向う正面に設けられたため、このようなケースが改善されるのではないかといわれている。
地方競馬の「桜花賞」[編集]
地方競馬でも桜花賞を範した競走がある。ただし中央競馬の桜花賞と同等の機能を持った競走とは限らない。以下は2006年現在施行されている競走のみ。
注釈[編集]
- ↑ 本来は丸山元気が騎乗する予定であったが前日(4月6日)の福島競馬で落馬負傷したため、乗り代わりによる騎乗。
- ↑ 従来の記録はヒンドスタン(1961~1962年)、テスコボーイ(1978~1979年)、サンデーサイレンス(2003~2004年)の2年連続。
関連項目[編集]
中央競馬のグレードワンレース | |
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正式に認定されていた八大レース | 皐月賞・東京優駿・菊花賞・桜花賞・優駿牝馬・天皇賞(春・秋)・有馬記念 |
八大レースと同格として扱われる場合があったレース | ジャパンカップ |
関連項目 | 中央競馬クラシック三冠 |
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