「EVE burst error」の版間の差分

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(burst error -EVE The 1st.-)
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== EVE burst error A ==
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EVE burst error Rのアダルト版。
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=== 開発 ===
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本作はRED FLAGSHIPのブランドEl Diaの第1弾としてリマスターが行われた。
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El Diaのプロジェクト統括者はファミ通とのインタビューの中で、「本作と『DESIRE』の版権をホビボックスが持っていたことが判明したものの、出演声優の事務所の中には本作を知らないところもあったので、事務所への経緯の説明をはじめとする権利などの調整作業に1年近くかかってしまった」と振り返っている。
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版権問題を解決した後は、素材の収集が行われた。
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El Diaが関係者に問い合わせたところ、「箱にまとめて倉庫に保管している」ということ以外の詳細は誰も知らないことが判明し、まずは倉庫にあった箱や古いハードディスクを送ってもらい、全てEl Dia側で調べることとなった。ただ、素材が古いということもあり、すべてそろっているわけではなく、データ化してもそのまま使えるわけではなく、SS版やPlaystation 2版PLUSの素材も流用の対象となった。また、これ以外にも田島が新たに書き下ろした原画も追加された。
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El Diaの開発チームは、残されたイベントCGの線画をスキャンし、[[画面アスペクト比]]を発売当時主流だった4:3から16:9に調整してから、書き足しや彩色の調整などを行った。
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El Diaのプロジェクト統括者は前述のインタビューの中で、「開発体制が現在とは異なるため、『誰にどの作業を頼むか』ということがリマスター作業の中で一番苦労した」と述べつつも、面白い作業でもあったと振り返っている。
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スクリプトデータは残存していたものの、そのままでは古臭く見えてしまうおそれがあったため、当時の印象を守りつつも現代流にアレンジするという手法がとられた。また、SS版以降に追加されたムービーの素材は全部残っていたわけではなかったため、El Diaの開発スタッフは実際のSS版のムービーを見て調整しつつも、現代に合った演出などを追加した。
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EVE burst error R
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== ストーリー・設定 ==
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『[[#burst error EVE the 1st.|1st]]』は大半の部分に差異があるためここでは除外し、タイトル節で直接述べることとする。
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=== ストーリー ===
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; 小次郎編 : 時は[[12月3日]]。さびれた倉庫街に事務所を構える私立探偵・'''天城小次郎'''は、紛失した絵画の捜索を依頼される。灰色の脳細胞を駆使し、見事探しあてるが、やがてこの絵画をめぐり重大な事件が起こるのであった。
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; まりな編 : 時は[[12月2日]]。内閣調査室の捜査官・'''法条まりな'''は、事実上の[[左遷]]先だった[[アメリカ合衆国]]から呼び戻されエルディア駐日大使の娘である御堂真弥子の護衛を命じられる。ふたりは行動を共にするうちに友情を深めてゆくが、彼女たちの裏ではある陰謀の準備が着々と進められていた。
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<!-- *2年前
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** テラー、要人の[[暗殺]]を開始。
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** 源三郎、エルディアより帰国。桂木[[探偵]]事務所の所長となる。
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* 1年前
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** 前国王、死亡。
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** シリア、エール外国人学校に赴任。
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** まりな、[[アメリカ合衆国]]へ栄転。
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* 3か月前(9月)
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** ストールマン、実父のドールマンを殺害。これによりCプロジェクト崩壊。
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** 源三郎、刑務所に入る。
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* 11月末
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** ロス・御堂、刑務所を襲撃。源三郎、[[戸籍]]上は死亡。
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** ディーブ、[[絵画]]の捜索を桂木探偵事務所に依頼。
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* 12月2日('''まりな編スタート''')
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** まりな、帰国。
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* 12月3日('''小次郎編スタート''')
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** 小次郎、絵画の捜索依頼を受ける。プリンを保護。
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** まりな、真弥子の護衛を開始。
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* 12月4日
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** 小次郎、絵画を発見。
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** ストールマン、殺害される。
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* 12月5日
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** 二階堂、殺害される。
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* 12月6日
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** ディーブ、殺害される。
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* 12月7日
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** 戴冠式。
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** アクアおよびロス・御堂、殺害される。
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** トリスタン号、沈没。
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*12月9日
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** 小次郎、まりな、プリシア、トリスタン号から脱出。
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* エンディング
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** プリシア、真弥子の日記を読む。
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** 真弥子、エルディアにてよみがえる。 -->
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=== 設定 ===
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舞台は[[日本]]の[[ベイエリア]]。また、事実上の序章とされている『'''[[悦楽の学園]]'''』と世界観を共有しているため、関連するキャラクターや組織などが登場するのも特徴<ref group="注釈" name="etsuraku">'''''a''''':当作の開発当初は「悦楽の学園2」と呼ばれていたが、完成間近になって現在の「EVE burst error」に改題されたという経緯がある。'''''b''''':『悦楽の学園』での名称は日本教育監視機構(JES)。ちなみにSS/Win95版では「あまぎ探偵事務所」である12番倉庫に「JES」とペイントしているお遊びが見られる。</ref>。
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; あまぎ探偵事務所 : 小次郎が[[埠頭]]の[[倉庫|倉庫街]]にある一戸を改装して開いた事務所。しかし[[ライセンス]]を停止されているため仕事の依頼は絶無<ref group="注釈">冒頭で小バカにされている通り事務所のプレート(看板)は普通に掲げており、『PLUSシリーズ』 では冒頭のムービーで貼り直す様子が描かれている。</ref>。プリンにとっては郷愁を感じさせる素敵な場所、他者は「依頼人を拒否しているとしか思えない」「想像を絶する場所」と評した。
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; 内閣調査室 : オフィス街に本部を構えるまりな達の職場。劇中では「本部ビル」とも通称される。[[内閣]]に直属し、諜報を行う。略称、内調。実在するものは[[内閣情報調査室]]を参照。
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; 桂木探偵事務所 : かつては業界トップの業績を誇った。腕利きの探偵である源三郎と小次郎を同時に失い、依頼の達成率が悪化。二階堂に殺人の容疑が掛けられたことにより、経営はさらに傾くが、のちにプリシアを保護し、名誉を一気に回復する。
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; サン・マンション : 小次郎と弥生が同棲していた[[マンション]]。源三郎の逮捕をきっかけに、小次郎は港の倉庫街に移るが、弥生は402号室に留まった。のちに、まりなと真弥子が403号室で生活を始める。
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; 教育監視機構<ref group="注釈" name="etsuraku"/> : 氷室が捜査員として属している組織。通り名は「監視機構」で、海外版での名称は''Surveillance Organization Bros. (S.O.B.s.)''。教育機関で起こる事件は大抵の場合、[[被疑者]]が未成年であるため、[[警察]]の介入は困難だった。この問題を解決するために作られたのが教育監視機構である。専従の捜査員を派遣し、[[教育委員会]]および警察と共に事件の解決にあたる。テストケースであり、組織の実態は国民に知らされていない。[[治外法権]]や外国への応用も検討されている。真弥子の護衛を務めるため、まりなは一時的に所属となる。
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; セントラル・アベニュー : モダンな建築物が建ち並ぶビル街。昼夜を問わず[[ネオンサイン]]が輝く。
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; プリンセス・ホテル : 政府の要人も利用する高級[[ホテル]]。10階から上がVIPルームとなっている。最上階には[[レストラン]]と[[展望台]]がある。地下には[[ショットバー]]があり、小次郎とグレンの待ち合わせ場所となっている。
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; エール外国人学校({{Lang-en-short|Yale International School}}<ref name="naname">Win95版の北米版における表記。</ref>)
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:[[在日]]エルディア人子女のための[[高等教育]][[インターナショナルスクール]]。[[日本の学校制服#女子|制服]]は薄い[[ピンク]]系のシャツに[[黄色]]の[[スカーフ]]を巻き、要所にピンク系のラインが施された[[赤]]系の[[ベスト]]らしき中衣・[[スカート]]・[[青紫]]系の[[ブレザー#各部の特徴|ブレザー]]で構成されたデザイン<ref group="注釈">SS/Win95版ではスカーフはピンク系で、ベスト・スカート・ブレザーが全て同じ[[ネイビー]]系に変更されている。PLUSシリーズでは一新されており、首全体から肩先までの襟と[[袖口]]が[[白色]]になっている2種類の[[茶色]]系ツートンの[[詰襟]]に、黄色のスカーフを巻き、[[腰|ウエスト]]が細く絞られている単茶色の[[プリーツスカート]]を合わせたデザインになっている。</ref>。[[必履修科目]]は[[英語]]と[[アラビア語]]。9時から18時までは校内の施設([[図書館]]と[[プール]])を一般に開放している。[[治外法権]]は存在しない。近隣には[[学生寮]]もあり、真弥子と氷室が住んでいる。エルディアの教育基金を元に作られた学校で、ストールマン・孔が校長(ディレクター)を勤める。
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; エルディア[[大使館]] ({{Lang-en-short|Eldian embassy}}<ref name="naname"/>)
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:他国の大使館が複数存在するベイエリアの一等地に位置する。ロス・御堂が大使として勤務する。厳重な警備が施されており、違法な[[電波]]を遮断する仕掛けもあるため、館内の会話を[[盗聴]]することは不可能である。
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; エルディア[[共和国]]({{Lang-en-short|Republic of Eldia}}<ref name="naname"/>)
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:別名「エール」。[[アラビア半島]]の南西部に位置する君主[[共和制]]の多民族国家。[[国王]]が首相を任命。[[国家宗教|国教]]は[[イスラム教|イスラム]]。主な収入源は[[観光]]と[[鉱物]]。
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:前国王の死去にともない、[[世論]]は民主化へ傾いている。
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:『1st』での設定
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::砂漠と山に囲まれた過酷な自然環境。貧しく教育・医療も不十分。古いしきたりが重視される。
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; テラー({{Lang-en-short|Terror}})
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:国際指名手配ナンバーB12AJ23。旧エルディア情報部の実行部隊。主な武器はエルディア軍のサバイバル・[[ナイフ]]。
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; 王権派 : 王制の維持を志向する勢力。
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; 反王権派(改革派) : エルディアの民主化を押し進める勢力。Cプロジェクト崩壊後、ロイド首相のもとで王宮省、科学局、情報部を解体。プリシア即位の動きに対し、真弥子の即位を画策する。
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; [[国璽]] : エルディア唯一の官印。王位継承の証しで、戴冠式の際に必要となる。
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; トリスタン号 : 戴冠式が行われるエルディア[[船籍]]の[[旅客船|客船]]で、船名は[[ケルト人|ケルト]]の伝説「[[トリスタンとイゾルデ|トリスタンとイゾルテ]]」に由来する。
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; Cプロジェクト : Neo Cerebral Project(新たな頭脳の計画)の略で、源三郎が発案者である。[[先進国]]の援助を受けて旧エルディア科学局が極秘裏に進めていたが、局長だったドールマンが実子に殺害されたことにより、崩壊する。
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; μ-101(ミューイチマルイチ<ref>[[#PLUS OG]], p. 81.</ref><ref group="注釈">劇中では初見時の小次郎が1度だけ「ミューイチゼロイチ」と誤読する。</ref>) : Cプロジェクトの成果。陸幕二部が回収に乗り出す。海外版の名称は「'''A101'''」。
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== 登場人物 ==
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{{Main|EVEシリーズの登場人物}}
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「[[スラッシュ (記号)|/]]」で区切られている者は、後者が『[[#burst error EVE the 1st.|1st]]』での名称を指す。
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; 天城 小次郎(あまぎ こじろう) : [[主人公]]の1人で一匹狼の[[探偵]]。「桂木探偵事務所」の元所員。
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; 法条 まりな(ほうじょう まりな) : [[主人公]]の1人で国家機関の[[情報機関|エージェント]]。
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; 御堂 真弥子(みどう まやこ) : まりなが護衛することになる[[女子高生]]。
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; プリン : 小次郎が保護する素性不明の[[外国人]]。
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; 桂木 弥生(かつらぎ やよい) : 小次郎の元同僚かつ恋人で「桂木探偵事務所」の所長。
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; 氷室 恭子(ひむろ きょうこ) : 真弥子の通う「エール外国人学校」の女生徒。
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; 甲野 三郎(こうの さぶろう) : まりなの上司。
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; 柴田 茜(しばた あかね) : 小次郎に仕事を紹介した旧知の[[ルポライター]]。
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; グレン : 小次郎が利用する裏社会の[[情報提供者|情報屋]]。
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; 二階堂 進(にかいどう すすむ) : 弥生の探偵事務所の所員。
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; 香川 美純(かがわ みすみ) : まりなが勤務する内閣調査室に出入りする[[監査|監査官]]。
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; 鈴木 源三郎(すずき げんざぶろう) : まりなの行く先々に現れる[[保険屋]]。
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; シリア・フラット : 真弥子の通う外国人学校の[[教諭]]。
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; 松乃 広美(まつの ひろみ) : 真弥子の通う外国人学校の[[教育実習|教育実習生]]。
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; ロス・御堂(ロス みどう)/ロイス・御堂 : 真弥子の父親の[[駐在大使]]。
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; ストールマン・孔(ストールマン こう)/孔雲樵(こう うんしょう) : 外国人学校の[[校長]]。
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; アクア・スティル・ロイド/アクア : 小次郎が[[バー (酒場)|バー]]で知り合う女性。
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; ディーブ : 大使館に出入りする[[中国人]]風の大男。
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; サラ : ディーブの部下の女。
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; シルディ : ディーブの部下の女。
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== BGM ==
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{{節スタブ|『R』の状況}}
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オリジナルスタッフは'''[[梅本竜]]'''、'''高見龍'''の2名。SS/Win95版は非公開の別人<ref name="ssbgm"/>、PLUSシリーズは'''サウンドエイムス(道下桃)'''、Rは'''youyaishida(studio jaquazz)'''が務めた。
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高見は当時の様子について、「梅本君に呼ばれてテスト版で遊んだら、いきなり手伝うように言われ、合いそうな曲を書いてほしいと頼まれてアバウトに書いた」と、オートマトンとのインタビューの中で振り返っている。
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たとえば、高見が最初に作った楽曲であるハッキングのシーンの音楽(「No.38 ハッカー」)は、梅本の作った[[モールス信号]]のような音の繰り返しを面白いと感じて曲であり、ハッキングシーン専用に作られたわけではないものの、高見が作った後にプログラマーの菅野がハッキングのシーンに合っていると感じて採用された経緯がある<ref name="automaton"/>。
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梅本は本作の音楽の方向性を[[ハードボイルド]]にしたいと考え、その雰囲気を音楽で表現するのに苦心した<ref name="automaton"/>。その中で[[パット・メセニー・グループ]]や[[エリック・クラプトン]]といったアーティストから影響を受けつつも、様々な資料を集めたり調べた上で作曲を行った<ref name="automaton"/>。
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以下の曲名は、原作の劇中音楽鑑賞モード、SS版の同鑑賞モードや1998年の[[#参考文献|サウンドトラック]]([[カバーアート]])、PLUSシリーズの同鑑賞モードや2003年のサントラ、Rの公式ウェブサイト上での表記などに倣うが、今日では誤用・混同も少なくない。
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<!-- ちなみに1998年サントラを販売しているamazon.co.jpなどでのリストには誤記が含まれているため、参考にするさいは注意されたし -->
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一方、2009年の『[[#外部リンク|THE PERFECT]]』(以下'''TP盤''')および先着特典の『THE ORIGIN』は原曲を収録したサントラだが、曲名は一新(改名)され英名で統一されている。『[[#burst error EVE the 1st.|1st]]』は曲自体が全て異なるので除外する。
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!原曲名!!SS/Win95版曲名!!『PLUSシリーズ』曲名!!『R』曲名!!使用場面!!備考
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|Eve Burst Error No.26 Opening Bridge||SEGA Saturn版 オープニング・テーマ (EVE_3)<ref group="注釈">Win95版では別の曲<!--  「曲名不明」  -->になっている。</ref>||オープニング(タイトルムービー)||||タイトルバック、タイトルムービー||全て異なる別曲。TP盤「Opening」。
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|[[…]] No.36 日付変更||デイリー・オープニング (EVE_29.MID)||デイリー・オープニング||31.日付変更||日付変更時||TP盤「Dailyopening」。
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|… No.04 日常||日常/(No.X01) (EVE_43.MID)||No.X01||45.日常||本部ビル(初日)||TP盤「Day (Marina)」。
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|… No.13 甲野本部長||甲野本部長||甲野本部長||11.甲野本部長||本部ビル||TP盤「Office (Marina)」。
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|… No.03 あまぎ探偵事務所||天城探偵事務所 (EVE_03.MID)||あまぎ探偵事務所||03.あまぎ探偵事務所||あまぎ探偵事務所内||TP盤「Office (Kojiroh)」。
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|… No.14 まりな自室||まりな自室 (EVE_12.MID)||まりな自室||12.まりな自室||マンション403号室、女子寮(浴室)、など||TP盤「Room (Marina)」。
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|… No.01 Main(Noon) for Woman||Main(noon) for the Woman (EVE_01.MID)||Main(Noon) for Woman||01.Main(Noon) for Woman||まりなマップ移動(日中)||TP盤「Investigation (Marina)」。
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|… No.02 Main(Night) for Woman||Main(nignt) for the Woman||Main(Night) for Woman||02.Main(Night) for Woman||まりなマップ移動(夜)||TP盤「Night (Marina)」。
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|… No.08 Main(Noon) for Man||Main(noon) for the Man (EVE_06.MID)||Main(Noon) for Man||06.Main(Noon) for Man||小次郎マップ移動(日中)||TP盤「Day (Kojiroh)」。
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|… No.10 Main(Night) for Man||Main(night) for the Man (EVE_08.MID)||Main(Night) for Man||08.Main(Night) for Man||小次郎マップ移動(夜)||TP盤「Night (Kojiroh)」。
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|… No.09 イール外国人学校(Noon)<ref group="注釈" name="mama">{{sic}}であり、誤記でも[[ローマ数字]]の代用でも[[半角]]の変換間違いでもない。</ref>
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||エール外国人学校(Noon) (EVE_07.MID)||エール外国人学校(Noon)||07.エール外国人学校(Noon)||学校内(日中)||TP盤「School」。
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|… No.12 イール外国人学校(Night)<ref group="注釈" name="mama"/>||エール外国人学校(night) (EVE_10.MID)||エール外国人学校(Night)||10.エール外国人学校(Night)||学校内(夜)||TP盤「School (Night)」。
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|… No.25 会話||汎用曲(孔宅・大使館) (EVE_21.MID)||汎用曲(孔宅・大使館)||23.会話||孔邸宅内、大使館内||TP盤「COMMON」。
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|… No.11 Bar||ショットバー(Dummy有り)||ショットバー||09.Bar||ショットバー||TP盤「Bar」。
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|… No.27 プリシア||団らん (EVE_29.MID)||団らん||25.プリシア||事務所でのプリン、CG鑑賞モード・原作||TP盤「Pudding-jelly-bavarois」。
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|… No.19 憩い||憩い (EVE_16.MID)||憩い||16.憩い||まりなと真弥子の買い物||TP盤「Shopping」。
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|… No.30 狂気||狂気/(No.X06) (EVE_42.MID)||No.X06||44.狂気||事務所でのシリアと小次郎||TP盤「Crisis」。
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|… No.07 安らぎ[[I]]<ref group="注釈" name="mama"/>||安らぎ (EVE_05.MID)||安らぎ1||05.やすらぎ1||女子寮での小次郎と恭子、プールでのまりなと鈴木、など||TP盤「Trust」。
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|… No.28 死臭||死の予感||死の予感||26.死臭||殺人現場||TP盤「Death」。
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|… No.23 信頼||信頼 (EVE_19B.MID)||信頼II、信頼III||19.20.21.信頼||性行為、移植版の相応シーン、など||TP盤「Relate」。
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|… No.35 血族||王室(有線放送) (EVE_26.MID)||王室||30.血族||ホテル410号室、拘束具を解かれたまりな、トリスタン号のVIP船室、など||TP盤「Empress I」。
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|… No.38 ハッカー||ハッキング/(ハッカー) (EVE_44.MID)||No.X03||46.ハッカー||[[クラッキング (コンピューター用語)|クラッキング]]イベント||TP盤「Hacking」。
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|… No.06 決意||トリスタン乗船前 (EVE_04.MID)||トリスタン乗船前||04.決意1||まりな編6日学校内(休校中)/孔邸宅前、小次郎編7日早朝||TP盤「Resolve」。なお名称が似ている原曲37番目の「… No.37 決意」は全くの別曲であり、[[エピローグ]]で日記を読み終えたプリシアによる回想時の曲である、R版では「決意2」となっている。
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|… No.22 トリスタン号||トリスタン号||トリスタン号||18.トリスタン号||トリスタン号||TP盤「Tristan」。
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|… No.42 μ-101<ref group="注釈" name="mama"/>||μ-101日記(ハイパーアレンジ) (EVE_34.MID)||μ-101<ref group="注釈" name="mama"/>||36.μ-101||[[エピローグ]]の日記(最後)||TP盤「Diary III<ref group="注釈" name="mama"/>」。またTP盤では当の日記を読み終えたプリシアによる回想時の曲が「μ-101」(PLUSでのそれは「決意」)。
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|… No.45 Ending III<ref group="注釈" name="mama"/>||エンディング-3 (EVE_37.MID)||エンディング(スタッフロール)||39.エンディング3||[[クロージングクレジット]]||TP盤「Ending」。
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|}
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== 評価 ==
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* '''[[#EVE burst error|EVE burst error [イヴ]]]'''<ref name="gensakutitle"/>
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** 月刊デジタルメディアインサイダー - 1995年11月1日 - 30日集計で2847ポイント(売上本数かは不明)、全パソコンソフト中の15位。
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** FCGAMEX([[ニフティ]]のフォーラム) - 1996年1月4日 - 23日集計<!-- 1995年発売18禁およびR指定ゲーム対象 -->の「貴方が選ぶベストゲーム'95」で、ベストシステムXゲーム特別賞&ベストシナリオXゲーム特別賞1位、ベストサウンドXゲーム特別賞2位、ベストグラフィックXゲーム特別賞3位。「貴方が選ぶベストゲーム'96-'01」で、1996年が6位、1997年が6位、1998年が7位、1999から2001年間が20位圏内。
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* '''[[#EVE burst error (セガサターン)|EVE burst error (セガサターン)]]'''
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** [[ファミ通]] - [[クロスレビュー]]では22/40点。1996年12月20日号(NO.420)から1997年12月19日号(NO.472)集計「読者が選ぶTOP20」では年間総合16位。
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** [[セガサターンマガジン]] - 1997年間の「読者レースランキング」で最高2位、最低13位、12月12日号(Vol.45)で最終7位(10点満点中の全投票平均は9.4101点)、セガサターンソフトとしては1位。
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**[[電撃王]] - 「第3回 電撃王ゲームソフト大賞 トレンド賞」9位、「第3回 電撃王ゲームソフト大賞 ヒートアップ賞」8位。
 +
* '''[[#EVE burst error (Windows 95)|EVE burst error (Windows 95)]]'''
 +
** FCGAMEX(ニフティのフォーラム) - 1998年2月1日 - 7日集計<!-- 1997年発売18禁およびR指定ゲーム対象 -->「貴方が選ぶベストゲーム'97」で、ベストXゲーム部門20位、ベストシステムXゲーム部門16位、ベストシナリオXゲーム部門13位。
 +
* '''[[#EVE burst error PLUS|EVE burst error PLUS]]'''
 +
** ファミ通 クロスレビュー - 30/40点のシルバー殿堂入り。
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 +
ねとらぼのにゃるらは本作について、「夜の喫茶店で学校の同級生らと裏社会について話し合うという、学生時代に想像したかっこいいハードボイルドっぽさを突き詰めた内容」と評した。
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== Lucid Motion ==
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おそくともWindows版発売前(Windows版は1997年に発売)の発売前の当時、シーズウェアらは独自の動画コーデック的な技術を開発しており、『Lucid Motion』(読み: ルシッド モーション)と名付けていた。当時の『月刊[[コンプティーク]]』などパソコンゲーム雑誌による紹介文では、従来技術と比較して画質の向上をしたと喧伝されていた。
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 +
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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{{Reflist|group=注釈|2}}
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=== 出典 ===
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{{Reflist|2}}
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 +
== 参考文献 ==
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* {{cite video game |title=[[#EVE burst error (Windows 95)|EVE burst error]] |developer=シーズウェア |publisher=JAST USA |platform=Windows 95/98/Me/XP |version=1.0.7 }} - 北米版。
 +
* {{cite video game |title=[[#EVE burst error PLUS|EVE burst error PLUS]] |developer=シーズウェア |publisher=ゲームビレッジ |date=2003-07-24 |platform=PlayStation 2 }} - 限定版DVD-BOX。
 +
* {{cite video game |title=[[#EVE|EVE]] |developer=シーズウェア |publisher=ホビボックス |date=2003-11-28 |platform=Windows 98/Me/2000pro/XP |version=1.0 }} - 同梱の原作は(ver1.01)。
 +
* {{Cite book |和書 |title=EVE burst error [イヴ] 原画&設定資料集 |date=1996-12-25 |publisher=[[ソフトバンク]] |isbn=4-7973-0173-2 }}
 +
* 『EVE burst error ORIGINAL SOUNDTRACK』[[キングレコード]]、1998年11月27日発売、品番 KICA-1219
 +
* 「[http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030315/eve.htm シナリオ、グラフィック、音楽を全面的にリファイン。ゲームビレッジ、PS2「イヴ・バーストエラー・プラス」]」[[GAME Watch]]、2003年3月14日公開
 +
* {{Cite book |和書 |title=EVE burst error PLUS オフィシャルガイド |date=2003-08-07 |publisher=[[エンターブレイン]] |isbn=4-7577-1558-7 }}
 +
* 『EVE オリジナルサウンドトラック』ホビレコーズ、2003年11月28日発売、品番 HBM-006
 +
* 『ファウスト 2004 MAR Vol.2』[[講談社]]、2004年3月19日発売、{{ISBN2|4-06-179554-6}}
 +
* 『梅本竜RARE TRACKS Vol.4 EVE burst error "THE PERFECT"』[[D4エンタープライズ|EGG MUSIC RECORDS]]、2009年1月9日発売、品番 EMCA-0009
 +
 +
{{リダイレクトの所属カテゴリ
 +
|collapse=
 +
|header=
 +
|redirect1=EVE burst error PLUS
 +
|1-1=2003年のコンピュータゲーム
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2020年1月17日 (金) 11:40時点における最新版

EVEシリーズ > [[{{{2}}}]] > [[{{{3}}}]] > [[{{{4}}}]] > [[{{{5}}}]] > [[{{{6}}}]] > EVE burst error
EVE burst error [イヴ]
対応機種 PC-9801VX/UX以降
EVE同梱版Windows 98/Me/2000Pro/XP
開発 シーズウェア
発売元 シーズウェア
EVE同梱版:ホビボックス
発売日 1995年11月22日
EVE同梱版:2003年11月28日
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング EOCS:18歳未満お断り
EVE同梱版:メディ倫:成人指定
コンテンツアイコン
キャラクター名設定 不可
エンディング数 2
セーブファイル数 EVE同梱版:6
セーブファイル容量
メディア 3.5インチFD7枚
EVE同梱版:専用DVD-ROM1枚
ゲームエンジン
画面サイズ 640×392(原画部分は512×288)
BGMフォーマット FM音源YM2203
キャラクターボイス なし
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり(コントロールキー
オートモード なし
備考 * EVE同梱版:Version 1.01
  • 菅野洋之(プログラム)
  • 高岡佳史(CGデザイン、アートコンチ)
  • 野口征恒(CGダイレクト)
  • 北谷恵美、斎藤論薫(CGデザイン)

EVE burst error』(イヴ・バーストエラー、イブ バーストエラー)は、シーズウェアが製作したパソコンゲームを原作とする同名および別名の移植作やリメイクなどを含めた美少女ゲーム/アドベンチャーゲーム。後のEVEシリーズの第1作目でもある。

発売の年表は以下の通り。

概要[編集]

本作は、1995年PC-9801VX/UX以降の機種をプラットフォームとしてリリースされたアダルトゲームであり、シナリオライター・剣乃ゆきひろ(当時)の代表作の1つである。

原作の発売から約2年後には、セガサターン向けに移植された『EVE burst error』が発売され、そのSS版を逆移植してアダルト要素を追加した、Windows 95以降OS向けの『EVE burst error』も発売された。 また、SS/Win95版をベースとしキャラクターデザインや原画を一新したPlayStation 2向けの新たなコンシューマー版『EVE burst error PLUS』、その『PLUS』に18禁のアダルトシーンを追加したWindows 98以降OS向けの3度目のパソコン版『EVE』、Win95版のダウンロード版、『PLUS』とも異なるキャラデザ&原画の一新のみならず、原作のシナリオ(ストーリー・設定・トリックなど多数)までも改変されたPlayStation Portable向けの3度目のコンシューマー版『burst error -EVE The 1st.-』、原作/SS版/PLUSなどをミックスしてのデジタルリマスター版とでもいうべき『EVE burst error R』(後にRをベースにアダルトシーンもデジタルリマスターし、追加した『EVE burst error A』もリリース)などをそれぞれリリースし、合計35万本超の累計販売本数を達成した。

ゲーム自体は「コマンド総当り方式」で進められ、フラグを立てるには用意されている選択肢を手当たり次第に選択しなければならないが、シーズウェアの過去作『DESIRE』を初出とするマルチサイトシステムと名付けられた2人の主人公の選択機能を継承しており、片方の主人公だけでプレイしていても必ずどこかで行き詰るようになっている。言うなればプレイヤーが積極的に進めている主人公側のストーリーでたまたま死体を発見してしまったためトラブルは御免だとその場を立ち去った後は、もう1人の主人公のストーリーを進めていないと殺人事件として発覚しないため、新しいコマンドが追加されない(次の展開が起こらない)というようなもので、2人の主人公を切り替えながらゲームを進めていく。ただし『1st』だけは「ビジュアルノベル方式」が採用されたため読み進めるだけのゲームになっている。

舞台となる時代は作品ごとで差異があり、原作では1995年、SS/Win95/PLUSシリーズ/Rでは199x年となっている。

オリジナルスタッフの剣乃ゆきひろが関わったのは原作のみであり、セガサターン版以降の全作に一切関わっておらず、BGMを担当した梅本竜と共に2011年に他界した。

逆に原作にてCGスタッフの1人だった野口征恒、セガサターン版から参加した見留明広や渡辺豪などは複数作に関わっている。

EVE burst error[編集]

当記事では混同を避けるために略記では原作とし、2003年発売の『EVE』に同梱された完全移植版についてはEVE同梱版とする。18禁作品。EVEシリーズの中で剣乃が関わった最初で最後のタイトルであり、移植や続篇を経てからは「オリジナルEVE」「オリジン」とも総称され、「シーズウェアのNo.1ヒット作」「シリーズ最高傑作」などと評された。

男主人公で私立探偵天城小次郎視点の「Kojiroh」と、女主人公で国家エージェント・法条まりな視点の「Marina」のどちらかを選んで始め、それぞれ別のデータでのセーブを繰り返しながら「マルチサイトシステム」で相互干渉するイベントを消化しつつ進めていき、エピローグ直前にて問われることになる連続猟奇殺人事件の犯人名をプレイヤー自身で推理して解答し、その正否で分かれる2つの内のどちらかのエンディングで締め括られる。

最初の移植作となったセガサターン版からは、18禁表現がそのまま再現できない事情もあっていくつかのイベントの変更が常となり、特に直接的性交のアダルトシーンはPLUS18禁版を除いて全てカット、あるいはシナリオと原画そのものを変えて表現され、中でも小次郎編でのシリアとの6日冒頭イベントはほぼ全タイトルで改変されていった。

また、コマンドや会話では他のキャラを怒らせたり呆れさせたりする「おバカなこと」「突拍子もない選択肢」「猥談」が含まれていることも特徴としており、特に猥談については18禁ゆえの過激かつストレートな表現や記述が多く、PLUS18禁版でもこれらの表現の採用は見送られた。

当作の時点ではサイトチェンジのタイミングガイドやデータログ機能はまだ存在せず、セーブに関してもコンシューマーゲーム版のようないつでも開けるポーズメニュー制ではなく「あまぎ探偵事務所」か「サン・マンション403号室」、あるいは特定の場面までストーリーを進めることでコマンドに「セーブ・ロード」の選択肢が現れるという仕様となっている。

制作期間は4か月。出荷本数は数万本[1]

  • 音楽、書籍
    • (1996-12-25) [ EVE burst error [イヴ] 原画&設定資料集 ] ソフトバンク 1996-12-25 4-7973-0173-2
    • 『梅本竜RARE TRACKS Vol.4 EVE burst error "THE PERFECT"』EGG MUSIC RECORDS、2009年1月9日発売、品番 EMCA-0009 - FM音源チップ「YM2203」で鳴らしていたゲーム収録版ではなく、多重PCM音源を使用しPSGパートを復元しての豪華な音で新録した2枚組のサウンドトラックカバーアートはSS/Win95版のサントラとは逆で、Win95版のボックスアートなどで使用された裸体の真弥子のものを転用している。#BGMも参照。
    • 『EVE burst error "THE ORIGIN"』非売品 - コミックマーケット75やAC-MALL(EGG MUSIC直販サイト)で上述の『THE PERFECT』を購入した先着1000名のみに配られたもので、『THE PERFECT』とは逆でゲーム収録版そのままのサントラ。ただし、曲名が全く同じになっているため混同されやすい一面がある。

EVE burst error (セガサターン)[編集]

EVE burst error(イヴ・バーストエラー)
対応機種 セガサターン
開発 シーズウェア(企画・制作)
発売元 イマジニア
発売日 1997年1月24日(限定版含む)、1998年7月2日(VALUE PACK)
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング 18歳以上推奨
コンテンツアイコン
キャラクター名設定 不可
エンディング数 2
セーブファイル数 6
セーブファイル容量
メディア 専用CD-ROM4枚
ゲームエンジン
画面サイズ
BGMフォーマット
キャラクターボイス 全員
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり(Lボタン)
オートモード なし
備考 * スタジオ旗艦(原画・動画)
  • 野口征恒(演出・絵コンテ)
  • 渡辺豪(CG監督)
  • 高岡佳史、長谷川健次郎、浅原健児、梅村大輝(CG)
  • クラフトマンアーツ(プログラム)
  • 渡辺憲博、藤田正人(協力)

当記事では混同を避けるために略記ではSS版とする。18歳以上推奨のコンシューマーゲーム作品であり、キャッチコピーは「連続猟奇殺人事件の謎。」

原作スタッフの数名と当作からの新メンバーが手掛けた移植版。小次郎編DISC、まりな編DISC、テラー編DISC、Making of EVE burst error DISCとマニュアル、キャラクター設定集で構成されており、小次郎編、まりな編、テラー編の各DISCを入れ替えながらゲームを進める。

「Making of EVE burst error DISC」には、MAKING(製作現場、後日談)、SOUND(俳優、収録風景、MUSIC)、CG GALLERY(未公開映像、ANIME)が収録されており、これらは本篇をクリアしないと閲覧できない。

出荷本数は約20万ないし30万本で、1作目を題材にしたタイトル中で最大の売り上げを達成した。

原作との主な変更点[編集]

SS版ではキャラクターに声が追加された一方、小次郎編の小次郎およびまりな編のまりなは、プレイヤーが操作するキャラクターへの感情移入を容易にするために声が当てられなかった。

また、新しく追加された機能としては、サイトチェンジが必要なシーンになると効果音とアイコンの点滅で知らせるガイド機能、既読のテキストをある程度遡って読み返せるデータログ機能が追加された。

テキスト内における年代表記が「9x」に統一されたほか、演出面・テキスト面における卑猥な要素が削減された。

演出上の変更点としては、ほぼ全てのCGがアニメ絵風に統一されたことと、オープニングや戦闘シーンなどのアニメーションが追加されたことがあげられる。これに伴い、銃器の使用シーンが新規のアニメパートに置き換えられており、原作では設定だけで終わっていたレーザーサイトの照射や、FPS視点のみだった発砲シーンに俯瞰のカットを追加するなどしている。 なお、新規追加されたアニメーションは、『R』のオープニングアニメの素材として一部が採用された。

エンディングの順番も変更されており、裸体のカットが「起きる時間です」の後に、ポートレイト風カットがクロージングクレジットの前になっており、人物の衣装が私服から劇中準拠に変更されている。また、クレジット演出もキャラの立ち絵を用いた紹介ではなく単なる文字のみで、最初のクレジット者が小次郎ではなくまりなになっている。加えて、今作はレイティングの関係によるアダルトシーンの改変に端を発するシナリオやビジュアルに手が加えられた最初の作品でもあり、それらは剣乃ではなく別人(非公開)、田島(松本、薄)ではなくスタジオ旗艦などが担当した。

また、SS版におけるパロディとして『エイミーと呼ばないでっ』の篠原栄美(しのはらエミ)をはじめとする様々なキャラクターがモブキャラクターとして登場した。

BGMは梅本および高見ではない別人(非公開)の手によるアレンジが施され、一部効果音が変更された[1]

  • 限定、特典、廉価版
    • 『EVE burst error Premium Pack』 - 初回限定版。
    • 『EVE burst error & EVE The Lost One VALUE PACK』
  • 書籍、グッズ

EVE burst error (Windows 95)[編集]

EVE burst error(イヴ・バーストエラー)[注釈 1]
対応機種 Windows 95/98/Me/XP[注釈 2]
Windows 98/Me/XP(DVD-ROM版)
Windows 2000/XP[注釈 2](ダウンロード版)
開発
発売元 日本の旗 日本 シーズウェア
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カナダの旗 カナダ JAST USA[2]
日本の旗 日本 DMM.com(ダウンロード版)
発売日 日本の旗 日本 1997年5月30日(限定版含む)、2000年5月26日(Millenium BOX)
日本の旗 日本 1999年7月16日(DVD-ROM版)
日本の旗 日本 2010年6月18日(ダウンロード版)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カナダの旗 カナダ 不明
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング 日本の旗 日本 R指定
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カナダの旗 カナダ テンプレート:ESRB-M[3]
コンテンツアイコン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カナダの旗 カナダ Mature Sexual Themes
キャラクター名設定 不可
エンディング数 2
セーブファイル数 6
セーブファイル容量 32MB以上
メディア 専用CD-ROM3枚、専用DVD-ROM1枚、ダウンロード販売
ゲームエンジン
画面サイズ 640×480 32000色以上(原画部分は600×360)
BGMフォーマット
キャラクターボイス 全員
CGモード なし
音楽モード なし
回想モード なし
メッセージスキップ あり[注釈 3]タブキー
オートモード なし
備考 * Version 1.0.7
  • Pentium MMX以上
  • 高岡佳史、長谷川健次郎、梅村大輝(CG)
  • スタジオ旗艦(アニメーション)
  • クラフトマンアーツ(プログラム)
  • Dr.Adlers、Hideo Yoshimura、坂田尊司(トランスレーション

当記事では混同を避けるために略記ではWin95版とする。キャッチコピーは「AVG史上に残るこの名作を 今、最高のクオリティで。」

SS版スタッフの数名と当作からの新メンバーが手掛けた、成人向けの逆移植作にあたり、サイトチェンジに際し各DISKを交換しなければならない欠点があったが、今作ではプレイ状況に応じたCDの入れ替えのみになった。

本篇中のBGMをFMシンセサイザーGM・コンパチブルから選べるようになった。 エンディングが再編集された結果、日記からクロージングクレジットの間にあった裸体のズームアウトのカットが削除され、タイトル画面の流用でスタッフを、次にキャラの立ち絵を用いた原作準拠の演出で小次郎からキャストを紹介し、SS版準拠のポートレイト風カットで締め括られるものとなった。

当作は北米に向けて発売されたバージョンもあり、テキストは英語に対訳されているが、音声は日本版そのままとなっている。 プリン/プリシア、茜、シリア、アクア、ディーブ、シルディμ-101などが改名されている。 また、猥談系のコマンドや会話がより厳格に修正されており、たとえば6日プールでの事後のまりなの解答理由が「あれは諜報に携わる者じゃないとわからない気持ち。」ではなく「It's a woman's sixth sense.(女の第六感)」という言い回しに変更されている。

出荷本数は累計9475本[4]限定、特典、廉価版、移植

    • 『EVE burst error 初回限定15,000本“プレミアム・マウスパッド付”バージョン!』 - 初回限定版。ボックスアート(以下BA)は裸体の真弥子が描かれたデザイン。
    • 『EVE burst error Millenium BOX 2000』 - 新たな限定版。下記のDVD-ROM版より後発だがソフト本品はCD-ROM版となっている。
    • 『EVE burst error DVD-ROM版』 - 指定OSからWin95が除外されている。なお、後年のPLUS18禁版における商品タイトルと似ているため混同されやすい一面がある。BAは原典とほぼ同じ。
    • 『EVE burst error』 - ダウンロード版。DMM.comウェブサイトでは18禁ゲームとして扱われているが、内容はR指定そのままである。アイコンはSS版を加工したデザイン。
    • 『EVE burst error』 - 北米版。

音楽 **『EVE burst error 小次郎編』キングレコード、1998年4月24日発売、品番 KICA-1210 - オーディオドラマドラマCD)のシリーズ。全4作。

    • 『EVE burst error まりな編』同上、 1998年6月26日発売、品番 KICA-1213
    • 『EVE burst error エルディア秘録編』同上、1998年10月23日発売、品番 KICA-1218
    • 『EVE burst error EXTRA』同上、1999年5月28日発売、品番 KICA-1225
    • 『EVE burst error ORIGINAL SOUNDTRACK』同上、1998年11月27日発売、品番 KICA-1219 - 30+書き下ろし3曲のみ収録。カバーアートが原作のボックスアートの流用のため勘違いしやすいが、収録曲はSS/Win95版のものである。

EVE burst error PLUS[編集]

EVE burst error PLUS[注釈 4](イヴ・バーストエラー・プラス[5]
対応機種 PlayStation 2
開発 シーズウェア(制作・著作含む)
発売元 日本の旗 日本 ゲームビレッジ(制作協力含む)
大韓民国の旗 韓国 ソノコン
発売日 日本の旗 日本 2003年7月24日(限定版含む)、廉価版 2005年3月24日
大韓民国の旗 韓国 2004年6月23日
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング 日本の旗 日本 CERO:C 15歳以上(廉価版から導入)
大韓民国の旗 韓国 GRB:15歳未満提供禁止(★★)
コンテンツアイコン
キャラクター名設定 不可
エンディング数 1
セーブファイル数 10
セーブファイル容量
メディア 専用DVD-ROM1枚
ゲームエンジン
画面サイズ
BGMフォーマット
キャラクターボイス 全員
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり(L2/×ボタン
オートモード なし
備考 * ロジスティックス(アニメーション)、花沢成江(アニメーション作画監督)、田中充(オープニングムービー)
  • 浅井義之(絵コンテ・演出)
  • 中川達人(音声プロデューサー・音声ディレクター)、林健生(音声ディレクター)
  • デュプレックス(アートワークデザイン)
  • 大須賀篤(アシスタントプロデューサー)、萩原大介、渡辺直哉(アシスタントスタッフ)
  • 安保久美子、中野孝夫(プロモーション)、加藤雅之/ファブリカ(プロモーションムービー)
  • 見留明広、高橋晶子、金子昌美、坂田尊司、草野一、田中智子(スペシャルサンクス)

当記事では混同を避けるために略記ではPLUSとする。CERO規制のコンシューマーゲーム作品。アドヴァタイジングスローガンは「あの感動がPlayStation 2で再びよみがえる…」

SS/Win95版スタッフの数名と当作からの新メンバーが手掛けたSS/Win95版準拠のリメイク。キャラクターデザイン&原画の一新、新規の動画パートの追加、BGMリミックスなどが施されており、音声も新録されただけでなくまりな・真弥子・源三郎役などが変更された。

新たに追加された機能に「C-motion」と名付けられた感情の変化をほぼ完全に視覚化する演出が追加されており、過去作では基本の静止画の表情か別の差分程度でしかなかったが[注釈 5]、アニメーションを用いることでより滑らか且つ細やかにテキスト上の心情や口調と合致する表情に変わったり全身でのリアクションもとるようになった。

今作ではシナリオの加筆やイベントの変更があったほか、エピローグ直前の犯人解答が排除されたためエンディングは1つになった。

システム上の変更点としては、本篇スタート時の主人公選択が削除され、物語の開始が小次郎編に固定されたことがあげられる。(直後にチェンジは出来るが、初見でまりな編からは始められない)。 また、ユーザーインターフェースやフォントが変更されたほか、テキストの再改定も行われた。例えば、冒頭での「ルンペンの溜まり場」という表現は「お子様の遊び場」に変更されたほか、他作品に関する言及も同様に変更された。さらに、イベントシーンにおける説明調の独白は要約した台詞に差し替えられた。

美術面でも変更が加えられ、SS版にあったパロディ系の原画は採用されなかった。小次郎は下衣がスタンドカラーシャツとなった黒系一色で、首にクロスチョーカーという衣装に変更され、愛銃のグロック22カスタマイズの色を緑と黒系とのツートンに変更された。まりなはビジネススーツ然だった「ピンクの服装[6]」ではなく、デザインの凝ったオリジナルジャケット&ブラキャミ風の下衣とスリット入りの黒いミニスカートという衣装に検定され、愛銃のベレッタM1919が2丁所持(二丁拳銃)で、さらに当作オリジナルで携帯場所がジャケットの袖口に仕込んだギミックになっている。エール外国人学校の制服もデザインそのものと共にカラーも青系から茶系に変更されたほか、一部キャラクターの髪形も変更された。

出荷本数は累計4万5000本[7]

  • 限定、特典、廉価版、移植
    • 『EVE burst error PLUS 限定版DVD-BOX』 - 初回限定版。内容物:DVDサウンドノベル「EVE Memories」、設定資料集「EVE Encyclopedia PLUS」。
    • 『EVE burst error PLUS ゲームビレッジ・ザ・ベスト』 - 廉価版。原版とは異なりCEROの審査対象となった。
    • 『이브 버스트 에러 플러스』 - 韓国版。
  • 書籍

EVE[編集]

EVE(イヴ)
対応機種 Windows 98/Me/2000Pro/XP
開発 シーズウェア(制作・著作)
発売元 ホビボックス(受審査含む)
発売日 2003年11月28日
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング メディ倫:成人指定
コンテンツアイコン
キャラクター名設定 不可
エンディング数 1
セーブファイル数 10
セーブファイル容量 600MB - 2GB以上
メディア 専用DVD-ROM1枚
ゲームエンジン
画面サイズ 640×480 16 - 24bit以上
BGMフォーマット DirectSound
キャラクターボイス 全員
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり
メッセージスキップ あり(コントロールキー
オートモード なし
備考 * Ver 1.0(原作はVersion 1.01)
  • Pentium III 500 - 800MHz以上
  • オンラインマニュアル機能
  • 中川達人(音声プロデューサー)、林健生(音声ディレクター)
  • 見留明広、高橋晶子、金子昌美、坂田尊司、草野一、田中智子(スペシャルサンクス)

当記事では混同を避けるために略記ではPLUS18禁版とする。18禁作品。アドヴァタイジングスローガンは「今蘇る、あの感動と興奮…新旧のコラボレーションで送る名作が復活」

役職の変更や不参加などの差異はあるが『PLUS』とほぼ同じスタッフの手による逆移植作にあたり、特典として原作と『Win95版悦楽の学園』の2作が完全移植にて同梱されている。

今作では担当者の中川、林ほかの手によって『PLUS』で収録されていたがほぼ全て変更され[注釈 6]、女性キャラ関連のイベント原画の多数に松本自身の手でアダルト描写が加筆された[注釈 7] 点で異なるが、メインのテキストは『PLUS』準拠のため原作で散見された猥談系のコマンドや会話はほぼ無かったり、氷室の学校前での転倒やディレクタールームでの机の下における原画は『PLUS』の流用でありパンチラ再現はされていないなど、「ある・ない」の部分で大量のバラつきがある。

最も大きい差異は原作に存在したヌード描写があるイベントや直接的性交のアダルトシーンの復活(採用)で、前任者である田島直の原画をほぼ忠実にトレースした松本による書き下ろし分が、小熊、宮本ほかの手によって選別された原作準拠のテキストと共に追加挿入されているためオリジナルEVEのリメイクと言えなくもない内容になっているが、以下のような異なる点が数多い。

  1. テキスト中の心の声的な独白(解説)分を、全て要約しての台詞に置き換えている。
  2. シリアと小次郎の行為から液体描写が無くなっている。
  3. ホテル410号室での二階堂と茜が『PLUS』を流用しただけで、向い合っている両者がブラインド越しに見えている状態で原作テキストと体位での性交が進む。さらに前述の通り本筋は『PLUS』のままなので、以下の通り大半のアダルトシーンの前後でつじつまが合っていないミスや矛盾が生じてもいる。
  4. シリアとの事後の呼び鈴への返事が、直立している原作に合わせて普通に喋る新規テキストに変更しているのに、弥生が見ている小次郎とシリアは原画が裸体化されてはいるが体勢は『PLUS』でのマウント状態のままなので、正真正銘の誤解が前提になっている『PLUS』展開で弁明を続けていく[注釈 8]
  5. 女子寮での氷室と小次郎は『PLUS』の展開ではなく、原画は原作準拠、シナリオは行為に至るまでがSS/Win95版、行為が原作準拠になっているため、目隠しの加筆が無いまま有る体で喋っていたり、SS/Win95版での背中を流している原画が無いため原作の向い合って浴槽に浸かっている画で進んでいく[注釈 8]。加えて、事後の「もうちょっと、こうしてたいね。」の台詞後は、いずれも暗転を挟んで着衣姿に戻り対話を経て転職を認めさせる展開になっているが、それらが全て欠落しており、一段落してからの台詞「もう電話止めてるのよ‥‥。」辺りにいきなり繋がるというカット飛びバグ)がある。
  6. トリスタン号での弥生との行為がプリシア目撃「後」からに変わっており、「前」から始まり立ちながらの原作1回目の原画で「後」からの2回目のキッチンでの行為に及ぶため、順番・体勢・回数・子供の話に至る既成事実の全ての整合がとれていない。

細かい点では、ホテルの貼り紙が「L2か×ボタンを押すと速く表示されるわよ!」のままだったり、メッセージウィンドウが縮小されておりオン状態の原画の表示面積が増えている。

なお、先発のWin95版における同電子媒体版と名称の1つ[注釈 9]が似ているため混同されやすい一面がある。

  • 音楽
    • 『EVE オリジナルサウンドトラック』ホビレコーズ、2003年11月28日発売、品番 HBM-006 - 14+書き下ろし1曲のみ収録。

burst error -EVE The 1st.-[編集]

burst error -EVE The 1st.-(バーストエラー イブ・ザ・ファースト)[注釈 10]
対応機種 PlayStation Portable
開発 有限会社ロータス、株式会社セブン、角川書店(制作協力)、ホビボックス(制作著作)
発売元 角川書店
発売日 2010年3月25日
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング テンプレート:CERO-C
コンテンツアイコン
キャラクター名設定
エンディング数
セーブファイル数
セーブファイル容量
メディア UMD
ゲームエンジン
画面サイズ
BGMフォーマット
キャラクターボイス
CGモード
音楽モード
回想モード
メッセージスキップ
オートモード
備考 * 野口征恒(イベント絵コンテ)

当記事では混同を避けるために略記では1stとする。CERO規制のコンシューマーゲーム作品。

スタッフはSS/Win95版の数名と当作からの新メンバー。キャラクターデザイン&原画・BGMの一新、コマンド選択の廃止などが施されたほか、オリジナル含むキャラクターの増減・ストーリー・設定・トリックなども原作から変更されているため、正確にはリメイクではなくリブートさせた内容となっている。

EVE burst error R[編集]

EVE burst error R
対応機種 PlayStation Vita / Vita TV
Windows 7 / 8 / 8.1 / 10
Nintendo Switch
開発 RED FLAGSHIP
発売元 el diaホビボックス
発売日 2016年4月28日(PSVita・Win)
2018年10月25日(Nintendo Switch)
価格
ジャンル アドベンチャーゲーム
レイティング Vita・Switch:テンプレート:CERO-D
Win:一般(18歳以上推奨)[注釈 11]
コンテンツアイコン
キャラクター名設定
エンディング数
セーブファイル数
セーブファイル容量
メディア Vita:PS Vitaカード
Win:DVD-ROM
両機種・Switch:ダウンロード販売
ゲームエンジン
画面サイズ
BGMフォーマット
キャラクターボイス あり
CGモード
音楽モード
回想モード
メッセージスキップ
オートモード
備考 * Vita:Ver.1.02 / Win:1.04


当記事では混同を避けるために総じての略記ではR、機種で区別する略記ではR Vita(R Vita DL)版R Win(R Win DL)版R Switch版とする。CERO規制と一部推奨指示によるコンシューマーゲーム作品。初回限定特典は100ページを超えるカラー原画集。

キャラクターデザイン&原画には原作およびSS版Win95版を最後に長らく不参加だった田島直が復帰した[8]


『PLUS』の「C-motion」ほどではないものの、今作では静止画の上だけではあるが目線が動いたり口パクをするようになっているほか、「AE(アフターエフェクツ)アニメーション」と名付けられた映像効果によって拳が震えていたり、ガン・ファイアが発生していたりする。

システム上の変更点としては、移動コマンド選択時に適切な行き先を表示するルートナビゲーション機能とコマンドから対象が自動再選択されるワンタッチリピートボタンが追加されたことがあげられる[8]

BGMの編曲はishidaが担当した。

EVE burst error A[編集]

EVE burst error Rのアダルト版。

開発[編集]

本作はRED FLAGSHIPのブランドEl Diaの第1弾としてリマスターが行われた。 El Diaのプロジェクト統括者はファミ通とのインタビューの中で、「本作と『DESIRE』の版権をホビボックスが持っていたことが判明したものの、出演声優の事務所の中には本作を知らないところもあったので、事務所への経緯の説明をはじめとする権利などの調整作業に1年近くかかってしまった」と振り返っている。

版権問題を解決した後は、素材の収集が行われた。 El Diaが関係者に問い合わせたところ、「箱にまとめて倉庫に保管している」ということ以外の詳細は誰も知らないことが判明し、まずは倉庫にあった箱や古いハードディスクを送ってもらい、全てEl Dia側で調べることとなった。ただ、素材が古いということもあり、すべてそろっているわけではなく、データ化してもそのまま使えるわけではなく、SS版やPlaystation 2版PLUSの素材も流用の対象となった。また、これ以外にも田島が新たに書き下ろした原画も追加された。 。

El Diaの開発チームは、残されたイベントCGの線画をスキャンし、画面アスペクト比を発売当時主流だった4:3から16:9に調整してから、書き足しや彩色の調整などを行った。 El Diaのプロジェクト統括者は前述のインタビューの中で、「開発体制が現在とは異なるため、『誰にどの作業を頼むか』ということがリマスター作業の中で一番苦労した」と述べつつも、面白い作業でもあったと振り返っている。

スクリプトデータは残存していたものの、そのままでは古臭く見えてしまうおそれがあったため、当時の印象を守りつつも現代流にアレンジするという手法がとられた。また、SS版以降に追加されたムービーの素材は全部残っていたわけではなかったため、El Diaの開発スタッフは実際のSS版のムービーを見て調整しつつも、現代に合った演出などを追加した。

EVE burst error R

ストーリー・設定[編集]

1st』は大半の部分に差異があるためここでは除外し、タイトル節で直接述べることとする。

ストーリー[編集]

小次郎編 
時は12月3日。さびれた倉庫街に事務所を構える私立探偵・天城小次郎は、紛失した絵画の捜索を依頼される。灰色の脳細胞を駆使し、見事探しあてるが、やがてこの絵画をめぐり重大な事件が起こるのであった。
まりな編 
時は12月2日。内閣調査室の捜査官・法条まりなは、事実上の左遷先だったアメリカ合衆国から呼び戻されエルディア駐日大使の娘である御堂真弥子の護衛を命じられる。ふたりは行動を共にするうちに友情を深めてゆくが、彼女たちの裏ではある陰謀の準備が着々と進められていた。

設定[編集]

舞台は日本ベイエリア。また、事実上の序章とされている『悦楽の学園』と世界観を共有しているため、関連するキャラクターや組織などが登場するのも特徴[注釈 12]

あまぎ探偵事務所 
小次郎が埠頭倉庫街にある一戸を改装して開いた事務所。しかしライセンスを停止されているため仕事の依頼は絶無[注釈 13]。プリンにとっては郷愁を感じさせる素敵な場所、他者は「依頼人を拒否しているとしか思えない」「想像を絶する場所」と評した。
内閣調査室 
オフィス街に本部を構えるまりな達の職場。劇中では「本部ビル」とも通称される。内閣に直属し、諜報を行う。略称、内調。実在するものは内閣情報調査室を参照。
桂木探偵事務所 
かつては業界トップの業績を誇った。腕利きの探偵である源三郎と小次郎を同時に失い、依頼の達成率が悪化。二階堂に殺人の容疑が掛けられたことにより、経営はさらに傾くが、のちにプリシアを保護し、名誉を一気に回復する。
サン・マンション 
小次郎と弥生が同棲していたマンション。源三郎の逮捕をきっかけに、小次郎は港の倉庫街に移るが、弥生は402号室に留まった。のちに、まりなと真弥子が403号室で生活を始める。
教育監視機構[注釈 12] 
氷室が捜査員として属している組織。通り名は「監視機構」で、海外版での名称はSurveillance Organization Bros. (S.O.B.s.)。教育機関で起こる事件は大抵の場合、被疑者が未成年であるため、警察の介入は困難だった。この問題を解決するために作られたのが教育監視機構である。専従の捜査員を派遣し、教育委員会および警察と共に事件の解決にあたる。テストケースであり、組織の実態は国民に知らされていない。治外法権や外国への応用も検討されている。真弥子の護衛を務めるため、まりなは一時的に所属となる。
セントラル・アベニュー 
モダンな建築物が建ち並ぶビル街。昼夜を問わずネオンサインが輝く。
プリンセス・ホテル 
政府の要人も利用する高級ホテル。10階から上がVIPルームとなっている。最上階にはレストラン展望台がある。地下にはショットバーがあり、小次郎とグレンの待ち合わせ場所となっている。
エール外国人学校(Yale International School[9]
在日エルディア人子女のための高等教育インターナショナルスクール制服は薄いピンク系のシャツに黄色スカーフを巻き、要所にピンク系のラインが施された系のベストらしき中衣・スカート青紫系のブレザーで構成されたデザイン[注釈 14]必履修科目英語アラビア語。9時から18時までは校内の施設(図書館プール)を一般に開放している。治外法権は存在しない。近隣には学生寮もあり、真弥子と氷室が住んでいる。エルディアの教育基金を元に作られた学校で、ストールマン・孔が校長(ディレクター)を勤める。
エルディア大使館Eldian embassy[9]
他国の大使館が複数存在するベイエリアの一等地に位置する。ロス・御堂が大使として勤務する。厳重な警備が施されており、違法な電波を遮断する仕掛けもあるため、館内の会話を盗聴することは不可能である。
エルディア共和国Republic of Eldia[9]
別名「エール」。アラビア半島の南西部に位置する君主共和制の多民族国家。国王が首相を任命。国教イスラム。主な収入源は観光鉱物
前国王の死去にともない、世論は民主化へ傾いている。
『1st』での設定
砂漠と山に囲まれた過酷な自然環境。貧しく教育・医療も不十分。古いしきたりが重視される。
テラー(Terror
国際指名手配ナンバーB12AJ23。旧エルディア情報部の実行部隊。主な武器はエルディア軍のサバイバル・ナイフ
王権派 
王制の維持を志向する勢力。
反王権派(改革派) 
エルディアの民主化を押し進める勢力。Cプロジェクト崩壊後、ロイド首相のもとで王宮省、科学局、情報部を解体。プリシア即位の動きに対し、真弥子の即位を画策する。
国璽 
エルディア唯一の官印。王位継承の証しで、戴冠式の際に必要となる。
トリスタン号 
戴冠式が行われるエルディア船籍客船で、船名はケルトの伝説「トリスタンとイゾルテ」に由来する。
Cプロジェクト 
Neo Cerebral Project(新たな頭脳の計画)の略で、源三郎が発案者である。先進国の援助を受けて旧エルディア科学局が極秘裏に進めていたが、局長だったドールマンが実子に殺害されたことにより、崩壊する。
μ-101(ミューイチマルイチ[10][注釈 15]) 
Cプロジェクトの成果。陸幕二部が回収に乗り出す。海外版の名称は「A101」。

登場人物[編集]

詳細は EVEシリーズの登場人物 を参照

/」で区切られている者は、後者が『1st』での名称を指す。

天城 小次郎(あまぎ こじろう) 
主人公の1人で一匹狼の探偵。「桂木探偵事務所」の元所員。
法条 まりな(ほうじょう まりな) 
主人公の1人で国家機関のエージェント
御堂 真弥子(みどう まやこ) 
まりなが護衛することになる女子高生
プリン 
小次郎が保護する素性不明の外国人
桂木 弥生(かつらぎ やよい) 
小次郎の元同僚かつ恋人で「桂木探偵事務所」の所長。
氷室 恭子(ひむろ きょうこ) 
真弥子の通う「エール外国人学校」の女生徒。
甲野 三郎(こうの さぶろう) 
まりなの上司。
柴田 茜(しばた あかね) 
小次郎に仕事を紹介した旧知のルポライター
グレン 
小次郎が利用する裏社会の情報屋
二階堂 進(にかいどう すすむ) 
弥生の探偵事務所の所員。
香川 美純(かがわ みすみ) 
まりなが勤務する内閣調査室に出入りする監査官
鈴木 源三郎(すずき げんざぶろう) 
まりなの行く先々に現れる保険屋
シリア・フラット 
真弥子の通う外国人学校の教諭
松乃 広美(まつの ひろみ) 
真弥子の通う外国人学校の教育実習生
ロス・御堂(ロス みどう)/ロイス・御堂 
真弥子の父親の駐在大使
ストールマン・孔(ストールマン こう)/孔雲樵(こう うんしょう) 
外国人学校の校長
アクア・スティル・ロイド/アクア 
小次郎がバーで知り合う女性。
ディーブ 
大使館に出入りする中国人風の大男。
サラ 
ディーブの部下の女。
シルディ 
ディーブの部下の女。

BGM[編集]

オリジナルスタッフは梅本竜高見龍の2名。SS/Win95版は非公開の別人[1]、PLUSシリーズはサウンドエイムス(道下桃)、Rはyouyaishida(studio jaquazz)が務めた。

高見は当時の様子について、「梅本君に呼ばれてテスト版で遊んだら、いきなり手伝うように言われ、合いそうな曲を書いてほしいと頼まれてアバウトに書いた」と、オートマトンとのインタビューの中で振り返っている。 たとえば、高見が最初に作った楽曲であるハッキングのシーンの音楽(「No.38 ハッカー」)は、梅本の作ったモールス信号のような音の繰り返しを面白いと感じて曲であり、ハッキングシーン専用に作られたわけではないものの、高見が作った後にプログラマーの菅野がハッキングのシーンに合っていると感じて採用された経緯がある[11]

梅本は本作の音楽の方向性をハードボイルドにしたいと考え、その雰囲気を音楽で表現するのに苦心した[11]。その中でパット・メセニー・グループエリック・クラプトンといったアーティストから影響を受けつつも、様々な資料を集めたり調べた上で作曲を行った[11]

以下の曲名は、原作の劇中音楽鑑賞モード、SS版の同鑑賞モードや1998年のサウンドトラックカバーアート)、PLUSシリーズの同鑑賞モードや2003年のサントラ、Rの公式ウェブサイト上での表記などに倣うが、今日では誤用・混同も少なくない。

一方、2009年の『THE PERFECT』(以下TP盤)および先着特典の『THE ORIGIN』は原曲を収録したサントラだが、曲名は一新(改名)され英名で統一されている。『1st』は曲自体が全て異なるので除外する。

原曲名 SS/Win95版曲名 『PLUSシリーズ』曲名 『R』曲名 使用場面 備考
Eve Burst Error No.26 Opening Bridge SEGA Saturn版 オープニング・テーマ (EVE_3)[注釈 16] オープニング(タイトルムービー) タイトルバック、タイトルムービー 全て異なる別曲。TP盤「Opening」。
No.36 日付変更 デイリー・オープニング (EVE_29.MID) デイリー・オープニング 31.日付変更 日付変更時 TP盤「Dailyopening」。
… No.04 日常 日常/(No.X01) (EVE_43.MID) No.X01 45.日常 本部ビル(初日) TP盤「Day (Marina)」。
… No.13 甲野本部長 甲野本部長 甲野本部長 11.甲野本部長 本部ビル TP盤「Office (Marina)」。
… No.03 あまぎ探偵事務所 天城探偵事務所 (EVE_03.MID) あまぎ探偵事務所 03.あまぎ探偵事務所 あまぎ探偵事務所内 TP盤「Office (Kojiroh)」。
… No.14 まりな自室 まりな自室 (EVE_12.MID) まりな自室 12.まりな自室 マンション403号室、女子寮(浴室)、など TP盤「Room (Marina)」。
… No.01 Main(Noon) for Woman Main(noon) for the Woman (EVE_01.MID) Main(Noon) for Woman 01.Main(Noon) for Woman まりなマップ移動(日中) TP盤「Investigation (Marina)」。
… No.02 Main(Night) for Woman Main(nignt) for the Woman Main(Night) for Woman 02.Main(Night) for Woman まりなマップ移動(夜) TP盤「Night (Marina)」。
… No.08 Main(Noon) for Man Main(noon) for the Man (EVE_06.MID) Main(Noon) for Man 06.Main(Noon) for Man 小次郎マップ移動(日中) TP盤「Day (Kojiroh)」。
… No.10 Main(Night) for Man Main(night) for the Man (EVE_08.MID) Main(Night) for Man 08.Main(Night) for Man 小次郎マップ移動(夜) TP盤「Night (Kojiroh)」。
… No.09 イール外国人学校(Noon)[注釈 17] エール外国人学校(Noon) (EVE_07.MID) エール外国人学校(Noon) 07.エール外国人学校(Noon) 学校内(日中) TP盤「School」。
… No.12 イール外国人学校(Night)[注釈 17] エール外国人学校(night) (EVE_10.MID) エール外国人学校(Night) 10.エール外国人学校(Night) 学校内(夜) TP盤「School (Night)」。
… No.25 会話 汎用曲(孔宅・大使館) (EVE_21.MID) 汎用曲(孔宅・大使館) 23.会話 孔邸宅内、大使館内 TP盤「COMMON」。
… No.11 Bar ショットバー(Dummy有り) ショットバー 09.Bar ショットバー TP盤「Bar」。
… No.27 プリシア 団らん (EVE_29.MID) 団らん 25.プリシア 事務所でのプリン、CG鑑賞モード・原作 TP盤「Pudding-jelly-bavarois」。
… No.19 憩い 憩い (EVE_16.MID) 憩い 16.憩い まりなと真弥子の買い物 TP盤「Shopping」。
… No.30 狂気 狂気/(No.X06) (EVE_42.MID) No.X06 44.狂気 事務所でのシリアと小次郎 TP盤「Crisis」。
… No.07 安らぎI[注釈 17] 安らぎ (EVE_05.MID) 安らぎ1 05.やすらぎ1 女子寮での小次郎と恭子、プールでのまりなと鈴木、など TP盤「Trust」。
… No.28 死臭 死の予感 死の予感 26.死臭 殺人現場 TP盤「Death」。
… No.23 信頼 信頼 (EVE_19B.MID) 信頼II、信頼III 19.20.21.信頼 性行為、移植版の相応シーン、など TP盤「Relate」。
… No.35 血族 王室(有線放送) (EVE_26.MID) 王室 30.血族 ホテル410号室、拘束具を解かれたまりな、トリスタン号のVIP船室、など TP盤「Empress I」。
… No.38 ハッカー ハッキング/(ハッカー) (EVE_44.MID) No.X03 46.ハッカー クラッキングイベント TP盤「Hacking」。
… No.06 決意 トリスタン乗船前 (EVE_04.MID) トリスタン乗船前 04.決意1 まりな編6日学校内(休校中)/孔邸宅前、小次郎編7日早朝 TP盤「Resolve」。なお名称が似ている原曲37番目の「… No.37 決意」は全くの別曲であり、エピローグで日記を読み終えたプリシアによる回想時の曲である、R版では「決意2」となっている。
… No.22 トリスタン号 トリスタン号 トリスタン号 18.トリスタン号 トリスタン号 TP盤「Tristan」。
… No.42 μ-101[注釈 17] μ-101日記(ハイパーアレンジ) (EVE_34.MID) μ-101[注釈 17] 36.μ-101 エピローグの日記(最後) TP盤「Diary III[注釈 17]」。またTP盤では当の日記を読み終えたプリシアによる回想時の曲が「μ-101」(PLUSでのそれは「決意」)。
… No.45 Ending III[注釈 17] エンディング-3 (EVE_37.MID) エンディング(スタッフロール) 39.エンディング3 クロージングクレジット TP盤「Ending」。

評価[編集]

  • EVE burst error [イヴ][12]
    • 月刊デジタルメディアインサイダー - 1995年11月1日 - 30日集計で2847ポイント(売上本数かは不明)、全パソコンソフト中の15位。
    • FCGAMEX(ニフティのフォーラム) - 1996年1月4日 - 23日集計の「貴方が選ぶベストゲーム'95」で、ベストシステムXゲーム特別賞&ベストシナリオXゲーム特別賞1位、ベストサウンドXゲーム特別賞2位、ベストグラフィックXゲーム特別賞3位。「貴方が選ぶベストゲーム'96-'01」で、1996年が6位、1997年が6位、1998年が7位、1999から2001年間が20位圏内。
  • EVE burst error (セガサターン)
    • ファミ通 - クロスレビューでは22/40点。1996年12月20日号(NO.420)から1997年12月19日号(NO.472)集計「読者が選ぶTOP20」では年間総合16位。
    • セガサターンマガジン - 1997年間の「読者レースランキング」で最高2位、最低13位、12月12日号(Vol.45)で最終7位(10点満点中の全投票平均は9.4101点)、セガサターンソフトとしては1位。
    • 電撃王 - 「第3回 電撃王ゲームソフト大賞 トレンド賞」9位、「第3回 電撃王ゲームソフト大賞 ヒートアップ賞」8位。
  • EVE burst error (Windows 95)
    • FCGAMEX(ニフティのフォーラム) - 1998年2月1日 - 7日集計「貴方が選ぶベストゲーム'97」で、ベストXゲーム部門20位、ベストシステムXゲーム部門16位、ベストシナリオXゲーム部門13位。
  • EVE burst error PLUS
    • ファミ通 クロスレビュー - 30/40点のシルバー殿堂入り。

ねとらぼのにゃるらは本作について、「夜の喫茶店で学校の同級生らと裏社会について話し合うという、学生時代に想像したかっこいいハードボイルドっぽさを突き詰めた内容」と評した。

Lucid Motion[編集]

おそくともWindows版発売前(Windows版は1997年に発売)の発売前の当時、シーズウェアらは独自の動画コーデック的な技術を開発しており、『Lucid Motion』(読み: ルシッド モーション)と名付けていた。当時の『月刊コンプティーク』などパソコンゲーム雑誌による紹介文では、従来技術と比較して画質の向上をしたと喧伝されていた。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「ss.26win95」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. 2.0 2.1 a:指定OSに含まれてはいるが、公式ウェブサイトではXPはサポート対象外と注記している。b:XPの64ビット版では保証外となっている。
  3. 音声のみをスキップするさいは右クリックで行う(決定キーや左クリックでは不可能)。
  4. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「plus」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  5. プリンでは基本が笑い顔で差分が泣き顔、松乃では差分が不安げな顔であり一致する場面が多いが、怒ったり呆れたりするやりとりが多い二階堂・弥生・氷室などに相応の差分は無いため、基本の表情のままといった具合。
  6. 小次郎、孔/ディーブ、松乃の3名は前任者の事実上の変名である。なお、トリスタン号でのまりな訪問時に上げる小次郎の悲鳴 のように(SS/Win95版の流用ではない)新録分は存在するが、他はライブラリー出演の可能性もあり、全てなのか一部なのかは不明。
  7. まりな自室での酒盛りや真弥子就寝時の下着姿、浴室のプリンや洗面所の真弥子達の全裸化、小次郎との事後の弥生の衣服の乱れ、など。
  8. 8.0 8.1 原作では弥生視点のシリアは膝立ち姿勢で描かれ、氷室は身体を洗い終わるとすぐに浴槽に入るため、どちらも矛盾していない。
  9. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「win2003」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  10. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「1st」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  11. Win DL版を独占販売しているDMM.com上での扱いは全年齢向け。
  12. 12.0 12.1 a:当作の開発当初は「悦楽の学園2」と呼ばれていたが、完成間近になって現在の「EVE burst error」に改題されたという経緯がある。b:『悦楽の学園』での名称は日本教育監視機構(JES)。ちなみにSS/Win95版では「あまぎ探偵事務所」である12番倉庫に「JES」とペイントしているお遊びが見られる。
  13. 冒頭で小バカにされている通り事務所のプレート(看板)は普通に掲げており、『PLUSシリーズ』 では冒頭のムービーで貼り直す様子が描かれている。
  14. SS/Win95版ではスカーフはピンク系で、ベスト・スカート・ブレザーが全て同じネイビー系に変更されている。PLUSシリーズでは一新されており、首全体から肩先までの襟と袖口白色になっている2種類の茶色系ツートンの詰襟に、黄色のスカーフを巻き、ウエストが細く絞られている単茶色のプリーツスカートを合わせたデザインになっている。
  15. 劇中では初見時の小次郎が1度だけ「ミューイチゼロイチ」と誤読する。
  16. Win95版では別の曲になっている。
  17. 17.0 17.1 17.2 17.3 17.4 17.5 17.6 テンプレート:sicであり、誤記でもローマ数字の代用でも半角の変換間違いでもない。

出典[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 CDアルバム『THE PERFECT』付属ライナーノーツでの梅本竜による解説「Chaptor 1 "The Game Music" The Perfect」。
  2. eve Burst Error - PC - IGNIGN、2014年5月28日閲覧。
  3. Eve Burst Error」 ESRB公式ウェブサイト、2014年5月28日閲覧。
  4. 『月刊デジタルメディアインサイダー』 1997年8月末時点。
  5. ソフト現物の背表紙。
  6. 『PLUS』初回限定版「EVE Encyclopedia PLUS」83頁。
  7. ネットビレッジ株式会社、平成16年3月期中間決算短信。
  8. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「4Gamer.net」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  9. 9.0 9.1 9.2 Win95版の北米版における表記。
  10. #PLUS OG, p. 81.
  11. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「automaton」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  12. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「gensakutitle」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません

参考文献[編集]