近鉄奈良駅

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近鉄奈良駅(きんてつならえき)は奈良県奈良市にある近畿日本鉄道の駅である。奈良市の代表駅である。奈良県内最多の利用客数である。

概要[編集]

近鉄奈良線は、前身である「大軌(大阪電気軌道)」の最初の路線として1914(大正3年)4月30日、上本町駅奈良駅間が開通した。奈良駅は仮駅で開業した。7月8日に仮駅から本駅へ移転した。東大寺奈良公園奈良国立博物館などの奈良県の主要観光施設の最寄駅である。

トンネル[編集]

生駒トンネル1914年大正3年)4月18日に完成した全長3,388メートル、広軌複線として当時の日本最長のトンネルであった。1913年(大正2年)1月26日に大規模な岩盤崩落により、坑内で約150人が生埋めになる事故が発生し、19人が犠牲となるなど工事は難航した。2年10カ月かけ生駒トンネルを掘削し、建設費269万円を要して、1914年(大正3年)4月に竣工した。大阪と奈良を最短距離で結んだ[1]。300万円を予定していた建設費は総額で787万円まで膨らみ大阪電気軌道株式会社は経営難となる[2]1969年(昭和44年)12月、近鉄奈良駅は地下化する[3]

行基広場[編集]

東改札口方面の出入り口前と東向商店街の間に広場があり、行基像が展示されている。東改札口を出て東出口3番からエスカレーターで行基菩薩噴水前の行基広場に出る。「待ち合わせの目印」となる。

アクセス[編集]

現在の駅舎は三代目である。

参考文献[編集]

  1. 1914年4月30日 近鉄奈良線開業日本経済新聞,2021年4月28日
  2. 大阪電気軌道の開業近畿日本鉄道
  3. 昭和44年12月8日竣工式 翌9日から運行