触手責め
触手責め(しょくしゅぜめ)は、フィクションにおいてイカやタコのような軟体動物、或いはファンタジー作品やSF作品に登場する架空の怪物が触手を用いて人間と性行為を行うシチュエーション。
概要[編集]
触手責めは日本において特に発展したジャンルであり、古くは葛飾北斎の『蛸と海女』で描かれている。
また、前田俊夫の漫画・アダルトアニメ『超神伝説うろつき童子』やアダルトアニメ『淫獣学園(La☆Blue Girl)』における触手責めの描写は日本国外でもこのシチュエーションが広く知られる契機となったことで名高い。以降、触手責めは成人向け漫画・アダルトアニメ・アダルトゲームでは定番の描写の一つとなっており、異形の生物が女性の膣内に触手を挿入して掻き回したり胎内に卵を産み付ける、股間部に寄生する描写が含まれる場合もある。
また、場合によってはアナルに挿入された触手がそのまま腸、胃、食道を経由して口にまで到達するという、いわば「貫通」にまで発展するものがある。
少女向けアニメ・少年漫画における触手責め[編集]
『美少女戦士セーラームーン』、『ふたりはプリキュア』などに代表される少女向けアニメや少年漫画においても触手は多く登場するが、当然のごとく上記のようなケースは無く、多くが触手による縛り上げなどの締め付け・エネルギー吸収などである。
これは視聴・購読している低年齢層の子供に対し「殴る蹴るなどの直接的暴力描写」を極力避け、必要以上に不安感を抱かせないことができるうえ、「触手に巻き付かれて動けない」、「息が思うように出来ず苦しそうな表情ができる」、「その上流血は無し」とピンチに陥るシーンとして最適の緊迫感を出すことができるからである。
少年漫画のケースにおいても上記理由はもちろんのこと、「少年向け」という都合上、規制の厳しい媒体でいかにして「お色気描写(サービスシーン)を出せるか」といった思惑からこのような描写がされることが多い[1]。
また、「触手に類似したメカのケーブル・人食い植物などの蔓」または「(作中では触手と明言されていない)触手のようなもの」も「触手」と称されることがある。
- ↑ 稀に男性キャラクターでもサービスシーンとは関係なく「触手の攻撃によるピンチ」に陥る場面が描かれることもある
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Manga Artist Interview Series Part I, Sake-Drenched Postcards - 前田俊夫インタビュー ※英語
- wiki:触手責め