立憲ユース
立憲ユース(りっけんユース)は立憲民主党の青年組織。一般にリベラル色が強いとされる立憲民主党の中では保守色が強いとされ、左翼勢力から攻撃の的とされている。
概要[編集]
立憲民主党の青年組織で、立憲民主党青年局を構成する。旧立憲民主党の「(旧)立憲ユース」と旧国民民主党の「国民民主党学生部」が合同して成立した。執行部の詳細は非公開ではあるが、構成員であることを公表している近藤弥子や日野智貴といった比較的著名なメンバーは皆国民民主党出身であり、保守色が強い組織であると言える。
(旧)立憲ユースは学生部として結成されたが、今の立憲ユースは非学生の一般党員も所属している。現在でも「立憲ユース」で検索すると(旧)立憲ユースの公式サイトが登場するが、これは青年局長が旧立憲民主党の中谷一馬であることでも判るように[1]今の立憲民主党や立憲ユースとは全く無関係のものである。
2020年11月30日に国民民主党出身の泉健太が立憲民主党の代表になり、翌日2021年12月1日に立憲ユースも国民民主党出身の人物が執行部を組織したが、その際にかなり保守色の強い日野智貴が副代表となったため、立憲民主党の保守化を危惧する左翼勢力により炎上した。
日野智貴副代表即日解任事件[編集]
一政党の青年組織に過ぎない立憲ユースが注目を集めるようになったきっかけは、旧国民民主党の日野智貴が副代表となったことに対して党内外(というよりも、主に党外)の左翼(というよりも、極左)が炎上し、日野を就任当日に副代表解任に追い込んだ事件である。
何故20代の青年に対して左翼勢力が騒いだのかと言うと、日野が超保守派を自称し、「小沢一郎先生」を断固擁護して菅直人(旧立憲民主党)を非難している生長の家信徒だったからである。ネット上では左翼のイメージの強い小沢一郎を擁護していることが何故「超保守派」として左翼に攻撃される理由になるのか、と言うと、左翼勢力にとっては極左学生運動家から総理大臣にまで昇りつめた菅直人を非難することは断じて許されないからである。また、生長の家は今では反自民党で反日本会議であるのに「新興宗教の信者」と言うだけで攻撃する左翼勢力も存在した。
日野を問題視ている中には宗教学者の塚田穂高[2]、フェミニスト学者の能川元一[3]、東京大学教授の清水晶子と錚々たるメンバーが揃っていた。特に能川は「一目で宗教右翼とわかる」と彼の信仰を理由に攻撃していることを公言していた。
こうした大学教員を含む左翼勢力の強い圧力より日野はその日の内に副代表を解任された。このことは立憲民主党が左翼の圧力に弱いことを露呈させ、却って保守系野党支持者の失望を買う事態となってしまった。特に信仰を理由に日野を非難するような極左勢力の圧力に屈したことは党員からも「信教の自由を認めない立憲民主党」と呼ばれる事態を引き起こしている。