常磐富岡インターチェンジ
常磐富岡インターチェンジ(じょうばんとみおかインターチェンジ)は、福島県双葉郡富岡町にある、常磐自動車道のインターチェンジである。
概要[編集]
2004年(平成16年)の開通以来、東京方面から走行して来た場合、常磐自動車道の南側の終点となっている。当ICは、2011年(平成23年)3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故による居住制限区域(事故発生当初は警戒区域)指定に伴って立ち入りが禁止されたため、広野IC-当IC間は長期間閉鎖されていたが、同区間は2014年2月22日に再開通された[1]。また、当IC以北の区間については相馬ICまでの区間で2011年度の開通を目処に建設が進められていたが、原発事故の警戒区域内で建設が凍結状態にあるため開通の目途が立っておらず、警戒区域外の南相馬IC-相馬IC間が2012年4月8日に先行開通した。当ICは大成建設によって除染モデル事業が行われており、2012年7月まで実証実験が行われていた[2]。その後、常磐富岡IC-浪江IC間を2015年3月1日に開通させ、常磐自動車道の全線開通を予定している。
当ICの名称は、先に群馬県の上信越自動車道・「富岡IC」があることから、所在地の富岡町の名前に「常磐」を冠して区別したものとなっている。常磐自動車道の北側、開通区間への乗り継ぎは、国道6号等を経由して隣の浪江IC(福島県浪江町)からとなっているが、乗り継ぎに際しての特別料金などは設定されていない。
本稿では、インターチェンジ近傍にある高速バス停留所である常磐富岡バスストップ(じょうばんとみおかバスストップ)についても記述する。
接続している道路[編集]
- 国道6号(福島県道36号小野富岡線を約6km経由)
- 福島県道35号いわき浪江線(福島県道36号小野富岡線を約500m経由)
- 福島県道36号小野富岡線
歴史[編集]
- 1993年11月19日 : 施工命令
- 2004年4月14日 : 広野IC-常磐富岡IC間開通
- 2011年3月11日 : 東日本大震災による福島第一原発事故の発生により広野IC-常磐富岡IC間通行止
- 2014年2月22日 : 広野IC-常磐富岡IC間通行再開
- 2015年3月1日 : 常磐富岡IC-浪江IC間開通し、常磐自動車道が全線開通予定[3]。
料金所[編集]
- ブース数:4
入口[編集]
- ブース数:2
- ETC専用:1
- 一般:1
出口[編集]
- ブース数:2
- ETC専用:1
- 一般:1
周辺[編集]
当ICより東へ約2.4km先(常磐線の跨線橋付近)には、帰還困難区域のバリケードが設置されている。また、国道6号方面の看板がマスキングされており、福島県道35号いわき浪江線の交差点付近には広域迂回を促す標識がある。
常磐富岡バスストップ[編集]
料金所の外に高速バスのバス停留所が併設されている。営業上のバス停留所名は常磐富岡インター。バス利用者のための無料駐車場がある。
隣[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
脚注[編集]
- ↑ 常磐自動車道 広野IC〜常磐富岡IC間の再開通について 東日本高速道路株式会社 2014年1月21日付
- ↑ 富岡町
- ↑ 安倍内閣総理大臣記者会見 首相官邸.(2014年3月10日).2014年3月10日閲覧。