南三原駅

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南三原駅(みなみはらえき)は、千葉県南房総市和田町松田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)内房線である。

蘇我駅から当駅までの営業キロは、内房線回り(木更津館山経由)で102.2km、外房線回り(茂原安房鴨川経由)で106.7kmであり、隣の和田浦駅同様、内房・外房線の外周のほぼ中間に当たる。なお、蘇我駅以遠(外房線本千葉駅、及び、京葉線千葉みなと駅方面)から当駅までは前者の内房線回りが最短距離となる。

歴史[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。

館山駅管理のJR千葉鉄道サービスによる業務委託駅。簡易Suica改札機が設置されている。

旧駅舎は、1921年大正10年)の開業時から利用されてきた。しかし、老朽化が目立ち始め、特に、トイレが汲み取り式であったことも影響して、近隣住民からトイレだけでも改築できないかとの要請が和田町に多く寄せられていた[1]。そのような中で当時の和田町はトイレの新築を行うこととし、JR側と協議に入った。その中で、トイレの新設だけでなく駅舎を新築する方針となった。2002年平成14年)8月に工事に着手し、2003年(平成15年)2月17日竣工式を開催した[1]

旧駅舎は駅本屋が164.1m²、トイレが13.1m²であったが、新築後は37.265m²が駅関連施設用となり、残りがトイレ、多目的ホールとなった。トイレは、多機能式トイレも設置されている[1]。また、駅舎中央部については、和田町の地域エネルギービジョンにより太陽光発電システムを設置しており、多目的ホールなどの電力をすべてこれにて賄っている[1]

2010年(平成22年)2月10日より外房線PRC型自動放送(路線上は内房線であるが外房線CTCの管轄)が導入された。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 内房線 上り 館山木更津千葉方面
2 内房線 下り 和田浦安房鴨川方面
  • ホームは10両編成分あるが、停止位置目標がないため8両編成までの対応となる(11両の停止位置目標はホームから外れる)。

利用状況[編集]

2012年度の1日平均乗車人員は515人であった。

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1990年 1,061
1991年 1,037
1992年 972
1993年 970
1994年 914
1995年 870
1996年 784
1997年 738
1998年 719
1999年 684
2000年 678
2001年 611
2002年 582
2003年 554
2004年 555
2005年 539
2006年 525
2007年 510
2008年 494
2009年 481
2010年 485
2011年 492
2012年 515

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

のりば 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
南三原駅前 急行くろしお号 古川十字路・千歳駅前・千倉役場 安房白浜 館山日東バス
鴨川市内・館山線(急行) 古川十字路・九重小学校前・九重駅入口 館山駅 鴨川日東バス
館山日東バス
鴨川市内・館山線 古川・九重小学校前・九重駅入口 館山駅 鴨川日東バス
館山日東バス
急行くろしお 真浦・フラワーセンター入口鴨川駅西口 亀田病院 館山日東バス
鴨川市内・館山線(急行) 真浦・フラワーセンター入口・鴨川駅西口 亀田病院 鴨川日東バス
館山日東バス
鴨川市内・館山線 真浦・仁右ヱ門島入口・鴨川駅東口 亀田病院 鴨川日東バス
館山日東バス
南三原駅 北三原線 和田福祉センター・北三原 上三原 南房総市営バス

駅名の由来[編集]

「みなみみはらえき」などと間違えて読まれる場合がある。しかし、当駅の正しい読み方は「みなはらえき」という。

この駅名は、合併で南房総市となる前のさらに前身、旧安房郡和田町に合併前の「南三原村」に所在したことから付いている。

その「南三原」の地名としての読みは「みなみみはら」「なみはら」「みなみはら」が混在している。そこで駅名としては、当駅開業時既にあった外房線の「浪花(なみはな)駅」(大正2年6月開業)と混同するものを避け、呼称を「南三原(みなみはら)駅」としたとされる。要出典

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
内房線
千歳駅 - 南三原駅 - 和田浦駅

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 鉄道建築ニュース、2003年6月号、内房線南三原駅合築、pp42-43

関連項目[編集]

外部リンク[編集]