荒畑寒村

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荒畑 寒村(あらはた かんそん、1887年8月 - 没年不詳)、荒畑 勝三(あらはた かつぞう)は、日本の新聞記者国会議員社会運動家、著述家

経歴[編集]

1887年(明治20)8月生まれ、東京都出身[1]

二六新報』、『日本新聞』の記者となる[1]

雑誌『近代思想』『労農』などを発刊[1]

1925年11月7日夜に新人会が東大の第2学生控所で開催したロシア革命記念の集会で講義をした[2]石堂 (1986 59-60)によると、このときの演説は学生に深い感銘を与え、半世紀ほど経っても生存者はそのことをよく覚えていたという。

1926年から1927年1月にかけて収監される[2]

中央労働委員、自由人権協会理事[1]

労働組合総同盟所属関東金属労働組合長、日本社会党中央執行委員、同教育部長[1]

第22回、第23回の衆議院議員総選挙で当選[1]

ボンベイで開催された文化自由会議に日本代表として出席[1]

著述業に従事[1]

著作物[編集]

著書[編集]

  • (明治期?)『谷中村滅亡史』[1]
    • 島田宗三「『谷中村滅亡史』についての覚え書」『日本古書通信』v.24 n.7、1959年7月、NDLJP 10232416/5 (閉)
  • 1928年 荒畑寒村「労働運動の復興期」『日本社会主義運動史』改造社、NDLJP 1903049 (閉) - 発禁になっていた[2]
  • 1945年 ――『敗戦日本の青年に訴ふ』人民社、NDLJP 1882300 (閉)
  • 1947年 ――『寒村自伝』板垣書店、NDLJP 3859139 (閉)
  • 1954年 ――『ひとすじの道』慶友社、NDLJP 2983295 (閉)

訳書[編集]

  • 1920年 シドニー・ウエッブ、ビアトリス・ウエッブ(著)荒畑勝三、山川均(訳)『労働組合運動史』叢文閣、NDLJP 986501
  • 1929年 ポール・ラファルグ(著)荒畑勝三(訳)『財産進化論』改造社、NDLJP 1903507 (閉)
  • 1941年 H.M.ヴァイナック(著)――(訳)『東亜近世史 上巻』生活社、NDLJP 1918959 (閉)
  • 『生物進化と社会進化』[1]

作詞[編集]

  • 「ロシア革命の歌」[2]

付録[編集]

関連文献[編集]

  • 司法省刑事局『日本社会主義運動史』司法省刑事局、1929年、NDLJP 1445668

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 石堂 (1986) 石堂清倫『わが異端の昭和史』勁草書房、ISBN 4326151749
  • 議院 (1962) 「荒畑 勝三」衆議院・参議院(編)『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、p.21、NDLJP 3000139/38