松田咲實
松田 咲實(まつだ さくみ、1948年 - )は日本の声優事務所経営者・マネージャー・芸能プロモーター。宮城県栗原市出身。
元日本芸能マネージメント事業者協会副理事長(2007年6月13日、書類送検されたことに対する責任を取る形で辞任)。
来歴・人物[編集]
東京俳優生活協同組合でマネージャー生活を送った後、NHK関連企業に移り、1984年にアーツビジョンを設立する。その後、1990年に付属養成所を日本ナレーション演技研究所とし、1997年には新たにグループ事務所としてアイムエンタープライズを設立した。
林原めぐみ・三石琴乃・白鳥由里・椎名へきる・堀江由衣・田村ゆかりらを世に送り出していわゆる「アイドル声優」という概念を定着させた一人であり、キングレコード常務取締役の大月俊倫と共にいわゆる「声優ブーム」の仕掛人とみられている。その一方で「声優業の商業主義化」を招いたという批判を受ける事もある。
また、所属タレントの音楽活動におけるエグゼクティブプロデューサーも務める(なお、レコード会社によっては、会社在籍のエグゼクティブプロデューサーと連名になっているケースもある。また、キングレコードスターチャイルドレーベルで前述の大月がエグゼクティブプロデューサーである場合は、松田は除外されている)。
現在は将来の中国におけるタレント・声優の育成事業開始のための基盤作りのために中国雑貨の輸入事業を行う子会社なども経営している。
オーディション受講者の16歳の少女への淫行容疑で逮捕[編集]
- 2007年4月4日、前年12月にオーディション受講者の16歳の少女に、面接合格をちらつかせわいせつな行為を行ったとされる容疑によって逮捕され、5月28日書類送検された。この事件を受け、5月29日にアイムエンタープライズ代表取締役、翌30日にアーツビジョン代表取締役を引責辞任した。