旧第八師団長官舎

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旧第八師団長官舎(きゅうだいはちしだんちょうかんしゃ)は、青森県弘前市大字上白銀町の登録文化財である。

大正6年に建てられた、元師団長官舎の洋館部分で、木造平屋建、瓦葺、平入ハーフティンバー風である。堀江彦三郎の設計で、施工を堀江組が担当した。外壁はモルタル塗、妻面等に欄間付ギロチン窓を配置する。袴腰型屋根前面の3箇所にはドーマー窓が設けられ、玄関部に切妻破風を付ける。内部は応接室、会議室、控室の洋室3室と、縁側付二間続きの和室からなるり、白漆喰塗で、腰壁の竪羽目板等、大正時代の高級文化住宅を彷彿とさせる。太平洋戦争の終戦後は米軍進駐部隊の司令官宿舎として使用された。昭和26年に市の所有となり、昭和34年に洋館部分が現在地に曳家で移築され、現在は弘前市長公舎(ひろさきしちょうこうしゃ)として使用されている。平成15年文化財に登録された。