新聞聯播

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新聞聯播
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2003年のスタジオ風景
放送局 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
ジャンル 広報番組
報道番組
放送期間 1978年1月1日 - 現在
放送時間 毎日毎日 19:00 - 19:30 30
制作局 CCTV
企画/PD 中国共産党中央宣伝部
監督/総指揮 中国共産党
演出
原作
脚本
出演者
ナレーション
音声
字幕
データ放送
オープニング 孟衛東
エンディング
公式サイト 新聞聯播ホームページ
特記事項:
時間表記は中国標準時
スカパー!CCTV大富」でも同時放送。
テンプレート

テンプレート:中華圏の事物新聞聯播』(しんぶんれんは、テンプレート:lang-zh-shortテンプレート:ピン音)とは、中華人民共和国国営放送である中国中央電視台(CCTV)が、中国標準時毎日19時00分から19時30分に放送しているニュース番組(テレビラジオ)の名称である。中国共産党監督の元で制作され、中国共産党中央宣伝部広報テレビ報道番組である。中国本土内で、最も視聴率聴取率が高い。 更に世界で最も同時に視聴者が視ているテレビ番組である。

概要[編集]

「新聞」とは中国語で「ニュース」を意味し、「聯播」とは中国語で「サイマル放送」を意味する。放送主体はCCTV-1CCTV-新聞チャンネルであるが、中国全土の各都市の主要テレビ・ラジオ局でも同時に放送されている。よって、この場合の意味は「全国ニュース」、あるいは「ネットワークニュース」となる。

なお、地方放送局の配信のタイムラグを考慮してか、オープニング・タイトルが流れるのは19時00分03秒からである。この番組は、中国共産党からの指示に基づいて報道を行なっている。また1982年9月1日より、中国共産党中央機関の明確な規定により、国家に関する重要なニュースはまず先にこの番組の中で発表されるという、重大な位置付けをしている。

信頼度[編集]

国営放送、つまり官製メディアゆえ、中国共産党中央宣伝部が報道内容を事前検閲し、中国共産党が報道内容を指示するため、本当にあったニュースを嘘に塗り替え、嘘のニュースをあたかも本当に作り替えることが日常茶飯事とされている。その結果、報道内容を額面通りに受け止める中国人・中国国民は少なく、新華社人民日報同様、ニュースソースとしての信頼度・信頼性は低いとされている。

番組構成[編集]

まず、番組の大半を占めており、番組の主な主旨となるものとして、中国共産党と中国政府の声を宣伝して、今起きている大きな出来事を伝えるという事である。最初に中国共産党中央委員会総書記国家主席)や国務院総理(首相)、中央政治局常任委員達が動いた外交・訪問・外国からの来客との会談、中央政府が開いた会議の様子が次々と放送される。

更には、思想教育のショートプログラムやフラッシュニュース(といっても、中華人民共和国国内の各地の発展の状況、市民の大衆精神の姿、全国各地の様子)までで、番組の最初の25分を費やし、最後の5分を超えない範囲で、中国共産党の体制に不利にならない国際ニュースやスポーツニュースが放送される。

放送中にCMによる中断は一切無い。

番組の歴史[編集]

  • 1976年10月1日 全国省級テレビ局協商会の意見として、中国中央電視台の前身である北京電視台(現在、この局名称は北京のローカルテレビ局の名前で使われている)で10数の省と直轄市に信号を送る形で、試験放送を開始した。放送時間は10 - 15分間。ただし、映像は外で撮影されたもののみで、ニュース内のアナウンスはなかった。また、早期には地方ニュースは、定期旅客機もしくは列車で北京市にニュース素材が持ち込まれた後、映像のフィルム焼付け、編集に早くても1週間を要し、遅ければ番組内で放送されたのが素材ができてから半月後ということもあった。
  • 1978年1月1日 正式に番組がスタート。
  • 1979年9月1日 この日から中央電視台の新番組で国際新聞という番組が始まり、新華社が独自に編集した国際ニュースを毎日5分間放送。更にイギリスアメリカの合弁会社・合衆独立テレビニュース社(WTN/現・APTN)の映像、また香港で収録したニュースを北京に空輸して、その映像を放送した。
  • 1980年5月1日 先の「国際新聞」の番組内容を新華社編集ソースと合弁会社や香港メディアのソースを区別することなく、「新聞聯播」に完全に内容を組み込み、現在の30分番組となり、今の番組構成を確立した。
  • 1981年 4月 青島市で行われた国家の会議において、各省・各自治区・各直轄市の放送局で「新聞聯播」を同時放送する義務が決定された。
  • 1981年10月 「新聞聯播」の後の19時35分頃から放送している「天気預報」(全国放送)が放送開始。
  • 1982年 放送開始時間が、20時台(20時または20時30分)から現在の19時となる。また中央機関の決定で、国家に関する重要なニュースはまず先に「新聞聯播」の中で発表する方針を打ち出した。
  • 1984年 海外へ記者の派遣を開始。また、台湾中華電視台の「華視新聞」のニュースソースの活用を開始。
  • 1987年 アメリカ・CNNなど海外メディアのニュースソースの活用を開始。
  • 1991年9月1日 番組を海外の衛星チャンネルを通じての配信を開始。
  • 1996年1月1日 それまでの録画から生放送での放送を開始。

歴代の主なキャスター[編集]

現在の担当キャスター[編集]

キャスター陣のうち、古株は1990年前後から担当し続けた男性キャスター・王寧の1名だけがいる。近年のキャスター陣交代により、李瑞英と張宏民は2014年5月28日に新聞聯播から引退した一方、2007年12月6日から康輝・郭志堅・李梓萌・海霞の4名、2011年9月25日から郎永淳と欧陽夏丹の2名が新たにキャスター陣に加わった。郎永淳はのち、2015年9月に私生活が原因で中国中央テレビを離職した[3][4]

オープニング・エンディング[編集]

  • 1978年~1979年1月水色をバックに、電波塔らしき塔が電波を発射するとタイトルが表示される。アニメーション制作
  • 1979年2月-1979年12月レッドバックに「新聞聯播」が上下に伸びるアニメ。バックの電波塔は上下に光る。
  • 1980年 4色のタイトルが下から奥に消えるとタイトルが何枚も拡大しその後中央に移動する。
  • 1985年-1988年3月 世界地図が左から右へ折りたたむように表示されると、中国(台湾尖閣諸島九段線西沙諸島南沙諸島を含む南シナ海)が拡大し、タイトルが右から拡大表示される。※ここまでテーマソングは何度か変更された。CG製作。
  • 1988年3月-1990年代初期 下に網目状の物が手前に移動し、中央に地球らしき球体がやや拡大すると中国が左から現れ局ロゴが右から現れる。一瞬光線のような物が表示されると局ロゴが下に折りたたみ、タイトルが拡大表示される。CG製作
  • 1990年 地球が上から中央に回転しながら拡大し、緑と青と赤のバーがやってきて「中央電視台」が拡大し回転すると「CCTV」と変化と同時に拡大消滅。そして「新聞聯播」が上からひっくり返るようにタイトルが表示される。音楽が鳴り終わると地球は静止する。英文字はワイプする形で表示。 CG製作。
  • 1996年1月 地球が回転すると同時に緑と青と赤のバーが登場する。右から「中央電視台」が現れると中央でCCTVに変化する形で右回転。上から起き上がる形で「新聞聯播」が表示され英文字も表示される。CG製作。
  • 2002年~現在 前作のリメイク。「中国中央電視台」とCCTVが前作は文字なのに対し、リメイク版では文字に変化している。本編がハイビジョン対応しているのに対し、OPは4.3のままである。
  • ニュースネットワークOPは、ニュースネットワークがすべて16:9(4:3形式のスタジオカメラの現在のバージョン)の形式で放送される高精細バージョンの現在のバージョンについて、2018年12月になる。

1988年3月より、孟衛東が作曲した16秒のオリジナル曲を採用している。

主なネット局(中国国内)[編集]

日本からの視聴方法[編集]

その他[編集]

省域地方局ではウォーターマークが二重表示される。(中央電視台と各放送局のもの)

出典[編集]

  1. (2014-02-08) 六四屠城穿黑衣播新聞 央視主播浪跡天涯 zh-tw 《蘋果日報 (台灣)》 2014-02-08 [ arch. ] 2014-05-30
  2. 麦燕庭 (2014-02-09) 麦燕庭 六四央视主播出书谈当年经历习近平下届传有动作 zh-hans フランス国際放送 2014-02-09 [ arch. ] 2014-05-30
  3. 知情人士:央视主持人郎永淳已辞职
  4. 郎永淳辞职央视后首亮将赴美陪妻儿 揭秘离开央视背后真正原因

外部リンク[編集]

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