弓新

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弓新(ゆみあらた,Arata Yumi,1992年 - )は日本・東京出身のバイオリニストである。北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の第2コンサートマスターを務める[1]

概要[編集]

生い立ち[編集]

弓新は1992年、東京生まれ。4歳でバイオリンを始め、2002年から桐朋学園「子供のための音楽教室」で学び、2007年に桐朋女子高等学校音楽科(共学)に入学した。2008年からチューリッヒ芸術大学修士課程に留学し、ザハール・ブロンとイリア・グリンゴルツに師事する。ベルギーのエリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに師事した。その後、ライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学にてエーリッヒ・ヘーバルトのもと研鑽を積む。そのほかリスティアン・テツラフ、レオニダス・カヴァコス、五嶋みどり、ジャン=ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコ、パメラ・フランク、エンリコ・オノフリから薫陶を受ける[2]

演奏歴[編集]

2015年、五嶋みどりの代役としてシャン・ジャン指揮フィルハーモニア台湾とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を披露し、台湾デビューを果たす。 ラルフ・ワイケルト指揮チューリッヒ室内管弦楽団、ニコライ・ジャジューラ指揮ウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団のほか、アルゴヴィア・フィルハーモニック、シンフォニア・イタリアーナ管弦楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、クラシカル・プレーヤーズ東京等のオーケストラと、ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ、アンドレア・バッティストーニ、大友直人、円光寺雅彦、曽我大介、現田茂夫、有田正広、永峰大輔等の指揮者と共演した[2]

受賞等[編集]

  • 2003年、第57回全日本学生音楽コンクール東京大会小学生の部第1位。
  • 2004年、第4回若いヴァイオリニストのためのノヴォシビルスク国際コンクール第1位。
  • 2006年、第10回リピンスキ=ヴィエニアフスキ国際コンクール第1位。
  • 2011年、第14回ヴィエニャフスキ国際コンクールにて特別賞
  • 2014年、キーファー・ハブリツェル音楽賞 受賞
  • マンフレット・グロメック賞
  • 2016年度、第26回青山音楽賞新人賞
  • 2018年度、第28回青山音楽賞バロックザール賞受賞
  • 2018年、ロン=ティボー国際音楽コンクールで第5位入賞

注・参考文献[編集]

  1. ORCHESTERMITGLIEDER
  2. 2.0 2.1 「Symphony 2021年11月号」東京交響楽団(非売品)