山陰本線御来屋駅本屋及び旅客上屋

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山陰本線御来屋駅本屋及び旅客上屋(さんいんほんせんみくりやえきほんやおよびりょかくうわや)は、鳥取県西伯郡大山町西坪字谷奥の登録文化財。

山陰本線の敷設時に建てられた、木造平屋建本屋とプラットホーム上屋からなる山陰線で現役最古の明治洋風駅舎である。本屋正面右側に切妻造のポーチを突出させ、屋根の東西妻面を半切妻造としている。内部は従来の木造構造としながら外観に洋風建築を取り入れようとする地方の近代化を示す地元大工の創意工夫が発揮された作品で、発券所や貨物取扱所等を良好な状態で保存している。現在、駅舎の東側を物産販売所に活用する。昭和47年、当時の国鉄から自治体に無償譲渡され現在は大山町が所有する。平成14年頃までに無人駅となり、平成28年11月29日文化財に登録された。