名古屋少年匕首殺害事件
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名古屋少年匕首殺害事件(なごやしょうねんあいくちさつがいじけん)とは、1945年(昭和20年)8月30日に愛知県名古屋市北区で発生した殺人事件である。
犯人は一旦逮捕されたものの、名古屋拘置所から逃亡し、事件発生後56年にして免訴の判決が出た事件である。
事件の概要[編集]
1945年8月30日夜、名古屋市北区の路上において、少年3人が脅迫され金銭(115円)を奪い取られた上、匕首で切り付けられ、1人が死亡、1人が負傷させられる強盗殺人事件が発生した。
その後の顛末[編集]
愛知県警察部では、犯人として朝鮮人1人を逮捕した。まもなく殺人罪等で予審請求(起訴)され、名古屋拘置所に拘置されることになった。
しかし犯人は名古屋拘置所から脱獄逃亡し、行方知れずになってしまった。
名古屋地方裁判所では、時効の成立を阻止するために数年おきに公判期日の指定を繰り返した(旧刑事訴訟法の規定による)。
そして事件発生から50年以上が経過し、しかも犯人が数年前に韓国に逃亡し、日本に入国する可能性が低くなったことから、2001年に名古屋地方裁判所は免訴の判決を言い渡し、裁判を打ち切ることになった。