サロン(インドネシア語:saromb)は、インドネシアなどで日常的に用いられている被服用品[1]。
戦前は日本からの輸出も多かった[1]。
西カリマンタン北部の、スルタン・サンバスの邸宅のあるサンバス河の下流約10kmほどの奥地にサロンの加工生産地があり、全約100戸のほとんどが、絹地に金糸や銀糸で華麗な模様を刺繍した工芸品的な高級品のサロンを生産していた[1]。同地の原材料や絹地、金糸・銀糸の多くは京都から仕入れられていた[1]。