100円玉ビジネス
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100円玉ビジネス[1](ひゃくえんだまビジネス)とは、狭義では、百円硬貨しか対応していない古くからある機種の機械を用いているビジネス(商売)。抜本的にシステムを変更しない限り10円単位の調整はできないため、消費税アップへの対応など直接の単純値上げという形が難しいことが指摘されている。なお、広義では、機械を用いない100円回転寿司などを含める場合もある[2][注 1]。
業種の例
ゲームセンターではインベーダーゲームのブーム時から、ゲームオーバーになった場合、100円玉を追加してコンティニューするスタイルが続いてきた[6]。2014年4月1日からの消費税増税(5%→8%)に対して、クレーンゲームでは景品の数や質を落とさざるを得ないというゲームセンターの声も現れた[3]。
ガシャポンには100円玉と10円玉を入れるタイプのものもあるが、その機種に入れ替える予算がないという業者の声もある[7]。
自動販売機にはお守りを扱うものもある。お守り・お札は宗教活動への「寄付」と見なされるため、消費税が上がっても消費者側には課税されない。寺社等が業者からお守りを仕入れるシステムであることも多いが、その取引時には消費税課税が発生する[8]。つまり、価格を据え置きする場合は、寺社等の授与する側がその上昇分を負担することになる[9]。
産経新聞は、2001年9月に朝刊を110円から100円に値下げして「ワンコイン」をアピールしたが、2014年4月1日より110円に値上げした[10]。
脚注
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- 出典
- ↑ 「ナムコイン」100円玉ビジネスのゲーセンに革命? - 読売新聞 2009年6月26日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 「百円」商売、増税に危機感…客離れ防止に知恵 - 読売新聞 2014年3月31日(夕刊1面からの抜粋)
- ↑ 3.0 3.1 3.2 100円玉商売、増税にどう対応 ゲームセンターなど - 日本経済新聞Web 2014年3月29日(夕刊9面からの抜粋)
- ↑ 消費税率引き上げへ 岐路に立つゲームセンター - NHK「首都圏ネットワーク」 2013年9月25日放送
- ↑ (教えて!消費税:5)百円玉ビジネス、価格据え置くの? - 朝日新聞デジタル 2014年3月27日(朝刊7面からの抜粋)
- ↑ “3機100円の時代は終わる”. ASCII (2013年12月16日). 2014年4月2日閲覧。
- ↑ <8%消費税>100円商法 苦渋と忍耐 - YOMIURI ONLINE 岡山 2014年4月1日 (アーカイブ)
- ↑ 車いす、授業料、お守り 非課税 値上げ我慢 - 読売新聞 2014年4月10日(夕刊13面からの抜粋)
- ↑ [消費税8%]県内も買いだめ混雑 - YOMIURI ONLINE 奈良 2014年3月31日 (アーカイブ)
- ↑ [http://www.j-cast.com/s/2014/04/01200832.html “大手新聞や雑誌、消費増税で値上げ 日経新聞電子版は4000円から4200円に”. J-CASTニュース (2014年4月1日). 2014年4月2日閲覧。
- 注
- ↑ 「100円商法」との呼び方もあった。 (強い味方? 100円玉 読売新聞 2006年2月4日)
- ↑ 新聞の自販機には、かつて100円玉しか対応していないものがあった。
関連項目
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