堀紘一
堀 紘一(ほり こういち、1945年4月11日 - )は、兵庫県出身の日本の経営コンサルタント、馬主。ドリームインキュベータ(DI)代表取締役会長。父親は駐イタリア大使、プロ野球パ・リーグ会長などを務めた堀新助。討論番組等でたびたび論者を小ばかにした発言を行うのが持ち味。
略歴
- 1966年 - メリーランド州立大学留学
- 1969年 - 東京大学法学部卒業後、読売新聞社入社(経済部記者)
- 1973年 - 三菱商事入社
- 1980年 - ハーバード大学経営大学院にて、経営学修士(MBA)取得
- 1981年 - ボストンコンサルティンググループ勤務
- 1989年 - 同社代表取締役社長に就任
- 2000年 - 同社退社後、ドリームインキュベータ(DI)設立
- 2006年 - 同社代表取締役会長に就任
人物
ジェネラルコンサルタント(なんでもを扱いますというコンサルタント)で、2000年にベンチャー企業の支援、コンサルティングを行う株式会社ドリームインキュベータを設立し、現在は会長を務めている。サラリーマン向けの著書出版、講演なども取り扱っている。著書に『一番いいのはサラリーマン』や『サラリーマンなんか今すぐやめなさい』等がある。
妻と二人暮らし。長男・新一郎は、2008年に社台ファーム代表である吉田照哉の長女と結婚した。
田原総一朗は、DI社の社外取締役。諸井虔を人脈の師として宣伝していた。
発言
2007年2月16日放送の『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(日本テレビ)の中で、「(派遣の仕事が)嫌なら辞めたらいい」、賃金に関する論争の際は「その程度の仕事をやってるうちは賃金が低い」と発言している。
2010年7月24日放送の『朝まで生テレビ!』では、出演者が自殺率の増加や地方の衰退に関した議論を時間をかけて進めていた中で、それまで黙り込んでいた東浩紀が、「僕はそういう話(今までの議論)を前提とした話がしたいんですよ。」と話を始めたところ、急に堀は「君はいつも批判ばかりだ。何が言いたいんだ。やってごらんよ。」と激怒した。東が「やんないですよ。つまんない。」と発言し、堀が「じゃー帰れよ。」と言うと、東が本当に帰ってしまう一幕があった。すぐに戻ってきた東に「結局何が言いたいのか」と問い詰めるも、東に「何を聞きたいの」と返されたので、堀は「貴方が言いたい事があるって言ったから聞いてるんだ。最低だな。」とニヤつきながら発言した。これに対して東は「おいおい、ちょっと待ってくれよ。もう本当にやめるぞ。そうやって半笑いで人のこと馬鹿にして。」と発言した。
著書
- 『「もう一度会いたい」と思われる人になれ!』(PHP研究所)
- 『「正しい失敗」の法則』(PHP研究所)
- 『コンサルティングとは何か』(PHP研究所)
- 『30代から大きく伸びる人の勉強法』(PHP研究所)
- 『日本の成長戦略』(PHP研究所)
- 『特攻とは何だったのか』(堀紘一・三枝成彰共著、PHP研究所)
- 『リーダーシップの本質」新版』(ダイヤモンド社)
- 『人と違うことをやれ!』(PHP文庫)
- 『世界連鎖恐慌の犯人』(PHP研究所)
- 『一流の人は空気を読まない』(角川書店)
- 『真のリーダー」になる条件 - 初めて部下をもつ人へ』(PHP研究所)
- 『M&Aで生き残る企業、消え去る企業』(堀紘一・藤田勉共著、PHP研究所)
- 『実践的リーダーシップの鍛え方』(PHP研究所)
- 『突破力-仕事の「壁」は、こうして破れ』(PHP研究所)
- 『会社が放り出したい人一億積んでもほしい人』(PHP研究所)
- 『これから5年 かしこい頭の使い方』(PHP研究所)
- 『サラリーマンなんか今すぐやめなさい』(ビジネス社)
- 『競馬の経営学』(PHP研究所)
- 『超人脈力』(講談社)
- 『最新・常識として知っておきたいビジネス数字』(祥伝社)
- 『『考える力』が身につく本』(堀紘一・日下公人共著、PHP研究所)
- 『強い会社はこうしてつくれ!』(PHP研究所)
- 『どんな「壁」でも突破できる!』(三笠書房)
- 『挑戦!夢があるからビジネスだ』(プレジデント社)
- 『できることから始めよう!』(ダイヤモンド社)
CD
- 『ビジネス乱世を生き延びるための発想術』アートデイズ、2009年
主な所有馬
- アイアムザプリンス(札幌2歳ステークス)
- アイアムエンジェル(ファルコンステークス2着、エーデルワイス賞2着)
- アイアムカミノマゴ(阪神牝馬ステークス)
- アイアムアクトレス(ユニコーンステークス)
外部リンク
- 株式会社ドリームインキュベータ
- 堀紘一講演
- 堀紘一インタビューWizBiz