中板橋駅
中板橋駅(なかいたばしえき)は、東京都板橋区弥生町にある、東武鉄道東上本線の駅である。1933年(昭和8年)7月12日に開業した。
駅ナンバリングは、TJ-05 が付与されている。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅。両ホームともに成増寄りは幅員が狭くなっている。
早朝・夜間と日中の一部の列車を除き、多くの普通列車が当駅で優等列車の待避を行う。なお、2013年3月のダイヤ改正より日中時間帯に当駅で通過退避を行う列車は下り毎時2本のみとなっている(残りはすべて上板橋で退避)。
改札に通じる階段は池袋寄りのみに設置されており、当駅乗降客はその階段付近に集中する傾向がある。
南口駅舎についてはバリアフリーに配慮した改装がなされ、ユニバーサルデザインの一環としての多機能トイレが設置されているほか、ホームと結ぶエレベーターは同駅舎からのみ利用可能である。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■東上線 | 下り | 成増・志木・川越方面 |
3・4 | ■東上線 | 上り | 大山・池袋方面 |
内側2線(2・3番線)が主本線、外側2線(1・4番線)が副本線である。
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は26,527人である[1]。
近年の年度別1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[3] |
1日平均 乗車人員[4] |
---|---|---|
1992年(平成 | 4年)16,455 | |
1993年(平成 | 5年)16,416 | |
1994年(平成 | 6年)15,951 | |
1995年(平成 | 7年)16,016 | |
1996年(平成 | 8年)15,893 | |
1997年(平成 | 9年)15,855 | |
1998年(平成10年) | 15,723 | |
1999年(平成11年) | 15,585 | |
2000年(平成12年) | 15,225 | |
2001年(平成13年) | 13,929 | |
2002年(平成14年) | 13,781 | |
2003年(平成15年) | 27,093 | 13,607 |
2004年(平成16年) | 26,730 | 13,415 |
2005年(平成17年) | 26,364 | 13,223 |
2006年(平成18年) | 27,136 | 13,562 |
2007年(平成19年) | 27,170 | 13,610 |
2008年(平成20年) | 27,343 | 13,758 |
2009年(平成21年) | 27,081 | 13,680 |
2010年(平成22年) | 26,784 | 13,540 |
2011年(平成23年) | 25,978 | 13,126 |
2012年(平成24年) | 26,527 |
駅周辺
弥生町 (板橋区) も参照 駅舎は池袋寄りの南北に設けられ、駅前の商店街など商業地域は駅東側に広がっている。駅のすぐ北には石神井川が流れており桜並木が美しい。さらに石神井川のすぐ北には環七通り(東京都道318号環状七号線)がある。また、川越街道上板橋宿の中宿が駅のそばにある。
周辺では、板橋区三大踊りの一つである「へそ踊り」[5]が、1996年より毎年開催されている。
- 中板橋商店街
- 中板橋郵便局
- 板橋弥生郵便局
路線バス
駅前に路線バスは乗り入れていないが、徒歩圏内に複数のバス停がある。
駅名の由来
川越街道の「上板橋宿」にある上板橋駅と、中山道の「下板橋宿」にある下板橋駅の中間に位置することから「中板橋駅」と名付けられた[7]。なお、駅北側周辺の地名となっている中板橋は、当駅名から付けられたものである。
隣の駅
当駅とときわ台駅間の距離は700mで、東上線内では玉淀駅 - 寄居駅間の600mに次いで2番目に短い。
脚注
- ↑ 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
- ↑ 東京都統計年鑑
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 板橋区の統計
- ↑ 中板橋商店街…宅配事業と商店街活性化策[リンク切れ](商店街研究会リポート - 有限会社リテック)で、へそ踊りが「三大踊り」のひとつである旨が触れられている。なお、他の2つは「成増の阿波踊り」および「志村のカーニバル」としている。
- ↑ 中板橋(乗り場・行き先一覧) - こくさいばす どっとこむ(国際興業)
- ↑ 当時は上板橋 - 下板橋間に大山駅はあったが、下板橋よりであったため、中板橋の駅名は使えなかった。また、開業当時は大山 - 下板橋間にも金井窪という駅が存在したほか、ときわ台駅は開設されていなかった。
関連項目
外部リンク
- 中板橋駅(路線図・駅情報) - 東武鉄道