タイムパトロール隊オタスケマン
テレビアニメ:タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊オタスケマン | |
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原作 | タツノコプロ企画室 |
総監督 | |
監督 | 笹川ひろし |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | 九里一平、柳川茂、宮田知行 |
シリーズ構成 | |
脚本 | 小山高男ほか |
キャラクターデザイン | 天野嘉孝 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | |
アニメーション制作 | |
製作 | フジテレビ、タツノコプロ |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 1980年2月2日 - 1981年1月31日 |
話数 | 53話 |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
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『タイムパトロール隊オタスケマン』(タイムパトロールたいオタスケマン、英語表記:Rescueman)は、『タイムボカンシリーズ』第4作目としてフジテレビ系列で1980年2月2日から1981年1月31日まで毎週土曜夜6時30分~7時00分に全53話が放映された、タツノコプロで制作されたテレビアニメ。Yahoo動画で2008年1月31日まで全話無料試聴可能[1]である。
目次
ストーリー
タイムパトロール隊員の落ちこぼれ三人組は、自分達が有名になり、歴史に名を残すことを夢見ていた。そんな時、彼らの前に現れたトンマノマントは彼らの夢をかなえることを約束し、彼ら三人組をオジャママンに仕立てて自分が作った歴史へと変えようと企む。その電波をキャッチした同じくタイムパトロール隊員のヒカルとナナはその野望を阻止するためオタスケマンとなって戦うことを決意。時を超え、歴史を変えようとするオジャママンと、その野望を打ち砕くオタスケマンとの戦いを描いた作品。
ターニング・ポイント
本作はシリーズ4作目ということで様々な新要素を盛り込まれている。
- これまでシリーズの基幹設定であった『モノ探し』の要素がなくなり、歴史を守る側と改ざんを狙う側との戦いとなる。
- 同シリーズで、ヒーローヒロインの2人で戦う形態の最後となった[1]。
- 敵と味方が同一の組織員である。
従来のタイムボカンシリーズでは、キャラクターは「動かす為の駒」以上の意味をもっていなかった。本作では、タイムパトロール隊員としての、各キャラクターについて、過去や、その因縁といったものが描かれるようになり、ストーリーに深みが増した。それまで磐石だった三悪が、内輪ゲンカで(ゲキガスキーを加えた4人で)2派に分かれて抗争に入ったり、ストレスに耐えかねて脱走したりといった話もあった。また、「ずっこけオチ」だった前3作と異なり、そのラストは2回かけて深いドラマが描かれ、このシリーズを通して唯一、三悪側が命と引き換えに望んだ結末、という意味でハッピーエンドを迎える事となる[2]。
一方、メカについても、「オタスケマン」のメカは動物スタイルを踏襲しているものの、それまでのブリキの玩具のような、造形にリベット打ちしただけのようなデザインからは一転、ディテールがかなり細かくなった。「オジャママン」メカに至っては、より深い考証を持ったものも登場している。また、シリーズ中悪玉のメカテーマを途中で変更したのもこの作品がはじめて[3]。世界の珍獣メカでは後にブームが起きるアホロートル[4](第45話)やエリマキトカゲ(第51話)が登場しているのも見逃せない。
本作は「タイムボカン」「ヤッターマン」の低年齢層向け番組としての形を強く残している一方で、「逆転イッパツマン」で最高潮に達するドラマ路線への転換点とも言えるシリーズとなった。
また、OPのラストカットで、三悪の頭脳担当キャラ(本作ではセコビッチ)が主役キャラに暴言を吐くのも本作から。OPの最後にセコビッチが吐く暴言は「(オタスケマンに対して)エエかっこするなよな~」。後の作品とは違い、彼に対するツッコミは無い。
キャラクター
オタスケマン
タイムパトロール隊の優等生、ヒカルとナナだが、実は密かにオタスケマンとなって歴史を守っている。全シリーズ中でも最も相思相愛で、見ている方が恥ずかしくなるほどのラブラブカップル。一度だけオタスケマンジュウというヒーロー(第47話にて)で登場したこともある。
- ヒカル(オタスケマン1号)
- 声 - 水島裕
- 本名は星野光(ほしの・ひかる)。タイムパトロール隊所属。スポーツ大好きの熱血少年。父親は宇宙パイロットで、ひとみという妹がいる。タイムパトロール隊の養成機関を、史上最年少最優秀最短時間で卒業した記録を持っている。武器はワッパーガンとペッタンボー。15歳。
- ナナ(オタスケマン2号)
- 声 - 島津冴子
- 本名は三ヶ月ナナ(みかづき・なな)。タイムパトロール隊所属。ヒカルのガールフレンド。武器はシャボンガンとクッシーラン。13歳。エンジニアの父親がいる。第48話で、ヒカルとの痴話喧嘩からアターシャらに唆されて悪玉(オジャママン)側についた事がある。
- 本作は島津のデビュー作でもある。
タイムパトロール隊
地球から数万km離れた宇宙空間にある巨大な宇宙ステーションに本拠を置き、世界から集められた隊員が日夜歴史の流れを監視している。擬似重力があり、地球にいるのと同じように生活できるようになっている。
- ヒネボット
- 声 - 山ノ内真理子
- アシノモーフ博士が開発したヒカルとナナのサポートロボットで、トンマノマントの指令電波に反応してカイカイダンスを踊る。地球にテレボットという彼女がいる。語尾は「~だボット」。
- それまでは善玉の一員であったマスコットロボットだが、本作では『タイムボカン』のチョロ坊などと比べると、善玉との関係が弱められている。
- 東南長官
- 声 - 滝口順平
- 本名は東南西北(とんなん・シャーぺー)。タイムパトロール隊長官。50歳。オタスケマンとオジャママンの正体には気が付いていない。毎回オタスケマンに助けられたということでタイムパトロール隊員に「愛の特訓」(後述)を課す。しかし最終回、双方の正体を知ってしまう。トン子という一人娘がいる(第36話で登場、杉山佳寿子が演じた)。趣味はカラオケで、昼寝をすると3時間は余裕で寝ていられるらしい(第25話で描写)。また、太目の容姿からは想像がつかぬ程の驚異的な運動神経と格闘能力を誇る。名前の由来は「新造人間キャシャーン」の東博士と「科学忍者隊ガッチャマン」の南部博士から。
- 大貫係官
- 声 - 宮村義人→西川幾雄→稲垣悟
- タイムパトロール隊係官で、モデルは担当ディレクターの大貫信夫。東南長官が呼ぶときには決まって「テヌキ係官」「オオタヌキ係官」と言い間違えられ、その度に「大貫です!」と不機嫌そうに言っている。最終回、オジャママンの正体を暴くときに「大貫係官」と間違えずに呼ばれたが、つい反射的に「オオタヌキです!」と言ってしまった。
- ドクター笹ヤブ
- 声 - 富山敬
- 笹川ひろしをモデルにしたキャラクター。自分で「名医」を称している。
- 宮本体育部長
- 声 - 宮村義人
- タイムパトロール隊教官。モデルは作画監督の宮本貞雄。
- 宮村は他にもゲストキャラクターやタイムパトロール隊員などさまざまな役で出演しており、その上第7話では顔メカ(正式名称は「武蔵野市の宮村義人君メカ」)のテーマにまでされている(この顔メカはナナが嫌悪感を示している)。
この他、秋山るな(現・あきやまるな)が女性隊員役などとしてしばしば登場している。
オジャママン
タイムパトロール隊の落ちこぼれだが、実は密かに「オジャママン」となって歴史を改ざんすべく暗躍している。本作の悪役は基本的にソ連(現・ロシア)系の名前をモチーフにしている。当時の子どもたちの間で、「ブレ~!!」というギャグ(主に、ずっこけたリアクションと共に使う)が大流行した。最終回で地球を直撃するオオボラー大彗星に特攻をかけ、オタスケマンとタイムパトロール隊を庇って、命と引き換えにアンドロメダマ号と共に自爆して散った。
- アターシャ
- 声 - 小原乃梨子
- 本名は、ヒステリーナ・アターシャ。夢は歴史に絶世の美女として名前を残すこと。歴代女ボスの中では最高年齢であり、結婚願望が強く心の人を慕っている(それを劇場版でネタにされてひどい目に遭ったことも)。嫌いなものは注射、トマト。子分のことは「セコ」「ドワル」「ゲキガ」と省略して呼ぶことが多い。ちなみにオジャママンのメカ制作費は彼女の給料から捻出されていたという。3話まで素顔だったが、4話以降から正体がバレそうになった為、目にペルソナを装着するようになる[5]。名前の由来は一人称の「あたしゃ(あたしは)」から。33歳。
- セコビッチ
- 声 - 八奈見乗児
- 本名は、ペレストロイカ・セコビッチ。夢は世界一の科学者になって世界勲章を貰う事。シリーズ全キャラ中、最高の学歴を持つ[6]。しかし、性格は、実際のところ名前の通りセコい[7]。とどめ攻撃時の「今週の山場~っ!」は今や伝説となっている。一人称は主に「ボクちゃん」でアターシャが好き。ボタンを押すときは「セコッと!」と言う。キャラクター担当の北条昌子をネタにした「練馬区の北条さん」も多用している。
- セコビッチを含めた部下3名はアターシャのことを「アターシャ様」と呼び、ドワルスキーのことは「ドワルちゃん」、ゲキガスキーを「坊や」と呼ぶ。29歳。
- ドワルスキー
- 声 - たてかべ和也
- 本名は、ヨタノフ・ドワルスキー。息子を英雄にするのが夢だった母親により幼少の頃からスパルタ教育を受けていた[8]。タカノダイ幼稚園中退。関西弁を話す。32歳。名前の由来は「ド(ド級の)悪好き」から。セコビッチのことを「セコやん」と呼ぶ。
- ゲキガスキー
- 声 - 山本正之
- 本名は、ドラマチック・ゲキガスキー。アターシャ達オジャママンの後輩で、初登場は第4話。容姿端麗、頭脳明晰で運動神経抜群な素直で心優しき金髪の好青年。冷静な判断力で明確な作戦を立てたり、自ら変装して偉人を翻弄させたりするなどして、先輩たちをサポートする。ギターの弾き語りも得意で、よく即興演奏もしていた。顔立ちはその名の通りの劇画調のイケメンキャラだが、可愛らしい感じのとぼけた話し方や声で話す、というおかしなギャップが人気を博した。初登場した時はテレポート能力をオジャママンに見せて超能力者と思われたが、その後はなぜか使っていない。天才画家の父ギャグスキーとモダンバレリーナの母マンガーノがいる。最終回で意外な正体が判明し、オジャママンに仲間入りしていた理由も明らかになる。実はひそかにアターシャに惚れていた為たまにセコビッチから嫉妬されていた。名前の由来は「劇画好き」から。
- 前作『ゼンダマン』に続いて山本正之が出演しているが、この役は前作のゼンダライオンに比べ台詞が大幅に増加し、ドラマ性も増したことから、山本はたてかべ和也に演技の特訓をしてもらったという逸話がある。
- トンマノマント
- 声 - 池田勝
- 歴史の改ざんを狙う謎の人物で、ローブを頭からすっぽり被って素顔を見せない。オジャママンに歴史改ざん司令を出して暗躍。「そんな無茶な」とオジャママンが言うと必ず「無茶でもよい!」と言い返す。最終回で意外な正体が発覚する。指令を伝えるときの音楽は『ヤッターマン』の同種の場面のものをそのまま流用している。ちなみに名前の由来は「頓馬」と「マント」から。上下左右から読んでも同じ名前(つまり回文)という、かなりユニークなネーミングのキャラ。
- コンピューターママ
- 声 - 矢野洋子
- メカ戦時、コックピットのコンピューター画面に登場する。通称占いママさん。毎回、最初はオジャママンに有利な天気予報をするが、最終的には不幸な結末を予言してしまう。また、オジャママンが不幸な予報をオタスケマン側のものだと勘違いすることもある。「気をつけよ序盤の攻撃事故の元」が口癖。34話では「お料理ママさん」として登場した。なお、過去作の『ヤッターマン』には占いママさんの原型ともいえる「アクション予報マシン」が第48~50話に登場している。
- ナレーター
- 声 - 富山敬
- 前作の流れを受け、本作では「報告せねばならない」を多用している。後期では本編終了後のコーナー「おまけ教室」の「トミー教官」として登場、視聴者からの疑問に答えていた。サブタイトルの読み上げや次回予告ナレーションも担当。
ゲストキャラクターを演じた声優
本作が初登場となる声優を列記する。登場順。太字は後のシリーズでレギュラーとなった声優。
- 石田太郎
- 葵京子
- 木村幌
- 鈴置洋孝
- 多田幸男
- 江原一哉
- 柴田秀勝
- 下山恵子
- 山田栄子
- 下山克子
- 鈴木道雄
- 片岡富枝
- 宮川洋一
- 高橋ひろ子
- 江本はつみ
- 此島愛子
- 矢田耕司
- 長堀芳夫(現・郷里大輔)
- 寺田誠(現・麦人)
- 高山大樹
登場メカ
オタスケマン
オタスケマンのメカは、一週間の曜日と関連した動物が元になっている。
- オタスケサンデー号
- ヒカルとナナの愛機であり、オタスケマンの中心となるコウノトリ型メカ。名前のとおり日曜日に位置づけられている。毎回オジャママンの妨害工作を受ける。ヒカルとナナがオタスケマンであることは極秘事項なので、タイムパトロール隊内では単に「サンデー号」である。目玉後部に操縦席があり第23話でパワーアップの目的で改修されそれ以降は戦車形態に変形可能となる。コンピュータあみだで以下の6体のメカから一つを選抜し、オタスケマンが乗り込んで出動させる。そしてオタスケマンのピンチの際に発信された救援信号を受けて、さらに一つが無人で出動する。また「逆転イッパツマン」の第41話にもオタスケマンと共に(ゲストメカとして)登場している。
- オタスケタヌキ
- タヌキ型メカで月曜日に位置づけられる。地上戦用。腹から幻覚光線を出してオジャママンの感覚を狂わせる。
- オタスケサイ
- サイ型メカで火曜日に位置づけられる。砲撃能力が高い。地上を高速で走行する他、飛行能力も有する。オジャママンからは「オタスケください」「オタスケサイテー」と揶揄されている。
- オタスケアシカ
- アシカ型メカで水曜日に位置づけられる。水上・水中戦用。第20話で大ダメージを受け、第26話で戦列復帰した。
- オタスケウータン
- オランウータン型メカで木曜日に位置づけられる。森林地帯での戦闘を得意とする。
- オタスケキンタ
- 唯一の人型メカで、金曜日に位置づけられる。接近戦用。名が示すとおり金太郎をモチーフにしており、背負った鉞を振るう。足はあるが、移動は専ら足の裏に装備されたキャタピラ。ピンチになると口から金貨を吐き出し、セコビッチがそれを取ろうとしたときに攻撃する。何故かメガネを掛けている。アターシャからは「メガネ坊や」と呼ばれている。最終決戦時に両足を切断され大破した。
- オタスケガエル
- カエル型メカで土曜日に位置づけられる。地中戦が得意。
オジャママン
- アンドロメダマ号
- オジャママン専用の宇宙船で、ハゲタカのような外観の乗り物。オジャママンとして活動する際、翼をまげ首を縮め、ふくろう型のオジャマメカに偽装する。前述のオタスケサンデー号同様、目玉後部に操縦席がある。本作ではシリーズの旗印であるドクロマークが赤から緑に変更されている。最終回で地球を直撃するオオボラー大彗星に特攻をかけて玉砕し、オジャママンと共に自爆した。
- 現地移動用メカ(劇中では名称は明かされなかった)
- 一見すると「ゼンダマン」に登場するシャレコウベメカの色違いのようなメカ。アンドロメダマ号に格納され、「タイムボカン」のタイムガイコッツおよび「ゼンダマン」のシャレコウベメカ同様にさまざまな装備を付けて出撃する。メカ爆発時に一瞬のみ姿を現す。「ドクロメカ」「ドクロン号」と表記している文献もある。
コックピットメカ
- オーケストラメカ
- 初期作の「今週の山場」で登場するコックピットメカ。チャルメラを鳴らした後、指揮者が「やるだけやってみろ」などとおせっかいを言う。一度だけ、指揮者の顔がオタスケマン1号やコンドルのジョーに変わった事がある(3話、13話)。
- オハヤシ星人
- 声 - 矢野洋子
- 15話からオーケストラメカに代わって登場した「今週の山場」のコックピットメカで、顔がチャック付きの財布のような2人1組の宇宙人。「やってみろやってみろやってみろ、無駄だと思うけどやってみろ、チャック!」のお囃子に乗せて踊る。40話からはこのお囃子を公募で選ばれた視聴者、51話では前作「ゼンダマン」の裁判メカ・宮村義人などが演じることもあった。
- OVA『タイムボカン王道復古』では「セコビッチファン」の甲本ヒロト(クレジットは「甲本浩人くん」)と奥谷かひろの2人が演じたこともあった。
- 第52話では「うーまくいくからやってみろ」になった。(この回では決着がつかなかったが、結果的には敗戦)
- ウーナンギ
- 声 - 池田勝
- 8話で「ドージョ」が出て来る前に、「ウーナンギ」と一言だけ言って消えたウナギ型メカ。
- ウソカワウソ
- 声 - 池田勝
- 小田原の山田さんが考えたらしいカワウソ型のメカ。アターシャやゲキガスキーがセコビッチのことをベタ褒めした後に登場し「ウーソウソウソ、カーワウソー」と言う。27話と28話に登場。
- お笑いカラス
- 声 - 山ノ内真理子
- 「アッハハハハハ」と笑うだけで何も意味がないメカ。17話と38話に登場した。
- アンパイヤーメカ
- 声 - 池田勝
- 18話だけに出てきたメカで、「ストライク!バッター三振よ」と一言言って消えたメカ。
- カバ型のコックピットメカ
- 第6話で、「やるんだ、やるんだへのかっぱ!」といって消えたメカ。このときのポーズが「ハッスル、ハッスル」に似ている。
- おだてブタ
- 声 - 富山敬・矢野洋子
- シリーズのシンボルとして定着したおだてブタは本作でさらに進化し、夫婦おだてブタとなった。子ブタの山ができたこともある。
- ソーダチョウ
- 声 - 田中勝
- よくギャグに合いの手を入れているダチョウ型メカ。台詞は「ソーダソーダソーダチョウ、こいつは馬鹿ダチョウ」。時折台詞が変わることがある。
- ドージョ
- 声 - 田中勝
- 「ドージョ」と一言言った後に消えるドジョウ型メカ。セコビッチがアターシャにボタンを押させようとしたときや、セコビッチが「本日のスペシャルボタン!」と言ったときによく現れる。
放映リスト
- オタスケマンVSオジャママン
- ワイン皇帝ナポレオン?
- ベートーベンの第十?
- 新隊員いよいよ登場
- ガリレオの新発見!?
- リンカーンの悪徳宣言!?
- ファーブルの水虫記
- 南極点大レース
- 楊貴妃はやさしい女!?
- アヤマリのロレンス
- アターシャのライバル!?
- ロダンのにらめっこする人
- オジャママン4号誕生!?
- 奈良の都の逆立ち大仏!?
- 新撰組スエズ運河へ!?
- 人魚使いアンデルセン!?
- フランクリンのタコあげ!?
- 翼よ、あれはウソの灯だ!?
- 酒場の天使ナイチンゲール!?
- 文左衛門の燈油船!?
- 謎の怪物メエーリアン!?
- 花の大陸中断鉄道!?
- セコピッチのタイム家出
- 消えた武田信玄!?
- 長官の宝物をとりもどせ!?
- パトロール隊員の夏休み
- 恐怖のドラキュラ城!?
- 世紀の美女全員集合!?
- ヒネボットのお父さん
- 家康のタヌキ武者
- UFO強盗怪事件!?
- 海賊王オジャママン!?
- 2001文宇宙のタビ!?
- アターシャ母子涙の再会
- 珍味トンマのサンド!?
- 東南長官のちゃっかり娘
- パトロール隊の大運動会
- ノストラダマスの大予言
- 珍剣トンマの三刀流!?
- ゲキガスキーの先祖は!?
- ドワルスキーの初手柄!?
- セコピッチ花のお見合い!
- 西郷ドンのしりとり遊び!?
- 長官がトンマノマント!?
- オタスケマンは大泥棒
- 決戦!オジャマウォーズ
- 西部の勇者ゲキガスキー(番外編)
- ヒカルがナナの未来の夫?
- アターシャたち全員クビ!
- パトロール隊のタイム遠足
- 月面着陸アポロは2番!?
- オタスケマン大ピンチ!
- 輝け!世界のオタスケマン
スタッフ
- 製作:吉田健二
- 原作:タツノコプロ企画室
- 企画:九里一平、柳川茂、宮田知行
- 音楽:神保正明(現:神保雅彰)、山本正之
- 担当ディレクター:大貫信夫
- 文芸担当:小山高男
- メインキャラクターデザイン:天野嘉孝(現:天野喜孝)
- メカニックデザイン:大河原邦男
- 美術デザイン:岡田和夫
- メインタイトル:杉爽
- 監督:笹川ひろし
- プロデューサー:柴田勝、加藤長輝(前半)、岩田弘(後半)
- 脚本:小山高男、山本優、佐藤和男、高山鬼一、三宅直子、酒井あきよし、曽田博久、海老沼三郎、久保田圭司
- 演出:笹川ひろし、小島多美子、鴫野彰、西城隆詞、水村十司、古川達也、池上和彦、大貫信夫、岩田弘、大町繁、松沢正一、二階堂主水
- 演出助手:松沢正一、池上和彦
- 作画監督:平山則雄、鈴木英二、西城隆詞、水村十司、岸義之、山崎和男、大貫信夫、上条修、北条昌子、二宮常雄、沢和雄
- サブキャラクターデザイン:西城隆詞、天野嘉孝、吉田すずか、下元明子、北条昌子、水村十司、福岡元
- 美術担当:多田喜久子、坂本信人、真太郎、杉浦正一郎、池田祐二、中嶋芳恵、池畑佑治、平川栄治
- 背景:スタジオビッグ、アドコスモ、アニメフレンド
- 色指定:北島京子、沢田クミコ、中田節子、二階堂主水、北島季代子
- 仕上:タマプロダクション、竜仕上センター
- トレス:小野静子、平井静子
- 撮影:アニメフレンド、ティニシムラ、イマジネーション、スタジオウッド、スタジオダンクファイブ、天平フィルム、緒方プロダクション
- 特殊効果:朝沼清良、阿部郷、村上正博、山本孝志、山本公、前川孝
- 編集:谷川幸男、山谷善彦、谷口肇、西出栄子、村上豊、田代正美
- 進行:田代正美、池上和彦、阿佐美敦、渡辺佳人、渡辺公義、松沢正一、佐藤直人、米田和正、佐久間敏郎、本橋文雄
- 録音:高橋久義
- 効果:加藤昭二
- 録音制作:ザックプロモーション
- 録音ディレクター:鳥海俊材
- 効果:加藤昭二
- 録音:高橋久義
- 現像:東京現像所
- 担当:内間稔、大野実(読売広告社)、新井正彦、岩田弘(アニメフレンド)
- 制作協力:アニメフレンド、シャフト、タマプロダクション(田中三千哉)
- 制作:フジテレビ、タツノコプロ
主題歌
- 「オタスケマンの歌」
- 作詞・作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:山本正之、少年少女合唱団みずうみ
- オープニングとして使用された。
- 「アーウー・オジャママン」
- 作詞・作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:山本まさゆき、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也
- 第6話を除く第1話~第22話のエンディングとして使用された。「アーウー」は当時の首相、故・大平正芳の口癖である。また、歌詞の一部に当時の前首相、故・福田赳夫の口癖(例、「~してたでしょ?」)も使用されている。なお、マンガ「行け!稲中卓球部」に、主人公の前野・井沢・田中が3人でこの歌を歌っているシーンがある。
- 「ドロンボーのシラーケッ」
- 作詞・作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、滝口順平
- 第6話のみでエンディングとして使用された。本来はヤッターマンの2代目エンディング。
- 「がんばれオジャママン」
- 作詞:内間稔/作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:山本まさゆき
- 第23話以降のエンディング。大平正芳の急死に伴い、EDが変更された。
- 「進め!タイムパトロール隊」
- 作詞・作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:ロイヤルナイツ
- 挿入歌として使用された。
- 「ハレー彗星(ゲキガスキーのテーマ)」
- 作詞・作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:山本まさゆき
- 13話、44話で挿入歌として使用された。
- 「アターシャの歌」
- 作詞・作曲・歌:山本正之
- 最終話で挿入歌として使用された。
- 「オタスケマンかぞえ唄」
- 作詞:小山高男/作曲:山本正之/編曲:神保正明/歌:山本まさゆき、小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、少年少女合唱団みずうみ
- 26話で挿入歌として使用された。
備考
- 愛の特訓は通常AコースとBコースが用意されており、ほとんどの場合オジャママン側が先にどちらかを選択、どんなに考えて選択してもオジャママン側はお仕置きともいえるきついコース、オタスケマン側はデートまがいの楽なコースになってしまうのがお約束なのだが。
第32話に限りいつもとは逆にオジャママン側が楽なBコースでオタスケマン側がお仕置きAコースに当たっていた。
コース | 結末 |
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Aコース オールつきボート |
荒れたジャングルで古びたボートでのクルーズ |
Bコース オールなしボート |
モーターボートでのゆったりクルーズ |
また、第26話。
コース | 結末 |
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Aコース | (文中参照) |
Bコース | 盆踊りの練習 |
東南長官がお仕置きコースのギミックを調整中に、誤って自ら高圧電流を浴びてしまう描写のみであった。
- 第20話のサブタイトル「文左衛門の燈油船!?」は「灯油船」ではない。これは1980年当時は「燈」が当用漢字かつ教育漢字に入っており、「灯」は補正漢字という、メディアでの使用は許容されていたが、公文書や教科書には使えない字であった。子供向けの番組である関係上、教科書に使えない字を使うわけにはいかないためこの表記となった。
- 元々「オジャママン」という言葉は「ゼンダマン」の劇中で、アクダマンがゼンダマンを指した言葉だった。
- 最終回(1981年1月31日放送)では前述のストーリーとは別にタイムパトロール隊などのキャラクター全員による「御別れの挨拶」があった。
- 「逆転イッパツマン」の第41話にオタスケマンの二人(ヒカル、ナナ)がゲストキャラとして登場している。
脚注
- ↑ 後の「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」も2人で戦う形態であるが、1号2号が逆転している上、2人の関係もそれまでのシリーズとは大きく異なるため、全く同じ形態とはいえない
- ↑ ただし、ビデオの普及していなかった当時、そのラストシーンの演出から三悪が悲劇的な結末を迎えたと誤解する視聴者も多かったと思われる。また、最後のナレーションでは生死不明としている
- ↑ 顔メカ(肖像権の問題で中止に)→合体アニマルメカ→巨大海洋生物メカ→世界の珍獣メカ
- ↑ 当時はもちろんウーパールーパーなる言葉はなかった。
- ↑ これは前作「ゼンダマン」のムージョや前々作の「ヤッターマン」のドロンジョにも同じことが言える
- ↑ 非常に教育熱心な母親に育てられ、幼稚園に入る前から早期英才教育を受け、以後はアカデミー学園都市のラサール大付属小、中、高と全寮制の一貫教育を受けた。その後、ラサール大学応用物理学科を優秀な成績で卒業する
- ↑ その一例として落とした10円玉を3日間探してあきらめたり、また、石炭で動くメカを作ったり、ハリボテのメカを作ったりと、変な所で材料費を浮かせていたりする等
- ↑ 産着の代わりにヒーロ養成ギブスを着せられたり、ミルクの代りにスタミナドリンクを飲まされたり、一日一回は千尋の谷に突き落とされていたと言う
テレビ版 | タイムボカン - ヤッターマン(第1作) - ゼンダマン- オタスケマン - ヤットデタマン - イッパツマン - イタダキマン - タイムボカン2000 怪盗きらめきマン - ヤッターマン(第2作) | ||
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OVA | タイムボカン王道復古 | ||
ゲーム | ボカンと一発ドロンボー - ボカンですよ - ボカン伝説 - ボカンGOGOGO | ||
パチスロ | ドロンジョにおまかせ - ヤッターマン只今参上 | ||
主要スタッフ | 吉田竜夫 - 吉田健二 - 九里一平 - 鳥海尽三 - 小山高生 - 笹川ひろし - 天野喜孝 - 大河原邦男 - 山本正之 | ||
常連声優 | 小原乃梨子 - 八奈見乗児 - たてかべ和也 - 滝口順平 - 富山敬 | ||
用語 | ポチっとな - 三悪 | ||
フジテレビ系 土曜18時台後半 | ||
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前番組 | タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊オタスケマン | 次番組 |
タイムボカンシリーズ ゼンダマン | タイムボカンシリーズ ヤットデタマン | |