ソムチャーイ=トガシの仮説

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ソムチャーイ=トガシの仮説

ソムチャーイ=トガシの仮説(英:Somchai-Togashi hypothesis、STH)は、「なんでも下ネタに変換すれば面白いもんだ」とするスペルマ臭い風潮に疑義を抱き、「変換された結果の下ネタが可笑しいのではなく、下ネタだろうがなんだろうが変換する過程に作用する話者の世界観が可笑しいのではないか?」という立場を提唱する仮説。下ネタ相対論とも呼ばれる。 タイのぼったくりタクシー運転手のソムチャーイ・トガシによってGWU(Gyoza Waigo University=餃子猥語大学)の研究論文のテーマとして主張され、後の下ネタ相対性原理の基軸をなした。


人物像

彼は餃子力学を専攻する一回生でありながら、学費を賄うため日勤夜勤の2週間交代勤務にてぼったくりタクシー業を兼務している。

精確に言うとタクシー業を生業とし暮らしていたが、ある時乗せたお客さんが当時のフランスのオーギュストであるフィリップ・ブラース・カキザキ9世であり、その時に行っていた先駆的な研究に立ち会った事で、研究員として雇用してもらおうと、まずは自己の知見を広めるため大学入学を決意した。

ネームバリューだけを考え、ジョージ・ワシントン大学の入学願書を取り寄せたが、GWU(George Washington University=ジョージ・ワシントン大学)と間違えて、GWU(Gifu Women's University=岐阜女子大学)の願書が届いてしまった。

焦った彼はタイに一時帰国して性転換手術を検討したが、本場のタクシーの運転手のぼったくりに遭い、財布の中身をスッカラカンにされてしまい、金銭的な理由から諦めた。

日本に戻り、再度入学金を貯め、もう一度取り寄せた願書が、GWU(Gyoza Waigo University=餃子猥語大学)であったが、下半身のセンター試験の申し込み期日間際だったため、入学を決意する。

彼は餃子猥語大学(以下、猥大)で餃子力学の熱々鉄板学科コースを希望したが、得意とするのは理系ではなく文系であったため、餃子ジェンダー論という餃子の性差を研究するゼミに入る。

餃子においては自然科学的なアプローチより社会科学・人文学的なアプローチの方が餃子のタネ・具・中身(真理)に近づき易いと感じ研究に没頭した。

そして、餃子に与える生物学的な影響は、餃子を皮によって包み込む母性、餃子を外から焼き付ける父性、これらが餃子一個一個の性差に相互作用し、生育過程で作用するそれら母性の優しさ、父性の厳しさ双方のバイアスがその後の餃子の振る舞いに反映される事を解き明かした。


欠席した学会

彼ソムチャーイ・トガシは、当時100ケ国が出場していたFIFAワールドカップイヤーに行われた、1918年のGYOZAタベールドカップ6・29の学会を欠席していた。

その学会では、ヤノマル理論コージナ理論の発展系や他の専門家らによる別の学問からの視点で、論文発表や検証実験が行われたが、彼は本業であるぼったくりタクシー業で夜勤を勤めていたため新理論や実験には触れていない。


実験

実験は1918年7月20日の日本(現在の京成船橋駅前)にて行われた。

正直、彼は7個目あたりで既に餃子が美味しいものとは思えなくなってきた。

それは実験の可否に関わる大問題なので、実験中、通常の思考回路を外す作業を行った。

また実験途中トイレに行く事も禁止されていたので、実験の成功は過酷かつ難航する事が予想された。

自分の「お腹いっぱい」状態に気付き出した彼は、脳内で「認識論的転回」を試みた。

手がかりは「トイレで用を足せない」「目の前の餃子の皮にはヒダがある」という二つの事実で十分だった、なぜなら彼は猥大に通う一回生なのだ。

猥大には授業を下ネタで進める教授しか居ない、単位もひとコマとは言わずひとマスと言う、なので猥大の学部生らは単位を一つ落とすとは言わず、一本抜き忘れると言う。

「認識論的転回」とはつまり、基本的にエロい事を考えて「お腹いっぱい」状態の司令塔である満腹中枢にハニートラップをかけるというものだ。

「ヒダを目の前に、こそこそトイレに行かれへんの?」

「てかずいぶんヒダヒダしてるけど、これ何なん?」

「元々柔らかいはずやのに、ずいぶん固くなっとるやないかい」

「エエやないかい、減るもんやないやろ」

このように思考をギアチェンジする事で「この餃子を食べたくない」という方向から「この餃子をどうにかしてやりたい」という認識に転回していった。

前述のように彼は餃子の性差についての研究を行っていて「柔らかくてモチモチしている」「固くてカタチが良い」などの餃子一個一個の個体差について知見が広く、その違いを熟知している。

白と茶色のツートンカラーでツルツルスベスベし奇麗に整っていてドライな印象を与える外見とは裏腹に、中を開けてみるとゴチャゴチャと肉々しくネチネチとウェットなものが詰まっている、そんな女性的餃子、あるいは餃子的女性を多く観察してきた。

昨今「肉食系」だの「草食系」だの「ロールキャベツ系」だのと男性性、女性性の度合いを表現する言葉が出てきたが、その思想的背景を探ると彼が唱えた「餃子系女子」という着眼が思想的系譜の根源に見出される。


結果

彼はヤノマル理論コージナ理論を援用し、下にキャベツを敷き、デカジョッキの水圧で、一心不乱に餃子を胃へと流し込んだ。

一個一個の餃子は、大きさこそそこまでではないがホワイト餃子のような半分揚げ餃子状態であり、冷えた油で硬くなった餃子はプラスチックのように人体から食欲を奪う。

15個くらい食べた時点で、とてもじゃないが食べ物とは思えなくなってきて、フと我に返った彼は自らの思考実験の欠陥に気付きひらめいた。

そして、その着想をゼミの論文テ-マにしようと心に誓った。


~論文テーマ~

「餃子はエロい食べ物では無い」


関連項目

・ヤノマル理論

・コージナ理論