JOYSOUND
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JOYSOUND(ジョイサウンド)はエクシング(ブラザー工業グループ)が運用する業務用通信カラオケのシリーズの総称。3位のシェアを持つ(機種別では2位)。着メロ、SNS(うたスキ)などのコンテンツと連携したサービスを行っている。特にうたスキで行われている「リアルタイムリクエスト」との連携によって、特定歌手のマイナーソングや東方Projectの同人楽曲、ニコニコ動画のアマチュア楽曲やVOCALOID楽曲が他社よりも多数配信されているという特徴を持つ。
最新機種CROSSOの配信曲数は、2009年11月時点で第一興商の「DAM」より多い13万曲以上収録(業界第二位。一位はU→{uga next})。
商品
- JOYSOUND(ジョイサウンド:JS-1,JS-2,JS-10,JS-20)
- 通信カラオケ黎明期の1992年に、最初の機種「JS-1」を発売。第一興商の「DAM」が台頭するまでは通信カラオケのシェア1位であった。
- JS-1/2/10シリーズは2006年8月末に配信終了。JS-20シリーズも2008年9月末に配信終了予定。なお配信終了後も、電話回線に接続し使用料を支払えば、配信終了時までに配信された楽曲でカラオケを楽しめる。
- JOYSOUND Major(ジョイサウンドメジャー:MJ-10)
- 1995年に発売された、ナイト市場(居酒屋・ホテルなど)向けのモデル。
- 2007年12月末に配信終了。また、当機種が利用している通信・課金サービス『カルレEX』(NTTコミュニケーションズ)が2008年3月末日に終了したため、同日をもって全サービスを終了。そのため現在は電話回線に接続しても利用出来ない。
- HyperJoy(ハイパージョイ:JS-30L,JS-30X,JS-30VL,JS-30VX)
- 1997年9月発売。アニメソングやマイナー曲の大量投下で人気を博す。2005年9月時点での曲数は約65,000曲で[1]、BMBが運用するUGAに抜かれるまで業界最多であった。
- この機種には前期モデルと後期モデルが存在し、前期モデル(JS-30LもしくはJS-30X)では背景動画を表示するためにDVDプレイヤー等が必要であったが、後期モデル(JS-30VLもしくはJS-30VX)は内蔵の大容量HDDの映像データを背景動画として表示している。
- CelebJoy(セレブジョイ:XJ-30V)
- 2001年9月発売。ナイト市場向けのモデル。ほとんどの機能はHyperJoyの後期モデルと同じである。
- HyperJoy V2(ハイパージョイブイツー:JS-70,JS-70II)
- 2003年7月発売。HyperJoyの曲も全て選曲可能だが、PVクリップやSHOW劇クリップ、ア・カペラ、スタジオ録音されたスゴオト(生音)、ハモリでは無いヴォーカルが入ったうたいりといったV2専用曲が追加された。専用曲はBB(ブロードバンド)対応機種をBB環境で利用する時のみ配信される。2003年度グッドデザイン賞受賞。
- 2005年9月にはモデルチェンジしたJS-70IIが登場。
- CelebJoy Hearts(セレブジョイハーツ:XJ-60)
- 2004年11月発売。HyperJoy V2をベースとしたナイト市場向けモデル。収録曲数はV2よりも若干少ない。
- HyperJoy WAVE(ハイパージョイウェーブ:JS-W1)
- 2006年11月発売。HyperJoy V2の曲を全て選曲可能だが、WAVE専用曲も次第に増えている。
- 最大の特徴として、カラオケSNS「うたスキ」に対応する。また、リアルタイムの全国採点(全国採点ONLINE)もシリーズで初めて導入している。2006年度グッドデザイン賞受賞。
- 曲数は2008年3月に90000曲を突破。月間配信曲数は1000曲以上で(「うたスキ」の「リアルタイムリクエスト」による上位200曲配信を含む)、2009年11月現在130000曲以上が配信されている。
- JEWEL(ジュエル:XJ-J1)
- 2008年10月発売。HyperJoy WAVEをベースにしたナイト市場向けモデル。カラオケSNS「うたスキ」に対応。収録曲数はWAVEよりも若干少ない。
- カラオケJOYSOUND Wii
- 任天堂のゲーム機Wii用ソフト。2008年12月にハドソンからパッケージ版が、2009年7月にエクシングからWiiウェア版が発売された。Wiiポイントで期間別のチケット(24時間、72時間、30日間、90日間)を購入する方式。2009年10月にはネット接続なしのパッケージ(ディスクに入っている曲のみ)も発売予定。
- CROSSO(クロッソ:JS-WX)[2]
- 2009年10月発売。HyperJoy WAVEの曲を全て選曲可能だが、スタジオ収録した生演奏データをリマスタリングされた生演奏が追加された。データ量増大に対応するP2P方式の配信システム「Einy(アイニー)」や3Dアバター等、数多くの業界初の機能を搭載。なお、名称は英語の「Cross Over(クロスオーバー)」から取った造語で、「音楽を通して、人と人が交わる新しいスタイル」を提供できるように名づけられた。また、本機ではHyper Joy WAVEでは必要なセットトップボックス(後述)無しで各種追加機能が利用できる。
周辺機器
- キョクNAVI (JR-100/JR-100II/JR-200X) ・キョクNAVI.s (JR-100s)
- 2004年11月発売。無線LANによって予約ができるタッチパネル式のリモコン。無線LANを使用しているため、赤外線ポートにリモコンを向ける事無く全方向から操作可能である。その他に、CDのジャケット写真の表示や映像コンテンツの試聴、歌詞表示などの機能を備える。ゲームもプレイ可能。Lavcaでも使用されている。2004年度グッドデザイン賞受賞。
- また、2006年11月にはHyperJoy WAVEの発売と合わせて、バージョンアップした「キョクNAVI (JR-100II)」と軽量化タイプ「キョクNAVI.s (JR-100s)」(キョクナビ・エス)を同時リリース。カラオケSNS「うたスキ」に対応した(.sは一部機能のみ)。「キョクNAVI.s」は、2006年度グッドデザイン賞受賞。
- 2009年11月にはCROSSOの発売と合わせて、バージョンアップしたキョクNAVI 「JR-200X」をリリース。CROSSOの新機能に完全対応する他、FeliCa対応ICカードまたはおサイフケータイのデータ領域にログイン情報を記録することで、次回以降ICカードをかざすだけでうたスキにログインできる機能が追加された。
- ちなみに、現在パセラなどで使用されているΣsystem用の「ΣNAVI」、カラオケの鉄人で使用されている「カラ鉄NAVI」など、主に統合カラオケシステムにおいてキョクNAVIと共通のハードウェアを使用したリモコンが使われる例が多い(多くはJR-100がベース)。
- セットトップボックス (ST-1)
- 2008年10月発売。HyperJoy WAVEの機能を拡張する周辺機器で、「うたスキ動画」「アフレコ」など2008年秋以降に追加された新機能を利用するために必要となる。本体と動画撮影用のカメラがセットとなっている。OSにはWindows XP Embeddedを採用した。
脚注
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外部リンク
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