しぃ
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しぃとは匿名掲示板・2ちゃんねるなどの電子掲示板で用いられるアスキーアート(AA)による猫のキャラクターの1種である。2000年中期から使われ始めた。元は「しー★」(トリップ・◆CgikokqI)というコテハンが使用していたギコ猫である。これが人気を博して一般キャラ化した。スペルはC、Shiiなどが利用される。
特徴
ギコから派生したためか、ギコの特徴を受け継いでいる。
また下記の特徴は、しー★の初期の書き込みを元に定着したものである。
- 会話の際は基本的に半角カナが使われ、長文や複雑な文では全角が利用される傾向にある。
- ギコの派生キャラであるため、ギコと同じく「ハニャーン」という鳴き声が使われる。
その他の特徴
AA
以下のように箱に入った姿で描かれている場合が多い。
∧ ∧___ /(*゚ー゚) /\ /| ̄∪∪ ̄|\/ | しぃ |/  ̄ ̄ ̄ ̄
箱から出ると、このような姿をしている。
∧ ∧ (*゚ー゚) ⊂ ⊃ ~( | U U ∧ ∧ (*゚ー゚) .(| |) ~| | U U
httpレーザーといわれる攻撃手段を持つ。これは「http://~」が自動的にリンクに変換されて青く表示される仕様を利用したもので、青色のレーザーを表現している。
∧∧ (*゚ー゚)// / つhttp://========================= .~(__) \
虐殺AAとの関連
2ちゃんねるでは2002年から2003年頃をピークにAAキャラクターを虐殺・虐待するAA作品を発表する虐殺ブームが起こった。これにより虐殺・虐待AAが量産された影響や元々AA板は荒らし被害に遭いやすい板であったため、板全域に虐殺スレのAAを大量コピペを行う荒らしの被害を2005年の規制まで長らく受け続けた。また可愛い系AAキャラがメインのスレッドは馴れ合い・雑談系スレッドに利用される事が多かったが、同時期に起きた2ちゃんねらーの世代交代と重なった結果、AA板での雑談を良しとしない住民が増加し可愛い系キャラとそれを好む住民も叩かれるようになってしまった。これらの影響で一時期はしぃが書き込まれただけでスレが荒れるようになり、しぃを用いたAA作品はまともに投稿出来ないといった異常事態に陥った。虐殺AA専門サイト(アブノーマルネタ専門モナー板。通称:アブ板)を外部に作って対処されたが、依然この手の荒らし被害は続いている。虐殺AAにも技術や評価の高い作品も数多く存在するのだが、先に述べた荒らしのコピペ材料に悪用されることが多い。
この時にしぃが虐殺の対象となったのは、可愛さを売りにするしぃのキャラクターを「媚び」として忌み嫌う者がいたからである。その結果、上記に記された「ダッコを好む」、「ギコ猫の恋人役」などの設定を皮肉って「ダッコをさせない者を虐殺厨と罵る」、「ギコ猫に交尾を迫る」、「糞便を喰らう、奇形やでぃを迫害する」などの行為を行うしぃが虐殺対象として掲げられ、アフォしぃという呼称が用いられていた。その際に旧来のしぃを「本物しぃ」と妄想して区別化を図る、という動きも度々見受けられ、「虐殺されるしぃは全てアフォしぃ」などと主張するコピペもよく貼られた。だが虐殺・虐待系AAコピペ荒らしが沈静化した今では、外見上の形骸は変わらない事やフィクション・創作物であるため書き手次第でどうにでもなる故に、「AAの設定はAA職人が自由に決める」という暗黙の了解が成立し、しぃの設定は職人の作品の数だけある事を認める思想の自由化が浸透した。
2ちゃんねる内では2005年春~夏にかけ規制議論板において、荒らしに対して大規模な規制が行われた。その影響により、しぃ虐殺コピペ荒らしは激減した。
しぃのうた
2002年ごろ、しぃを題材にしたFlashアニメーション「しぃのうた」がネット上で公開され人気を博し日本国外でも流行した。しかしBGMに『風のノクターン』を使用していたため、JASRACからの圧力で公開が停止された。
「しぃのうた」の作者は当初「名無しさん」(「brandy199」は海外の無断転載者であり、作者ではない)と名乗っていたが、後に「こしあん堂」というFlashサイト管理人のNNSJ(現・たけはらみのる)が作者は自分であると発言している(「こしあん堂」での公開は終了している)。
しぃからの派生
しぃ自体がギコからの派生キャラであるが、しぃを元にする派生は多く生まれた。特に、見た目が薄汚れたキャラクターは2002年頃に多く生まれ定着した。
つー
しぃとアヒャとの合成によるキャラ。詳細は当該キャラの頁を参照。
ちびしぃ・ベビしぃ
しぃ♀の幼体である(♂はちびギコ)。下のAAの場合、左から右へと成長する。基本的にベビしぃと言ったら一番左か左から4番目、ちびしぃは5番目を指す(6番目、7番目は主に成長段階を表現する時に使用され、時にミニしぃと呼ばれることもある)。しぃには「ベビチャン」「チィチャン」(一番左のAA~左から4番目のAAまで)「チビチャン」(左から5番目~7番目のAAまで)などと呼ばれている。
ベビしぃの場合、幼く呂律がよく回らないためか「ダッコ」を「ナッコ」、「しぃ」を「チィ」と言ってしまう。しぃが子供を産むようになったのは虐殺スレが最初である。元々彼女自体虐待スレで誕生しており、そのせいか虐待・虐殺に使われる事が多い。しかし、虐殺ブームが過ぎた今ではマターリネタに使われる事も多くなり、ベビしぃが元々虐殺スレで作られたキャラクターだという事を知らない人も少なくはない。
ちびしぃは当初、しぃが担任する学校の生徒という役割で登場。ですます口調で全角で話す。
また、虐殺スレッド乱立騒動時に虐殺に対抗するべく「他のAAを復活させる事が可能で、自身が虐殺されても蘇る事が出来る」「虐殺厨をあぼーんする事が出来る」という設定が付けられたちびしぃが登場。当然当初は厨房設定と非難されたり「単なる極度の妄想癖」と言われたりもしたが、この設定を面白がった職人がこのちびしぃを使ってギャグを作った。∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ (*゚ー゚) (*゚ー゚) ,、、 ,、、 ,、,、 ハ ハ (*゚ー゚) ~(u ) ノ っっ ~((゙0) ~((゚0) ~(,(*゚o) ~(,,(*゚ー゚) ~(___) u~u ~~u~u' └──────────────┘ └─────────────┘ ベビしぃ ちびしぃ
でぃ
でぃは、しぃが虐待された姿として登場したAA。しぃ同様その大半が雌であるが、これも僅かに雄も存在する。「虐待の結果、耳がもげただけでなくアタマも少し壊れた」と言う事でセリフは半角あるいは全角ひらがなと半角カタカナ混合が主流である。あまり表情を変えず、鳴き声も「ハニャーン」ではなく「キィィィィ」となる。しぃ(C)の虐待された結果ということで、でぃ(D)と命名された(後にしぃに限らず、虐待され感情が欠落しみすぼらしい外見になった状態を「でぃ化」と呼ぶようになった。また虐待だけでなく、事故などの影響ででぃ化することもある)。しぃは箱に入っているのに対し、でぃはゴミ箱に入っていることが多い。また、でぃには旅や道に迷ったときなどに「東」を目指して進もうとする傾向がある。これは、「でぃちゃん死出の旅」というスレの「東に『楽園』と呼ばれる誰もたどり着いた事のない理想郷がある」という伝承をでぃが聞き東を目指す、というネタが流行ったためである。
しぃが虐待された末路とされるAA3種の中ではAA作品への登場が最も多く、タカラギコと恋仲という設定も。
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その他
「レー」「桃ちゃん」「のー」「けー」「えー」「エー」「フサしぃ」「ペルしぃ」「ぃし」「じぃ」「びぃ」「づー」「フサしぃ」「クックル」など。