陰謀論
陰謀論'(いんぼうろん、conspiracy theory)または陰謀説(いんぼうせつ)とは、
- 歴史上の出来事は、ある個人・団体の陰謀、策謀に基づき生じた
- ある個人・団体の活動に、目的や内容が隠蔽されている活動がある。
目次
- 1 概要
- 1.1 ユダヤ陰謀論
- 1.2 カナン、フェニキア陰謀論
- 1.3 フリーメイソン陰謀論
- 1.4 イルミナティ陰謀論
- 1.5 新世界秩序陰謀論
- 1.6 日本解体陰謀論
- 1.7 統一教会陰謀論
- 1.8 三十三人評議会
- 1.9 十三人評議会
- 1.10 イルミナティ13血流
- 1.11 財閥陰謀論、王室陰謀論
- 1.12 ロスチャイルド・ロックフェラー対立説
- 1.13 ロスチャイルド支配説
- 1.14 ロックフェラー支配説
- 1.15 ジョン・モルガン陰謀論
- 1.16 その他の財閥
- 1.17 ゲーム思考停止陰謀説
- 1.18 華僑陰謀論
- 1.19 被差別民陰謀説
- 1.20 諜報機関陰謀説
- 1.21 ホロコースト捏造陰謀説
- 1.22 宇宙人に関する陰謀論
- 1.23 ベリチップ陰謀説
- 1.24 水道水フッ化物添加についての陰謀論
- 1.25 冷戦やらせ説
- 1.26 世界統一政府陰謀説
概要
陰謀論は一般に、強い権力をもつ者(一国もしくは複数の国の政府、警察、軍隊、あるいは巨大資本、宗教団体、民族集団など)が一定の意図を持って一般人の見えないところで事象を操作している、とする主張である。具体的には、
などが代表的なものである。
ユダヤ陰謀論
ユダヤ人は、世界の政治、経済、軍事を支配し、強く影響を及ぼしていた事に端を発する陰謀論。
一般庶民にも多数のユダヤ人がいるが、ユダヤ陰謀論者は世界的財閥、報道機関、ハリウッドにユダヤ系の人が多いと主張する。
サバタイ派としてキリスト教やイスラム教に偽装改宗した集団が話題にされる。表向きはキリスト教徒やイスラム教徒を装っているが、実際はユダヤ教を信仰しているとされる。
ユダヤについての補足
- 「シオン賢者の議定書」は偽書であることが判明している。
- 新約聖書の中でキリストは、ユダヤ教の主流となったパリサイ派を激しく弾劾している。
- バビロン捕囚によって成立したタルムードでは、異教徒をゴイムと呼び、ゴイムを殺せ、財産を奪えと諭す。ゴイムは陰謀論やオカルト関連の著作ではしばしば「家畜、豚、獣」などと訳されるが、これは誤訳であり、ヘブライ語では「諸国民、異国人」で「非ユダヤ教徒」を指す言葉である。
- ユダヤ人にはセファルディムとアシュケナジーがいる。セファルディムは本来のユダヤ人でありセムでアジア系、アシュケナジーはユダヤ教に改宗したハザール人の末裔でありヤペテ、白人であるとする。
- イスラエルはアシュケナジーが政治的中心であったが、近年はセファルディムの力が強まりつつある。
カナン、フェニキア陰謀論
ユースタス・マリンズ(Eustace Mullins)[1]によると、
旧約聖書によるとカナン人はハムの子孫とされている。カルタゴはバール神を信仰していた。カナン人は乱交儀式を行ったり、人間を生贄を捧げていたと陰謀論者は主張する。また人さらいも行っていた。カナン人はフェニキア人と名乗るようになる。フェニキアからカルタゴに殖民が行われた。ローマはカルタゴを侵略し滅ぼし、住民を皆殺しにした。作物が育たなくなるように土地に塩を撒いた。
カルタゴの末裔はユダヤ人の中に紛れ込み混血した。ヨーロッパではカナン人に人種的に近い民族がスファラディ系ユダヤ人しかいなかったためである。古代ユダヤ人は農業と牧畜の民族であったのに、近代のユダヤ人は金融と商業の民族である。ユダヤ人はスファラディ(アジア系、セム)、アシュケナジー(白人、ヤペテ)に加えて、さらにカナン(ハム)の血統が含まれるのではないかと主張される。
さらにフェニキア人はヴェネチアに拠点を移したという説がある。現地人より色が浅黒かったので、ヴェネチアの黒い貴族と呼ばれる。資本主義の成立に不可欠な複式簿記、手形などはヴェネチアで発明された。ヴェネチアはキリスト教国家とイスラム教国家の間の地中海貿易を独占していた。ヴェネチアの黒い貴族はヴェネチアからオランダに移動する。地中海貿易から大西洋貿易に移るためである。さらにオランダからイギリスに移動する。世界初の株式会社である東インド会社を設立する。
フリーメイソン陰謀論
石工ギルドから発展した自由・博愛・平等をうたう親睦団体フリーメイソンの会員は、フランス革命やアメリカ独立戦争、ロシア革命など市民革命に関わっている。この事からナチス・ドイツ、大日本帝国など独裁国家に対して戦争をしかけるなどの政治権力をも操っていたとする考え。メンバーには地位の高い者が多く、イギリス王室をはじめフランス革命やアメリカ独立戦争の主要人物や中国の著名政治家の多くが加入していた事もあり、根強く囁かれる説である。
陰謀論におけるフリーメイソンの配置は、新世界秩序の一部であるとするものが多い。イルミナティをフリーメイソンの一部として位置づける事も多い。
この陰謀論には既存の民主主義自体を陰謀の手段とみなし、否定するパターンが存在する。このパターンは偽書『シオン賢者の議定書』にユダヤ人の陰謀として記述されているものと同じである。「シオン賢者の議定書」が作られた当時、フリーメイソンにはユダヤ人が多く参加しており、秘密結社的な団体であったフリーメイソンを攻撃することによって、ユダヤ人を攻撃しようとしたものであると考えられる。
フリーメイソンについての補足
- フリーメイソンのシンボルマークはコンパスと三角定規である。
- その起源には諸説あり、数千年以上前の古代ギリシャにおいて、すでにその組織の存在が認められている要出典。
- フリーメイソンは秘密主義を採用している要出典。しかし、それは入会者に新鮮な驚きを味わってもらうため、ということである。また、アメリカなどではフリーメイソン主催の慈善パーティーやバザーは頻繁に行われており、秘密組織でもなんでもない。
- 陰謀論に対して名誉毀損で告訴すべきという意見と、中傷には沈黙で対応するというフリーメイソンの伝統との対立が激しくなりつつあるという。
イルミナティ陰謀論
イルミナティを陰謀の主体とする考えもある。イルミナティ単独で陰謀を行っているという説と、フリーメイソン内の結社内結社として陰謀を行っているという説に大きく分けられる。
新世界秩序陰謀論
ビルダーバーグ会議、外交問題評議会、王立国際問題研究所、日米欧三極委員会や、存在は公式には確認されていないが「三百人委員会」、「33人評議会」、「13人評議会」等の組織を陰謀論者は総称して「新世界秩序」(New World Order)と呼ぶ。フリーメーソンやイルミナティも大きくはこれに含めて考えられる。
尚、現代世界はG8や世界貿易機関、ワシントン・コンセンサスに握られ、発展途上国の意見が省みられる事が全くない、という批判が反グローバリズム・アルテルモンディアリスム団体を中心になされている。
三百人委員会
ジョン・コールマンの著書『三百人委員会』で知られるようになった。陰謀論者によれば、三百人委員会は立法を担当する。オリンポスの神々にちなんで別名オリンピアンズとも呼ばれる。フリーメイソンの33階級に相当するとされる。日本人のメンバーは大来佐武郎のみではないかと言われている。元々は五百人委員会だった可能性もある。
日本解体陰謀論
日本解体が2012年に起きるとされる陰謀論。
詳細は2012年が明治天皇崩御から丁度100年になり、三百人委員会の陰謀で日本社会の矛盾や問題が限界に達して経済破綻するとされるパターン、日本のマスコミは既に日本解体派に支配されているとされ、無駄な優越感や安心感、現実逃避を煽動する嘘の報道を通じて、2012年の日本解体実現化にマスコミが水面下で協力しているとされる。
統一教会陰謀論
統一教会が日本で絶大な権力を振るっているとする陰謀論、論者はリチャード・コシミズで、ここでは統一教会が支配しているとされる団体を列挙する。
- 産経新聞
- 新しい歴史教科書を作る会
- 2ちゃんねる(管理者の西村博之が帰化朝鮮人二世とされる)
- チャンネル桜
- 維新政党・新風
- 在日特権を許さない会
- 日本会議
- 任天堂(ヤクザを通じて結託していると囁かれているが真偽は不明)
- セガ(韓国系パチンコメーカーのサミー介して結託していると囁かれているが真偽は不明)
三十三人評議会
三十三人評議会は。フリーメーソンの33階級の上にある隠れ階級の34階級に相当するとされる。別名ロスチャルド・トリビューンとも呼ばれる。財閥当主がメンバーとされる。
十三人評議会
十三人評議会は行政を担当する。フリーメーソンの33階級の上にある隠れ階級の35階級に相当するとされる。別名ロイヤル・ファミリーとも呼ばれる。ロスチャイルドに直属する魔術師やパリサイ派のラビの集団であるとされる。
イルミナティ13血流
フリッツ・スプリングマイヤー(Fritz Springmeier)によると、
次の13家はイルミナティ13血流と呼ばれ、新世界秩序建設に深く関わっているとされる。
アスター バンディ コリンズ デュポン フリーマン ケネディ 李 オナシス ロックフェラー ロスチャイルド ラッセル ファン・ダイン ダビデ 十三人評議会とは関係がないのではないかと言われている。
このなかで強い力を持つとされる次の5家はイルミナティ5血流と呼ばれる。
アスター コリンズ フリーマン ロスチャイルド ラッセル さらにイルミナティ500血流と呼ばれる周辺の血流もあるとされる。
財閥陰謀論、王室陰謀論
詳細は広瀬隆、ロン・チャーナウ、アメリカン・ヘリテージをそれぞれ参照
ロスチャイルド、ロックフェラーなどの巨大財閥や、イギリス王室、オランダ王室などが陰謀の主体であるという考え方。 ロスチャイルドとロックフェラーの関係についてはさまざまな説がある。
ロスチャイルド・ロックフェラー対立説
ロスチャイルドとロックフェラーが対立しているという論説。
日本の財閥については、ロスチャイルドは三井住友、ロックフェラーは三菱と結びついている。エネルギーについては、ロスチャイルドは鉱物資源、原子力発電、ロックフェラーは石油、火力発電を支配しているとされる。
ロスチャイルド支配説
ロスチャイルドはセファラディを自称しているとされるが、一説にはハム、カナンの血統でありニムロデの子孫であるとする説もある。ユダヤ人の王、ヨーロッパの皇帝と呼ばれる。
ロスチャイルドがロックフェラーを支配しているという論説。
この説の根拠としては
ロスチャイルドのほうが財閥としての台頭が早い カーネギーやヴァンダービルトやアスターなどもロックフェラーの1/3から1/2程度にあたる資産を持っているとされる点 この説の論者は次のような記録がアメリカ上院議事録に残っていると主張する。
ネルソン・ロックフェラーがアメリカ副大統領になるときに資産公開する必要があり調査したが、ロックフェラーの所有する不動産がゼロという調査結果が出てしまい、脱税でないことを証明しなければならなくなった。その際にロックフェラーは「ロックフェラーの資産はロスチャイルドの代理人であるシュトラウスが管理しており、自分は知らないから、そちらに訊ねてほしい」と答えた。
この説の論者としては太田龍などが挙げられる。
なおロスチャイルドとロックフェラーが対立しつつも、ロックフェラーがロスチャイルドに従属しているというような説も存在する。
ロックフェラー支配説
ロックフェラー財閥が世界経済を支配しているとする説。この説の根拠としては、ロックフェラーが表立って活動している点が挙げられる。この説は古くから存在し、ゴルゴ13でもこの話をモチーフとした「ロックフォードの野望」というストーリーが描かれている。副島隆彦などが挙げられる。
ジョン・モルガン陰謀論
ジョン・モルガンの位置付けについては様々な説がある。
モルガンはロスチャイルドのアメリカにおける代理人であるという説が一般的である。 この説の根拠としては
ロックフェラーのほうがモルガンよりも資産の総額が多い にも関わらず、モルガンがロックフェラーに対して強気に出ている ロスチャイルドの後ろ盾があるのではないか モルガンはロックフェラー側であるとする説や、モルガンはロスチャイルド側でもロックフェラー側でもない第三勢力であるとする説もある。
イギリス王室支配説 イギリス王室がロスチャイルドやロックフェラーよりも上に立つ最高権力であるという説。ヴェネツィアの黒い貴族などと関連付けられる。この説によれば天皇家もイギリス王室の臣下であるとされる。
その他の財閥
アメリカの鉄鋼王カーネギー、鉄道王ヴァンダービルト、不動産王アスターもロックフェラーの1/3から1/2程度にあたる資産を持っているとされる。サッスーンはロスチャイルドのインド、中国、日本にかけての極東代理人とされる。
ゲーム思考停止陰謀説
ゲームを思考停止に利用しているとする陰謀説、インベーダーゲームは日本の生産力をそぎ落とす為にユダヤ人が開発しており、スーパーマリオは日本中をゲーム中毒にさせる為にアメリカ人が開発したとされる。 当時アメリカでは日本の経済的脅威が問題になっていた。 プレイステーションは先進国中を大規模に思考停止にさせる目的でソニーがアメリカで開発したとされ、ユダヤ人がこの陰謀に深く関係している。 論者は副島隆彦氏等があげられる。
パズルゲームテトリスが西側諸国で大流行した時、ソ連で作られたゲームであるため、資本主義国の生産力を落とすためにソ連が開発したとの噂が流れた。
華僑陰謀論
東南アジアにおける華僑がユダヤ人の手先であるとする陰謀説。 東南アジア諸国を直接支配するのではなく華僑を通じて間接的に支配していると言われる。
被差別民陰謀説
被差別民が英国人と結びつき明治維新の隠れた原動力となったとする説。被差別民が華族制度をつくり特権階級になりあがり、国民ばかりではなく植民地朝鮮人民や中国人などを戦前差別したとする。
諜報機関陰謀説
諜報機関が陰謀を行っているという陰謀説。CIA、MI6、モサッドなどが主題にされる。読売ジャイアンツを育てたのはCIAであるといった説もある。なお、正力松太郎がCIAと浅からぬ関係にあった事は事実である。
ホロコースト捏造陰謀説
第二次世界大戦時にナチスによって実行されたとするユダヤ人絶滅政策(ユダヤ人問題の最終的解決)の存在が、連合国およびユダヤ人勢力の陰謀により捏造された虚説である、もしくは著しく犠牲者数が誇張されており信憑性がないというもの。日本ではユダヤ・ネオコン陰謀論者の宇野正美や後継者の田中宇が好んで繰り返す。根拠として主張される点は以下のようなものが挙げられる。
公文書、ヘルマン・ゲーリングの私信、ハインリヒ・ヒムラーの演説筆記録など、あらゆる文書を調査しても、ホロコーストの指示に関係する文章が発見されていない。 アウシュビッツの「ガス室」と言われている部屋には、毒ガス注入口および排出換気口が存在するものがない。 アウシュビッツでは、遺体を処分するための「焼却炉」および、その結果、必ず発生する灰や人骨の存在が確認されない。 ガス室殺害の証拠写真とされているものは、発疹チフスなどの伝染病により大量の死亡者が発生したときの死体写真である。 実際に毒ガスで死亡したとされる遺体を確認した証拠は、チャールズ・ラーソン博士による遺体確認結果のみで物証がない。 収容所に収容されていたユダヤ人の中には、「ガス室」を見たことも、聞いたことも無いと、当初、裁判で証言した人間もいたが、彼らは途中から「人からガス室の話を聞いた」と証言内容を変更している。 殺害施設とされる設備の容積と稼働率から最大限で計算しても、殺害者数600万人という数字には全く及ばない。 アドルフ・ヒトラーのユダヤ人最終解決とは、ユダヤ人のヨーロッパからの完全追放であり、絶滅ではない。 なお、ドイツでは、反ナチス法により、国家社会主義、ナチスを肯定する者や ニュルンベルク裁判史観を否定をする見解を公言、宣伝する活動・行為は処罰対象となる。
また、ドイツ以外の国でも、ユダヤ人団体からの強力な抗議を受けるため(マルコポーロ事件)、事実上、この問題に関する議論や研究が封殺されていると主張されることもある。
宇宙人に関する陰謀論
地球には既に知的な宇宙人が到来しており、政府などが秘密裏に接触しているとする説。もしくは裏から地球人を支配しているとする説。もっとも著名なものに、ネバダ州にあるアメリカ空軍の実験施設で、ステルス戦闘機(F-117)の開発施設でもあるエリア51に関わるものがあり、多数の観光客が訪れる有名な観光名所となっている。情報開示を求めても忘れた頃に開示されるため「NASAは宇宙人の存在を隠している」と主張されることもある(実際は単に処理の為の人手が足りず、緊急でない案件は後回しにされているだけ)。
グレイ、アトラン人、ニャントロ人など具体的な名前があげられることもある。
ベリチップ陰謀説
人間の右手にベリチップを埋め込む計画があるという陰謀説。右手に埋め込んだベリチップによって脳波をコントロールするのが目的とされる。既に家畜やペットなどへの埋め込み技術は完成している。
ロックフェラーが国民にベリチップを埋め込んで自分の脳波に同化させる計画を立てていたとされる。
ベリチップを埋め込む場所としては右手の親指と人差し指の間とする説と、右手の薬指と小指の間という説がある。どちらも人体のツボとして重要な場所である。
ベリチップや水道水フッ化物添加は新世界秩序に逆らいにくくするために行われるとされる。
水道水フッ化物添加についての陰謀論
水道水フッ化物添加とは、フッ素の化合物(フッ化物)を上水道中に添加し、多数の住民を対象として虫歯を予防する手法。北アメリカとオーストラリアでは、多くの自治体が安価な費用で効果を期待できるとの考えにより、水道水へのフッ化物添加を実施している。陰謀論は、1950年代に生じた水道水フッ化物添加は、共産党によるアメリカの意欲を削ぐための陰謀であるという論説と、1970年代に生じた(アルミニウム精錬にともなう産業廃棄物としてのフッ化物の処理に関連する)アルミニウム産業と特定の財団・家系との利害関係の絡んだ陰謀である、という論説がある。この論説は水道水フッ化物添加についての議論の一部をなしている。
冷戦やらせ説
冷戦がやらせであるという陰謀説。ロックフェラーがソビエト連邦を支援した。この論説によれば、独占資本主義と共産主義は、ロックフェラーによる、地域文化を考慮した市場の独占を目的とした戦略である。 また、ロシア革命の段階からロックフェラーが支援したとする説もある。
ロックフェラーは「競争は悪」「消費者に利益を還元する必要はない」と言っていたとされる。
この説の論者は独占資本主義と共産主義は、独占企業と国家という違いはあっても、1つの組織が市場を独占しているという点において本質的に同じものであると主張する。
キャロル・キグリーが新世界秩序の内部からこのことを暴露したとされる。
世界統一政府陰謀説
詳細は太田龍、古歩道ベンジャミンをそれぞれ参照
世界統一政府(One World Government)は予定されている。
この説は次のような内容である。
首都はエルサレム 言語は英語 通貨はドル 人口は25億人 支配層はロスチャイルドやロックフェラーなどの財閥当主 宗教はルシファー信仰の一神教 度量衡はメートル法
世界統一政府を樹立するための方法には次のような方法があるとされている。
国連などの国際機関の機能を徹底的に強化していくという方法。常設の国連軍を作れば、それに伴い国連の他の機関も強化していかなければならなくなる。
第三次世界大戦を意図的に引き起こし、反戦ムードを盛り上げ、国家があるから戦争が起こるという主張を行うという方法。
アメリカによって世界を軍事的に征服する。アメリカの軍事力は圧倒的であり、世界対アメリカでもアメリカが勝つと言われているほどである。
電離層に、「実際には存在しない」UFOなどの映像を投影し、「実際には存在しない」宇宙人による侵略に見せかけ、全世界の団結を訴えるという方法。- ↑ ユースタス・マリンズ 『カナンの呪い』 成甲書房 2004年