サトノダイヤモンド
サトノダイヤモンドとは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは2010年代後半に活躍し、馬主であるセガサミーホールディングス会長・里見治氏に初めてのGⅠタイトルをもたらした競走馬『サトノダイヤモンド』号。
合言葉は、「みんなが私の勝利を信じてる。だからダイヤは、輝きます!」
目次
プロフィール
- キャッチコピー:芯の強さはダイヤ級!ジンクスに挑むお嬢様|
- 誕生日:1月30日
- 身長:158cm
- 体重:増減なしですよ?
- スリーサイズ:B87・W54・H84
- 靴のサイズ:左右ともに21.0cm
- 学年:中等部
- 所属寮:栗東寮
- 得意なこと:約束を忘れないこと、クレーンゲーム
- 苦手なこと:雨、人混みを歩くこと
- 耳のこと:透明感のあるツヤを常に纏っている
- 尻尾のこと:至高の触り心地(キタサンブラック・談)
- 家族のこと:父は名士であり、ウマ娘界の慈善家でもある
- ヒミツ:①お父さまからもらったジュークボックスが宝物 / ②ラーメンが上手くすすれない
- 自己紹介:サトノダイヤモンドと申します。最初から決まった運命なんてありません。未来は、私の走りで輝かせてみせます!
- CV:立花日菜
ある資産家の家に生まれ、愛情たっぷりに育てられた箱入りウマ娘。そのためか、世間知らずな一面を覗かせることも。素直でおっとり、お嬢様然としているが、その内側にはダイヤモンド級の意思の強さが秘められている。ジンクスを破り、家族の夢を叶えるため、今日も彼女は挑戦する。 ([[ウマ娘ポータルサイト>https://umamusume.jp/character/detail/?name=satonodiamond]]より)
概要
メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬であるサトノダイヤモンドをモチーフとする。
後述の通り史実のサトノダイヤモンドが2億円で取引された超良血馬でオーナーもセガ代表取締役会長である里見治氏という日本有数の資産家であることから箱入り娘のお嬢様という設定(馬主名義は2017年の馬主事業法人化に伴い、「株式会社サトミホースカンパニー」に変更)。
この辺りを反映してか実家の「サトノ家」は資産家と設定されており、メジロマックイーンの育成ストーリーではUFOキャッチャーを筐体ごとプレゼントしてくれる。後に一コママンガにて自宅に筐体があることが発覚しており、ゲーム関連の企業などを経営しているのかもしれない。
また、里見オーナーはサトノダイヤモンドが出てくるまで良血馬をいくら買ってもGⅠを取れないジンクスがあったことを反映してか「ジンクスを破り家族の夢を叶える」ことが目標とされている。
それもあってか、どんなことにでも「やってみなければ分からない」と臆さず挑戦してみるという姿勢の持ち主。 しかし若干世間知らずで素直なため、ゴールドシップの意味不明な提案を本当に実行してしまい、当のゴルシからも「なんてやべーやつなんだ」と引かれるほどの常識破りな行動(ゴルシ特攻ぶり)を随所で発揮している。
サトノグループ・サトノ家
URAへの運営協力や慈善事業といったレース文化の発展に貢献している、『ウマ娘』世界でも有数の一大コンツェルン。メジロ家と比べるとまだ歴史の浅い新興の家系ではあるが、競争ウマ娘界の発展に並々ならぬ力を注いでいる一家。
ただ、新興ということもあって実際にレースで成績を出した者がいなかったようで、**「一族の中からGⅠを勝利する名ウマ娘を輩出する」**ことを何よりもの大望としている。そしてその一族の悲願を成就せんと一家の期待を一身に背負っているのが、サトノダイヤモンドである。 一族もダイヤには相当な期待をしているのか、ゲーム版のストーリーにおいては**トレーナートライアル**と称して選抜レースの後に一人ずつ個人面談を行うなど、彼女のトレーナー選びには細心の注意を払っていたことが窺える。
なお、メジロ家とは中々良好な関係を築いているらしく、劇中ではダイヤの母がマックイーンに直接試験官を依頼している。マックイーン側もサトノ家の事情に詳しかったりと、両者共にお互いの家風には詳しいようだ。
容姿・デザイン
自身の名前の由来となった(後述)ダイヤモンドを象った流星が印象的なロングヘア。色白なことも相まって深窓の令嬢といった雰囲気である。
- 勝負服
勝負服は黄緑色・萌え袖・長裾の豪奢なドレス。ドレス系勝負服の中で一番裾が長いのだが、一番の特徴はフリルや刺繍等の装飾の多さだろう。モチーフ元が高額取引馬ということを反映してか全ウマ娘中でも屈指の豪華さであり、名前通り首には大粒のダイヤまであしらわれている。 この勝負服の初登場となったゲーム版では、サポートカードで部分的に見えていた時から「作画コストがヤバイ」と言われていたが、実装が発表された時は**簡略化無し**であることが判明し「サイゲの執念を感じた」という賞賛と「スマホが爆発するかも」という心配の声が同時に上がった。
アニメ版
Season2
- 誕生日:1月30日
- 身長:135cm
- CV:立花日菜
純情可憐なお嬢様。 物腰柔らかな言動に反して、精神は頑固。 メジロマックイーンの大ファンで出走するレースは必ず応援に駆けつけている。 キタサンブラックとは親友でありライバルであるとも思っている。 ([[アニメ公式サイト>https://anime-umamusume.jp/character/]]より)
キタサンブラックと共にアニメSeason2に登場、出番自体はキタサンブラックよりかは少ないとはいえ、基本的にはいつも2人一緒に行動をしている。キタサンブラックのことを「キタちゃん」と呼んでおり、当の本人曰く「ライバルで一番の友達ですっごく大事な子」として認識されているらしい。絆創膏を持ち歩いていたり座るときは正座だったりと要所要所で育ちの良さを感じられる場面も見られる。
前述の通りマックイーンの大ファンだが、天皇賞で彼女を打ち負かしたライスシャワーに対して泣きながらも拍手を送るなどレースへの礼儀もこの時点で持ち合わせている。
アニメ最終話では成長した姿で登場。トレセン学園に入学した直後の話が1stアニバーサリーのショートアニメで描かれた。キタサンブラックもそうだが、短期間で[[どことはいわない>ロリ巨乳]]が憧れのマックイーンを悠々追い抜くほど成長している。
ゲーム版
キタサンブラックとともに成長した姿で2021年3月30日よりSSRサポートカードが実装。育成ウマ娘としては2022年3月7日に実装された。特に育成ウマ娘の方は、1周年で育成参戦となったキタサンブラックのピックアップ期間直後の実装であった為「**キタサンで使い果たして石がもう無い。サイゲは鬼か**」という嘆きがそこかしこから聞かれた。
育成ウマ娘
☆3[[[Natural Brilliance>Natural_Brilliance]]]サトノダイヤモンド 2022年3月に実装された☆3育成ウマ娘。 詳細は該当項目にて。
- 固有スキル
晦冥を照らせ永遠の耀き 最終直線に入ったとき好位置につけていると強い意志で速度が上がる、先頭が近い場合はすごく上がる
読みは「かいめいをてらせ えいえんのかがやき」。「晦冥」は暗闇のこと。 逃げ以外なら安定した発動が見込めるが、タイミングが最終直線突入時のため適性通りの差し、または効果が上がる先行での運用がおすすめ。
- 固有二つ名
願い叶える宝石 育成ランク[S]以上のウマ娘(レンタルでも可)から想いを継承し、菊花賞、天皇賞(春)、ジャパンカップ(シニア級)を勝利し、有馬記念を二連覇する。 -URAファイナルズやアオハル杯では、**菊花賞、クラシック級の有馬記念、天皇賞(春)の目標着順が3着以内となっている**ことと、**シニア級JCが目標レースではない**点に注意。称号を目指す際にはシニア級JCの予約を忘れないように。
- サポートカード
SSR[その背中を越えて]サトノダイヤモンド ストーリーイベント「Brand-new_Friend」の開催と同時に追加されたサポートSSR。タイプはスタミナ。 イラストのレースは下記動画にある2016年の有馬記念がモチーフになっている。
連続イベントでは名前に因んでレアスキル**「鋼の意志」**が入手可能。 …しかし、**ストーリー中のイベントで貰える上に実装時点では金スキルの中でも屈指の弱スキル**であるため、かなり残念なことになってしまっていた。**というかこれのせいで実装当時は[[エアシャカール>エアシャカール(ウマ娘)]]以上のガッカリ扱いされていた**。
彼女の真価は**高い初期絆ゲージと得意率アップによる友情トレーニング発生率の高さ**であり、スタミナを安定して大きく伸ばすことができる。 スキル目的ではなく、スタミナを盛る目的で([[スーパークリーク>スーパークリーク(ウマ娘)]]を入れることは前提で)2枚目以降のスタミナサポートとして選択肢に入るサポートカードである。
特にチャンピオンズミーティングでは弱いモブが皆無なため競り合いが頻発し、**競技場用程度のスタミナだとほぼ確実に途中で脱落してしまう**ため、彼女の評価が大きく上がることになった。 また、1周年のアップデート時の調整で、残念扱いだった鋼の意志が強化。スタミナを盛る編成ではまだまだ活躍の場があると予想される。
SSR[SPECIAL DREAMERS!!]サトノダイヤモンド 1st Anniversaryキャンペーン**にて、ログインボーナスと記念ミッション第2弾の報酬として配布されたSSRサポート。タイプは賢さ。
競走馬「サトノダイヤモンド」
2013年生まれの牡馬(16世代)。父ディープインパクト、母マルペンサ、母父サザンヘイロー。 管理は栗東・池江泰寿厩舎。 主戦騎手はクリストフ・ルメール。 主な勝ち鞍は2016年きさらぎ賞・神戸新聞杯・菊花賞・有馬記念、2017年阪神大賞典、2018年京都大賞典(川田将雅騎乗)。
日本最大の競走馬牧場であるノーザンファームに生まれ、父はもはや説明不要の名馬、母も現役時代アルゼンチンのGⅠを3勝した名馬、そして母父も種牡馬としては南半球を中心に大成功を収めた「南半球のサンデーサイレンス」という、生まれながらどころか、交配が決まった段階からGⅠ制覇を期待されるような良血馬。額の流星をダイヤモンドに見たて、冠名の「サトノ」と組み合わせて名付けられた。
セレクトセールという選りすぐりの馬だけが上場を許される競り市で2億2140万円で購買され、三冠馬オルフェーヴルを管理した池江泰寿調教師の元で管理されるという日本の競走馬としては最高のエリートコースを歩む。 2015年、同年にミルコ・デムーロと共に日本での通年騎乗免許を取得したばかりだったクリストフ・ルメールを鞍上にデビュー。他にも高額出走馬が出走していたため「(総額)5億円対決」と称されたデビュー戦を楽勝すると、3戦目のきさらぎ賞で再度5億円対決を制し、2016年のクラシック戦線に乗り込む。 クラシック戦線では皐月賞は直線で不利を受けてディーマジェスティの3着に敗れ、日本ダービーは落鉄の影響もあってか僅か8cmの差でマカヒキに敗れ2着。不運な敗戦で春2冠を逃したものの、秋はトライアルの神戸新聞杯を勝ち、優先出走権を得て挑んだ菊花賞を勝利。また、ルメールもこれが菊花賞初勝利となった。有馬記念ではキタサンブラックを破りGⅠ2勝目を挙げ、関係者の大きなの期待に応え最優秀3歳牡馬を受賞した。
2016年12月25日 中山競馬場
実況:塩原恒夫(フジテレビ)※このレースをもって競馬実況引退 この時の勝利インタビューでルメール騎手が涙ながら語ったフレーズはゲームにも登場する。気になる方は調べてみるといいだろう。
4歳時の2017年では天皇賞(春)でキタサンブラックと2度目の対決となったが、終始外を回らされるコースロスが響いて3着。秋は凱旋門賞にも挑戦したが敗退。 5歳時の2018年、ジャパンカップ(ジョアン・モレイラ(ブラジル)騎乗)ではルメール騎手が騎乗した三冠牝馬アーモンドアイのレコードタイムの前に6着と敗れ、有馬記念(ブレントン・アヴドゥラ(オーストラリア)騎乗)を最後に引退して種牡馬入りした。
フランス遠征後には精彩を欠いてしまったとはいえ、引退までに8億6,512万円の賞金を稼ぎ、「高額取引馬は走らない」というジンクスを打ち破った。(余談だが、新馬戦ときさらぎ賞で対戦した5億円対決の相手馬もオープンまで勝ち上がっており、高額取引馬の中では走った方である)
なお史実だとキタサンブラックとは1歳違いで、双方の父親が全兄弟である。 サトノダイヤモンドが高額取引馬なのに対し、キタサンブラックは350万円程度の格安馬だったが、馬主に念願のGI勝利を届けたという共通点がある。
- 池江泰寿
父池江泰郎は調教師としてメジロマックイーン、ステイゴールド、ディープインパクトなどを手掛けた。泰寿も調教助手時代にステイゴールドを担当している。 伯父の池江敏郎はオグリキャップの担当厩務員。 管理馬としてはドリームジャーニー・オルフェーヴル兄弟、トーセンジョーダン、ミッキークイーン、アルアイン、ペルシアンナイトなど。
余談
「若い」ウマ娘
発表時点ですでに亡くなっていたり、プロジェクトの長期化でアプリリリース前に亡くなってしまった馬も多い中で、2013年生まれで現時点では現役を退いているモデルとなった競走馬の中では最も若い。 2021年3月30日の実装時点では2016年のクラシックで覇を競った**同期のダービー馬マカヒキに至っては未だに現役馬**である。2021年には8歳という年齢もあって限界説も囁かれる中、京都大賞典で5年ぶりの勝利を収めている。 また、サトノダイヤモンドの最後の重賞勝ちは2018年10月のGⅡ京都大賞典と、**アニメウマ娘一期の放映後まで現役バリバリ**であった。 さらに言えば同期のダービーで4着だったエアスピネルも現役馬だったりする。
また種牡馬としても初年度産駒は2022年にデビュー予定と、競走馬として現役を退いたとは言え、経済動物(種牡馬)という意味では現役の第一線にある馬である。
それを除いたとしてもオーナーが**ゲームとしてのライバル企業であるセガサミー会長**と言う事でも意外な選択肢であった。
なお、実装時点では最年少だったが、まさかの**現役馬**から[[デアリングタクト>デアリングタクト(ウマ娘)]]が登場したことにより次点となった。
略称
サトノでもダイヤモンドでも全く区別が付かないため、競馬ファンからは主に「サトノダイヤモンド」を略して「サトイモ」と呼ばれている。ウマ娘の方でもこの呼び方をするプレイヤーは多いが、字面から蔑称と受け止められることもあるので気を付けよう。
SNS等での扱い
SNS上などでは「トレーナーへの愛が重いウマ娘」として表現されていることが多々見受けられる。[[規約> https://umamusume.jp/sp/derivativework_guidelines/]]を守って度を超した表現をしないようにしたい。またこの規約を盾にして作者へ誹謗中傷をするのはもってのほかである。
そのほかにドンモモタロウ同じ扱いをされたり、サトノダイヤモンドの前でゲームの話をしてはいけない(特にセガ以外)という風潮などがある。
関連項目
凱旋門賞出走組
- みなみとますお:アニメSeason2で仲良くなっていた相手。アプリ版でも知り合っていたことが示唆されている。
- クリストフ・ルメール:史実における主戦騎手。