日本聖公会松本聖十字教会

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日本聖公会松本聖十字教会(にほんせいこうかいまつもとせいじゅうじきょうかい)は、長野県松本市開智の登録文化財。

カナダ人宣教師フランシス・ウィリアム・カリシス・ケネディ等により市内大名町に建てられた明治時代の木造平屋建教会で、南面し急勾配の切妻屋根に赤瓦葺で、鐘塔付き玄関を南東側に建てる。外壁はモルタルリシン吹付で、内部は三廊式平面で小屋組はシザーズトラス(鋏梁)、中央に天井高のある礼拝堂と祭壇を設け、身廊側面と窓に尖頭アーチを用いたネオゴシック様式を基調とする。祭壇の屋根に絵様付木鼻を付す等の和様化された独自意匠もみせている。昭和32年に現在地へ移築され併せて増築され、平成23年の東日本大震災で被害を受けるも修復され、令和3年文化財に登録された。