勇者警察ジェイデッカー
『勇者警察ジェイデッカー』(ゆうしゃけいさつジェイデッカー)は、1994年(平成6年)2月5日から1995年(平成7年)1月28日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全48話が放送された、サンライズ製作のSFロボットアニメ作品。およびその主役ロボットの名前。1990年代を代表するロボットアニメシリーズである「勇者シリーズ」の第5作。
勇者シリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第4作 | 勇者特急 マイトガイン |
1993年1月 ~1994年1月 |
第5作 | 勇者警察 ジェイデッカー |
1994年2月 ~1995年1月 |
第6作 | 黄金勇者 ゴルドラン |
1995年2月 ~1996年1月 |
目次
ストーリー[編集]
友永勇太は小学4年生。実はみんなに絶対ナイショの友達がいた。それは警視庁がハイテク犯罪に対抗するため製造中の新型ロボット、デッカード。工場に忍び込んだ勇太と出会い交流することで、心を持ったロボットとなったのだ。だが、お披露目前日、デッカードは今までの記憶は全て消去されてしまうことを告げる。
記憶を消されたデッカードのお披露目パレード当日、死の武器商人がデッカードを奪いにきた。電源を落とされ抵抗できないデッカードが奪われそうになったそのとき、勇太の叫びに反応してデッカードは記憶を取り戻し自ら起動。本来想定されていた数値以上の能力を発揮し、犯人を逮捕した。その事実を重く見た警視総監冴島十三は、特例として勇太を世界初の少年警察官に任命する。勇太はデッカードはじめ刑事ロボたちのボスとなり、特殊刑事課「ブレイブポリス」として難事件に立ち向かう。
概要[編集]
特徴[編集]
所謂「高松勇者三部作」の二作目にあたる本作品は、ロボット同士のバトルに重点を置いたトランスフォーマー的な要素が多かったこれまでの作品から一転し、物語の主設定を『戦い』から『日常生活』に重点を置いた内容となっている。
地球外生命体であったエクスカイザーとファイバード、地球という生物による抗体(対防御システム)であるダ・ガーン、個人所有による戦闘ロボットのマイトガインは、全て特定の組織との戦闘を主軸としてストーリーが進んでいた。しかし、ジェイデッカーでは前作・マイトガインの最大の問題点であった『ロボットキャラクターの没個性化』の反省を取り入れ、ストーリー構成に勇者を積極的に加えることになった。
こうした描写は同時に「人間の心」を描くことでもあり、本作品において出された「善も悪も内包していてこそ人の心である」という結論は、「勧善懲悪の否定」という高松勇者三部作共通のテーマの一つの答えでもある。
作劇面[編集]
本作品では勇者が「地球の公的機関所属の存在である」という設定が組み込まれた。
また舞台が警察という事で、オープニングや各勇者のニックネームなど、随所に『太陽にほえろ!』をはじめとした実写刑事ドラマ諸作品を意識した要素が織り込まれている。
前作『勇者特急マイトガイン』で登場した「超AI」をより深く考察し、「心を持ったロボット」一体一体に葛藤や苦悩が用意され、人間と同じように壁にぶつかり、成長していく姿が過去のシリーズ以上に繰り返し描写されていた。この為、デッカード以外のロボが主役を張るエピソードも多い。これは前作『マイトガイン』や前々作『伝説の勇者ダ・ガーン』ではほとんど見られなかった要素である。
その結果、AIを持ったロボットと少年の触れ合いも前作と比べて深く洞察されており、特に超AI関係では、前作では一話だけのサイドストーリー的な物[1]だったのが、本作品では物語全体を左右する重大事項として位置付けられ、特に物語終盤にて大きな意味合いを持つ事となる。
そして刑事ドラマ的な要素としてはジェイデッカー以外の全ての勇者シリーズに共通する、ロボットアニメにつきもののシリーズ全般を通して登場する特定の敵組織や最終目的[2]が存在せず、一つの事件に対し一話完結が多い点も挙げられる。その一方で、25話『デッカード殉職』 - 29話『合体! ファイヤージェイデッカー』など、最終局面である4クール以外に一つの事件に2話ないし数話を要したり、10話『影の刑事』など過去の事件が後々の事件に多大な影響を与える伏線を持つなど、全体としてシリーズ中もっともストーリー性の深い話が多くなっている。
ロボットの個性化[編集]
合体後に意識が融合していた前作までの合体ロボと異なり、今作では合体しても各単体ロボの意識は残ったままであり、話し合うことも可能。喧嘩と仲裁ができるほどの自由度の高さも特徴の一つと言える。
またシリーズとしては初めて、勇者全員が英語・日本語を別に同じ単語を使用しない、個性味溢れる名前を使用している。この内デッカードやマクレーンなど、一部の勇者には映画やドラマなどの刑事の名前が使われている。
その為本作品ではシリーズ中では珍しく、全勇者の名前に共通項が見られないという特徴をもつ。本作品以外での登場勇者全員の名前は、チーム名[3]または兄弟名[4]などである一定の共通点を持っている事が多いのと好対照と言える。
これら勇者ロボの個性化は、後々の代においても多大な影響を与えており、ジェイデッカーのロボット人物像については歴代最大の評価を受けている。
評価[編集]
シリーズ中でも高いレベルにあるドラマ性や、各勇者に焦点を当てたエピソードの数々などは現在でも評価が高く、また児童層からの人気も高かった。
しかし、ドラマ性を強くしたために「子供向けとしてはやや難解である」という指摘もあり、主人公であるはずの勇太が不在でもドラマが成立することが多く、一年を通じて「少年と勇者ロボたちの物語」であったかどうかには疑問を呈する声もある。
登場人物[編集]
- 友永勇太 (声:石川寛美)
- 本作の主人公。小学四年生。遊んでいる際に偶然開発中のデッカードと出会い、彼と交流を深めていく中で彼に心を目覚めさせる。その事もあって世界初の少年警察官(警部)に任命され、警視庁ロボット刑事課「ブレイブポリス」のボスに任命される。多少、泣き虫な所もある。名前の由来は友(friend)よ永く(forever)勇気(brave)を太く(heavy)という言葉からきている。ちなみに前作が『マイトガイン』だったため舞人と顔が似ているが(『ガンダムX』も)これは監督やデザイン者の発想の問題である。
- 冴島十三 (声:大友龍三郎)
- 警視総監にして、ブレイブポリスの発案者。正義を強く愛する一方で、デッカードに心を与えた勇太を警察官に任命するなど常識や既成観念といったものにとらわれない柔軟な発想の持ち主(勇太を警察官にするためなら警察官採用基準を改めるとまで宣言したほど)。また、勇太も退いてしまうくらい「カッコイイかどうか」にこだわる。ジェイデッカーの初合体を見逃して拗ねた所を勇太に「子供っぽい」と評されたことも。派手にハネた前髪がトレードマーク。虎をこよなく愛する。
- 友永あずき (声:根谷美智子)
- 友永家の長女で勇太の姉。16歳の高校二年生。不在がちな両親に代わり家事全般をこなす。近所に住む柏崎という医学生に憧れている。少々天然ボケっぽく柏崎にカピアが取り付いている事すら気が付かなかった。あまり怒らないが怒ると怖い。口癖は「しくじりましたわ~」
- 友永くるみ (声:梁田未夏)
- 友永家の次女で勇太の姉。13歳の中学二年生。目立ちたがり屋で勇太とよくケンカをするが、基本的に仲良し姉弟である。
- うるにゃん
- 友永家で飼われているオスのネコ。レジーナの裸を見た事もある。話が進むたびに成長していて、猫は成長が非常に早いため、成長ごとに設定画が描かれていた。
- 尾上せいあ (声:石川悦子)
- 陸上防衛軍東北方面大隊第9師団を率いる一等陸佐。マクレーンに惹かれる。
- 君塚綾子 (声:くればやしたくみ)
- フリーのルポライター。取材でブレイブポリスを訪れて以来、事件現場や捜査現場でブレイブポリスによく遭遇する。ダンプソンに興味をもっている。ダンプソンを足代わりに私用した事も。
- 東一門 (声:岡和男)
- 警視庁副総監。かなりの堅物で、冴島とよく対立する。ブレイブポリスに対しても冷ややかな態度をとる事が多い(ブレイブポリスに心を与える事に反対していた)。しかし、犯罪を憎む心は誰にも負けない。カゲロウの超AI開発者・新庄健とは学生時代の友人で、カゲロウ事件の際は一人彼の足取りを追っていた。目を開け、立ったまま寝られる(CDドラマより)。
- 藤堂俊助 (声:塚田正昭)
- 日本におけるブレイブポリスの開発設計者。AIが心を持った事に冴島同様驚いていた。ガンマックスには「おやっさん」と呼ばれる。某有名刑事番組のボスとは一字違いである。
- レジーナ・アルジーン (声:宮村優子)
- 若くしてイングランドにおけるブレイブポリスの開発設計者。デュークの生みの親でもある。ブレイブポリス達と友達感覚の勇太や超AIに「制御された」悪を追求する新庄と違い、超AIに「絶対の正義」を求めていたがそれが間違いだと気付いてからは、勇太を一人の異性として意識する様になった。
- 新庄健 (声:曽我部和恭)
- かつて警視庁に所属していたAI技術者。正義の心を持った超AIを嫌い警視庁を去った後エクセレント社に寝返り、「制御された」悪の超AIを模索・研究する。病弱な体質らしく、時折咳き込むシーンがあった。出番は少ないながら、物語の重要なキーパーソンの一人。
- ビクティム・オーランド (声:子安武人)
- エクセレント社のAI技術者。詳細はビクティムの項目を参照。
- ノイバー・フォルツォイク(トニー・クルセイダ-) (声:飛田展男)
- エヴァ・フォルツォイクの息子。母親の復讐や勇太によって生まれた超AI打倒のため偽名を使ってエクセレント社へ潜り込み、チーフテンシリーズの開発に携わる。
- エヴァ・フォルツォイク (声:伊藤美紀)
- 超AIの原型になったAIコンピュータ『フォルツォイクロン』の開発者。超AIへの模索時に非合法な人体実験を行った罪で冷凍睡眠刑に処されるが、息子の手により開放される。この世界の全てのAIは彼女の製法によって製作されていたのだが、実はその内部には隠し回路「ハーメルンシステム」を秘匿しており、彼女らはそれを復讐に利用した。
- ハイジャス人 (声:曽我部和恭)
- 銀河警察として宇宙の監視者を名乗る宇宙人達。エネルギー生命体であるため実体を持たない。地球に来訪した当初は距離を置いて地球人を監視する立場をとったがその後態度を豹変させ、精神浄化(一切の感情を消し去る事)を実行しようとしたが、カピアの介入や勇太達ブレイブポリス達の捨て身の説得によりいずことなく去った。
- カピア (声:山崎たくみ)
- かつてハイジャス人によって精神浄化を受けたドーラル星系第6番惑星出身の宇宙人。ドーラル星系第6番惑星が宇宙のどこにあるのかは設定がなかったのか描かれていない。彼自身は偶然にも外宇宙を旅していたので精神浄化を免れた。地球に来た時、柏崎の肉体を借りた格好になりそれが証拠に柏崎はネコが嫌いなのに平然と「うるにゃん」を抱いているシーンがあることから、この事実を推測する事ができる。最後は全壊したビクティムの魂と共に地球を去っていった。
超AIロボット ブレイブポリス・BPナンバーズ[編集]
マイトガインから続く純然たるロボットであり、勇者という概念が存在せず、最後までその名で呼ばれる事はない[5]。 また、××刑事という名称は劇中・ゲーム共に通称として呼ばれることは無い。
ブレイブポリスは直訳して『勇気ある警察』である。その名の如く、全員がそれぞれの『勇気』を誇りとして捜査にあたっている。
ナンバーは13機登録されていたが、うち5機は大破してしまっている(復活出来たかどうか劇中では言及していない)。このような、勇者が途中でいなくなるのは今作品が最初である(ブラックガインは、超AIが無事だった為に最終話にて復活が確認)。
機体そのものは2020年以前から開発され、超AI採用の関係で誕生時期がばらついたものと思われる。
BP-100ナンバーズ[編集]
- 特徴的構造:サポートメカによる巨大合体。及び巨大合体同士の複合合体。
- 特徴的難点:全体的に合体前の個体での出力が弱い。単体の飛行能力不可。
- 主な活動場所:市内での戦闘。及び一般市民の安全確保等。
変形機体は環境下で捜査の応用が聞く四輪駆動車系。リーダー機として開発されている為基本スペックは他のメンバーより高めであり、トレーラー型のサポートメカが与えられ緊急時には巨大化が可能。
基礎性格が真面目な為、信じるものに対しては命をかけて守り抜く、まさしく勇気ある者と言えよう。その分、真面目が度を越える事がしばし起きる。
- 形式番号 BP-110型 勇者刑事デッカード(声:古澤徹)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- ブレイブポリスのリーダー。シボレー・コルベット((C4型)風のパトロールカーから変形。開発途中に友永勇太と出会う事によりAIに変化が起き、心を有する超AI搭載機体になる。この誕生のメカニズムは今だ解明されていないが、心という重要性に警視庁上層部はデッカード以降に作られる全ての超AIを有するロボットの雛形として普及していく事になった。勤務時間外は友永家の駐車場に間借りし、近所の住人から友永家の「友永パト吉」として親しまれている。
- 性格は実直かつ誠実、そして健気。悪く言えば優柔不断。ごねると家出する。一度殉職した他、ビームで全身を撃ち抜かれたり大規模な爆発に巻き込まれたり地下に半分埋まったりと、歴代主役勇者ロボの中でも重傷を負う頻度が高い。デッカールームにおける彼の席はリーダーの席として位置づけられているようで一時期デュークが狙っていた。名前の由来は、刑事の隠語「デカ」と映画『ブレードランナー』の主人公(元刑事)の名前とをかけていると思われる。
- データ
- 全高:5.12m
- 重量:2.15t
- 最高出力:3200馬力
- ビークルモード
- 全長:4.49m
- 最高速度:時速427km
- 装備
- 制式拳銃
- データ
- デッカード専用サポートメカ・ジェイローダー
- コックピットからの操縦、またはデッカード及び警察手帳からの遠隔操作で動く。内部にデッカードを収納可能。エクスカイザーのキングローダーからデザインが車らしくなっている分、変形行程は複雑になった。
- データ
- 全長:13.32m
- 重量:9.34t
- 最高速度:時速385km
- 装備
- 後部ビーム砲×2
- データ
- 形式番号 BP-119型 騎士刑事デューク(声:森川智之)
- 開発設計者・レジーナ=アルジーン(イングランド)
- ブレイブポリスのサブリーダー的存在。トヨタ・エスティマ風の救急車から変形。性格は騎士道を重んじる英国紳士。先行する7体のブレイブポリスの長所を再検討する形で設計されており、出力・機動力ともに全メンバーを大きく上回る上、隠密回路を内蔵。とてつもなく高性能だからなのかプライドも高い。最初はブレイブポリスの面々とは溝があったが打ち解ける。レジーナによって「完全なる正義」を目指して性格付けされたせいなのか、レジーナを「レディ」と呼び忠誠を誓っている。ルームではデッカードの向かいのデスクに着く。一時期リーダー代理をしていたが、あまりの徹底主義ぶりに誰もついてこなかった。デッカードが復職してからは多少丸くなった模様。全話逆算すると純粋な製造年月日は一番下。
- 名前は『太陽にほえろ!』の金田賢一が演じた島津公一巡査(通称・デューク)に由来。
- データ
- 全高:5.17m
- 重量:3.17t
- 最高出力:5200馬力
- 救急車形態時
- 全長:4.75m
- 最高速度:時速470km
- 装備
- 制式拳銃
- 両刃剣
- データ
- デューク専用サポートメカ・ファイヤーローダー
- 消防車形サポートメカ。デュークと合体したままこの形態をとることも可能。消防車なので火も消せる。
- データ
- 全長:13.16m
- 重量:11.43t
- 最高速度:時速385km
- データ
各・合体形態名[編集]
- ジェイデッカー(:古澤徹)
- 勇太の指令でデッカードが胸部、ジェイローダーが胴体となって合体した勇者。内部にコックピット(デッカード運転席)を持ち、非常時はそちらからコントロール可能。頭部マスク内部にデッカードの顔が移動しており、合体完了直前にその位置関係を見て取ることが出来る。シリーズでは初めて、剣を武器に持たない1号勇者ロボ。名称は「日本(JAPAN)の刑事(デカ)」→「J刑事」→「ジェイデッカー」と転じて命名された。
- 超AIが心を持った為にデッカードに数値以上の性能を与えたが、同時にジェイローダーとの合体プログラムが呼び込みできない問題を生んだが後に解消される。なお、合体には合体指令が必要だが、必ずしも音声認識は必要ない模様。前作まで当たり前に行われてきた1号ロボのパワーアップ合体が出来ないといった事態に対し、心の力で乗り越える演出はこれ以降今作品の多くの場面で見られる事となる。
- データ
- 全高:18.16m
- 重量:11.49t
- 最高出力:12900馬力
- 装備
- 電磁警棒
- ジェイバスター
- データ
- マックスキャノンモード
- マックスキャノンを装備した形態。威力の調整も可能であり、タイガーファングに比べて機動性・汎用性に富む。
- 救急合体デュークファイヤー(声:森川智之)
- 勇太もしくはレジーナの指令でデュークが左右に分割され両腕に、ファイヤーローダーがその他の部分になって合体した勇者。所謂『イギリスの兵隊さん』を思わせる頭部が特徴的。ジェイデッカーを上回る戦闘力を誇る。両腕になってるはずのデュークの顔がなぜか頭部に移動しているという不可解さを持つ他、消防モチーフなのに必殺技が水ではなく、火を扱うといった矛盾した面も持っている(なお、現実には火を火で消すという方法もある)。
- データ
- 全高:18.55m
- 重量:14.6t
- 最高出力:21200馬力
- 装備
- ファイヤーソード
- ファイヤーバスター(色違いのジェイバスター。性能は同じ)
- データ
- 大警察合体ファイヤージェイデッカー(基本人格:デッカード(声:古澤徹))
- 勇太の「ブレイブアップ! ファイヤージェイデッカー」の指令でデュークファイヤーが頭・胸・腕・足の強化パーツとなってジェイデッカーと合体した勇者。名前に「グレート」が付かない主役勇者強化形態はシリーズ初であるが、劇中では冴島の試案で「グレートジェイデッカー」の名称も挙げられ、撤回されているという描写がある。合体前と比べ約3倍のパワーを持つ。
- デッカードが直前に殉職したこともあり、合体プログラムに不確定要素が生まれ、合体成功率五万分の一の確率で、失敗するとデッカードかデュークいずれかの人格が破壊されてしまう危険性があったが、合体ハイパーチーフテンとの戦いに際し合体を成功させた。調子が悪いと、頭を叩いてなんとかするという荒業を持つ。
- 合体後、デュークの頭部はどこにあるかということが一部のファンの間で話題となっている。
- ちなみに、本編中最後の活躍はビクティムに完敗という、いささか不名誉なものだった。(この際ファイヤーソードが砕かれているため、その後のデュークファイヤーは剣を持っていない)
- 余談だが、歴代のグレート系勇者の中では最小のサイズであり、最大サイズのグレートエクスカイザーとは10m近い体格差があり、最大サイズのコアロボであるガイガーとは、ほぼ同じ大きさである。
- データ
- 全高:22.3m
- 重量:26.09t
- 最高出力:39800馬力
- 装備
- ファイヤーソード
- ジェイバスター
- 必殺技
- バーニングファイヤーソード
- ファイヤーソード・ローリングサンダー
- データ
- ファイヤージェイデッカー・マックスキャノンモード
- マックスキャノンを装備した形態。
BP-300ナンバーズ[編集]
- 特徴的構造:複数のロボットによる複合合体。サポートロボが無い分、単体の出力はシリーズ最高クラスを誇る。
- 特徴的難点:合体構造上により、防御力が劣る。
- 主な活動場所:災害現場の撤去作業。
建設車両系の機体で構成され、通称はビルドチームと呼ぶ。当初配備された3体は意思を持たなかったが、ガイゾナイト事件に伴う心の重要性を説かれ超AIの採用が決定。自我を持つと同時に、自分で自分の名前を考案したという経緯がある。機体の設計構造上、BP-500ナンバーズに見られるような特殊作業技術には向いていない。
全員の名前はそれぞれの変形機体に由来。初期3体はデッカールームの建造に関与。結果がどうであれ、全員、女性に縁がある。
- 形式番号 BP-301型 コンバット刑事マクレーン(声:置鮎龍太郎)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- クレーン車から変形。クセの多いビルドチームのリーダーを務め、性格は冷静沈着で真面目だが、ナンバーの特徴か、切れると力押しに走る。また、尾上せいあとの関係は並々ならぬものがある。博愛精神をモットーとし、まずは冷静に話し合うのを良しとする。名前の由来は、クレーンと映画『ダイ・ハード』シリーズの主人公(現職刑事。性格も髣髴とさせる描写がある)の名前をかけていると思われる。
- 一人称は「私」。
- データ
- 全高:5.1m
- 重量:5.6t
- 最高出力:6220馬力
- クレーン車形態時
- 全長:6.24m
- 最高速度:時速298km
- 基礎装備
- 制式拳銃
- ショットガン(ベンチレート弾、炸裂弾、スタン弾等のグレネード弾頭も使用)
- データ
- 形式番号 BP-302型 カンフー刑事パワージョー(声:山崎たくみ)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- パワーショベルから変形。血気盛んでお調子者だが困った人を見ると気になってしょうがないお人好し。勇太のクラスメートである子供達にとても慕われており、自身も彼らから勇気をもらったこともある。チーム内部のムードメーカーであり、仲間の間を立ち回り、暗い雰囲気から立ち直る要素を作っている。変形の過程で脚部を切り離し再合体する構成になっており、この機構を利用して窮地を脱したことも。超AIを搭載した看護婦ロボット・ルーア(実際には幻影)に恋をしたが、その思いは心の中で生き続けている。
- 一人称は「俺」。
- データ
- 全高:5.07m
- 重量:4.79t
- 最高出力:5970馬力
- 全長:3.18m
- 最高速度:時速309km
- 基礎装備
- 制式拳銃
- トンファー
- ヌンチャク
- データ
- 形式番号 BP-303型 レスラー刑事ダンプソン(声:星野充昭)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- ダンプカーから変形。頑固・堅物・生真面目の3拍子そろった性格だが、恋は一途で純情。とある事件で知り合ったルポライターの君塚綾子には振り回されっぱなしで、よき凸凹コンビともいえる。口癖は「自分は~であります!」。覆面ロボットレスラーとして地下ロボットプロレスに参加したこともあるが、主催者にはバレバレだった。
- 一人称は上記の通り「自分」。
- データ
- 全高:5.03m
- 重量:6.72t
- 最高出力:7300馬力
- ダンプカー形態時
- 全長:6.0m
- 最高速度:時速282km
- 基礎装備
- 制式拳銃
- ダンベル(使用回数は少ないが、ダンプソンの象徴でもある)
- データ
- 形式番号 BP-304型 サッカー刑事ドリルボーイ(声:結城比呂)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- 第二次ブレイブポリス計画に当てはまらない事から、第一次ブレイブポリス計画の最終機と思われる。先行する3体とは異なり、当初から超AIの採用と名称は決定していた。ドリル戦車、ドリルジェットと三段変形する。新素材ブレイブニウムγ製のドリルを装備する為か、登場時はデューク同様かなり生意気。その主な理由は地底人事件によりロールアウトまでに超AIの成長促進作業が間に合わなかった為。それ故に子供っぽく、無邪気で世間知らず。ブレイブポリスではデッカードの次に勇太と仲が良い。
- 一人称は「僕」
- データ
- 全高:4.63m
- 重量:3.15t
- 最高出力:7300馬力
- ドリル戦車形態時
- 全長:4.63m
- 最高速度:(地上)時速294km (砂地中)時速54km (岩盤)時速27km
- ドリルジェット形態時
- 全長:4.63m
- 最高速度:時速3270km
- 基礎装備
- 制式拳銃
- 脚部マシンガン
- サッカーボール
- サッカーボム(上記のサッカーボールの爆弾版。外観は同じ)
- データ
各・合体形態名[編集]
- 建設合体ビルドタイガー(基本人格:マクレーン(声:置鮎龍太郎))
- 勇太の「ブレイブアップ! ビルドタイガー」の指令でマクレーンが頭・胴体・右腕、パワージョーが左腕と脹脛、ダンプソンが両脚となり合体した勇者。人格を有した弊害か当初は合体に失敗していたが、それぞれが「自分の大切な者を守る」ために心を一つにすることで合体を成功させた。
- 火器管制及びメイン思考をマクレーン、運動制御をパワージョー、出力制御をダンプソンが担当し、全身を部位ごとに分担し機能している。なお、胸部の虎は冴島総監曰く「カッコイイから」デザインされた。名称は建設を意味するビルド(Build)と胸部のタイガーを掛け合わせたもの。ダンプソンの影響か、それともビルドと掛け合わせているためか、合体完了時にムキムキのボディビルのポーズ(ビルドアップポーズ)をとる。
- 合体構造上、銃器の類が装備されず(BP-100シリーズの場合サポートロボに収容されている)基本的に肉弾戦が主。
- データ
- 全高:18.08m
- 重量:17.11t
- 最高出力:19490馬力
- 必殺技
- タイガーキャノン
- データ
- 超建設合体スーパービルドタイガー(基本人格:マクレーン(声:置鮎龍太郎))
- 勇太の「ブレイブアップ! スーパービルドタイガー!」の指令でドリルボーイが胸、背中、足の強化パーツとなってビルドタイガーと合体した勇者。合体完了時、ビルドタイガーに輪をかけたムキムキビルドアップポーズを決める。パワーはジェイデッカーを大きく上回るも攻撃が全体的に大味である。
- 「タイガーファング」というジェイデッカーとの合体技が存在。右肩のタイガーキャノンにジェイバスターを差込み、パワーを直結させてビルドタイガーの胸部の虎の口から撃ち放つ大技である。ただし、燃費が激しく連続発射は難しい。
- 単独での必殺技は、胸部の虎の口から放つ「タイガービーム」。また、ビークルモードでの四重連形態(先頭からドリルボーイ、マクレーン、パワージョー、ダンプソン)を取り、敵に突撃する「タイガーギムレット」も強力。
- データ
- 全高:21.1m
- 重量:20.26t
- 最高出力:26790馬力
- 必殺技
- タイガーキャノン
- ドリルパンチ
- タイガーギムレット
- ビルドクラッシャー
- 外部装備
- ライアットガン
- データ
BP-500ナンバーズ[編集]
- 特徴的構造:通常画像以外のセンサー類を全て受け付けない隠密回路の装備。及び全ての電子機器ネットワークの侵入、それに伴う特殊作業行動。
- 特徴的難点:特殊状況下による訓練によっておこった、個体への精神的影響。
- 主な活動場所:特殊環境下における単独行動。
隠密行動を重視しているため、高いステルス性を与えられており、熱センサー・音響センサー・動体センサー・金属センサー・武器センサー等には反応しない。通常のビデオカメラか、隠密回路を搭載した超AIロボットのみが見つけ出す事が出来る。あらゆるネットワークにアクセスし、情報を収集することも得意。
BP-500ナンバーズは現存機も含め二体が製作された。現存するBP-501型は先行する試作機・BP-500X型のデータを元に改良。この事から、他ナンバーよりも慎重な設計と製作がされている。
その価値は他ナンバーとの合同捜査ではなく、単独の隠密捜査によって真意が発揮される。変形機体は場所を選ばない捜査環境に適応する為、様々な姿になる他段変形型であり、基本的に陸海空を選ばない。武装に関しても、ビームライフル等エネルギーを消費するものは存在するものの、通常は忍者刀・小刀・鎖鎌など補給の必要が無く、繰り返しの仕様が可能な武装を多用する事で機動性を高めている。
BP-500ナンバーズは勇者シリーズ初の忍者勇者であり、その人気の高さから次回作『黄金勇者ゴルドラン』から見受けられる和風勇者の火付け役でもある。和風ゆえに変形時に「チェンジ」ではなく「変化」と叫ぶが、この演出は彼らが初。
- 形式番号 BP-500X型 カゲロウ(声:中原茂)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- 覆面パトカー、翼竜、人型と三段変形が可能。正式なブレイブポリスではなく、あくまでシャドウ丸完成の為のプロトタイプであった為、シャドウ丸に対する配属前の訓練終了後は超AIを初期化し、他部署への配属を予定されていた。
- しかし、当の本人にしてみれば処刑と同然である為、超AIが初期化される前に脱走。その最中、正規配属されていた当時のメンバーと出会い、改めて心の存在についてを考えさせる結果となった。シャドウ丸による説得後、一時姿をくらますが、生みの親である新庄健により拉致。超AIを初期化されエクセレント社の新型空母アビスの頭脳として組み込まれた(機体は別AIを組み込まれ夜の街中で破壊活動を執り行なう)。
- 海中ルートを通り某国へ兵器として売り込まれる前に、ブレイブポリスとしての全ての任務を放棄し、単独で奪還しにきたシャドウ丸により意識を取り戻すものの、すでにアビスの航行システムは故障。彼を逃がした後、深海の奥底へと沈んでいくという壮絶な最期を遂げる。
- スタイルはシャドウ丸同様にトランスフォーマーのシックスショットの流用であるが、玩具的構造は別物である(シックスショットに翼竜形態は存在しない)。
- 名前の由来は『はかない命』を連想させる昆虫の『蜉蝣』でも、偽りの風景を見せる自然現象の『陽炎』でもなく、忍者のイメージを連想する『影』と『狼』から。決して、国民的有名な某時代劇の女忍者ではない。
- いわゆるゲスト出演枠であり勇者ロボではなかったが、その設定や性格、インパクトから数話登場であるにも関らず、ジェイデッカーの人気上位に入り、全シリーズ人気ランキングでも他のメンバーを押しのけて上位に入っている。
- その勢いは放送終了後もすさまじく、1998年に発売されたプレイステーション『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』以降、正式に勇者として復活を遂げる。
- データ
- 全高:5.4m
- 重量:不明
- 最高出力:不明
- 覆面パトカー:シャドウ丸とはテールスタビライザー等が異なる。
- 翼竜:シャドウ丸のジェット機モードに当る形態。
- 基本装備
- 忍者刀
- 鎖鎌(後にシャドウ丸に引き継がれたものと思われる)
- 手裏剣
- バルカン
- データ
- 形式番号 BP-501型 忍者刑事シャドウ丸(声:立木文彦)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- 覆面パトカー、ジェット機、警察犬、戦車、人型と五段変形を可能とする。
- カゲロウのデータを元に作られた、カゲロウの後継機。多くの媒体では、二人を『双子の兄弟』とあつかっているが、生誕は間違いなくカゲロウがかなり先であり、兄弟と呼ぶにはシャドウ丸はカゲロウのデータを元に新規技術を投下して誕生した存在である為、次代『黄金勇者ゴルドラン』の例を見て、世間一般的なロボットの親近関係から本当は『親子』なのではないかと一部では議論が上がっている(ドランとマリアの子供参照)。
- 勇太を「チビボス」と呼ぶ。そして、自分を狼と呼び犬と呼ばれると激怒する(警察犬なのに)。名台詞は『俺は犬じゃねぇ!』
- ニヒルな一匹狼を気取る性格をしているが、その根源には育て親、あるいは実親とも言うべき自身の試作機であるカゲロウを失った事へのトラウマが影響を潜めている。カゲロウ事件をきっかけに、友永家長女・友永あずきにだけは頭が上がらないとか、1人だけ他の刑事と合体できないのを僻むなど、意外と子供っぽく寂しがりやな面もある。警察犬だけに、犬小屋を与えられかけた事も。デッカールームのデスクはガンマックスの向かい側。任務柄、いない事が多い。
- 単独任務ばかりだが、BP-500以外に隠密回路を持つデュークとよくコンビを組む。ただし、放映当時にムック誌面などでデュークの回路搭載がほぼ認知されておらず(数年後に発行したデータムックで初めて知ったという人も少なくない)その理由については、当時謎とされていた。
- 形状及び玩具はトランスフォーマーのシックスショットの流用だが、食玩版のみトランスフォーマー放映時の物ではなく、新規の金型を使用(食品安全基準の変更等の諸事情により食玩版シックスショットの金型が利用不可能だった為らしい)。
- なお、玩具はハイジャス星人の力の寄与による六番目の変形、「大砲変化」も再現可能であるが、劇中では1回のみの変形であった。
- 名前の由来は、忍者のイメージの一つ『影』の英語読みであるシャドウと古風な日本人名で男性を意味する『丸』を掛け合わせた物。
- テレビシリーズでの彼の性格がカゲロウを失った事に深く影響している為、カゲロウが無事に正式配属となっている『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』と『新世紀勇者大戦』では、性格が大きく違うのではと推測されている。
- ロボット形態時
- 全高:5.4m
- 重量:3.2t
- 最高出力:4620馬力
- 覆面パトカー:最高時速427㎞で走行。
- ジェット機:偵察や追跡に適している。
- 警察犬:犬の一万倍の嗅覚を持つ。この形態で友永家に転り込んだ事も。
- 戦車:開発過程で火力不足が指摘されたため追加された形態。強力なビーム砲を持つ。
- 基本装備
- 忍者刀
- 手裏剣
- バルカン
- 鎖鎌(カゲロウの装備だと思われる)
- ライフル(終盤で使用)
- ロボット形態時
BP-600ナンバーズ[編集]
- 特徴的構造:小型サポートメカとの連携による、一般普及型超AIロボットの予備段階。小型サポートメカとの合体による、BP-100シリーズの強化合体機能。市内戦などの密接地域での汎用型戦闘機能。
- 特徴的難点:性能を最大限に引き出す状況がサポートメカもしくはBP-100シリーズとの合体時であるという設計の為、単体での出力面・防御面が全シリーズ内最下位。
- 主な活動場所:通常環境下における単独行動。
第二次ブレイブポリス計画はそれまでの特殊生産式BP-ナンバーズではなく、一般普及型BP-ナンバーズを目的とした為か、BP-600ナンバーの設計はわりとシンプルな物になっている。
理由は定かではないが、BP-600ナンバーはただ一機製作され、当の本人はBP-100シリーズとの強化合体が可能である。[6]、勇者シリーズ全体を通しても珍しい、「単独での変形能力を持たない」勇者ロボ。
- 形式番号 BP-601型 白バイ刑事ガンマックス(声:巻島直樹)
- 開発設計者・藤堂俊助(日本)
- 第二次ブレイブポリス計画においてハイウェイパトロール用として開発されたが、配属直ぐに起きたある事件の影響で、他者を寄せ付けない性格になり、交通課隊員との軋轢によりブレイブポリスに転属となった。
- 英語を多用するアメリカンな皮肉屋だが根は真面目。ある意味誰よりもロボットとしての意識を持ち、物事に対して冷静に、客観的な視覚を持つ。見かけと違い繊細な性格の持ち主で、裏切りに弱く、信じられる相手には文字通り命をかけて守り、助け合う。マクレーンには一目置かれ、デッカードには一時期大反発をしあったが、今では誰よりも強い友情を感じている。勇太のことは「おチビさん」と呼び、普段は一番距離を置いている(ように見える)。技術主任の藤堂俊助とは憎まれ口で語り合う親子のような関係。デッカールームのデスクはシャドウ丸の向かい。
- 名の由来は銃と最高の英語読み(某バイオレンス映画の主人公の名も)。ドリルマックスから続くバイザー勇者で、劇中での素顔の公表は無い(一部のあおりもしくはデータブックのみ確認可能)が一度だけ真下の角度から顔を覗いた場面があり、目の部分が作中では稀有なオレンジ色であると判明している。
- データ
- 全高:5.06m
- 重量:1.86t
- 最高出力:1200馬力
- ガンマックスアーマー
- 全高:5.58m
- 重量:5.766t
- 最高出力:6220馬力
- 基本装備
- 制式拳銃(リボルバー式かつロングバレル)
- ライアットガンカスタム
- データ
- ガンマックス専用サポートメカ・ガンバイク
- ホンダ・ゴールドウイング風のハイウェイパトロール用巨大白バイ「メガバイク」をガンマックス専用に再設計したもの。後部に人間が搭乗するシートが存在、小回りが効き変形機能のないガンマックスの補助を請け負う。ガンマックスは藤堂俊助に新型にしたいといって「物は大切にしなきゃ」云々と説教され、ついには諦めた模様。
- データ
- 全長:6.2m
- 最高速度:時速402km
- 武装
- 対人用機関砲
- データ
- アーマー、キャノンの2形態の合体が可能。ガンマックスアーマーはBP-100シリーズの合体形態の小型化といった感じで、市内・外戦で多様型目的での戦闘などで活躍。背中のローターにより空中での戦闘も可能になるが、長時間の飛行は苦手。マックスキャノンは騎乗した状態でガンバイクがガンマックスを包み込むように変形、ガンバイクのアッパーカウル(と思われる部位)から砲身がせり出し、ジェイデッカー及びファイヤージェイデッカーの強化武器「マックスキャノン」となる。
スコットランドヤード・ブレイブポリス[編集]
英国のブレイブポリス。騎士刑事デュークをナイト、レジーナをクイーンに見立てるとチェスの全ての種類の駒が揃う。ハーメルンシステムにより操られ、同士討ちをした結果、大破してしまう。
デザインは前作マイトガインのダイバーズを流用。名前の由来はビートルズのメンバーからだが作中では詳しい事はわかっていない。
- 形式番号不明 ビショップ刑事ジョン
- 開発設計者=レジーナ・アルジーン(イングランド)
- 形式番号不明 ルーク刑事 ポール
- 開発設計者=レジーナ・アルジーン(イングランド)
- 形式番号不明 キング刑事 リンゴ
- 開発設計者=レジーナ・アルジーン(イングランド)
- 形式番号不明 ポーン刑事 ジョージ
- 開発設計者=レジーナ・アルジーン(イングランド)
外部委託系 人の心を宿した機械[編集]
- ゴットホエール
- 開発設計者=水島四郎(日本) 超AI=藤堂俊助(日本)
- 特徴的構造:絶滅が危惧される鯨の繁殖場の警護。及び密猟者迎撃。
- 特徴的難点:研究等の意見不一致等によって開発中止。
- 主な活動場所:海中区域全般。
- 国際規定により、調査目的以外の捕鯨が禁止されたのにも関らず、今だ人間によって違法捕鯨される現状において、特定区域内の鯨の保護、及び繁殖を目的とした鯨牧場なる施設を守る為に作られたサイボーグ鯨。その頭脳となるメインコンピューターには、当時試作段階であった超AIが使われる(この事から、誕生はデッカード以前、2019年10月前後以前と判断)。
- しかし、鯨としての自立行動と保護機体としてのコントロールの難しさによって開発は難航。しかも、ゴッドホエールの試作AIに開発者・水島四郎博士の子息・水島新の心を不完全ながらコピーした事で(水島博士以外知らなかった)、サイボーグ鯨のコントロールは不可能とみなされて計画は中止。人の心がある事を知らされぬまま、開発陣は海に還した。人であり獣であり、機械であるサイボーグ鯨は自然界の枠に自分の居場所が無いからなのか、それとも宿る人としての心が自らを生み出した人への怒りか、あるいは鯨としての心が海を汚す人を憎んだのか、機械として海を守る為なのかは定かではないが、やがては海洋施設(主に海を汚すプラントなど)を破壊。
- この時、海を汚すのを嫌う宗教的自然保護団体によって、神の座に祭り上げられ、ゴッドホエール(神の鯨)の名がつけられた。
- その後、ブレイブポリスにより捕獲ないし殺害計画が発動。日本にデュークとシャドウ丸が捜査活動を他メンバーは現場へと急行する最中、水島四郎元海洋学博士により、ゴッドホエール誕生の経緯が明らかにされた。
超AIロボット エクセレント社・あるいはノイバー=フォルツォイクによる違法複製機[編集]
新庄によって強奪したカゲロウの超AIを元にBP-ナンバーズの海賊機を開発。ただし、その背景の裏側には、母を奪った復讐を果たすべく暗躍するノイバー=フォルツォイクの影響があり、フォルツォイク母子の尖兵として利用される。
チーフテンナンバー[編集]
- チーフテンシリーズ(声:松尾銀三)
- 開発設計者・ビクティム=オーランド(国籍不明)
- 特徴的構造:純然たる戦闘目的。
- 特徴的難点:心による任務放棄。
- 主な活動場所:全戦闘空域対応。
- 軍事需要部門の新型機として作製が進められ、その結果に生まれたのがチーフテンシリーズである。試作機であるチーフテンIとチーフテンIIは、悪の心をインプットした為に制御が難しく、解決策を求め思案している最中に、最強の機械を追い求めるビクティム=オーランドの手引きで脱走。シャドウ丸、ガンマックスに大打撃を与えた後、デッカードを破壊した。
- その後はチーフテンII二号機(初号機はデュークファイヤーによって大破。超AIの回収は不明だが、四十四話『奪われたボス!』で取引に使われた超AIの数は十一個。ブレイブポリスが8で余りが3なので数は合う)と、量産機のブラックチーフテン(総生産数不明)が作られた。
- 先行する試作機よりも制御された悪の心を植えつけられているものの、最終的には開発者の意図とは背く結果を取る。大半はビッグ・マザーと共に海へと消えたが、アンドロイド体であった頃のビクティムを救った一体だけは半壊ながらも生き延び、再び眠りにつくフォルツォイク親子の墓守を務めた。
- 名の由来は、 (盗賊などの)頭目, かしら; (clanやtribeの)族長の意。
かつて人であった者[編集]
- ビクティム(声:子安武人)
- 開発設計者・ノイバー=フォルツォイク(エトニア共和国)
- 特徴的構造:ノイバーの影武者、及び固体での最高戦闘能力。
- 特徴的難点:心による任務放棄。
- 主な活動場所:全戦闘空域対応。
- エクセレント社の技術者、ビクティム=オーランドはトニー=クルセイダー(ノイバーの偽名)の誘いを断った為、彼によって殺害される。ノイバー=フォルツォイクはその記憶をビクティムに似せたアンドロイドの超AIに移植し、チーフテンシリーズ開発者として表面的な超AI犯罪者として操った末に全ての記憶を消去。チーフテンによって培われた全ての技術を結集して作り上げた巨大ロボ・ビクティムとして復活。操られているとは知らず、自分の信念を貫き通す。
- 最終的に、ビクティム=オーランドとしての記憶が戻ったのかは定かではないが、心ある者として目覚め、ブレイブポリスと共にビッグ・マザーと戦う。
- 脱出間際、マッド・マザーを救う為ブレイブポリスの元を離れ崩壊するビッグ・マザーと共に海の底へと消える。その後、異星人カピアにより導かれ、新たな道を歩む事になる。ラストシーンでの姿(ボディ)はエクスカイザーそっくりである。(ただし、エクスカイザーのようなブレストチェンジ機能や、合体用のサポートメカが存在するのかは不明)
- 名の由来は、犠牲者、またはいけにえを意味するビクティム【victim】から。
登場超AIロボット その他[編集]
- アビス
- エクセレント社が開発した潜水空母。制御用コンピュータに強奪したカゲロウの超AIを使用している。
- アビスガード
- カゲロウの能力をコピーしたロボット。
- シンキングソード“断”
- ビクティムがガイゾナイトと超AIを融合させて作り出したチーフテン用の剣。
- サタンジェイデッカー
- 大破したジェイデッカーのボディにガイゾナイトが融合した異形の姿。当然ながらデッカードの意志は存在せず、ビクティムの意のままに操られていた。
登場犯罪者&使用メカ[編集]
- ドクトルガウス(声:戸谷公次)
- 磁力工学を悪用するマッドサイエンティスト。人呼んで『磁力の悪魔』。強奪したロボットを武器として改造し、犯罪組織へ売りさばく死の商人でもある。彼がデッカードを強奪しようとした事で、勇太とデッカードの出会いを作ることになる。
- デスマグネ
- ドクトルガウスのメカ。胸のメインコイルから磁力ビームを放つが、同時にそこが弱点である。
- キャトー・ノリヤス(声:郷里大輔)
- 自称『闇の魔人』。式神を使うことから陰陽師らしい。東京を壊滅させるためエアマニア共和国空軍の兵器を盗み出す。モデルはおそらく『帝都物語』に登場する“魔人”加藤保憲であると思われる。
- フライトバトラー/バルバロッサ
- キャトーが盗み出したエアマニア共和国空軍の最新兵器。フライトバトラーは人型ロボットへの変形機構を持つ戦闘機。バルバロッサはフライトバトラーの母艦をかねた重爆撃機。東京を爆撃しようとしたがすべてジェイデッカーに撃墜される。
- ドゥインク(声:島田敏)
- ピエロの様なメイクが特徴のバイオ科学者。『トレンドのモトモト』という特殊ガスを町に散布し、妙なトレンドを流行らせた愉快犯。
- ムッシュ・モンドー(声:梁田清之)
- 『闇の仕事人』の二つ名を持つ裏社会きっての暗殺者。「~ザンス」というしゃべり方が特徴的。ある筋から勇太の暗殺を依頼されていた。名前の元ネタは中村主水と思われる。
- スティンガー/チェリーブロッサム/マイタイ/スクリュードライバー/ブラックルシアン
- いずれもモンドーが使う暗殺用メカ。小型メカ(スティンガー、チェリーブロッサム、マイタイ)から人型ロボ(スクリュードライバー)、さらには巨大ロボ(ブラックルシアン)と多種多様。全てカクテルの名に由来している。
- ガワン
- 違法バイオ兵器を扱う組織が作った『人造巨竜』。周囲の環境にあわせて短時間で進化することができる。
- 若林のびお (声:島香裕)
- 筋肉マニアの美術商兼バイオ科学者。バイオメカを悪用して美術品を盗んでいた。
- ブロンズコング
- 若林が作った巨大バイオメカ。ゴリラのような姿だが一応人型らしい。
- バラメス
- 学名『カバリエントロ・バラエリカ・ドドメス』。勇太の父・勇一郎が持ち帰った木像の中にいた古代昆虫。堅固な装甲と、成虫になってからは酸の燐粉やロボットを作動不良にする颶風を操りブレイブポリスたちを苦しめたが、古代のままの体は工業によって汚染されきった環境に耐え切れず、自然死する。
- 幾何井田三兄弟(声:森川智之,巻島直樹,結城比呂)
- ロボットを過剰なまでに強化するマシンユニット『紅X』を使って盗みを働いていた兄弟。紅Xの開発者で科学者の長男・美輝(よしき)、強盗実行犯の次男・美依(よしや)、美依のサポート役の三男・美灯(よしと)の三人。
- デスメタル
- 幾何井田三兄弟のメカ。紅Xで強化されているため、かなりのパワーを持つ。
- エーリッヒ・フォン・ギガシュタイン3世 (声:笹岡繁蔵)
- 昆虫人間について研究していた学者。昆虫人間たちを操って自らが地下世界の王になろうとしていた。
- ギガゼクター
- ギガシュタインが作った昆虫型巨大メカ。
- 怪盗ライヤー(声:中村大樹)
- 20年前、東京を震撼させた伝説の大泥棒。劇中に登場したライヤーは先代ライヤーの息子である。
- 鋼鉄巨兵マルス
- ライヤーが乗る巨大ロボ。
- 邪神インティ(声:有馬瑞香)
- 数多くの文明を滅ぼしてきた古代の邪神。人に取り付きその欲望をエネルギーとする。
- ダブロボット
- 車とロボットが融合したような異形のメカ。ゴミ処理プラント『砂時計』のコンピュータが異常動作を起こしたため生まれた存在。
- ロバート・キヨシ・稀井(声:松尾銀三)
- 通称ボブ。違法ロボット改造技師。ダブロボット騒動の犯人かと思われていたが実際は違っていた。
- 霧崎(声:中田和宏)
- 元ハイウェイパトロール所属の警官でガンマックスの同僚だったが、暴走族への武器横流しが発覚して懲戒免職された。
- バイクロス
- 4台の大型バイクが合体した霧崎の乗る巨大ロボ。
- ミル・アミーゴ(声:山寺宏一)
- ロボットプロレス『ガンクラップ』の主催者で、武器密輸組織のリーダー。『華麗なる仮面盗賊』を自称する変装の名人。
- アドルフ真藤(声:中田和宏)
- 人工フェアリー『フェイ』を作り出した科学者。
- フェイ(声:宮村優子)
- アドルフ真藤が作り出した人工フェアリー。ドリルボーイと仲良くなるが
- ジャイロボットの攻撃からドリルボーイを庇って死んでしまう。
- ジャイロボット
- 真藤の乗る巨大ロボ。
- ガイゾナイト
- 宇宙から地球に飛来した『隕石生物』。電波を発して機械を操ることができる。
- ダストゴン
- ガイゾナイトの力で粗大ゴミが融合した巨大ロボ。
- メカザウラー
- 全身に火器を搭載した巨大ロボ。ブレイブポリスの戦闘データ採取用にビクティムが送り込んだ。
- シスター七瀬(声:定岡小百合)
- ミッション系女子校『聖アンジェラ学院』の寮長。その正体は某国の工作員で、サイキックエージェント候補探しのため学院に潜入していた。
- サイコガンナー
- 念力で動く巨大ロボ。外部に傷一つ付けずに動力ケーブルのみを切断する、といったことができる。
- ウェザード
- 気象コントロールマシン。兵器に改造されたうえ暴走し、超大型台風を発生させてしまう。
- バブルガム・シスターズ(声:篠原あけみ,夏樹リオ)
- 自称『ハイテンションゲーマー』。天才的なプログラマーでもある。
- ヤヌス
- 光学迷彩を搭載したロボット。電波を発してセンサー類を撹乱させ、幻覚を見せることが可能。
- エドガー・ポプキンス(声:喜多川拓郎)
- 新型射撃管制システム『ガンピュレーター』の開発者。ブレイブポリスに挑戦状を送りつける。
- アームガン
- エドガーのメカ。ガンピュレーターを搭載しているため100%の命中率を誇る。
- 間芝史郎(声:子安武人)
- 違法バイオシンジケートの科学者。実はクローンで、オリジナルは既に組織内の抗争で殺害されていた。
- 久世(声:戸谷公次)
- 間芝と同じ組織のバイオ科学者で、オリジナルの間芝を殺害した張本人。
- ヘモ・レヴィン(声:中田譲治)
- ゴッドホエールを『神』として崇める宗教的自然保護団体のリーダー。
- マギー・出門(声:千葉耕市)
- プラズマ工学を悪用してお化けを作り出す『科学の地上げ屋』。とある妖怪に顔がそっくり。
- 円柩寺靖子(声:宮村優子)
- 高価な車や昔の名車を強奪し売りさばく闇の自動車ブローカー。
- バラック星人(声:二又一成)
- 宇宙の犯罪者。事故で行方不明になった宇宙開発機構のパイロット・ギャモン少尉に変装して地球に侵入した。
- バラクロン
- バラック星人が送り込んだロボット怪獣。地球の武器が一切通用しなかったが、ハイジャス人の力でシャドウ丸が変形した『ブレイブキャノン』によって倒される。
- ビッグ・マザー
- 超巨大要塞。内部に大量のブラックチーフテン及びハーメルンシステム作動装置『ハーメルンの笛』を搭載している。
- マッド・マザー
- フォルツォイク母子が乗る『最強の殺戮マシン』。武器は手に持った大鎌と全身から展開する触手状の棘、腹部に内蔵されたビーム砲。
放送リスト[編集]
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場犯罪者、メカなど |
---|---|---|---|
1994/2/5 | 1 | ロボット刑事登場 |
|
1994/2/12 | 2 | その名はジェイデッカー |
|
1994/2/19 | 3 | 心ある仲間たち |
|
1994/2/26 | 4 | ボスは小学4年生 |
|
1994/3/5 | 5 | 人造巨龍ガワン |
|
1994/3/12 | 6 | トレンドにご用心 |
|
1994/3/19 | 7 | 大倒壊 |
(軌道エレベータ) |
1994/3/26 | 8 | 完成! ビルドタイガー | |
1994/4/2 | 9 | 消えた彫像の謎 |
|
1994/4/9 | 10 | 影の刑事 |
|
1994/4/16 | 11 | 激闘! シャドウ丸 |
|
1994/4/23 | 12 | よみがえる古代昆虫 |
|
1994/4/30 | 13 | ロボット強盗団を追え |
|
1994/5/7 | 14 | 6人目の仲間 |
|
1994/5/14 | 15 | 3万年目の友情 |
|
1994/5/21 | 16 | 帰ってきた宿敵 |
|
1994/5/28 | 17 | 邪神インティ |
|
1994/6/4 | 18 | パンダ注意報!? |
|
1994/6/11 | 19 | 爆走! 白バイ刑事 |
|
1994/6/18 | 20 | 狂った砂時計 |
|
1994/6/25 | 21 | 手錠の逃亡者 |
|
1994/7/2 | 22 | 仮面勇者ダンプソン |
|
1994/7/9 | 23 | ぼくの妖精(フェアリー) |
|
1994/7/16 | 24 | 七人の刑事 | |
1994/7/23 | 25 | デッカード殉職 |
|
1994/7/30 | 26 | 新しいリーダー |
|
1994/8/6 | 27 | 完璧な涙 |
|
1994/8/13 | 28 | デッカード 再び |
|
1994/8/20 | 29 | 合体! ファイヤージェイデッカー |
|
1994/8/27 | 30 | 地下都市SOS! | |
1994/9/10 | 31 | 姿なき犯罪者 |
|
1994/9/17 | 32 | 台風が来た! |
|
1994/9/24 | 33 | 小さな勇者 | |
1994/10/1 | 34 | パワージョーの恋 |
|
1994/10/8 | 35 | 勇者警察(ブレイブポリス)パワーアップ計画 |
|
1994/10/15 | 36 | 故郷は遠く |
|
1994/10/22 | 37 | 鯨神狩り |
|
1994/11/5 | 38 | オバケだよ全員集合 |
|
1994/11/12 | 39 | マシンの魂 |
|
1994/11/19 | 40 | ブレイブポリス解散! | |
1994/11/26 | 41 | レジーナ・追憶 | |
1994/12/3 | 42 | 宇宙からの侵略者 |
|
1994/12/10 | 43 | シャドウ丸大砲変化(おおづつへんげ)! 必殺!! ブレイブキャノン |
|
1994/12/17 | 44 | 奪われたボス! |
|
1994/12/24 | 45 | ビッグ・マザー |
|
1995/1/7 | 46 | 史上最大の犯罪 | |
1995/1/21 | 47 | ハートtoハート |
|
1995/1/28 | 48 | さよなら勇太(ボス) |
|
放送ネット局[編集]
- 名古屋テレビ - 北海道テレビ、青森朝日放送、東日本放送、秋田朝日放送、山形テレビ、福島放送、テレビ朝日、新潟テレビ21、長野朝日放送、テレビ山梨、富山テレビ、北陸朝日放送、福井放送、静岡朝日テレビ、朝日放送、瀬戸内海放送、広島ホームテレビ、山口朝日放送、四国放送、テレビ愛媛、テレビ高知、九州朝日放送、長崎文化放送、熊本朝日放送、大分朝日放送、テレビ宮崎、鹿児島放送、琉球放送。
関連商品[編集]
DVD[編集]
- 勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX 1(2006年5月24日)第1話~第25話までを収録、5枚組。
- 勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX 2(2006年6月21日)第26話~第48話までを収録、5枚組。
ビクターエンタテインメントより発売。
CD[編集]
- 勇者警察ジェイデッカー VOl.1(1994年4月21日)サウンドトラック。
- 勇者警察ジェイデッカー VOl.2(1995年1月1日)
- 「勇者警察ジェイデッカー」謎の招待状~今,真実が明かされる時(1994年11月30日)ドラマCD
総てビクターエンタテインメントより発売。
スタッフ[編集]
- 企画:サンライズ
- 原作:矢立肇
- シリーズ構成:川崎ヒロユキ
- キャラクターデザイン:石田敦子
- メカデザイン:大河原邦男
- チーフメカ作監:山根理宏
- デザイン協力:スタジオG-1
- 美術:岡田有章
- 色彩設計:岩沢れい子
- 撮影:松沢宏明、森夏子
- 編集:YAスタッフ、布施由美子、野尻由紀子
- 音楽:岩崎文紀
- 音響:千葉耕市
- 音響制作:千田啓子(クルーズ)
- 録音:整音スタジオ
- 音楽プロデューサー:佐々木史朗、伊藤将生
- 音楽制作:ビクターエンタテイメント
- プロデューサー:加古均(名古屋テレビ)・小原麻美(東急エージェンシー)・古沢文邦(サンライズ)
- 監督:高松信司
- 製作:名古屋テレビ、東急エージェンシー、サンライズ
主題歌[編集]
- OP
- 『HEART TO HEART』(作詞:渡辺なつみ/作曲・編曲:鶴由雄/歌:彩子)
- オープニングアニメーションはボスである勇太とブレイブポリスの刑事たちを順番に紹介していくのが特徴。刑事が増えるごとにどんどん紹介場面や関連場面が追加・変更されていった。このためオープニングアニメーションの変わった回数は勇者シリーズの中でも多いほうである。
トピックス[編集]
- ロボット刑事課「ブレイブポリス」のオフィスは、警視庁裏手にある「警察合同庁舎」の位置に設定されていた。
- 冴島が使用していたメルセデス・ベンツ風の公用車は、放送当時 実際に警視庁警護課の警護車両や総監公用車として使用されていた車両がモデルと思われる。実車も、劇中のそれと同様に「流線型赤色回転灯」を2個付けていた。
- 放映当時、実際に警視庁駐車違反撲滅キャンペーンのマスコットとしてデッカードの着ぐるみが作られ、イベントで活躍した。これは舞台が警視庁と関連が深い設定のためのタイアップ企画だと思われる。こうしたタイアップは他にもDX玩具のパッケージに書かれた交通安全などのスローガン等が挙げられる。着ぐるみはその後、ビデオ特典のDX玩具変形実演にデッカード【本人】として登場した(声も本編同様古澤徹が担当)。
- 主人公の友永勇太はその可愛さから現在でも人気が高いようである。1990年代後半以降ジャンルとして確立した、いわゆるショタコンキャラのさきがけとして彼を挙げる声が多い。
- 韓国語吹替え版の題名は『ロボット捜査隊Kコップ』。劇中に登場する桜の代紋が太極旗に差し替えられている他、シャドウ丸は「シャドウZ」という名前に変更されているなど、韓国での放送にあわせいくつかの変更がなされている。
脚注[編集]
- ↑ 『マイトガイン』34話「悪夢のオンエアー」がそれに当たる。このエピソードでは事件解決の為一時的に超AIを停止するという展開があった。
- ↑ 例としては前者はワルザック帝国や宇宙皇帝にグランダーク、後者はレジェンドラ到達やガイスター逮捕など。
- ↑ チーム名=勇者エクスカイザー・マックスチームのスカイマックス、ダッシュマックス、ドリルマックス 等
- ↑ 兄弟名=勇者王ガオガイガーの氷竜、炎竜、風龍、雷龍、光竜、闇竜(注・ガオガイガー公式記録上は英語・ローマ字表記の為、RYUの漢字が二通りにとられる)
- ↑ ブレイブサーガと新世紀勇者大戦等を除く
- ↑ ハイウェイパトロールに配属はされていたが、ハイウェイには不必要な強化合体機能が搭載されている為、試験期間終了後はそのままブレイブポリスに配属されていたのではないかと言われている。理由については不確かな情報だが、劇中のカゲロウ事件のその後の処置が関係していると言われている
前後番組の変遷[編集]
名古屋テレビ 土曜夕方5時枠のアニメ | ||
---|---|---|
前番組 | 勇者警察ジェイデッカー | 次番組 |
勇者特急マイトガイン | 黄金勇者ゴルドラン | |
TVシリーズ | エクスカイザー - ファイバード - ダ・ガーン - マイトガイン - ジェイデッカー - ゴルドラン - ダグオン - ガオガイガー(キャラクター・メカニック) | ||
---|---|---|---|
OVA | 水晶の瞳の少年 - FINAL | ||
ゲームオリジナル | バーンガーン - レイゼルバー | ||
ゲーム作品 | ブレイブサーガ - ブレイブサーガ2 - アスタリア - 勇者大戦 | ||
関連 | トランスフォーマー(カテゴリ) - エルドラン - ベターマン- マシンロボ | ||
人物 | 開発勇者ハヤバーン - 宣伝勇者ヒロリオン | ||