勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年
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『勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年』(ゆうしゃしれいだぐおん すいしょうのひとみのしょうねん)は1997年10月と12月に発売された日本のオリジナルビデオアニメーション。
概要[編集]
テレビアニメ『勇者指令ダグオン』の最終回後のストーリーで、勇者シリーズ初のOVA作品である。
一部の女性ファンの署名運動などを通じて多数の続編希望が出された経緯があり、そういった層を主なターゲットにしているため作画はTV版の中でも美麗であった柳沢テツヤのものが採用された。ダグテクターのデザインもTV版と異なっているが、これも同様の理由からくるお色直しか、OVAならではの贅沢と思われる。
なお、TV版でダグオン達が使っていたロボット達は一切出てこなかった。理由はエンのビークルは最終戦で「スーパーファイヤーダグオン」となって自爆したため失われており、さらに残ったビークルもエピローグで宇宙警察機構により回収されていたために修理が間に合わなかった為と言われている。
また、本作はVHSの生産数が少なかったためにレンタルビデオ店でも滅多に見られない希少性のある作品であったが、2006年10月に発売された勇者指令ダグオンDVD-BOXⅡに収録され、「幻の作品」となることを逃れた。また、このBOXには、知名度の低い本作の主要ロボット「ファイナルダグオン」のフル可動フィギュアが初めて商品となって付属している。
あらすじ[編集]
サルガッソとの戦いが終わり、ダグオンチームは普通の生活に戻っていた。ある日、エンは追われる少年を助けたことから事件に巻き込まれてしまう。そして、ライも帰ってきてチームは再びダグオンになり、敵に立ち向かう。
登場人物[編集]
- 大堂寺炎:遠近孝一
- 本作の主人公。山海高校二年生。レンタルビデオを返しに行った際に怪しい男たちに追われているケンタを助け、家に匿うことになる。「ミユキ」という名前の犬を飼っている。ファイヤーエンにトライダグオンする。
- ダグコマンダーはガクにあげていたが、質に入れると言って取り返した。
- 広瀬海:子安武人
- 山海学園の風紀委員会の名誉委員長。三年生。着ている学ランがテレビ版とは違い、長ランになる。胸には深紅の薔薇を飾っている。冷静沈着で生真面目。ケンタに会うまでは受験シーズンのため、勉強第一だった模様。ケンタのことを「ケンちゃん」と呼ぶあたり、意外に面倒見がよいようだ。素行の悪い妹に手を焼かされている。ターボカイにトライダグオンする。
- 「神聖な」ダグコマンダーは机の引き出しにしまっていた。
- 沢邑森:山野井仁
- 柔道部のキャプテンで女好きな三年生。前作に引き続き、エリカと付き合っているが、しょっちゅうデートをドタキャンされてしまう。原付の免許、そして当時、珍しかったPHSを持っている。アーマーシンにトライダグオンする。
- ダグコマンダーは押入れに放り込んでいた。
- 風祭翼:結城比呂
- 秀才メガネ少年の三年生。テレビ版よりマッドサイエンティストっぷりに磨きがかかっており、「今やっている研究がばれたら刑務所行き」らしい。また、普段から自白剤を持っている。ウイングヨクにトライダグオンする。
- ダグコマンダーは何故かホルマリン漬けにしていた。
- 刃柴竜:私市淳
- 無口で謎の多い一匹狼。山海高校二年生。病弱な妹がおり、彼女を養うために工事現場やコンビニでアルバイトをしている。敵の部隊に苦戦していたエンたちのピンチを救うなど、前作よりおいしい所を奪っていくようになった。シャドーリュウにトライダグオンする。
- ダグコマンダーは口笛を吹くとどこからか飛んできた鳥から受け取っていた。
- 黒岩激:江川央生
- 風雲高校の番長だったが、学校を卒業して現在は「三河屋」という酒屋で働いている。エンのよきライバル。車の免許を持っており、エンやケンタを軽トラックに乗せて追っ手から逃げたりもした。ドリルゲキにトライダグオンする。
- ダグコマンダーは神棚に置いていた。
- 宇津美雷:山口勝平
- 宇宙警察機構の刑事。テレビ版の最終回で宇宙に帰ったが、「ケンタを捕まえる」という極秘任務のため地球へやって来る。そのため、エンやリュウたちと敵対することになる。今作では部下をまとめる程に成長したが、極秘任務のことを喋ってしまうなど頼りない部分は多少残っている。サンダーライにトライダグオンする。
- 戸部真理亜:長沢美樹
- エンのクラスメイト。オカルト研究部部長の二年生。
- 戸部学:長沢直美
- マリアの弟。エンからダグコマンダーを貰うものの、返すことになってしまう。
- 広瀬渚:かないみか
- カイの妹。見た目は典型的なコギャルでカイとは似ても似つかないが、ケンタのことを「ケンちゃん」と呼ぶあたり、カイと本質は同じなのかもしれない。
- ケンタ:柊美冬
- 本作のキーキャラ。容姿は普通の少年だが、その正体は「デアンドゾル」(「不毛の大地」という意味の言葉)。宇宙空間へ種子を飛ばし、星に落ちた種子はその星の全ての生体エネルギーを吸い尽くしてしまう。これによって数多くの惑星が死滅してきた。最後は、自らエンたちに自分を殺すように頼む。
スタッフ[編集]
- 監督、絵コンテ、演出:望月智充
- 脚本:北嶋博明
- キャラクター原案:オグロアキラ
- キャラクターデザイン、作画監督:柳沢テツヤ
- メカニカルデザイン:やまだたかひろ
- 美術設定:岡田有章
- 撮影監督:桶田一展
- 色彩設計、色指定:増子一美、宇都宮百合子
- 音楽:矢野立美
- 音響監督:千葉耕市
- 製作:サンライズ
主題歌[編集]
- 前編ED
- 「Chanceをくれないか」(作詞:谷穂ちろる/作曲:Edison/編曲:矢野立美/歌:巣瀬哲生)
- 後編ED
- 「永遠の想い出」(作詞:谷穂ちろる/作曲・編曲:矢野立美/歌:巣瀬哲生)
関連商品[編集]
CD[編集]
- 勇者指令ダグオン~水晶の瞳の少年(1997年9月22日) EDを収録したシングルCD。
- 勇者指令ダグオン~水晶の瞳の少年(1997年11月21日)サウンドトラック。
総てビクターエンタテインメントより発売。
TVシリーズ | エクスカイザー - ファイバード - ダ・ガーン - マイトガイン - ジェイデッカー - ゴルドラン - ダグオン - ガオガイガー(キャラクター・メカニック) | ||
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OVA | 水晶の瞳の少年 - FINAL | ||
ゲームオリジナル | バーンガーン - レイゼルバー | ||
ゲーム作品 | ブレイブサーガ - ブレイブサーガ2 - アスタリア - 勇者大戦 | ||
関連 | トランスフォーマー(カテゴリ) - エルドラン - ベターマン- マシンロボ | ||
人物 | 開発勇者ハヤバーン - 宣伝勇者ヒロリオン | ||