衣笠駅
衣笠駅(きぬがさえき)は、神奈川県横須賀市衣笠栄町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線の駅である。
目次
歴史
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 国鉄横須賀線の駅として開業。
- 1961年(昭和36年)2月1日 - 貨物取扱が廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2004年(平成16年)10月16日 - ダイヤ改正により、横須賀線内発着の湘南新宿ラインは逗子駅、大船駅のみに変更となる。これにより、横須賀、久里浜発着の湘南新宿ラインが廃止となる。
- 2009年(平成21年)
- 2014年(平成26年)
- 7月23日 - 新型自動改札機(EG20型)に更新。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅構内には、最長11両編成の列車が停車する。横須賀線は、隣駅の横須賀駅から当駅を経て久里浜駅までが単線であるため、当駅で列車交換が行われる。かつて いつ?短い留置線が駅舎側に1本あったが撤去された。
業務委託駅(JR東日本ステーションサービスに委託)。みどりの窓口(営業時間7:00 - 19:00)、指定席券売機(営業時間4:30 - 23:50)、自動改札機、suicaグリーン券券売機設置駅。また、駅構内の改札外ではコンビニエンスストア(NEWDAYS)と中華料理店(東秀)が営業している。
バリアフリー設備として、車いす対応トイレ、点字運賃表、エレベーターがある。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■横須賀線 | 久里浜行 |
2 | ■横須賀・総武線(快速) | 横浜・東京・千葉・成田空港方面 |
- 改札口とホームは地下通路で結ばれている。
- 4両編成の列車は、ホームの比較的中ほどに停車する。
利用状況
2012年度(平成24年度)の1日平均乗車人員は9,146人である。
駅周辺が市内有数の繁華街である事と周辺人口が多いため、横須賀市内にあるJRの駅では最多だが、単線のため本数が少なく不便であり、京浜急行電鉄の市内主要駅には遠く及ばない。そのため、通勤・通学客には本数の多い横須賀中央駅・汐入駅方面へのバスを使い、そこから京急を利用する客も少なくない。
近年の推移は下記の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 10,786 [1] |
1999年 | 10,546 [2] |
2000年 | 10,219 [2] |
2001年 | 10,066 [3] |
2002年 | 9,971 [3] |
2003年 | 9,782 [4] |
2004年 | 9,415 [4] |
2005年 | 9,245 [5] |
2006年 | 9,182 [5] |
2007年 | 9,185 [6] |
2008年 | 9,326 [6] |
2009年 | 9,166 [7] |
2010年 | 9,087 [8] |
2011年 | 9,100 [9] |
2012年 | 9,146 [10] |
駅周辺
駅の前を神奈川県道27号横須賀葉山線が通り、その周囲に商店が密集している。近年は駅付近にマンションが数多くたてられている。名所・旧跡・余暇施設など
公共施設など
- 学校
- 神奈川県立横須賀高等学校
- 三浦学苑高等学校(私立)
- 横須賀市立衣笠小学校
商業
- 金融機関
バス路線
横須賀市内の駅としては他の鉄道駅から離れた場所に立地している事もあり、多くの路線が集まる。詳細は京浜急行バス衣笠営業所、久里浜営業所、湘南京急バス堀内営業所を参照。
衣笠駅
県道27号線(衣笠通り)に面してバスターミナルが設けられており、京浜急行バス・湘南京急バスが発着している。かつてはバスプールも併設されていたが、現在は移転しており、跡地は有料のモータープールとなっている。
注記なき路線は京浜急行バスによる運行。
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- 須1 - 衣笠十字路・聖徳寺坂上・横須賀中央駅経由 横須賀駅ゆき
- 5番乗り場
衣笠十字路
駅から500m程東、県道27号線と県道26号線(三崎街道)の交点付近に位置する京浜急行バス・湘南京急バスの停留所で、衣笠営業所と車庫が併設されている。衣笠駅発着路線の一部に加え、同駅を経由しない横須賀市中心部と西部、三浦市方面を結ぶ路線が通る。出入庫のため南方・北方への始発・終着便もあり、営業所寄りのバス停には待合室が設置されている。
- 営業所寄りバス停
- 須1 - 衣笠駅ゆき
- 衣2 - 武山経由 三浦海岸駅ゆき
- 衣3 - 武山経由 横須賀市民病院ゆき(本数少)
- 須3 - 武山経由 横須賀市民病院ゆき
- 衣53 - 山科台・武山経由 横須賀市民病院ゆき(本数少)
- 須53 - 山科台・武山経由 横須賀市民病院ゆき(本数少)
- 衣4 - 武山・横須賀市民病院経由 大楠芦名口ゆき(本数少)
- 須4 - 武山・横須賀市民病院経由 大楠芦名口ゆき
- 衣54 - 山科台・武山・横須賀市民病院経由 大楠芦名口ゆき(本数少)
- 須54 - 山科台・武山・横須賀市民病院経由 大楠芦名口ゆき(本数少)
- 衣5 - 武山・横須賀市民病院・大楠芦名口経由 長井ゆき
- 須5 - 武山・横須賀市民病院・大楠芦名口経由 長井ゆき
- 衣55 - 山科台・武山・横須賀市民病院・大楠芦名口経由 長井ゆき(祭日1本のみ)
- 須55 - 山科台・武山・横須賀市民病院・大楠芦名口経由 長井ゆき
- 衣6 - 長井経由 三崎口駅ゆき(本数少)
- 須6 - 長井・三崎口駅経由 三崎東岡ゆき
- 須7 - 長井・三崎口駅・三崎東岡経由 三崎港ゆき
- 須8 - 長井経由 三崎口駅ゆき
- 須11 - 武山・YPRセンターゆき(平日朝のみ)
- 野3 - 岩戸団地経由 YRP野比駅ゆき
- 久17 - 森崎団地・北久里浜駅経由 JR久里浜駅ゆき
- 北久17 - 森崎団地経由 北久里浜駅ゆき
- 衣30 - 衣笠駅/五郎橋経由 堀ノ内駅ゆき(湘南京急)
- 衣35 - 衣笠駅/五郎橋経由 JR久里浜駅ゆき(湘南京急)
- 美容室寄りバス停
京急武山線
隣の駅
1945年の終戦直前にあたる一時期のみ、横須賀~衣笠間に相模金谷仮乗降場という海軍工廠通勤客のための専用停車場が設けられていた事があった。
脚注
- ↑ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)220ページ
- ↑ 2.0 2.1 神奈川県県勢要覧(平成13年度)222ページ
- ↑ 3.0 3.1 神奈川県県勢要覧(平成15年度)220ページ
- ↑ 4.0 4.1 神奈川県県勢要覧(平成17年度)222ページ
- ↑ 5.0 5.1 神奈川県県勢要覧(平成19年度)224ページ
- ↑ 6.0 6.1 神奈川県県勢要覧(平成21年度)238ページ
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」