地域高規格道路
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地域高規格道路(ちいきこうきかくどうろ)とは、高規格幹線道路網と一体となって高速交通体系の役割を果たし、地域構造を強化する規格の高い道路である。
種類
都市圏自動車専用道路
仙台・東京・名古屋・大阪・広島・北九州・福岡のそれぞれの都市圏内の都市高速道路及び重要路線が該当する。
一般
地域高規格道路に指定されているもののうち、都市圏自動車専用道路でないもの全てが該当する。仙台・東京・名古屋・大阪・広島・北九州・福岡の各都市圏内であっても一般に分類されているものがある。
2003年に地域高規格道路の構造要件が緩和されたことから、道路構造令における自動車専用道路でない規格である第3種第1級、第3種第2級、第4種第1級の道路として整備することも可能になった。その為、一般道路として整備される路線計画もある。
機能
地域高規格道路は、次のいずれかの機能を有する。
- 連携機能:通勤圏域の拡大や、都市と農山村地域との連帯の強化により、地域集積圏の拡大を図る。
- 交流機能:高規格幹線道路を補完し、物資の流通、人の交流の活発化を促し、地域集積圏間の交流を図る。
- 連結機能:空港・港湾などの広域的交流拠点や地域開発拠点などと連結する。
道路規格
地域高規格道路は、4車線以上の車線を確保し[1]、自動車専用道路もしくはこれと同等の高い規格を有し、60-80km/hの高速サービスを提供[2]できる道路として整備される。
整備計画
1992年6月22日の道路審議会建議「今後の道路整備のあり方」において地域高規格道路の導入が必要とされ、これを受けて、第11次道路整備五箇年計画においてその整備が定められた。1994年12月16日に、各地方建設局や都道府県等からの要望に基づいて、地域高規格道路として整備を進める「計画路線」138路線、整備を進める妥当性等についての基礎的な調査を行う「候補路線」107路線が指定された。1998年6月16日に第2回指定として、計画路線54路線、候補路線35路線が追加され、第1回指定と併せて、計画路線186路線(6950km)、候補路線110路線となった。